JP2009024734A - 軸ばね - Google Patents

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【課題】弾性部の弾性層に肉抜き部を設けることで所望の水平方向のバネ定数を得る手段を採るに当り、製作が容易で生産性に劣ることが無いようにしながら、精度の良い前後方向の遊間が確保できるように改善された軸ばねを提供する。
【解決手段】主軸1とこれと互いに同一の軸心Zを有する外筒2との間に、複数の弾性層3と硬質隔壁4とを軸心Zと同心状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造の弾性部5が介装されて成る軸ばねにおいて、弾性層3のうちの最も主軸側に位置する最内側弾性層3Aの外側に隣接される最内側の硬質隔壁4Aが筒状に形成されるとともに、最内側の硬質隔壁4Aと主軸1との相対的な径方向移動が所定方向にはその他の方向に比べて行われ易くなるように、最内側弾性層3Aに肉抜き部6,6が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、主として鉄道車両に用いられる軸ばねに係り、詳しくは、主軸とこれと互いに同一又はほぼ同一の軸心を有する外筒との間に、複数の弾性層と硬質隔壁とを軸心と同心又はほぼ同心状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造の弾性部が介装されて成る軸ばねに関するものである。
鉄道台車、即ち鉄道車両用台車の軸箱は、左右一対の車輪を有する輪軸の両端を回転自在に支持する軸受を備えたものであって、前後方向(車両進行方向)の動きは抑え、左右方向には横圧を緩和すべく動きの余裕代を有し、上下方向には懸架作用が生じるように、という要求を満たすべく構成された軸箱支持装置で支持される。鉄道台車用の軸ばねは、主に前後左右を含む水平方向に対して輪軸を懸架支持するものとして軸箱支持装置に装備されている。
鉄道台車用の軸ばねは、例えば、特許文献1や2において開示されたものが知られている。特許文献1、及び特許文献2の図7において開示される軸ばねは、山形に傾斜した側面視形状を有するせん断型のもの(コニカルストッパー)であって、上下方向の懸架作用も有する構造のものである。また、特許文献2の図6にて開示される軸ばねは、共に円筒状の弾性層と硬質隔壁とが交互に積層されて成る一般的なせん断型のものに形成されている。
これらの軸ばねにおいては、システムとしてバネ定数の高いばね(硬いばね)と、バネ定数の低いばね(柔かいばね)とを適宜に配置することで前述の要求に答えるように構成する対策手段があるが、所望のバネ定数の異なりを得るには十分でないとともに、その割には構造が複雑化し易い点で難点があった。そこで、径内外で複数存在する弾性層における所定方向部位に肉抜き部を設けることにより、前後方向のバネ定数を左右方向のバネ定数よりも高くできるといった具合に、前記要求に答えんとする対策手段も試された。この手段では、前記要求に答える性能が出し易い点では好ましいが、作り難くて生産性が芳しくないとか、誤組付けのおそれ残る点で難しさがあった。
一方、鉄道車両の高速化の流れから曲線通過性を向上させるための手段として、自己操舵式の台車が有効であることが知られている。この自己操舵式台車を構築する上では、軸ばねへの前述の要求が一層求められるものとなるので、性能面からは前記後者の対策手段を採ることが望ましい。自己操舵式を実現すべく、軸ばねの弾性部における車両進行方向部位に遊び(遊間)を設けて前後方向動きの遊び代を極めて精度良く出す必要があるが、部分的に肉抜き部を設ける構造ではその製作がさらに難しくなるので、更なる改善の余地が残されている。
特開2006−57746号公報 特開平8−310393号公報
本発明の目的は、弾性部の弾性層に肉抜き部を設けることで所望の水平方向のバネ定数を得る手段を採るに当り、製作が容易で生産性に劣ることが無いようにしながら、精度の良い前後方向の遊間が確保できるように改善された軸ばねを提供する点にある。
請求項1に係る発明は、主軸1とこれと互いに同一又はほぼ同一の軸心Zを有する外筒2との間に、複数の弾性層3と硬質隔壁4とを前記軸心Zと同心又はほぼ同心状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造の弾性部5が介装されて成る軸ばねにおいて、
前記弾性層3のうちの最も主軸側に位置する最内側弾性層3Aの外側に隣接される最内側の前記硬質隔壁4Aが筒状に形成されるとともに、前記最内側の硬質隔壁4Aと前記主軸1との相対的な径方向移動が所定方向にはその他の方向に比べて行われ易くなるように、前記最内側弾性層3Aに肉抜き部6,6が形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の軸ばねにおいて、前記肉抜き部6が車体進行方向に沿う前後方向部位に配置され、かつ、前記弾性層3のうちの最も外筒側に位置する最外側弾性層3Cにおける車体進行方向に対する左右方向部位にも肉抜き部8,8が形成されている鉄道台車用のものであることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の軸ばねにおいて、前記弾性部5は複数の前記硬質隔壁4A,4Bを有するとともに、前記最内側の硬質隔壁4A以外の硬質隔壁4Bを前記軸心Zに対する周方向で不連続な形状に形成することにより、前記最外側弾性層3Cの肉抜き部8,8が前記最内側の硬質隔壁4Aにまで達する状態に構成されていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の軸ばねにおいて、前記最内側の硬質隔壁4Aが、前記最内側弾性層3Aを介して前記主軸1を一体的に備える内側筒部材9と、内側から二番目の前記弾性層3Bを外側に備える外側筒部材10との嵌合による一体化によって構成されていることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の軸ばねにおいて、前記内側筒部材9と前記外側筒部材10との一体化状態を維持可能とする抜け止め手段Nが設けられていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、最内側の硬質隔壁が筒状に形成し、かつ、最内側弾性層に肉抜き部が形成して、最内側の硬質隔壁と主軸との相対的な径方向移動が所定方向にはその他の方向に比べて行われ易くなるように構成されているから、例えば、鉄道台車において肉抜き部が進行方向に向く姿勢で組み込むことにより、軸ばねの弾性部における車両進行方向部位に遊び(遊間)を設けて前後方向動きの遊び代を極めて精度良く出すことが可能になるとともに、主軸と肉抜き部との位置関係が予め決まっていて、軸ばねとしての組付け時には主軸の位置関係さえ定めれば良く、組み付け易く生産性にも優れるものとすることも可能になる。その結果、弾性部の弾性層に肉抜き部を設けることで所望の水平方向のバネ定数を得る手段を採るに当り、製作が容易で生産性に劣ることが無いようにしながら、精度の良い前後方向の遊間が確保できるという具合に、方向によってバネ定数を異ならせる使い方をするに好適となるように、改善された軸ばねを提供することができる。
請求項2の発明によれば、前後方向のバネ定数の非線形化、又は遊間を精度良く形成することが可能になり、曲線通過性が向上するとともに自己操舵式台車にも好適なものとなる鉄道台車用の軸ばねを提供することができる。
請求項3の発明によれば、弾性部がいわゆる積層ゴム構造のものとなり、必要なバネ定数を得ながらも安定的に軸箱の支持が行えるとともに、最内側弾性層以外の弾性層に径方向で硬質隔壁に到達する状態で形成される大きな肉抜き部により、請求項1や2の効果を容易に強化することができる利点がある。
請求項4の発明によれば、詳しくは実施形態の項にて説明するが、前後方向に非線形バネ定数又は遊間を出すための肉抜き部を備えた最内側弾性層と、主軸と、内側筒部材とで成る部分(内軸ばね部)と、それ以外の部分(外軸ばね部)との嵌合で軸ばねが構成されるので、より生産性に優れるものとすることができる。この場合、請求項5のように、内側筒部材と外側筒部材との一体化状態を維持可能とする抜け止め手段を設ければさらに使い勝手に良いものとなる。
以下に、本発明による軸ばねの実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1,2は実施例1による軸ばねの断面図と平面図、図3は実施例1の軸ばねの作り方を示す作用図、図4,5は実施例2による軸ばねの断面図と鉄道台車に組付けた状態の断面図、図6は第1肉抜き部による前後方向の非線形バネ定数のグラフを示す図である。
〔実施例1〕
実施例1による軸ばねAは、図1,図2に示すように、主軸1と、これと互いに同一の縦軸心Zを有する外筒2と、三層の弾性層3A〜3Cと二層の硬質隔壁4A,4Bとを縦軸心Zと同心状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構造の状態で主軸1と外筒2との間に介装される弾性部5とを有して構成されている。主軸1は、金属製で筒状のものに形成されており、金属製の外筒2のZ軸方向長さは主軸1のそれよりも短い。主軸1の下端における左右の二箇所には、周り止め用の切欠き1a,1aが形成されている。
弾性部5において、弾性層3A〜3Cはゴム製であり、内側硬質隔壁(最内側弾性層の一例)4Aは筒状の金属材で形成されるが、外側硬質隔壁4Bは縦軸心Zを中心とする金属製で一対の円弧板4b,4bで形成されている。主軸1と内側硬質隔壁4Aとの間に介装される内側弾性層3Aは基本的には筒状のものに形成されており、縦軸心Zを前後方向に通る第1横軸心Xをを中心とする左右対称の形状で、かつ、縦軸心Zに関して軸対称となる一対の略円弧状の第1肉抜き孔(肉抜き部の一例)6,6が形成されている。弾性層3A〜3Cは、径外側のものほど上下寸法が短くなるように形成されており、それに伴って内側硬質隔壁4Aよりも外側硬質隔壁4Bの方が上下寸法のが短くなっている。
各第1肉抜き孔6は、内側弾性層3Aの厚み内におけるやや径外側の位置から内側硬質隔壁4Aに達する径方向幅を有し、かつ、縦軸心Zに関して凡そ90度の範囲に亘る扁平な円弧形状で縦軸心Z方向に貫通する形状に形成されている。そして、第1肉抜き孔6の両端(周方向端)には、内側(径内側)に膨出する円弧状で径方向幅を増した膨らみ部6aを有するエンド処理(応力集中の緩和処理)が為されている。肉抜き部6,6の存在により、内側硬質隔壁4Aと主軸1との縦軸心Zに対する前後方向(所定方向の一例)にはその他の方向に比べて主軸1と外筒2とが相対遠近移動され易くなるように構成されている(つまり、最内側の硬質隔壁4Aと主軸1との相対的な径方向移動が、所定方向にはその他の方向に比べて行われ易くなるように構成されている)。
中間弾性層3Bと外側弾性層3Cとには、縦軸心Zを左右に通る第2横軸心Yを中心とし、かつ、第1横軸心Xに関して対称な一対の第2及び第3肉抜き孔7,8が形成されている。これら第2,3肉抜き孔7,8は、外側硬質隔壁4Bにおける円弧板4b,4bの間の切れ目部分を介して繋がっており、平面視で瓢箪型を呈する状態で縦軸心Z方向に貫通形成されている。
つまり、弾性層3A〜3Cのうちの最も主軸側に位置する内側弾性層3Aの外側に隣接される内側硬質隔壁4Aが筒状に形成されるとともに、内側硬質隔壁4Aと主軸1との軸心Zに対する所定方向(第1横軸心X方向)にはその他の方向に比べて相対遠近移動され易くなるように、内側弾性層3Aに肉抜き部6,6が形成されている。そして、弾性部5は複数の硬質隔壁4A,4Bを有するとともに、最内側の硬質隔壁である内側硬質隔壁4A以外の硬質隔壁4Bを縦軸心Zに対する周方向で不連続な形状(一対のC型形状)に形成することにより、最外側弾性層3Cの肉抜き部である第3肉抜き部8が第2肉抜き部7を介して最内側の硬質隔壁4Aにまで達する状態に構成されている。
また、内側硬質隔壁4Aが、内側弾性層3Cを介して主軸1を一体的に備える内側筒部材9と、内側から二番目の弾性層である中間弾性層3Bを外側に備える外側筒部材10との圧入嵌合による一体化によって構成されている。この構造により、軸ばねAは、主軸1と、内側筒部材9と、これら両者1,9の間に介装される内側弾性層3Aとで成る内軸ばね部AI、及び外側筒部材10と、中間弾性層3Bと、外側硬質隔壁4Bと、外側弾性層3Cと、外筒2とから成る外軸ばね部AOとで構成されているとも言える。
従って、軸ばねAは、図3に示すように、内軸ばね部AIと外軸ばね部AOとを互いに縦軸心Z方向において接近移動させての圧入嵌合により、内側筒部材9と外側筒部材10とで成る筒状の内側硬質隔壁4Aを有する状態に一体化することで構成することができる。図3においては、便宜上、内軸ばね部AIを下降移動させて外側筒部材10に圧入嵌合させるように描いてあるとともに、外軸ばね部AOの右側半分は第2横軸心Yでの断面としてある。
この軸ばねAを鉄道台車に用いる場合には、縦軸心Zが上下向きで、第1横軸心Xが前後方向(車体進行方向又はレール長手方向)に向く状態(当然、第2横軸心Yは左右向き)に配置する。これにより、第1肉抜き部6,6が車体進行方向に沿う前後方向部位に配置され、かつ、三つの弾性層3のうちの最も外筒側に位置する外側弾性層(最外側弾性層)3Cにおける車体進行方向に対する左右方向部位に第2及び第3肉抜き部7,7,8,8が形成されている状態に設定される。
尚、第1横軸心Xが前後方向に向く姿勢で鉄道台車に装備される場合には、前後一対の第1肉抜き部6,6による径方向間隔dの遊間により、軸ばねAとしての前後方向における荷重とたわみ(撓み)との関係は、図6に示すように、たわみがある領域以上になると荷重の増え方が急激になるバネ定数の非線形特性が得られている。
〔実施例2〕
実施例2による軸ばねAは、図4,図5に示すように、実施例1のものを鉄道台車用としてより好適な構成(図4)として台車に組み込まれた状態(図5)を示すものである。この実施例2の軸ばねAは、基本的には図1,2に示実施例1のものと同じであり、違いは、内側筒部材9の上端部に径外側に張り出た外周フランジ(抜け止め手段Nの一例)9aが形成されている点のみである。つまり、内軸ばね部AIの外軸ばね部AOに対する一方向への(図4,5においては下方への)抜け止め用(下方移動防止用)の機能を備えさせた軸ばねAである。
尚、外周フランジ9aの縦軸心Z方向の長さ分だけ、実施例1の軸ばねAに比べて僅かに内軸ばね部AIの外軸ばね部AOに対する高さ位置が高くなっているが、内側筒部材9の縦軸心Z方向長さをその分(外周フランジ9a分)長くして、内軸ばね部AIと外軸ばね部AOとの相対高さ位置も実施例1によるものと同じにしても良い。
図5において、外筒2は、軸箱(図示省略)の一部である略筒状の端部受11に内嵌装着され、主軸1は、台車枠(図示省略)の一部である垂下軸部12の貫通内嵌によって支持されている。端部受11には外筒2の下方への抜け止め機能を有する周状の段差部13が形成されるとともに、上端面に螺着されるリング状の押え部材14により外筒2の上方への抜け止め機能も装備されている。
主軸1は、その上端部がワッシャ15を介して垂下軸部12の段差周壁12aに当接する構成によって上方への位置決めがされているとともに、その下端部が垂下軸部12の底面12bに螺着される抜止め部材16の上面16aと当接することによって下方への位置決めがされている。
〔別実施例〕
抜け止め手段Nは、例えば、内側筒部材9と外側筒部材10との嵌合後にねじ止めされる部材を装備する構造を付加する等により、縦軸心Zの両方向に抜け止めされる構成としても良い。各肉抜き部6,7,8は、縦軸心Z方向に非貫通であるとか、一つの弾性層に3箇所以上設けるといった構造も可能である。また、弾性層3は内外2層以上あれば良く、硬質隔壁4は1つ以上あれば良い。
実施例1による軸ばね装置の構造を示す断面図 図1に示す軸ばね装置の平面図 図1の軸ばね装置の作り方を示す作用図 実施例2による軸ばね装置の構造を示す断面図 実機への装着構造例を示す断面図 荷重と撓みとの関係グラフを示す図
符号の説明
1 主軸
2 外筒
3 弾性層
3A 最内側弾性層
3C 最外側弾性層
4 硬質隔壁
4A 最内側の硬質隔壁
4B 硬質隔壁
5 弾性部
6 肉抜き部
8 肉抜き部
9 内側筒部材
10 外側筒部材
A 軸ばね
N 抜け止め手段
Z 軸心

Claims (5)

  1. 主軸とこれと互いに同一又はほぼ同一の軸心を有する外筒との間に、複数の弾性層と硬質隔壁とを前記軸心と同心又はほぼ同心状態で径内外方向で交互に積層する積層ゴム構
    造の弾性部が介装されて成る軸ばねであって、
    前記弾性層のうちの最も主軸側に位置する最内側弾性層の外側に隣接される最内側の前記硬質隔壁が筒状に形成されるとともに、前記最内側の硬質隔壁と前記主軸との相対的な径方向移動が所定方向にはその他の方向に比べて行われ易くなるように、前記最内側弾性層に肉抜き部が形成されている軸ばね。
  2. 前記肉抜き部が車体進行方向に沿う前後方向部位に配置され、かつ、前記弾性層のうちの最も外筒側に位置する最外側弾性層における車体進行方向に対する左右方向部位にも肉抜き部が形成されている鉄道台車用のものである請求項1に記載の軸ばね。
  3. 前記弾性部は複数の前記硬質隔壁を有するとともに、前記最内側の硬質隔壁以外の硬質隔壁を前記軸心に対する周方向で不連続な形状に形成することにより、前記最外側弾性層の肉抜き部が前記最内側の硬質隔壁にまで達する状態に構成されている請求項2に記載の軸ばね。
  4. 前記最内側の硬質隔壁が、前記最内側弾性層を介して前記主軸を一体的に備える内側筒部材と、内側から二番目の前記弾性層を外側に備える外側筒部材との嵌合による一体化によって構成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の軸ばね。
  5. 前記内側筒部材と前記外側筒部材との一体化状態を維持可能とする抜け止め手段が設けられている請求項4に記載の軸ばね。
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