JP3670035B2 - 配管用クランプ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、主として自動車における燃料用デリバリパイプなどの金属製パイプをホールドした状態で所定の配管箇所(車体など)に固定される配管用クランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に従来の配管用クランプが斜視図で示されている。この図面で明らかなようにクランプは、受承部材40と押え部材42とによって構成され、これらの両部材40,42は金属プレート44にゴム45を接着した構造となっている。そして両部材40,42をそれぞれのゴム45の合わせ面間に金属製のパイプ30(デリバリパイプ)を挟んだ状態で接合させ、両部材40,42に挿通させたボルト48を車体などに締付ける。これによってクランプは前記パイプ30をホールドした状態で固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の配管用クランプは、前記受承部材40と押え部材42とに分かれているので、作業前の取扱いや部品管理が煩雑であり、また前記のようにパイプ30をホールドして固定するときの作業性も悪い。
本発明が解決しようとする課題は、パイプをホールドするための受承部と押え部とを一体化することにより、クランプの取扱いや管理を容易とし、かつ作業性の向上を図ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の配管用クランプはつぎのように構成されている。
すなわち剛性の高いパイプをホールドした状態で所定の配管箇所にボルトで固定される配管用クランプであって、前記パイプを受ける受承部と、この受承部を覆うように変形可能な押え部とが一体に形成され、しかも前記ボルトの挿通可能で、かつこのボルトの締付け力を支えるカラーが挿入された取付け孔を備え、前記押え部は前記ボルトを前記取付け孔に挿通させて締付けることにより前記の変形が生じるように前記カラーの端面よりも突出させている。
【0005】
【作用】
この構成によれば前記受承部にパイプをセットした後、前記取付け孔にボルトを挿通させて前記配管箇所に締付けることにより、このボルトの締付け力が前記カラーで支えられる前に前記押え部が変形して前記パイプを受承部の側に押付ける。これによって前記パイプがクランプでホールドされるとともに、このクランプが前記配管箇所に固定され、その作業性が向上する。
なお前記受承部と押え部とが一体であることから、クランプの取扱いや管理も容易となる。
【0006】
【実施例】
つぎに本発明の実施例を図1〜6にしたがって説明する。
図1は配管用クランプの正面図、図2はその平面図、図3は配管用クランプの斜視図、図4は配管用クランプの断面図である。これらの図面で示されているようにクランプの両側部には溝形状の受承部10がそれぞれ形成されており、これらの受承部10は後で説明するパイプ30を受ける形状になっている。また両受承部10と隣接する部分は、それぞれリップ形状の押え部12となっている。なおクランプは合成樹脂などの弾性材で一体に形成され、したがって前記の両受承部10と押え部12とが一体であるとともに、両押え部12はそれぞれの受承部10を覆うように弾性変形可能である。
【0007】
前記の両押え部12の間、つまりクランプのほぼ中央部には上下に貫通する取付け孔16が形成されている。この取付け孔16には金属などの剛性を有する材質で円筒状に形成されたカラー18が挿入されている。このカラー18はクランプの成形時にインサート成形によって設けてもよく、クランプの成形後に差し込んでもよい。なお前記の両押え部12はカラー18の上端面よりも突出する寸法に設定されている。
【0008】
前記取付け孔16(カラー18の中空部)に対しては、図3,4で示すボルト20の挿通が可能である。このボルト20は図4で示す配管箇所34(車両のボデーなど)に固定されたナット36にねじ込んで締付け可能であり、またボルト20の頭部21側にはクランプの両押え部12に干渉する大きさ(径)のフランジ22が形成されている。ただし、このフランジ22はボルト20と別体のワッシャなどに代えてもよい。
【0009】
さて前記構成のクランプによってパイプ30をホールドして前記配管箇所34に固定するには、まず前記の両受承部10にパイプ30をそれぞれセットする。そして前記ボルト20を前記取付け孔16に挿通させ、かつ前記配管箇所34のナット36に締付ける。その状態が図5の斜視図及び図6の断面図で示されている。これらの図面から明らかなように前記ボルト20の締付けに伴い、前記フランジ22によって前記の両押え部12が前記パイプ30の外周をそれぞれの受承部10側へ押付けるように変形する。
なお前記ボルト20の締付け力は、図6から明らかなように前記フランジ22と前記配管箇所34との間に介在している前記カラー18によって支えられ、クランプはパイプ30をホールドした状態で配管箇所34に固定される。また前記パイプ30は例えば金属製の燃料用デリバリパイプであって所定の剛性を有している。
【0010】
【発明の効果】
本発明は、クランプの取扱いや管理が容易になるとともに、パイプをホールドして固定するときの作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】配管用クランプの正面図である。
【図2】配管用クランプの平面図である。
【図3】配管用クランプの斜視図である。
【図4】配管用クランプの断面図である。
【図5】クランプによるパイプのホールド状態を表した斜視図である。
【図6】クランプによるパイプのホールド状態を表した断面図である。
【図7】従来の配管用クランプを表した斜視図である。
【符号の説明】
10 受承部 12 押え部
16 取付け孔 18 カラー
20 ボルト 30 パイプ
34 配管箇所

Claims (1)

  1. 剛性の高いパイプをホールドした状態で所定の配管箇所にボルトで固定される配管用クランプであって、
    前記パイプを受ける受承部と、この受承部を覆うように変形可能な押え部とが一体に形成され、しかも前記ボルトの挿通可能で、かつこのボルトの締付け力を支えるカラーが挿入された取付け孔を備え、前記押え部は前記ボルトを前記取付け孔に挿通させて締付けることにより前記の変形が生じるように前記カラーの端面よりも突出させていることを特徴とした配管用クランプ。
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