JP2762771B2 - 車両用ステアリング振動抑制装置 - Google Patents

車両用ステアリング振動抑制装置

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JP2762771B2 JP3142014A JP14201491A JP2762771B2 JP 2762771 B2 JP2762771 B2 JP 2762771B2 JP 3142014 A JP3142014 A JP 3142014A JP 14201491 A JP14201491 A JP 14201491A JP 2762771 B2 JP2762771 B2 JP 2762771B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用ステアリング振
動抑制装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ステアリング振動抑制装置
としては、例えば図3〜図5に示すようなものがある
(実開平1−168360号公報参照)。
【0003】1がステアリングシャフトであり、その上
側(図中A側)の端部外周には該ステアリングシャフト
1の方向に沿って滑り止めの突条部2が設けられてい
る。そして、3がステアリングホイールであり、その中
心に設けられている取付部材4の取付孔に前記ステアリ
ングシャフト1の突条部2が嵌合した状態で取付けられ
てステアリングシャフト1と一体で回転するようになっ
ている。
【0004】そして、取付部材4の上側面には、ベース
プレート5、ゴム体(弾性体)6、質量体7から一体的
に組み合わされた振動抑制装置8が取付けられている。
ベースプレート5は矩形の金属板を折曲げて形成されて
おり、下向きに設けられた凹部5cには丸孔5aが設け
られ、偏心した位置には小孔5bが設けられている。こ
の丸孔5aをステアリングシャフト1の上端の図示しな
いネジ部にナット9にて締付け、且つ小孔5bをネジ1
0により取付部材4に取付けることにより、振動抑制装
置8がステアリングホイール3に取付けられることにな
る。
【0005】そして、このベースプレート5の上面側に
はゴム体6を介して質量体7がベースプレート5と所定
間隔を保って弾性的に支持されている。すなわち、ゴム
体6は、後述する質量体7の外周部を全周にわたって覆
い且つ中央部が大きく開口している上側部分6aと、断
面コ字形状をして内部にベースプレート5の上下両端部
を挟持する下側部分6bと、これら上側部分6a及び下
側部分6bを弾性的に連結する支持柱6cとが一体に形
成されたものである。
【0006】質量体7は矩形の厚肉の金属板であり、前
述のベースプレート5に設けられている取付用の丸孔5
a及び小孔5bに対応した位置に丸孔7aと小孔7bと
が設けられている。これは、前述のようにベースプレー
ト5をステアリングシャフト1及び取付部材4に取付け
る際の作業用の貫通孔である。また、外周部は肉厚が薄
く形成されており、この部分を覆うゴム体6の上側部分
6aの内部に加硫接着により接合されている。
【0007】このようにして形成された振動抑制装置8
は、ケース11に覆われてステアリングホイール1の中
央部に格納されている。
【0008】このような従来の技術にあっては、走行時
等にステアリングシャフト1を介して伝達される振動に
より質量体7が振動することによってステアリングシャ
フト1の振動が抑制されるが、この質量体7が振動して
も質量体7そのものの外周を覆っているゴム体6が緩衝
材として働くことによりケース11の内面や周辺機器が
傷つくのを防止できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴム体
6は質量体7の全周を保護しているため不要な箇所にも
使われておりコストの面で不利である。また、質量体7
はゴム体6の上側部分6aの内部に加硫接着により接合
されているが、万が一接着が剥離した場合には外周を覆
う非常に薄い厚さの上側部分6aの挟持力のみで質量体
7を保持しなければならないためこの部分に過度の力が
作用して劣化し易くなる。
【0010】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、必要な箇所のみに弾性体を使
用してコストの低減化を図ると共に、質量体と弾性体と
の結合を高めて安定して作動する車両用ステアリング振
動抑制装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用ス
テアリング振動抑制装置は、ステアリングシャフトに固
定したベースプレートに、弾性体を介して、肉厚金属板
製の質量体を取付ける車両用ステアリング振動抑制装置
において、前記質量体に下面から上面にかけて径が拡大
する複数の係止孔を形成し、該係止孔ごとに各々独立し
て柱状の弾性体を配し、該弾性体の上端部に前記係止孔
に略相応する形状の係止突起を形成すると共に該係止突
起を前記質量体の係止孔に嵌合させ、且つ前記係止突起
周辺に前記質量体よりも外側へ突出する緩衝用突起を一
体的に形成したものである。
【0012】
【作用】この発明に係る車両用ステアリング振動抑制装
置によれば、質量体に形成されている複数個の係止孔
に、各係止孔ごとに独立した柱状の弾性体を配すると共
に該弾性体の係止突起をこの係止孔に嵌合させているの
で、質量体は従来のように加硫接着することなく弾性体
に取付けられる。つまり、加硫接着をすることなく質量
体は弾性体に強固に支持されるので、剥離を生じて弾性
体に悪影響を及ぼすことがない。
【0013】しかも、質量体の下面から上面にかけて径
が拡大する複数の係止孔に対して、該係止孔に略相応す
る形状の係止突起を有する弾性体を嵌合させているた
め、質量体と弾性体との結合強度が高まる。また、質量
体の係止孔と、弾性体の係止突起とを嵌合させることに
より、質量体と弾性体を結合しているため、ネジ等の結
合部材が不要となり、部品点数の低減も図れる。
【0014】また、各弾性体には質量体の外周から突出
する緩衝用突起が一体に形成されているため、質量体が
振動しても緩衝用突起が緩衝材の役目をする。このた
め、周辺機器を傷つけることがないし、弾性体は各係止
孔に対して1個づつ取付けられていて必要がない箇所に
は設けられていないためコストの面で有利である。
【0015】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。ここで、従来例と共通する部分
には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0016】20が振動抑制装置であり、ベースプレー
ト21と、弾性体22と、質量体23から成る。
【0017】ベースプレート21は矩形で肉厚の薄い金
属板であり、取付孔21aを図示しない取付部材にネジ
止めしてステアリングホイール3の中心に取付けられ
る。
【0018】そして、質量体23はベースプレート21
に比して小さめの矩形で厚肉の金属板であり、外周部付
近に3個(複数)の係止孔23aが設けられている。こ
の係止孔23aは、脱落防止の観点から図2で示すよう
に、質量体23の下面から上面にかけて径が拡大する丸
孔である。
【0019】また、弾性体22は柱状をしており、質量
体23を下面から支持する底面部25と、この底面部2
5から上方に突出した係止突起26と、底面部25をベ
ースプレート21から所定間隔離した状態に保持する支
持柱27とを一体に形成したものである。支持柱27の
下端(基端部)は若干裾広がりとなってベースプレート
21に接合されている。そして、底面部25は支持柱2
7の上端から質量体23の外側に向かって延び、その先
端部分が質量体23の外周から突出して緩衝用突起28
を形成している。この底面部25と支持柱27との結合
部分は強度を考慮して若干下側に厚くなっている。そし
て、この底面部25の上面には係止突起26が設けられ
ている。この係止突起26は前述の係止孔23aの形状
に相応して上端が大きく底面部25位置では小さな直径
の逆円錐台形状をしている。
【0020】従って、ベースプレート21の上面に弾性
体22の基端部を接合し弾性体22の係止突起26を質
量体23の係止孔23aに嵌合させて振動抑制装置20
を形成した後、ベースプレート21の取付孔21aをス
テアリングホイール3の取付部材にネジ止めすることに
より振動抑制装置20をステアリングホイール3に取付
ける。
【0021】このようにして質量体23に形成されてい
る複数の係止孔23aに、弾性体22の係止突起26を
嵌合させて質量体23を弾性体22に取付けているの
で、従来のように加硫接合を用いずに取付けることがで
き、剥離を生ずることがない。従って、質量体23は常
に弾性体22に対して確実に取付けられているため、安
定した振動抑制機能を発揮することができる。また、こ
れらの係止孔23aごとに弾性体22を配し、質量体2
3の外周から突出する緩衝用突起28を各弾性体22に
設けたので、質量体23が振動しても周辺機器を傷つけ
ることがない。さらに、弾性体22は各係止孔ごとに独
立して設けられており必要な箇所にのみ設けることがで
きるので、不要な箇所に弾性体22を設ける必要がなく
なってコストの面でも有利となる。
【0022】しかも、質量体23の下面から上面にかけ
て径が拡大する複数の係止孔23aに対して、該係止孔
23aに略相応する形状の係止突起26を有する弾性体
22を嵌合させているため、質量体23と弾性体22と
の結合強度が高まる。また、質量体23の係止孔23a
と、弾性体22の係止突起26とを嵌合させることによ
り、質量体23と弾性体22を結合しているため、ネジ
等の結合部材が不要となり、部品点数の低減も図れる。
【0023】
【発明の効果】この発明に係る車両用ステアリング振動
抑制装置は、以上説明したように、質量体に形成されて
いる複数個の係止孔に、該係止孔ごとに柱状の弾性体を
配すると共に該弾性体の係止突起をこの係止孔に嵌合さ
せているので、質量体は従来のように加硫接着すること
なく弾性体に取付けられる。つまり、加硫接着をするこ
となく質量体は弾性体に強固に支持されるので、剥離を
生じて弾性体に悪影響を及ぼすことがない。
【0024】しかも、質量体の下面から上面にかけて径
が拡大する複数の係止孔に対して、該係止孔に略相応す
る形状の係止突起を有する弾性体を嵌合させているた
め、質量体と弾性体との結合強度が高まる。また、質量
体の係止孔と、弾性体の係止突起とを嵌合させることに
より、質量体と弾性体を結合しているため、ネジ等の結
合部材が不要となり、部品点数の低減も図れる。
【0025】また、各弾性体には質量体の外周から突出
する緩衝用突起が一体に形成されているため、質量体が
振動しても緩衝用突起が緩衝材の役目をする。このた
め、周辺機器を傷つけることがないし、弾性体は各係止
孔に対して独立して1個づつ取付けられており、必要が
ない箇所には設けられていないためコストの面で有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ステアリング振動抑制装置
の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1中SA−SA線に沿った断面図。
【図3】従来の車両用ステアリング振動抑制装置を装備
したステアリングホイールの全体図。
【図4】図3中SB−SB線に沿った断面図。
【図5】従来の車両用ステアリング振動抑制装置を示す
斜視図。
【符号の説明】
1 ステアリングシャフト 20 振動抑制装置 21 ベースプレート 22 弾性体 23 質量体 23a 係止孔 26 係止突起 28 緩衝用突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 1/04 F16F 15/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトに固定したベース
    プレートに、弾性体を介して、肉厚金属板製の質量体を
    取付ける車両用ステアリング振動抑制装置において、 前記質量体に下面から上面にかけて径が拡大する複数の
    係止孔を形成し、該係止孔ごとに各々独立して柱状の弾
    性体を配し、該弾性体の上端部に前記係止孔に略相応す
    る形状の係止突起を形成すると共に該係止突起を前記質
    量体の係止孔に嵌合させ、且つ前記係止突起周辺に前記
    質量体よりも外側へ突出する緩衝用突起を一体的に形成
    したことを特徴とする車両用ステアリング振動抑制装
    置。
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