JP2637444B2 - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2637444B2 JP62308679A JP30867987A JP2637444B2 JP 2637444 B2 JP2637444 B2 JP 2637444B2 JP 62308679 A JP62308679 A JP 62308679A JP 30867987 A JP30867987 A JP 30867987A JP 2637444 B2 JP2637444 B2 JP 2637444B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複数の電話機とデータ通信部が選択的に回線
に接続される通信システムに関するものである。
[従来の技術] 従来の複数の通信媒体を介して複数の電話機及び複数
のデータ通信装置を接続して成る通信装置システムとし
ては、例えばフアクシミリ装置とボタン電話機とに接続
された回線及び外線とを多数収納して各回線間の通話路
制御を行なう主制御装置とで構成されるシステムがあ
る。
このシステムの構成例を第6図に示す。第6図図示の
如く、複数のボタン電話機A102〜ボタン電話機A104及び
フアクシミリ装置110とが、それぞれ内線131〜134に接
続され、この内線間の通話路形成制御及び該内線と接続
外線121,122との間の通話路制御を行なう主制御装置よ
り構成される。また、この主制御装置101はボタン電話
機に電源を供給する電源供給部も備えている。
一方他の例としては、フアクシミリ装置110に接続さ
れている回線131を、他の内線132〜134とは異なる回線
とし、通常はこの回線を外線121又は外線122の一方に接
続しておき、手動の切り分け器等を使用して外線との切
り離しを行なうように構成される1対の信号線で構成す
る。そして、ボタン電話機102〜104を主制御装置の専用
電話機とし、接続回線である回線132〜134においては、
通常の回線用信号線のほか制御用、電源供給用の1対の
信号線を追加し、合計2対の信号線としたものがある。
しかし、このようなシステムにおいては、ボタン電話
機とフアクシミリ装置とはそれぞれ何の関係もなく、単
にボタン電話機の制御装置にフアクシミリ装置を接続し
たに過ぎないものであり、何ら有機的に結合しているも
のではない。このため、フアクシミリ装置への回線が使
用中でない場合には、ボタン電話機からこのフアクシミ
リ装置用の回線を使用して発呼処理が行なえる程度の機
能しか無い。
[発明が解決しようする問題点] このため、非電話系端末であるフアクシミリ装置が情
報を受信した場合においても、利用者が非電話系端末の
所までいつてその都度情報受信が行なわれているか否か
確認しなければ受信の有無を知ることができないという
欠点があつた。
たとえば、データの受信があつたことが解かり自分宛
の受信情報ではないかとフアクシミリ装置位置迄行つて
も、他人宛の受信情報である場合等が多々発生し無駄な
行動となつてしまうことが避けられなかつた。
これを避けるためには、データの送信とは別に、他の
回線を用いて相手に電話連絡を行ない、被呼者への情報
を送信している、又は送信した等を通知しなければなら
なかつた。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上述の問題点を解決することを目的として
成されたもので、上述の問題点を解決する手段として本
実施例は以下の構成を備える。
即ち、複数の電話機とデータ通信部が選択的に収納回
線に接続され、前記回線を介して他の通信装置と通信が
可能な通信システムにおいて、前記複数の電話機を前記
回線にそれぞれ接続可能な接続手段と、前記回線を介し
て他の通信装置と前記データ通信部との間でデータ通信
を行なうと共に、データ通信中に前記回線を介して前記
他の通信装置より送られるデータ通信手順の通話要求信
号を受信する通信手段と、前記データ通信手順により受
信した前記通話要求信号中に前記接続手段で接続可能な
複数の電話機中の特定の電話機の指定情報が含まれるか
否かを識別し、前記通話要求信号中に前記指定情報を含
まれている場合、前記指定情報に対応する電話機に対し
て前記通話要求受信を報知する報知手段と、前記報知手
段による前記通話要求報知電話機よりの応答を検知する
応答検知手段と、前記応答検知手段が前記通話要求報知
電話機よりの応答を報知すると、前記回線を介しての前
記他の通信装置と前記データ通信部とのデータ通信状態
に代えて前記応答検知電話機と前記他の通信装置とを通
話状態に切り替える切替手段とを備えることを特徴とす
る。
そして例えば、前記報知手段は、前記通話要求中に前
記接続手段で接続可能な前記複数の電話機中の特定の電
話機の指定情報が含まれていない場合には、前記接続手
段で接続可能な全ての電話機に前記通話要求受信を報知
することを特徴とする。
また例えば、前記切替手段は、所定時間内に前記応答
検知手段が前記通話要求報知電話機よりの応答を検知し
ない場合には前記回線を介しての前記他の通信装置と前
記データ通信部とのデータ通信状態を維持することを特
徴とする。
[作用] 以上の構成において、複数の電話機とデータ通信部が
選択的に回線に接続される通信システムにおいて、デー
タ通信中にデータ通信手順の通話要求信号を受信する
と、受信した通話要求信号中にシステムで接続可能な複
数の電話機中の特定の電話機の指定情報が含まれるか否
かを識別し、指定情報を含まれている場合に指定情報に
対応する電話機に対して通話要求受信を報知し、指定を
行った電話機のオペレータ等と直ちに通話することがで
きる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を詳細に
説明する。
[第1実施例] 第1図は本発明に係る一実施例の概略ブロツク構成図
であり、受信側の装置を表わしている。第6図と同一構
成には同一番号を付している。
図中、150は第6図の主制御装置101とフアクシミリ装
置110との2つの装置を一体に構成したのと同様な機能
を備える制御装置であり、回線制御部151とフアクシミ
リ部152とを備えている、そして、この制御装置150には
2回線の外線(公衆回線網に接続されている局線)と、
ボタン電話機A102〜C104に接続された3本の回線132〜1
34が収納されている。この回線132〜134は、通常の通信
用の1対の信号線のほか制御用、電源供給用の1対の信
号線を追加し、合計2対の信号線である。
これにより、従来のフアクシミリ装置と電話制御装置
の機能が一体化され、有機的に結合された構成となつて
いる。
以上の構成において、通信媒体を介して複数の電話機
及び複数のデータ通信装置を接続して成る通信装置シス
テムにおいて、データ通信装置がデータの受信を行なつ
ている時、送信側から通信相手先を指定でき、かつ受信
側においては、前記指定された通信相手先に対応する電
話機を発呼可能とする。
この発呼先電話機は、データ通信装置の呼設定に続く
伝送制御手順中で指定可能としている。
以上における制御装置150の詳細構成を第2図に示
す。
第2図において、1はROM2に格納された後述する第4
図(A)〜(E)に示すプログラムに従い本装置全体の
制御を司どる制御回路、2は上述のプログラムの外に各
種パラメータ等を記憶するリード・オンリ・メモリ(RO
M)、3は処理データを一時記憶するランダム・アクセ
ス・メモリ(RAM)、4は回線(電話線)31を介して公
衆回線網50に接続され、例えばこの公衆回線網50に接続
されたフアクシミリ装置等の相手装置60との間でデータ
通信を行うための通話路制御、及び接続された内線に接
続された電話機との通話路制御を行なう回線切換回路で
あり、3台の電話機A〜C(102〜104)が接続されてい
る。回線切換回路4は制御回路1よりの制御信号48に従
い各接続回線間の通話路制御を行なう。
なお、ここでは回線は31の1回線のみ表わされている
が、他の回線も当然に接続され、後述するACU26、保留
音発生回路27、被呼検出回路28が同様に接続されてい
る。
6はフアクシミリ装置側と回線切換回路4側との信号
接続において、送信系信号と受信系信号とを分離するハ
イブリツド回路、7は後述するV21変調器8よりの信号
とV27/V29変調器12よりの信号とを加算して、送信系信
号としてハイブリツト回路6に出力する加算回路、8は
公知のCCITT勧告V21に基づいて制御回路1より手順信号
36の変調を行うV21変調器である。10はセツトされた送
信原稿を主走査方向1ライン毎に順次走査して読み取
り、周知の“白”、“黒”の2値化信号に変換して読取
り信号33として出力するリーダであり、電荷結合素子
(CCD)等の撮像素子及び光学系により構成されてい
る。このリーダ10の構成は公知であるので説明を省略す
る。11はリーダ10よりの2値化信号である送信系信号33
を例えばMH(モデイフアイドハフマン)符号に、又はMR
(モデイフアイドリード)符号に符号化する符号化回
路、12はV27/V29変調器であり、公知のCCITT勧告V29ter
(差動位相変調)に基づいた変調、あるいはCCITT勧告V
29(直交変調)に基づいた変調を行う変調器である。V2
7/V29変調器の変調信号出力35は上述の加算回路7に入
力されている。
13は制御回路1の動作クロック信号及びデータ伝送等
のタイミング信号を発生するタイミング発生回路、14は
制御回路1よりの制御で内線電話機と回線制御部とのデ
ータ伝送の制御を行なうデータ伝送制御回路であり、デ
ータ伝送制御回路14と制御回路1との間では2値化され
たデジタルデータが用いられる。そして、電話機へは例
えばFSK変調された信号が出力される。これらの制御に
ついては公知であるので詳細な説明は省略する。
15は公知のCCITT勧告V21に基づいて、ハイブリツド回
路6より送られる受信信号の復調を行うV21復調器であ
り、V21復調器15よりの復調手順信号38は制御回路1に
送られ、制御回路1は公知のこの復調手順信号38に従つ
た伝送制御手順で受信制御を実行する。また、16は公知
のCCITT勧告V27ter(差動位相変調)に従つた、あるい
はCCITT勧告29(直交変調)に基づいて、ハイブリツド
回路6より送られる受信信号の復調処理を行うV27/V29
復調器である。17はV27/V29復調器16よりの復調信号39
又はメモリ回路23よりの読出し信号を公知の複号化処
理、例えばMH(モデイフアイドハフマン)複号化あるい
はMR(モデイフアイドリード)複号化処理を実行する複
号化回路であり、複号化データ40はプリンタ18に送られ
る。18のプリンタは主走査方向1ライン毎に複号化デー
タ40に従つて印刷出力する公知のプリンタである。
19はV27/V29復調器16よりの復調データを一時記憶す
るメモリ回路であり、プリンタ18の記録用紙が無くなつ
た場合等に受信情報を一時記憶するためものである。24
は制御回路1より出力される電話番号に対応した電話番
号信号を回線切換回路4を介して公衆回線網50に送出す
るACU、25は電話機に動作電源を供給する電源供給回路
であり、例えば信号線上に24Vの電圧を供給する。26は
フアクシミリ部における電話番号キー、短縮キー、ワン
タツチダイヤルキー等を備え、各動作指示入力等を行な
うオペレーション部、27は制御回路1の指示で回線上に
保留音を送出する保留音発生回路、28は回線よりの被呼
信号を検出する被呼検出回路、29は接続回線に送出され
る電話番号信号を検出する電話番号信号検出部であり、
本実施例では電話機がボタン電話機であり、回線31もボ
タン電話回線であるためDTMF信号を検出するものである
が、接続回線の種類に応じてダイヤルパルス信号を検出
することができる構成としてもよいことは勿論である。
そして、ここで内線電話機よりの電話番号信号を解読
し、他の内線電話機への接続要求であれば対応電話機と
の間に通話路を形成し、外線への発呼要求の場合には当
該要求電話機を外線に接続し、外線発呼を可能とするた
めのものである。
以上の構成より成る本実施例の制御装置は、通常時の
送信データの送信時には、リーダ10より送信原稿を読み
込み、符号化回路11で符号化し、V27/V29変調器12で変
調して、V21変調器18よりの手順変調信号37と共に加算
回路7で加算処理し、ハイブリツド回路6、回線切換回
路4を介して相手装置60や70に送信することにより行な
われる。
これらの処理は公知であるので詳細説明を省略する。
また、通常時の相手装置60よりの受信データは回線切
換回路4で受信され、ハイブリツト回路6、V27/V29復
調器16で復調され、メモリ回路23に一旦記憶された後、
又は直接に復号化回路17に出力され、ここで復号化され
てプリンタ18によりプリントアウトされる。そして手順
信号はV21復調器15で復調され、制御回路1に送られ
る。
これらの受信処理も公知であるので詳細説明を省略す
る。
次に全て同一構成である本実施例の電話機A〜C(12
1〜124)の詳細構成を第3図を参照して以下に説明す
る。
第3図において、201は内蔵しているROM201aに記憶さ
れた第5図に示すプログラム等に従い本実施例の電話機
全体の制御を実行する制御部、202は回線切換回路4と
の通信回線を送受話器203、信号音発生回路204、スピー
カ回路205のいずれか、又は制御部201と接続する内線イ
ンタフエース、203は送受話器、204は回線に各種の信号
音を出力する信号音発生回路、205は回線上の通話音を
モニタするためのスピーカ回路、206は電話番号入力用
のテンキー等より成るキーボード、207は制御部201の制
御で各種の表示を行なう表示部、210はデータ伝送制御
回路14とのインタフエースを司るデータインタフエー
ス、212は電源供給回路25より供給される電力を受取
り、各構成に供給する電源回路、211は制御部201の動作
ブロツク信号及びデータインタフエース211でのデータ
伝送等のタイミング信号を発生するタイミング発生回路
である。
また、213は通話要求ボタンが押下入力される毎に通
話呼出表示回路214にパルスを出力する通話要求ボタン
押下検出回路である。214は通話要求ボタン押下検出回
路213よりのパルス信号が来る毎に「通話呼出」表示の
点灯/消灯を繰り返す通話呼出表示回路であり、「通話
呼出」表示が点灯している時に信号線221を付勢する。
また、通話呼出表示回路214は制御部201よりの表示リセ
ツト信号222の入力により、強制的に「通話呼出」表示
を消灯する。215は制御部201よりの制御で擬似ベル音を
発生する擬似ベル音発生回路である。この擬似ベル音
は、擬似ベル音発生回路215で直接発生しても、スピー
カ回路205を介して発生させてもよい。また、216は通話
スイツチであり、当該スイツチが入力される毎に入力信
号を制御部201に出力する。
電話機においては、回線切換回路4により選択される
と被呼信号が出力され、この被呼信号に応じて呼び出し
音を出力する。これを聞いた操作者が電話機の送受話器
203を取り上げると、回線に直流ループが形成され、回
線切換回路4ではこれを検知して電話機の応答を検知し
通話路を形成することになる。
以上の構成により成る本実施例において、送信側、受
信側の各制御装置150の互いのフアクシミリ部152間で画
像情報通信処理が行なわれている時に、互いの装置に接
続されている電話機より、相手側の任意の電話機を呼び
出すことができる。
まず、送信側制御装置150に接続された電話機より相
手側(受信側)の電話機との間で通話路を形成するオペ
レータ予約を行なつた場合の概略処理を以下に説明す
る。
本実施例ではこのオペレータ呼出が実際に行なわれる
のは全ての画像情報を送り終わつた後に行なわれる。制
御回路1は、後述する電話機よりの相手側の呼出電話機
情報を受け取ると、全て画像情報を送り終わつた後に相
手先装置に呼び出すべき電話機情報を含んだ通話要求信
号(例えばFIF(フアクシミリ情報フイールド)を有し
ているPRI−EOP信号)を送出する。例えば、FIF信号と
して1バイト分の呼出電話機指定領域を設け、相手先に
送信し、所定時間以内に相手側の電話機が応答し、応答
信号(例えばPIP信号)を受信すると、通話要求を行な
つた電話機に対して、擬似ベル音を発生するよう制御信
号を出力し、対応電話機より擬似ベル音を出力させる。
この擬似ベル音に対してオペレータが応答し、回線に直
流ループが形成され、通話スイツチ216が押下入力され
たことを検知すると、擬似ベル音の出力を停止させ、応
答電話機と、相手先電話機との間に通話路を形成し、両
電話機間の通話を可能とする。
一方、画像情報受信中に送信側装置に接続された電話
機よりオペレータ呼出要求が有つた場合の受信側装置に
おいては、画像情報の受信後、送信側装置よりの呼出電
話機情報を含んだ通話要求信号(例えばFIF(フアクシ
ミリ情報フイールド)を有しているPRI−EOP信号)を受
信すると、当該FIF信号により指定された接続電話機に
対して擬似ベル音を発生させるように制御する。そし
て、これに対応して通話ボタンを入力する等オペレータ
による応答が行なわれると、この電話機に対する擬似ベ
ル音の出力を停止させ、相手先装置にこちらの電話機が
応答したことを示す信号(例えばPIP信号)を送出し、
接続回線と応答電話機とを接続し、通話路を形成する。
なお、本実施例においては、電話機による応答検出は、
擬似ベル音を発生させた電話機よりの応答のみならず、
擬似ベル音出力中に他の電話機よりの応答があつても、
応答のあつた他の電話機よりの指定被呼者よりの応答と
見なして応答のあつた電話機との間で通話路の形成を行
なう。
また、通話要求信号中に、呼び出すべき電話機を特定
する情報が含まれていない、通常の通話要求信号(例え
ばPRI−Q信号)を受信した場合には、接続された全て
の電話機に擬似ベル音を出力させる。
次に、画像情報送信中に受信側装置に接続された電話
機よりオペレータ呼出要求が有つた場合を説明する。受
信画の電話機による通話呼出は1頁分の原稿受信が終了
した時点で行なわれる。
制御回路1は受信側装置(60等)よりの呼出電話機情
報を含んだ通話要求信号(例えばFIF(フアクシミリ情
報フイールド)を有しているPIP信号)を受信すると、
当該FIF信号により指定された接続電話機に対して擬似
ベル音を発生させるよう制御する。そして、これに応答
して通話ボタンを入力する等オペレータによる応答が行
なわれると、この電話機に対する擬似ベル音の出力を停
止させ、相手先装置にこちらの電話機が応答したことを
示す信号(例えばPRI−Q信号)を送出し、接続回線と
応答電話機とを接続し、通話路を形成する。なお、本実
施例において、電話機による応答検出は、擬似ベル音を
発生させた電話機よりの応答のみならず、擬似ベル音出
力中に他の電話機よりの応答があつても、応答のあつた
他の電話機よりの指定被呼者よりの応答と見なして応答
のあつた電話機との間で通話路の形成を行なう。
また、通話要求信号中に、呼び出すべき電話機を特定
する情報が含まれていない、通常の通話要求信号(例え
ばPIP信号)を受信した場合には、接続された全ての電
話機に擬似ベル音を出力させる。
一方、この時の受信側装置のオペレータ予約指定制御
は、制御回路1が後述する電話機よりの相手側の呼出電
話機情報を受け取ると、1頁分の画像情報の受信終了後
に相手先装置に呼び出すべき電話機情報を含んだ通話要
求信号(例えばFIF(フアクシミリ情報フイールド)を
有しているPIP信号)を送出する。所定時間以内に相手
側の電話機が応答し、応答信号(例えばPRP−Q信号)
を受信すると、通話要求を行なつた電話機に対して擬似
ベル音を発生するよう制御信号を出力し、対応電話機よ
り擬似ベル音を出力させる。この擬似ベル音に対してオ
ペレータが応答し、回線に直流ループが形成され、通話
スイツチ216が押下入力されたことを検知すると、擬似
ベル音の出力を停止させ、応答電話機と相手先電話機と
の間に通話路を形成し、両電話機間の通話を可能とす
る。
以上の動作制御の詳細を第4図(A)〜(D)及び第
5図のフローチヤートを参照して以下説明する。
まず、第4図(A)〜(D)を参照して第2図に示す
受信側装置である制御装置150の制御動作を説明する。
制御装置150に電源が投入されるとステツプS1に進
み、回線切換回路4に指示して回線31を開放状態とし、
続くステツプS2でデータ伝送制御回路14を制御して接続
された全ての電話機の通話呼出表示回路214を消勢させ
る様リセツト信号を出力し、続くステツプS3で擬似ベル
音発生回路215を消勢する。そしてステップS4でオペレ
ーシヨン部22のワンタツチダイヤルあるいは短縮ダイヤ
ルが入力されるなどして発呼要求が入力されたか、又は
接続電話機の送受話器203がオフフツクされ発呼要求が
行なわれたか否かを監視し、発呼要求がある場合にはス
テツプS5に進み、この時フアクシミリ通信送信モードに
設定されているか否かを調べ、フアクシミリ送信モード
でなければステツプS5よりステツプS6に進み、公知の所
定の電話回線発呼処理を行なう。
一方、フアクシミリ送信モードの場合にはステツプS5
よりステツプS10に進み、回線切換回路4に指示して回
線31に直流ループを形成して発信要求を行ない、回線31
をハイブリツド回路6に接続する。続くステツプS226で
前手順処理を実行してステツプS12に進み、リーダ10に
セツトされている送信原稿から送信画像情報を読取り、
例えば1頁分を相手先に送出する。そして画像情報の送
出が終了するとステツプS13に進み、PIP/PIN信号を受信
し、相手側からのオペレータ呼出を受けたか否かを調べ
る。オペレータ呼出を受けていない場合にはステツプS3
0に進み、オペレータ呼出を受けている場合にはステツ
プS13よりステツプ15に進む。ステツプS15では接続され
ている電話機のうちのどれかの電話機指定情報が含まれ
ているか否かを調べる。具体的には、PIP/PIN信号にFIF
が含まれているか否かが調べられる。そして、電話機の
指定情報が含まれている場合にはステツプS15よりステ
ツプS16に進み、受信FIF信号により指定された接続電話
機に対して擬似ベル音を発生させるよう制御してステツ
プS18に進む。
一方、通話要求信号中に、呼び出すべき電話機を特定
する情報が含まれていない、通常の通話要求信号(例え
ばPIP信号)を受信した場合にはステツプS17に進み、接
続された全ての電話機に擬似ベル音を出力させる様制御
してステツプS18に進む。
ステツプS18では所定時間以内にこのようにして擬似
ベル音の出力された電話機の通話ボタンが入力される等
オペレータによる応答が行なわれるのを監視する。ここ
で所定時間以内に応答の無い場合にはステツプS19に進
み、リーダ10にまだ送信原稿が載置されている場合等の
様にまだ送るべき原稿が有るか否かを調べ、送信原稿が
有る場合にはステツプS19よりステツプS20に進み、先に
付勢した擬似ベル音発生回路215を消勢して擬似ベル音
を消してステツプS12に戻り、次頁の送信を続ける。こ
こで送信すべき原稿がない場合にはステツプS21に進
み、公知の後手順処理を実行しステツプS2に戻る。
一方、所定時間以内に送信通話スイツチ216が入力さ
れる等の応答が行なわれた時にはステツプS18よりステ
ツプS22に進み、先に付勢した電話機に対する擬似ベル
音の出力を停止させ、ステツプS23で相手先装置にこち
らの電話機が応答したことを示す信号(例えばPRI−Q
信号)を送出し、ステツプS24で接続回線と応答電話機
とを接続して通話路を形成し、ステツプS25で通話を行
なう。
なお、本実施例においては、電話機による応答検出
は、擬似ベル音を発生させた電話機よりの応答のみなら
ず、擬似ベル音出力中に他の電話機よりの応答があつて
も、応答のあつた他の電話機よりの指定被呼者よりの応
答と見なして応答のあつた電話機との間で通話路の形成
を行なう。そしてステツプS26で通話が終了し、回線が
開放されるのを待ち、回線が開放されるとステツプS1に
戻る。
一方、ステツプS13でオペレータ呼出を受けていない
場合にはステツプS30に進み、ステツプS19と同様にリー
ダ10にまだ送信原稿が載置されている場合等まだ送るべ
き原稿が有るか否かを調べ、送信原稿が有る場合にはス
テツプS12に戻り次の画像情報の送信を続ける。
原稿の最後の場合にはステツプS31に進み、接続電話
機の通話呼出表示回路214よりの制御信号221が付勢さ
れ、通話要求があるか否かを調べる。ここで通話要求が
なければステツプS21に進み、後手順処理の実行に進
み、通話要求があればステツプS32に進む。そして、通
話要求信号中に、呼び出すべき電話機を特定する情報が
含まれているか否かを調べ、通話先指定があればステツ
プS33で相手先装置に呼び出すべき電話機情報を含んだ
通話要求信号(例えばFIFを有しているPRI−EOP信号)
を送出する。
一方、通話要求信号中に呼び出すべき電話機を特定す
る情報が含まれていない場合にはステツプS34に進み、
通常の通話要求信号(例えばFIFの無いPRI−EOP信号)
を送出する。そして共にステツプS35に進む。
ステツプS35では、所定時間以内に相手側の電話機が
応答したことを示す応答信号(例えばPIP信号)を受信
したか否かを調べ、所定時間以内に応答信号が受信され
ない場合にはステツプS21に進む。一方、所定時間以内
に応答信号を受信するとステツプS36に進み、通話要求
を行なつた電話機に対して擬似ベル音を発生するよう制
御信号を出力し、対応電話機より擬似ベル音を出力させ
る。そしてステツプS37でこの擬似ベル音に対して所定
時間以内にオペレータが応答し、回線に直流ループが形
成されるか、通話スイツチ216が押下入力されて応答さ
れたか否かを調べる。応答が無い場合にはステツプS21
に進み、応答があればステツプS24に進む。
一方、ステツプS4で発呼要求がなければステツプS40
に進み、被呼検出回路28が回線31等よりの被呼を検出し
たか否かを調べ、被呼検出で無い場合にはステツプS4に
戻る。
ここで被呼検出回路28が被呼信号を検出すると、呼出
し信号を出力すべき(ベルを鳴らすべき)電話機が指定
されている場合には指定電話機と回線31とを接続し、対
応電話機より呼出し音を出力させる。そしてステツプS4
1で所定回数(例えば3回)の被呼信号が来か否かを調
べ来ていない場合には呼出しを続ける。その間に送受話
器203が取り上げられた場合には当該電話機と発呼側と
の通話路が形成され、通話が行なわれる。
被呼信号が所定回数来ても送受話器203を取り上げな
い場合には、ステツプS41よりステツプS42に進み、回線
切換回路4に指示して回線31に直流ループを形成して応
答し、回線31をハイブリツド回路6に接続する。そし
て、続くステツプS43でフアクシミリ受信であるキヤリ
ア信号を伴うデータ受信か否かを調べる。ここで回線に
キヤリア信号が検出されない場合にはデータ通信ではな
いため、間違い電話としてステツプS44で回線を開放し
て復旧し、ステツプS4に戻る。なお、ステツプS44で他
の特定処理が決められている場合には、その対応処理を
実行することになる。
ステツプS43でデータ信号の場合にはステツプS45に進
み、前手順処理、例えば各種の装置状態の検知等の処理
を実行し、相手装置との同期化処理を実行する。そして
続くステツプS46で前手順処理に続いて送られてくる画
像情報の受信処理を実行する。それと同時にステツプS4
7で受信情報を上述した経路で、V27/V29復調器16で復調
された信号はメモリ回路19を介さずに復号化回路17に送
られ、プリンタ18より印刷出力される。そして画像情報
の受信が終了するとステツプS48に進み、画像情報受信
中に送信側装置に接続された電話機よりオペレータ呼出
要求が有つたか否かを調べる。具体的には、画像情報の
受信後、送信側装置よりの呼出電話機情報を含んだ通話
要求信号(例えばFIFを有しているPRI−Q信号)が受信
されたか否かを調べる。ここで、オペレータ呼出要求が
有るとステツプS50に進み、当該通話要求信号中に、呼
び出すべき電話機を特定する情報が含まれているか否か
を調べる。電話機を特定する情報が含まれている場合に
はステツプS51に進み、FIF信号により指定された接続電
話機に対して擬似ベル音発生回路215を付勢するよう制
御し、擬似ベル音を発生させる。一方、通話要求信号中
に、呼び出すべき電話機を特定する情報が含まれていな
い、通常の通話要求信号(例えばPRI−Q信号)を受信
した場合には、ステツプS52に進み、接続された全ての
電話機に対して擬似ベル音発生回路215を付勢するよう
制御し、擬似ベル音を発生させる。そして共にステツプ
S53に進み、所定時間以内に接続電話機でこれに対応し
て通話ボタンを入力する等のオペレータによる応答が行
なわれたか否かを調べる。ここで所定時間以内に応答が
無い場合にはステツプS54に進み、先に付勢した擬似ベ
ル音発生回路215を消勢して擬似ベル音を消してステツ
プS55に進む。ステツプS55では最後の原稿情報の受信か
否かを調べ、最後でない場合にはステツプS46に戻り、
次頁の受信を続ける。ここで最後の原稿の受信の場合に
はステツプS56に進み、公知の後手順処理を実行してス
テツプS31に進む。
一方、ステツプS53で所定時間以内に送信通話スイツ
チ216が入力される等の応答が行なわれた時にはステツ
プS53よりステツプS60に進み、先に付勢した電話機に対
する擬似ベル音の出力を停止させ、ステツプS61で相手
先装置にこちらの電話機が対応したことを示す信号(例
えばPIP信号)を送出し、ステツプS62で接続回線と応答
電話機とを接続して通話路を形成してステツプS31に進
む。
更に、ステツプS48で相手装置よりのオペレータ呼出
要求が無い場合にはステツプS65に進み、通話スイツチ2
16が押下入力される等して接続電話機よりの通話要求が
あるか否かを調べる。ここで通話要求がなければステツ
プS55に進み、データ伝送処理を続け、通話要求があれ
ばステツプS66に進む。
ステツプS66では通話要求中に相手先電話機の、指定
情報が含まれているか否かを調べ、電話機指定情報があ
ればステツプS67に進み、呼出電話機情報を含んだ通話
要求信号(例えばFIFを有しているPIP信号)を送信す
る。なお、FIF中には指定電話機情報を格納する。そし
てステツプS70に進む。
一方、当該通話要求信号中に呼び出すべき電話機を特
定する情報が含まれていない場合には、FIFの無い通常
の通話要求信号(例えばPIP信号)を相手先接続装置に
送信する。そしてステツプS70に進む。ステツプS70では
相手接続装置より所定時間内に応答信号(例えばPRI−
Q信号)を受信したか否かを調べ、所定時間内に受信し
ていなければステツプS55に進む。所定時間内に応答信
号を受信している時にはステツプS71に進み、通話要求
を出力した電話機の擬似ベル音発生回路215を付勢し、
擬似ベル音を発生させる。そして続くステツプS72でい
ずれかの接続電話機より所定時間以内に通話スイツチが
入力され、通話要求ボタン押下検出回路213がこれを検
出して接続制御装置150に報知してきたか否かを調べ
る。なお、この応答はいずれかの電話機からのものも有
効とするのではなく、擬似ベル音を発生させた電話機の
み有効としてもよい。
ここで、電話機よりの応答がなく、報知してきていな
い場合にはステツプS54に進み、通話スイツチ216の入力
のあつた場合にはステツプS73に進む。ステツプS73では
この応答電話機の擬似ベル音発生回路215を消勢し、擬
似ベル音を停止させステツプS24に進む。
以上の様に制御することにより、データ送受信中にも
任意の電話機と通話を行なうことができ、受信者は速や
かにかつ無駄な行動を起こすことなく所望の受信情報を
手に入れること等ができる。
次に第5図を参照して制御装置150の以上の処理にお
ける電話機の制御を説明する。
制御部201はステツプS101でデータインタフエース211
がデータ伝送制御回路14よりの制御信号を受信したか否
かを調べ、制御信号の受信でなければステツプS102でキ
ーボード206よりのキー入力があるかを調べる。キー入
力がなければステツプS101に戻る。
ここで、キーボード206よりのキー入力があればステ
ツプS102よりステツプS103に進み、通話スイツチ216の
入力か否かを調べ、通話スイツチ216の入力である場合
にはステツプS120に進み、通話スイツチ216の入力でな
い場合にはステツプS105に進み、キー入力に対応した処
理を実行し、対応処理終了後ステツプS101に戻り、次の
キー入力に備える。対応処理は例えば、送受信器203を
オフフツクして電話番号キーを入力した様な場合には、
信号音発生回路204に指示して対応する電話番号信号(D
TMF信号等)を送出し、通話スイツチ216の入力後の相手
電話番号の入力の場合には入力番号を一時保持し、その
後に通話要求信号と共に出力される等の処理である。
一方、データ伝送制御回路14よりの制御信号を受信し
た場合にはステツプS101よりステツプS110に進み、受信
制御信号が通話呼出表示回路214の付勢信号か否かを調
べ、通話呼出表示回路214の付勢信号である場合にはス
テツプS111で通話呼出表示回路214を付勢して「通話呼
出」を表示し、送受話器203をオフフツクする等の応答
をに備えてステツプS115に進む。
受信制御信号が通話呼出表示回路214の付勢信号でな
い場合にはステツプS112に進み、通話呼出表示回路214
の消勢信号の受信か否かを調べ、通話呼出表示回路214
の消勢信号である場合にはステツプS113に進み、通話呼
出表示回路214を消勢してステツプS115に進む。
受信制御信号が通話呼出表示回路214の消勢信号でな
い場合にはステツプS115に進み、ステツプS115で擬似ベ
ル音発生回路215の付勢信号か否かを調べる。擬似ベル
音発生回路215の付勢信号である場合にはステツプS116
で擬似ベル音発生回路215を付勢して擬似ベル音を発生
させステツプS120に進む。
受信制御信号が擬似ベル音発生回路215の付勢信号で
ない場合にはステツプS117に進み、擬似ベル音発生回路
215の消勢信号の受信か否かを調べ、擬似ベル音発生回
路215の消勢信号である場合にはステツプS118に進み、
擬似ベル音発生回路215を消勢して擬似ベル音を停止さ
せステツプS120に進む。
受信制御信号が擬似ベル音発生回路215の消勢信号で
ない場合にはステツプS119に進み、受信制御信号に対応
した処理を実行し、ステツプS120に進む。ステツプS120
では通話呼出表示回路214が付勢されているか否かを調
べ、通話呼出表示状態でなければステツプS140で通話呼
出フラグをリセツトしてステツプS125に進む。通話呼出
表示状態であればステツプS121に進み、制御部201内の
通話呼出フラグがリセツトされているか否かを調べる。
通話呼出フラグがリセツトされている場合にはステツプ
S122で通話呼出フラグをセツトし、続くステツプS123で
タイマフラグをリセツトし、ステツプS124で不図示の制
御部201内のタイマに所定時間、例えば5秒タイマをセ
ツトしてステツプS125に進む。ステツプS125では現在の
電話機の状態を制御信号としてデータインタフエース21
1よりデータ伝送制御回路14に送信する。電話機状態に
は、通話呼出のセツト状態、呼出電話機番号情報入力状
態、通話スイツチの入力状態等がある。
一方、ステツプS121で通話呼出フラグがリセツトされ
ている場合にはステツプS130に進み、タイマフラグがセ
ツトされているか否かを調べる。セツトされていればス
テツプS125に進む。セツトされていなければステツプS1
31に進み、先にステツプS124でスタートさせたタイマが
タイムオーバとなつているか否かを調べる。タイムオー
バであればステツプS132でタイマフラグをセツトして呼
出電話番号入力をクリアしてステツプS125に進む。
ステツプS131でタイムオーバでなければステツプS135
に進み、呼出電話番号の指定入力が終了したか否かを調
べ、入力が終了していなければステツプS125に進み、入
力が終了していればステツプS136で入力電話番号をメモ
リに格納し、続くステツプS137でタイマフラグをセツト
してステツプS125に進む。
以上説明した如く本実施例によれば、データ通信装置
に受信が行なわれた時に、その受信を手近かの電話機よ
り知ることができ、速やかに受信データを取り出すこと
ができる。
これにより、電話機は机の上に配置し、フアクシミリ
装置は部屋の隅に配置しているような場合においても、
情報の受信者は机に座つたままで自己宛の受信が行なわ
れたことを即座に知ることができ、直ちに受信情報を出
力できる。
[第2実施例] 前記実施例においては、「通話呼出」を接続電話機よ
り行なう例について説明したが、データ伝送装置と電話
機系端末とが接続されたシステムである必要もなく、例
えばフアクシミリ装置のオペレーシヨン部に通話要求ボ
タンを配置し、該ボタン入力後所定時間以内に電話番号
を入力する構成とすればよい。
[第3実施例] 以上の説明は通信相手先の電話番号を入力し、この番
号入力により表示先電話を特定する例について行なつた
が、本発明はこれに限るものではなく、番号の入力によ
り相手先電話機を特定するのではなく、受信者の氏名等
を入力させ、送信側又は受信側で氏名と電話番号との対
応付けたテーブルを備え、このテーブルを参照して電話
機番号を特定してもよい。更に電話機の対応する氏名は
1つに限るものではなく、複数の呼び方が与えられてい
る場合にはかく呼び方に対して1つの電話機を特定して
もよい。
受信側まで氏名で送られてきた場合で該当名が無い場
合には最も近い名前に対応した電話機を特定すればよ
い。
この様に構成することにより、覚えにくい数字の羅列
でない、通常的に用いている名前により指定でき、指定
誤りの無い使い易い装置が提供できる。
[第4実施例] 又、以上の説明においては、「通話呼出」すべき電話
機が指定されていない場合には予め決められた電話機に
「通話呼出」表示を行なわせたが、本発明はこれに限る
ものではなく、電話機の指定の無い場合には受信装置に
接続された全ての電話機にこの「通話呼出」表示を行な
わせるよう制御してもよい。これにより受信者が特定の
電話機位置に在席していない場合でも、確実に画像情報
の受信を知ることができる。
[第5実施例] 以上の説明においては、データ通信開始後に通話を行
なう例について述べたが、これはデータ通信開始後に限
定されるものではなく、データ通信開始前に行なうこと
も可能である。
即ち、フアクシミリが自動着信にセツトされていて
も、データ伝送モードに入らず、受信側よりの通話要求
信号により指定された電話機との間で通話を可能とする
事前電話を可能とすることもできる。
この場合には、受信側から初期識別信号受信後に事前
に指定された呼出電話機情報をFIFに含んだ通話要求信
号(例えばPRI−Q信号)を送出し、受信側では呼出電
話機情報を含んたFIFを有する通話要求信号を受信した
時に指定された電話機に呼出音を発生させて情報受信者
に報知すればよい。
これにより、確実に受信者が居ることを確認してから
情報送信を行なえ、無駄な送信が防げる等の効果が得ら
れる。
以上説明した様に上述した各実施例によれば、情報を
受信すべき者が情報受信を確実に、かつ、迅速に知るこ
とができ、速やかな情報の入手が可能となるとともに、
無駄な動作を起こすことがなくなる。
[発明の効果] 以上説明した様に本発明によれば、複数の電話機とデ
ータ通信部が選択的に回線に接続される通信システムに
おいて、データ通信中に、相手先からのデータ通信手順
の通話要求信号を受信し、受信した通話要求信号中にシ
ステムで接続可能な複数の電話機中の特定の電話機の指
定情報が含まれるか否かを識別し、指定情報を含まれて
いる場合に指定情報に対応する電話機に対して通話要求
受信を報知し、指定を行った前話機のオペレー等と直ち
に通話することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例の概略ブロツク図、 第2図は第1図に示す制御装置の詳細構成図、 第3図は本実施例の電話機の詳細構成図、 第4図(A)〜(D)は本実施例の制御装置の制御フロ
ーチヤート、 第5図は本実施例の電話機の制御フローチヤート、 第6図は従来の電話通信システムの構成図である。 図中1……制御回路、2,201a……ROM、3……RAM、4…
…回線切換回路、6……ハイブリツド回路、7……加算
回路、8……V21変調器、10……リーダ、11……符号化
回路、12……V27/V29変調器、13……タイミング発生回
路、14……データ伝送制御回路、15……V21復調器、16
……V27/V29復調器、17……復号化回路、18……プリン
タ、19……メモリ回路、24……ACU、25……電源供給回
路、26……オペレーシヨン部、27……保留音発生回路、
28……被呼検出回路、29……電話番号検出回路、50……
公衆電話回線網、60……相手装置、102〜104……電話
機、201……制御部、202……内線インタフエース、203
……送受話器、204……信号音発生回路、205……スピー
カ回路、206……キーボード、207……表示部、210……
電源回路、211……データインタフエース、212……タイ
ミング回路、213……通話要求ボタン押下検出回路、214
……通話呼出表示回路、215……擬似ベル音発生回路、2
16……通話スイツチである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電話機とデータ通信部が選択的に収
    納回線に接続され、前記回線を介して他の通信装置と通
    信が可能な通信システムにおいて、 前記複数の電話機を前記回線にそれぞれ接続可能な接続
    手段と、 前記回線を介して他の通信装置と前記データ通信部との
    間でデータ通信を行なうと共に、データ通信中に前記回
    線を介して前記他の通信装置より送られるデータ通信手
    順の通話要求信号を受信する通信手段と、 前記データ通信手順により受信した前記通話要求信号中
    に前記接続手段で接続可能な複数の電話機中の特定の電
    話機の指定情報が含まれるか否かを識別し、前記通話要
    求信号中に前記指定情報を含まれている場合、前記指定
    情報に対応する電話機に対して前記通話要求受信を報知
    する報知手段と、 前記報知手段による前記通話要求報知電話機よりの対応
    を検知する応答検知手段と、 前記応答検知手段が前記通話要求報知電話機よりの応答
    を検知すると前記回線を介しての前記他の通信装置と前
    記データ通信部とのデータ通信状態に代えて前記応答検
    知電話機と前記他の通信装置とを通話状態に切り替える
    切替手段とを備えることを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】前記報知手段は、前記通話要求中に前記接
    続手段で接続可能な前記複数の電話機中の特定の電話機
    の指定情報が含まれていない場合には、前記接続手段で
    接続可能な全ての電話機に前記通話要求受信を報知する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】前記切替手段は、所定時間内に前記応答検
    知手段が前記通話要求報知電話機よりの応答を検知しな
    い場合には前記回線を介しての前記他の通信装置と前記
    データ通信部とのデータ通信状態を維持することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項又は第2項のいずれかに記
    載の通信システム。
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