JPH08204931A - ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置

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Publication number
JPH08204931A
JPH08204931A JP7013866A JP1386695A JPH08204931A JP H08204931 A JPH08204931 A JP H08204931A JP 7013866 A JP7013866 A JP 7013866A JP 1386695 A JP1386695 A JP 1386695A JP H08204931 A JPH08204931 A JP H08204931A
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JP
Japan
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transmitted
transmission
transmission data
received
control signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP7013866A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Tezuka
芳明 手塚
Yoshihiro Maei
佳博 前井
Takashi Sakayama
隆志 坂山
Masahiro Mochizuki
昌宏 望月
Kosuke Sakaki
浩亮 榊
Hirotaka Kawabata
広隆 川畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7013866A priority Critical patent/JPH08204931A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信データが送信可能になるまでに時間を要
する場合でも、高速モード通信手順を実行可能とする。 【構成】 送信機側において送信すべき送信データの有
無を判定し(ステップ167)、送信データが無い場合
は送信データの通信に関するデフォルト情報が設定され
たNSSを作成し(ステップ169)、該NSSを受信
機へ送信する(ステップ174)。しかる後、受信機か
らレスポンス信号(高速NSF)を受信すると(ステッ
プ178)、送信データの有無を再度判定し(ステップ
179)、送信データが無い場合はデフォルト情報が設
定されたNSSの再作成(ステップ169)と該NSS
の再送(ステップ174)を行う。一方、送信データが
有る場合は、短縮プロトコルモードへ切り換わる(ステ
ップ180)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ通信方法及
びファクシミリ装置に係り、特に、画情報の送受信前に
行われる通信手順(プロトコル)の時間を短縮したファ
クシミリ通信方法及びファクシミリ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置では、一般電話
交換網における文書ファクシミリ通信手順としてITU
−T(旧CCITT)勧告T.30によって標準化され
た伝送制御手順に従ってファクシミリ通信を行ってい
る。
【0003】ところが、上記T.30によって標準化さ
れた伝送制御手順では画情報の送受信前に行われる通信
手順(所謂フェーズA、B)は時間がかかるとされてい
る。そこで、該通信手順の実行時間短縮を図る、所謂高
速モード通信手順が提案されている(特開平1−264
065号等)。この高速モード通信手順においては、送
信データに関するサイズや解像度等の送信パラメータが
設定された高速NSS(非標準機能設定信号)を送信機
から送信し、受信機で該高速NSSを正常に受信すると
CFR(受信準備確認信号)を送信し、送信機で該CF
Rを正常に受信すると画情報を送信する。この高速モー
ド通信手順によれば、通常の通信手順における画情報の
送信前のNSS及びTCF(トレーニングチェック)の
送信を省略し、通信手順の実行時間短縮を図ることがで
きる。但し、上記高速モード通信手順では、送信機と受
信機とで所定の信号等の送受信を行った後所定のインタ
ーバル時間が経過しても次の信号等の送受信が行われな
い場合、何らかの不具合が発生したとみなし、通常の通
信手順への切替えや通信中止等の対応が実行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
高速モード通信手順では、受信機からのCFRを受信し
た時点から所定のインターバル時間以内に画情報等(送
信データ)を送信できることが前提となっている。従っ
て、送信データが送信可能となるまでに時間を要するフ
ァクシミリ通信形態、例えば相手機がファクシミリ装置
であることを確認してから若しくは相手のファクシミリ
装置の受信能力を確認してから送信データを読み込む通
信形態又は読み込んだデータを変換する必要のある通信
形態等、具体的には手動送信、リアルタイム送信、アラ
ーム機能送信等の通信形態に対しては、上記の高速モー
ド通信手順を実行できないという不都合が生ずる虞れが
ある。
【0005】本発明は、上記問題点を解消するために成
されたもので、送信データが送信可能となるまでに時間
を要するファクシミリ通信形態においても高速モード通
信手順を実行可能なファクシミリ通信方法及びファクシ
ミリ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、ファクシミリ装置における送
信機から受信機へ送信すべき送信データを送信するため
の通信情報を含む制御信号が送信され、該制御信号を受
信した受信機から所定のレスポンス信号が前記送信機へ
送信された後、該送信機から前記送信データを前記通信
情報に従って前記受信機へ送信するファクシミリ通信方
法であって、前記送信機は、前記受信機からのレスポン
ス信号を受信した時点で前記送信データが送信可能であ
るか否かを判断し、該送信データが送信可能と判断され
るまで前記制御信号の送信を繰り返し、該送信データが
送信可能と判断されると該送信データを送信する、こと
を特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の発明は、送信すべき
送信データ及び該送信データを送信するための通信情報
を含む制御信号を相手機へ送信する送信手段と、該制御
信号を受信した相手機からの所定のレスポンス信号を受
信するレスポンス受信手段と、を備えたファクシミリ装
置であって、前記送信手段により前記制御信号を送信さ
せると共に、前記レスポンス受信手段により前記レスポ
ンス信号を受信した時点で前記送信データが送信可能で
あるか否かを判断し、該送信データが送信可能でない場
合に前記送信手段により前記制御信号を相手機へ送信さ
せ、該送信データが送信可能である場合に前記送信手段
により該送信データを前記通信情報に従って相手機へ送
信させる第1の制御手段、を更に備えたことを特徴とす
る。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、前記第1の制御手段は、前記送信手
段により前記送信データを送信するための通信情報を含
む制御信号を送信させる前に送信データが送信可能であ
るか否かを判断し、該送信データが送信可能でない場合
に、予め定められた仮の通信情報を含む制御信号を送信
させることを特徴とする。
【0009】更に、請求項4記載の発明は、相手機から
の制御信号及び送信データを受信する受信手段と、相手
機へ所定のレスポンス信号を送信するレスポンス送信手
段と、を備えたファクシミリ装置であって、前記受信手
段により前記相手機からの制御信号が受信される度に、
前記レスポンス送信手段により前記所定のレスポンス信
号を送信させると共に、前記相手機からの送信データが
送信されてきた場合に、当該送信データが送信されてき
た時点に最も近い時期で受信された制御信号に含まれた
通信情報に従って前記受信手段により前記相手機からの
送信データを受信させる第2の制御手段、を更に備えた
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、送信機から送信すべ
き送信データを送信するための通信情報を含む制御信号
が受信機へ送信される。該制御信号が受信機に受信され
ると、受信機から所定のレスポンス信号が送信機へ送信
される。送信機は、該レスポンス信号を受信した時点で
送信データが送信可能であるか否かを判断する。該送信
データが送信可能でない場合、送信機は再び制御信号を
受信機へ送信し、受信機は該制御信号を受信すると所定
のレスポンス信号を送信機へ送信する。送信機は該レス
ポンス信号を受信すると、送信データが送信可能である
か否かを再度判断する。その後、送信機は該送信データ
が送信可能と判断されるまで上記のように制御信号の送
信を繰り返し、一方の受信機も該制御信号を受信する度
に所定のレスポンス信号の送信を繰り返す。そして、送
信データが送信可能と判断されると、送信機は送信デー
タを受信機へ送信する。
【0011】これにより、送信データが送信可能になる
までに時間を要するファクシミリ通信形態においても、
送信データが送信可能になるまで送信機から受信機への
制御信号の送信と受信機から送信機へのレスポンス信号
の送信とが継続されるので、送信データを送信する前に
所定のインターバル時間が経過し(タイムアウトとな
り)通常の通信手順への切替え等が実行されることが回
避され、高速モード通信手順を実行することができる。
【0012】上記請求項1に記載したファクシミリ通信
方法を実現する送信側のファクシミリ装置(送信機)と
して、請求項2記載のファクシミリ装置を用いることが
できる。
【0013】即ち、請求項2記載の発明では、第1の制
御手段は送信手段に送信データを送信するための通信情
報を含む制御信号を相手機へ送信させる。しかる後、該
制御信号を受信した相手機からの所定のレスポンス信号
がレスポンス受信手段により受信されると、第1の制御
手段は送信データが送信可能であるか否かを判断する。
該送信データが送信可能でない場合、第1の制御手段は
送信手段により前記制御信号を相手機へ送信させる。し
かる後、該制御信号を受信した相手機からの所定のレス
ポンス信号がレスポンス受信手段により再び受信される
と、第1の制御手段は送信データが送信可能であるか否
かを再度判断する。そして再び該送信データが送信可能
でない場合、第1の制御手段は送信手段により前記制御
信号を相手機へ送信させる。このように第1の制御手段
は送信データが送信可能となるまで、送信手段により前
記制御信号を相手機へ送信させ続ける。そして、送信デ
ータが送信可能となると、第1の制御手段は該送信デー
タを前記制御信号に含まれた通信情報に従って送信手段
により相手機へ送信させる。
【0014】なお、請求項3記載の発明では、第1の制
御手段が、送信データを送信するための通信情報を含む
制御信号を送信させる前に、送信データが送信可能であ
るか否かを判断し、送信データが送信可能でない場合、
予め定められた仮の通信情報を含む制御信号を送信させ
る。これにより、送信すべき送信データのみならず該送
信データを送信するための通信情報を含む制御信号も送
信可能となるまでに時間を要する通信形態であっても、
送信データが送信可能になるまで送信機から受信機への
制御信号の送信と受信機から送信機へのレスポンス信号
の送信とを継続することができる。そして、送信データ
が送信可能になると、該送信データを送信するための通
信情報を含む制御信号を相手機へ送信させ、しかる後相
手機からのレスポンス信号が受信されると、送信データ
を相手機へ送信させることができる。
【0015】従って、請求項3記載の発明によれば、送
信すべき送信データのみならず該送信データを送信する
ための通信情報を含む制御信号も送信可能となるまでに
時間を要する通信形態においても、高速モード通信手順
を実行することができる。
【0016】一方の受信側のファクシミリ装置(受信
機)には、請求項4記載のファクシミリ装置を用いるこ
とができる。
【0017】即ち、請求項4記載の発明では、第2の制
御手段は受信手段により相手機からの制御信号が受信さ
れる度に、レスポンス送信手段により所定のレスポンス
信号を送信させる。相手機からの送信データが送信され
てきた場合には、当該送信データが送信されてきた時点
に最も近い時期で受信された制御信号に含まれた通信情
報に従って相手機からの送信データを受信させる。
【0018】このように、相手機からの制御信号を繰り
返し受信することができ、相手機からの送信データが送
信されてきた場合には、当該送信データが送信されてき
た時点に最も近い時期で受信された(最後に受信され
た)制御信号に含まれた通信情報に従って該相手機から
の送信データを受信することができるので、相手機が前
述した請求項3記載の発明のように送信データを送信す
るための通信情報を含む制御信号が送信可能になるまで
仮の通信情報を含む制御信号を送信するファクシミリ装
置であっても、高速モード通信手順を実行することがで
きる。
【0019】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0020】図1に本実施例のファクシミリ装置10全
体の構成図を示す。このファクシミリ装置10は、該フ
ァクシミリ装置10全体の制御処理を行うCPU12、
制御プログラム実行時に使用するワークエリアとしての
RAM16、ファクシミリ装置10を操作するための表
示及び操作スイッチが設けられた操作表示装置20、送
信原稿を読取る読取装置22、受信画像等を印刷して出
力する印字装置24、符合化・復合化・拡大・縮小等の
画像処理を行う画像処理装置26、送信する画情報また
は受信した画情報を格納する画像蓄積装置28、ファク
シミリ装置10全体を制御するプログラムや後述する送
信データに関するデフォルト情報等を記憶したROMで
構成されたシステム制御部14、ディジタル網(例え
ば、ISDN網)に適した通信(例えば、G4)を制御
するためのプログラムを記憶したROMから構成された
第1の通信制御部30、アナログ網(例えば、公衆電話
回線網)に適した通信(例えば、G3)を制御するため
のプログラムを記憶したROMから構成された第2の通
信制御部32、ディジタル網へ接続するためのディジタ
ル網制御装置38、及び切換えによって複数の外部回線
インターフェースと複数の内部通信回路とを接続するた
めの回線切換え制御装置36を備えており、これらはシ
ステムバス18により相互に接続されている。
【0021】また、第1の通信制御部30は直接回線切
換え制御装置36と相互に接続され、第2の通信制御部
32は低速モードと高速モードとを備えたモデム(変復
調装置)34を介して回線切換え制御装置36と相互に
接続されている。そして、回線切換え制御装置36は、
ディジタル網制御装置38及びアナログ網制御装置40
と相互に接続されている。
【0022】上記の構成のファクシミリ装置10は、上
記と同一の構成のファクシミリ装置、アナログ網にのみ
接続可能なファクシミリ装置、ディジタル網にのみ接続
可能なファクシミリ装置等の相手機と回線を介して接続
される。このファクシミリ装置10をアナログ網にのみ
接続する場合には、第1の通信制御部30及びディジタ
ル網制御装置38を省略することができ、また、ディジ
タル網にのみ接続する場合には、第2の通信制御部3
2、モデム34及びアナログ網制御装置40を省略する
ことができる。
【0023】本実施例のファクシミリ装置では、送信時
には次の(1)〜(3)の場合に短縮プロトコルモード
に移行する。 (1)相手機に短縮プロトコル受信能力有りと記憶さ
れ、かつ相手機が極性反転検知機能を実装している場合
で、極性反転が検出された場合(送信時移行ケース
1)。 (2)(1)において極性反転が検出される前にCED
(被呼端末識別信号)を検知した場合、また、相手機に
短縮プロトコル受信能力有りと記憶され、かつ相手機が
極性反転検知機能を実装していない場合で、CNG(コ
ーリング・トーン)を送出(送信)しながらCEDの検
知を行い、CEDを検知した場合(送信時移行ケース
2)。 (3)相手機に短縮プロトコル受信能力無しと記憶され
ている場合で、CNGを送出しながらCEDまたはコマ
ンドの検出を行い、受信した自社機のNSF(非標準機
能識別信号)から短縮プロトコル受信能力が有ると判断
された場合(送信時移行ケース3)。
【0024】また、受信時には、次の(1)〜(3)の
場合に短縮プロトコルモードに移行する。 (1)着呼してからCED送出までの間に、短縮プロト
コルモードへの移行を指示する信号を受信した場合(受
信時移行ケース1)。 (2)着呼してから短縮プロトコルモードへの移行を指
示する信号を受信せずにCEDを送出しなければならな
い場合で、CEDを送出しながら短縮プロトコルモード
への移行を指示する信号を受信し、CED送出を停止し
たた場合(受信時移行ケース2)。 (3)着呼してから短縮プロトコルモードへの移行を指
示する信号を受信せずにCEDを送出しなければならな
い場合で、CEDを送出しながら短縮プロトコルモード
への移行を指示する信号の受信をチェックしたが短縮プ
ロトコルモードへの移行を指示する信号を受信せずにC
ED送出を停止した場合で、短縮プロトコル受信能力有
りを示すNSFとDIS(ディジタル識別信号)とを送
出し、これに応じて短縮プロトコルモードへの移行を指
示する信号を受信した場合(受信時移行ケース3)。
【0025】次に短縮プロトコルの基本的な手順を図2
〜図10を参照して詳細に説明する。まず、図2〜図6
を参照して送信プロトコルについて説明する。
【0026】図2のステップ100で操作表示装置3に
より操作された短縮ダイヤルに応じて、記憶されている
電話番号を読み込んで発呼を行い、ステップ102、1
04で自機のRAM16に操作された短縮ダイヤルに応
じた相手機に短縮プロトコル受信能力有り、と記憶され
ているか否かを判断する。短縮プロトコル受信能力有り
と記憶されているときにはステップ106で後述する送
信フェーズA(図3)を実行する。
【0027】次のステップ108では、短縮プロトコル
モードで送信か否かを判断し、短縮プロトコルモードで
の送信でない場合、すなわち通常の送信モードの場合は
ステップ128へ進み、短縮プロトコルモードで送信の
場合はステップ110で後述する送信フェーズB(図
4)を実行し、ステップ112で短縮プロトコルモード
で送信か否かを判断する。通常の送信モードの場合はス
テップ128へ進み、短縮プロトコルモードで送信の場
合はステップ114で後述する送信フェーズC(図
5)、ステップ116で後述する送信フェーズD(図
6)を各々実行する。
【0028】ステップ118では、送信フェーズCへ移
行するか否かを判断し、肯定の場合にはステップ114
に進み、否定の場合にはステップ120で送信フェーズ
Bへ移行するか否かを判断し、肯定の場合にはステップ
110に進み、否定の場合、すなわちフェーズEへ移行
したときは、ステップ122で低速のDCN(切断命令
信号)を送出して送信を終了する。
【0029】一方、ステップ104で短縮プロトコル受
信能力有りが記憶されていないときは、ステップ124
でCNGを送出し、CNGを送出しながらステップ12
6でCEDまたはコマンドが受信されたか否かを判断
し、肯定の場合には、ステップ128でNSFが受信さ
れたか否かを判断する。NSFが受信された場合には、
ステップ130で自機と同じ製造会社のNSFか否かを
判断し、自機と同じ製造会社のNSFの場合にはステッ
プ132で短縮プロトコルの受信能力が有るか否かを判
断する。短縮プロトコルの受信能力が有る場合には、ス
テップ134で短縮ダイヤルに対応させて短縮プロトコ
ルの受信能力有りとRAM16に記憶すると共に、短縮
プロトコルモードへ移行し、ステップ110へ進む。
【0030】上記ステップ134で短縮プロトコルの受
信能力有りと記憶した後の短縮プロトコルモードへの移
行は、上記送信時移行ケース3(図13)に相当する。
【0031】ステップ128でNSF受信でないと判断
れたとき、すなわちDIS受信のとき、ステップ13
0、132の判断が否定のときは、ステップ136で短
縮ダイヤルに対応させて短縮プロトコルの受信能力無し
とRAM16に記憶し、ステップ138で通常の送信モ
ードへ移行する。
【0032】図3に基づいて上記送信フェーズAを説明
する。ステップ140ではRAM16に記憶されている
情報に基づいて相手機に極性反転機能が有るか否かを判
断し、極性反転機能がある場合には、ステップ142で
CNG送出開始タイマをスタートさせ、ステップ144
で極性反転が検知されたか否かを判断する。極性反転が
検知されない場合には、ステップ146でタイムアウト
と判断されるまで、ステップ144で極性反転を検知す
る。そして、極性反転が検知された場合には、ステップ
156で短縮プロトコルモードへ移行し、後述するよう
に短縮プロトコルを実行する。
【0033】一方、ステップ146でCNG送出開始タ
イマがタイムアウトした場合には、ステップ148でC
NGを送出し、ステップ150で極性反転が検知された
か否かを判断する。そして、極性反転が検知された場合
には、ステップ156で短縮プロトコルモードモードへ
移行し、後述する短縮プロトコルを実行する。
【0034】上記ステップ144、150の極性反転が
検知された場合の短縮プロトコルモードへの移行は、上
記送信時移行ケース1(図11)に相当する。
【0035】ステップ150で極性反転が検知されない
場合には、ステップ152でCEDが受信されたか否か
を判断し、受信された場合には、ステップ156で短縮
プロトコルモードへ移行する。
【0036】ステップ152でCEDが受信されない場
合には、ステップ154で低速コマンドが受信されたか
否を判断し、受信された場合にはステップ164で通常
の送信モードへ移行し、受信されない場合にはステップ
148でCNGの送出を継続する。
【0037】ステップ140で極性反転機能無しと判断
された場合には、ステップ158でCNGを送出し、ス
テップ160でCEDが受信されたか否かを判断する。
CEDが受信された場合には、ステップ156で短縮プ
ロトコルモードへ移行する。
【0038】上記ステップ152、160でCEDが受
信された場合の短縮プロトコルモードへの移行は、上記
送信時移行ケース2(図12)に相当する。
【0039】ステップ160でCEDが受信されない場
合には、ステップ162で低速コマンドが受信されたか
否を判断し、受信された場合にはステップ164で通常
の送信モードへ移行し、受信されない場合にはステップ
158でCNGの送出を継続する。
【0040】図4に基づいて上記送信フェーズBを説明
する。ステップ170でポーリングか否かを判断し、ポ
ーリングの場合はステップ190以降の手順を実行し、
ポーリングで無い場合はステップ172で次に続く高速
NSSコマンド(送信したいパラメータを設定した命令
信号)の伝送速度(通信速度)を示す信号を送出し、ス
テップ174でこの伝送速度で高速NSSを送出し、ス
テップ176で相手機からのレスポンスが受信されたか
否かを判断する。受信側では、このステップ172で送
出される高速NSSコマンドの伝送速度を示す信号を受
信することにより後述するように短縮プロトコルモード
へ移行する。
【0041】レスポンスが受信されたときは、ステップ
178において受信されたレスポンスが高速NSF(受
信能力を設定した識別信号)か否かを判断し、高速NS
Fが受信された場合にはステップ180で短縮プロトコ
ルモードへ移行し、高速NSFが受信されない場合、例
えば、NSF/DIS等の低速コマンドを受信した場合
には、ステップ182で通常の送信モードへ移行する。
【0042】相手機が極性反転機能を実装している場合
には、レスポンス受信を待っている間も極性反転の検知
を行い、レスポンス待ちのタイムアウト及び極性反転を
検知した場合には、ステップ176からステップ184
へ進み、極性反転を検知した場合にはステップ188で
伝送速度の初期値をセットし直し、極性反転を検知しな
い場合にはステップ186でフォールバックパラメータ
をセットしてステップ172へ戻る。
【0043】ポーリングの場合は、ステップ190で次
に続く高速NSC(非標準機能命令信号)コマンドの伝
送速度を示す信号を送出し、ステップ192でこの速度
で高速NSSを送出し、ステップ194で相手機からの
レスポンスが受信されたか否かを判断する。レスポンス
が受信されたときは、ステップ196で相手機からの高
速NSSが受信されたか否かを判断し、高速NSSが受
信された場合にはステップ192で後述する受信フェー
ズB(図8)を実行し、高速NSSが受信されない場
合、例えば、NSF/DIS等の低速コマンドを受信し
た場合には、ステップ200で通常の送信モードへ移行
する。
【0044】上記と同様に、相手機が極性反転機能を実
装している場合には、レスポンス受信を待っている場合
も極性反転の検知を行い、レスポンス待ちのタイムアウ
ト及び極性反転を検知した場合には、ステップ194か
らステップ202へ進み、極性反転を検知した場合には
ステップ206で伝送速度の初期値をセットし直し、極
性反転を検知しない場合にはステップ204でフォール
バックパラメータをセットしてステップ190へ戻る。
【0045】図5に基づいて上記送信フェーズCを説明
する。送信フェーズCでは、ECMによるフレームに分
割し、第1フレーム(フレーム番号0)に第1フレーム
に続く第2フレーム以降の画情報を示すパラメータまた
はNSSの情報を設定し、第2フレーム以降に画情報
(例えば、1フレームに1ページの画情報)を設定して
送出する。
【0046】ステップ210で画情報の再送か否かを判
断し、再送の場合にはステップ212において再送対象
の画情報をフレームに設定して送出し、ステップ214
で再送終了と判断されると、ステップ222に進む。
【0047】画情報の再送でない場合は、ステップ21
6でフレーム番号0に先に送出したNSSの情報を設定
して送出する。この場合、フレーム番号0に設定する情
報は、先に送出したNSSの情報そのものでもよいし、
送出しようとしている画情報を示すパラメータのみでも
よい。このように、NSSやパラメータを画情報として
送出しているので、高速に送信することができる。ステ
ップ218では、画情報を第2フレーム以降に設定して
送出し、ステップ220で画情報送信終了と判断される
と、ステップ222に進む。
【0048】ステップ222では、ファクシミリインフ
ォメーションフィールドにポストメッセージコマンドの
内容を設定したRCPフレームを送出し、次のレスポン
スコマンド待ちのフェーズDに進む。
【0049】図6に基づいてこの送信フェーズDを説明
する。ステップ230では、相手機からのレスポンスが
受信されたか否かを判断し、レスポンスが受信された場
合には、ステップ232で受信されたレスポンスが低速
MCF(メッセージ確認信号)コマンドか否かを判断す
る。レスポンスが受信されない場合には、レスポンスが
受信されるまでステップ250で低速P.M.C(ポス
トメッセージコマンド)、例えばPPS・QまたはPP
S・PriQを送出する。
【0050】ステップ232で受信されたレスポンスが
低速MCFであると判断された場合には、ステップ24
2においてRCPに設定して送出したP.M.Cの内容
に基づいて次に送信フェーズC、B、Eのいずれに移行
するかを判断し、判断結果に基づいてステップ244で
送信フェーズCへ移行し、ステップ246で送信フェー
ズBへ移行し、ステップ248で送信フェーズEへ移行
する。
【0051】ステップ232で受信されたレスポンスが
低速MCFでないと判断された場合には、ステップ23
4で受信されたレスポンスが低速PPRであるか否かを
判断し、低速PPRでない場合にはステップ236で受
信されたレスポンスが低速PIP(手順中断肯定信号)
であるかを判断する。受信されたレスポンスが低速PI
Pである場合には、ステップ238でラインホールド手
順を実行した後ステップ242へ進み、受信されたレス
ポンスが低速PIPでない場合には、ステップ240で
エラー処理を実行した後ステップ242へ進む。
【0052】ステップ234で受信されたレスポンスが
低速PPRであると判断された場合は、ステップ252
でCTCの送出が必要か否かを判断し、必要な場合には
ステップ256で低速CTRが受信されたと判断される
まで、ステップ254で低速CTCを送出し、低速CT
Rが受信された場合にはステップ258で送信フェーズ
Cへ移行する。
【0053】ステップ252でCTCの送出が不必要と
判断された場合には、ステップ260でEORの送出が
必要か否かを判断し、不要の場合にはステップ242へ
進み、必要な場合にはステップ262で低速EORを送
出した後、ステップ264で低速ERRが受信されたか
否かを判断する。低速ERRが受信された場合には、ス
テップ242へ進み、低速ERRが受信されない場合に
は、ステップ266で低速PIN(手順中断否定信号)
が受信されたか否かを判断し、受信された場合にはステ
ップ268でラインホールド処理を行った後、ステップ
242へ進む。
【0054】次に、図7〜図10を参照して受信プロト
コルについて説明する。図7のステップ270で着信が
あったと判断されると、ステップ272で1.8秒のタ
イマをスタートさせ、ステップ274で短縮プロトコル
モードへの移行を指示する信号(高速NSSの伝送速度
を示す信号)を受信したと判断されると短縮プロトコル
モードへ移行し(受信時移行ケース1)、ステップ27
6で受信フェーズB(図8)、ステップ278で受信フ
ェーズC(図9)、ステップ280で受信フェーズD
(図10)を各々実行する。ステップ282で受信フェ
ーズCへの移行と判断されるとステップ278へ戻って
受信フェーズCを実行し、ステップ284で受信フェー
ズBへの移行と判断されるとステップ276へ戻って受
信フェーズBを実行する。そして、受信フェーズB、
C、D、Eを実行した後、ステップ286で低速DCN
を受信して受信を終了する。
【0055】ステップ274で短縮プロトコルモードへ
の移行を指示する信号が受信されていないと判断された
ときは、ステップ288でCNGが受信されたか否かを
判断する。CNGが受信されないときは、ステップ29
0でタイムアウトと判断されるまでステップ274、2
88の判断を繰り返す。
【0056】CNGが受信されたとき、及びタイムアウ
トになったときは、ステップ292でCEDを送出し、
ステップ294で短縮プロトコルモードへの移行を指示
する信号が受信されたか否かを判断する。短縮プロトコ
ルモードへの移行を指示する信号が受信されたときは、
ステップ296でCEDの送出を停止した後短縮プロト
コルモードへ移行して(受信時移行ケース2)ステップ
276へ進み、短縮プロトコルモードへの移行を指示す
る信号が受信されないときは、ステップ298でCED
送出終了か否かを判断する。CED送出終了でない場合
は、ステップ292へ戻ってCEDの送出を継続し、C
ED送出終了の場合は、ステップ00でNSF/DIS
を送出した後、ステップ302で短縮プロトコルモード
への移行を指示する信号が受信されたか否かを判断す
る。短縮プロトコルモードへの移行を指示する信号が受
信されたときは短縮プロトコルモードへ移行して(受信
時移行ケース3)ステップ276へ進み、短縮プロトコ
ルモードへの移行を指示する信号を受信していないとき
は、ステップ304で通常の受信モードへ移行する。
【0057】図8に基づいて上記受信フェーズBを説明
する。ステップ310で送信機から受信した信号が示す
伝送速度の高速NSSコマンドが受信されたと判断され
ると、ステップ312で画情報の最高許容伝送速度を設
定した高速NSFを送出し、画情報受信フェーズCへ移
行する。この画情報の最高許容伝送速度の決定手順につ
いては後述する。
【0058】高速NSSが受信されないときは、ステッ
プ314で高速NSCが受信されたか否かを判断し、受
信されない場合はステップ310へ戻り、受信された場
合はステップ316でラインホールドか否かを判断し、
ラインホールドでない場合はステップ320でエラー終
了処理を行い、ラインホールドの場合はステップ318
で図4の送信フエーズBを実行する。
【0059】図9に基づいて上記受信フェーズCを説明
する。受信フェーズCでは、ECMによるフレームに分
割されて送出されてくる画情報を受信する。フレーム構
成は、送信の場合で説明したように、第1フレーム(フ
レーム番号0)には、以下に続いて送出されてくる画情
報を示すパラメータが設定され、第2フレーム以降に画
情報が設定されている。
【0060】ステップ322でFCDフレームを受信し
たか否かを判断し、受信しない場合、すなわちファクシ
ミリインフォメーションフィールドにポストメッセージ
コマンドP.M.Cに該当する内容が設定されたRCP
フレームが受信された場合には、ステップ324でRC
PのP.M.Cの内容を解析し、レスポンスコマンドを
送出するフェーズDへ移行する。
【0061】FCDフレームを受信した場合には、ステ
ップ326でフレーム番号0(第1フレーム)を受信し
たか否か、すなわちNSSの情報を受信したか否かを判
断し、受信した場合にはステップ328でNSSの情報
を解析し、フレーム番号0を受信しない場合、すなわち
フレーム番号1以降(第2のフレーム以降)を受信した
場合には、受信した画情報を画像蓄積装置28に蓄積
し、ステップ332でフレーム受信終了か否かを判断す
る。フレーム受信終了の場合はフェーズDへ移行し、フ
レーム受信終了でない場合は上記の手順を繰り返す。
【0062】次に図10に基づいて上記受信フェーズD
を説明する。ステップ340でRCPフレームを受信し
ているか否かを判断し、RCPフレームを受信していな
い場合にはステップ342で低速コマンドが受信された
と判断されるまで待機し、RCPフレームを受信してい
る場合にはステップ344でFCDフレームの受信状態
の確認を行い、良好ならばステップ346でラインホー
ルドか否かを判断し、ラインホールドならばステップ3
48でラインホールド手順を実行し、ラインホールドで
ない場合にはステップ350で低速MCFを送出した
後、ステップ352へ進む。
【0063】ステップ352では、受信したRCPフレ
ームに設定されたP.M.Cに基づいて次の手順が受信
フェーズC、B、Eのいずれであるかを判断し、判断結
果に基づいてステップ354で受信フェーズCへ移行
し、ステップ356で受信フェーズBへ移行し、ステッ
プ358で受信フェーズEへ移行する。
【0064】ステップ344でFCDフレームの受信状
態が良好でないと判断されたときは、ステップ360で
低速PPRを送出し、ステップ362でCTCが受信さ
れたか否かを判断する。CTCが受信された場合にはス
テップ364で低速CTRを送出した後、ステップ36
6で受信フェーズCへ移行する。
【0065】CTCが受信されない場合には、ステップ
368でEORが受信されたか否かを判断し、受信され
ない場合にはステップ370で受信フェーズCへ移行
し、受信された場合にはステップ372でラインホール
ドか否かを判断し、ラインホールドならばステップ37
4でラインホールド手順を実行し、ラインホールドでな
い場合にはステップ376で低速ERRを送出した後、
ステップ352へ進む。
【0066】上記送受信時の短縮プロトコルモードへ移
行する(1)〜(3)の場合の信号シーケンスを図11
〜図13に示す。図11〜図13において、RCPフレ
ーム(PPS・MPS)はRCPフレーム内にポストメ
ッセージコマンドのPPS・MPSを設定することを示
し、RCPフレーム(PPS・EOP)はRCPフレー
ム内にポストメッセージコマンドのPPS・EOPを設
定することを示し、FCDフレーム(PIX)はFCD
フレームに画情報PIXを設定することを示し、短縮プ
ロトコルモード移行後は共通の動作を行う。
【0067】次に、上述した短縮プロトコルの基本的な
手順に本発明を適用した通信手順について説明する。な
お、以下では上述した短縮プロトコルの基本的な手順に
対して改善がなされた送信フェーズB及び受信フェーズ
Bについてのみ説明し、同一の処理には同一のステップ
番号を付し説明を省略する。
【0068】図14に示すように、送信機側では、送信
フェーズBにおいてステップ166でポーリングか否か
を判断し、ポーリングの場合は図4のステップ190以
降の基本的な手順を実行し、ポーリングでない場合はス
テップ167で画情報等の送信データが有るか無いかを
判定する。なお、この時点において通常のファクシミリ
送信形態では何らかの障害等が無い限り上記送信データ
が無いという事態は起こらないが、以下のような形態に
おいては当該時点において送信データが無いケースが起
こりうる。即ち、相手機がファクシミリ装置であること
を確認してから送信データを読み込む手動送信、相手機
の受信能力を確認した後で送信データの読み込みと該送
信データの送信とを繰り返すリアルタイム送信、読み込
んだデータを変換して送信データを形成する場合にオペ
レータの介在を必要とするアラーム機能送信等のファク
シミリ送信形態が挙げられる。
【0069】上記のような形態でファクシミリ通信が行
われた場合、ステップ167で送信データが無い時に
は、ステップ169へ進み送信データの通信に関する予
め定められたデフォルト情報をシステム制御部14から
読み出し、読み出したデフォルト情報が設定されたNS
S(ダミーNSS)を作成する。なお、上記デフォルト
情報の一例として、ファクシミリ通信がG3モードであ
る場合は、記録紙サイズ:A4、符号化方式:MH、解
像度:8dot ×3.85line/mm という情報等を用いる
ことができる。そして、ステップ172で通信速度を示
す信号を送信した後、ステップ174で上記デフォルト
情報が設定された高速ダミーNSSを送信する(図16
における矢印Aで示すNSSの送信)。
【0070】一方、受信機側では、図15に示すよう
に、送信機からの上記高速ダミーNSSを受信するとス
テップ310で肯定され、ステップ311に進み該ダミ
ーNSSに設定された送信データの通信に関する情報
(ここではデフォルト情報)をRAM16へ書き込む。
なお、この書き込みは、毎回RAM16の予め定められ
た基準メモリアドレスを開始アドレスとして書き込むも
のとする。これにより、ステップ311を複数回実行し
た場合でも、最後に書き込んだ情報のみを有効にするこ
とができる。
【0071】そして、次のステップ312では本発明の
レスポンス信号としての高速NSFを送信する(図16
における矢印Bで示すNSFの送信)。
【0072】次に、送信機側で上記高速NSFを受信す
ると、図14に示すステップ176、178において肯
定され、ステップ179へ進み送信データが有るか無い
かを再度判定する。この時点でも未だ送信データが無い
場合は、ステップ169へ戻り、上記のように送信デー
タの通信に関するデフォルト情報の読み出し及び該デフ
ォルト情報が設定されたダミーNSSの作成を再度行
い、ステップ174で当該高速ダミーNSSを受信機へ
再送する(図16における矢印Cで示すNSSの送
信)。
【0073】一方、受信機側では、上記高速ダミーNS
Sを受信すると、図15に示すステップ313の高速N
SSの受信判定で肯定され、前述したステップ311へ
戻る。そして次のステップ312では、高速NSFを再
度送信機へ送信する(図16における矢印Dで示すNS
Fの送信)。次に、送信機側で上記高速NSFを受信す
ると、図14に示すステップ176、178において肯
定され、ステップ179へ進み送信データが有るか無い
かを再度判定する。この時点で送信データが有る場合
は、ステップ180で短縮プロトコルモードへ移行した
後、図14の送信フェーズBの処理を終了し、前述した
図5に示す送信フェーズCの処理を実行する。図5のス
テップ210の判定で否定された後ステップ216へ進
み、NSSの情報、即ち送信データの通信に関する情報
(例えば記録紙サイズ:A3、符号化方式:MMR、解
像度:400ppi×400ppi )をフレーム番号0に設
定して受信機へ送信する(図16における矢印Eで示す
NSSの送信、実際はNSSの情報を含むフレーム番号
0の送信)。
【0074】一方、受信機側は、このフレーム番号0を
受信することにより、送信データの通信に関する情報を
得ることができ、該送信データの通信に関する情報に基
づいて送信データを短縮プロトコルモードで正常に受信
することができる。
【0075】以上の説明から明らかなように、本実施例
によれば、前述した手動送信、リアルタイム送信、アラ
ーム機能送信等のファクシミリ送信形態においても、所
定の送信データを該送信データの通信に関する情報に基
づいて短縮プロトコルモードで正常に通信(送受信)す
ることができる。
【0076】なお、上記実施例では、送信データに関す
る情報が設定された制御信号にNSSを用い、該NSS
を受信した受信機からのレスポンス信号にNSFを用い
た例を示したが、本発明はこれらに限定されるものでは
なく、上記の制御信号又はレスポンス信号にはユニーク
なコマンドやトーン信号等を用いても良い。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2に
記載の発明によれば、送信データが送信可能になるまで
に時間を要するファクシミリ通信形態においても、高速
モード通信手順を実行することができる、という効果が
ある。
【0078】また、請求項3及び4に記載の発明によれ
ば、送信すべき送信データのみならず該送信データを送
信するための通信情報を含む制御信号も送信可能となる
までに時間を要する通信形態においても、高速モード通
信手順を実行することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のファクシミリ装置を示すブロ
ック図である。
【図2】基本的な送信プロトコルの制御ルーチンを示す
流図である。
【図3】送信フェーズAの制御ルーチンを示す流図であ
る。
【図4】送信フェーズBの制御ルーチンを示す流図であ
る。
【図5】送信フェーズCの制御ルーチンを示す流図であ
る。
【図6】送信フェーズDの制御ルーチンを示す流図であ
る。
【図7】基本的な受信プロトコルの制御ルーチンを示す
流図である。
【図8】受信フェーズBの制御ルーチンを示す流図であ
る。
【図9】受信フェーズCの制御ルーチンを示す流図であ
る。
【図10】受信フェーズDの制御ルーチンを示す流図で
ある。
【図11】送受信時の短縮プロトコルモード移行ケース
1の短縮プロトコル手順の信号シーケンスを示す線図で
ある。
【図12】送受信時の短縮プロトコルモード移行ケース
2の短縮プロトコル手順の信号シーケンスを示す線図で
ある。
【図13】送受信時の短縮プロトコルモード移行ケース
3の短縮プロトコル手順の信号シーケンスを示す線図で
ある。
【図14】本実施例に係る送信フェーズBの制御ルーチ
ンを示す流図である。
【図15】本実施例に係る受信フェーズBの制御ルーチ
ンを示す流図である。
【図16】本実施例に係る信号シーケンスを示す線図で
ある。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置 12 CPU 16 RAM 20 操作表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 昌宏 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 榊 浩亮 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 川畑 広隆 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ装置における送信機から受
    信機へ送信すべき送信データを送信するための通信情報
    を含む制御信号が送信され、該制御信号を受信した受信
    機から所定のレスポンス信号が前記送信機へ送信された
    後、該送信機から前記送信データを前記通信情報に従っ
    て前記受信機へ送信するファクシミリ通信方法であっ
    て、 前記送信機は、前記受信機からのレスポンス信号を受信
    した時点で前記送信データが送信可能であるか否かを判
    断し、該送信データが送信可能と判断されるまで前記制
    御信号の送信を繰り返し、該送信データが送信可能と判
    断されると該送信データを送信する、 ことを特徴とするファクシミリ通信方法。
  2. 【請求項2】 送信すべき送信データ及び該送信データ
    を送信するための通信情報を含む制御信号を相手機へ送
    信する送信手段と、 該制御信号を受信した相手機からの所定のレスポンス信
    号を受信するレスポンス受信手段と、 を備えたファクシミリ装置であって、 前記送信手段により前記制御信号を送信させると共に、
    前記レスポンス受信手段により前記レスポンス信号を受
    信した時点で前記送信データが送信可能であるか否かを
    判断し、該送信データが送信可能でない場合に前記送信
    手段により前記制御信号を相手機へ送信させ、該送信デ
    ータが送信可能である場合に前記送信手段により該送信
    データを前記通信情報に従って相手機へ送信させる第1
    の制御手段、 を更に備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御手段は、前記送信手段に
    より前記送信データを送信するための通信情報を含む制
    御信号を送信させる前に送信データが送信可能であるか
    否かを判断し、該送信データが送信可能でない場合に、
    予め定められた仮の通信情報を含む制御信号を送信させ
    ることを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 相手機からの制御信号及び送信データを
    受信する受信手段と、 相手機へ所定のレスポンス信号を送信するレスポンス送
    信手段と、 を備えたファクシミリ装置であって、 前記受信手段により前記相手機からの制御信号が受信さ
    れる度に、前記レスポンス送信手段により前記所定のレ
    スポンス信号を送信させると共に、前記相手機からの送
    信データが送信されてきた場合に、当該送信データが送
    信されてきた時点に最も近い時期で受信された制御信号
    に含まれた通信情報に従って前記受信手段により前記相
    手機からの送信データを受信させる第2の制御手段、 を更に備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
JP7013866A 1995-01-31 1995-01-31 ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 Pending JPH08204931A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035481A (ja) * 2006-06-27 2008-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信方法及び通信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035481A (ja) * 2006-06-27 2008-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信方法及び通信装置

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