JPH0424610Y2 - - Google Patents

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JPH0424610Y2
JPH0424610Y2 JP1986132586U JP13258686U JPH0424610Y2 JP H0424610 Y2 JPH0424610 Y2 JP H0424610Y2 JP 1986132586 U JP1986132586 U JP 1986132586U JP 13258686 U JP13258686 U JP 13258686U JP H0424610 Y2 JPH0424610 Y2 JP H0424610Y2
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JP
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grommet
bolt
ground terminal
motor
mounting
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JP1986132586U
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JPS6338273U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両に装備されるワイパモータ等のモ
ータに適用されるアース端子の保持構造に関す
る。
[従来の技術] 車両に装備されるワイパモータ等のモータはア
ース線によつて車体へ電気的に接続されて接地さ
れるようになつている。
第3図には、図示しないワイパモータ用のアー
ス線10の車体側への接続に関する従来構造が示
されている。第3図に図示の構造では、ワイパモ
ータ(図示省略)はモータハウジング12が防
振、防音のためのグロメツト14を介してボルト
16で車体18へ螺着されている。ボルト16は
インパクトレンチ等によつて締め付けられるよう
になつている。
アース線10はアース端子20を介してボルト
16で車体18へ接続されている。アース端子2
0はボルト16でモータハウジング12と共締め
されている。このアース端子20はボルト16の
締付時にはモータハウジング12の段部12Aに
当接されてボルト廻りの回転を阻止されるように
なつている。
しかしながら、上記構造では、アース端子20
はボルト16の締付時に段部12Aに当接される
までの範囲であれば、ボルト16廻りに回転可能
とされるため、ボルト締付時にアース線10との
接続部の向きが所定の方向から大きく変わつてし
まう。このためボルト締付後、アース線10がワ
イパモータの周辺部品と干渉しないように組付時
に注意する必要があつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記事実を考慮し、ボルト締付時のア
ース端子の向きを制限できる車両用モータアース
端子保持構造を得ることが目的である。
[問題点を解決するための手段] 実用新案登録請求の範囲(1)記載の本考案に係る
車両用モータアース端子保持構造では、モータの
車体への取付部と、この取付部へ固定状態で装着
されるグロメツトと、このグロメツト及び前記取
付部を貫通した先端が車体へ螺合される取付ボル
トと、この取付ボルトの頭部と前記グロメツトと
の間に挟持されるアース端子と、このアース端子
とモータとを電気的に連結するアース線と、前記
グロメツトから突出し前記取付部との間で上下左
右が包囲された空間を形成することで前記アース
端子の取付ボルト廻りの取付位置決めをなす位置
決め手段と、を有している。
実用新案登録請求の範囲(2)記載の本考案に係る
車両用モータアース端子保持構造では、実用新案
登録請求の範囲(1)記載の本考案において、前記位
置決め手段が前記グロメツトに一体形成された突
起であることを特徴としている。
[作用] 上記構成の車両用モータアース端子保持構造で
は、モータにはアース線の一端が接続される。こ
のアース線の他端には、アース端子が取り付けら
れる。モータは、その取付部にグロメツトが固定
状態で装着され、このグロメツトを介して取付ボ
ルトで車体へ取り付けられる。そして、取付ボル
トはグロメツトとの間にアース端子を挟んでグロ
メツト及び取付部をそれぞれ貫通して先端が車体
へと螺合される。
この際、上下左右が包囲された空間は取付部と
グロメツトから突出した部分とによつて構成され
るため、即ち複数の部分によつて前記空間が構成
されるため、グロメツトの取付部への装着前の状
態ではアース線を空間が形成される部位へ容易に
案内することができ、装着後の状態では上下左右
が包囲された空間が形成されてこの空間内にアー
ス線とアース端子の接続部付近を保持することが
できる。
この上下左右が包囲された空間により、取付ボ
ルトの螺合時にアース端子が取付ボルト廻りに回
動するを防止することができ、また、取付ボルト
の螺合前等のように取付ボルトへのアース端子の
係止状態が緩い状態でアース線に外力が作用して
も前記空間の上方向にアース端子が外れることは
ない。従つて、このような場合において、アース
端子を見失うこともなく、作業性を損なうことも
ない。
さらに、グロメツトは取付部に固定状態で装着
されるので、グロメツト自体が取付部に対して回
動することはない。このため、取付ボルトの螺合
途中等において、グロメツトが取付部に対して回
動し、アース端子の位置が相対的に回動してずれ
ることもない。従つて、この観点からも、アース
端子の位置決め及び保持状態がより確実になる。
[実施例] 第1図及び第2図には、本考案が適用されたワ
イパモータアツセンブリの構造が示されている。
この実施例では、ワイパモータ(図示省略)は
モータハウジング32がグロメツト44を介して
ボルト33で車体34へ取り付けられるようにな
つている。
モータハウジング32には第2図に示される如
く、先端部にフランジ部38が形成されている。
モータハウジング32のフランジ部38への接続
部はフランジ部38と略直角な段部32Aとなつ
ている。フランジ部38には取付孔40及び取付
孔40の一部を外部と連通するスリツト42が形
成されている。
グロメツト44は略コ字型ブロツク形状で、両
端対向部46,48間に両端対向部46,48を
部分的に連結する柱部50が形成されているとと
もに一方の対向部46の先端には略鍵型形状の突
起52が該対向部46の上面よりも上方でかつモ
ータハウジング32の段部32Aへ向つて突設さ
れている。このグロメツト44には、両端対向部
46,48及び柱部50を貫通するボルト挿通孔
59が形成されている。
このグロメツト44は柱部50が一時的に弾性
力で縮径して前記スリツト42を通過し、前記取
付孔40内に差し込まれてフランジ部38へと装
着され、装着状態では、第1図に示される如くモ
ータハウジング32の段部32Aと対向部46と
の間で左右方向が、突起52とフランジ部38と
の間で上下方向が制限される幅狭の間隙54を形
成するようになつている。
ボルト33はグロメツト44との間に二枚の平
座金56,58及びスプリングワツシヤ70を挟
んでカラー72を介してグロメツト44のボルト
挿通孔59へ貫通され、先端が車体34へ螺合さ
れるようになつている。
また、ワイパモータ(図示省略)はアース線6
0を介して車体34へ電気的に接続されて接地さ
れるようになつている。アース線60は一端がワ
イパモータへ図示しない端子等を介して接続さ
れ、他端がアース端子62を介してボルト33へ
電気的に接続されるようになつている。アース端
子62とアース線60との接続はカシメ等によつ
て行なわれる。
このアース端子62は略U字形とされ、上記ボ
ルト33の締付前にボルト33に係止されてモー
タハウジング32と共締めされるようになつてい
る。
次にこのワイパモータアツセンブリの組付手順
を説明する。
始めにアース線60の一端をワイパモータへ接
続し、さらにアース線60の他端へアース端子6
2を接続する。
次にワイパモータのモータハウジング32へグ
ロメツト44を装着する。この際、アース線60
がグロメツト44の対向部46と突起52と、モ
ータハウジング32の段部32Aとフランジ部3
8と、により包囲、形成される間隙54を通るよ
うに予め配置しておく。
モータハウジング32へグロメツト44を装着
後はボルト33に平座金56,58、スプリング
ワツシヤ70、カラー72を通し、カラー72を
かしめて平座金56,58、スプリングワツシヤ
70がボルト33よりはずれないようにして、次
にアース端子62を平座金56,58間に係止
し、次いでボルト33をグロメツト44のボルト
挿通孔59に挿通する。アース端子62を平座金
56,58間に係止する際はボルト33のボルト
挿通孔59への挿通後にアース端子62のアース
線60との接続部が間隙54を通つてモータハウ
ジング32の外側へ突出するようにアース端子6
2をあらかじめ配置しておく。
この状態のアース端子62はアース線60との
接続部が間隙54を通つてモータハウジング32
の外側へ突出されるため、段部32Aとグロメツ
ト44の突起52とによつてボルト33廻りの回
転を制限される。また、仮に作業途中でアース端
子62が平座金56,58に圧接されずボルト3
3との係止が外れても、間隙54の上方向が突起
52によつて制限されているため、アース線60
の先端及びアース端子62を見失うことはない。
ボルト33をグロメツト44のボルト挿通孔5
9へ挿通後はボルト33の先端を車体34へ螺合
する。この際、アース端子62はボルト33廻り
の回転を制限されているため、ボルト33の締付
時に回転することがなく、向きが変わることはな
い。
ボルト33が車体34へ螺合した状態ではワイ
パモータはモータハウジング32がボルト33で
車体34へ螺着されて支持される。この状態での
モータハウジング32はグロメツト44を介して
車体34へ支持されているので、ワイパモータの
振動及びモータ音の車体34への伝達がグロメツ
ト44によつて防止される。また、ワイパモータ
はアース線60、アース端子62、ボルト33を
介して車体34へ電気的に接続されて接地され
る。
これによつてワイパモータアツセンブリの組付
が完了する。
なお、上記では、モータハウジング32を直接
車体34へ取り付けるようにしたが、別部品のブ
ラケツト等を介して車体34へ取り付けるように
してもよい。また、上記の間隙54は、対向部4
6、突起52、モータハウジング32の段部32
A、フランジ部38によつて形成され、上下左右
方向には開放されないが、アース端子62の位置
決めという目的に支障がない範囲で、上方向、左
右方向に一部開放されていても良い。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案に係る車両用モータ
アース端子保持構造は、モータの車体への取付部
と、この取付部へ固定状態で装着されるグロメツ
トと、このグロメツト及び取付部を貫通し先端が
車体へ螺合される取付ボルトと、この取付ボルト
の頭部とグロメツトとの間に挟持されるアース端
子と、このアース端子とモータとを電気的に連結
するアース線と、前記グロメツトから突出し前記
取付部との間で上下左右が包囲された空間を形成
することで前記アース端子の取付ボルト廻りの取
付位置決めをなす位置決め手段と、を有している
ので、グロメツトの装着前の状態ではアース線を
空間が形成される部位へ容易に案内することがで
き、ボルト締結時にはアース端子の向きを制限す
ることができるという優れた効果を有する。
上記効果に加え、本考案は、ボルト締結前にお
いてもグロメツト装着後はアース線先端及びアー
ス端子の動きが間隙によつて制限されるためこれ
らを見失うことがないという優れた効果をも有す
る。
さらには、グロメツトが取付部に固定状態で装
着されるので、グロメツトが取付部に対して回動
することを防止することができ、ひいてはアース
端子の位置が相対的に回動してずれることを防止
することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用モータアース端子
保持構造の実施例を示す組付状態図、第2図は第
1図の分解斜視図、第3図はワイパモータ用のア
ース線の車体側への接続に関する従来構造を示す
組付状態図である。 32……モータハウジング(取付部)、33…
…ボルト(取付ボルト)、34……車体、44…
…グロメツト、52……突起(位置決め手段)、
54……間隙(空間)、60……アース線、62
……アース端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) モータの車体への取付部と、 この取付部へ固定状態で装着されるグロメツ
    トと、 このグロメツト及び前記取付部を貫通し先端
    が車体へ螺合される取付ボルトと、 この取付ボルトの頭部と前記グロメツトとの
    間に挟持されるアース端子と、 このアース端子とモータとを電気的に連結す
    るアース線と、 前記グロメツトから突出し前記取付部との間
    で上下左右が包囲された空間を形成することで
    前記アース端子の取付ボルト廻りの取付位置決
    めをなす位置決め手段と、 を有する車両用モータアース端子保持構造。 (2) 前記位置決め手段は前記グロメツトに一体形
    成された突起である前記実用新案登録請求の範
    囲第(1)項に記載の車両用モータアース端子保持
    構造。
JP1986132586U 1986-08-29 1986-08-29 Expired JPH0424610Y2 (ja)

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