JP3695153B2 - コイルスプリングの防振支持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、自動車のサスペンション機構に用いられるコイルスプリングの防振支持装置に係り、特に、コイルスプリングの上端部を緩衝的に支持せしめて車体側に取り付けるためのコイルスプリングの防振支持装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】
従来から、マクファーソンストラット式やデュアルリンク式等の自動車用サスペンション機構においては、緩衝器(ショックアブソーバ)にコイルスプリングを外挿せしめて、それらを車軸やアーム等と車体の間に介装せしめた構造が採用されている。また、緩衝器やコイルスプリングの車体側への取付部には、実開昭60−64337号公報等に記載されているように、防振支持装置が介装され、緩衝器やコイルスプリングを通じての車輪側から車体側への振動伝達が低減されるようになっている。
【0003】
そして、かかる防振支持装置としては、例えば、車体側に取り付けられる板状の支持金具に対して、緩衝器が挿通されて直接的またはゴムブッシュ等を介して間接的に取り付けられる装着孔を設けると共に、該装着孔の外周部分を囲むようにして、コイルスプリングの一端部を受ける円環形状のスプリング受部を設ける一方、該スプリング受部の表面を覆う緩衝ゴムシートを設けてなる構造のものが採用される。
【0004】
ところで、コイルスプリングの一端部が当接される緩衝ゴムシートには、有効な防振性能の実現のために柔らかいばね剛性が望まれるが、部材厚さの制限等の理由で、十分に柔らかいばね剛性を設定することが難しい場合があった。また、柔らかいばね剛性を設定し得たとしても、ばね剛性が柔らかいために、緩衝ゴムシートの変形時の形状が不安定となって、防振性能や耐久性の低下の問題を伴い易いという不具合があったのである。
【0005】
そこで、緩衝ゴムシートの変形時の形状を安定化させるために、例えば、支持金具の外周縁部を緩衝ゴムシート側に立ち上げて、緩衝ゴムシートの外周部分を保持せしめることが考えられる。しかしながら、支持金具には、車体側取付部の形成等のために、スプリング受部の外周部分から径方向外方に延び出す外方突出部が、適当個形成されることが多く、この外方突出部の形成部位においては、支持金具の外周縁部がスプリング受部から離れてしまうために、緩衝ゴムシートに対して有効な保持力を及ぼすことが難しいという問題があった。
【0006】
【解決課題】
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、スプリング受部から延び出す外方突出部を有する支持金具を用いて構成されたコイルスプリングの防振支持装置において、緩衝ゴムシートへの柔らかいばね剛性の設定と、緩衝ゴムシートの変形時の形状の安定化を、併せて実現することにある。
【0007】
【解決手段】
そして、このような課題を解決するために、本発明の特徴とするところは、緩衝器が挿通されて取り付けられる装着孔を有すると共に、該装着孔の外周部分にコイルスプリングの一端部を受ける円環形状のスプリング受部が設けられた、車体側に取り付けられる支持金具に対して、スプリング受部の表面を覆う緩衝ゴムシートが固着されると共に、支持金具におけるスプリング受部の外周部分が部分的に軸直角方向外方に延び出されて外方突出部が形成されたコイルスプリングの防振支持装置において、緩衝ゴムシートにおけるコイルスプリングの当接部分に、肉抜穴を周方向に離間して複数形成する一方、支持金具における少なくとも外方突出部が形成されていない外周縁部に、緩衝ゴムシート側に立ち上がって該緩衝ゴムシートの外周部分を保持する保持壁部を一体形成すると共に、かかる緩衝ゴムシートに対し、少なくとも支持金具の外方突出部が形成された部分において、コイルスプリングの当接面の外周側を周方向に連続して延びる厚肉補強部を、前記コイルスプリングの当接部分と同じか、それよりも大きく設定された肉厚寸法において、周方向で隣接する前記肉抜穴間に位置する各スプリング圧接部の外周側端部を一体的に連接するように、一体形成してなるコイルスプリングの防振支持装置にある。
【0008】
このような本発明に従う構造とされたコイルスプリングの防振支持装置においては、緩衝ゴムシートに肉抜穴が形成されていることにより、緩衝ゴムシートに対して柔らかいばね剛性が有利に設定され得、それによって、良好なる防振性能が実現される。また、支持金具に外方突出部が形成されているが、この外方突出部が形成されていない部分では、支持金具に一体形成された保持壁部で緩衝ゴムシートの外周部分が保持されることにより、緩衝ゴムシートの変形時の形状安定化が図られ得る。また一方、支持金具における外方突出部が形成された部分では、緩衝ゴムシートに一体形成された厚肉補強部で、緩衝ゴムシートにおけるコイルスプリングの当接部分が補強的に保持されることにより、緩衝ゴムシートの変形時の形状安定化が図られ得る。
【0009】
それ故、外方突出部を有する支持金具を備えたコイルスプリングの防振支持装置において、緩衝ゴムシートに柔らかいばね剛性を有利に設定することが出来ると共に、緩衝ゴムシートの変形時の形状を安定して確保することが出来るのであり、それによって、所期の優れた防振性能と、良好なる耐久性を、安定して得ることが可能となるのである。
【0010】
なお、本発明において、支持金具の装着孔に対する緩衝器の取り付けは、例えば、緩衝器のピストンロッドを支持金具に対してボルト等で直接に固定することが可能であるが、その他、筒状のゴムブッシュ等を介して、緩衝器を支持金具に対して間接的に取り付けても良い。また、支持金具の車体側への取り付けも、例えば、ボルト等を用いて支持金具を車体側部材に直接に固定することが可能であるが、その他、ゴム弾性体等で形成された緩衝装置を介して、支持金具を車体側に間接的に取り付けても良い。更に、支持金具に形成される外方突出部の具体的形状や数は限定されるものでなく、スプリング受部の中心軸に対して軸直角方向(傾斜したものも含む)に延び出す各種の形状等が採用される。また、かかる外方突出部は、例えば、支持金具を車体側に取り付けるための固着部として利用され、そのために、外方突出部に対して、例えば立設ボルトやボルト挿通孔,溶着部等が設けられることとなるが、この外方突出部は、その他、例えばダストカバー等の他部材の装着部等として用いることも可能である。また、支持金具に一体形成される保持壁部は、必ずしも連続的でなくても良い。更にまた、かかる保持壁部は、緩衝ゴムシートに対して、埋め込まれたり、加硫接着されることが望ましいが、必ずしも緩衝ゴムシートに接着されている必要はなく、緩衝ゴムシートの外周面に重ね合わされて単に当接した状態等で配設されていても良い。また、緩衝ゴムシートも、支持金具に対して加硫接着等で接着されていることが望ましいが、支持金具に対して、嵌合構造で係止したり、単に重ね合わせた状態で組み付けても良い。更にまた、支持金具における保持壁部や緩衝ゴムシートにおける厚肉補強部は、それらの全周に亘って形成することも、勿論可能である。
【0011】
また、本発明において、緩衝ゴムシートの肉抜部は、コイルスプリング側或いは支持金具側に開口する有底穴形状の他、厚さ方向に貫通した形状をもって形成することも出来る。更にまた、かかる肉抜部の周方向長さや間隔、数等は、特に限定されるものでなく、緩衝ゴムシートに要求されるばね剛性等に応じて決定されるものであり、例えば、周方向に略等間隔に2〜4程度の数個形成することも可能であるが、緩衝ゴムシートにおける応力集中を軽減するために、それ以上の多数個形成することが望ましい。また、肉抜部の径方向幅も、特に限定されるものでなく、コイルスプリングの当接面より狭くても広くても良い。更にまた、かかる肉抜部は、緩衝ゴムシートの径方向中間部分において、径方向全長に亘らない長さで形成されることが望ましく、緩衝ゴムシートにおける肉抜部の内周側および外周側には、それぞれ、周方向の全周に亘って連続して延びる環状部分が存在することが望ましい。また、緩衝ゴムシートにおける厚肉補強部は、例えば、緩衝ゴムシートにおけるコイルスプリングの当接部分と支持金具の外周縁部との間の径方向離間距離が、支持金具に設けられた外方突出部によって大きくなった部分において、該外方突出部を周方向に横切るように延びる平面形状をもって、緩衝ゴムシートにおけるコイルスプリングの当接部分の外周側に沿って形成されることが望ましく、その肉厚寸法は、緩衝ゴムシートに対して十分な形状安定性を付与し得るように、例えば、コイルスプリングの当接部分と略同じか、それよりも大きく設定されることが望ましい。更にまた、かかる厚肉補強部は、支持金具の表面に接着されることが望ましく、それによって、緩衝ゴムシートに対してより有効な形状安定性を付与し得る。
【0012】
また、本発明に従う構造とされたコイルスプリングの防振支持装置においては、例えば、支持金具におけるスプリング受部の内周側に、緩衝ゴムシート側に突出して該緩衝ゴムシートの内周面を保持する筒状保持部を一体形成することが望ましい。このような筒状保持部によって、緩衝ゴムシートの内周面が保持され得ることから、緩衝ゴムシートに対して、より優れた形状安定性が付与され得るのである。なお、かかる筒状保持部を設ける場合には、支持金具の外周縁部に設けられた保持壁部と筒状保持部の間に、周方向に延びる溝状凹部を形成し、支持金具の少なくとも外方突出部が形成されていない部分において、緩衝ゴムシートを、かかる溝状凹部に嵌め込んだ状態で装着することも可能である。また、緩衝ゴムシートの内周面は、筒状保持部に対して非接着に圧接させるだけでも良いが、好ましくは、筒状保持部に対して接着される。
【0013】
更にまた、本発明に従う構造とされたコイルスプリングの防振支持装置においては、例えば、支持金具において、スプリング受部を通り、外方突出部の略延び出し方向に延びる段差部を、形成してなる構造も、好適に採用され得る。このような段差部を補強リブとして利用することによって、支持金具の部材強度を、特に平面的に大型化された外方突出部においても有利に確保することが可能となるのである。なお、かかる段差部は、例えば、支持金具において、外方突出部の形成部分を、緩衝ゴムシートの重ね合わせ面側に、所定量だけ突出させること等によって形成され得る。また、このような段差部の形成によって、緩衝ゴムシートの肉厚が部分的に小さくなる場合があるが、その場合でも、緩衝ゴムシートのばね剛性は、肉抜穴によって十分に柔らかく設定され得る。
【0014】
また、本発明に従う構造とされたコイルスプリングの防振支持装置にあっては、その支持金具において、スプリング受面とは反対側の面に突出して、支持金具と車体側の間をシールするシールゴムを設けることも、可能である。このような構造を採用すると、例えば、支持金具を車体側に重ね合わせてボルト等で固着する場合にも、それら支持金具と車体側部材の隙間への水や塵等の侵入を、シールゴムによって防止出来ることから、各部材における錆の発生や、ゴム弾性体の劣化,緩衝器の作動不良等の不具合が有利に防止され得る。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0016】
先ず、本発明の一実施形態としてのコイルスプリングの防振支持装置が、図1および図2において、底面図および平面図として示されており、更に、図3には、その縦断面図が示されている。また、図4および図5には、かかる防振支持装置の部分断面図が、それぞれ示されている。この防振支持装置は、車体側に取り付けられる板状の支持金具10を備えており、該支持金具10の中央部分に緩衝器が取り付けられると共に、外周部分の下面にコイルスプリングの上端部が当接されることにより、それら緩衝器とコイルスプリングを、車体側に対して支持せしめるようになっている。なお、以下の説明中、上下方向とは、原則として、装着状態下における上下方向(図3の上下方向)を言うものとする。
【0017】
より詳細には、支持金具10は、例えば圧延鋼板を用いたプレス成形により形成されたものであって、略円環平板形状を有するスプリング受部12を有していると共に、該スプリング受部12の内周縁部には、軸方向下方に向かって先細となるテーパが付された円筒形状の筒状保持部14が、同軸的に一体形成されている。また、筒状保持部14の突出先端部は、径方向内方に湾曲状に曲がっており、筒状保持部14の内部を所定高さで軸方向上方に向かって折り返されて延びる内側筒壁部16が形成されていると共に、この内側筒壁部16の上端部から更に径方向内方に曲がって、底壁部18が形成されている。更にまた、底壁部18の中央部分には、緩衝器を取り付けるための装着孔20が、軸方向に貫通して形成されている。また、底壁部18の上面には、上方に向かって拡径するテーパが付された円筒形状の周壁部を備えた略漏斗状のリテーナ金具22が重ね合わされ、底壁部18の装着孔20に対してかしめや圧入等によって固着されている。なお、リテーナ金具22と支持金具10の間に形成される環状空所には、充填ゴム24が充填されている。
【0018】
また、かくの如くリテーナ金具22が組み付けられた支持金具10の底壁部18には、図6に示されているように、上側ゴムブッシュ26と下側ゴムブッシュ28が組み付けられるようになっている。上側ゴムブッシュ26は、全体として厚肉の略円筒形状を有するゴム弾性体で構成されており、軸方向中央部分の外周面が湾曲状にくびれて、周方向に連続して延びる溝状凹部30とされている。一方、下側ゴムブッシュ28は、全体として厚肉の略円筒形状を有するゴム弾性体で構成されており、その外周面には、軸方向全長に亘って連続して延びる凹溝32が、周方向に相互に離間して複数本(例えば8本)形成されている。なお、上下ゴムブッシュ26,28の内径寸法は、互いに略同じとされている。そして、これら上側ゴムブッシュ26と下側ゴムブッシュ28は、支持金具10の底壁部18に対して上下から重ね合わされ、上側ゴムブッシュ26の下端面の内周縁部に突設された小径筒部34と、下側ゴムブッシュ28の上端面の内周縁部に突設された小径筒部36が、それぞれ、底壁部18の装着孔20に上下から嵌め込まれた状態で、装着孔20の中心軸上に配設されている。更に、上下ゴムブッシュ26,28の中心孔には、上下ゴムブッシュ26,28の軸方向自由長の合計値よりも短い軸方向長さを有する筒金具38が嵌め込まれて、非接着で装着されている。
【0019】
そして、図7に示されているように、このように組み付けられた上下ゴムブッシュ26,28を介して、緩衝器のピストンロッド42が、支持金具10に対して取り付けられている。即ち、ピストンロッド42は、筒金具38に嵌め込まれて挿通されており、上下ゴムブッシュ26,28が、ピストンロッド42に外挿されたホルダ金具44とワッシャ状の圧縮板金具46の間で挟み込まれている。これら上下ゴムブッシュ26,28は、ピストンロッド42に螺着されたナット48により、筒金具38の軸方向長さまで軸方向に圧縮変形させられており、それによって、緩衝器のピストンロッド42が、支持金具10の底壁部18に対して弾性的に取り付けられている。また、かかる取付状態下、上下ゴムブッシュ26,28の外周面と、支持金具10側のリテーナ金具22および内側筒壁部16の間には、径方向に所定量の隙間が存在しており、上下ゴムブッシュ26,28のリテーナ金具22および内側筒壁部16への当接によって、ピストンロッド42の支持金具10に対する傾斜方向(こじり方向)における大きな変位が緩衝的に制限されるようになっている。なお、ホルダ金具44は、下方に開口する略逆カップ形状を有しており、図示はされていないが、例えば、ピストンロッド42に外挿されるバンプストッパの上端部が嵌め込まれて、該バンプストッパを保持するようにされる。
【0020】
一方、支持金具10におけるスプリング受部12は、略円環板形状を有しているが、その径方向一方向(図1,2中、左右方向)で対向位置する部分において、それぞれ、径方向外方に向かって延び出す一対の外方突出部50,50が、一体形成されている。特に、本実施形態では、これらの外方突出部50,50は、何れも、幅方向両側縁部が、スプリング受部12の外周縁部から接線方向に延びており、全体として、先細の略三角形の平板形状とされている。換言すれば、支持金具10は、スプリング受部12に一対の外方突出部50,50が形成されることにより、全体として略菱形の平面形状とされており、その中央部分に筒状保持部14が突出形成されている。
【0021】
また、支持金具10には、その外周縁部が下方に向かって立ち上げられることにより、下方に向かって突出する周縁リブ52が、周方向に連続状に略一定の高さで一体形成されている。更に、この周縁リブ52は、特に外方突出部の各突出先端部を除く殆どの部分において、高さがより大きくされ、且つ先端部が外方に広がるように屈曲されて、略短いスカート状に延びる形状とされている。なお、この周縁リブ52が形成されることにより、図3に示されている如く、外方突出部50が形成されていない部分では、スプリング受部12の径方向で筒状保持部14と周縁リブ52が対向位置せしめられることにより、スプリング受部12によって、下方に開口する周溝54が構成されている。
【0022】
更にまた、図2〜5からも明らかなように、支持金具10は、各外方突出部50の形成部分が、スプリング受部12における外方突出部50が形成されていない部分に比べて、台地状形態をもって全体的に僅かに下方に突出せしめられている。要するに、スプリング受部12は、外方突出部50,50の突出方向に直交する径方向一方向(図2中、上下方向)で対向位置する各1/4周弱に亘る部分が、下方に突出していない基板部56,56とされている一方、外方突出部50,50が突出する径方向(図2中、左右方向)で対向位置する各1/4周強に亘る部分が、各外方突出部50を含んで、下方に突出した台地状部58とされている。即ち、スプリング受部12だけを見れば、基板部56と台地状部58が周方向に交互に位置せしめられることにより、周方向で高さが変化せしめられており、それら基板部56と台地状部58の間には、スプリング受部12の略径方向に延びる第一の段差62が形成されているのである。なお、各外方突出部50の先端部分だけは、下方に突出せずに基板部56と略同じ高さの固着部60とされていると共に、各固着部60には、ボルト挿通孔64が設けられている。
【0023】
また、各台地状部58は、突出高さが二段階に変化させられており、スプリング受部12の周方向両側部分(換言すれば外方突出部50の幅方向両側部分)よりも、スプリング受部12の周方向中央部分(換言すれば外方突出部50の幅方向中央部分)の方が突出量が一段大きくされている。これにより、各台地状部58が、スプリング受部12の周方向両側に位置する第一の台地状部58a,58aと、周方向中央に位置する、第一の台地状部58aよりも突出量の大きい第二の台地状部58bから構成されている。また、これら第一の台地状部58a,58aと第二の台地状部58bの境界部分には、それぞれ、外方突出部50の略突出方向に延びる第二の段差66が形成されている。なお、この第二の段差66は、スプリング受部12の内周縁部から、該スプリング受部12を略径方向に横切るようにして、外方に延びて位置せしめられている。即ち、これら第一及び第二の段差62,66によって、支持金具10に補強効果がもたらされているのであり、特に、径方向の部材寸法が大きくされた外方突出部50の形成部位においては、第二の段差66によって部材強度が確保されるようになっている。
【0024】
そして、かくの如き支持金具10は、図7に示されているように、自動車の車体側部材68の下面に重ね合わされ、外方突出部50,50のボルト挿通孔64,64に挿通されたボルト70,70によって、車体側部材68に固着されるようになっている。また、その際、支持金具10は、台地状部58が形成されていない部分、即ちスプリング受部12の基板部56,56と、外方突出部50,50の固着部60,60において、それぞれ車体側部材68に対して、実質的に直接に当接状態で重ね合わされ、直接に支持されている。その他の部分、具体的には台地状部58a,58bは、車体側部材68から実質的に離間して配設されている。なお、支持金具10の上面には、台地状部58a,bや筒状保持部14の内周面を含んで、被覆ゴム層72が被着されており、特に、筒状保持部14における軸方向上側の開口周縁部には、軸方向上方に向かって立ち上がり、基板部56や固着部60の上面よりも上方に突出する円環形状のシールリップ74が、被覆ゴム層72によって一体形成されている。そして、支持金具10が車体側部材68に取り付けられた際、シールリップ74が車体側部材68に圧接されることにより、車体側部材68と支持金具10の間隙の入口がシールされるようになっている。
【0025】
また一方、支持金具10におけるスプリング受部12には、その下面に対して、緩衝ゴムシート76が被覆接着されている。この緩衝ゴムシート76は、全体として略円環板形状を有しており、スプリング受部12の全体と、外方突出部50の固着部60を除く部分を覆っており、その内周部分は、支持金具10における筒状保持部14の軸方向上端部の外周面も覆っている。また、緩衝ゴムシート76は、外方突出部50が形成されていない部分では、周溝54に嵌め込まれた状態で配設されている。なお、本実施形態では、緩衝ゴムシート76の外周縁部が、支持金具10の外周縁部を被覆し、周縁リブ52を乗り越えて支持金具10の上面まで回り込んでおり、緩衝ゴムシート76と被覆ゴム層72,充填ゴム24が、それぞれ一体的に支持金具10に加硫接着されてなる一体加硫成形品として形成されている。
【0026】
かかる緩衝ゴムシート76は、支持金具10のスプリング受部12を全周に亘って覆うと共に、下面が全体に亘って面一の平坦面を与えるだけの肉厚をもって形成されている。そして、図7に示されているように、支持金具10の車体側部材68への装着状態下、この緩衝ゴムシート76を介して、スプリング受部12が、コイルスプリング78の上端部を支持するようになっている。なお、コイルスプリング78の内周面は、筒状保持部14により、緩衝ゴムシート76を介して、弾性的に位置決めされ得るようになっている。また、スプリング受部12は、コイルスプリング78のコイル内径よりも小さな内径と、コイル外径よりも大きな外径をもって形成されており、コイルスプリング78の巻線の材料の直径よりも大きな径方向幅寸法とされて、その径方向中間部分に、コイルスプリング78が、緩衝ゴムシート76を介して当接されるようになっている。
【0027】
また、緩衝ゴムシート76には、コイルスプリング78が当接される、スプリング受部12の被覆部分に対して、下面に開口する肉抜穴80が、周方向に略一定間隔を隔てて複数個、形成されている。この肉抜穴80は、コイルスプリング78のコイル径と略同じ径寸法を有する深底部80aと、該深底部80aから径方向外方に延びる浅底部80bから構成されている。また、かかる肉抜穴80は、支持金具10にまでは達しない深さで、周方向に複数個(本実施形態では、12個)形成されており、結果的に、周方向で隣接する肉抜穴80,80間において、スプリング受部12上を径方向に直線的に延びる厚肉のスプリング圧接部82が、周方向で略等間隔に複数本(本実施形態では、12本)形成されている。そして、コイルスプリング78の上端面が、これらのスプリング圧接部82に対して当接されて支持されるようになっている。
【0028】
そこにおいて、緩衝ゴムシート76は、スプリング受部12における台地状部58の形成部位で、その肉厚が小さくされているが、肉抜穴80が形成されて、コイルスプリング78を直接に受けるスプリング圧接部82の弾性変形が容易とされることにより、柔らかいばね剛性が有利に設定される。
【0029】
また、緩衝ゴムシート76の外周部分には、支持金具10の外周縁部に立設された周縁リブ52が、埋入状態で固着されている。本実施形態では、周縁リブ52が、緩衝ゴムシート76の肉厚寸法の略半分かそれ以上の突出高さとされており、緩衝ゴムシート76の外周部分が、周縁リブ52によって補強されている。これにより、緩衝ゴムシート76に対して、コイルスプリング78から大きな荷重が作用した場合でも、外方への膨れ変形や、周方向へのずれ変形等のいびつな乃至は不安定な変形が軽減乃至は防止されるようになっている。
【0030】
特に、スプリング受部12のうち、外方突出部50が形成されていない基板部56,56においては、スプリング受部12のすぐ外周に周縁リブ52が位置していることから、周縁リブ52による補強効果が、緩衝ゴムシート76におけるスプリング圧接部82に対して、より有効に発揮され得る。なお、緩衝ゴムシート76のうち、基板部56上に位置する部分においては、肉抜穴80が、緩衝ゴムシート76の外周縁部にまで達する長さとされ、外周面に肉抜穴80が開口して形成されている。
【0031】
一方、スプリング受部12のうち、外方突出部50が形成された台地状部58,58においては、周縁リブ52がスプリング受部12から径方向外方に遠く離れて位置しており、特に、外方突出部50の先端部分までは、緩衝ゴムシート76が達していない。しかし、緩衝ゴムシート76のうち、台地状部58,58上に位置する部分には、その外周縁部に対して、それぞれ、周方向に連続して延びる厚肉補強部84が、一体形成されている。この厚肉補強部84は、スプリング圧接部82と下面が面一となる肉厚を有しており、特に、本実施形態では、外方突出部50の先端部分において、かかる厚肉補強部84が、外方突出部50の固着部60上に形成されていることにより、スプリング圧接部82よりも肉厚寸法が大きくされている。そして、このように肉厚の大きい厚肉補強部84が、緩衝ゴムシート76の外周部分において、肉抜穴80の外周側を跨いで周方向に延び、各スプリング圧接部82の外周側端部を一体的に連接するようにして形成されていることにより、各スプリング圧接部82、ひいては緩衝ゴムシート76に対して、有効な補強効果が発揮され、荷重作用時におけるいびつな乃至は不安定な変形が、有効に軽減乃至は防止されるようになっているのである。なお、各厚肉補強部84の周方向両端部は、それぞれ、支持金具10の周縁リブ52に対して固着されている。換言すれば、厚肉補強部84は、外方突出部50を幅方向に横切るようにして、外方突出部50の幅方向両側に形成された周縁リブ52,52をつなぐように形成されている。
【0032】
従って、上述の如き構造とされたコイルスプリングの防振支持装置においては、支持金具10に形成された外方突出部50,50の部材強度が、第一及び第二の段差62,66によって有利に確保され得る。しかも、コイルスプリング78を受ける緩衝ゴムシート76のばね剛性が、支持金具10に形成された第一及び第二の段差62,66(台地状部58)によって肉厚が小さくされた状況下でも、緩衝ゴムシート76に形成された肉抜穴80によって、十分に柔らかく設定され得、それによって、優れた防振性能が発揮され得る。加えて、緩衝ゴムシート76の外周部分においては、外方突出部50が形成されていない部位において、支持金具10に一体形成された周縁リブ52によって形状保持効果が発揮される一方、外方突出部50が形成された部位において、緩衝ゴムシート76に一体形成された厚肉補強部84によって形状保持効果が発揮されるのであり、その結果、緩衝ゴムシート76の全周に亘って、変形時の形状の安定化が図られ、スプリング圧接部82の倒れ変形等が有利に防止されて、所期の防振効果が安定して発揮され得るのである。
【0033】
また、特に本実施形態では、緩衝ゴムシート76の内周部分が、その全周に亘って、支持金具10の筒状保持部14に接着されており、緩衝ゴムシート76の内周部分にも有効な形状保持効果が発揮されるのであり、それによって、緩衝ゴムシート76における変形時の形状の安定化が一層有利に達成され得る。
【0034】
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものでない。
【0035】
例えば、前記実施形態では、支持金具10に対して二つの外方突出部50,50が形成されることにより、支持金具10が全体として略菱形の平面形状とされていたが、外方突出部は、一つ、或いは三つ以上形成することが可能であり、それによって、支持金具の全体形状も適宜に変更される。
【0036】
具体的には、例えば、三つの外方突出部を形成することにより、全体として略三角形の平面形状を有する支持金具や、四つの外方突出部を形成することにより、全体として略四角形の平面形状を有する支持金具等を採用することも可能である。また、その際、外方突出部が形成されていない部分における支持金具10の外周縁部の形状は、必ずしも、円弧形状とする必要はなく、例えば各外方突出部の突出先端部間を直線的につなぐようにして延びる直線的な平面形状とすることも可能である。即ち、外方突出部が形成されていない部分の外周縁部を、そのような直線的形状とした場合でも、そこに保持壁部を一体形成することにより、かかる保持壁部が、スプリング受部の近くに位置せしめられることから、緩衝ゴムシート76の外周部分に対して有効な保持効果が発揮されるのである。
【0037】
また、支持金具10における保持壁部としての周縁リブ52は、少なくとも緩衝ゴムシート76における厚肉補強部84が形成されていない部分に形成されていれば良く、それ故、前記実施形態のように、支持金具10の全周に亘って形成する必要はない。また、周縁リブ52の突出高さを、緩衝ゴムシート76の厚さ寸法の半分以下としたり、厚さ寸法と略同じかそれ以上に設定しても良い。
【0038】
更にまた、緩衝ゴムシート76における厚肉補強部84の厚さや幅等の形状は、支持金具10の形状や要求される補強効果等に応じて適宜に変更されるものであり、何等、限定されるものでなく、例えば、スプリング圧接部82より薄肉のものや、スプリング圧接部82から下方に突出してより厚肉とされたもの等も、採用可能である。また、厚肉補強部84は、支持金具10における外方突出部50が形成されていない部分にも位置するように、緩衝ゴムシート76の周方向全周に亘って連続して形成しても良い。
【0039】
また、支持金具としても、前記実施形態における筒状保持部14等を設けることなく、単純な略平板形状のものを採用することも可能であり、また、特開昭60−64337号公報等に記載されているように、かかる筒状保持部14を、支持金具に対して、上方に向かって突出して形成しても良い。
【0040】
更にまた、本発明は、自動車の前輪側と後輪側の何れのサスペンション機構においても、採用可能であることは、勿論である。
【0041】
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされたコイルスプリングの防振支持装置においては、緩衝ゴムシートに肉抜穴を設けたことによって、コイルスプリングの支持ばね剛性が柔らかくされて、良好なる防振効果が発揮されると共に、支持金具に設けられた保持壁部と緩衝ゴムシートに設けられた厚肉補強部によって、緩衝ゴムシートの外周部分が、周方向の全周に亘って補強的に保持されることから、支持金具に外方突出部が形成されていても、緩衝ゴムシートにおける不安定な変形が軽減乃至は防止されて、目的とする防振効果が有効に且つ安定して発揮されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としてのコイルスプリングの防振支持装置を示す底面図である。
【図2】図1に示されたコイルスプリングの防振支持装置の平面図である。
【図3】図2におけるIII −III 断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV断面図である。
【図5】図2におけるV−V断面図である。
【図6】図1に示されたコイルスプリングの防振支持装置におけるゴムブッシュの組み付け状態を示す、図3に対応する縦断面図である。
【図7】図1に示されたコイルスプリングの防振支持装置の車両への装着状態を示す縦断面説明図である。
【符号の説明】
10 支持金具
12 スプリング受部
20 装着孔
42 ピストンロッド(緩衝器)
50 外方突出部
52 周縁リブ
66 第二の段差
68 車体側部材
76 緩衝ゴムシート
78 コイルスプリング
80 肉抜穴
82 圧接部
84 厚肉補強部

Claims (6)

  1. 緩衝器が挿通されて取り付けられる装着孔を有すると共に、該装着孔の外周部分にコイルスプリングの一端部を受ける円環形状のスプリング受部が設けられた、車体側に取り付けられる支持金具に対して、該スプリング受部の表面を覆う緩衝ゴムシートが固着されると共に、該支持金具における前記スプリング受部の外周部分が部分的に軸直角方向外方に延び出されて外方突出部が形成されたコイルスプリングの防振支持装置において、
    前記緩衝ゴムシートにおける前記コイルスプリングの当接部分に、肉抜穴を周方向に離間して複数形成する一方、前記支持金具における少なくとも外方突出部が形成されていない外周縁部に、前記緩衝ゴムシート側に立ち上がって該緩衝ゴムシートの外周部分を保持する保持壁部を一体形成すると共に、かかる緩衝ゴムシートに対し、少なくとも前記支持金具の外方突出部が形成された部分において、前記コイルスプリングの当接面の外周側を周方向に連続して延びる厚肉補強部を、前記コイルスプリングの当接部分と同じか、それよりも大きく設定された肉厚寸法において、周方向で隣接する前記肉抜穴間に位置する各スプリング圧接部の外周側端部を一体的に連接するように、一体形成したことを特徴とするコイルスプリングの防振支持装置。
  2. 前記支持金具における前記スプリング受部の内周側に、前記緩衝ゴムシート側に突出して該緩衝ゴムシートの内周面を保持する筒状保持部が一体形成されている請求項1に記載のコイルスプリングの防振支持装置。
  3. 前記支持金具において、前記スプリング受部を通り、前記外方突出部の略延び出し方向に延びる段差部が、形成されている請求項1又は2に記載のコイルスプリングの防振支持装置。
  4. 前記支持金具の前記装着孔にゴムブッシュが組み付けられており、該ゴムブッシュを介して、前記緩衝器が該支持金具に取り付けられるようになっている請求項1乃至3の何れか1項に記載のコイルスプリングの防振支持装置。
  5. 前記支持金具における前記外方突出部に、該支持金具を車体側に取り付けるための固着部が設けられている請求項1乃至4の何れか1項に記載のコイルスプリングの防振支持装置。
  6. 前記支持金具において、前記スプリング受面とは反対側の面に突出して、該支持金具と車体側の間をシールするシールゴムが設けられている請求項1乃至5の何れか1項に記載のコイルスプリングの防振支持装置。
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