JPH07221957A - ファクシミリ装置における通信制御装置 - Google Patents

ファクシミリ装置における通信制御装置

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JPH07221957A
JPH07221957A JP6030960A JP3096094A JPH07221957A JP H07221957 A JPH07221957 A JP H07221957A JP 6030960 A JP6030960 A JP 6030960A JP 3096094 A JP3096094 A JP 3096094A JP H07221957 A JPH07221957 A JP H07221957A
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JP
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signal
image data
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receiving
receiver
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JP6030960A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Saito
斉 齋藤
Kazuhiro Sugawara
一浩 菅原
Naomi Nakamura
直巳 中村
Toru Maeda
前田  徹
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のファクシミリ装置に新たに電子部品を
増設することなく前手順時間を大幅に短縮できるファク
シミリ装置における通信制御装置を提供する。 【構成】 送信機は受信機の受信能力を記憶すること
で、受信機側のNSF(非標準端末機能)+CSI(着
呼端末送信)+DIS(ディジタル識別番号)信号を受
信しなくてもダイヤル直後から受信命令を送出する。こ
の受信命令には受信能力に応じた画像伝送速度を含んで
おり、受信機は画像伝送速度が受け入れ可能な場合に受
信準備確認信号を送出し、指定された画像伝送速度にモ
デムを設定して待ち受ける。送信機は受信準備確認信号
を受信すると、受信命令で指定した画像伝送速度で、送
信画像のサイズや解像度、符号化方式等を指定する受信
モード指定命令を送出し、続いて画像データを送出す
る。受信機は受信した受信モード指定命令の内容に従っ
て画像データを復号化することで前手順の時間を短縮で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置におけ
る通信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の標準的なファクシミリ装置におけ
る通信方式はITU−T勧告のT.30に規定されてい
るように、低速(300bps)の信号による手順部分
と高速(2400〜14400bps)の信号による画
像データ部分で構成されている。図13は通常の通信手
順信号を示す説明図である。ITU−T NO.1チャ
ート等の標準的な画像の通信では、画像データ部分は6
秒程度で送信可能であるが、手順部分を含む通信時間は
20秒以上かかってしまう。通信時間を短縮化するに
は、手順部分の短縮が重要な課題となっている。
【0003】こうした課題に対して、手順信号の一部を
高速信号で送信する方法や、低速信号のプリアンブルを
T.30勧告の1秒より更に短い時間に変更する方法な
どが提案されている。図14は従来より提案されている
既存の短縮手順を示す説明図である。この既存の短縮手
順の例では小文字で記載されている信号dcs(受信命
令)、eop(手順終了)などを高速信号で送信するこ
とにより手順の短縮化が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置は通常、半二重通信の機能しか有して
いないため、受信機は回線捕捉後にCED(着呼側トー
ン信号)+NSF(非標準端末機能)+CSI(着呼端
末識別)+DIS(ディジタル初期識別信号)を送出す
るまでの約9秒間は送信機からの信号を受信することが
できず、その後の手順を高速化しても前手順時間の短縮
には限界があった。
【0005】この部分を短縮するために全二重通信が可
能な電子部品を増設することも提案されているが、コス
トアップに繋がる電子部品の増設は好ましいことではな
い。
【0006】そこで、本発明は従来のファクシミリ装置
に新たに電子部品を増設することなく前手順時間を大幅
に短縮できるファクシミリ装置における通信制御装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るファクシミリ装置における
通信制御装置は、ダイヤル番号が登録されている受信機
の受信能力を記憶する受信能力記憶手段と、前記ダイヤ
ル番号の信号を送出した後に、画像伝送速度の指定を含
む受信命令を前記受信機に送信する受信命令送信手段
と、前記受信機から受信準備確認信号を受信するとき、
前記受信能力記憶手段に記憶された受信能力にしたがっ
て受信モード指定命令およびそれに続く画像データを送
信する画像データ送信手段と、送信機から前記受信命令
を受信し、該受信命令で指定された前記画像伝送速度で
受信可能な場合に前記受信準備確認信号を前記送信機に
送出する受信準備確認信号送出手段と、前記送信機から
送信される前記受信モード指定命令にしたがって前記画
像データを受信する画像データ受信手段とを備える。
【0008】請求項2に係るファクシミリ装置における
通信制御装置は、前記受信機から前記受信準備確認信号
を受信しないとき、前記受信モード指定命令によらない
特定の通信手段で前記画像データを送信する画像データ
通常送信手段と、前記受信準備確認信号を前記送信機に
送出しないとき、前記受信モード指定命令によらないで
送信される画像データを受信する画像データ通常受信手
段とを備える。
【0009】請求項3に係るファクシミリ装置における
通信制御装置は、前記送信機から送信される受信モード
指定命令が性能に合致しないとき、該性能を示す識別信
号を送出する識別信号送出手段と、前記受信機から前記
識別信号を受け入れ、該受け入れられた識別信号にした
がって特定の通信手順で前記画像データを送信する画像
データ送信復帰手段とを備える。
【0010】請求項4に係るファクシミリ装置における
通信制御装置は、前記画像データ送信手段によって送信
される画像データの送信終了を確認する送信終了確認手
段と、該送信終了手段によって送信終了が確認できない
とき、前記受信モード指定命令に続く画像データの送信
を停止し、特定の通信手順で前記画像データを送信する
画像データ再送信手段とを備える。
【0011】請求項5に係るファクシミリ装置における
通信制御装置は、ファクシミリ受信モードまたは電話機
モードに設定を切り換えるモード切換手段を備え、着呼
側で発呼側トーン信号または前記受信命令を受信したと
きに前記モード切換手段を前記ファクシミリ受信モード
に切り換える。
【0012】請求項6に係るファクシミリ装置における
通信制御装置では、前記電話機モードは留守番電話機が
受信するモードである。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に係るファクシミリ装置にお
ける通信制御装置では、ダイヤル番号が登録されている
受信機の受信能力を受信能力記憶手段により記憶し、送
信の際して、前記ダイヤル番号の信号を送出した後に受
信命令送信手段により画像伝送速度の指定を含む受信命
令を前記受信機に送信し、前記受信機から受信準備確認
信号を受信するとき、前記受信能力記憶手段に記憶され
た受信能力にしたがって画像データ送信手段により受信
モード指定命令およびそれに続く画像データを送信す
る。また、受信に際して、送信機から前記受信命令を受
信し、該受信命令で指定された前記画像伝送速度で受信
可能な場合に受信準備確認信号送出手段により前記受信
準備確認信号を前記送信機に送出し、前記送信機から送
信される前記受信モード指定命令にしたがって画像デー
タ受信手段により前記画像データを受信する。
【0014】請求項2に係るファクシミリ装置における
通信制御装置は、前記受信機から前記受信準備確認信号
を受信しないとき、画像データ通常送信手段により前記
受信モード指定命令によらない特定の通信手段で前記画
像データを送信し、前記受信準備確認信号を前記送信機
に送出しないとき、前記受信モード指定命令によらない
で送信される画像データを画像データ通常受信手段によ
り受信する。
【0015】請求項3に係るファクシミリ装置における
通信制御装置は、受信の際に送信機から送信される受信
モード指定命令が性能に合致しないとき識別信号送出手
段により前記性能を示す識別信号を送出し、送信の際に
受信機から前記識別信号を受け入れ、該受け入れられた
識別信号にしたがって画像データ送信復帰手段により特
定の通信手順で前記画像データを送信する。
【0016】請求項4に係るファクシミリ装置における
通信制御装置は、前記画像データ送信手段によって送信
される画像データの送信終了を送信終了確認手段により
確認し、送信終了が確認できないときは前記受信モード
指定命令に続く画像データの送信を停止し、画像データ
再送信手段により特定の通信手順で前記画像データを送
信する。
【0017】請求項5に係るファクシミリ装置における
通信制御装置は、モード切換手段によりファクシミリ受
信モードまたは電話機モードに設定を切り換える際に、
着呼側で発呼側トーン信号または前記受信命令を受信し
たときに前記モード切換手段を前記ファクシミリ受信モ
ードに切り換える。
【0018】請求項6に係るファクシミリ装置における
通信制御装置では、前記電話機モードは留守番電話機が
受信するモードである。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るファクシミリ
装置について説明する。
【0020】[第1実施例]図1はファクシミリ装置の
構成を示す概略図である。1はファクシミリ装置全体の
制御を司るCPU、2は原稿の読取りを行なう読取装
置、3は記録紙に情報を印字する記録装置、4は操作の
入力を受け付ける操作パネル、5は通信制御プログラム
を格納するROM、6はデータを格納するRAM、7は
デジタル信号、アナログ信号の変調および復調を行なう
モデム、8は公衆回線網の制御を行なうNCU(網制御
装置)であり、ファクシミリ受信モードと電話機モード
とを切り換える。9は通話を行なうための電話機であ
る。以下、単に送信機、受信機と呼ぶときは、それぞれ
ファクシミリ装置が送信側にあるとき、受信側にあると
きを指す。
【0021】図2は短縮ダイヤルで示される受信機の情
報が登録されているRAM6の構成を示す説明図であ
る。受信機情報には受信機の短縮手順機能の有無を表わ
す短縮手順能力フラグと受信機のDIS信号(ディジタ
ル初期識別信号)の内容が記憶されている。受信機情報
としてはこの他にNSF(非標準端末機能)やCSI
(着呼端末識別)を含めてもよい。あるいは受信機情報
を送信機にとって記憶し易いフォーマットに変換して記
憶してもよい。また、受信機情報は操作パネル4を使っ
てRAM6に記憶してもよいし、短縮ダイアルが登録さ
れた後に一度、通常の手順で通信を行なうことにより受
信機情報を記憶してもよい。
【0022】図3は本実施例のファクシミリ装置の通信
制御における短縮手順を示す説明図である。図4はファ
クシミリ装置の送信動作を示すフローチャートである。
送信側のファクシミリ装置(送信機)はまず短縮ダイヤ
ル動作をした後にCPU1に内蔵されたT1タイマを3
5秒に設定する(ステップS1)。続いて、短縮ダイヤ
ルに相当する受信機は短縮手順可能であるか否かを判別
する(ステップS2)。このとき、RAM6内に記憶さ
れている受信機情報の短縮手順能力フラグによって受信
機が短縮手順の受信機能を持っているかどうかを判断す
ることになる。この短縮手順能力フラグはユーザ登録に
よって短縮手順の禁止に設定可能にしてもよい。また、
同一宛先に対するエラーの履歴等によって短縮手順の実
施に制約を設けてもよい。このようにすることにより、
エラーの危険性を低減し、実用性を高めることができ
る。
【0023】つぎに、ステップS2において短縮手順が
実行できない場合には、ステップS10に移行して通常
のT.30の通信手順を行なう。受信機が短縮手順の機
能を有している場合には、RAM6に記憶されている受
信機情報を参照し、受信機が受信可能な最高速度の画像
電送速度をセットした2ndNSSを送信する(ステッ
プS3)(図3参照)。ここで、2ndNSSとはT.
30勧告におけるNSS形式の信号であるが、通常の手
順で使用される多くの非標準機能を含んだものではな
く、画像電送速度を指定するための最小限の情報のみで
構成される短いものなので、通常のNSS(非標準機能
設定)と区別するために別記号として使用されている
(この2ndNSSは請求項1における受信命令に相当
する)。
【0024】送信機は2ndNSSを送信した後、1秒
間だけ応答信号の検出を行なう(ステップS4)。この
間に応答信号を受信した場合には応答信号の検定を行な
う(ステップS6)。受信した応答信号がCFR(受信
準備完了)であるならば、受信機は短縮手順を受け入れ
たと判断して送信ノード4に移行して2ndNSSで指
定した画像電送速度で受信モード指定命令を送信し、続
いて画像信号を送信して(ステップS12)本ルーチン
を終了する。ステップS12で送信される受信モード指
定命令はNSS(非標準機能設定)、TSI(送信端末
識別)およびDCS(受信指示命令)であり、受信機情
報を参照して決定される。
【0025】ステップS6で検定した信号がCFR(受
信準備完了)でなかった場合にはDIS(ディジタル識
別信号)であるか否かを検定する(ステップS8)。こ
のDIS(ディジタル識別信号)にはNSF(非標準端
末機能)やCSI(着呼端末識別)を含んでいてもよ
い。DIS(ディジタル識別信号)であった場合には送
信ノードAに移行し、受信したDIS(ディジタル識別
信号)に従った通信手順で送信を行なって(ステップS
11)本ルーチンを終了する。
【0026】ステップS4で信号を受信できなかった場
合にはCED(着呼側トーン信号)が来ているか否かを
検定する(ステップS5)。CED(着呼側トーン信
号)を検知した場合には、送信フェーズBに移行し、通
常の手順で送信を行なう(ステップS10)。ステップ
S5でCED(着呼側トーン信号)を検知できなかった
場合にはT1タイマのチェックを行なう(ステップS
7)。タイムアウトしていない場合にはステップS3に
戻って2ndNSSの送出を繰り返し、タイムアウトし
ている場合には、送信ノードCに移行して送信を終了し
(ステップS9)、本ルーチンを終了する。
【0027】図5はファクシミリ装置の受信動作を示す
フローチャートである。受信側のファクシミリ装置(受
信機)は呼び出し信号を検出して回線を捕捉した後に、
まずT4タイマの初期値を設定する(ステップS1
1)。タイマは2ndNSSの検知時間を設定するため
のもので、本実施例では2.4秒である。続いて、短縮
手順が可能か否かを判断する(ステップS12)。この
短縮手順が可能か否かの判断では、送信機側での判断と
同様にユーザによる短縮手順禁止等の条件等をチェック
し、短縮手順が実行できないときにはステップS15に
移行する。
【0028】短縮手順が実行可能な場合には命令受信を
行なうか否かを判断する(ステップS13)。この命令
受信はITU−T勧告における命令受信と同等のもの
で、V21のHチャンネルによるHDLC信号の受信で
ある。この信号を受信できたときにはそれが2ndNS
Sであるか否かを判別する(ステップS14)。2nN
SSであるときには2ndNSSで指定された画像伝送
速度が受信可能か否かを判別する(ステップS16)。
【0029】ステップS14で受信した信号が2ndN
SSでなかったとき、またはステップS16で指定され
た速度が受け入れできないときには、CED(着呼側ト
ーン信号)を送出し(ステップS17)、受信フェーズ
Bにおいて通常手順で受信を行なう(ステップS1
9)。
【0030】ステップS16で指定された画像伝送速度
が受入れ可能な場合にはステップS18に移行して受信
確認信号としてCFR(受信準備完了)信号を送出して
受信ノードFに進み、指定された画像伝送速度にモデム
を設定して高速信号を待ち受ける。受信ノードFでは、
高速信号の先頭に付加されているNSS(非標準機能設
定)、TSI(送信端末識別)、およびDCS(受信指
示命令)によって指定されたモードに従って、続く画像
信号を復号化する。画像信号の形式は周知のECM(誤
り訂正モード)と同様である。
【0031】ステップS13で命令を受信できなかった
場合、およびステップS12で短縮手順の実行が不可能
な場合にはT4タイマをチェックする(ステップS1
5)。タイムアウトしていなければステップS12に戻
り、タイムアウトしている場合はCED(着呼側トーン
信号)を送出して通常手順に移行する。
【0032】以上示したように、本実施例のファクシミ
リ装置における通信制御装置では、送信機は受信機の受
信能力(受信機情報)を記憶することにより受信機のN
SF(非標準端末機能)+CSI(着呼端末送信)+D
IS(ディジタル識別番号)を受信する必要しなくて済
むので、短縮ダイヤルの直後から一定間隔で受信命令を
送出する。
【0033】このように、受信命令には受信能力(受信
機情報)から決定した画像伝送速度を含んでおり、受信
機は回線捕捉後の一定期間この受信命令を待機し、その
中で指定されている画像伝送速度が受け入れ可能な場合
に受信準備確認信号を送出し、指定された画像伝送速度
にモデム7を設定して待ち受ける。送信機は受信命令に
対して応答された受信準備確認信号を受信したときに
は、受信命令で指定した画像伝送速度で送信画像のサイ
ズや解像度、符号化方式等を指定する受信モード指定命
令を送出し、画像データを送出する。受信機は受信した
受信モード指定命令の内容に従って画像データの復号化
を行なう。
【0034】[第2実施例]つぎに、第2実施例のファ
クシミリ装置について説明する。送信機は短縮ダイヤル
に登録された宛先に対し、予め通常手順での送信を行な
って通信相手の受信機情報を記憶した上で送信を行な
う。しかし、受信機が入れ替えられた場合、または受信
機の性能が変化した場合には送信機が記憶している受信
機情報と受信機の実際の性能が違ってしまう危険性があ
る。後者のケースとしては記録紙のサイズが変わった場
合やユーザによって設定が変更された場合等がある。こ
のような不一致が発生した場合には、送信機が記憶して
いる受信機情報を更新しなくては、以後正常な通信がで
きなくなってしまう。そこで、受信機側では送られてき
た受信モード指定命令が性能に合致しない場合には高速
信号の受信終了後にフェーズBの先頭に戻ってDIS
(ディジタル初期識別信号)を送出し、送信機は高速信
号送出後にDIS(ディジタル初期識別信号)を受信し
た場合には、その内容でもってRAM内の受信機情報を
更新し、以後その内容に従ってITU−T勧告のT.3
0に則った通常手順で送信を行なうこととする。
【0035】図6および図7は送信機側の動作を示すフ
ローチャートである。図6および図7の送信動作は図4
で示された送信ノード4において高速信号を送出する処
理手順から示されている。送信機はまず受信機情報に従
って受信モード指定命令を送出し(ステップS21)、
続いて画像信号を送出する(ステップS22)。画像信
号の送出が終わると、高速モードのままでQ信号を送出
する(ステップS23)。Q信号はITU−T勧告にお
けるPPS−EOPまたはPPS−EOMで次の原稿が
ある場合にはPPS−EOM、最終原稿ではPPS−E
OPを送出する。高速でQ信号を送出後はV21による
応答信号を3秒間待ち受ける(ステップS24)。応答
信号を受信した場合には内容を解析するためにステップ
S28以降に移行する。応答を受信できなかった場合に
は今度は低速のV21でQ信号を送出し(ステップS2
5)、応答信号の受信を3秒間待ち受ける(ステップS
26)。ステップS26で応答信号を受信した場合に
は、ステップS24で受信した場合と同様にステップS
28に移行する。ステップS26で応答信号を受信でき
なかった場合にはQ信号の送出回数をチェックする(ス
テップS27)。低速での送出回数が3回未満であれ
ば、ステップS25に戻ってQ信号の送出を続け、3回
目であればステップS37に移行してDCN(切断信
号)を送出して(ステップS37)エラー終了する(ス
テップS40)。
【0036】ステップS24またはステップS26で応
答信号を受信した場合には内容を解析するが、応答信号
がRNR信号であるか否かをチェックし(ステップS2
8)、RNR信号であればRR信号を送出してその応答
信号の受信を行なう(ステップS29)。RNR信号以
外の応答が得られるまでRR信号を送出して1分間待ち
続けて受信機のフロー制御に対応する。1分以内にRN
R信号以外の応答信号が得られればステップS30に移
行し、得られなければステップS37に移行してDCN
(切断信号)を送出して(ステップS37)エラー終了
して(ステップS40)本ルーチンを終了する。
【0037】ステップS28でRNR信号でなかった場
合にもステップS30に移行してMCF(メッセージ確
認信号)を受信したか否かをチェックする。MCF(メ
ッセージ確認信号)であれば1ページの送信が正常に終
了したと判断し、次の原稿があるか否かをチェックする
(ステップS31)。次の原稿があればステップS21
に戻って送信を続け、次の原稿がなければDCN(切断
信号)を送出して(ステップS35)正常終了する(ス
テップS38)。ステップS30でMCF(メッセージ
確認信号)でなければ、PPR(部分ページ要求信号)
であるか否かをチェックする(ステップS32)。PP
R(部分ページ要求信号)であるときエラーしたフレー
ムを含むブロックの再送を行なう(ステップS33)。
この際、必要に応じて伝送速度を低下してもよい。
【0038】ステップS32でPPR(部分ページ要求
信号)でなかったときにはDIS(ディジタル初期識別
信号)であるか否かをチェックする(ステップS3
4)。ここで、DIS(ディジタル初期識別信号)でも
ない場合には、不適当な応答信号と判断してDCN(切
断信号)を送出して(ステップS39)エラー終了する
(ステップS40)。ステップS34でDIS(ディジ
タル初期識別信号)であったときには、受信したDIS
(ディジタル初期識別信号)の内容をRAM6にセーブ
することによって受信機情報を更新し、送信ノードDに
戻って以後は受信したDIS(ディジタル初期識別信
号)の内容に従ってITU−T勧告のT.30に則った
通常の手順で再送を行なう(ステップS39)。
【0039】つぎに、受信機側の動作をフローチャート
に従って説明する。図8および図9は受信機の動作を示
すフローチャートである。図8および図9の受信機の動
作は送信機の動作に対応し、受信ノードFで高速信号の
受信を始める処理手順から示されている。
【0040】受信ノードFにおいて、受信機はまずセッ
トフラグF1をOFFにする(ステップS51)。この
セットフラグF1は正常な受信モード指定命令を受信し
た場合にセットするものである。
【0041】セットフラグF1をチェックし(ステップ
S52)、セットフラグF1がOFFの場合には受信モ
ード指定命令の受信を行なう(ステップS53)。ここ
で、受信モード指定命令が受信できなければステップS
57に移行し、受信できたときにはその内容をチェック
する(ステップS54)。
【0042】受信した内容が受信機の性能に合致してい
て設定可能な場合には、復号化モードを設定して(ステ
ップS55)、セットフラグF1をONにセットする
(ステップS56)。復号化モードを設定した後は本ル
ーチンとは別の図示しない復号化タスクにおいて、画像
信号の復号化を実行する。
【0043】ステップS54で受信した内容が受信機の
性能に合致しないときにはステップS57に移行する。
ステップS57では高速のQ信号(PPS−EOM(部
分ページ信号のモード終了)またはPPS−EOP(部
分ページ信号の通信終了))を受信したか否かをチェッ
クし、高速Q信号を受信していればステップS63に移
行して後手順を行なう。ステップS57で高速Q信号を
受信していなければキャリアのチェックを行ない(ステ
ップS58)、キャリアが続いていればステップS52
に戻り、キャリアが落ちていればステップS59に移行
する。
【0044】本実施例の通信手順では正常に通信が行な
われていれば、ステップS57で高速のQ信号が受信で
きるはずであるが、ノイズ等の理由で高速のQ信号を聞
き逃した場合には、キャリアが断たれているか否かの検
知を行ない(ステップS58)、キャリアが断たれてい
ないときはステップS52に戻り、断たれているときに
は画像データの受信から抜け出して低速のQ信号を待つ
ことでリカバリーを行なうことになる(ステップS5
8)。
【0045】命令信号の受信をチェックし(ステップS
59)、命令信号を受信できれば命令信号の解析を行な
うためにステップS61に移行する。ステップS59で
命令信号を受信できなかった場合にはタイマをチェック
し(ステップS60)、6秒が経過していればエラー終
了し(ステップS62)、経過していなければステップ
S59に戻って命令受信を続行する。ステップS61で
は、受信した命令信号を解析して、それがQ信号である
か否かを判別する。Q信号であればステップS63、Q
信号以外であれば不正信号と判断してエラー終了する
(ステップS62)。ステップS63では受信したフレ
ームにエラーがあればPPR(部分ページ要求信号)を
送出して受信ノードFに戻る(ステップS68)。ステ
ップS63でエラーフレームがない場合にはセットフラ
グF1がONになっているか否かをチェックする(ステ
ップS64)。セットフラグF1がONになっていれば
受信は正常に終了したので、MCF(メッセージ確認信
号)を送出して受信ノードFに戻る。セットフラグF1
がOFFのままであれば正常な受信モード指定命令を受
信できなかったので、受信フェーズBに戻ってDIS
(ディジタル初期識別信号)を送出して、送信機がIT
U−T勧告T.30に則った通常手順で送信してくるの
を待つ(ステップS67)。
【0046】[第3実施例]つぎに、第3実施例のファ
クシミリ装置について説明する。本実施例のファクシミ
リ装置では、送信側は短縮ダイヤルに登録された宛先に
対して、あらかじめ通常手順で送信を行ない、受信機が
短縮手順を実行可能であることを確認した上で、次回の
送信から短縮手順を行ない、短縮ダイヤル後から2nd
NSSを繰り返し送信する。
【0047】しかし、前回の通信後に装置が入れ替えら
れた場合には、このような標準でない独自の短縮手順を
行なうことにより受信機が受信を拒絶して通信ができな
くなる危険性がある。本実施例は更にこのような問題点
を回避するためのもので、送信が正常に行なえずにリダ
イヤルとなった場合には、次回の送信では本実施例によ
る独自の短縮手順を実行せずに通常の手順を行なうこと
により、装置が入れ替えられた場合にも、少なくともリ
ダイヤル送信では正常な送信を行なえるようにするもの
である。
【0048】図10は送信機の送信動作を示すフローチ
ャートである。送信機はまず送信予約を受け付けると
(ステップS71)、カウンタC1を値0に初期化する
(ステップS72)。このカウンタC1はリダイヤル回
数をカウントするためのものである。つづいて、受信機
の発呼を行なう(ステップS73)。発呼後には、カウ
ンタC1の値をチェックし(ステップS74)、カウン
タC1が値0の場合には最初の発呼であるから短縮手順
で送信を行なう(ステップS75)。カウンタC1が値
0以外の場合にはリダイヤル発呼なので、ITU−T勧
告のT.30に則った通常手順で送信を行なう(ステッ
プS76)。短縮手順または通常手順で送信を行なった
後は通信が正常に終わったか否かをチェックする(ステ
ップS77)。ここで、正常終了だった場合には処理を
終了する(ステップS81)。ステップS77で正常終
了でなかった場合にはカウンタC1の値に1を加え(ス
テップS78)、カウンタC1の値が規定値を越えてい
るか否かをチェックする(ステップS79)。この規定
値は永遠にリダイヤルが続くことを回避するためのもの
で、本実施例では値2である。つまり、本実施例では最
初の通信の後2回までリダイヤル通信を許可している。
ステップS79でカウンタC1の値が2を越えていなけ
れば、ステップS73に戻ってダイヤルからの送信を繰
り返す。このリダイヤル送信においては、カウンタC1
の値は0でないので、必ず通常手順で送信が行なわれ
る。ステップS79でカウンタC1の値が2を越えてい
る場合にはエラー終了する(ステップS80)。
【0049】[第4実施例]つぎに、第4実施例のファ
クシミリ装置について説明する。本実施例のファクシミ
リ装置は前記第1実施例の短縮手順をFAX/電話自動
切り替え機能に対応させることによって実用性を高めた
ものである。
【0050】最近のファクシミリ装置は1本の電話線を
電話機とファクシミリ装置で共用し、着信時には相手が
人間かファクシミリ装置かを自動的に判別し、それに応
じてオペレータを呼び出すか受信を行なうかを切り替え
るFAX/電話自動切り替え機能が装備されているもの
が増えている。この機能は通常、自動発呼のファクシミ
リ装置が送出するCNG(発呼側トーン信号)(110
0Hz)を検知することにより相手の判別を行なってい
る。
【0051】しかし、前記第1実施例のファクシミリ装
置の短縮手順によれば発呼後にはCNG(発呼側トーン
信号)の代わりに受信命令を送出するので、このままで
はFAX/電話自動切り替えモードに設定されている受
信機は受信することができない。そこで、CNG(発呼
側トーン信号)と同時に受信命令を監視し、受信命令を
検知した場合にもCNG(発呼側トーン信号)を検知し
た場合と同様に送信相手をファクシミリ装置(FAX)
と判別して切り替え制御を行なうものである。
【0052】図11はファクシミリ装置の受信動作を示
すフローチャートである。受信機は待機状態で呼び出し
信号を待ち続け(ステップS91)、呼び出し信号を検
知すると回線を捕捉し(ステップS92)、受信機がF
AX/電話自動切り替えモードかどうかをチェックする
(ステップS93)。FAX/電話自動切り替えモード
に設定されていない場合には、そのまま受信を行なって
(ステップS99)本ルーチンを終了する。一方、FA
X/電話自動切り替えモードに設定されている場合に
は、タイマT2にCNG(発呼側トーン信号)および受
信命令を待ち続ける時間を設定する(ステップS9
4)。本実施例では設定時間は15秒である。
【0053】つぎに、CNG(発呼側トーン信号)の検
知を行なう(ステップS95)。CNG(発呼側トーン
信号)を検知した場合は受信機はファクシミリ装置であ
ると判断して受信する(ステップS99)。ステップS
95でCNG(発呼側トーン信号)を検知できなかった
場合は受信命令の検知を行なう(ステップS96)。受
信命令は本実施例ではV21信号であり、モデムをV2
1のHDLC受信モードに設定してフラグパターンの検
知を行ない、フラグF2を検知した場合はCNG(発呼
側トーン信号)を検知した場合と同様に送信機はファク
シミリ装置と判断して受信する(ステップS99)。
【0054】ステップS96でフラグF2を検知できな
かった場合にはタイマT2をチェックし(ステップS9
7)、タイムアウトしていなければステップS95に戻
って検知を繰返し行なう。ステップS97でタイムアウ
トしていた場合には相手は人間と判断してオペレータの
呼び出しを行なう(ステップS98)。
【0055】これにより、FAX/電話自動切り替えモ
ードに設定されている場合にも短縮手順の受信が可能に
なる。また、本実施例では行なっていないが、CNG
(発呼側トーン信号)、フラグF2の検知の間に音声メ
ッセージや疑似リングバックトーンを送出することによ
り、発呼局が人間だった場合には、長時間に亘って無音
状態が続くことで発呼者が不安に陥る事態を避けること
ができる。さらに、オペレータを呼び出している期間中
にもCNG(発呼側トーン信号)、フラグF2の検知を
続行することでより実用性を高めることができる。
【0056】[第5実施例]つぎに、第5実施例のファ
クシミリ装置について説明する。本実施例のファクシミ
リ装置は前記第1実施例のファクシミリ装置に示す短縮
手順を留守番電話接続機能に対応させることによって実
用性を高めたものである。
【0057】最近のファクシミリ装置は1本の電話線を
留守番電話機とファクシミリ装置で共用し、着信時には
留守番電話に回線を捕捉させて録音を行なわせた上でそ
の通話内容を傍受し、相手がファクシミリ装置の場合に
はファクシミリ装置の側で回線を捕捉して受信を行なう
留守番電話接続機能が装備されているものが増えてい
る。この機能は通常、自動発呼のファクシミリ装置が送
出するCNG(発呼側トーン信号)(1100Hz)を
検知することにより相手の判別を行なっている。
【0058】しかし、前記第1実施例のファクシミリ装
置の短縮手順によれば発呼後にはCNG(発呼側トーン
信号)の代わりに受信命令を送出するので、このままで
は留守番電話接続モードに設定されている受信機は受信
することができない。そこで、前記第4実施例と同様に
CNG(発呼側トーン信号)と同時に受信命令を監視
し、受信命令を検知した場合にもCNG(発呼側トーン
信号)を検知した場合と同様に送信相手をファクシミリ
装置と判別して切り替え制御を行なうものである。
【0059】図12は第5実施例のファクシミリ装置の
受信動作を示すフローチャートである。受信機は待機状
態で呼び出し信号を待ち続け(ステップS101)、呼
び出し信号を検知すると、留守番電話接続モードである
か否かをチェックする(ステップS102)。留守番電
話接続モードでない場合には回線を補足して(ステップ
S110)、そのまま受信する(ステップS111)。
ステップS102で留守番電話接続モードに設定されて
いる場合には、回線を捕捉せずにタイマT3を設定する
(ステップS103)。このタイマT3は呼び出し信号
検出後に受話器がオフフックされるのを検知する待ち時
間の設定に使用される。
【0060】続いて、オフフックの監視を行なう(ステ
ップS104)。オフフックされた場合には留守番電話
が応答したと判断し、オフフックされていない場合には
タイマT3のチェックを行なう(ステップS105)。
ステップS105でタイムアップしていなければ、ステ
ップS104に戻ってオフフックの監視を続行し、タイ
ムアップしていた場合には、先頭に戻って再び呼び出し
信号の監視を行なう。留守番電話が応答した場合には回
線の傍受回路をONにして(ステップS106)、以後
オンフックされるまでCNG(発呼側トーン信号)の監
視を行い、CNG(発呼側トーン信号)が検知されれば
相手はファクシミリ装置であると判断して回線を捕捉し
(ステップS110)、受信を行なう(ステップS11
1)。CNG(発呼側トーン信号)を検知できなかった
場合は受信命令の監視を行なう(ステップS108)。
【0061】本実施例では受信命令はV21信号であ
り、ここではモデムをV21のHLDC受信モードに設
定してフラグパターンの検知を行い、フラグF3を検知
した場合はCNG(発呼側トーン信号)を検知した場合
と同様に回線を捕捉して(ステップS110)受信する
(ステップS111)。
【0062】ステップS108でフラグF3を検知でき
なかった場合にはフックの監視を行なう(ステップS1
09)。オンフックであれば、留守番電話は録音を終了
したと判断して先頭に戻って再び呼び出し信号の監視を
行なう。オフフック状態の場合にはステップS107に
戻ってCNG(発呼側トーン信号)の監視を繰り返す。
これにより、留守番電話接続モードに設定されている場
合にも短縮手順の受信が可能になる。
【0063】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るファクシミリ装
置における通信制御装置によれば、従来のファクシミリ
装置に新たに電子部品を増設することなく、ファクシミ
リ装置の前手順時間を大幅に短縮できる。したがって、
通話料金の低減に寄与できる。
【0064】また、請求項2に係るファクシミリ装置に
おける通信制御装置によれば、受信能力が記憶されてい
ない受信機に対しても画像データを送信できる。
【0065】さらに、請求項3に係るファクシミリ装置
における通信制御装置によれば、受信機が入れ替えられ
たときや受信機の性能が変化したときなどに送信機の受
信能力記憶手段に記憶されている受信能力と受信機の実
際の性能が違っても画像データの送信に対処できる。
【0066】また、請求項4に係るファクシミリ装置に
おける通信制御装置によれば、短縮手順を受信可能であ
ることを確認した後に受信機が入れ替えられたときであ
っても、画像データの送信に対処できる。
【0067】さらに、請求項5に係るファクシミリ装置
における通信制御装置によれば、ファクシミリ受信モー
ド、電話機モードに自動切換可能なファクシミリ装置に
も適用できる。
【0068】また、請求項6に係るファクシミリ装置に
おける通信制御装置によれば、留守番電話機が接続され
たファクシミリ装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の構成を示す概略図である。
【図2】短縮ダイヤルで示される受信機の情報が登録さ
れているRAM6の構成を示す説明図である。
【図3】本実施例のファクシミリ装置の通信制御におけ
る短縮手順を示す説明図である。
【図4】第1実施例のファクシミリ装置の送信動作を示
すフローチャートである。
【図5】ファクシミリ装置の受信動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】第2実施例における送信機側の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】図6につづく送信機側の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】受信機側の動作を示すフローチャートである。
【図9】図8につづく受信機側の動作を示すフローチャ
ートである。
【図10】第3実施例における送信機の送信動作を示す
フローチャートである。
【図11】第4実施例のファクシミリ装置の受信動作を
示すフローチャートである。
【図12】第5実施例のファクシミリ装置の受信動作を
示すフローチャートである。
【図13】通常の通信手順信号を示す説明図である。
【図14】従来より提案されている既存の短縮手順を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 … CPU 2 … 読取装置 3 … 記録装置 4 … 操作パネル 5 … ROM 6 … RAM 7 … モデム 8 … NCU 9 … 電話機
フロントページの続き (72)発明者 前田 徹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤル番号が登録されている受信機の
    受信能力を記憶する受信能力記憶手段と、 前記ダイヤル番号の信号を送出した後に、画像伝送速度
    の指定を含む受信命令を前記受信機に送信する受信命令
    送信手段と、 前記受信機から受信準備確認信号を受信するとき、前記
    受信能力記憶手段に記憶された受信能力にしたがって受
    信モード指定命令およびそれに続く画像データを送信す
    る画像データ送信手段と、 送信機から前記受信命令を受信し、該受信命令で指定さ
    れた前記画像伝送速度で受信可能な場合に前記受信準備
    確認信号を前記送信機に送出する受信準備確認信号送出
    手段と、 前記送信機から送信される前記受信モード指定命令にし
    たがって前記画像データを受信する画像データ受信手段
    とを備えたファクシミリ装置における通信制御装置。
  2. 【請求項2】 前記受信機から前記受信準備確認信号を
    受信しないとき、前記受信モード指定命令によらない特
    定の通信手段で前記画像データを送信する画像データ通
    常送信手段と、 前記受信準備確認信号を前記送信機に送出しないとき、
    前記受信モード指定命令によらないで送信される画像デ
    ータを受信する画像データ通常受信手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置における
    通信制御装置。
  3. 【請求項3】 前記送信機から送信される受信モード指
    定命令が性能に合致しないとき、該性能を示す識別信号
    を送出する識別信号送出手段と、 前記受信機から前記識別信号を受け入れ、該受け入れら
    れた識別信号にしたがって特定の通信手順で前記画像デ
    ータを送信する画像データ送信復帰手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置における
    通信制御装置。
  4. 【請求項4】 前記画像データ送信手段によって送信さ
    れる画像データの送信終了を確認する送信終了確認手段
    と、 該送信終了手段によって送信終了が確認できないとき、
    前記受信モード指定命令に続く画像データの送信を停止
    し、特定の通信手順で前記画像データを送信する画像デ
    ータ再送信手段とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載のファクシミリ装置における通信制御装置。
  5. 【請求項5】 ファクシミリ受信モードまたは電話機モ
    ードに設定を切り換えるモード切換手段を備え、着呼側
    で発呼側トーン信号または前記受信命令を受信したとき
    に前記モード切換手段を前記ファクシミリ受信モードに
    切り換えることを特徴とする請求項1記載のファクシミ
    リ装置における通信制御装置。
  6. 【請求項6】 前記電話機モードは留守番電話機が受信
    するモードであることを特徴とする請求項5記載のファ
    クシミリ装置における通信制御装置。
JP6030960A 1994-02-02 1994-02-02 ファクシミリ装置における通信制御装置 Pending JPH07221957A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09186679A (ja) * 1995-12-27 1997-07-15 Fuji Xerox Co Ltd 通信装置
WO1998019444A1 (fr) * 1996-10-30 1998-05-07 Matsushita Graphic Communication Systems, Inc. Equipement de transmission de donnees

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