JPH0714716B2 - ステアリングホイール - Google Patents
ステアリングホイールInfo
- Publication number
- JPH0714716B2 JPH0714716B2 JP63208648A JP20864888A JPH0714716B2 JP H0714716 B2 JPH0714716 B2 JP H0714716B2 JP 63208648 A JP63208648 A JP 63208648A JP 20864888 A JP20864888 A JP 20864888A JP H0714716 B2 JPH0714716 B2 JP H0714716B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boss
- weight body
- weight
- fixed
- plate
- Prior art date
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- Steering Controls (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ダイナミックダンパーと称する振動抑制装置
を備えた自動車などのステアリングホイールに関する。
を備えた自動車などのステアリングホイールに関する。
(従来の技術) 従来、たとえば特開昭62−43359号公報に記載されてい
るように、ボス上に固着されるベースプレートと、この
ベースプレートの上方に配設された錘体と、これらベー
スプレートおよび錘体間に介在されて両者を連結する弾
性を有する支持体とからなる振動抑制装置を備えたステ
アリングホイールが知られている。そして、従来のこの
種のステアリングホイールにおいては、ゴム製の支持体
の両端をベースプレートと錘体とにそれぞれ加硫接着し
た構造が採られていた。
るように、ボス上に固着されるベースプレートと、この
ベースプレートの上方に配設された錘体と、これらベー
スプレートおよび錘体間に介在されて両者を連結する弾
性を有する支持体とからなる振動抑制装置を備えたステ
アリングホイールが知られている。そして、従来のこの
種のステアリングホイールにおいては、ゴム製の支持体
の両端をベースプレートと錘体とにそれぞれ加硫接着し
た構造が採られていた。
しかしながら、この従来の構造では、ゴムのインサート
成形を行なわなければならないため、量産性が悪く、と
くにゴムの型喰い切りなどの成形上の問題から設計上の
制約があるとともに、接着のため、信頼性に欠けるとい
う不利が生じていた。
成形を行なわなければならないため、量産性が悪く、と
くにゴムの型喰い切りなどの成形上の問題から設計上の
制約があるとともに、接着のため、信頼性に欠けるとい
う不利が生じていた。
とくに、大きな錘体に直接ゴム製の支持体を接着するの
では、型構造が複雑になり、また、加硫接着できる材質
は限られているため、錘体の材質も制約される。そこ
で、上記公報に記載のステアリングホイールでは、錘体
本体にねじ止めされる薄い保持プレートに支持体を加硫
接着する構造を採っている。しかしながら、やはり加硫
接着は錘体側とベースプレート側との両方で行なってお
り、加硫接着を行なうことによる上述の不利が解消され
るものではない。
では、型構造が複雑になり、また、加硫接着できる材質
は限られているため、錘体の材質も制約される。そこ
で、上記公報に記載のステアリングホイールでは、錘体
本体にねじ止めされる薄い保持プレートに支持体を加硫
接着する構造を採っている。しかしながら、やはり加硫
接着は錘体側とベースプレート側との両方で行なってお
り、加硫接着を行なうことによる上述の不利が解消され
るものではない。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、振動抑制装置を備えたステアリングホイ
ールでは、ボス側に錘体を弾性的に連結するゴム製の支
持体を錘体側とボス側との両方で加硫接着していたた
め、量産性が悪く、信頼性にも欠ける問題があった。
ールでは、ボス側に錘体を弾性的に連結するゴム製の支
持体を錘体側とボス側との両方で加硫接着していたた
め、量産性が悪く、信頼性にも欠ける問題があった。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもの
で、生産性に優れるとともに、安定した性能の振動抑制
装置を備えたステアリングホイールを提供することを目
的とするものである。
で、生産性に優れるとともに、安定した性能の振動抑制
装置を備えたステアリングホイールを提供することを目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、ステアリングシ
ャフト17に固着されるボス18と、このボス18上に配設さ
れた振動抑制装置31とを備え、また、上記振動抑制装置
31が、錘体32と、この錘体32に一端側が固定され上記ボ
ス18と一体的なボス側固定部21に他端側が固定される弾
性を有する支持体41とを有するステアリングホイールに
おいて、上記錘体32に被係止部35を形成した上で、この
錘体32の側部に嵌合されるとともにこの錘体32の被係止
部35に弾性的に係合されて嵌合状態を保持する係止部50
を有するほぼコ字形状のクランプ46と上記錘体32とによ
り、上記支持体41の一端側を挾着してこの錘体32に固定
したものである。
ャフト17に固着されるボス18と、このボス18上に配設さ
れた振動抑制装置31とを備え、また、上記振動抑制装置
31が、錘体32と、この錘体32に一端側が固定され上記ボ
ス18と一体的なボス側固定部21に他端側が固定される弾
性を有する支持体41とを有するステアリングホイールに
おいて、上記錘体32に被係止部35を形成した上で、この
錘体32の側部に嵌合されるとともにこの錘体32の被係止
部35に弾性的に係合されて嵌合状態を保持する係止部50
を有するほぼコ字形状のクランプ46と上記錘体32とによ
り、上記支持体41の一端側を挾着してこの錘体32に固定
したものである。
(作用) 本発明のステアリングホイールでは、組立時、弾性を有
する支持体41の一端側を挟んで、錘体32の側部にほぼコ
字形状のクランプ46を嵌合する。そうすると、このクラ
ンプ46の係止部50が錘体32の被係止部35に弾性的に係合
されてクランプ46が錘体32に係止されるとともに、これ
らクランプ46と錘体32とに挾着さて支持体41の一端側が
錘体32に固定される。また、支持体41の他端側はボス18
と一体的なボス側固定部21に固定する。こうして、ボス
18側に錘体32が弾性的に連結され、振動抑制装置31が組
付けられる。そして、使用時には、エンジン作動中や走
行時の振動に対して、ボス18側に弾性的に連結された錘
体32が、ステアリングホイールの固有振動を制振させ
る。
する支持体41の一端側を挟んで、錘体32の側部にほぼコ
字形状のクランプ46を嵌合する。そうすると、このクラ
ンプ46の係止部50が錘体32の被係止部35に弾性的に係合
されてクランプ46が錘体32に係止されるとともに、これ
らクランプ46と錘体32とに挾着さて支持体41の一端側が
錘体32に固定される。また、支持体41の他端側はボス18
と一体的なボス側固定部21に固定する。こうして、ボス
18側に錘体32が弾性的に連結され、振動抑制装置31が組
付けられる。そして、使用時には、エンジン作動中や走
行時の振動に対して、ボス18側に弾性的に連結された錘
体32が、ステアリングホイールの固有振動を制振させ
る。
(実施例) 以下、本発明のステアリングホイールの一実施例を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
このステアリングホイールは、形状的には、第3図に示
すように、中央部のボス部11と、周辺部の円環状のリム
部12と、これらボス部11およびリム部12を連結するスポ
ーク部13とからなっている。上記ボス部11は、ホーンパ
ッドなどの外殻体16を有しているとともに、第1図に示
すように、この外殻体16内に位置しステアリングシャフ
ト17に固着される円筒形状の金属製のボス18を有してお
り、このボス18の内部は上記ステアリングシャフト17の
上端部がセレーション嵌合およびテーパ嵌合される貫通
孔19となっている。また、上記ボス18上には、ボス側固
定部としてのボスプレート21が溶接されている。また、
このボスプレート21と一体的なスポーク芯金22の先端に
はリム芯金23が溶接されており、これら芯金22,23は合
成樹脂製の被覆24により覆われている。
すように、中央部のボス部11と、周辺部の円環状のリム
部12と、これらボス部11およびリム部12を連結するスポ
ーク部13とからなっている。上記ボス部11は、ホーンパ
ッドなどの外殻体16を有しているとともに、第1図に示
すように、この外殻体16内に位置しステアリングシャフ
ト17に固着される円筒形状の金属製のボス18を有してお
り、このボス18の内部は上記ステアリングシャフト17の
上端部がセレーション嵌合およびテーパ嵌合される貫通
孔19となっている。また、上記ボス18上には、ボス側固
定部としてのボスプレート21が溶接されている。また、
このボスプレート21と一体的なスポーク芯金22の先端に
はリム芯金23が溶接されており、これら芯金22,23は合
成樹脂製の被覆24により覆われている。
つぎに、上記ボス18の上方に配設された振動抑制装置31
について、第2図を加えて説明する。
について、第2図を加えて説明する。
32はほぼ直方体状の金属製の錘体で、この錘体32の中央
部には、上記ボス18に上方から対向する円形の開口部33
が形成されている。また、上記錘体32の両側部中央に
は、その上面から側面を通って下面に回り込むようにし
て、浅い嵌合凹部34がそれぞれ形成されている。そし
て、これら嵌合凹部34の上面側の先端部には、断面3角
形状で溝状の被係止部としての被係止凹部35がそれぞれ
形成されている。一方、上記各嵌合凹部34の下面側の先
端部には円形の嵌合孔36が形成されている。
部には、上記ボス18に上方から対向する円形の開口部33
が形成されている。また、上記錘体32の両側部中央に
は、その上面から側面を通って下面に回り込むようにし
て、浅い嵌合凹部34がそれぞれ形成されている。そし
て、これら嵌合凹部34の上面側の先端部には、断面3角
形状で溝状の被係止部としての被係止凹部35がそれぞれ
形成されている。一方、上記各嵌合凹部34の下面側の先
端部には円形の嵌合孔36が形成されている。
41は弾性体たとえばゴムなどからなる一対の支持体で、
この支持体41は、ほぼ円柱状に形成されているととも
に、上端部と下端部に円板状のフランジ部42,43をそれ
ぞれ有している。そして、これらフランジ部42,43内に
は、剛体たとえば金属からなる円板状のインサート体44
が埋設されている。また、少なくとも上側のフランジ部
42は、上記錘体32の嵌合孔36内に嵌合可能な形状になっ
ている。
この支持体41は、ほぼ円柱状に形成されているととも
に、上端部と下端部に円板状のフランジ部42,43をそれ
ぞれ有している。そして、これらフランジ部42,43内に
は、剛体たとえば金属からなる円板状のインサート体44
が埋設されている。また、少なくとも上側のフランジ部
42は、上記錘体32の嵌合孔36内に嵌合可能な形状になっ
ている。
46は金属板などを屈曲してなる一対のクランプで、この
クランプ46は、上板部47と側板部48と下板部49とを有し
て、側面視ほぼコ字形状になっており、上記錘体32の嵌
合凹部34内に嵌合可能となっている。そして、上記上板
部47の先端部には、上記錘体32の被係止凹部35に弾性的
に係合される下方へ突出した側面視ほぼく字状の係止部
50が一体に形成されている。一方、上記下板部49には、
この下板部49の先端縁に至りかつその先端縁と反対側の
部分が半円形状をなす切欠部51が形成されている。そし
て、この切欠部51の幅は、上記支持体41の径より若干大
きくなっているとともに、そのフランジ部42に埋設され
たインサート体44の径よりも小さくなっている。
クランプ46は、上板部47と側板部48と下板部49とを有し
て、側面視ほぼコ字形状になっており、上記錘体32の嵌
合凹部34内に嵌合可能となっている。そして、上記上板
部47の先端部には、上記錘体32の被係止凹部35に弾性的
に係合される下方へ突出した側面視ほぼく字状の係止部
50が一体に形成されている。一方、上記下板部49には、
この下板部49の先端縁に至りかつその先端縁と反対側の
部分が半円形状をなす切欠部51が形成されている。そし
て、この切欠部51の幅は、上記支持体41の径より若干大
きくなっているとともに、そのフランジ部42に埋設され
たインサート体44の径よりも小さくなっている。
56は金属板などからなるほぼ平板状の抑えプレートで、
この抑えプレート56の中央部には、上記ステアリングシ
ャフト17の上端部が貫通される貫通孔57が形成されてい
る。また、上記抑えプレート56の左右両側部には、上記
支持体41の下側のフランジ部43が内部に嵌合可能な抑え
部58が上方へ膨出させてそれぞれ形成されているととも
に、これら抑え部58の中央部から上記支持体41の左右両
側縁に至る切欠部59がそれぞれ形成されている。そし
て、この切欠部59の幅は、上記支持体41の径より若干大
きくなっているとともに、そのフランジ部43に埋設され
たインサート体44の径よりも小さくなっている。なお、
上記切欠部59の抑え部58に位置する先端部は半円形状に
なっている。
この抑えプレート56の中央部には、上記ステアリングシ
ャフト17の上端部が貫通される貫通孔57が形成されてい
る。また、上記抑えプレート56の左右両側部には、上記
支持体41の下側のフランジ部43が内部に嵌合可能な抑え
部58が上方へ膨出させてそれぞれ形成されているととも
に、これら抑え部58の中央部から上記支持体41の左右両
側縁に至る切欠部59がそれぞれ形成されている。そし
て、この切欠部59の幅は、上記支持体41の径より若干大
きくなっているとともに、そのフランジ部43に埋設され
たインサート体44の径よりも小さくなっている。なお、
上記切欠部59の抑え部58に位置する先端部は半円形状に
なっている。
そうして、組立にあたっては、たとえばまず、ステアリ
ングシャフト17の上端部に、ボス18の貫通孔19を嵌合す
るとともに、抑えプレート56の貫通孔57を嵌合し、ステ
アリングシャフト17の貫通孔57から上方へ突出した部分
にナッナ61を螺着して、ステアリングシャフト17にボス
18を固着するとともに、このボス18およびボスプレート
21に押えプレート56を固着する。
ングシャフト17の上端部に、ボス18の貫通孔19を嵌合す
るとともに、抑えプレート56の貫通孔57を嵌合し、ステ
アリングシャフト17の貫通孔57から上方へ突出した部分
にナッナ61を螺着して、ステアリングシャフト17にボス
18を固着するとともに、このボス18およびボスプレート
21に押えプレート56を固着する。
つぎに、この抑えプレート56の左右の切欠部59に各支持
体41の下側のフランジ部43の上方の部分を左右外側から
挿入し、これらフランジ部43を抑えプレート56の抑え部
58内に各々嵌合させる。
体41の下側のフランジ部43の上方の部分を左右外側から
挿入し、これらフランジ部43を抑えプレート56の抑え部
58内に各々嵌合させる。
ついで、各支持体41の上側のフランジ部42を錘体32の左
右両側下部の嵌合孔36にそれぞれ嵌合させる。そして、
錘体32の左右両側の嵌合凹部34に各クランプ46を左右外
側方からそれぞれ嵌着する。このとき、各クランプ46の
下板部49の切欠部51に各支持体41の上側のフランジ部42
の下方の部分がそれぞれ挿入される。これとともに、各
クランプ46が若干弾性変形することにより、これらクラ
ンプ46の係止部50が錘体32の被係止凹部35にそれぞれ係
合され、各クランプ46が錘体32に係止される。
右両側下部の嵌合孔36にそれぞれ嵌合させる。そして、
錘体32の左右両側の嵌合凹部34に各クランプ46を左右外
側方からそれぞれ嵌着する。このとき、各クランプ46の
下板部49の切欠部51に各支持体41の上側のフランジ部42
の下方の部分がそれぞれ挿入される。これとともに、各
クランプ46が若干弾性変形することにより、これらクラ
ンプ46の係止部50が錘体32の被係止凹部35にそれぞれ係
合され、各クランプ46が錘体32に係止される。
この状態で、係止部50と被係止凹部35との係合により錘
体32への嵌合状態が保持された各クランプ46の下板部49
と、錘体32の各嵌合凹部34とで各支持体41の上側のフラ
ンジ部42が挾着されることによって、これらフランジ部
42が錘体32にそれぞれ固定される。また、この錘体32に
固定された各支持体41の下側のフランジ部43が、ボスプ
レート21と、押えプレート56の各抑え部58とで挾着され
ることによって、上記下側のフランジ部43がボスプレー
ト21にそれぞれ固定される。もちろん、下側の各フラン
ジ部43は、抑えプレート56の各切欠部59の先端縁が互い
に逆方向から当接しているので、ボスプレート21に対し
てずれることはない。
体32への嵌合状態が保持された各クランプ46の下板部49
と、錘体32の各嵌合凹部34とで各支持体41の上側のフラ
ンジ部42が挾着されることによって、これらフランジ部
42が錘体32にそれぞれ固定される。また、この錘体32に
固定された各支持体41の下側のフランジ部43が、ボスプ
レート21と、押えプレート56の各抑え部58とで挾着され
ることによって、上記下側のフランジ部43がボスプレー
ト21にそれぞれ固定される。もちろん、下側の各フラン
ジ部43は、抑えプレート56の各切欠部59の先端縁が互い
に逆方向から当接しているので、ボスプレート21に対し
てずれることはない。
こうして、ボス18側すなわちステアリングホイールの本
体側に錘体32が弾性的に連結される。
体側に錘体32が弾性的に連結される。
また、上記ステアリングホイールの使用時には、自動車
のエンジン作動による振動や走行に伴う振動があって
も、ボス18側に支持体41を介して弾性的に連結された錘
体32により、振動が吸収、減衰され、ステアリングホイ
ールの振動が防止される。
のエンジン作動による振動や走行に伴う振動があって
も、ボス18側に支持体41を介して弾性的に連結された錘
体32により、振動が吸収、減衰され、ステアリングホイ
ールの振動が防止される。
上記構成によれば、ゴムからなる支持体41の両端側をボ
ス18側と錘体32側とに、加硫接着ではなく、物理的、機
械的に固定したので、インサート成形の必要がなくなる
とともに、設計上の制約も少なくなり、生産性が向上す
るとともに、量産上も有利である。また、振動抑制装置
31の分解も可能で、部品交換上も有利である。これとと
もに、支持体41のフランジ部42,43を錘体32、ボスプレ
ート21とクランプ46および抑えプレート56とによって挾
着して固定したことにより、結合状態が確実で強固なも
のとなり、振動抑制装置31の性能が安定したものとな
り、信頼性も向上する。もちろん、錘体32の材質が加硫
接着の可能な鉄などに限定されない効果もある。
ス18側と錘体32側とに、加硫接着ではなく、物理的、機
械的に固定したので、インサート成形の必要がなくなる
とともに、設計上の制約も少なくなり、生産性が向上す
るとともに、量産上も有利である。また、振動抑制装置
31の分解も可能で、部品交換上も有利である。これとと
もに、支持体41のフランジ部42,43を錘体32、ボスプレ
ート21とクランプ46および抑えプレート56とによって挾
着して固定したことにより、結合状態が確実で強固なも
のとなり、振動抑制装置31の性能が安定したものとな
り、信頼性も向上する。もちろん、錘体32の材質が加硫
接着の可能な鉄などに限定されない効果もある。
また、とくに支持体41の錘体32への固定においては、ね
じなどの別途の固定手段を用いることなく、単独で錘体
32に嵌合係止されるクランプ46によって支持体41を固定
できるので、部品点数が少なくでき、固定のための構造
が簡単であるとともに、ワンタッチで固定でき、固定作
業が容易である。そして、係止部50と被係止凹部35との
係合により、クランプ46の錘体32への固定状態が確鎖に
保持されるので、支持体41および錘体32が振動するなど
しても、錘体32からクランプ46が外れてしまうことはな
く、したがって、支持体31が外れてしまうこともない。
じなどの別途の固定手段を用いることなく、単独で錘体
32に嵌合係止されるクランプ46によって支持体41を固定
できるので、部品点数が少なくでき、固定のための構造
が簡単であるとともに、ワンタッチで固定でき、固定作
業が容易である。そして、係止部50と被係止凹部35との
係合により、クランプ46の錘体32への固定状態が確鎖に
保持されるので、支持体41および錘体32が振動するなど
しても、錘体32からクランプ46が外れてしまうことはな
く、したがって、支持体31が外れてしまうこともない。
なお、弾性体製の支持体41の両端部のフランジ部42,43
は、錘体32側あるいはボスプレート21側からの抜けを防
止するために、剛性を有していることが望ましく、した
がって、上記実施例のように、各フランジ部42,43に剛
体製のインサート体44を埋設するのが好ましい。
は、錘体32側あるいはボスプレート21側からの抜けを防
止するために、剛性を有していることが望ましく、した
がって、上記実施例のように、各フランジ部42,43に剛
体製のインサート体44を埋設するのが好ましい。
(発明の効果) 本発明によれば、ボス側に錘体を弾性的に連結する支持
体の一端側を、錘体とこの錘体の側部に嵌合係止される
クランプとにより挾着して錘体に固定したので、少なく
とも錘体側においては、ゴムなどからなる支持体を加硫
接着する必要がなくなることにより、生産性が向上する
とともに、支持体が錘体にしっかりと固定されることに
より、振動抑制装置の性能も安定したものとなり、しか
も、クランプは、このクランプの係止部が錘体の被係止
部に弾性的に係合されてこの錘体に係止されるので、固
定のための構造が簡単であるとともに、固定作業も容易
なものとなる。
体の一端側を、錘体とこの錘体の側部に嵌合係止される
クランプとにより挾着して錘体に固定したので、少なく
とも錘体側においては、ゴムなどからなる支持体を加硫
接着する必要がなくなることにより、生産性が向上する
とともに、支持体が錘体にしっかりと固定されることに
より、振動抑制装置の性能も安定したものとなり、しか
も、クランプは、このクランプの係止部が錘体の被係止
部に弾性的に係合されてこの錘体に係止されるので、固
定のための構造が簡単であるとともに、固定作業も容易
なものとなる。
第1図は本発明のステアリングホイールの一実施例を示
す振動抑制装置部分の断面図、第2図は同上振動抑制装
置の分解斜視図、第3図は同上ステアリングホイール全
体の平面図である。 17……ステアリングシャフト、18……ボス、21……ボス
側固定部としてのボスプレート、31……振動抑制装置、
32……錘体、35……被係止部としての被係止凹部、41…
…支持体、46……クランプ、50……係止部。
す振動抑制装置部分の断面図、第2図は同上振動抑制装
置の分解斜視図、第3図は同上ステアリングホイール全
体の平面図である。 17……ステアリングシャフト、18……ボス、21……ボス
側固定部としてのボスプレート、31……振動抑制装置、
32……錘体、35……被係止部としての被係止凹部、41…
…支持体、46……クランプ、50……係止部。
Claims (1)
- 【請求項1】ステアリングシャフトに固着されるボス
と、このボス上に配設された振動抑制装置とを備え、 上記振動抑制装置は、錘体と、この錘体に一端側が固定
され上記記ボスと一体的なボス側固定部に他端側が固定
される弾性を有する支持体とを有し、 上記錘体に被係止部を形成し、 上記錘体の側部に嵌合されるとともにこの錘体の被係止
部に弾性的に係合されて嵌合状態を保持する係止部を有
するほぼコ字形状のクランプと上記錘体とにより、上記
支持体の一端側を挾着してこの錘体に固定した ことを特徴とするステアリングホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63208648A JPH0714716B2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 | ステアリングホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63208648A JPH0714716B2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 | ステアリングホイール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0257476A JPH0257476A (ja) | 1990-02-27 |
JPH0714716B2 true JPH0714716B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=16559729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63208648A Expired - Fee Related JPH0714716B2 (ja) | 1988-08-23 | 1988-08-23 | ステアリングホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714716B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6817456B2 (en) | 2001-03-30 | 2004-11-16 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Dynamic damper for steering system |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 1988-08-23 JP JP63208648A patent/JPH0714716B2/ja not_active Expired - Fee Related
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