JPH08228271A - ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置Info
- Publication number
- JPH08228271A JPH08228271A JP7032042A JP3204295A JPH08228271A JP H08228271 A JPH08228271 A JP H08228271A JP 7032042 A JP7032042 A JP 7032042A JP 3204295 A JP3204295 A JP 3204295A JP H08228271 A JPH08228271 A JP H08228271A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- received
- command signal
- transmission
- speed
- determined
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Communication Control (AREA)
- Facsimile Transmission Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】フォールバック手順を実行することなく、使用
回線に適した伝送速度で画情報を送信する。 【構成】送信機から高速NSSを送信し、受信機で送信
機からの高速NSSを受信し、受信した高速NSSから
回線品質判定データを抽出する(400〜404)。抽
出した回線品質判定データから画情報の最高許容伝送速
度を決定し、決定した最高許容伝送速度を高速NSFに
設定して送信する(406、408)。送信機で受信機
からのNSFを受信して最高許容伝送速度を判断し、最
高許容伝送速度越えない伝送速度で画情報を送信する、
回線に適した伝送速度で画情報を送信する。 【構成】送信機から高速NSSを送信し、受信機で送信
機からの高速NSSを受信し、受信した高速NSSから
回線品質判定データを抽出する(400〜404)。抽
出した回線品質判定データから画情報の最高許容伝送速
度を決定し、決定した最高許容伝送速度を高速NSFに
設定して送信する(406、408)。送信機で受信機
からのNSFを受信して最高許容伝送速度を判断し、最
高許容伝送速度越えない伝送速度で画情報を送信する、
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ通信方法及
びファクシミリ装置に係り、特に、画情報の送受信前に
行われる通信手順(プロトコル)の時間を短縮したファ
クシミリ通信方法及びファクシミリ装置に関するもので
ある。
びファクシミリ装置に係り、特に、画情報の送受信前に
行われる通信手順(プロトコル)の時間を短縮したファ
クシミリ通信方法及びファクシミリ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
ファクシミリ装置では、一般電話交換網における文書フ
ァクシミリ通信手順としてITU−T(旧CCITT)
勧告T.30によって標準化されている伝送制御手順に
従ってファクシミリ通信を行っている。
ファクシミリ装置では、一般電話交換網における文書フ
ァクシミリ通信手順としてITU−T(旧CCITT)
勧告T.30によって標準化されている伝送制御手順に
従ってファクシミリ通信を行っている。
【0003】しかしながら、このファクシミリ装置では
相手局が制御信号を確実に受信できるように300bp
s程度の低速の伝送速度で制御信号を伝送しており、画
情報の送受信前に行われる通信手順に時間がかかる、と
いう問題があった。
相手局が制御信号を確実に受信できるように300bp
s程度の低速の伝送速度で制御信号を伝送しており、画
情報の送受信前に行われる通信手順に時間がかかる、と
いう問題があった。
【0004】このため従来では、多大な時間を必要とす
る、画情報の伝送速度を決定するためのフォールバック
手順を省略するかまたは短縮する次のような技術が提案
されている。
る、画情報の伝送速度を決定するためのフォールバック
手順を省略するかまたは短縮する次のような技術が提案
されている。
【0005】特開平3−154566号公報には、極性
反転を検知すると300bpsのNSS(非標準機能設
定信号)を送出し、極性反転を検知できずにCED(被
呼端末識別信号)を検出するとトーンを送出してCED
を停止させ、300bpsのNSSを送出する技術が記
載されている。この技術では、NSF(非標準機能識別
信号)を省略しているので、最初の通信時、相手局のN
SFのFIF(ファクシミリインフォメーションフィー
ルド)を記憶しておき、記憶している内容とネゴシエー
ションを行い、通信パラメータを決定している。そし
て、画情報の伝送速度については、送信局で伝送速度履
歴を記憶しておき、記憶した伝送速度で画情報を送信し
ている。
反転を検知すると300bpsのNSS(非標準機能設
定信号)を送出し、極性反転を検知できずにCED(被
呼端末識別信号)を検出するとトーンを送出してCED
を停止させ、300bpsのNSSを送出する技術が記
載されている。この技術では、NSF(非標準機能識別
信号)を省略しているので、最初の通信時、相手局のN
SFのFIF(ファクシミリインフォメーションフィー
ルド)を記憶しておき、記憶している内容とネゴシエー
ションを行い、通信パラメータを決定している。そし
て、画情報の伝送速度については、送信局で伝送速度履
歴を記憶しておき、記憶した伝送速度で画情報を送信し
ている。
【0006】しかしながら、この技術では、記憶してい
る伝送速度履歴で画情報を送信しているので、回線の状
態が変動した場合、送信の中断、画像エラー等を引き起
こすことがある、という問題がある。
る伝送速度履歴で画情報を送信しているので、回線の状
態が変動した場合、送信の中断、画像エラー等を引き起
こすことがある、という問題がある。
【0007】特開平5−219334号公報には、CE
Dを検出したときに発呼側が画情報の伝送速度を通知す
ることを兼ねた独自のトーン(DTMF)を送出してC
EDを停止させ、短縮プロトコル用の300bpsのN
SF(必須能力の項目を省いたNSF)を送出する技術
が記載されている。そして、画情報を送出する前にこの
独自のトーンで通知した伝送速度で画情報のパラメータ
を高速で送出し、その後画情報を送出している。
Dを検出したときに発呼側が画情報の伝送速度を通知す
ることを兼ねた独自のトーン(DTMF)を送出してC
EDを停止させ、短縮プロトコル用の300bpsのN
SF(必須能力の項目を省いたNSF)を送出する技術
が記載されている。そして、画情報を送出する前にこの
独自のトーンで通知した伝送速度で画情報のパラメータ
を高速で送出し、その後画情報を送出している。
【0008】しかしながら、この技術では、予め定めら
れた伝送速度で画情報を送出しているため、伝送速度が
回線の状態にそぐわない場合には、送信の中断、画像エ
ラー等を引き起こすことがある、という問題がある。
れた伝送速度で画情報を送出しているため、伝送速度が
回線の状態にそぐわない場合には、送信の中断、画像エ
ラー等を引き起こすことがある、という問題がある。
【0009】特開昭61−89770号公報には、送信
側または受信側で伝送速度履歴を記憶しておき、伝送速
度履歴と同一の速度またはより速い速度を試行速度とし
てフォールバック手順を実行し、画情報の伝送速度を決
定する技術が記載されている。
側または受信側で伝送速度履歴を記憶しておき、伝送速
度履歴と同一の速度またはより速い速度を試行速度とし
てフォールバック手順を実行し、画情報の伝送速度を決
定する技術が記載されている。
【0010】しかしながら、この技術では、フォールバ
ック手順を実行する必要があるため、短縮プロトコルを
行った効果はそれ程大きくなく、また、伝送速度履歴に
基づいてフォールバック手順の試行速度を決定するた
め、回線の状態が変動した場合、フォールバックが生じ
ることがある、という問題がある。
ック手順を実行する必要があるため、短縮プロトコルを
行った効果はそれ程大きくなく、また、伝送速度履歴に
基づいてフォールバック手順の試行速度を決定するた
め、回線の状態が変動した場合、フォールバックが生じ
ることがある、という問題がある。
【0011】特開平2−92153号公報には、送信機
から受信したTCF(トレーニングチェック)信号の受
信状態に基づいて、受信機からn段(n≧1)のフォー
ルバック(アップ)指示を与える技術が記載されてい
る。
から受信したTCF(トレーニングチェック)信号の受
信状態に基づいて、受信機からn段(n≧1)のフォー
ルバック(アップ)指示を与える技術が記載されてい
る。
【0012】しかしながら、この技術では、フォールバ
ック手順を実行する必要があるため、上記の技術と同様
に短縮プロトコルを行った効果はそれ程大きくならな
い。
ック手順を実行する必要があるため、上記の技術と同様
に短縮プロトコルを行った効果はそれ程大きくならな
い。
【0013】また、特開平3−68262号公報には、
発呼側がCEDを検出した後トーンを送出し、被呼側は
トーンを検出してCEDを停止し、発呼側はCEDの長
さを計測して計測値が閾値より短ければNSSを高速で
送出する技術が記載されている。この技術では、前手順
のネゴシエーションを省略して高速でNSSを送出する
ため、発呼側、被呼側で予め決定しておいた通信パラメ
ータ(紙サイズ、線密度、圧縮方法等)で通信してい
る。また、高速のNSS及びNSSに続いて送信される
画情報の伝送速度についても、スタート速度を予め決定
しておき、エラー発生の場合の再送はその度に行い、規
定回数エラーが発生すると、例えば、9600bpsか
ら7200bpsにフォールバックして通信を行ってい
る。
発呼側がCEDを検出した後トーンを送出し、被呼側は
トーンを検出してCEDを停止し、発呼側はCEDの長
さを計測して計測値が閾値より短ければNSSを高速で
送出する技術が記載されている。この技術では、前手順
のネゴシエーションを省略して高速でNSSを送出する
ため、発呼側、被呼側で予め決定しておいた通信パラメ
ータ(紙サイズ、線密度、圧縮方法等)で通信してい
る。また、高速のNSS及びNSSに続いて送信される
画情報の伝送速度についても、スタート速度を予め決定
しておき、エラー発生の場合の再送はその度に行い、規
定回数エラーが発生すると、例えば、9600bpsか
ら7200bpsにフォールバックして通信を行ってい
る。
【0014】しかしながら、この技術では、予め定めら
れた伝送速度でNSS及び画情報を送出するため、伝送
速度が回線の状態にそぐわない場合、送信の中断あるい
は画像エラーを引き起し、再送動作及びそれに伴うフォ
ールバック動作により通信手順が長くなる、という問題
がある。
れた伝送速度でNSS及び画情報を送出するため、伝送
速度が回線の状態にそぐわない場合、送信の中断あるい
は画像エラーを引き起し、再送動作及びそれに伴うフォ
ールバック動作により通信手順が長くなる、という問題
がある。
【0015】本発明は、上記問題点を解消するために成
されたもので、フォールバック手順を実行することな
く、使用回線に適した伝送速度で画情報を送信し、送信
の中断や画像エラー等が発生しないようにしたファクシ
ミリ通信方法及びファクシミリ装置を提供することを目
的とする。
されたもので、フォールバック手順を実行することな
く、使用回線に適した伝送速度で画情報を送信し、送信
の中断や画像エラー等が発生しないようにしたファクシ
ミリ通信方法及びファクシミリ装置を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、相手機からの命令信号を受信し、
受信した命令信号に対して動作条件を限定し、限定され
た動作条件を示す識別信号を送信するようにしたもので
ある。
に請求項1の発明は、相手機からの命令信号を受信し、
受信した命令信号に対して動作条件を限定し、限定され
た動作条件を示す識別信号を送信するようにしたもので
ある。
【0017】請求項2の発明は、相手機からの命令信号
を受信する命令信号受信手段と、前記命令信号受信手段
が受信した命令信号に対して動作条件を限定する動作条
件限定手段と、前記動作条件限定手段で限定された動作
条件を示す識別信号を送信する識別信号送信手段と、を
含んで構成したものである。
を受信する命令信号受信手段と、前記命令信号受信手段
が受信した命令信号に対して動作条件を限定する動作条
件限定手段と、前記動作条件限定手段で限定された動作
条件を示す識別信号を送信する識別信号送信手段と、を
含んで構成したものである。
【0018】請求項3の発明は、相手機からの命令信号
を受信する命令信号受信手段と、前記命令信号受信手段
が受信した命令信号から回線の品質を判定する回線品質
判定データを抽出する抽出手段と、抽出された回線品質
判定データに基づいて画情報の最高許容伝送速度を決定
する速度決定手段と、前記速度決定手段で決定された最
高許容伝送速度を示す識別信号を送信する識別信号送信
手段と、を含んで構成したものである。
を受信する命令信号受信手段と、前記命令信号受信手段
が受信した命令信号から回線の品質を判定する回線品質
判定データを抽出する抽出手段と、抽出された回線品質
判定データに基づいて画情報の最高許容伝送速度を決定
する速度決定手段と、前記速度決定手段で決定された最
高許容伝送速度を示す識別信号を送信する識別信号送信
手段と、を含んで構成したものである。
【0019】そして、請求項4の発明は、相手機からの
命令信号を受信する命令信号受信手段と、前記命令信号
受信手段が受信した命令信号から回線の品質を判定する
回線品質判定データを抽出する抽出手段と、命令信号の
伝送速度を検出する検出手段と、命令信号の伝送速度が
予め定められた最高速度に一致したときに抽出された回
線品質判定データに基づいて前記最高速度以上の速度を
画情報の最高許容伝送速度として決定すると共に、命令
信号の伝送速度が前記最高速度未満のときに命令信号の
伝送速度を画情報の最高許容伝送速度として決定する速
度決定手段と、前記速度決定手段で決定された最高許容
伝送速度を示す識別信号を送信する識別信号送信手段
と、を含んで構成したものである。
命令信号を受信する命令信号受信手段と、前記命令信号
受信手段が受信した命令信号から回線の品質を判定する
回線品質判定データを抽出する抽出手段と、命令信号の
伝送速度を検出する検出手段と、命令信号の伝送速度が
予め定められた最高速度に一致したときに抽出された回
線品質判定データに基づいて前記最高速度以上の速度を
画情報の最高許容伝送速度として決定すると共に、命令
信号の伝送速度が前記最高速度未満のときに命令信号の
伝送速度を画情報の最高許容伝送速度として決定する速
度決定手段と、前記速度決定手段で決定された最高許容
伝送速度を示す識別信号を送信する識別信号送信手段
と、を含んで構成したものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明では、相手機からの命令信号を
受信し、受信した命令信号に対して動作条件を限定し、
限定した動作条件を示す識別信号を送信するようにして
いる。そして、相手機は受信した識別信号から動作条件
を判断し、その後動作条件を、例えば、伝送速度が許容
値を越えないように限定して送信を行う。なお、限定可
能な動作条件としては、伝送速度の他、符号化方法、原
稿サイズ、線密度、応用機能がある。
受信し、受信した命令信号に対して動作条件を限定し、
限定した動作条件を示す識別信号を送信するようにして
いる。そして、相手機は受信した識別信号から動作条件
を判断し、その後動作条件を、例えば、伝送速度が許容
値を越えないように限定して送信を行う。なお、限定可
能な動作条件としては、伝送速度の他、符号化方法、原
稿サイズ、線密度、応用機能がある。
【0021】請求項2の発明では、命令信号受信手段に
よって相手機からの命令信号を受信すると、動作条件限
定手段によって命令信号受信手段が受信した命令信号に
対して動作条件を限定して、識別信号送信手段で動作条
件限定手段で限定された動作条件を示す識別信号を送信
する。そして、相手機は受信した識別信号から動作条件
を判断し、その後動作条件を限定して、例えば、伝送速
度が許容値を越えないように限定して送信を行う。な
お、限定可能な動作条件としては、上記と同様に、伝送
速度の他、符号化方法、原稿サイズ、線密度、応用機能
がある。
よって相手機からの命令信号を受信すると、動作条件限
定手段によって命令信号受信手段が受信した命令信号に
対して動作条件を限定して、識別信号送信手段で動作条
件限定手段で限定された動作条件を示す識別信号を送信
する。そして、相手機は受信した識別信号から動作条件
を判断し、その後動作条件を限定して、例えば、伝送速
度が許容値を越えないように限定して送信を行う。な
お、限定可能な動作条件としては、上記と同様に、伝送
速度の他、符号化方法、原稿サイズ、線密度、応用機能
がある。
【0022】請求項3の発明は、命令信号受信手段が受
信した命令信号から回線の品質を判定すると共に、抽出
された回線品質判定データに基づいて画情報の最高許容
伝送速度を決定し決定した最高許容伝送速度を示す識別
信号を送信するようにしたものである。
信した命令信号から回線の品質を判定すると共に、抽出
された回線品質判定データに基づいて画情報の最高許容
伝送速度を決定し決定した最高許容伝送速度を示す識別
信号を送信するようにしたものである。
【0023】そして、請求項4の発明は、受信した命令
信号から回線の品質を判定すると共に命令信号の伝送速
度を検出する。速度決定手段は、命令信号の伝送速度が
予め定められた最高速度に一致したときに抽出された回
線品質判定データに基づいて最高速度以上の速度を画情
報の最高許容伝送速度として決定すると共に、命令信号
の伝送速度が最高速度未満のときに命令信号の伝送速度
を画情報の最高許容伝送速度として決定する。そして、
速度決定手段で決定された最高許容伝送速度を示す識別
信号を送信する。
信号から回線の品質を判定すると共に命令信号の伝送速
度を検出する。速度決定手段は、命令信号の伝送速度が
予め定められた最高速度に一致したときに抽出された回
線品質判定データに基づいて最高速度以上の速度を画情
報の最高許容伝送速度として決定すると共に、命令信号
の伝送速度が最高速度未満のときに命令信号の伝送速度
を画情報の最高許容伝送速度として決定する。そして、
速度決定手段で決定された最高許容伝送速度を示す識別
信号を送信する。
【0024】請求項3、4の発明では、相手機は受信し
た識別信号から最高許容伝送速度を判断し、その後伝送
速度が最高許容伝送速度を越えないように限定して送信
を行う。
た識別信号から最高許容伝送速度を判断し、その後伝送
速度が最高許容伝送速度を越えないように限定して送信
を行う。
【0025】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
説明する。
【0026】図1に本実施例のファクシミリ装置全体の
構成図を示す。このファクシミリ装置は、ファクシミリ
装置全体の制御処理を行うCPU1、制御プログラム実
行時に使用するワークエリアとしてのRAM2、ファク
シミリ装置を操作するための表示及び操作スイッチが設
けられた操作表示装置3、送信原稿を読取る読取装置
4、受信画情報等を印刷して出力する印字装置5、符号
化・復号化・拡大・縮小等の画像処理を行う画像処理装
置6、送信する画情報または受信した画情報を格納する
画像蓄積装置7、ファクシミリ装置全体を制御するプロ
グラムを記憶したROMで構成されたシステム制御部
8、ディジタル網(例えば、ISDN網)に適した通信
(例えば、G4)を制御するためのプログラムを記憶し
たROMから構成された第1の通信制御部9、アナログ
網(例えば、G3)に適した通信を制御するためのプロ
グラムを記憶したROMから構成された第2の通信制御
部10、ディジタル網へ接続するためのディジタル網制
御装置11、及び切換えによって複数の外部回線インタ
ーフェースと複数の内部通信回路とを接続するための回
線切換え制御装置15を備えており、これらはシステム
バス14により相互に接続されている。
構成図を示す。このファクシミリ装置は、ファクシミリ
装置全体の制御処理を行うCPU1、制御プログラム実
行時に使用するワークエリアとしてのRAM2、ファク
シミリ装置を操作するための表示及び操作スイッチが設
けられた操作表示装置3、送信原稿を読取る読取装置
4、受信画情報等を印刷して出力する印字装置5、符号
化・復号化・拡大・縮小等の画像処理を行う画像処理装
置6、送信する画情報または受信した画情報を格納する
画像蓄積装置7、ファクシミリ装置全体を制御するプロ
グラムを記憶したROMで構成されたシステム制御部
8、ディジタル網(例えば、ISDN網)に適した通信
(例えば、G4)を制御するためのプログラムを記憶し
たROMから構成された第1の通信制御部9、アナログ
網(例えば、G3)に適した通信を制御するためのプロ
グラムを記憶したROMから構成された第2の通信制御
部10、ディジタル網へ接続するためのディジタル網制
御装置11、及び切換えによって複数の外部回線インタ
ーフェースと複数の内部通信回路とを接続するための回
線切換え制御装置15を備えており、これらはシステム
バス14により相互に接続されている。
【0027】また、第1の通信制御部9は直接回線切換
え制御装置15と相互に接続され、第2の通信制御部1
0は低速モードと高速モードとを備えたモデム(変復調
装置)12を介して回線切換え制御装置15と相互に接
続されている。そして、回線切換え制御装置15は、デ
ィジタル網制御装置11及びアナログ網制御装置13と
相互に接続されている。
え制御装置15と相互に接続され、第2の通信制御部1
0は低速モードと高速モードとを備えたモデム(変復調
装置)12を介して回線切換え制御装置15と相互に接
続されている。そして、回線切換え制御装置15は、デ
ィジタル網制御装置11及びアナログ網制御装置13と
相互に接続されている。
【0028】上記の構成のファクシミリ装置は、上記と
同一の構成のファクシミ装置、アナログ網にのみ接続可
能なファクシミリ装置、ディジタル網にのみ接続可能な
ファクシミリ装置等の相手機と回線を介して接続され
る。このファクシミリ装置をアナログ網にのみ接続する
場合には、第1の通信制御部9及びディジタル網制御装
置11を省略することができ、また、ディジタル網にの
み接続する場合には、第2の通信制御部10、モデム1
2及びアナログ網制御装置13を省略することができ
る。
同一の構成のファクシミ装置、アナログ網にのみ接続可
能なファクシミリ装置、ディジタル網にのみ接続可能な
ファクシミリ装置等の相手機と回線を介して接続され
る。このファクシミリ装置をアナログ網にのみ接続する
場合には、第1の通信制御部9及びディジタル網制御装
置11を省略することができ、また、ディジタル網にの
み接続する場合には、第2の通信制御部10、モデム1
2及びアナログ網制御装置13を省略することができ
る。
【0029】本実施例のファクシミリ装置では、送信時
には次の(1)〜(3)の場合に短縮プロトコルモード
に移行する。 (1)相手機に短縮プロトコル受信能力有りと記憶さ
れ、かつ相手機が極性反転検知機能を実装している場合
で、極性反転が検出された場合(送信時移行ケース
1)。 (2)(1)において極性反転が検出される前にCED
を検知した場合、また、相手機に短縮プロトコル受信能
力有りと記憶され、かつ相手機が極性反転検知機能を実
装していない場合で、CNG(コーリング・トーン)を
送出(送信)しながらCEDの検知を行い、CEDを検
知した場合(送信時移行ケース2)。 (3)相手機に短縮プロトコル受信能力無しと記憶され
ている場合で、CNGを送出しながらCEDまたはコマ
ンドの検出を行い、受信した自社機のNSFコマンドか
ら短縮プロトコル受信能力が有ると判断された場合(送
信時移行ケース3)。
には次の(1)〜(3)の場合に短縮プロトコルモード
に移行する。 (1)相手機に短縮プロトコル受信能力有りと記憶さ
れ、かつ相手機が極性反転検知機能を実装している場合
で、極性反転が検出された場合(送信時移行ケース
1)。 (2)(1)において極性反転が検出される前にCED
を検知した場合、また、相手機に短縮プロトコル受信能
力有りと記憶され、かつ相手機が極性反転検知機能を実
装していない場合で、CNG(コーリング・トーン)を
送出(送信)しながらCEDの検知を行い、CEDを検
知した場合(送信時移行ケース2)。 (3)相手機に短縮プロトコル受信能力無しと記憶され
ている場合で、CNGを送出しながらCEDまたはコマ
ンドの検出を行い、受信した自社機のNSFコマンドか
ら短縮プロトコル受信能力が有ると判断された場合(送
信時移行ケース3)。
【0030】また、受信時には、次の(1)〜(3)の
場合に短縮プロトコルモードに移行する。 (1)着呼してからCED送出までの間に、短縮プロト
コルモードへの移行を指示する信号を受信した場合(受
信時移行ケース1)。 (2)着呼してから短縮プロトコルモードへの移行を指
示する信号を受信せずにCEDを送出しなければならな
い場合で、CEDを送出しながら短縮プロトコルモード
への移行を指示する信号を受信し、CED送出を停止し
たた場合(受信時移行ケース2)。 (3)着呼してから短縮プロトコルモードへの移行を指
示する信号を受信せずにCEDを送出しなければならな
い場合で、CEDを送出しながら短縮プロトコルモード
への移行を指示する信号の受信をチェックしたが短縮プ
ロトコルモードへの移行を指示する信号を受信せずにC
ED送出を停止した場合で、短縮プロトコル受信能力有
りを示すNSFコマンドとDISコマンド(必要ならC
SIコマンド)とを送出し、これに応じて短縮プロトコ
ルモードへの移行を指示する信号を受信した場合(受信
時移行ケース3)。
場合に短縮プロトコルモードに移行する。 (1)着呼してからCED送出までの間に、短縮プロト
コルモードへの移行を指示する信号を受信した場合(受
信時移行ケース1)。 (2)着呼してから短縮プロトコルモードへの移行を指
示する信号を受信せずにCEDを送出しなければならな
い場合で、CEDを送出しながら短縮プロトコルモード
への移行を指示する信号を受信し、CED送出を停止し
たた場合(受信時移行ケース2)。 (3)着呼してから短縮プロトコルモードへの移行を指
示する信号を受信せずにCEDを送出しなければならな
い場合で、CEDを送出しながら短縮プロトコルモード
への移行を指示する信号の受信をチェックしたが短縮プ
ロトコルモードへの移行を指示する信号を受信せずにC
ED送出を停止した場合で、短縮プロトコル受信能力有
りを示すNSFコマンドとDISコマンド(必要ならC
SIコマンド)とを送出し、これに応じて短縮プロトコ
ルモードへの移行を指示する信号を受信した場合(受信
時移行ケース3)。
【0031】次に短縮プロトコルの基本的な手順を図2
〜図10を参照して詳細に説明する。まず、図2〜図6
を参照して送信プロトコルについて説明する。
〜図10を参照して詳細に説明する。まず、図2〜図6
を参照して送信プロトコルについて説明する。
【0032】図2のステップ100で操作表示装置3に
より操作された短縮ダイヤルに応じて、記憶されている
電話番号を読み込んで発呼を行い、ステップ102、1
04で自機のRAM2に操作された短縮ダイヤルに応じ
た相手機に短縮プロトコル受信能力有り、と記憶されて
いるか否かを判断する。短縮プロトコル受信能力有りと
記憶されているときにはステップ106で後述する送信
フェーズA(図3)を実行する。
より操作された短縮ダイヤルに応じて、記憶されている
電話番号を読み込んで発呼を行い、ステップ102、1
04で自機のRAM2に操作された短縮ダイヤルに応じ
た相手機に短縮プロトコル受信能力有り、と記憶されて
いるか否かを判断する。短縮プロトコル受信能力有りと
記憶されているときにはステップ106で後述する送信
フェーズA(図3)を実行する。
【0033】次のステップ108では、短縮プロトコル
モードで送信か否かを判断し、短縮プロトコルモードで
の送信でない場合、すなわち通常の送信モードの場合は
ステップ128へ進み、短縮プロトコルモードで送信の
場合はステップ110で後述する送信フェーズB(図
4)を実行し、ステップ112で短縮プロトコルモード
で送信か否かを判断する。通常の送信モードの場合はス
テップ128へ進み、短縮プロトコルモードで送信の場
合はステップ114で後述する送信フェーズC(図
5)、ステップ116で後述する送信フェーズD(図
6)を各々実行する。
モードで送信か否かを判断し、短縮プロトコルモードで
の送信でない場合、すなわち通常の送信モードの場合は
ステップ128へ進み、短縮プロトコルモードで送信の
場合はステップ110で後述する送信フェーズB(図
4)を実行し、ステップ112で短縮プロトコルモード
で送信か否かを判断する。通常の送信モードの場合はス
テップ128へ進み、短縮プロトコルモードで送信の場
合はステップ114で後述する送信フェーズC(図
5)、ステップ116で後述する送信フェーズD(図
6)を各々実行する。
【0034】ステップ118では、送信フェーズCへ移
行するか否かを判断し、肯定の場合にはステップ114
に進み、否定の場合にはステップ120で送信フェーズ
Bへ移行するか否かを判断し、肯定の場合にはステップ
110に進み、否定の場合、すなわちフェーズEへ移行
したときは、ステップ122で低速のDCN(切換命令
信号)を送出して送信を終了する。
行するか否かを判断し、肯定の場合にはステップ114
に進み、否定の場合にはステップ120で送信フェーズ
Bへ移行するか否かを判断し、肯定の場合にはステップ
110に進み、否定の場合、すなわちフェーズEへ移行
したときは、ステップ122で低速のDCN(切換命令
信号)を送出して送信を終了する。
【0035】一方、ステップ104で短縮プロトコル受
信能力有りが記憶されていないときは、ステップ124
でCNGを送出し、CNGを送出しながらステップ12
6でCEDまたはコマンドが受信されたか否かを判断
し、肯定の場合には、ステップ128でNSFが受信さ
れたか否かを判断する。NSFが受信された場合には、
ステップ130で自機と同じ製造会社のNSFか否かを
判断し、自機と同じ製造会社のNSFの場合にはステッ
プ132で短縮プロトコルの受信能力が有るか否かを判
断する。短縮プロトコルの受信能力が有る場合には、ス
テップ134で短縮ダイヤルに対応させて短縮プロトコ
ルの受信能力有りとRAM2に記憶すると共に、短縮プ
ロトコルモードへ移行し、ステップ110へ進む。
信能力有りが記憶されていないときは、ステップ124
でCNGを送出し、CNGを送出しながらステップ12
6でCEDまたはコマンドが受信されたか否かを判断
し、肯定の場合には、ステップ128でNSFが受信さ
れたか否かを判断する。NSFが受信された場合には、
ステップ130で自機と同じ製造会社のNSFか否かを
判断し、自機と同じ製造会社のNSFの場合にはステッ
プ132で短縮プロトコルの受信能力が有るか否かを判
断する。短縮プロトコルの受信能力が有る場合には、ス
テップ134で短縮ダイヤルに対応させて短縮プロトコ
ルの受信能力有りとRAM2に記憶すると共に、短縮プ
ロトコルモードへ移行し、ステップ110へ進む。
【0036】上記ステップ134で短縮プロトコルの受
信能力有りと記憶した後の短縮プロトコルモードへの移
行は、上記送信時移行ケース3(図13)に相当する。
信能力有りと記憶した後の短縮プロトコルモードへの移
行は、上記送信時移行ケース3(図13)に相当する。
【0037】ステップ128でNSF受信でないと判断
れたとき、すなわちDIS(ディジタル識別信号)受信
のとき、ステップ130、132の判断が否定のとき
は、ステップ136で短縮ダイヤルに対応させて短縮プ
ロトコルの受信能力無しとRAM2に記憶し、ステップ
138で通常の送信モードへ移行する。
れたとき、すなわちDIS(ディジタル識別信号)受信
のとき、ステップ130、132の判断が否定のとき
は、ステップ136で短縮ダイヤルに対応させて短縮プ
ロトコルの受信能力無しとRAM2に記憶し、ステップ
138で通常の送信モードへ移行する。
【0038】図3に基づいて上記送信フェーズAを説明
する。ステップ140ではRAM2に記憶されている情
報に基づいて相手機に極性反転機能が有るか否かを判断
し、極性反転機能がある場合には、ステップ142でC
NG送出開始タイマをスタートさせ、ステップ144で
極性反転が検知されたか否かを判断する。極性反転が検
知されない場合には、ステップ146でタイムアウトと
判断されるまで、ステップ144で極性反転を検知す
る。そして、極性反転が検知された場合には、ステップ
156で短縮プロトコルモードへ移行し、後述するよう
に短縮プロトコルを実行する。
する。ステップ140ではRAM2に記憶されている情
報に基づいて相手機に極性反転機能が有るか否かを判断
し、極性反転機能がある場合には、ステップ142でC
NG送出開始タイマをスタートさせ、ステップ144で
極性反転が検知されたか否かを判断する。極性反転が検
知されない場合には、ステップ146でタイムアウトと
判断されるまで、ステップ144で極性反転を検知す
る。そして、極性反転が検知された場合には、ステップ
156で短縮プロトコルモードへ移行し、後述するよう
に短縮プロトコルを実行する。
【0039】一方、ステップ146でCNG送出開始タ
イマがタイムアウトした場合には、ステップ148でC
NGを送出し、ステップ150で極性反転が検知された
か否かを判断する。そして、極性反転が検知された場合
には、ステップ156で短縮プロトコルモードモードへ
移行し、後述する短縮プロトコルを実行する。
イマがタイムアウトした場合には、ステップ148でC
NGを送出し、ステップ150で極性反転が検知された
か否かを判断する。そして、極性反転が検知された場合
には、ステップ156で短縮プロトコルモードモードへ
移行し、後述する短縮プロトコルを実行する。
【0040】上記ステップ144、150の極性反転が
検知された場合の短縮プロトコルモードへの移行は、上
記送信時移行ケース1(図11)に相当する。
検知された場合の短縮プロトコルモードへの移行は、上
記送信時移行ケース1(図11)に相当する。
【0041】ステップ150で極性反転が検知されない
場合には、ステップ152でCEDが受信されたか否か
を判断し、受信された場合には、ステップ156で短縮
プロトコルモードへ移行する。
場合には、ステップ152でCEDが受信されたか否か
を判断し、受信された場合には、ステップ156で短縮
プロトコルモードへ移行する。
【0042】ステップ152でCEDが受信されない場
合には、ステップ154で低速コマンドが受信されたか
否を判断し、受信された場合にはステップ164で通常
の送信モードへ移行し、受信されない場合にはステップ
148でCNGの送出を継続する。
合には、ステップ154で低速コマンドが受信されたか
否を判断し、受信された場合にはステップ164で通常
の送信モードへ移行し、受信されない場合にはステップ
148でCNGの送出を継続する。
【0043】ステップ140で極性反転機能無しと判断
された場合には、ステップ158でCNGを送出し、ス
テップ160でCEDが受信されたか否かを判断する。
CEDが受信された場合には、ステップ156で短縮プ
ロトコルモードへ移行する。
された場合には、ステップ158でCNGを送出し、ス
テップ160でCEDが受信されたか否かを判断する。
CEDが受信された場合には、ステップ156で短縮プ
ロトコルモードへ移行する。
【0044】上記ステップ152、160でCEDが受
信された場合の短縮プロトコルモードへの移行は、上記
送信時移行ケース2(図12)に相当する。
信された場合の短縮プロトコルモードへの移行は、上記
送信時移行ケース2(図12)に相当する。
【0045】ステップ160でCEDが受信されない場
合には、ステップ162で低速コマンドが受信されたか
否を判断し、受信された場合にはステップ164で通常
の送信モードへ移行し、受信されない場合にはステップ
158でCNGの送出を継続する。
合には、ステップ162で低速コマンドが受信されたか
否を判断し、受信された場合にはステップ164で通常
の送信モードへ移行し、受信されない場合にはステップ
158でCNGの送出を継続する。
【0046】図4に基づいて上記送信フェーズBを説明
する。ステップ170でポーリングか否かを判断し、ポ
ーリングの場合はステップ190以降の手順を実行し、
ポーリングで無い場合はステップ172で次に続く高速
NSSコマンド(送信したいパラメータを設定した命令
信号)の伝送速度(通信速度)を示す信号を送出し、ス
テップ174でこの伝送速度で高速NSSを送出し、ス
テップ176で相手機からのレスポンスが受信されたか
否かを判断する。受信側では、このステップ172で送
出される高速NSSコマンドの伝送速度を示す信号を受
信することにより後述するように短縮プロトコルモード
へ移行する。
する。ステップ170でポーリングか否かを判断し、ポ
ーリングの場合はステップ190以降の手順を実行し、
ポーリングで無い場合はステップ172で次に続く高速
NSSコマンド(送信したいパラメータを設定した命令
信号)の伝送速度(通信速度)を示す信号を送出し、ス
テップ174でこの伝送速度で高速NSSを送出し、ス
テップ176で相手機からのレスポンスが受信されたか
否かを判断する。受信側では、このステップ172で送
出される高速NSSコマンドの伝送速度を示す信号を受
信することにより後述するように短縮プロトコルモード
へ移行する。
【0047】レスポンスが受信されたときは、ステップ
178において受信されたレスポンスが高速NSF(受
信能力を設定した識別信号)か否かを判断し、高速NS
Fが受信された場合にはステップ180で短縮プロトコ
ルモードへ移行し、高速NSFが受信されない場合、例
えば、NSF/DIS等の低速コマンドを受信した場合
には、ステップ182で通常の送信モードへ移行する。
178において受信されたレスポンスが高速NSF(受
信能力を設定した識別信号)か否かを判断し、高速NS
Fが受信された場合にはステップ180で短縮プロトコ
ルモードへ移行し、高速NSFが受信されない場合、例
えば、NSF/DIS等の低速コマンドを受信した場合
には、ステップ182で通常の送信モードへ移行する。
【0048】相手機が極性反転機能を実装している場合
には、レスポンス受信を待っている間も極性反転の検知
を行い、レスポンス待ちのタイムアウト及び極性反転を
検知した場合には、ステップ176からステップ184
へ進み、極性反転を検知した場合にはステップ188で
伝送速度の初期値をセットし直し、極性反転を検知しな
い場合にはステップ186でフォールバックパラメータ
をセットしてステップ172へ戻る。
には、レスポンス受信を待っている間も極性反転の検知
を行い、レスポンス待ちのタイムアウト及び極性反転を
検知した場合には、ステップ176からステップ184
へ進み、極性反転を検知した場合にはステップ188で
伝送速度の初期値をセットし直し、極性反転を検知しな
い場合にはステップ186でフォールバックパラメータ
をセットしてステップ172へ戻る。
【0049】ポーリングの場合は、ステップ190で次
に続く高速NSC(非標準機能命令信号)コマンドの伝
送速度を示す信号を送出し、ステップ192でこの速度
で高速NSSを送出し、ステップ194で相手機からの
レスポンスが受信されたか否かを判断する。レスポンス
が受信されたときは、ステップ196で相手機からの高
速NSSが受信されたか否かを判断し、高速NSSが受
信された場合にはステップ192で後述する受信フェー
ズB(図8)を実行し、高速NSSが受信されない場
合、例えば、NSF/DIS等の低速コマンドを受信し
た場合には、ステップ200で通常の送信モードへ移行
する。
に続く高速NSC(非標準機能命令信号)コマンドの伝
送速度を示す信号を送出し、ステップ192でこの速度
で高速NSSを送出し、ステップ194で相手機からの
レスポンスが受信されたか否かを判断する。レスポンス
が受信されたときは、ステップ196で相手機からの高
速NSSが受信されたか否かを判断し、高速NSSが受
信された場合にはステップ192で後述する受信フェー
ズB(図8)を実行し、高速NSSが受信されない場
合、例えば、NSF/DIS等の低速コマンドを受信し
た場合には、ステップ200で通常の送信モードへ移行
する。
【0050】上記と同様に、相手機が極性反転機能を実
装している場合には、レスポンス受信を待っている場合
も極性反転の検知を行い、レスポンス待ちのタイムアウ
ト及び極性反転を検知した場合には、ステップ194か
らステップ202へ進み、極性反転を検知した場合には
ステップ206で伝送速度の初期値をセットし直し、極
性反転を検知しない場合にはステップ204でフォール
バックパラメータをセットしてステップ190へ戻る。
装している場合には、レスポンス受信を待っている場合
も極性反転の検知を行い、レスポンス待ちのタイムアウ
ト及び極性反転を検知した場合には、ステップ194か
らステップ202へ進み、極性反転を検知した場合には
ステップ206で伝送速度の初期値をセットし直し、極
性反転を検知しない場合にはステップ204でフォール
バックパラメータをセットしてステップ190へ戻る。
【0051】図5に基づいて上記送信フェーズCを説明
する。送信フェーズCでは、ECM(エラー訂正モー
ド)によるフレームに分割し、第1フレーム(フレーム
No.0)に第1フレームに続く第2フレーム以降の画
情報を示すパラメータまたはNSSの情報を設定し、第
2フレーム以降に画情報(例えば、1フレームに1ペー
ジの画情報)を設定して送出する。
する。送信フェーズCでは、ECM(エラー訂正モー
ド)によるフレームに分割し、第1フレーム(フレーム
No.0)に第1フレームに続く第2フレーム以降の画
情報を示すパラメータまたはNSSの情報を設定し、第
2フレーム以降に画情報(例えば、1フレームに1ペー
ジの画情報)を設定して送出する。
【0052】ステップ210で画情報の再送か否かを判
断し、再送の場合にはステップ212において再送対象
の画情報をフレームに設定して送出し、ステップ214
で再送終了と判断されると、ステップ222に進む。
断し、再送の場合にはステップ212において再送対象
の画情報をフレームに設定して送出し、ステップ214
で再送終了と判断されると、ステップ222に進む。
【0053】画情報の再送でない場合は、ステップ21
6でフレームNo.0に先に送出したNSSの情報を設
定して送出する。この場合、フレームNo.0に設定す
る情報は、先に送出したNSSの情報そのものでもよい
し、送出しようとしている画情報を示すパラメータのみ
でもよい。このように、NSSやパラメータを画情報と
して送出しているので、高速に送信することができる。
ステップ218では、画情報を第2フレーム以降に設定
して送出し、ステップ220で画情報送信終了と判断さ
れると、ステップ222に進む。
6でフレームNo.0に先に送出したNSSの情報を設
定して送出する。この場合、フレームNo.0に設定す
る情報は、先に送出したNSSの情報そのものでもよい
し、送出しようとしている画情報を示すパラメータのみ
でもよい。このように、NSSやパラメータを画情報と
して送出しているので、高速に送信することができる。
ステップ218では、画情報を第2フレーム以降に設定
して送出し、ステップ220で画情報送信終了と判断さ
れると、ステップ222に進む。
【0054】ステップ222では、ファクシミリインフ
ォメーションフィールドにポストメッセージコマンドの
内容を設定したRCP(制御復帰)フレームを送出し、
次のレスポンスコマンド待ちのフェーズDに進む。
ォメーションフィールドにポストメッセージコマンドの
内容を設定したRCP(制御復帰)フレームを送出し、
次のレスポンスコマンド待ちのフェーズDに進む。
【0055】図6に基づいてこの送信フェーズDを説明
する。ステップ230では、相手機からのレスポンスが
受信されたか否かを判断し、レスポンスが受信された場
合には、ステップ232で受信されたレスポンスが低速
MCF(メッセージ確認信号)コマンドか否かを判断す
る。レスポンスが受信されない場合には、レスポンスが
受信されるまでステップ250で低速P.M.C(ポス
トメッセージコマンド)、例えばPPS・Q(ポストメ
ッセージコマンド)またはPPS・PriQ(手順中断
ポストメッセージコマンド)を送出する。
する。ステップ230では、相手機からのレスポンスが
受信されたか否かを判断し、レスポンスが受信された場
合には、ステップ232で受信されたレスポンスが低速
MCF(メッセージ確認信号)コマンドか否かを判断す
る。レスポンスが受信されない場合には、レスポンスが
受信されるまでステップ250で低速P.M.C(ポス
トメッセージコマンド)、例えばPPS・Q(ポストメ
ッセージコマンド)またはPPS・PriQ(手順中断
ポストメッセージコマンド)を送出する。
【0056】ステップ232で受信されたレスポンスが
低速MCFであると判断された場合には、ステップ24
2においてRCPに設定して送出したP.M.Cの内容
に基づいて次に送信フェーズC、B、Eのいずれに移行
するかを判断し、判断結果に基づいてステップ244で
送信フェーズCへ移行し、ステップ246で送信フェー
ズBへ移行し、ステップ248で送信フェーズEへ移行
する。
低速MCFであると判断された場合には、ステップ24
2においてRCPに設定して送出したP.M.Cの内容
に基づいて次に送信フェーズC、B、Eのいずれに移行
するかを判断し、判断結果に基づいてステップ244で
送信フェーズCへ移行し、ステップ246で送信フェー
ズBへ移行し、ステップ248で送信フェーズEへ移行
する。
【0057】ステップ232で受信されたレスポンスが
低速MCFでないと判断された場合には、ステップ23
4で受信されたレスポンスが低速PPR(部分ページ要
求)であるか否かを判断し、低速PPRでない場合には
ステップ236で受信されたレスポンスが低速PIP
(手順中断肯定信号)であるかを判断する。受信された
レスポンスが低速PIPである場合には、ステップ23
8でラインホールド手順を実行した後ステップ242へ
進み、受信されたレスポンスが低速PIPでない場合に
は、ステップ240でエラー処理を実行した後ステップ
242へ進む。
低速MCFでないと判断された場合には、ステップ23
4で受信されたレスポンスが低速PPR(部分ページ要
求)であるか否かを判断し、低速PPRでない場合には
ステップ236で受信されたレスポンスが低速PIP
(手順中断肯定信号)であるかを判断する。受信された
レスポンスが低速PIPである場合には、ステップ23
8でラインホールド手順を実行した後ステップ242へ
進み、受信されたレスポンスが低速PIPでない場合に
は、ステップ240でエラー処理を実行した後ステップ
242へ進む。
【0058】ステップ234で受信されたレスポンスが
低速PPRであると判断された場合は、ステップ252
でCTC(訂正続行)の送出が必要か否かを判断し、必
要な場合にはステップ256で低速CTR(訂正続行応
答)が受信されたと判断されるまで、ステップ254で
低速CTCを送出し、低速CTRが受信された場合には
ステップ258で送信フェーズCへ移行する。
低速PPRであると判断された場合は、ステップ252
でCTC(訂正続行)の送出が必要か否かを判断し、必
要な場合にはステップ256で低速CTR(訂正続行応
答)が受信されたと判断されるまで、ステップ254で
低速CTCを送出し、低速CTRが受信された場合には
ステップ258で送信フェーズCへ移行する。
【0059】ステップ252でCTCの送出が不必要と
判断された場合には、ステップ260でEOR(再送終
了)の送出が必要か否かを判断し、不要の場合にはステ
ップ242へ進み、必要な場合にはステップ262で低
速EORを送出した後、ステップ264で低速ERRが
受信されたか否かを判断する。低速ERRが受信された
場合には、ステップ242へ進み、低速ERRが受信さ
れない場合には、ステップ266で低速PIN(手順中
断否定信号)が受信されたか否かを判断し、受信された
場合にはステップ268でラインホールド処理を行った
後、ステップ242へ進む。
判断された場合には、ステップ260でEOR(再送終
了)の送出が必要か否かを判断し、不要の場合にはステ
ップ242へ進み、必要な場合にはステップ262で低
速EORを送出した後、ステップ264で低速ERRが
受信されたか否かを判断する。低速ERRが受信された
場合には、ステップ242へ進み、低速ERRが受信さ
れない場合には、ステップ266で低速PIN(手順中
断否定信号)が受信されたか否かを判断し、受信された
場合にはステップ268でラインホールド処理を行った
後、ステップ242へ進む。
【0060】次に、図7〜図10を参照して受信プロト
コルについて説明する。図7のステップ270で着信が
あったと判断されると、ステップ272で1.8秒のタ
イマをスタートさせ、ステップ274で短縮プロトコル
モードへの移行を指示する信号(高速NSSの伝送速度
を示す信号)を受信したと判断されると短縮プロトコル
モードへ移行し(受信時移行ケース1)、ステップ27
6で受信フェーズB(図8)、ステップ278で受信フ
ェーズC(図9)、ステップ280で受信フェーズD
(図10)を各々実行する。ステップ282で受信フェ
ーズCへの移行と判断されるとステップ278へ戻って
受信フェーズCを実行し、ステップ284で受信フェー
ズBへの移行と判断されるとステップ276へ戻って受
信フェーズBを実行する。そして、受信フェーズB、
C、D、Eを実行した後、ステップ286で低速DCN
(切断命令信号)を受信して受信を終了する。
コルについて説明する。図7のステップ270で着信が
あったと判断されると、ステップ272で1.8秒のタ
イマをスタートさせ、ステップ274で短縮プロトコル
モードへの移行を指示する信号(高速NSSの伝送速度
を示す信号)を受信したと判断されると短縮プロトコル
モードへ移行し(受信時移行ケース1)、ステップ27
6で受信フェーズB(図8)、ステップ278で受信フ
ェーズC(図9)、ステップ280で受信フェーズD
(図10)を各々実行する。ステップ282で受信フェ
ーズCへの移行と判断されるとステップ278へ戻って
受信フェーズCを実行し、ステップ284で受信フェー
ズBへの移行と判断されるとステップ276へ戻って受
信フェーズBを実行する。そして、受信フェーズB、
C、D、Eを実行した後、ステップ286で低速DCN
(切断命令信号)を受信して受信を終了する。
【0061】ステップ274で短縮プロトコルモードへ
の移行を指示する信号が受信されていないと判断された
ときは、ステップ288でCNGが受信されたか否かを
判断する。CNGが受信されないときは、ステップ29
0でタイムアウトと判断されるまでステップ274、2
88の判断を繰り返す。
の移行を指示する信号が受信されていないと判断された
ときは、ステップ288でCNGが受信されたか否かを
判断する。CNGが受信されないときは、ステップ29
0でタイムアウトと判断されるまでステップ274、2
88の判断を繰り返す。
【0062】CNGが受信されたとき、及びタイムアウ
トになったときは、ステップ292でCEDを送出し、
ステップ294で短縮プロトコルモードへの移行を指示
する信号が受信されたか否かを判断する。短縮プロトコ
ルモードへの移行を指示する信号が受信されたときは、
ステップ296でCEDの送出を停止した後短縮プロト
コルモードへ移行して(受信時移行ケース2)ステップ
276へ進み、短縮プロトコルモードへの移行を指示す
る信号が受信されないときは、ステップ298でCED
送出終了か否かを判断する。CED送出終了でない場合
は、ステップ292へ戻ってCEDの送出を継続し、C
ED送出終了の場合は、ステップ00でNSF/DIS
を送出した後、ステップ302で短縮プロトコルモード
への移行を指示する信号が受信されたか否かを判断す
る。短縮プロトコルモードへの移行を指示する信号が受
信されたときは短縮プロトコルモードへ移行して(受信
時移行ケース3)ステップ276へ進み、短縮プロトコ
ルモードへの移行を指示する信号を受信していないとき
は、ステップ304で通常の受信モードへ移行する。
トになったときは、ステップ292でCEDを送出し、
ステップ294で短縮プロトコルモードへの移行を指示
する信号が受信されたか否かを判断する。短縮プロトコ
ルモードへの移行を指示する信号が受信されたときは、
ステップ296でCEDの送出を停止した後短縮プロト
コルモードへ移行して(受信時移行ケース2)ステップ
276へ進み、短縮プロトコルモードへの移行を指示す
る信号が受信されないときは、ステップ298でCED
送出終了か否かを判断する。CED送出終了でない場合
は、ステップ292へ戻ってCEDの送出を継続し、C
ED送出終了の場合は、ステップ00でNSF/DIS
を送出した後、ステップ302で短縮プロトコルモード
への移行を指示する信号が受信されたか否かを判断す
る。短縮プロトコルモードへの移行を指示する信号が受
信されたときは短縮プロトコルモードへ移行して(受信
時移行ケース3)ステップ276へ進み、短縮プロトコ
ルモードへの移行を指示する信号を受信していないとき
は、ステップ304で通常の受信モードへ移行する。
【0063】図8に基づいて上記受信フェーズBを説明
する。ステップ310で送信機から受信した信号が示す
伝送速度の高速NSSコマンドが受信されたと判断され
ると、ステップ312で画情報の最高許容伝送速度を設
定した高速NSFを送出し、画情報受信フェーズCへ移
行する。この画情報の最高許容伝送速度の決定手順につ
いては後述する。
する。ステップ310で送信機から受信した信号が示す
伝送速度の高速NSSコマンドが受信されたと判断され
ると、ステップ312で画情報の最高許容伝送速度を設
定した高速NSFを送出し、画情報受信フェーズCへ移
行する。この画情報の最高許容伝送速度の決定手順につ
いては後述する。
【0064】高速NSSが受信されないときは、ステッ
プ314で高速NSCが受信されたか否かを判断し、受
信されない場合はステップ310へ戻り、受信された場
合はステップ316でラインホールドか否かを判断し、
ラインホールドでない場合はステップ320でエラー終
了処理を行い、ラインホールドの場合はステップ318
で図4の送信フエーズBを実行する。
プ314で高速NSCが受信されたか否かを判断し、受
信されない場合はステップ310へ戻り、受信された場
合はステップ316でラインホールドか否かを判断し、
ラインホールドでない場合はステップ320でエラー終
了処理を行い、ラインホールドの場合はステップ318
で図4の送信フエーズBを実行する。
【0065】図9に基づいて上記受信フェーズCを説明
する。受信フェーズCでは、ECMによるフレームに分
割されて送出されてくる画情報を受信する。フレーム構
成は、送信の場合で説明したように、第1フレーム(フ
レームNo.0)には、以下に続いて送出されてくる画
情報を示すパラメータが設定され、第2フレーム以降に
画情報が設定されている。
する。受信フェーズCでは、ECMによるフレームに分
割されて送出されてくる画情報を受信する。フレーム構
成は、送信の場合で説明したように、第1フレーム(フ
レームNo.0)には、以下に続いて送出されてくる画
情報を示すパラメータが設定され、第2フレーム以降に
画情報が設定されている。
【0066】ステップ322でFCD(ファクシミリ符
号化データ)フレームを受信したか否かを判断し、受信
しない場合、すなわちファクシミリインフォメーション
フィールドにポストメッセージコマンドP.M.Cに該
当する内容が設定されたRCPフレームが受信された場
合には、ステップ324でRCPのP.M.Cの内容を
解析し、レスポンスコマンドを送出するフェーズDへ移
行する。
号化データ)フレームを受信したか否かを判断し、受信
しない場合、すなわちファクシミリインフォメーション
フィールドにポストメッセージコマンドP.M.Cに該
当する内容が設定されたRCPフレームが受信された場
合には、ステップ324でRCPのP.M.Cの内容を
解析し、レスポンスコマンドを送出するフェーズDへ移
行する。
【0067】FCDフレームを受信した場合には、ステ
ップ326でフレームNo.0(第1フレーム)を受信
したか否か、すなわちNSSの情報を受信したか否かを
判断し、受信した場合にはステップ328でNSSの情
報を解析し、フレームNo.0を受信しない場合、すな
わちフレームNo.1以降(第2のフレーム以降)を受
信した場合には、受信した画情報をRAM2に蓄積し、
ステップ332でフレーム受信終了か否かを判断する。
フレーム受信終了の場合はフェーズDへ移行し、フレー
ム受信終了でない場合は上記の手順を繰り返す。
ップ326でフレームNo.0(第1フレーム)を受信
したか否か、すなわちNSSの情報を受信したか否かを
判断し、受信した場合にはステップ328でNSSの情
報を解析し、フレームNo.0を受信しない場合、すな
わちフレームNo.1以降(第2のフレーム以降)を受
信した場合には、受信した画情報をRAM2に蓄積し、
ステップ332でフレーム受信終了か否かを判断する。
フレーム受信終了の場合はフェーズDへ移行し、フレー
ム受信終了でない場合は上記の手順を繰り返す。
【0068】次に図10に基づいて上記受信フェーズD
を説明する。ステップ340でRCPフレームを受信し
ているか否かを判断し、RCPフレームを受信していな
い場合にはステップ342で低速コマンドが受信された
と判断されるまで待機し、RCPフレームを受信してい
る場合にはステップ344でFCDフレームの受信状態
の確認を行い、良好ならばステップ346でラインホー
ルドか否かを判断し、ラインホールドならばステップ3
48でラインホールド手順を実行し、ラインホールドで
ない場合にはステップ350で低速MCFを送出した
後、ステップ352へ進む。
を説明する。ステップ340でRCPフレームを受信し
ているか否かを判断し、RCPフレームを受信していな
い場合にはステップ342で低速コマンドが受信された
と判断されるまで待機し、RCPフレームを受信してい
る場合にはステップ344でFCDフレームの受信状態
の確認を行い、良好ならばステップ346でラインホー
ルドか否かを判断し、ラインホールドならばステップ3
48でラインホールド手順を実行し、ラインホールドで
ない場合にはステップ350で低速MCFを送出した
後、ステップ352へ進む。
【0069】ステップ352では、受信したRCPフレ
ームに設定されたP.M.Cに基づいて次の手順が受信
フェーズC、B、Eのいずれであるかを判断し、判断結
果に基づいてステップ354で受信フェーズCへ移行
し、ステップ356で受信フェーズBへ移行し、ステッ
プ358で受信フェーズEへ移行する。
ームに設定されたP.M.Cに基づいて次の手順が受信
フェーズC、B、Eのいずれであるかを判断し、判断結
果に基づいてステップ354で受信フェーズCへ移行
し、ステップ356で受信フェーズBへ移行し、ステッ
プ358で受信フェーズEへ移行する。
【0070】ステップ344でFCDフレームの受信状
態が良好でないと判断されたときは、ステップ360で
低速PPRを送出し、ステップ362でCTCが受信さ
れたか否かを判断する。CTCが受信された場合にはス
テップ364で低速CTRを送出した後、ステップ36
6で受信フェーズCへ移行する。
態が良好でないと判断されたときは、ステップ360で
低速PPRを送出し、ステップ362でCTCが受信さ
れたか否かを判断する。CTCが受信された場合にはス
テップ364で低速CTRを送出した後、ステップ36
6で受信フェーズCへ移行する。
【0071】CTCが受信されない場合には、ステップ
368でEORが受信されたか否かを判断し、受信され
ない場合にはステップ370で受信フェーズCへ移行
し、受信された場合にはステップ372でラインホール
ドか否かを判断し、ラインホールドならばステップ37
4でラインホールド手順を実行し、ラインホールドでな
い場合にはステップ376で低速ERRを送出した後、
ステップ352へ進む。
368でEORが受信されたか否かを判断し、受信され
ない場合にはステップ370で受信フェーズCへ移行
し、受信された場合にはステップ372でラインホール
ドか否かを判断し、ラインホールドならばステップ37
4でラインホールド手順を実行し、ラインホールドでな
い場合にはステップ376で低速ERRを送出した後、
ステップ352へ進む。
【0072】上記送受信時の短縮プロトコルモードへ移
行する(1)〜(3)の場合の信号シーケンスを図11
〜図13に示す。図11〜図13において、RCPフレ
ーム(PPS・MPS)はRCPフレーム内にポストメ
ッセージコマンドのPPS・MPSを設定することを示
し、RCPフレーム(PPS・EOP)はRCPフレー
ム内にポストメッセージコマンドのPPS・EOPを設
定することを示し、FCDフレーム(PIX)はFCD
フレームに画情報PIXを設定することを示し、短縮プ
ロトコルモード移行後は共通の動作を行う。
行する(1)〜(3)の場合の信号シーケンスを図11
〜図13に示す。図11〜図13において、RCPフレ
ーム(PPS・MPS)はRCPフレーム内にポストメ
ッセージコマンドのPPS・MPSを設定することを示
し、RCPフレーム(PPS・EOP)はRCPフレー
ム内にポストメッセージコマンドのPPS・EOPを設
定することを示し、FCDフレーム(PIX)はFCD
フレームに画情報PIXを設定することを示し、短縮プ
ロトコルモード移行後は共通の動作を行う。
【0073】次に、図8のステップ310、312を詳
細に説明することによって画情報の伝送速度の決定手順
について説明する。まず、図14を参照して第1の手順
を説明する。ステップ400では、高速NSSの受信が
開始されたか否かを判断し、受信が開始された場合に
は、ステップ402で高速NSSを受信すると共に、そ
の高速NSSの復調過程で得られる回線品質判定データ
を抽出する。
細に説明することによって画情報の伝送速度の決定手順
について説明する。まず、図14を参照して第1の手順
を説明する。ステップ400では、高速NSSの受信が
開始されたか否かを判断し、受信が開始された場合に
は、ステップ402で高速NSSを受信すると共に、そ
の高速NSSの復調過程で得られる回線品質判定データ
を抽出する。
【0074】ステップ404で高速NSSの受信が終了
したと判断されると、ステップ406で抽出した回線品
質判定データと高速NSSの伝送速度を示す信号から得
られる伝送速度とに基づいて画情報の最高許容伝送速度
を決定する。そして、ステップ408において決定した
最高許容伝送速度をNSFに設定し、NSFを送信機に
送出する。
したと判断されると、ステップ406で抽出した回線品
質判定データと高速NSSの伝送速度を示す信号から得
られる伝送速度とに基づいて画情報の最高許容伝送速度
を決定する。そして、ステップ408において決定した
最高許容伝送速度をNSFに設定し、NSFを送信機に
送出する。
【0075】回線品質判定データから画情報の最高許容
伝送速度を決定するためには、NSSの選択可能な伝送
速度毎に、回線状態に応じた回線品質判定データ及び選
択可能速度毎の受信状態の良否を定めたテーブルを予め
ROMに記憶しておく。選択可能速度が、14.4Kb
ps、12.0Kbps、9600bps、7200b
ps、4800bps、2400bpsの場合、例えば
9600bpsの場合のテーブルは次の表1に示すよう
になる。このようなテーブルは、14.4Kbps、1
2.0Kbps、7200bps、4800bps、2
400bpsについても各々用意されている。
伝送速度を決定するためには、NSSの選択可能な伝送
速度毎に、回線状態に応じた回線品質判定データ及び選
択可能速度毎の受信状態の良否を定めたテーブルを予め
ROMに記憶しておく。選択可能速度が、14.4Kb
ps、12.0Kbps、9600bps、7200b
ps、4800bps、2400bpsの場合、例えば
9600bpsの場合のテーブルは次の表1に示すよう
になる。このようなテーブルは、14.4Kbps、1
2.0Kbps、7200bps、4800bps、2
400bpsについても各々用意されている。
【0076】
【表1】
【0077】NSSの伝送速度が9600bpsの場合
のテーブル 例えば、伝送速度が9600bpsのNSSの受信の過
程で、回線品質判定データとして「3」を抽出した場合
には、表1から14.4Kbpsでは受信状態が不良で
あるが、12.0Kbps以下では受信状態が良好であ
ることが判定できる。したがって、この場合の最高許容
伝送速度は12.0Kbpsに決定される。
のテーブル 例えば、伝送速度が9600bpsのNSSの受信の過
程で、回線品質判定データとして「3」を抽出した場合
には、表1から14.4Kbpsでは受信状態が不良で
あるが、12.0Kbps以下では受信状態が良好であ
ることが判定できる。したがって、この場合の最高許容
伝送速度は12.0Kbpsに決定される。
【0078】次に、図15を参照して第2の手順を説明
する。選択可能速度は、上記と同様に、14.4Kbp
s、12.0Kbps、9600bps、7200bp
s、4800bps、2400bpsとする。なお、図
15において図14と同一部分には同一符合を付して説
明を省略する。ステップ404で高速NSSの受信が終
了したと判断されると、ステップ410で高速NSSの
伝送速度を示す信号からNSSの伝送速度を検出し、N
SSの伝送速度が予め定められた最高速度(例えば、9
600bps)か否かを判断する。
する。選択可能速度は、上記と同様に、14.4Kbp
s、12.0Kbps、9600bps、7200bp
s、4800bps、2400bpsとする。なお、図
15において図14と同一部分には同一符合を付して説
明を省略する。ステップ404で高速NSSの受信が終
了したと判断されると、ステップ410で高速NSSの
伝送速度を示す信号からNSSの伝送速度を検出し、N
SSの伝送速度が予め定められた最高速度(例えば、9
600bps)か否かを判断する。
【0079】NSSの伝送速度が最高速度の場合には、
抽出した回線品質判定データから画情報の最高許容伝送
速度を決定する。この場合の最高許容伝送速度は、1
4.4Kbps、12.0Kbps、9600bpsの
いずれかになる。一方、NSSの伝送速度が最高速度未
満の場合には、高速NSSの伝送速度と同一の速度を画
情報の最高許容伝送速度を決定する。この場合の最高許
容伝送速度は、7200bps、4800bps、24
00bpsのいずれかになる。
抽出した回線品質判定データから画情報の最高許容伝送
速度を決定する。この場合の最高許容伝送速度は、1
4.4Kbps、12.0Kbps、9600bpsの
いずれかになる。一方、NSSの伝送速度が最高速度未
満の場合には、高速NSSの伝送速度と同一の速度を画
情報の最高許容伝送速度を決定する。この場合の最高許
容伝送速度は、7200bps、4800bps、24
00bpsのいずれかになる。
【0080】上記各実施例では最高許容伝送速度を示す
識別信号として高速NSFを用いた例について説明した
が低速NSFを用いてもよい。
識別信号として高速NSFを用いた例について説明した
が低速NSFを用いてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項2の発明によれば、相手機は受信した識別信号から動
作条件を判断し、その後動作条件を限定して送信を行う
ため、フォールバック手順が不要になりフェーズBの制
御時間を大幅に短縮することができる、という効果が得
られる。
項2の発明によれば、相手機は受信した識別信号から動
作条件を判断し、その後動作条件を限定して送信を行う
ため、フォールバック手順が不要になりフェーズBの制
御時間を大幅に短縮することができる、という効果が得
られる。
【0082】請求項3の発明によれば、抽出された回線
品質判定データに基づいて画情報の最高許容伝送速度を
決定しているため、フォールバック手順を実行すること
なく、使用回線に最適な最高伝送速度で画情報を送信す
るとができる、という効果が得られる。
品質判定データに基づいて画情報の最高許容伝送速度を
決定しているため、フォールバック手順を実行すること
なく、使用回線に最適な最高伝送速度で画情報を送信す
るとができる、という効果が得られる。
【0083】そして、請求項4の発明によれば、命令信
号の伝送速度が予め定められた最高速度に一致したとき
に抽出された回線品質判定データに基づいて最高速度以
上の速度を画情報の最高許容伝送速度として決定してい
るため、最高許容伝送速度決定手順を簡略化でき、程々
の最高許容伝送速度決定率を維持できる、という効果が
得られる。
号の伝送速度が予め定められた最高速度に一致したとき
に抽出された回線品質判定データに基づいて最高速度以
上の速度を画情報の最高許容伝送速度として決定してい
るため、最高許容伝送速度決定手順を簡略化でき、程々
の最高許容伝送速度決定率を維持できる、という効果が
得られる。
【図1】本発明の実施例のファクシミリ装置を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】送信プロトコルの制御ルーチンを示す流図であ
る。
る。
【図3】送信フェーズAの制御ルーチンを示す流図であ
る。
る。
【図4】送信フェーズBの制御ルーチンを示す流図であ
る。
る。
【図5】送信フェーズCの制御ルーチンを示す流図であ
る。
る。
【図6】送信フェーズDの制御ルーチンを示す流図であ
る。
る。
【図7】受信プロトコルの制御ルーチンを示す流図であ
る。
る。
【図8】送信フェーズBの制御ルーチンを示す流図であ
る。
る。
【図9】受信フェーズCの制御ルーチンを示す流図であ
る。
る。
【図10】受信フェーズDの制御ルーチンを示す流図で
ある。
ある。
【図11】送受信時の短縮プロトコルモード移行ケース
1の短縮プロトコル手順の信号シーケンスを示す線図で
ある。
1の短縮プロトコル手順の信号シーケンスを示す線図で
ある。
【図12】送受信時の短縮プロトコルモード移行ケース
2の短縮プロトコル手順の信号シーケンスを示す線図で
ある。
2の短縮プロトコル手順の信号シーケンスを示す線図で
ある。
【図13】送受信時の短縮プロトコルモード移行ケース
3の短縮プロトコル手順の信号シーケンスを示す線図で
ある。
3の短縮プロトコル手順の信号シーケンスを示す線図で
ある。
【図14】伝送速度を決定する第1の手順を示す流図で
ある。
ある。
【図15】伝送速度を決定する第2の手順を示す流図で
ある。
ある。
1 CPU 2 RAM 3 操作表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手塚 芳明 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 榊 浩亮 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 川畑 広隆 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内
Claims (4)
- 【請求項1】 相手機からの命令信号を受信し、 受信した命令信号に対して動作条件を限定し、 限定した動作条件を示す識別信号を送信する、 ファクシミリ通信方法。
- 【請求項2】 相手機からの命令信号を受信する命令信
号受信手段と、 前記命令信号受信手段が受信した命令信号に対して動作
条件を限定する動作条件限定手段と、 前記動作条件限定手段で限定された動作条件を示す識別
信号を送信する識別信号送信手段と、 を含むファクシミリ装置。 - 【請求項3】 相手機からの命令信号を受信する命令信
号受信手段と、 前記命令信号受信手段が受信した命令信号から回線の品
質を判定する回線品質判定データを抽出する抽出手段
と、 抽出された回線品質判定データに基づいて画情報の最高
許容伝送速度を決定する速度決定手段と、 前記速度決定手段で決定された最高許容伝送速度を示す
識別信号を送信する識別信号送信手段と、 を含むファクシミリ装置。 - 【請求項4】 相手機からの命令信号を受信する命令信
号受信手段と、 前記命令信号受信手段が受信した命令信号から回線の品
質を判定する回線品質判定データを抽出する抽出手段
と、 命令信号の伝送速度を検出する検出手段と、 命令信号の伝送速度が予め定められた最高速度に一致し
たときに抽出された回線品質判定データに基づいて前記
最高速度以上の速度を画情報の最高許容伝送速度として
決定すると共に、命令信号の伝送速度が前記最高速度未
満のときに命令信号の伝送速度を画情報の最高許容伝送
速度として決定する速度決定手段と、 前記速度決定手段で決定された最高許容伝送速度を示す
識別信号を送信する識別信号送信手段と、 を含むファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7032042A JPH08228271A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7032042A JPH08228271A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08228271A true JPH08228271A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12347818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7032042A Pending JPH08228271A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08228271A (ja) |
-
1995
- 1995-02-21 JP JP7032042A patent/JPH08228271A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6222645B1 (en) | Facsimile apparatus and communication method therefor | |
JP3584519B2 (ja) | ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 | |
JP3674072B2 (ja) | ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 | |
JPH08228271A (ja) | ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 | |
JPH10178494A (ja) | 通信端末装置、通信システム及び通信制御方法 | |
JP3767000B2 (ja) | 通信装置 | |
JP2002218191A (ja) | 通信端末装置及び通信制御プログラムを記録した記録媒体 | |
JPH08204931A (ja) | ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 | |
JPH08214134A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3427605B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3682795B2 (ja) | 通信装置 | |
JP3221102B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
KR100186609B1 (ko) | 팩시밀리에서 최저 통신 속도 지정에 의한 전송 방법 | |
JPH08242354A (ja) | ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 | |
JPH10290355A (ja) | ファクシミリ装置及びファクシミリ通信方法 | |
JPS62171379A (ja) | フアクシミリ装置 | |
JPH09312749A (ja) | ファクシミリ装置の伝送制御方式 | |
JP3128464B2 (ja) | ファクシミリ通信方法 | |
JP3128463B2 (ja) | ファクシミリ通信方法 | |
JP2002218196A (ja) | 通信端末装置 | |
JPH0879487A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3551595B2 (ja) | 通信装置 | |
JPH08214135A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH09186679A (ja) | 通信装置 | |
JPH10271305A (ja) | 通信端末装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040217 |