JPH09186679A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH09186679A
JPH09186679A JP7351990A JP35199095A JPH09186679A JP H09186679 A JPH09186679 A JP H09186679A JP 7351990 A JP7351990 A JP 7351990A JP 35199095 A JP35199095 A JP 35199095A JP H09186679 A JPH09186679 A JP H09186679A
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signal
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procedure
speed
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Application number
JP7351990A
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English (en)
Inventor
Takashi Sakayama
隆志 坂山
Masahiro Mochizuki
昌宏 望月
Kosuke Sakaki
浩亮 榊
Hirotaka Kawabata
広隆 川畑
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TCFを使用しない手順において、回線品質
を正しく判断することが可能な通信装置を提供するこ
と。 【解決手段】 少なくとも受信命令信号が高速信号で伝
送される手順を実行する手段を備えた通信装置におい
て、回線品質を判断する回線品質判断手段と、送信機か
ら送出される受信命令信号を受信したタイミングで回線
品質判断手段を動作させる制御手段を備える。また、送
信側装置においては、受信側において回線品質の判断に
必要な時間だけ受信命令信号を送出するようにする。従
って、、TCFを使用しない短縮手順においても回線品
質を正しく判断可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファクシミリ装
置、モデム付きパソコン等の通信装置に関し、特に、ト
レーニングチェックコマンドを使用しない伝送制御手順
を採用した場合においても、回線品質を正しく判断でき
る通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばファクシミリ装置におい
て、回線状況を判断する手段の1つとして、トレーニン
グチェック信号(TCF)を受信している最中にモデム
の収束状況(EQM)を判断し、充分収束していない場
合にはFTTを送出するという技術がある。特開平5−
219131号公報には該技術を適用した受信装置が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えばファクシミリ装
置における通信手順において、通信時間を短縮するため
にTCF信号の送出を行わない手順を採用した場合、上
記したような従来の回線状況の判断方式をそのまま実施
することができないという問題点があった。また、モデ
ムの収束には数百ミリ秒程度かかる場合があるので、モ
デムからあまり早くアイパターン(EQM値)を読み出
すと、回線状況が悪いものと誤認識してしまうという問
題点もあった。更に、TCF信号の送出を行わない手順
において、受信命令信号の通信速度をV.29および
V.27ter で行う場合には、それらの通信速度から、
より高速のV.17に対する回線品質の判断を行う必要
がある。しかし、従来は通信しようとしている通信速度
の信号を受信している時にモデムからEQM値を読み出
して回線品質を判断していたために、異なる通信速度に
おける回線品質を判断するという手段がないという問題
点もあった。
【0004】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を解決し、TCFを使用しない手順において、回線品
質を正しく判断することが可能な通信装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも受信命令信号が高速信号で伝
送される手順を実行する手段を備えた通信装置におい
て、回線品質を判断する回線品質判断手段と、送信機か
ら送出される受信命令信号を受信したタイミングで回線
品質判断手段を動作させる制御手段を備えたことを特徴
とする。また、送信側装置においては、受信側において
回線品質の判断に必要な時間だけ受信命令信号を送出す
るようにしたところに特徴がある。
【0006】本発明は、上記のような構成により、TC
Fを使用しない短縮手順においても回線品質を正しく判
断可能となる。また、受信している信号がHDLCフレ
ームのどの部分であるかを判断し、予め決められた種別
のデータを受信したタイミングで回線品質を判断した
り、受信命令信号受信開始時に前記タイマを起動し、予
め設定されている時間が経過したタイミングで回線品質
を判断することにより判断のタイミングを決定すること
ができる。
【0007】送信側装置においては、例えばクロージン
グフラグの長さを制御したり、受信命令信号の中のシン
クロナイゼーション信号の送出時間を変更する手段を備
え、受信命令信号を再送する場合にはシンクロナイゼー
ション信号の送出時間を長くすることなどにより、受信
側においてEQM値を読み出すための十分な時間を確保
することができる。
【0008】更に、回線品質が悪いと判断された場合に
は応答信号を送出しないことにより、再度受信命令信号
を送出することができ、回線品質の判断機会が増えると
共に、通信速度を変更することも可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。図2は、本発明を適用したファクシ
ミリ装置のシステム構成例を示すブロック図である。こ
のファクシミリ装置は、ファクシミリ装置全体の制御処
理を行うCPU1、制御プログラム実行時に使用するワ
ークエリアとしてのRAM2、ファクシミリ装置を操作
するための表示画面と操作スイッチが設けられた操作表
示装置3、送信原稿を読み取る読取装置4、受信画情報
等を印刷して出力する印字装置5、符号化・復号化・拡
大・縮小等の画像処理を行う画像処理装置6、送信する
画情報または受信した画情報を格納する画像蓄積装置
7、ファクシミリ装置全体を制御するプログラムを記憶
したROM8を備える。
【0010】更にこのファクシミリ装置は、デジタル網
(ISDN網等)における通信(G4等)を制御するた
めの回路およびプログラムを記憶したROMから構成さ
れた第1の通信制御部9、アナログ網(G3等)におけ
る通信を制御するための回路およびプログラムを記憶し
たROMから構成された第2の通信制御部10、デジタ
ル網へ接続するためのデジタル網制御装置11、および
切換えによって複数の外部回線インタフェースと複数の
内部通信回路とを接続するための回線切換え制御装置1
5を備えており、以上の装置はシステムバス14により
相互に接続されている。
【0011】第1の通信制御部9は回線切換え制御装置
15と直接接続され、第2の通信制御部10は低速モー
ドと高速モードとを備えたモデム12を介して回線切換
え制御装置15と接続されている。該回線切換え制御装
置15はさらにデジタル網制御装置11およびアナログ
網制御装置13と接続されている。
【0012】上記の構成のファクシミリ装置は、これと
同一構成のファクシミリ装置、アナログ網にのみ接続可
能なファクシミリ装置、デジタル網のみに接続可能なフ
ァクシミリ装置等の相手機と回線を介して接続される。
このファクシミリ装置をアナログ網にのみ接続する場合
には、第1の通信制御部9およびデジタル網制御装置1
1を省略することができ、また、デジタル網のみに接続
する場合には、第2の通信制御部10、モデム12およ
びアナログ網制御装置13を省略することができる。
【0013】図3(a)、(b)、図4はそれぞれ本発
明の前提となる、TCFを使用しない短縮手順への移行
手順の例を示す手順図である。例えば図3(a)の手順
においては、送信側装置が発呼し、受信側装置が応答す
ると、送信側装置は応答を検出し、短縮手順移行制御信
号20を送出する。その後高速モデムを使用し、所定の
速度、例えばV29の9.6kbpsでトレーニング信
号21および高速NSS信号22を送出する。
【0014】図1は、本発明に関する受信命令信号のフ
ォーマット例を示す説明図である。受信命令信号にはト
レーニング信号30および制御情報が格納されるバイナ
リーコード情報32が存在し、バイナリーコード情報3
2の前後にはそれぞれシンクロナイゼーション信号31
およびクロージングフラグ33が付加されている。シン
クロナイゼーション信号31およびクロージングフラグ
33はそれぞれHDLCフレームのフラグパターンの連
続であり、その長さの制御については後述する。バイナ
リーコード情報32には、例えばNSSフレーム34お
よびTSI(送信端末識別信号)フレーム35が挿入さ
れている。各フレームはそれぞれHDLCのフォーマッ
トを採用している。NSS(非標準機能設定信号)に
は、例えば送信側の有する能力が全て認識できるような
能力表示フォーマットにより、能力情報が格納される。
【0015】図3(a)に戻って、送信側から受信命令
信号が送出されると、受信側装置においては、受信命令
信号を受信すると共に、後述する処理によって決定され
るタイミングでモデムからEQM値を読み出し、回線品
質を判断する。
【0016】図5(a)は、モデムからEQM値を読み
出すタイミングを決定する第1の実施例の処理を示すフ
ローチャートである。受信側装置においては、後述する
ように着信に応答し、短縮手順移行信号を受信した場合
には高速のNSS信号受信処理をスタートさせる。ステ
ップS201においては、トレーニング信号を受信する
まで待ち、ステップS202においては、トレーニング
信号によってトレーニングが成功したか否かが判定さ
れ、結果が否定の場合にはステップS201に戻って再
びトレーニング信号の受信を待つ。なお、送信側におい
ては応答が無い場合にはフォールバック動作を行い、短
縮手順移行信号および、より低速の受信命令信号を送信
する。
【0017】トレーニングが成功すると、ステップS2
03において制御データの受信を開始する。ステップS
204においては、HDLCフレームにおけるアドレス
フィールドA36(シンクロナイゼーションがフラグパ
ターンなので、フラグパターン以外の最初のデータ)を
受信したか否かが判定され、結果が肯定の場合にはステ
ップS205に移行する。ステップS205において
は、モデムからEQM値を読み出して記憶する。ステッ
プS206においては、制御データの受信が終了したか
否かが判定され、結果が否定の場合にはステップS20
5に戻る。ステップS207においては、記憶したEQ
M値から回線品質が画情報を受信することが可能なもの
であるか否かを判断する。なお、ステップS204にお
いて、アドレスフィールドAの代わりにコントロールフ
ィールド、FCSフィールド等を検出するようにしても
よい。
【0018】図5(b)は、モデムからEQM値を読み
出すタイミングを決定する第2の実施例である。ステッ
プS301〜303は図5(a)のS201〜203と
同じである。ステップS304においては、予め定めら
れた時間を計測するタイマをスタートさせる。この時間
は例えば予想される受信命令信号の最短時間よりも僅か
に短い時間でよい。ステップS305においては、タイ
マがタイムアップしたか否かが判定され、結果が肯定で
あればステップS306に移行する。S306以降の処
理は図5(a)のS205以降の処理と同様である。以
上のような処理によって、モデムからEQM値を読み出
すタイミングを決定することができる。
【0019】図6(a)は、回線品質が悪かった場合の
処理例を示すフローチャートである。ステップS401
〜403は図5(a)のS201〜203と同じであ
る。ステップS404においては、図5に示すように、
HDLCフレームにおけるアドレスフィールドAを受信
したタイミングか、あるいは予め定められた時間の経過
したタイミングでモデムのEQM値を読み出し、その後
データ受信が終了するまで待つ。ステップS405にお
いては、記憶したEQM値から画情報を受信することが
可能である回線品質か否かを判断する。そして、ステッ
プS406においては、EQM値が悪い場合に応答を返
さず、ステップS401に戻ってトレーニングの受信か
らやり直す。なお、送信側においては応答が無い場合に
はフォールバック動作を行い、短縮手順移行信号およ
び、より低速の受信命令信号を送信する。
【0020】図6(b)は、送信側装置における受信命
令信号の送信処理例を示すフローチャートである。まず
タイマをスタートさせる。このタイマは受信命令信号の
送出時間を決めるものであり、例えばモデムの収束時間
が最大数百ミリ秒程度かかるものとすれば、タイマ値を
それより大きな値、例えば1秒にしておく。ステップS
502においては、シンクロナイゼーション信号を送出
開始し、ステップS503においては、シンクロナイゼ
ーション信号の送信が終了するまで待つ。ステップS5
04においては、制御信号の送信を開始し、ステップS
505においては、制御信号の送信が終了するまで待
つ。ステップS506においては、クロージングフラグ
の送信を開始し、ステップS507においては、タイマ
がタイムアウトするまで待ってクロージングフラグの送
出を停止する。このようにして、受信命令信号の長さを
所定時間以上に制御することにより、受信側においてE
QM値を読み出すタイミングを保証することができる。
【0021】図7は、送信側装置における受信命令信号
の送信処理の第2実施例を示すフローチャートである。
まずタイマTM1、TM2に監視時間をセットする。T
M1は受信命令信号の送出時間を制御し、TM2はシン
クロナイゼーション信号の送出時間を制御するものであ
り、TM2の初期値は例えば400ミリ秒に設定され
る。ステップS602においては、タイマTM1、TM
2をスタートさせる。ステップS603においては、シ
ンクロナイゼーション信号を送出開始し、ステップS6
04においては、タイマTM2がタイムアップするまで
待つ。
【0022】ステップS605においては、制御信号の
送信を開始し、ステップS606においては、制御信号
の送信が終了するまで待つ。ステップS607において
はクロージングフラグの送信を開始し、ステップS60
8においては、タイマTM1がタイムアウトするまで待
ってクロージングフラグの送出を停止する。ステップS
609においては、所定時間以内に高速信号によってN
SFを受信したか否かが判定され、結果が否定の場合に
はステップS610に移行し、タイマTM2に受信命令
信号再送時のシンクロナイゼーション信号送出時間とし
て、例えば800ミリ秒を設定する。ステップS611
においては、タイマTM1に監視時間をセットし、ステ
ップS602に移行する。
【0023】このようにして、受信命令信号の長さを所
定時間以上に制御することにより、受信側においてEQ
M値を読み出すタイミングを保証することができる。
【0024】以下、本発明を適用した短縮手順における
送信側および受信側装置の処理の詳細を説明する。図8
〜図12は送信側の処理を示すフローチャートである。
図8のステップS1では、操作表示装置3から入力され
た電話番号に従って発呼を行う。電話番号がRAM2に
予め短縮ダイヤルとして記憶されている場合には、その
短縮番号を読み込んで発呼を行う。ステップS2,3で
は、RAM2をサーチして前記短縮ダイヤルに対応して
登録されている相手機の能力に短縮手順受信能力が記憶
されているかを判断する。相手機の能力は予め登録して
おくこともできるが、プロトコル手順の結果によって登
録することもできる。以下は、プロトコル手順を実行し
た結果によって登録する場合について説明する。
【0025】初めての相手装置との通信においてはステ
ップS3の判定結果は否定となり、ステップS4に進ん
でCNG(呼出音)を送出する。CNGを送出しつつ、
ステップS5ではCED(被呼局識別)信号または何ら
かのコマンドの受信を待つ。コマンドを受信したならば
ステップS6に進み、NSF(非標準機能信号)の受信
有無を判断する。NSFを受信したならばステップS7
に進み、このNSFが自機と同一社種のものかを判別す
る。自機と同一社種と判別されたならばステップS8に
進み、短縮手順(短縮プロトコル:図中「短プロ」と示
す)の受信能力の有無を判断し、短縮手順受信能力があ
ればステップS9に進み、前記短縮ダイヤルに対応させ
て「短縮手順受信能力あり」という情報をRAM2に登
録する。相手機能力を登録したならば、ステップS14
の送信フェーズBに進む。送信フェーズBの詳細は図1
0に示す。この短縮手順への移行ケース3は図3の手順
図に対応する。
【0026】NSFを受信しなかった場合、およびNS
Fを受信したが自機と同一会社のNSFでなかった場
合、相手機に短縮手順受信能力がない場合、つまりステ
ップS6〜S8の判断が否定の場合はステップS10に
進み、前記短縮ダイヤルに対応させて「短縮手順受信能
力なし」をRAM2に登録する。相手機能力を登録した
ならば、ステップS11の通常の送信モードつまり短縮
手順でない送信モードへ移行する。
【0027】相手機が短縮手順受信能力を有しているこ
とが登録されていれば、ステップS3の判断は肯定とな
り、ステップS12の送信フェーズAに進む。送信フェ
ーズAの詳細は図9に関して後述する。
【0028】ステップS13では、短縮手順モードでの
送信か通常の送信かを判断する。これは送信フェーズA
(ステップS12)の実行結果により判断する。通常の
送信ならばステップS6に進む。短縮手順モードでの送
信ならばステップS14の送信フェーズB(図10)に
進む。送信フェーズBを実行したならば、ステップS1
5に進み、送信フェーズB(ステップS14)の実行結
果により再び短縮手順モードでの送信か否かを判断す
る。短縮手順モードならばステップS16およびステッ
プS17でそれぞれ送信フェーズC,Dを実行する。ス
テップS18およびステップS19では、送信フェーズ
Dの実行結果に基づき、それぞれ送信フェーズC,Bへ
進むか否かを判断する。送信フェーズCまたはBに進ま
ない場合、つまりフェーズEへ移行したときはステップ
S20で低速のDCNを送出して送信を終了する。
【0029】次に、送信フェーズAを説明する。図9に
おいて、ステップS21では、自機の極性反転検知機能
の有無を判断する。極性反転検知機能がある場合は、ス
テップS22でCNG送出開始タイマをスタートさせ、
ステップS23で極性反転が検知されたか否かを判断す
る。極性反転が検知されたならばステップS29に進
み、短縮手順モードへ移行する。この移行ケース1は図
2(a)の手順図に対応する。極性反転の検知は前記タ
イマがタイムアウトするまで行い(ステップS24)、
タイムアウトしたならばステップS25に進んでCNG
(呼出音)を送出する。
【0030】ステップS26では極性反転が検知された
か否かを判断する。極性反転が検知されたならばステッ
プS29に進み、短縮手順モードへ移行する。極性反転
が検知されない場合は、ステップS27に進んでCED
(被呼局識別)の受信有無を判断する。CEDが受信さ
れたならばステップS29に進み、短縮手順モードへ移
行する。この移行ケース2は図2(b)の手順図に対応
する。CEDが受信されなかったならばステップS28
に進み、NSF/DIS等の低速コマンドの受信有無を
判断する。低速コマンドが受信されなかったならばステ
ップS25に進む。低速コマンドが受信されたならばス
テップS33に進み、通常送信モードへ移行する。
【0031】一方、ステップS21で極性反転検知機能
がないと判断されたならば、ステップS30に進んでC
NG(呼出音)を送出する。ステップS31ではCED
の受信有無を判断する。CEDが受信されたならばステ
ップS29に進んで短縮手順モードへ移行する。CED
が受信されなかったならばステップS32に進み、低速
コマンドの受信有無を判断する。CEDが受信されたな
らばステップS33に進み、通常の送信モードへ移行す
る。CEDが受信されなかったならばステップS30に
進む。このように、送信フェーズAでは、極性反転また
はCEDが検知されたならば直ちに短縮手順モードへ移
行するように構成している。
【0032】次に、送信フェーズBを説明する。図10
において、ステップS34でポーリングか否かを判断
し、ポーリングの場合はステップS44〜S52の手順
を実行する。ポーリングでない場合は、ステップS35
に進んで、所定の単一トーンを送出する。この単一トー
ンは短縮手順移行信号であると共に、ステップS36で
送出する高速のNSSの伝送速度と対応する周波数を有
する。ステップS36では、例えば9600bpsのト
レーニング信号および高速NSS(およびTSI)を送
出する。この高速NSSは図3におけるトレーニング信
号21およびNSS22であり、そのフォーマットは図
1に示される。またNSS送信処理の詳細は図6(b)
あるいは図7に示される。
【0033】ステップS37では、NSSに対する相手
機からのレスポンスの有無を判断する。レスポンスがあ
ればステップS38に進み、そのレスポンスが高速NS
F(非標準機能)か否かを判断する。高速NSFを受信
したならばステップS39に進み、短縮手順モードへ移
行する。高速NSFを受信しなかった場合、つまり低速
コマンドならばステップS40に進んで通常の送信モー
ドへ移行する。
【0034】また、ステップS37でレスポンスを受信
しないと判断されたならば、ステップS41に進んで極
性反転を検知したか否かを判断する。これはステップS
23あるいはS26における反転検出が誤検出である場
合があるためである。極性反転を検知しない場合は、ス
テップS43に進んでフォールバックパラメータをセッ
トしてステップS35に進む。極性反転を検知した場合
は、ステップS42に進んで伝送速度の初期値にセット
し直す。従って、ステップS43のフォールバックによ
り一旦低下された速度が、高速に戻される。なお、ここ
でフォールバックした場合には画情報の伝送速度もフォ
ールバックした速度となる。
【0035】ポーリングの場合は、ステップS44〜S
52を実行する。ステップS44〜S51は受信のため
の手順であり、前記ステップS34〜S38およびS4
0〜S43とほぼ同様の内容であるため、説明は省略す
る。なお、ステップS52では後述する受信フェーズB
(図14)を実行する。
【0036】次に、送信フェーズCを説明する。この送
信フェーズCでは、ECM(エラー訂正モード)による
フレームに分割し、第1フレーム(フレームNo.0)
には、第2フレーム以降の画情報を示すパラメータまた
はNSSの情報を設定し、第2フレーム以降に画情報を
設定して送出する。図11において、まず、ステップS
53では画情報の再送か否かを判断する。再送の場合は
ステップS54において再送対象の画情報をフレームに
設定して送出する。ステップS55では再送が終了した
か否かを判断し、再送終了ならばステップS59に進
む。
【0037】画情報の再送でない場合、つまり最初の送
信の場合はステップS56に進み、フレームNo.0に
NSSの情報を設定して送出する。このNSSの情報は
相手機とのネゴシェーションの結果により最終的に決定
したものであり、先に、ステップS36で送出したNS
Sの内容そのものの場合もあるし、ネゴシェーションの
結果で変更する場合もある。なお、ステップS36でN
SSを送出しているので、ここでは少なくとも原稿サイ
ズおよび画質情報が含まれていればよい。
【0038】ステップS57では、第2フレーム以降つ
まりフレームNo.1以降に画情報を設定して送出す
る。ステップS58ではすべての画情報の送出が終了し
たか否かを判断し、終了と判断されたならばステップS
59に進む。ステップS59では、図2(a)のRCP
フレーム24のFIFにポストメッセージコマンドの内
容を設定して送出し、レスポンスコマンド受信待ちフェ
ーズ(送信フェーズD)へ進む。
【0039】次に、送信フェーズDを説明する。図12
において、ステップS60ではレスポンス受信の有無を
判断する。レスポンスを受信しない場合は、ステップS
61に進んで低速のポストメッセージコマンド(PPS
・QまたはPPS・Pri−Q)を送出する。レスポン
スが検出されたならばステップS62に進み、そのレス
ポンスの内容が低速のMCF(メッセージ確認信号)か
否かを判断する。低速のMCFを受信した場合は、ステ
ップS76に進む。一方、レスポンスが低速のMCFで
ない場合は、ステップS63に進み、レスポンスが低速
のPPR(部分ページ要求)か否かを判断する。この判
断が否定の場合はステップS64に進み、レスポンスが
低速のPIP(手順中断肯定)か否かを判断する。PI
Pが検出されたならば、ステップS65でラインホール
ド手順を実行してステップS76に進む。レスポンスが
低速のMCF,PPR,PIPのいずれでもない場合
は、エラーと判断してステップS66に進み、エラー処
理をする。
【0040】低速のPPRを受信したならば、ステップ
S63からステップS67に移行してCTC(訂正続
行)の送出が必要か否かを判断する。必要ならばステッ
プS68に進んで低速のCTCを送出する。これは、ス
テップS69で低速のCTR(訂正続行応答)を受信す
るまで行われる。そうして、低速のCTRを受信したな
らばフェーズCに移行する。
【0041】ステップS67でCTCの送出が不要と判
断されれば、ステップS71でEOR(再送終了)の送
出が必要か否かを判断する。EORの送出が必要ない場
合はステップS76に進む。EORの送出を要する場合
は、ステップS72に進み、低速のEORを送出する。
ステップS73では低速のERR(再送終了応答)を受
信したか否かを判断し、低速のERRを受信したならば
ステップS76に進む。低速のERRが受信されない場
合は、低速のPIN(手順中断否定)を受信したか否か
を判断する。この判断は、ITU−T勧告T.30の手
順に定められているようにEORを3回送出してT4タ
イマがタイムアウトするとDCN(回線切断命令)を送
出して回線を切断する。低速のPINを受信した場合は
ステップS75に進んでラインホールド手順を行う。
【0042】ステップS76では、ステップS59(送
信フェーズC)で送出したポストメッセージコマンドに
基づき、次に移行するフェーズを判断する。この判断に
より、ステップS77,S78,S79のいずれかに進
み、フェーズC,D,Eのいすれかに移行する。
【0043】次に、図13〜図16を参照して受信プロ
トコルについて説明する。まず、図13において、ステ
ップS80では着信の有無を判断し、着信があったなら
ばステップS81に進み、1.8秒のタイマをスタート
させる。このタイマはITU−勧告T.30に規定され
ているものである。ステップS82では、短縮手順モー
ドへの移行を指示する信号、即ち高速のNSSの伝送速
度を示す単一トーンの受信有無を判断する。そして、該
信号を受信した場合は短縮手順モードへ移行する(移行
ケース1:図3(a))。ステップS83では、受信フ
ェーズB(図14)を実行する。受信フェーズBに続い
てステップS84の受信フェーズC(図15)を実行
し、さらにステップS85では受信フェーズD(図1
6)を実行する。ステップS86ではフェーズCに進む
か否かを判断し、ステップS87ではフェーズBへ進む
か否かを判断する。ステップS86の判断が肯定の場合
はステップS84に進み、ステップS87の判断が肯定
の場合はステップS83に進む。フェーズC,Bのいず
れにも移行しない場合はステップS88に進んで低速の
DCNを受信して通信を終了する。
【0044】ステップS82で信号が受信されなかった
ならば、ステップS89でCNGの受信有無を判断す
る。CNGが受信できない場合はステップS90でタイ
ムアウトと判断されるまでステップS82,S89の判
断を繰り返す。CNGが受信された場合、またはタイム
アウトになった場合はステップS91に進んでCEDを
送出する。ステップS92では短縮手順モードへの移行
を指示する信号が受信されたか否かを判断する。短縮手
順モードへの移行を指示する信号が受信されたならばス
テップS93に進んでCEDの送出を停止し、短縮手順
モード(移行ケース2:図3(b))へ移行してステッ
プS83に進む。
【0045】ステップS92で信号が受信できなかった
ならば、ステップS94に進んでCED送出終了か否か
を判断する。CEDの送出を終了した場合はステップS
95に進み、NSF/DISを送出する。ステップS9
6では短縮手順モードへの移行を指示する信号を受信し
たか否かを判断する。短縮手順モードへの移行を指示す
る信号を受信したならば、短縮手順モード(移行ケース
3:図4)へ移行してステップS83に進み、該信号を
受信しなかった場合は、ステップS97に進んで通常の
受信モードへ移行する。
【0046】次に、受信フェーズBを説明する。図14
において、ステップS98では高速のNSSを受信した
か否かを判断する。高速NSSを受信したならばステッ
プS99に進み、NSSの内容を参照して速度等を決定
し、高速NSFを送出する。NSS受信処理の詳細は図
5(a)、(b)あるいは図6(a)に示す。送信機か
ら高速NSSを受信しなかったときは、ステップS10
0に進んで高速NSCを受信したか否かを判断する。こ
れは、短縮手順でポーリングを実行するか否かを判断す
るためである。こうして高速NSSか高速NSCを受信
するまでステップS98とS100を繰り返す。ステッ
プS100の判断が肯定となった場合は、ステップS1
01でポールド準備ができたか否かを判断する。準備が
できていればステップS102に進み、原稿を送信する
ため、送信フェーズB(図10)を実行する。ポールド
準備ができていない場合は、ステップS103に所定の
エラー手順を実行して終了する。
【0047】次に、受信フェーズCを説明する。この受
信フェーズCではECMによるフレームに分割して送出
されてくる画情報を受信する。フレーム構成は第1フレ
ーム(フレームNo.0)には画情報を示すパラメータ
が設定され、第2フレーム以降には画情報が設定され
る。
【0048】図15において、ステップS104ではF
CD(ファクシミリ符号化データ)フレーム、つまり画
情報フレームを受信したか否かを判断する。この判断が
肯定ならばステップS105に進み、フレームNo.0
つまり第1フレームのNSSを受信したか否かを判断す
る。第1フレームを受信したならばステップS105の
判断は肯定となり、ステップS106でNSSを解析す
る。第1フレームを受信しなかったならば、第2フレー
ム以降、つまり画情報のフレームを受信したと判断して
ステップS107に進み、受信した画情報を画像蓄積装
置7に蓄積する。ステップS108ではフレームの受信
を終了したか否かを判断し、この判断が肯定となるまで
ステップS104に進む。ステップS108が肯定とな
らずに、FCDフレームの受信が終了したならば、最後
のフレームにRCPフレームがある場合であり、ステッ
プS109に進んでRCPフレームのポストメッセージ
コマンドを解析する。ポストメッセージコマンドの解析
またはフレームの受信を終了したならば該受信フェーズ
Cを抜ける。
【0049】次に、受信フェーズDを説明する。ステッ
プS110ではRCPを受信しているか否かを判断す
る。RCPを受信していないでこのフェーズDに移行し
た場合は、ステップS111に進んで低速コマンドを待
つ。RCPを受信していた場合、または低速コマンドを
受信した場合はステップS112に進み、受信したFC
Dフレームにエラーがないか否かを判断する。FCDフ
レームにエラーがない場合はステップS113に進み、
ラインホールドか否かを判断し、この判断が肯定ならば
ステップS114でラインホールド手順を実行する。ラ
インホールドでない場合は、ステップS115に進んで
低速MCFを送出し、ステップS124に進む。
【0050】FCDフレームにエラーがある場合は、ス
テップS116に進んで低速のPPR(部分ページ要
求)を送出する。ステップS117ではCTCを受信し
たか否かを判断する。CTCを受信したならばステップ
S118に進み、低速CTRを送出する。CTCを受信
しなかったならばステップS119に進み、EORを受
信したか否かを判断する。そして、EORを受信しなか
ったならばフェーズCへ移行するが、EORを受信した
ならばステップS121に進み、ラインホールドか否か
を判断し、この判断が肯定ならばステップS122でラ
インホールド手順を実行する。ラインホールドでない場
合は、ステップS123に進んで低速ERRを送出し、
ステップS124に進む。ステップS124では、受信
したポストメッセージコマンドに基づき、次に移行する
フェーズを判断する。この判断により、ステップS12
5,S126,S127のいずれかに進み、フェーズ
C,D,Eのいずれかに移行する。
【0051】図3、図4は、上述のプロトコル手順の手
順図である。図3(a)は、極性反転を検知して短縮手
順モードへ移行する場合(移行ケース1)の手順を示
す。同図において、「信号」は短縮手順モードへの移行
を示す信号であり、RCPフレーム(PPS・MPS)
24はRCPフレーム内にポストメッセージコマンドの
PPS・MPSを設定することを示し、RCPフレーム
(PPS・EOP)はRCPフレーム内にポストメッセ
ージコマンドのPPS・EOPを設定することを示す。
また、FCDフレーム(PIX)はFCDフレームに画
情報PIXを設定することを示し、EPT23はITU
−T勧告V.27ter、V.29(option)、
V.17等に定義されている無変調キャリア信号である
エコープロテクトトーンを示す。
【0052】図3(b)は、極性反転を検知する前にC
EDを検出して短縮手順モードへ移行する場合(移行ケ
ース2)の手順を示す。図4は、相手機の能力の登録内
容に短縮手順モードの受信能力が記憶されていない場合
であって、相手機からのNSFコマンドによって短縮手
順の受信能力を判断した後、短縮手順モードへ移行する
場合の手順を示す。図3、図4において、短縮手順モー
ドへの移行後、つまり送信側から「信号」を送出する段
階から後の手順は共通である。
【0053】以上、実施例を説明したが、以下に示すよ
うな変形例も考えられる。実施例の短縮手順において
は、例えば当初はV.29の9.6kbpsでNSSを
送出するが、能力としてはV.17の14.4〜7.2
kbpsを備えている場合には、受信命令信号の受信時
にはV17におけるECM値が不明である。そこで、予
めV.29のECM値とV.17のECM値の対応を調
べて記憶しておく。即ち、V.17の14.4、12、
9.6、7.2kbpsの各通信速度で通信可能な回線
状況において、その回線においてV.29の9.6kb
psで受信した時のEQM値をV.17の速度と対応し
て記憶しておく。そして、受信命令信号の受信時には、
検出したEQM値と記憶されているEQM値とを比較す
ることにより、V17のどの速度で通信可能であるかを
判断することができる。
【0054】実施例においては、EQM値を読み出すタ
イミングは1回である例を開示したが、複数回EQM値
を読み出し、予め決められた回数連続して同じ回線品質
であると判断した場合に、そのEQM値を採用するか、
あるいは複数のEQM値の最悪値もしくは最良値を採用
することも考えられる。測定方法としては、タイマを複
数回起動して所定時間ごとに計測するか、あるいは特定
の信号を検出したときに測定する方式であれば、特定の
信号を複数種類登録しておくことにより実施可能であ
る。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
回線品質を判断する回線品質判断手段と、送信機から送
出される受信命令信号を受信したタイミングで回線品質
判断手段を動作させる制御手段を備え、また、送信側装
置においては、受信側において回線品質の判断に必要な
時間だけ受信命令信号を送出するようにしたので、TC
Fを使用しない短縮手順においても回線品質を正しく判
断することができるという効果がある。また、予め決め
られた種別のデータを受信したタイミングで回線品質を
判断したり、予め設定されている時間が経過したタイミ
ングで回線品質を判断することにより判断のタイミング
を決定することができる。
【0056】送信側装置においては、例えばクロージン
グフラグの長さを制御したり、受信命令信号の中のシン
クロナイゼーション信号の送出時間を変更する手段を備
え、受信命令信号を再送する場合にはシンクロナイゼー
ション信号の送出時間を長くすることなどにより、受信
側においてEQM値を読み出すための十分な時間を確保
することができるという効果がある。更に、回線品質が
悪いと判断された場合には応答信号を送出しないことに
より、再度受信命令信号を送出することができ、回線品
質の判断機会が増えると共に、通信速度を変更すること
も可能となるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する受信命令信号のフォーマット例
を示す説明図である。
【図2】ファクシミリ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】短縮手順への移行例(ケース1、2)を示す手
順図である。
【図4】短縮手順への移行例(ケース3)を示す手順図
である。
【図5】EQM値読み出しタイミングを決定する処理を
示すフローチャートである。
【図6】受信命令信号の受信処理および送信処理の第1
実施例を示すフローチャートである。
【図7】受信命令信号の送信処理の第2実施例を示すフ
ローチャートである。
【図8】送信側の処理を示すフローチャート1である。
【図9】送信側の処理を示すフローチャート2である。
【図10】送信側の処理を示すフローチャート3であ
る。
【図11】送信側の処理を示すフローチャート4であ
る。
【図12】送信側の処理を示すフローチャート5であ
る。
【図13】受信側の処理を示すフローチャート1であ
る。
【図14】受信側の処理を示すフローチャート2であ
る。
【図15】受信側の処理を示すフローチャート3であ
る。
【図16】受信側の処理を示すフローチャート4であ
る。
【符号の説明】
1…CPU、2…RAM、3…操作表示装置、4…読取
装置、5…印字装置、6…画像処理装置、7…画像蓄積
装置、8…ROM、9…通信制御部1、10…通信制御
部2、11…デジタル網制御装置、12…モデム、13
…アナログ網制御装置、14…システムバス、15…回
線切換え制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川畑 広隆 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも受信命令信号が高速信号で伝
    送される手順を実行する手段を備えた通信装置におい
    て、 回線品質を判断する回線品質判断手段と、 送信機から送出される受信命令信号を受信したタイミン
    グで回線品質判断手段を動作させる制御手段とを備えた
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 現在受信している信号が信号フォーマッ
    トのどの部分であるかを判断する手段を備え、予め決め
    られた種別のデータを受信したタイミングで回線品質を
    判断することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 タイマ手段を備え、受信命令信号受信開
    始時に前記タイマを起動し、予め設定されている時間が
    経過したタイミングで回線品質を判断することを特徴と
    する請求項1に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、回線品質判断手段を2
    回以上起動し、複数回の回線品質判断結果に基づき、回
    線品質を判断することを特徴とする請求項1に記載の通
    信装置。
  5. 【請求項5】 受信命令信号の速度以外の速度における
    回線品質を判断する手段を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 回線品質が悪いと判断された場合には応
    答信号を返送しないことを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれかに記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも受信命令信号が高速信号で伝
    送される手順を実行する手段を備えた通信装置におい
    て、 受信側において回線品質の判断に必要な時間だけ受信命
    令信号を送出することを特徴とする通信装置。
  8. 【請求項8】 受信命令信号の中のシンクロナイゼーシ
    ョン信号の送出時間を変更する手段を備え、受信命令信
    号を再送する場合には、シンクロナイゼーション信号の
    送出時間を長くすることを特徴とする請求項6に記載の
    通信装置。
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