JPH06129461A - クッション組立体 - Google Patents

クッション組立体

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JPH06129461A
JPH06129461A JP30452492A JP30452492A JPH06129461A JP H06129461 A JPH06129461 A JP H06129461A JP 30452492 A JP30452492 A JP 30452492A JP 30452492 A JP30452492 A JP 30452492A JP H06129461 A JPH06129461 A JP H06129461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushion
holder
assembly
tubular member
spring constant
Prior art date
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Pending
Application number
JP30452492A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Ajisaka
聡 鯵坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH06129461A publication Critical patent/JPH06129461A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クッションの軸線方向のばね定数の設定が容
易であるクッション組立体を提供すること。 【構成】 サスペンションメンバ(32)の筒状のホル
ダ(34)に取り付けられ、ボルト(44)とナット
(46)とによって車体(38)に結合されるクッショ
ン組立体(30)である。このクッション組立体は、ボ
ルト(44)を貫通させる筒状の弾性体のクッション
(40)と、クッションの外側に配置される樹脂によっ
て成形された筒材(42)とを備える。筒材(42)
は、内方へ向けて突出しかつクッション(40)に埋設
されるリブ(50、52)を内周面に有し、ホルダ(3
4)に圧入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクッション組立体に関
し、特に、自動車のサスペンションアームを装着するサ
スペンションメンバのような被支持体を、車体のような
支持体に結合する際、前記被支持体に設けるクッション
組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、自動車のサスペンションメン
バを車体に結合する場合、サスペンションメンバにクッ
ション組立体を取り付け、サスペンションメンバに加わ
る振動が直接車体に伝わるのを防止する構造が採られ
る。すなわち、図5に示すように、サスペンションメン
バ10にホルダ11を取り付け、弾性体のクッション1
2と外側の筒材13とを備えるクッション組立体14の
筒材13をホルダ11に圧入してクッション組立体14
をサスペンションメンバ10に取り付けると共に、クッ
ション12の内側の筒材15にリテーナ16を当てが
い、ボルト17を車体18のナット19にねじ込んで、
クッション組立体14を車体に結合する(実開昭62-950
04号公報)。
【0003】クッション組立体14にはクッション12
の軸線方向である上下方向の振動の他、前後方向および
横方向の振動が加わる。これら振動に対してクッション
12が有効に働くためには、各方向のばね定数を所定の
値に保つ必要があるところ、前後方向および横方向、つ
まりクッションの軸線に直交する方向のばね定数は、ク
ッション12にくり抜き穴を設けたり、硬質のインサー
トを埋設したりなどの対策によって所定の値のものを比
較的容易に得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記対策によってばね
定数が変わるのは、クッション12がその外側で筒材1
3に、内側で筒材15に囲まれ、クッション12の軸線
に直交する方向の変形が拘束されることによるが、クッ
ションの軸線方向のばね定数については、クッション1
2の変形が拘束されないため、前記対策と同様の対策に
よって所定のばね定数を得ることは難しい。そこで、ゴ
ム20を有するストッパ21を車体18に設けたり、ク
ッション12の部分22を筒材13とリテーナ16との
間に介在させたりする一方、ゴム20およびクッション
の部分22の硬度や体積を選定することにより所定のば
ね定数を得ている。これは、部品点数の増加となり、ま
たサスペンションメンバと車体との結合部の大型化を招
いている。
【0005】本発明の目的は、クッションの軸線方向の
ばね定数の設定が容易であるクッション組立体を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、被支持体の筒
状のホルダに取り付けられ、締付手段によって支持体に
結合されるクッション組立体であって、前記締付手段を
貫通させる筒状の弾性体のクッションと、該クッション
の外側に配置される樹脂によって成形された筒材であっ
て内方へ向けて突出しかつ前記クッションに埋設される
リブを内周面に有し、前記ホルダに圧入される筒材とを
備える。
【0007】
【作用および効果】被支持体と支持体とは、クッション
組立体を介して結合される。その結合に先立ち、クッシ
ョン組立体の筒材がクッションに埋設されるリブを有す
ることから、リブの位置、形状、数量等を選定すること
によってクッションの軸線方向のばね定数を設定する。
【0008】クッションの外側の筒材を樹脂によって成
形したため、リブを一体に設けることができ、このリブ
をクッションに埋設しているため、クッションの軸線方
向のばね定数を広い範囲にわたって容易に設定できる。
その結果、被支持体と支持体との結合部の部品点数を低
減でき、小型化が可能である。
【0009】
【実施例】クッション組立体30は、図1に示すよう
に、被支持体32の筒状のホルダ34に取り付けられ、
締付手段36によって支持体38に結合されるもので、
クッション40と、筒材42とを備える。
【0010】図示の実施例では、被支持体32は自動車
のサスペンションメンバであり、支持体38は車体であ
る。サスペンションメンバ32にサスペンションアーム
(図示せず)が揺動可能に結合される。サスペンション
メンバ32は複数箇所のそれぞれに溶接付けされたホル
ダ34を有し、各ホルダ34にクッション組立体30が
後述するように取り付けられる。そして、クッション組
立体30は、締付手段36によって車体38に結合され
る。締付手段36はボルト44と、車体38に溶接され
たナット46とからなる。サスペンションメンバ32が
複数のクッション組立体30を介して車体38に結合さ
れているため、サスペンションアームから車体に加わる
振動が緩和される。
【0011】クッション40はゴムのような弾性体によ
って筒状に形成され、締付手段36のボルト44を貫通
させることができる。図示の実施例では、クッション4
0は内側に接着された筒材48を有し、ボルト44が筒
材48を貫通している。
【0012】外側の筒材42はナイロンその他の硬質で
強度の高い樹脂によって成形され、クッション40の外
側に配置される。筒材42は、内方へ向けて突出しかつ
クッション40に埋設されるリブ50、52を内周面に
有する。リブ50、52付き筒材42とクッション40
とは、クッション40のゴムを加硫して軟化し、接着さ
せることにより、相互に堅固に密着される。
【0013】図1に示す実施例では、2条のリブ50、
52がクッション40の軸線方向へ間隔をおいて設けら
れており、全周に伸びている。2条のリブ50、52は
互いに対向する側にステイ51を有し、強度を高めてあ
る。
【0014】筒材42は、さらに、一端にフランジ54
を、他端につめ55を有する。フランジ54とつめ55
とは、筒材42をホルダ34に圧入するとき、つめ55
がホルダ34に対して内方へ変形するが、ホルダ34を
外れたとき復元し、フランジ54がホルダ34の一端
に、つめ55がホルダ34の他端にそれぞれ引っ掛かる
ように寸法を定める。
【0015】リブ50、52によるクッション40のば
ね定数の設定は、図2に示すように、リブ50の上方に
位置するクッション40の部分58が自由状態のとき、
内側の筒材48より上方へ突出するように、またリブ5
2の下方に位置するクッション40の部分59が自由状
態のとき、仮想線で示すように筒材48より下方へ突出
するように、クッション40を形成しておく。そして、
筒材48の下端部にリテーナ62を圧入してクッション
の部分59をリブ52とリテーナ62とによって圧縮
し、さらに、クッション組立体30を締付手段36によ
って支持体38に結合したとき、クッションの部分58
をリブ50と支持体38とによって圧縮し、硬度を高く
することにより行う。
【0016】したがって、クッションの部分58、59
の体積に応じてばね定数を任意に定め得る。たとえば、
一方の部分の体積を他方の部分の体積より大きくするこ
ともでき、これによって、クッション40の軸線方向の
一方向きのばね定数と他方向きのばね定数とを異ならせ
ることができる。また、クッション40の軸線方向の一
方向きのばね定数を高くすること、たとえば上方向きの
ばね定数を高くし、下方向きのばね定数を実質的に高め
る必要がないとき、リブ52を省き、リブ50の下方に
位置するクッション40の部分が筒材48よりわずかに
下方へ突出するように定めることができる。
【0017】図3に示す実施例では、クッション40の
外側の筒材70は2条のリブ72、74を有するが、各
リブはステイを備えない。クッション40の軸線方向の
振動が比較的少ないとき、ステイを省略できる。
【0018】図4に示す実施例では、クッションの外側
の筒材76は、上方のリブ78と下方のリブ80とを有
するが、各リブは円周方向へ断続的に設けられ、しかも
上方のリブ78の位相と下方のリブ80の位相とが不一
致である。このように、クッション組立体の使用目的に
応じてリブの位置や形状を定め、クッションのばね定数
を設定する。
【0019】クッション組立体30は、筒材42をホル
ダ34に圧入して被支持体32に取り付けられる。この
場合、図示の実施例のように、筒材42につめ55を設
けておくことにより、圧入した筒材42の抜けを防止で
きる。一方、締付手段36のボルト44をナット46に
ねじ込み、クッション組立体30を支持体38に結合す
る。
【0020】被支持体32からクッション40の軸線方
向の振動が加わると、クッション40の2条のリブ5
0、52にはさまれた部分のばね定数が小さいことか
ら、まずここのばね定数によって定まる減衰機能が働
き、次いで、クッションの部分58または部分59のば
ね定数によって定まる減衰機能が働く。
【0021】図示の実施例のように、クッションの外側
の筒材42につめ55を設けることにより、クッション
組立体30がホルダ34から抜けるのを防止できる。し
たがって、図5に示すように従来別途に設けていた抜け
防止用リテーナ23を省略できる。また、支持体38と
リブ50との間にクッションの部分58を介在させる場
合、従来のストッパ21を省略できる。さらにまた、リ
テーナ62とリブ52との間にクッションの部分59を
介在させる場合、リテーナ62の大きさを従来のリテー
ナ16に比べて小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクッション組立体を被支持体と支
持体とに組み込んだ状態を示す断面図である。
【図2】本発明に係るクッション組立体の実施例の断面
図である。
【図3】本発明に係るクッション組立体の別の実施例の
中央で切断した斜視図である。
【図4】本発明に係るクッション組立体に用いる筒材の
実施例の中央で切断した斜視図である。
【図5】従来のクッション組立体を被支持体と支持体と
に組み込んだ状態を示す断面図である。
【符号の説明】
30 クッション組立体 32 被支持体 34 ホルダ 36 締付手段 38 支持体 40 クッション 42、70、76 筒材 50、52、72、74、78、80 リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被支持体の筒状のホルダに取り付けら
    れ、締付手段によって支持体に結合されるクッション組
    立体であって、前記締付手段を貫通させる筒状の弾性体
    のクッションと、該クッションの外側に配置される樹脂
    によって成形された筒材であって内方へ向けて突出しか
    つ前記クッションに埋設されるリブを内周面に有し、前
    記ホルダに圧入される筒材とを備える、クッション組立
    体。
JP30452492A 1992-10-19 1992-10-19 クッション組立体 Pending JPH06129461A (ja)

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JP30452492A JPH06129461A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 クッション組立体

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