JP4617619B2 - ショックアブソーバ組付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ショックアブソーバにおけるロッドの上端部をアッパブッシュを介して車体側に組み付けるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ショックアブソーバにおけるロッドの上端部をアッパブッシュを介して車体側に組み付ける従来の構造は、特開平8−85318号公報に例示されているように、ショックアブソーバのロッド上端部を車体側のブラケットにおける挿通孔に下方から挿入し、このとき、ロッドに挿通された環状の下側ブッシュにおける環状凸部が上記挿通孔に挿入されるようにすると共に、ロッドに挿通された環状の上側ブッシュにおける環状凹部が上記凸部に嵌合され、上側ブッシュ及び下側ブッシュがそれぞれ上記ブラケットを挟んで上下の支持部材により保持され、ブラケットに対しロッド上端部が組み付けられている。
【0003】
すなわち、このロッド上端部を車体側のブラケットに組み付ける場合には、まず、ロッド上端部に下側の支持部材と下側ブッシュとを装着した状態で、ロッド上端部と下側ブッシュの凸部とをブラケットの挿通孔に下側から挿入することとなるが、この際、挿入方向である下側から上記挿入部分を目視することは不可能であるため、正しく挿入されているかどうかを挿入方向から確認することができない。
【0004】
また、ロッド上端部を車体側のブラケットに組み付ける場合、挿通孔と下側ブッシュ凸部との間には格別な係止力がないため、ロッド上端部に上方から上側ブッシュを装着したとき、挿通孔内へ下側ブッシュの凸部を押し下げる可能性があり、かつ、上側ブッシュの装着後に、上側ブッシュの凹部と下側ブッシュの凸部との嵌合状態を目視することはできないので、上記嵌合が確実に行われないままナットのねじ込みによりロッド上端部が車体側のブラケットへ組み付けられるおそれがあった。
【0005】
従って、図5に示すように、挿通孔aに対して下側ブッシュbの凸部cが正しく挿入されないまま、ショックアブソーバのロッド上端部dが車体側のブラケットeに組み付けられたときには、ショックアブソーバの振動に伴うロッド上端部dの振動によりロッド上端部dの外周面が挿通孔aの内周面に衝突して騒音を発生させ、また、下側ブッシュbのばね定数が設定値から変化することによりサスペンション特性が悪化し、さらには、挿通孔aの内周面と下側ブッシュ凸部cの外周面との間に形成された隙間fを経て雨水等が侵入するといった問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、車体側の板状部を上下に挟む各アッパブッシュによりショックアブソーバのロッド上端部が車体側に組み付けられるとき、板状部の孔部に挿入される下側アッパブッシュの環状突起と上記孔部との嵌合が確実となるようにしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明にかかるショックアブソーバ組付け構造は、孔部が形成された車体側板状部と、上記板状部の上下にそれぞれ配置された上側アッパブッシュ及び下側アッパブッシュと、上記孔部及び上記両アッパブッシュを上下に挿通する筒状カラーと、上端部が上記カラー内を上下に挿通するショックアブソーバのロッドと、上記ロッドに係止されて上記板状部の下面との間に上記下側アッパブッシュを挟持する支持部材と、上記ロッドに係止されて上記板状部の上面との間に上記上側アッパブッシュを挟持する組付け部材とを有し、上記下側アッパブッシュの上部には上記孔部と嵌合して上記板状部の上方へ突出する環状突起が形成され、上記突起の中央孔部内を上記カラーが上下に挿通することにより上記突起の上端外周縁が外側方へ張り出すようにされている。
【0008】
すなわち、車体側板状部の孔部と嵌合する下側アッパブッシュ上部の環状突起は、その中央孔部内をカラーが上下に挿通することにより上端外周縁が板状部の上方で外側方へ張り出すようにされているので、環状突起の中央孔部に対するカラーの挿通によって環状突起が板状部の孔部から下方へ抜け出さないように設定することができ、従って、環状突起が板状部の孔部と確実に嵌合していることをカラー及び下側アッパブッシュの挿入方向と逆方向である上側から容易に確認できるようになる。
【0009】
以下、本発明の各実施形態例について、同等部分にはそれぞれ同一符号を付けて説明する。
図1及び図2において、車体側板状部1の上下にそれぞれ上側アッパブッシュ2と下側アッパブッシュ3とが配置され、筒状カラー4が上側アッパブッシュ2及び下側アッパブッシュ3と板状部1に形成された孔部5とを上下に挿通していると共に、車両用サスペンションのショックアブソーバにおけるピストンロッド6の上端部がカラー4内を上下に挿通し、ピストンロッド6の上端にナット7をねじ込むことにより、ピストンロッド6に係止された支持板8と板状部1の下面との間に下側アッパブッシュ3が挟持され、かつ、ピストンロッド6に係止された組付け板9と板状部1の上面との間に上側アッパブッシュ2が挟持されている。
【0010】
また、下側アッパブッシュ3の上部に形成された環状突起10は、孔部5と嵌合して板状部1の上方へ突出し、上側アッパブッシュ2の下面に形成された凹部11と嵌合している一方、突起10の中央孔部12内をカラー4が上下に挿通し、さらに、中央孔部12の上端内周縁は内側へ張り出すように縮径されていて、ピストンロッド6の上端部が上側アッパブッシュ2及び下側アッパブッシュ3を介して車体側板状部1に組み付けられている。
【0011】
この場合、車体側板状部1に対するピストンロッド6上端部の組付け手順は、まず、図3(A)に示すように、下方から板状部1の孔部5内へ下側アッパブッシュ3の突起10を挿入して、両者の嵌合を確認する。
【0012】
次に、図3(B)に示すように、下方から下側アッパブッシュ3及び環状突起10の中央孔部12内へカラー4を挿入する。
【0013】
図3(C)に示すように、下方から上方へカラー4を十分に挿入すると、カラー4が中央孔部12の上端内周縁を外側へ押圧する結果、突起10の上端部外周面が板状部1の上方で外側方へ張り出して、孔部5から突起10が下方へ抜け出すことが阻止され、下側アッパブッシュ3が板状部1へ仮固定される。
【0014】
その状態で図3(D)に示すように、板状部1の上方へ突出した突起10が上側アッパブッシュ2下面の凹部11内へ嵌合するように上側アッパブッシュ2を上方から組み付け、さらに、ピストンロッド6の上端部を下方からカラー4内に挿入し、上側アッパブッシュ2から上方へ突出したピストンロッド6上端部に組付け板9を係合させると共に、適度な強さでナット7をねじ込むことによって、図1のようにピストンロッド6の上端部が板状部1に組み付けられることとなる。
【0015】
すなわち、上記組付け方法によれば、下側アッパブッシュ3単体を板状部1の下面から当てがって、孔部5内へ突起10を挿入するため、孔部5及び突起10の嵌合を比較的容易に確認することができる。
【0016】
また、下側アッパブッシュ3及び突起中央孔部12内へ下方からカラー4を十分に挿入することにより、孔部5からの突起10の抜け止めが自動的に行われて、下側アッパブッシュ3を簡単に板状部1へ仮固定することができ、しかも、孔部5に対する突起10の嵌合が正確に行われていない場合には、中央孔部12内へカラー4が十分に挿入されていても、下側アッパブッシュ3を下方へ引くことにより孔部5から突起10が簡単に引き出されて、上記嵌合の不適合を容易に判別することが可能となるので、孔部5に対する突起10の正しい嵌合を一層容易に確認することができる。
【0017】
従って、孔部5を挿通するピストンロッド6の上端部と孔部5との間には、環状突起10が確実に介在しているため、ショックアブソーバの振動に伴ってピストンロッド6の上端部が振動しても、ピストンロッド6上端部の外周面が孔部5の内周面へ衝突することは完全に阻止され、騒音の発生を容易に防止することができる。
【0018】
また、ピストンロッド6の上端部は、板状部1の上下にそれぞれ配置された上側アッパブッシュ2及び下側アッパブッシュ3によって、設定されたばね定数により常に確実に組み付けられることとなるので、サスペンション特性を良好に保持させることができる。
【0019】
さらに、孔部5に嵌合した突起10の外周面と孔部5の内周面との間に隙間が生じることは容易に制止できるため、雨水等の侵入も確実に防止できる長所がある。
【0020】
なお、上記実施形態例では、突起10における中央孔部12の上端内周縁が内側へ張り出すように縮径されているが、図4(A)、(B)にそれぞれ示されているように、中央孔部12の上端部内周面に環状突起20を形成し、あるいは、断続的な周方向突起21を形成して、中央孔部12内へカラー4が下方から十分に挿入されたときには、それぞれ突起10の上端部外周面が板状部1の上方で外側方へ張り出すようにしても、上記実施形態例と同等の作用効果を奏することができるものである。
【0021】
【発明の効果】
本発明にかかるショックアブソーバ組付け装置にあっては、車体側板状部の孔部と嵌合する下側アッパブッシュの環状突起における中央孔部内をカラーが上下に挿通することにより、環状突起が板状部の孔部から下方へ抜け出さないように設定して、環状突起が板状部の孔部と確実に嵌合していることを上側から容易に確認できるようになるので、板状部に対するショックアブソーバのロッドの誤組付けを容易に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における縦断面図。
【図2】上記実施形態例の要部拡大図。
【図3】上記実施形態例の組付け説明図。
【図4】本発明の他の実施形態例における要部縦断面図。
【図5】従来装置の作用説明図。
【符号の説明】
1 車体側板状部
2 上側アッパブッシュ
3 下側アッパブッシュ
4 カラー
6 ピストンロッド
7 ナット
8 支持板
9 組付け板
10 突起
11 凹部
20 突起
21 突起

Claims (2)

  1. 孔部が形成された車体側板状部と、上記板状部の上下にそれぞれ配置された上側アッパブッシュ及び下側アッパブッシュと、上記孔部及び上記両アッパブッシュを上下に挿通する筒状カラーと、上端部が上記カラー内を上下に挿通するショックアブソーバのロッドと、上記ロッドに係止されて上記板状部の下面との間に上記下側アッパブッシュを挟持する支持部材と、上記ロッドに係止されて上記板状部の上面との間に上記上側アッパブッシュを挟持する組付け部材とを有し、上記下側アッパブッシュの上部には上記孔部と嵌合して上記板状部の上方へ突出する環状突起が形成され、上記突起の中央孔部内を上記カラーが上下に挿通することにより上記突起の上端外周縁が外側方へ張り出すようにされたショックアブソーバ組付け構造。
  2. 請求項1において、上記板状部の孔部の上方で上記中央孔部の内周面に突出部が形成されたショックアブソーバ組付け構造。
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