JP3669041B2 - 通信端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、子電話機を接続可能で且つ、発信元の電話番号等の情報を交換機から着信側へ通知するサービス(発信元番号通知サービス)を受けることが可能なファクシミリ装置等の通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、子電話機を接続可能なファクシミリ装置では、通信モードを電話/FAXモードに設定することにより、通信相手がファクシミリ装置の場合にはファクシミリ通信を、通信相手が電話機の場合には通話を行うことができるようになっている。即ち、例えば発信元の発呼に基づき交換機から一般的な呼出信号(2秒のオフ期間をおいて1秒ずつ断続的に発信される16Hz信号)が送信されてくると、ファクシミリ装置はその呼出信号を検出して電話回線を閉結する。そして、ファクシミリ装置は、回線閉結後に発信元からのCNG信号を検出すると、発信元がファクシミリ装置であると判断して、ファクシミリ通信動作を開始する。又、ファクシミリ装置は、CNG信号を検出しない場合には、発信元が電話機であると判断し、子電話機に対して疑似呼出信号を送出してその子電話機を鳴動させる。そして、その鳴動に基づき使用者が子電話機をオフフックすると、発信元との間で通話を行うことができる。
【0003】
一方、近年においては、発信元の電話番号等の情報を交換機から着信側の電話機やファクシミリ装置等の通信端末装置へ通知するサービス(発信元番号通知サービス)が実用化されている。この発信元番号通知サービスでは、交換機は、発信元の発呼に基づき通信端末装置へ一般的な呼出信号とは発信パターンの異なるID受信端末起動信号(0.5秒のオフ期間をおいて0.5秒ずつ断続的に発信される16Hz信号)を送信する。通信端末装置はID受信端末起動信号を検出すると、回線を閉結する。回線閉結後、交換機は通信端末装置へ発信元電話番号等のデータを送信する。通信端末装置は電話番号データを受信すると回線を一旦開放する。回線開放後、交換機は通信端末装置へ一般的な呼出信号を送信する。そして、通信端末装置がファクシミリ装置であれば、交換機からの呼出信号の検出に基づき回線を閉結した後に、発信元との間でファクシミリ通信を行う。又、通信端末装置が電話機であれば、交換機からの呼出信号によって電話機が鳴動され、その鳴動に基づき使用者が子電話機をオフフックすると、発信元との間で通話を行うことができる。
【0004】
以上のように、この発信元番号通知サービスでは、着信側装置を一般的な呼出信号で呼び出す前にID受信端末起動信号で呼び出して、発信元の電話番号等の情報を着信側装置に知らせるようにしている。従って、着信側装置では、発信元との間での通信を開始する前に、その発信元の電話番号を認識して表示部上に表示したりすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような発信元番号通知サービスを受けるための機能を備えたファクシミリ装置に子電話機を接続して使用する場合には、次のような問題が生じる。即ち、ファクシミリ装置は、発信元との間での通信を開始する前に、その発信元の電話番号を認識して表示部上に表示したりすることができる。しかし、その後、ファクシミリ装置は発信元との間で通信を開始したとき、発信元が電話機である場合には子電話機を呼び出すが、その呼び出しは単に疑似呼出信号によるものであり、子電話機には発信元の電話番号は通知されない。このため、子電話機が発信元番号通知サービスを受けるための機能を備えていても、子電話機は発信元の電話番号を認識できず、子電話機の表示部上には発信元電話番号が表示されない。ファクシミリ装置に接続される子電話機は、ファクシミリ装置の設置箇所と離れた箇所に設置されることが多い。従って、使用者は子電話機をオフフックする前に発信元の電話番号を確認するといったことを行うことができない。
【0006】
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、交換機から通知された発信元情報を子電話機に対して通知するようにして、子電話機においても発信元番号通知サービスを受けることを可能にできる通信端末装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、子電話機を含んで構成される通信端末装置において、発信元との間での通信開始前に交換機からのID受信端末起動信号に一次応答した後に送信されてくる発信元情報を検出する発信元情報検出手段と、交換機から送信される信号からファクシミリ信号を検出する信号検出手段と、前記発信元との間での通信開始後に、前記信号検出手段がファクシミリ信号を検出しなかった場合は発信元が電話機であると判断し、ファクシミリ信号を検出した場合は発信元がファクシミリ装置であると判断する判断手段と、前記判断手段により発信元が電話機であると判断された場合、前記子電話機を呼び出す制御手段と、前記検出された発信元情報を前記子電話機に通知する通知手段とを備え、前記制御手段が前記子電話機を呼び出す場合には、前記ID受信端末起動信号を前記子電話機に送出するとともに、該子電話機が前記ID受信端末起動信号に一次応答した後、前記子電話機に発信元情報を送出することにより、先に前記交換機との間で行われた着信手順と同様の着信手順を、前記子電話機と前記制御手段との間でも実行することにより、前記発信元情報を前記子電話機に通知する。
【0010】
従って、請求項の発明は次のような作用を奏する。
請求項1の発明によれば、発信元との間での通信開始前に、交換機からのID受信端末起動信号に一次応答した後に送信されてくる発信元情報が発信元情報検出手段により検出される。従って、通信端末装置は発信元の電話番号等の情報を認識することができる。その後、発信元との間で通信が開始されたとき、例えば発信元からのCNG信号等のファクシミリ信号が検出されたか否かに基づき、子電話機を呼び出すか否かが判断される。そして、子電話機を呼び出す場合には、ID受信端末起動信号を子電話機に送出するとともに、子電話機がID受信端末起動信号に一次応答した後、子電話機に発信元情報を送出することにより、先に交換機との間で行われた着信手順と同様の着信手順を、子電話機と制御手段との間でも実行することにより、発信元情報が通知手段により子電話機に通知される。従って、子電話機においても、発信元の電話番号等の情報を認識することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明をファクシミリ装置に具体化した第1実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
【0014】
図1に示すように、ファクシミリ装置1は、ファクシミリ通信動作を行うファクシミリ装置本体2と、電話回線5との接続を制御するNCU(ネットワークコントロールユニット)3と、通信相手との間で通話を行うための付属電話機4とを有している。このファクシミリ装置1は、発信元番号通知サービスを受けるための機能を有している。又、ファクシミリ装置1には図示しないケーブルを介して子電話機6が接続され、この子電話機6によっても通信相手との間で通話を行うことができる。尚、本実施形態において、子電話機6は発信元番号通知サービスを受けるための機能を有しているものとする。
【0015】
ここで、先ず前記ファクシミリ装置本体2の構成について説明する。CPU(中央処理装置)7はファクシミリ装置1全体の動作を制御する。ROM(リードオンリメモリ)8は、CPU7が制御を行うのに必要な各種のプログラム等を記憶している。RAM(ランダムアクセスメモリ)9は、CPU7の演算処理に必要なデータ等の各種情報を一時的に記憶する。本実施形態では、CPU7、ROM8及びRAM9により、判断手段が構成されている。
【0016】
検出手段としてのモデム10は、送受信データの変調及び復調を行うとともに、交換機から送信されてくるモデム信号としての発信元電話番号データを復調する。尚、発信元電話番号データは、具体的にはFSK(周波数変調)信号の形で送信されてくる。読取部11は原稿上の画像を読み取るためのものであり、記録部12は受信された画データ等に基づき記録紙上に印字を行うためのものである。キー操作部13は、電話番号等を入力するためのテンキー等の各種操作キーを備えている。表示部14は、入力された電話番号や、交換機から通知された発信元電話番号等の各種情報を表示する。又、交換機から通知された発信元電話番号のデータはRAM9に記憶される。
【0017】
次に、前記NCU3の構成について説明する。モデム10はトランス22を介して電話回線5と接続されている。CMLリレー23は電話回線5とモデム10との間に配置され、CPU7の制御により電話回線5を閉結及び開放する。尚、電話回線5は、閉結に伴いモデム10を介した直流ループを形成し、開放に伴いその直流ループを開放する。極性反転検出回路24は電話回線5上を流れる電流の極性の反転を検出し、その検出結果をCPU7に出力する。
【0018】
呼出信号検出回路25は電話回線5に接続され、その電話回線5上の16Hzの呼出信号(一般的な呼出信号及びID受信端末起動信号を含む)を検出する。第1及び第2のオフフック検出回路26,27は、それぞれ付属電話機4及び子電話機6のオフフック(ハンドセットを取り上げた状態)を検出する。直流電源供給回路28は、各電話機4,6のオフフックを検出するために、各電話機4,6に所定電流を供給する。即ち、電話機4,6がオフフックされると、交換機或いは直流電源供給回路28から各電話機4,6に供給される電流の変化が前記オフフック検出回路26,27で検出される。そして、オフフック検出回路26,27による電流変化の検出に基づき、CPU7は各電話機4,6のオフフックを認識する。又、直流電源供給回路28は、一般的な呼出信号と同様な信号である16Hzの疑似呼出信号を発生して各電話機4,6を鳴動させ、使用者に着信を知らせる機能を有しているとともに、ID受信端末起動信号を発生して同信号を子電話機6に送出する機能も有している。
【0019】
第1リレー29及び第2リレー30は、各電話機4,6を電話回線5側と直流電源供給回路28側とに選択的に接続するために設けられている。そして、CPU7の制御により各リレー29,30が接点a側に切り換えられたときには、各電話機4,6が電話回線5側に接続され、各リレー29,30が接点b側に切り換えられたときには、各電話機4,6が直流電源供給回路28側に接続される。
【0020】
モデム信号発生回路31は、RAM9に記憶された発信元電話番号のデータをモデム信号(具体的にはFSK信号)に変調して子電話機6に送出する。本実施形態では、CPU7、ROM8、RAM9及びモデム信号発生回路31により、通知手段が構成されている。
【0021】
次に、上記のように構成されたファクシミリ装置1の作用について説明する。さて、このファクシミリ装置1の受信時には、CPU7の制御のもとで図2及び図3のフローチャートに示すような動作が行われる。尚、ファクシミリ装置1の通信モードは、電話/FAXモードに設定されているものとする。又、ファクシミリ装置1の通信待機時には、図1に示すように、第1及び第2リレー29,30が接点a側に切り換えられているとともに、CMLリレー23により電話回線5が開放されている。
【0022】
図2に示すように、通信待機状態では、交換機からのID受信端末起動信号が検出されるのが待たれる(ステップS1)。このような通信待機状態で、発信元でダイヤル発呼が行われると、交換機において電話回線5上を流れる電流の極性が反転された後、その交換機から電話回線5を介して16HzのID受信端末起動信号が送信されてくる。そして、このID受信端末起動信号が呼出信号検出回路25を介して所定回数検出されると、ステップS2〜S7に示すような発信元番号通知サービスに対応した着信手順が実行される。
【0023】
この通知サービスに対応した着信手順を、図4を参照しながら説明すると、先ず、CMLリレー23により電話回線5が閉結されて、交換機との間でモデム10を介した直流ループが形成される(ステップS2)。尚、フローチャートには示していないが、第1及び第2リレー29,30は、ID受信端末起動信号のオンの立ち上がりが検出されるのと同時に接点a側から接点b側に切り換えられる。その結果、各電話機4,6は電話回線5から切り離されて、直流電源供給回路28側に接続される。従って、各電話機4,6が起動信号によって鳴動したり動作を開始したりすることが防止される。
【0024】
前記直流ループの形成が一次応答信号として交換機で検出されると、交換機からファクシミリ装置1へ発信元電話番号のデータがFSK信号として送信される。この電話番号データがモデム10で受信されると(ステップS3)、同モデム10によりその受信データが復調される。そして、モデム10で復調されたデータに基づき発信元の電話番号が認識され、その発信元電話番号が表示部14上に表示されるとともに、RAM9に記憶される(ステップS4)。
【0025】
又、交換機からの電話番号データが受信されると、CMLリレー23により電話回線5が一旦開放されて、交換機との間の直流ループが開放される(ステップS5)。この直流ループの開放が受信完了信号として交換機で検出されると、交換機からファクシミリ装置1へ一般的な呼出信号が送信される。この呼出信号が呼出信号検出回路25を介して所定回数検出されると(ステップS6)、CMLリレー23により電話回線5が再び閉結されて直流ループが形成される(ステップS7)。この直流ループの形成が二次応答信号として交換機で検出されると、電話回線5の極性が交換機において復極された後、発信元と着信側のファクシミリ装置1との間で通信が開始される。
【0026】
このようにして通知サービスに対応した着信手順が行われて、発信元との間での通信が開始されると、CNG信号の検出が所定時間待たれる(ステップS8,S9)。ここで、所定時間以内に発信元からのCNG信号がモデム10を介して検出されると、発信元がファクシミリ装置であると判断されて、その発信元との間でファクシミリ通信手順が実行される(ステップS10)。又、所定時間内にCNG信号が検出されない場合には、発信元が電話機であると判断されて、図3のステップS11に移行する。
【0027】
そして、ステップS11においては、第1リレー29が接点a側に切り換えられて、付属電話機4が直流電源供給回路28から切り離される。続いて、ステップS12〜S20に示すように、先に交換機とファクシミリ装置1との間で行われた発信元番号通知サービスに対応した着信手順(図4参照)と同様な着信手順が、ファクシミリ装置1と子電話機6との間でも実行される。
【0028】
即ち、先ず、直流電源供給回路28にて極性反転後、ID受信端末起動信号が発生されて、同起動信号が子電話機6に送出される(ステップS12)。この起動信号が子電話機6で検出されると、子電話機6にてフックスイッチ(図示せず)が閉じる。このフックスイッチは、通常は子電話機6がオフフックされたときに、回線を閉結するために閉じるものである。フックスイッチが閉じると、子電話機6とファクシミリ装置1との間に直流電源供給回路28を介した直流ループが形成される。この直流ループの形成が、第2のオフフック検出回路27を介して一次応答信号として検出されると(ステップS13)、先にRAM9に記憶された発信元電話番号のデータが、モデム信号発生回路31にてFSK信号に変調されて、子電話機6に送出される(ステップS15)。又、一次応答信号が検出されることなく、前記起動信号の送出開始から所定時間が経過した場合には(ステップS14)、処理が終了される。
【0029】
発信元電話番号のデータが子電話機6にて受信されると、その発信元電話番号が子電話機6の表示部(図示せず)上に表示されるとともに、子電話機6にてフックスイッチが一旦開かれる。このフックスイッチの開放により、子電話機6とファクシミリ装置1との間の直流ループが開放される。この直流ループの開放が、第2のオフフック検出回路27を介して受信完了信号として検出されると(ステップS16)、第1リレー29が接点b側に切り換えられて、付属電話機4が直流電源供給回路28側に接続される(ステップS18)。又、受信完了信号が検出されることなく、前記電話番号データの送出開始から所定時間が経過した場合には(ステップS17)、処理が終了される。
【0030】
前記ステップS18の処理後、直流電源供給回路28にて疑似呼出信号が発生されて、同信号が付属電話機4及び子電話機6に送出される(ステップS19)。その結果、各電話機4,6が鳴動される。この鳴動に基づき使用者が何れかの電話機4,6のハンドセットをオフフックすると、そのオフフックが第1或いは第2のオフフック検出回路26,27を介して二次応答信号として検出される(ステップS20)。
【0031】
ファクシミリ装置1の表示部14上には、前記ステップS3で交換機から通知された発信元電話番号が表示されている。付属電話機4はファクシミリ装置1に一体的に設けられているものであるため、使用者は、付属電話機4をオフフックする前であっても、表示部14を見ることにより、発信元電話番号を確認することができる。
【0032】
これに対して、子電話機6はファクシミリ装置1の設置箇所と離れた箇所に設置されることが多い。しかし、子電話機6の表示部上には、前記ステップS15でファクシミリ装置1から通知された発信元電話番号が表示されている。このため、使用者は、子電話機6をオフフックする前であっても、その子電話機6の表示部を見ることにより、発信元電話番号を確認することができる。
【0033】
前記ステップS20において二次応答信号が検出されると、第1及び第2リレー29,30が接点b側から接点a側に切り換えられるとともに、CMLリレー23が開かれてモデム10を介した直流ループが開放される(ステップS21)。その結果、各電話機4,6が電話回線5側に接続され、使用者はオフフックした電話機4,6を使用して発信元との間で通話を行うことができる。通話の終了に伴い使用者が電話機4,6をオンフックしたことが、第1或いは第2のオフフック検出回路26,27を介して検出されると(ステップS22)、処理が終了される。
【0034】
本実施形態のファクシミリ装置1は上記のように動作するので、次のような優れた効果を奏する。
(1)交換機からのID受信端末起動信号の検出に基づき、交換機との間で発信元番号通知サービスに対応した着信手順が実行されて、交換機から送信されてくる発信元電話番号のデータが受信される。このため、ファクシミリ装置1は、発信元との間での通信を開始する前に、その発信元の電話番号を認識して表示部14上に表示したりすることができる。その後、発信元との間で通信が開始されたとき、発信元からのCNG信号が検出されたか否かに基づき、ファクシミリ通信を行うか或いは子電話機6を呼び出すかが判断される。そして、子電話機6を呼び出す場合には、その子電話機6との間で発信元番号通知サービスに対応した着信手順と同様な着信手順が行われて、先に交換機から受信した発信元番号が子電話機6に通知される。従って、子電話機6の表示部上にも発信元電話番号を表示させることができ、子電話機6がファクシミリ装置1の設置箇所と離れた箇所に設置されていても、使用者は、子電話機6をオフフックする前に発信元電話番号を確認することができる。
【0035】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図1及び図5に基づいて説明する。
さて、前記第1実施形態のファクシミリ装置1は、交換機からのID受信端末起動信号の検出に基づき電話回線5を閉結した後に、交換機からの電話番号データを受信するようになっている。又、子電話機6がファクシミリ装置1からのID受信端末起動信号に一次応答した後に、その子電話機6に電話番号データを送出するようになっている。つまり、第1実施形態では、ファクシミリ装置1及びそれに接続される子電話機6が、日本国内で提供されている発信元番号通知サービスに対応した動作を行うように構成されており、日本国内において、日本仕様の子電話機6をファクシミリ装置1に接続して使用する場合に好適である。
【0036】
それに対して、この第2実施形態では、ファクシミリ装置1及びそれに接続される子電話機6が、米国内で提供されている発信元番号通知サービスに対応した動作を行うように構成されている。即ち、米国における通知サービスは、日本における通知サービスとは異なり、交換機から着信側に送信される断続的な呼出信号のオフ期間中に、発信元の電話番号データ等を1200bpsのモデム信号として交換機から着信側に送信するものである。このような米国における通知サービスに対応できるようにするため、この第2実施形態では、図1に2点鎖線で示すように、交流結合部32がCMLリレー23と並列に接続されている。この交流結合部32は、コンデンサ及び抵抗を直列に接続してなるものであり、電話回線5上を伝送される呼出信号間に含まれるモデム信号を、モデム10側に通過させる。又、図1に示すモデム信号発生回路31として、RAM9に記憶された発信元電話番号のデータを米国の通知サービスに対応したモデム信号に変調して子電話機6に送出するものが使用される。
【0037】
さて、この第2実施形態のファクシミリ装置1の受信時には、CPU7の制御のもとで図5のフローチャートに示すような動作が行われる。即ち、通信待機状態で、発信元の発呼に基づき交換機から電話回線5を介して呼出信号が送信されてきて、その呼出信号が呼出信号検出回路25を介して検出されると(ステップS31)、呼出信号のオフ期間中に送信されてくるモデム信号が、モデム10で受信されたか否かが判断される(ステップS32)。ここで、モデム信号が受信された場合には、そのモデム信号がモデム10で復調され、その復調データに基づき発信元の電話番号が認識されて、その発信元電話番号が表示部14上に表示されるとともに、RAM9に記憶される(ステップS33)。その後、ステップS34に移行する。又、モデム信号が受信されない場合には、そのままステップS34に移行する。
【0038】
尚、フローチャートには示していないが、前記第1実施形態の場合と同様に、第1及び第2リレー29,30は、呼出信号のオンの立ち上がりが検出されるのと同時に接点a側から接点b側に切り換えられる。
【0039】
ステップS34においては、CMLリレー23により電話回線5が閉結されて直流ループが形成される(ステップS34)。この直流ループの形成が交換機で検出された後、発信元と着信側のファクシミリ装置1との間で通信が開始される。
【0040】
このようにして米国の通知サービスに対応した着信手順が行われて、発信元との間での通信が開始されると、CNG信号の検出が所定時間待たれる(ステップS35,S36)。ここで、所定時間以内に発信元からのCNG信号がモデム10を介して検出されると、その発信元との間でファクシミリ通信手順が実行される(ステップS37)。又、所定時間内にCNG信号が検出されない場合には、ステップS38,S39に示すように、先に交換機とファクシミリ装置1との間で行われた米国の通知サービスに対応した着信手順と同様な着信手順が、ファクシミリ装置1と子電話機6との間でも実行される。
【0041】
即ち、交換機からの呼出信号と同じ信号である疑似呼出信号が、直流電源供給回路28から付属電話機4及び子電話機6に送出される。更に、RAM9内の発信元電話番号データが、モデム信号発生回路31にてモデム信号に変調され、そのモデム信号が疑似呼出信号のオフ期間中に各電話機4,6に送出される(ステップS38)。尚、フローチャートには示していないが、前記ステップS32においてモデム信号が受信されなかった場合には、各電話機4,6に対して疑似呼出信号のみが送出される。
【0042】
ファクシミリ装置1からのモデム信号つまり発信元電話番号データが子電話機6にて受信されると、その発信元電話番号が子電話機6の表示部(図示せず)上に表示される。又、各電話機4,6は、ファクシミリ装置1からの疑似呼出信号によって鳴動される。この鳴動に基づき使用者が何れかの電話機4,6のハンドセットをオフフックすると、そのオフフックが第1或いは第2のオフフック検出回路26,27を介して検出される(ステップS39)。
【0043】
オフフックが検出されると、第1及び第2リレー29,30が接点b側から接点a側に切り換えられるとともに、CMLリレー23が開かれる(ステップS40)。その結果、各電話機4,6が電話回線5側に接続され、使用者はオフフックした電話機4,6を使用して発信元との間で通話を行うことができる。通話の終了に伴い使用者が電話機4,6をオンフックしたことが、第1或いは第2のオフフック検出回路26,27を介して検出されると(ステップS41)、処理が終了される。
【0044】
以上のように、この第2実施形態においても、子電話機6の表示部上には、ファクシミリ装置1から通知された発信元電話番号が表示される。このため、前記第1実施形態と同様に、子電話機6がファクシミリ装置1の設置箇所と離れた箇所に設置されていても、使用者は、子電話機6をオフフックする前に発信元電話番号を確認することができる。
【0045】
又、この第2実施形態では、米国内において、米国仕様の子電話機6をファクシミリ装置1に接続して使用する場合に好適である。
尚、この発明は例えば以下のように変更して具体化してもよい。
【0046】
(1)交換機との間で日本の発信元番号通知サービスに対応した動作を行うファクシミリ装置1に、米国の発信元番号通知サービスに対応した動作を行う子電話機6を接続して使用できるようにすること。この場合には、ファクシミリ装置1として、図2のステップS1〜S7の動作を行った後に、図5のステップS35に移行してS35〜S41の動作を行うようなものとすればよい。このようにすれば、日本国内において、米国仕様の電話機をファクシミリ装置1に接続して使用することが可能となる。
【0047】
(2)交換機との間で米国の発信元番号通知サービスに対応した動作を行うファクシミリ装置1に、日本の発信元番号通知サービスに対応した動作を行う子電話機6を接続して使用できるようにすること。この場合には、ファクシミリ装置1として、図5のステップS31〜S34の動作を行った後に、図2のステップS8に移行してS8〜S22の動作を行うようなものとすればよい。このようにすれば、米国内において、日本仕様の電話機をファクシミリ装置1に接続して使用することが可能となる。
【0048】
前記実施形態から把握できる技術的思想について以下に述べる。
(1)前記検出手段は、回線閉結後に交換機から送信されてくる発信元情報を検出するものであり、前記通知手段は、子電話機を呼び出すための呼出信号のオフ期間中に発信元情報を通知するものである請求項1に記載の通信端末装置。
【0049】
このようにすれば、日本国内において、米国仕様の電話機を通信端末装置に接続して使用することが可能となる。
(2)前記検出手段は、呼出信号が発信されているオン期間の間のオフ期間中に送信されてくる発信元情報を検出するものであり、前記通知手段は、子電話機が呼び出しに応答した後に発信元情報を通知するものである請求項1に記載の通信端末装置。
【0050】
このようにすれば、米国内において、日本仕様の電話機を通信端末装置に接続して使用することが可能となる。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば次のような優れた効果を奏する。
請求項1の発明によれば、交換機から通知された発信元情報が子電話機に対して通知されるので、子電話機においても発信元番号通知サービスを受けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化したファクシミリ装置の第1実施形態を示す回路構成図。
【図2】 ファクシミリ装置の受信時における動作を示すフローチャート。
【図3】 ファクシミリ装置の受信時における動作を示すフローチャート。
【図4】 発信元番号通知サービスにおける着信手順を示す説明図。
【図5】 第2実施形態のファクシミリ装置の受信時における動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ファクシミリ装置、6…子電話機、7…判断手段及び通知手段を構成するCPU、8…判断手段及び通知手段を構成するROM、9…判断手段及び通知手段を構成するRAM、10…検出手段としてのモデム、31…通知手段を構成するモデム信号発生回路。

Claims (1)

  1. 子電話機を含んで構成される通信端末装置において、発信元との間での通信開始前に交換機からのID受信端末起動信号に一次応答した後に送信されてくる発信元情報を検出する発信元情報検出手段と、交換機から送信される信号からファクシミリ信号を検出する信号検出手段と、前記発信元との間での通信開始後に、前記信号検出手段がファクシミリ信号を検出しなかった場合は発信元が電話機であると判断し、ファクシミリ信号を検出した場合は発信元がファクシミリ装置であると判断する判断手段と、前記判断手段により発信元が電話機であると判断された場合、前記子電話機を呼び出す制御手段と、前記検出された発信元情報を前記子電話機に通知する通知手段とを備え、前記制御手段が前記子電話機を呼び出す場合には、前記ID受信端末起動信号を前記子電話機に送出するとともに、該子電話機が前記ID受信端末起動信号に一次応答した後、前記子電話機に発信元情報を送出することにより、先に前記交換機との間で行われた着信手順と同様の着信手順を、前記子電話機と前記制御手段との間でも実行することにより、前記発信元情報を前記子電話機に通知する通信端末装置。
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