JPH0635813Y2 - 自動車の遮音部材取付構造 - Google Patents
自動車の遮音部材取付構造Info
- Publication number
- JPH0635813Y2 JPH0635813Y2 JP3183988U JP3183988U JPH0635813Y2 JP H0635813 Y2 JPH0635813 Y2 JP H0635813Y2 JP 3183988 U JP3183988 U JP 3183988U JP 3183988 U JP3183988 U JP 3183988U JP H0635813 Y2 JPH0635813 Y2 JP H0635813Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- sound insulation
- carpet
- insulation member
- engaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connection Of Plates (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車の遮音部材取付構造、とりわけ、遮音部
材のダッシュパネル部分の取付構造に関する。
材のダッシュパネル部分の取付構造に関する。
従来の技術 第３〜５図は従来の遮音部材の各異なる取付構造を示す
もので、何れもダッシュパネル１に空気調和ユニット等
の室内機能部品３の取付用のブラケット２を接合し、イ
ンシュレータ4,カーペット５等の遮音部材の上端部をこ
のブラケット２部分で固定するようにしている。第３図
に示すものにあっては、インシュレータ4,カーペット５
にブラケット受容孔６を形成し、このブラケット受容孔
６にブラケット２を挿通して該ブラケット２に係合し、
室内機能部品３をブラケット２にボルト・ナット７固定
して、遮音部材を離脱することのないように取付けてい
る。第４図に示すものは、インシュレータ４にブラケッ
ト受容孔６を、およびカーペット５にボルト挿通孔5aを
形成し、ブラケット２をブラケット受容孔６内に受容す
ると共に、ブラケット２に配設したウエルドボルト7cを
カーペット５のボルト挿通孔5aに通すことによってカー
ペット５およびインシュレータ４を仮り固定し、該ブラ
ケット２上でカーペット５を室内機能部品３で挟んで、
前記ウエルドボルト7cにナット7dを螺合し、カーペット
５と室内機能部品３とを共締め固定している。また、第
５図に示すものはインシュレータ４にブラケット受容孔
６を、およびカーペット５にボルト挿通孔5aを形成して
ある点は第４図に示したものと同様であるが、ブラケッ
ト２にはウエルドナット7aを配設すると共に、カーペッ
ト５のボルト挿通孔5aにカラー８を介装し、ブラケット
２と室内機能部品３との間にカーペット５をカラー８を
介して挟んで、前記ウエルドナット7aにボルト7bを螺合
して、これらカーペット５と室内機能部品３とを共締め
固定している。これらの類似構造は、例えば実開昭57−
101670号公報，実開昭61−59463号公報に示されてい
る。
もので、何れもダッシュパネル１に空気調和ユニット等
の室内機能部品３の取付用のブラケット２を接合し、イ
ンシュレータ4,カーペット５等の遮音部材の上端部をこ
のブラケット２部分で固定するようにしている。第３図
に示すものにあっては、インシュレータ4,カーペット５
にブラケット受容孔６を形成し、このブラケット受容孔
６にブラケット２を挿通して該ブラケット２に係合し、
室内機能部品３をブラケット２にボルト・ナット７固定
して、遮音部材を離脱することのないように取付けてい
る。第４図に示すものは、インシュレータ４にブラケッ
ト受容孔６を、およびカーペット５にボルト挿通孔5aを
形成し、ブラケット２をブラケット受容孔６内に受容す
ると共に、ブラケット２に配設したウエルドボルト7cを
カーペット５のボルト挿通孔5aに通すことによってカー
ペット５およびインシュレータ４を仮り固定し、該ブラ
ケット２上でカーペット５を室内機能部品３で挟んで、
前記ウエルドボルト7cにナット7dを螺合し、カーペット
５と室内機能部品３とを共締め固定している。また、第
５図に示すものはインシュレータ４にブラケット受容孔
６を、およびカーペット５にボルト挿通孔5aを形成して
ある点は第４図に示したものと同様であるが、ブラケッ
ト２にはウエルドナット7aを配設すると共に、カーペッ
ト５のボルト挿通孔5aにカラー８を介装し、ブラケット
２と室内機能部品３との間にカーペット５をカラー８を
介して挟んで、前記ウエルドナット7aにボルト7bを螺合
して、これらカーペット５と室内機能部品３とを共締め
固定している。これらの類似構造は、例えば実開昭57−
101670号公報，実開昭61−59463号公報に示されてい
る。
考案が解決しようとする課題 第３図に示すものは、ブラケット２配設部分ではカーペ
ット５が存在しないため遮音性が悪く、エンジンルーム
内の振動音が車室内に響いてしまう。また、第４図に示
すものは、ウエルドボルト7cがカーペット５のボルト挿
通孔5aを通して車室内に突出するため、室内機能部品３
が搭載されない仕様車種にあっては、前記ウエルドボル
ト7c端が室内側突起部となって危険である。更に、第５
図に示すものでは、インシュレータ４はブラケット受容
部６をブラケット２に係合することにより位置決めを行
えるが、カーペット５の位置決めを行うことができず、
組付け作業性が悪くなってしまう。そこで、本考案は遮
音性，組付け作業性に優れ、かつ、室内機能部品を取付
けない車種であってもブラケット部分にボルトが室内側
突起部となって存在することがなく、安全性を向上する
ことができる自動車の遮音部材取付構造を提供するもの
である。
ット５が存在しないため遮音性が悪く、エンジンルーム
内の振動音が車室内に響いてしまう。また、第４図に示
すものは、ウエルドボルト7cがカーペット５のボルト挿
通孔5aを通して車室内に突出するため、室内機能部品３
が搭載されない仕様車種にあっては、前記ウエルドボル
ト7c端が室内側突起部となって危険である。更に、第５
図に示すものでは、インシュレータ４はブラケット受容
部６をブラケット２に係合することにより位置決めを行
えるが、カーペット５の位置決めを行うことができず、
組付け作業性が悪くなってしまう。そこで、本考案は遮
音性，組付け作業性に優れ、かつ、室内機能部品を取付
けない車種であってもブラケット部分にボルトが室内側
突起部となって存在することがなく、安全性を向上する
ことができる自動車の遮音部材取付構造を提供するもの
である。
課題を解決するための手段 ダッシュパネルに接合したブラケットと室内機能部品と
の間に挟まれた遮音部材のボルト挿通部に介装したカラ
ーには、その遮音部材外面に当接するフランジ部周縁に
遮音部材の裏側に貫通，突出する係止爪を曲折成形して
ある一方、前記ブラケットにはこの係止爪の係合スリッ
トを形成してあり、これら係止爪と係合スリットとを嵌
挿，係着して遮音部材を仮り固定している。
の間に挟まれた遮音部材のボルト挿通部に介装したカラ
ーには、その遮音部材外面に当接するフランジ部周縁に
遮音部材の裏側に貫通，突出する係止爪を曲折成形して
ある一方、前記ブラケットにはこの係止爪の係合スリッ
トを形成してあり、これら係止爪と係合スリットとを嵌
挿，係着して遮音部材を仮り固定している。
作用 遮音部材にカラーを装着した状態で、該カラーの係止爪
をダッシュパネルのブラケットに設けた係合スリットに
嵌挿，係着することにより、遮音部材の位置決めと仮り
固定が行われる。
をダッシュパネルのブラケットに設けた係合スリットに
嵌挿，係着することにより、遮音部材の位置決めと仮り
固定が行われる。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面と共に前記従来の構成と
同一部分に同一符号を付して詳述する。
同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1,2図において、インシュレータ4,カーペット５等の
遮音部材の上端部をダッシュパネル１のブラケット２部
分で固定する場合に、前記インシュレータ４のブラケッ
ト受容孔６をブラケット２に挿入，係合すると共に、カ
ーペット５をそのボルト挿通孔5aにカラー８を挿通して
ブラケット２と室内機能部品３との間に挟み付け、そし
て、ブラケット２に配設したウエルドナット7aにボルト
7bを螺合して共締め固定する基本的構造は前記従来と同
様である。ここで、前記カラー８のカーペット５外面に
当接するフランジ部8a周縁には、カーペット５の裏側に
貫通，突出する一対の係止爪９を曲折形成してある一
方、ブラケット２のカーペット取付面には該係止爪９の
係合スリット10を形成してあり、これら係止爪９と係合
スリット10とを嵌挿，係着してカーペット5,インシュレ
ータ４を仮り固定できるようにしてある。本実施例では
フランジ部8aのカラー８中心と同心円上の周縁に係止爪
９を円周方向に形成し、また、係合スリット10はボルト
挿通孔2a中心と同心円上に形成して、これら係止爪９と
係合スリット10との係着により、ブラケット２のボルト
挿通孔2aとカラー８との芯出しが行われるようになって
いる。
遮音部材の上端部をダッシュパネル１のブラケット２部
分で固定する場合に、前記インシュレータ４のブラケッ
ト受容孔６をブラケット２に挿入，係合すると共に、カ
ーペット５をそのボルト挿通孔5aにカラー８を挿通して
ブラケット２と室内機能部品３との間に挟み付け、そし
て、ブラケット２に配設したウエルドナット7aにボルト
7bを螺合して共締め固定する基本的構造は前記従来と同
様である。ここで、前記カラー８のカーペット５外面に
当接するフランジ部8a周縁には、カーペット５の裏側に
貫通，突出する一対の係止爪９を曲折形成してある一
方、ブラケット２のカーペット取付面には該係止爪９の
係合スリット10を形成してあり、これら係止爪９と係合
スリット10とを嵌挿，係着してカーペット5,インシュレ
ータ４を仮り固定できるようにしてある。本実施例では
フランジ部8aのカラー８中心と同心円上の周縁に係止爪
９を円周方向に形成し、また、係合スリット10はボルト
挿通孔2a中心と同心円上に形成して、これら係止爪９と
係合スリット10との係着により、ブラケット２のボルト
挿通孔2aとカラー８との芯出しが行われるようになって
いる。
以上の実施例構造によれば、カラー８の係止爪９をブラ
ケット２の係合スリット10に嵌挿，係着することによっ
て、インシュレータ４およびカーペット５の仮り固定が
行われると共に、ブラケット２のボルト挿通孔2aとカラ
ー８の芯出しが自ずと行われて位置決めされ、ボルト7b
の締結作業を容易に行うことができる。また、室内機能
部品３を取付けない仕様車種の場合には、ボルト３の頭
部が車室内側に突出するだけであるため突起感も少な
く、更には、インシュレータ４のブラケット受容孔６を
カーペット５で覆うため遮音性もよく、カーペット５を
ブラケット２上で室内側から室内機能部品３と共にボル
ト7bにより共締め固定する基本構造の利点をそのまま活
かせることができる。
ケット２の係合スリット10に嵌挿，係着することによっ
て、インシュレータ４およびカーペット５の仮り固定が
行われると共に、ブラケット２のボルト挿通孔2aとカラ
ー８の芯出しが自ずと行われて位置決めされ、ボルト7b
の締結作業を容易に行うことができる。また、室内機能
部品３を取付けない仕様車種の場合には、ボルト３の頭
部が車室内側に突出するだけであるため突起感も少な
く、更には、インシュレータ４のブラケット受容孔６を
カーペット５で覆うため遮音性もよく、カーペット５を
ブラケット２上で室内側から室内機能部品３と共にボル
ト7bにより共締め固定する基本構造の利点をそのまま活
かせることができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、カラーの係止爪とブラケ
ットの係合スリットとの嵌挿，係着によって、遮音部材
の仮り固定と、カラーの位置決めとを行えるためボルト
により室内機能部品と共締め固定する場合に、ブラケッ
トに対するカラーの位置合わせ作業が伴うことがなく、
作業性を一段と向上することができ、しかも、遮音部材
をブラケット上で室内機能部品と共にボルトにより共締
め固定する利点、即ち、遮音性，安全性の良さをそのま
ま活かせることができるという実用上多大な効果を有す
る。
ットの係合スリットとの嵌挿，係着によって、遮音部材
の仮り固定と、カラーの位置決めとを行えるためボルト
により室内機能部品と共締め固定する場合に、ブラケッ
トに対するカラーの位置合わせ作業が伴うことがなく、
作業性を一段と向上することができ、しかも、遮音部材
をブラケット上で室内機能部品と共にボルトにより共締
め固定する利点、即ち、遮音性，安全性の良さをそのま
ま活かせることができるという実用上多大な効果を有す
る。
第１図は本考案の一実施例の要部を示す断面図、第２図
は同実施例におけるブラケットとカラーとの分解斜視
図、第３図，第４図，第５図は従来の各異なる例を示す
断面図である。 １…ダッシュパネル、２…ブラケット、３…室内機能部
品、４…インシュレータ（遮音部材）、５…カーペット
（遮音部材）、７…ボルト・ナット、８…カラー、8a…
フランジ部、９…係止爪、10…係合スリット。
は同実施例におけるブラケットとカラーとの分解斜視
図、第３図，第４図，第５図は従来の各異なる例を示す
断面図である。 １…ダッシュパネル、２…ブラケット、３…室内機能部
品、４…インシュレータ（遮音部材）、５…カーペット
（遮音部材）、７…ボルト・ナット、８…カラー、8a…
フランジ部、９…係止爪、10…係合スリット。
Claims (1)
- 【請求項１】ダッシュパネルに室内機能部品取付用のブ
ラケットを配設し、遮音部材をこのブラケットと室内機
能部品との間にカラーを介して挟んでボルト・ナット固
定する構造において、前記カラーの遮音部材外面に当接
するフランジ部周縁に、遮音部材の裏側に貫通，突出す
る係止爪を曲折成形する一方、ブラケットには前記係止
爪の係合スリットを形成し、これら係止爪と係合スリッ
トとを嵌挿，係着して遮音部材を仮り固定したことを特
徴とする自動車の遮音部材取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3183988U JPH0635813Y2 (ja) | 1988-03-10 | 1988-03-10 | 自動車の遮音部材取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3183988U JPH0635813Y2 (ja) | 1988-03-10 | 1988-03-10 | 自動車の遮音部材取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01134544U JPH01134544U (ja) | 1989-09-13 |
| JPH0635813Y2 true JPH0635813Y2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=31258001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3183988U Expired - Lifetime JPH0635813Y2 (ja) | 1988-03-10 | 1988-03-10 | 自動車の遮音部材取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635813Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-10 JP JP3183988U patent/JPH0635813Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01134544U (ja) | 1989-09-13 |
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