JP4716556B2 - 車両のサスペンションにおける油圧緩衝器の取付け構造 - Google Patents
車両のサスペンションにおける油圧緩衝器の取付け構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4716556B2 JP4716556B2 JP2000352260A JP2000352260A JP4716556B2 JP 4716556 B2 JP4716556 B2 JP 4716556B2 JP 2000352260 A JP2000352260 A JP 2000352260A JP 2000352260 A JP2000352260 A JP 2000352260A JP 4716556 B2 JP4716556 B2 JP 4716556B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- shock absorber
- hydraulic shock
- mounting structure
- mounting plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000035939 shock Effects 0.000 title claims description 89
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 title claims description 88
- 239000000725 suspension Substances 0.000 title claims description 13
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 120
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims description 120
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 17
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 16
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 3
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
- 230000008719 thickening Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のサスペンションに用いられる油圧緩衝器を車体に取り付けるための取付け構造に関するもので、特に、油圧緩衝器の車両上下方向上端部を、防振ゴムを介して車体に取り付ける油圧緩衝器の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両においては、車体と車輪との間に作用する荷重を受けるとともに、車輪から車体に伝えられる衝撃を緩和して乗り心地を良好にするために、図9に示されているようなサスペンションが設けられている。図9はフロント側のサスペンションSを示す斜視図であるが、サスペンションSは、通常、車軸を支持するナックル2、ナックル2に結合され且つ車体側のホイールハウスに連結されるアッパアーム3、ナックル2に結合され且つ車体側のサブフレームに連結されるロアアーム4、ロアアーム4に対してダンパフォーク5により結合され且つ車両上下方向上端部においてダンパマウント7(詳細は後述する)を介してホイールハウスの上部に取付けボルト8によって取り付けられるダンパとしての油圧緩衝器6、油圧緩衝器6の周囲を取り囲んで配設されていて油圧緩衝器6と共に車体の荷重を支えるコイルスプリング9等から構成されている。
【0003】
このようなサスペンションSには、車体の重量に基づく上下荷重が作用するのみならず、旋回時の操舵力や路面の状態に応じて、また、旋回時、加速時や制動時等の車両の運転状態に応じて、横荷重も作用する。横荷重は、アッパ及びロアの各アーム3,4で受けることにより、油圧緩衝器6への影響が可及的に少なくなるように配慮されている。油圧緩衝器6は、一般に、長手方向(軸線方向)に延びるストラット形式の長尺体として構成されている。その油圧緩衝器6は、ストラットの伸縮により内部の油圧がもたらす減衰作用によって、主に路面からの衝撃に対して衝撃を吸収し、車体の振動を抑制する。油圧緩衝器6は、ダンパマウント7を介してホイールハウスに取り付けられているので、路面からの高周波振動の車体への伝達が遮断される。
【0004】
油圧緩衝器6の車両上下方向上端部を車体側の構造物であるホイールハウスに取り付ける従来構造が、図10及び図11に示されている。図10に示されている従来の取付け構造80は、防振ゴムが加硫接着されているダンパマウント85を用いた取付け構造である。油圧緩衝器6の上部に突出するピストンロッド11には、先端側に向かって順に、大径部12、段差部13、小径部14が形成されており、最先端部には雄ねじ部15が形成されている。その小径部14には鋼材から成る係止部材16が嵌合されており、その係止部材16が段差部13に座着するようにされている。係止部材16と油圧緩衝器6のシリンダ6aの上面17との間には、大径部12に嵌挿され且つ係止部材16に付着しているバンプストッパ18が、シリンダ上面17との間に隙間を形成した状態で配設されている。そのバンプストッパ18は、油圧緩衝器6の過大な収縮時にシリンダ上面17が当接することにより、過大な荷重を緩衝する。バンプストッパ18の外周は、下方のみ開口した筒状のダストカバー19によって覆われている。
【0005】
ダンパマウント85は、ピストンロッド11の小径部14に嵌挿されるカラー86と、取付けボルト8を車体側のホイールハウスにねじ込むことによってホイールハウスに取り付けられる取付け板(ベースプレート)87と、カラー86の外周面と取付け板87の折返し部88の内周面との間に配置されて加硫接着された防振ゴム89とから構成されている。そのダンパマウント85は、カラー86を嵌挿したピストンロッド11の雄ねじ部15にナット23をねじ込み、押さえ板22とダストカバー19の頂面20との間で防振ゴム89を締め付けることにより、油圧緩衝器6に組み付けられる。このダンパマウント85の防振ゴム89は、断面が湾曲している折返し部88に密着しているので、油圧緩衝器6の軸線方向の荷重のみならず、ピストンロッド11と直交する径方向の荷重も伝達可能である。防振ゴム89は加硫接着型で、特性が安定しているので、このようなダンパマウント85は主として高級車用として用いられる。
【0006】
図11に示されている従来の取付け構造90は、防振ゴムが加硫接着されていないダンパマウント95を用いた取付け構造である。油圧緩衝器6の構造は、図10に示されている構造の場合と同様であるので、同じ部品及び部位には同じ符号を付することにより再度の説明を省略する。車体側の構造は、取付けボルト8によってホイールハウスに締め付けられる第1取付け板96と、その第1取付け板96に重ねられる第2取付け板97とから成っている。第1取付け板96は、湾曲部96aとその湾曲部96aから内側に延びる平坦部96bとを有しており、第2取付け板97は、第1取付け板96の湾曲部96aと平坦部96bとに対して対称形状を呈する湾曲部97aと平坦部97bとを有している。
【0007】
ダンパマウント95は、ダストカバー19の頂面20と第1取付け板96との間に設けられる第1防振ゴム98、及び押さえ板22と第2取付け板97との間に設けられる第2防振ゴム99から成っている。それらの防振ゴム98,99は、それぞれ、カラー86の外周を取り囲む状態に配置された傘状のゴムであり、開いた側が互いに対向するようにして配置されている。防振ゴム98,99の各環状部の断面は略鶏卵形であり、尖端部に相当する内周縁部がカラー86とダストカバー頂面20あるいは押さえ板22との角部にそれぞれ当接し、丸端部に相当する外周縁部が第1取付け板96の湾曲部96aあるいは第2取付け板97の湾曲部97aにそれぞれ当接するようにされている。
【0008】
このダンパマウント95は、カラー86を嵌挿したピストンロッド11の雄ねじ部15にナット23をねじ込み、押さえ板22とダストカバー19との間で防振ゴム98,99を締め付けることにより、油圧緩衝器6に組み付けられる。そのダンパマウント95の防振ゴム98,99は、断面が湾曲している第1及び第2取付け板96,97の湾曲部96a,97aに密着しているので、油圧緩衝器6の軸線方向の荷重のみならず、ピストンロッド11と直交する径方向の荷重も伝達可能である。防振ゴム98,99は第1取付け板96、第2取付け板97、カラー86及びダストカバー19のいずれにも加硫接着されておらず、低コストであるので、このようなダンパマウント95は一般車用として用いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ダンパマウントが奏すべき機能としては、油圧緩衝器の軸線方向、即ち略上下方向、及びその軸線に直交する方向、即ち左右方向と前後方向とにおいて、油圧緩衝器の位置を保持する機能と、サスペンションの動きに基づいて油圧緩衝器が車体に対して首振りを起こす動きを許容する機能と、これらすべての方向の振動入力に対する防振機能とが求められる。図10及び図11に示されている取付け構造は、これらの機能を満足できるように設計されている。例えば、図10に示されている加硫接着型のダンパマウント85が奏する軸線に直交する方向の保持機能は、取付け板87の折返し部88が有する軸線方向厚さの防振ゴム部分で得られるので、その保持機能の調整は、折返し部88の軸線方向厚さを調節することによって行われている。また、図11に示されている加硫接着型でないタイプのダンパマウント95は、傘状の防振ゴム98,99の開き角度を調節することにより、軸線方向に直交する方向の保持機能を持たせている。
【0010】
しかしながら、これらの構造はいずれも、油圧緩衝器の軸線に直交する方向である前後・左右方向の保持機能を油圧緩衝器の基本構成部分よりも上方において持たせるようにしているため、油圧緩衝器とダンパマウントとを含むダンパアッセンブリ全体の長さ、即ち、車両適用状態での高さを短縮することは困難であるという問題があった。
【0011】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ダンパアッセンブリ全体の軸線方向の長さ、即ち高さを小さくすることのできる車両のサスペンションにおける油圧緩衝器の取付け構造を得ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明では、油圧緩衝器の車両上下方向上端部の車体への取付け構造において、ダンパマウントの軸線方向の保持機能と軸線に直交する方向の保持機能とを分離して、軸線に直交する方向の保持機能を、軸線方向の保持機能を発揮する部分よりも下方の位置で発揮させるようにしている。
即ち、本発明による油圧緩衝器の取付け構造は、油圧緩衝器の軸線方向上端部と車体との間に配置されて、油圧緩衝器の軸線方向荷重を受ける第1ゴムと、油圧緩衝器の軸線に直交する径方向荷重を受ける第2ゴムとをそれぞれ別個に設け、その第1ゴムを取付け板によって車体に取り付けるとともに、第2ゴムをその取付け板及び第1ゴムよりも車両上下方向下側のみに且つ第1ゴムよりも径方向外側に配置して取付け板から車両上下方向下側に延びるブラケットに設けるようにしたことを特徴としている。取付け板は、第1ゴムの車両上下方向上側の端面よりも下方に配置される。
【0013】
このように構成された油圧緩衝器の取付け構造によれば、取付け板を介して車体に取り付けられ、油圧緩衝器の軸線方向上端部と車体との間に配置される第1ゴムは、油圧緩衝器の軸線方向荷重を受け、ダンパマウントの軸線方向の保持機能を発揮する。また、その第1ゴム及び取付け板よりも下方に配置される第2ゴムは、軸線に直交する径方向荷重を受け、径方向の保持機能を発揮する。そして、第1ゴムを車体に取り付ける取付け板は、第1ゴムの車両上下方向上側の端面よりも下方に配置される。したがって、油圧緩衝器の基本構成部分の軸線方向端部と車体との間の距離が、第1ゴムの厚さ相当のみの長さで済むことになり、ダンパアッセンブリ全体の長さを短くすることが可能となる。
【0014】
この油圧緩衝器の取付け構造において、ブラケットと油圧緩衝器の外周部との間に第2ゴムを配置するようにすることもできる。そのようにすれば、ブラケットが車体側の径方向対向部としての役割を果たすことになるので、第1ゴム及び取付け板よりも下方で油圧緩衝器の径方向位置が保持される。
【0015】
また、この油圧緩衝器の取付け構造において、取付け板には、第1ゴムが内側に配置される開口と、その開口の周縁で折り返して形成される増厚部とを設けるようにしてもよい。そのようにすれば、取付け板と第1ゴムとの係合が強められるので、第1ゴムの抜け出し防止を図ることができる。
【0016】
また、この油圧緩衝器の取付け構造において、第1ゴムと第2ゴムとは一体に形成することもできる。そのように第1ゴムと第2ゴムとを一体に形成することとすれば、部品点数が少なくなってコストの低減が可能になるとともに、組立て及び位置決めにおいて防振ゴムの取扱いが易しくなる。
【0017】
更に、この油圧緩衝器の取付け構造において、第1ゴム及び第2ゴムは、油圧緩衝器と車体との間に挟み込むことによって保持されるようにすることもできる。そのように第1ゴム及び第2ゴムが油圧緩衝器と車体側の部材との間に挟み込んで保持されるようにすれば、車体側部材の加工を事前に行うことが可能となり、また、油圧緩衝器の取り付けを容易に行うことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施例を説明する。
図中、図1は本発明による油圧緩衝器の取付け構造の一実施例を示す縦断面図であり、図2は図1に示されている取付け構造の組立て前の状態を示す分解図である。これらの図1及び図2において、図10に示されている従来の取付け構造に用いられているのと同一の部品及び部位については、図10に付された符号と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0019】
図1に示されている油圧緩衝器6の車両上下方向上端部の車体への取付け構造1を参照すると、その取付け構造1のダンパマウント25は、油圧緩衝器6の上方に配置される第1ゴム26と、油圧緩衝器6の側方に配置される第2ゴム27とから成っている。それら第1ゴム26及び第2ゴム27は、それぞれ、ピストンロッド11の小径部14の周囲に嵌挿されたカラー24の外周面と、ピストンロッド11に取り付けられたダストカバー19の外周面21とを取り囲む環状の防振ゴムから形成されている。
【0020】
第1ゴム26は、油圧緩衝器6の軸線方向上端部を構成するダストカバー19の頂面20と、ピストンロッド11の雄ねじ部15にねじ込まれるナット23によって押さえ付けられる押さえ板22との間に挟み込まれている。その第1ゴム26は、取付けボルト8によって車体に取り付けられる取付け板30に形成された開口31の周囲において、開口31の内側から取付け板30の上下両面を包む状態に形成されている。したがって、その取付け板30は、第1ゴム26の車両上下方向上側の端面よりも下方に位置している。取付け板30は、開口31の周りにおいて折り返されて増厚部32を形成するようにされており、第1ゴム26との係合を強めて抜出しを防止している。カラー24は、ダストカバー19と押さえ板22とに当接することにより、第1ゴム26の軸線方向圧縮の限界を定めている。この第1ゴム26は、油圧緩衝器6のピストンロッド11に働く軸線方向荷重を、取付け板30を介して車体との間で伝達し、軸線方向位置を保持する保持機能を奏している。
【0021】
第2ゴム27は、油圧緩衝器6の最外周部を構成するダストカバー19の外周面21の径方向外側において、その外周面21と円筒状ブラケット33の内周面34との間に挟まれた状態で加硫接着されている。そのブラケット33の内周面34は、車体側の径方向対向部としての役割を果たすものである。ブラケット33は、その上部フランジ部35が、取付け板30に溶接等で取り付けられた金具35aをかしめることによって挟み付けられ、それによって取付け板30から車両上下方向下側に延びる状態で車体に固定されるようになっている。このようにして、第2ゴム27は、油圧緩衝器6の軸線に直交する径方向に作用する径方向荷重を、ブラケット33を介して車体との間で伝達し、径方向位置を保持する保持機能を奏している。
【0022】
図1から明らかなように、カラー24の長さは、図10又は図11に示されている従来の取付け構造80,90のカラー86と比較して、大幅に短縮化されており、油圧緩衝器6とダンパマウント25とを含むダンパアッセンブリ全体の長さを縮小している。その結果、フロント側においては、ボンネットの高さを低くすることができ、リヤ側においては、車両のキャビンを広げることができる。また、軸線方向の保持機能を奏する第1ゴム26と径方向の保持機能を奏する第2ゴム27とが別々に製作されるので、軸線方向と径方向とのばね剛性等の調整を、要求される制振特性に応じて個別に調整することが可能となり、調整の自由度が高くなる。また、組立て前においてブラケット33の絞り加工等を行うことができるので、その加工が容易であり、耐久性を向上させやすい。
【0023】
図2を参照すると、第1ゴム26に関しては、取付け板30及び金具35aと共に第1ゴム組立体36を予め製作しておき、第2ゴム27に関しても、ダストカバー19及びブラケット33と共に第2ゴム組立体37を予め製作しておく。油圧緩衝器6とダンパマウント25とから成るダンパアッセンブリの組立ては、先ず、予め係止部材16とバンプストッパ18とが組み込まれた油圧緩衝器6のピストンロッド11に第2ゴム組立体37を嵌挿し、カラー24をピストンロッド11に嵌挿し、カラー24の外側に更に第1ゴム組立体36を嵌挿する。次に、押さえ板22をピストンロッド11に嵌挿し、ナット23をピストンロッド11の雄ねじ部15にねじ込むことにより、ダンパアッセンブリが完成し、取付けボルト8によって、車体に取り付けられる。
【0024】
図3は本発明による油圧緩衝器の取付け構造の他の実施例を示す縦断面図であり、図4は図3に示されている取付け構造を分解して示す分解図である。図3及び図4に示す実施例においては、図1及び図2に示されている実施例に対して、第1ゴム26と第2ゴム27とを一体に形成した点、及びブラケット33を直接に取付け板30に取り付けた点を除いて異なるところはないので、特に付した符号以外、同一の部品及び部位については、図1に付された符号と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図3及び図4に示す取付け構造40のダンパマウント45は、そのゴムが、軸線方向荷重を受けて軸線方向位置を保持する保持機能を奏する第1ゴム部46、軸線方向に直交する径方向荷重を受けて径方向位置を保持する保持機能を奏する第2ゴム部47、及びそれら第1ゴム部46と第2ゴム部47とを一体的に連結する連結部48から形成されている。これらの部分は、加硫接着等の手段にて、取付け板30やブラケット33に接着されている。ブラケット33は、フランジ部35において取付け板30に直接に取り付けられるので、図1及び図2の実施例で用いられていたカシメ用の金具35aが不要である。ダンパマウント45も一つの部品として取り扱われるので、総合的に見て、部品点数が少なくなり、コストも安くなる。図4に示すとおり、ダンパマウント45は、取付け板30及びブラケット33と共に予め製作されており、ピストンロッド11に先に嵌挿されているカラー24の外側に対して、第1ゴム部46を押し込み、ナット23を締め付けることで、ダンパアッセンブリが組み立てられる。
【0025】
図5は、本発明による油圧緩衝器の取付け構造の更に異なる実施例を示す縦断面図である。図5に示されている取付け構造50は、図3の実施例とは、ダンパマウントの第2ゴム部とダストカバーとの間にクリアランスが形成されている点を除いて異なるところがないので、特に付した符号以外の同一の機能を奏する部品及び部位については、図3に付された符号と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
この取付け構造50においては、ダンパマウント55を構成する第1ゴム部56及び第2ゴム部57のうち、軸線に直交する径方向の保持機能を奏する第2ゴム部57は、ダストカバー19の外周面21との間にクリアランス59が形成されるようにして配設されている。
【0026】
図6は本発明による油圧緩衝器の取付け構造の更に異なる実施例を示す縦断面図であり、図7は図6に示されている取付け構造を分解して示す分解図である。図6に示す取付け構造60は、図3に示されている取付け構造とは、ダンパマウントのゴム部を、取付け板やブラケットに対して加硫接着等の接着を施すことなくゴム単品として製作している点を除いて異なるところはないので、特に付した符号以外の同一の機能を奏する部品及び部位については、図3に付された符号と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
この取付け構造60におけるダンパマウント65のゴム部は、取付け板30の上面61と押さえ板22の下面63との間に挟まれる上部ゴム66と、取付け板30の下面62とダストカバー19の頂面20との間に挟まれる下部ゴム67とから成る。
【0027】
下部ゴム67は、本体部分67aから一体的に、カラー24の側方で且つ取付け板30の開口31内に延びる筒状部分67bと、ダストカバー19の外周面21とブラケット33の内周面34との間に延びる筒状部分67cとを備えている。上部ゴム66及び下部ゴム67は、取付け板30やブラケット33に加硫接着等の接着を施すことなく、それぞれゴム単品として製作されている。上部ゴム66と下部ゴム67の本体部分67aとは、軸線方向荷重を受けて軸線方向位置の保持機能を奏するもので、本発明における第1ゴムに相当するものであり、下部ゴム67の筒状部分67b,67cは、径方向荷重を受けて径方向の位置の保持機能を奏するもので、本発明における第2ゴムに相当するものである。図7に示されているように、この実施例のダンパマウント65は、カラー24を嵌挿した油圧緩衝器6のピストンロッド11に対して、下部ゴム67、取付け板30とブラケット33、上部ゴム66、押さえ板22をこの順に嵌挿し、ナット23をピストンロッド11の雄ねじ部15にねじ込むことにより、下部ゴム67の筒状部分67b上端がリング状の上部ゴム66内に圧入された状態で締め付けられて、ダンパアッセンブリが組み立てられる。
【0028】
図8は本発明による油圧緩衝器の取付け構造の他の実施例を示す縦断面図である。図8に示す取付け構造70は、図1〜図7に示されている各実施例と比較して、その油圧緩衝器を倒立した状態で車体に取り付ける構造である点で異なっている。この取付け構造70のダンパマウント75は、図5に示されているダンパマウント55と同じ構造を有しているので、同じ部品及び部位には同じ符号を付すことにより再度の説明を省略する。
図8に示すように、油圧緩衝器76は、先の各実施例における油圧緩衝器6を倒立した状態に配置したものであり、バンプストッパ78は、シリンダ77aの下面77c側に配置されている。ダンパマウント75の第1ゴム部56は、押さえ板22とシリンダ77aの頂面77bとの間に挟み込まれている。
【0029】
以上、本発明の好適実施例についていくつか説明したが、本発明はそれらの実施例に限られるものではない。例えば、図1の実施例においては、第2ゴム27がダストカバー19の外周面21とブラケット33の内周面34とにそれぞれ接着されるものとして説明したが、そのいずれか一方のみに接着することとし、他方との間には図5の実施例におけるようなクリアランスを設けるようにすることもできる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているので、次のような効果を奏する。即ち、この油圧緩衝器の取付け構造は、油圧緩衝器の軸線方向上端部と車体との間に配置されて油圧緩衝器の軸線方向荷重を受ける第1ゴムと、その第1ゴムを車体に取り付ける取付け板と、油圧緩衝器の軸線に直交する径方向の荷重を受ける第2ゴムとを備え、取付け板は第1ゴムの車両上下方向上側の端面よりも下方に配置し、第2ゴムはそれら第1ゴム及び取付け板よりも車両上下方向の下側のみに且つ第1ゴムよりも径方向外側に配置して取付け板から車両上下方向下側に延びるブラケットに設けるようにしているので、ダンパアッセンブリ全体の軸線方向長さを短くすることが可能になる。その結果、フロント側においてはボンネットの高さを低くすることができ、リヤ側においてはキャビンを広げることができる。また、同じボンネット高さを前提とした場合には、フロント側の油圧緩衝器の剛性を上げることができる。更に、ストラット形式のサスペンションではサスペンション自体の横方向の荷重に対する剛性の向上を可能とし、操縦安定性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による油圧緩衝器の取付け構造の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】 図1に示されている取付け構造を、組立て前の状態で示す分解図である。
【図3】 本発明による油圧緩衝器の取付け構造において、一体形成された防振ゴムを有する実施例を示す縦断面図である。
【図4】 図3に示されている取付け構造を分解して示す分解図である。
【図5】 本発明による油圧緩衝器の取付け構造において、油圧緩衝器と防振ゴムとの間に径方向のクリアランスを形成した実施例を示す縦断面図である。
【図6】 本発明による油圧緩衝器の取付け構造において、ゴム部を接着せず単品として形成した実施例を示す縦断面図である。
【図7】 図6に示されている取付け構造を分解して示す分解図である。
【図8】 本発明による油圧緩衝器の取付け構造において、油圧緩衝器を倒立した状態で組み込んだ実施例を示す縦断面図である。
【図9】 本発明による油圧緩衝器の取付け構造が適用されるサスペンションの一例を示す斜視図である。
【図10】 油圧緩衝器を車体に取り付ける従来の構造の一例を示す縦断面図である。
【図11】 油圧緩衝器を車体に取り付ける従来の構造の他の例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,40,50,60,70 取付け構造
6 油圧緩衝器
19 ダストカバー
20 頂面
21 外周面
26,46,56,66,67a 第1ゴム
27,47,57,67b,67c 第2ゴム
30 取付け板
31 開口
32 増厚部
33 ブラケット
59 クリアランス
Claims (5)
- 車両のサスペンションに用いられる油圧緩衝器の車両上下方向上端部を車体に取り付けるための構造であって;
前記油圧緩衝器の軸線方向上端部と前記車体との間に配置されて、前記油圧緩衝器の軸線方向の荷重を受ける第1ゴムと、
その第1ゴムを前記車体に取り付ける取付け板と、
前記油圧緩衝器の軸線に直交する径方向の荷重を受ける第2ゴムとを備えており、
前記取付け板は、前記第1ゴムの車両上下方向上側の端面よりも下方に配置され、
前記第2ゴムは、前記第1ゴム及び前記取付け板よりも車両上下方向下側のみに且つ前記第1ゴムよりも径方向外側に配置されているとともに、前記取付け板から車両上下方向下側に延びるブラケットに設けられていることを特徴とする、
車両のサスペンションにおける油圧緩衝器の取付け構造。 - 前記第2ゴムが前記ブラケットと前記油圧緩衝器の外周部との間に配置されていることを特徴とする、
請求項1記載の油圧緩衝器の取付け構造。 - 前記取付け板は、前記第1ゴムが内側に配置される開口と、その開口の周縁で折り返して形成される増厚部とを有することを特徴とする、
請求項1又は2記載の油圧緩衝器の取付け構造。 - 前記第1ゴムと前記第2ゴムとが一体に形成されていることを特徴とする、
請求項1〜3のいずれか記載の油圧緩衝器の取付け構造。 - 前記第1ゴム及び前記第2ゴムが、前記油圧緩衝器と前記車体との間に挟み込むことによって保持されていることを特徴とする、
請求項1〜4のいずれか記載の油圧緩衝器の取付け構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000352260A JP4716556B2 (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 車両のサスペンションにおける油圧緩衝器の取付け構造 |
US09/992,278 US6776402B2 (en) | 2000-11-20 | 2001-11-19 | Liquid-encapsulated damper mount and hydraulic damper mounting structure in suspension of automobile |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000352260A JP4716556B2 (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 車両のサスペンションにおける油圧緩衝器の取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002155983A JP2002155983A (ja) | 2002-05-31 |
JP4716556B2 true JP4716556B2 (ja) | 2011-07-06 |
Family
ID=18825187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000352260A Expired - Lifetime JP4716556B2 (ja) | 2000-11-20 | 2000-11-20 | 車両のサスペンションにおける油圧緩衝器の取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4716556B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103906944A (zh) * | 2011-10-28 | 2014-07-02 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用阻尼器的支架构造及支架组装方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006002796A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Toyota Motor Corp | 車両用サスペンション構造 |
CN112721559B (zh) * | 2020-12-31 | 2022-05-13 | 浙江林氏汽车零部件有限公司 | 一种汽车橡胶支架 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5822706A (ja) * | 1981-08-05 | 1983-02-10 | Nissan Motor Co Ltd | シヨツクアブソ−バの取付構造 |
JPS5845107U (ja) * | 1981-09-21 | 1983-03-26 | マツダ株式会社 | ストラットマウント装置 |
JPS59126705U (ja) * | 1983-02-17 | 1984-08-25 | 東海ゴム工業株式会社 | 車両懸架装置用アツパサポ−ト |
JPS59191442U (ja) * | 1983-06-08 | 1984-12-19 | トヨタ自動車株式会社 | 防振ゴム |
JPS63162614U (ja) * | 1987-04-15 | 1988-10-24 | ||
JPH0271009U (ja) * | 1988-11-21 | 1990-05-30 | ||
JPH02253026A (ja) * | 1989-03-27 | 1990-10-11 | Mazda Motor Corp | 車両のストラットマウント構造 |
JPH06344739A (ja) * | 1993-06-10 | 1994-12-20 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用サスペンション |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5845107A (ja) * | 1981-09-09 | 1983-03-16 | Mitsubishi Mining & Cement Co Ltd | 疎水性無機化合物およびその合成方法 |
JPS59126705A (ja) * | 1983-01-08 | 1984-07-21 | Kubota Ltd | 溶銑処理方法 |
JPS59191442A (ja) * | 1983-04-12 | 1984-10-30 | 株式会社東芝 | 電力系統復旧方式 |
JPS63162614A (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-06 | Kao Corp | 透明ゲル状組成物 |
JPH0733913B2 (ja) * | 1988-09-05 | 1995-04-12 | 三洋電機株式会社 | 燃焼制御方法及び燃焼制御装置 |
-
2000
- 2000-11-20 JP JP2000352260A patent/JP4716556B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5822706A (ja) * | 1981-08-05 | 1983-02-10 | Nissan Motor Co Ltd | シヨツクアブソ−バの取付構造 |
JPS5845107U (ja) * | 1981-09-21 | 1983-03-26 | マツダ株式会社 | ストラットマウント装置 |
JPS59126705U (ja) * | 1983-02-17 | 1984-08-25 | 東海ゴム工業株式会社 | 車両懸架装置用アツパサポ−ト |
JPS59191442U (ja) * | 1983-06-08 | 1984-12-19 | トヨタ自動車株式会社 | 防振ゴム |
JPS63162614U (ja) * | 1987-04-15 | 1988-10-24 | ||
JPH0271009U (ja) * | 1988-11-21 | 1990-05-30 | ||
JPH02253026A (ja) * | 1989-03-27 | 1990-10-11 | Mazda Motor Corp | 車両のストラットマウント構造 |
JPH06344739A (ja) * | 1993-06-10 | 1994-12-20 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用サスペンション |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103906944A (zh) * | 2011-10-28 | 2014-07-02 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用阻尼器的支架构造及支架组装方法 |
CN103906944B (zh) * | 2011-10-28 | 2015-08-05 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用阻尼器的支架构造及支架组装方法 |
US9302561B2 (en) | 2011-10-28 | 2016-04-05 | Honda Motor Co., Ltd. | Mount structure for vehicle damper and mount installation method for vehicle damper |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002155983A (ja) | 2002-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5439598B2 (ja) | 車両用ダンパのマウント構造 | |
JPS62163811A (ja) | 懸架装置の支持構造 | |
US6616160B2 (en) | Strut mount | |
US5628388A (en) | Hydraulic shock absorber or spring leg for motor vehicles | |
JP2008105534A (ja) | 車体用振動減衰装置の取付構造 | |
EP3395661B1 (en) | Rear cushion device | |
US7077052B2 (en) | Strut assembly with inverted air spring configuration | |
JP4716556B2 (ja) | 車両のサスペンションにおける油圧緩衝器の取付け構造 | |
JPH1151106A (ja) | ダストカバー取付構造 | |
JP3983942B2 (ja) | チルト式キャブの締結装置 | |
JPH08219210A (ja) | 防振支持体 | |
JP3168856B2 (ja) | ストラットマウントの取付構造 | |
JP4017213B2 (ja) | 防振機構 | |
JP3628620B2 (ja) | トーションビーム式サスペンション | |
JP4080709B2 (ja) | 防振装置 | |
JPH03244844A (ja) | エアサスペンション | |
JPH094673A (ja) | ストラットマウント | |
JPH0139202Y2 (ja) | ||
US9434228B1 (en) | Vehicle component mounting apparatus, and methods of use and manufacture thereof | |
JPS6246927Y2 (ja) | ||
JPH0311468Y2 (ja) | ||
JP3822292B2 (ja) | 車両用懸架装置のダンパマウント | |
JPS646324Y2 (ja) | ||
JPH09254623A (ja) | リアサスペンション構造 | |
KR100316930B1 (ko) | 자동차의 서스펜션용 부쉬 장착구조 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070213 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20070606 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090521 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20090612 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20090612 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20090701 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100309 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101207 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110203 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110121 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110322 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110329 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |