JPH0823428A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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Publication number
JPH0823428A
JPH0823428A JP6179789A JP17978994A JPH0823428A JP H0823428 A JPH0823428 A JP H0823428A JP 6179789 A JP6179789 A JP 6179789A JP 17978994 A JP17978994 A JP 17978994A JP H0823428 A JPH0823428 A JP H0823428A
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JP
Japan
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procedure
dtmf
command
frequency signal
signal
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Application number
JP6179789A
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English (en)
Inventor
Takashi Sakayama
隆志 坂山
Kosuke Sakaki
浩亮 榊
Hideki Fujii
秀樹 藤井
Yoshihiro Maei
佳博 前井
Yoshiaki Tezuka
芳明 手塚
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画情報の送出後にもDTMF信号による制御
手順を実行可能なファクシミリ装置を提供すること。 【構成】 ファクシミリ装置において、多重周波信号に
よる命令を送受信する送受信手段と、G3プロトコルに
おけるラインホールド(扱者介入)手順中、モード変更
手順中もしくは切断手順中に、多重周波信号による手順
を実行する通信制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関
し、特に画情報の送出後に多重周波信号による命令信号
を送受信する機能を備えたファクシミリ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリの通信手順として
は、ITU−T勧告T.30に基づき標準化されたいわ
ゆるG3手順が広く用いられている。また標準の手順に
含まれない機能のネゴシエーションを行うためにNSF
(非標準機能識別信号)、NSC(非標準機能命令信
号)、NSS(非標準機能設定信号)等の信号が定義さ
れている。しかし、これらの信号の内容はメーカー毎に
固有のフォーマットあるいはコードを用いており、他社
機同士ではネゴシエーションができなかった。
【0003】一方、ファクシミリ装置において、DTM
F(デュアルトーンマルチフレケンシー)信号、即ちい
わゆるPB信号の送受信機能を備え、このDTMF信号
により通信機能の制御を行う技術が提案されている(特
開昭63−104572号公報、特開昭63−3006
69号公報、特開平2−50560号公報、特開平3−
260875号公報等参照)。これらの従来例は、DT
MF制御手順を実行後に通常のファクシミリ制御手順を
実行し、画情報の送受信を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のフ
ァクシミリ装置においては、DTMF制御手順は接続時
の1回のみ実行されるものであり、ページ毎にDTMF
制御手順を実行することができないという問題点があっ
た。本発明の目的は、前記のような従来技術の問題点を
解決し、画情報の送出後にもDTMF信号による制御手
順を実行可能なファクシミリ装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ファクシ
ミリ装置において、多重周波信号による命令を送受信す
る送受信手段と、G3プロトコルにおけるラインホール
ド手順中に、多重周波信号による手順を実行する通信制
御手段とを備えたことを特徴とする。第2の発明は、フ
ァクシミリ装置において、多重周波信号による命令を送
受信する送受信手段と、G3プロトコルにおけるモード
変更手順中に、多重周波信号による手順を実行する通信
制御手段とを備えたことを特徴とする。第3の発明は、
第1あるいは第2の発明において、更に、多重周波信号
による命令に対する応答を検出する手段と、時間を計測
するタイマ手段とを備え、前記通信制御手段は、送出し
た多重周波信号による命令に対する応答が、所定時間内
に検出されない場合には通常のファクシミリ制御手順を
実行することを特徴とする。
【0006】第4の発明は、第1の発明において、更
に、ラインホールド命令に対する応答を検出する手段
と、時間を計測するタイマ手段とを備え、前記通信制御
手段は、ラインホールド命令に対する応答を検出した場
合に多重周波信号による手順を実行し、多重周波信号に
よる命令に対する応答が、所定時間内に検出されない場
合には通常のファクシミリ手順を続行することを特徴と
する。第5の発明は、ファクシミリ装置において、多重
周波信号による命令を送受信する送受信手段と、G3プ
ロトコルにおける切断手順中に、多重周波信号による手
順を実行する通信制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】第6の発明は、第5の発明において、更
に、多重周波信号による命令に対する応答を検出する手
段と、時間を計測するタイマ手段とを備え、前記通信制
御手段は、多重周波信号による命令に対する応答が、所
定時間内に検出されない場合には切断命令信号を再送す
ることを特徴とする。第7の発明は、第1、第2あるい
は第5の発明において、更に、多重周波信号による命令
に対する応答を検出する手段と、時間を計測するタイマ
手段とを備え、前記通信制御手段は、多重周波信号によ
る命令に対する応答が、所定時間内に検出されない場合
には回線を切断することを特徴とする。
【0008】
【作用】第1発明においてはラインホールド手順中に、
第2発明においてはモード変更手順中に、第5発明にお
いては切断手順中に、それぞれ多重周波信号による手順
を実行するように構成したので、1ページ画情報を送出
するたびに多重周波手順を実行可能となり、よりきめ細
かな制御が可能となる。更に、第3発明においては多重
周波信号に対する応答を検出しない場合には、また第4
発明においてはラインホールド要求に対する応答および
多重周波信号に対する応答のいずれかを検出しない場合
には、通常のファクシミリ手順を実行することにより、
少なくとも通常の機能の通信は実行可能となる。第6発
明においては、多重周波信号に対する応答が無い場合に
は、相手装置が切断信号を受信できていない可能性があ
るので、切断信号を再送信することにより受信側を多重
周波検知可能なモードに移行させ、多重周波制御を可能
にすることができる。第7の発明においては、多重周波
信号に対する応答を検出しない場合には切断手順を実行
することにより、所望でない機能による無駄な通信を行
うことなく、通信を切断できる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図2は本発明のファクシミリ装置の実施例
の構成を示すブロック図である。CPU1は、ファクシ
ミリ装置全体の制御処理、およびファクシミリ伝送制御
手順処理を行う。RAM2は制御プログラムのワークエ
リヤとして使用されるメモリである。操作表示装置3
は、ファクシミリ装置を操作するための各種スイッチ、
あるいはLCD、LEDなどの表示装置からなる。読取
装置4は、例えばCCDイメージセンサ等を用いて送信
原稿を読み取る装置である。印字装置5は受信画像デー
タ等をプリントする装置である。画像処理装置6は、画
像信号と伝送用符号間の符号化、復号化(圧縮、伸張)
を行う。画像蓄積装置7は画情報データを格納する記憶
装置である。システム制御部8はファクシミリ全体を制
御するプログラムが格納されたROMからなる。
【0010】通信制御部9は、G3あるいはG4のファ
クシミリの通信制御プログラム、およびモデム10、D
TMF制御装置11、網制御装置12とのインターフェ
ース回路からなる。モデム10は、伝送手順信号用の低
速モデム(V21)と画情報の送受信用の高速モデム
(V27ter 、V29、V33、V17など)機能を備
えた変復調装置である。DTMF制御装置11はDTM
F信号(PB信号)の送受信機能を備えており、この装
置はDTMF信号によるコマンドの送出と共にPB回線
のダイヤル時にも使用される。なおモデム10がDTM
F信号送受信機能を備えていれば、このDTMF制御装
置11は不要である。網制御装置12は電話網やISD
Nの回線とのインターフェース回路であり、自動発着信
機能を備えている。システムバス13は装置内の各回路
間でデータの転送を行うためのものである。
【0011】つぎにデータについて説明する。図3
(a)はRAM2内にある、送信すべきDTMFコード
を記憶するDTMFコード記憶部の内容の一例を示す説
明図である。図においては、「002#1##$!#0
01*0**$」というコードがASCIIコードで記
憶されている例が示されている。この実施例において
は、「!」はDTMFコードの区切りを示し、1回のD
TMF手順においては、!マークの直前までのDTMF
コードが送信され、!マーク以降のDTMFコードは画
情報の送信後の次のDTMF手順において送信される。
「$」は、自装置に対して、一旦DTMF信号の送出を
中断して、相手装置からの確認信号の受信を待ち、受信
後にもし続きのコードがあれば、そのDTMF信号を送
出するように指示するコードであり、送出はされない。
【0012】この実施例においては、親展送信と親展ポ
ーリングの2つのDTMF指示コードが!マークを挟ん
で記憶されている例を示している。最初の「002#1
##$」は親展送信を表しており、「002」は親展ボ
ックス番号、「#」は区切り、「1」は画情報の転送後
に再びDTMF手順を実行する(「0」は実行しない)
ことを表している。「##」はDTMFコマンドの終了
を表し、「$」は前記したように確認信号の受信の指示
である。次のコードブロックは親展ポーリングの指示例
であり、先頭の「#」は親展ポーリングを、次の「00
1」は親展ボックスのパスワードを表している。「*」
は区切りであり、次の「0」は画情報の転送後にDTM
F手順を実行しない(「1」は実行する)ことを表して
いる。「**」はDTMFコマンドの終了を表し、
「$」は前記したように確認信号の受信の指示である。
なお使用するコードの種類、フォーマット、指示内容等
は任意に決定可能である。
【0013】次に動作を説明する。図1は、予めダイヤ
ル情報およびDTMF制御コードを登録(記憶)してお
き、自動発呼した場合の本発明の送信側ファクシミリ装
置の処理を示すフローチャートである。発呼すると、ス
テップS1においてはダイヤルを行い、ステップS2に
おいては、初期識別信号であるNSF(非標準機能識別
信号)/DIS(デジタル識別信号)信号が受信される
まで待つ。ステップS3においては、図3(a)に示す
DTMFコード記憶部の先頭アドレス(2000H)を
図3(c)に示すDTMFコード送出アドレス記憶部に
記憶する。ステップS4においては、DTMF信号を送
出する。
【0014】図4は、図1のステップS4のDTMF信
号送出処理を示すフローチャートである。ステップS2
0においては、図3(c)のDTMFコード送出アドレ
ス記憶部に記憶されているアドレスに設定されているコ
ードデータをDTMF制御装置11からDTMF信号と
して送出する。ステップS21においては、DTMFコ
ード送出アドレス記憶部に記憶されているアドレスを1
プラスする。ステップS22においては、DTMFコー
ド送出アドレス記憶部に記憶されているアドレスに設定
されているコードデータをチェックする。ステップS2
3においては、ステップS22で読み出したコードが”
$”マーク(相手からの確認信号を待つ制御コード)で
あるか否かが判定され、否定であればステップS20に
戻るが、肯定の場合にはステップS24に移行する。
【0015】ステップS24においては、DTMFコー
ド送出アドレス記憶部に記憶されているアドレスを1プ
ラスする。ステップS25においては、DTMFコード
送出アドレス記憶部に記憶されているアドレスに設定さ
れているコードデータをチェックする。ステップS26
においては、ステップS25で読み出したコードが”
!”マーク(コード列の区切りを示す制御コード)であ
るか否かが判定され、否定であればステップS27に移
行するが、肯定の場合にはステップS28に移行する。
ステップS27においては、図3(b)に示すようなペ
ージ間DTMF記憶部に、ページ間でDTMF信号のや
り取りをしないことを示すコード、例えば00Hをセッ
トする。またステップS28においては、ページ間DT
MF記憶部に、ページ間でDTMF信号のやり取りを行
うことを示すコード、例えば01Hをセットする。ステ
ップS29においては、DTMFコード送出アドレス記
憶部に記憶されているアドレスを1プラスする。
【0016】図1に戻って、ステップS5においては、
確認信号の受信を待つ。ステップS6においては、通常
の画情報前プロトコルを実行する。図5は、図1のステ
ップS6の通常の画情報前プロトコルを示すフローチャ
ートであり、G3手順に基づき、ネゴシエーション、ト
レーニングが行われる。ステップS7においては、画情
報の送出が行われ、ステップS8においては、図3
(b)のページ間DTMF記憶部の内容が1であるか否
かが判定され、結果が肯定であればステップS10に移
行して、後述するページ間DTMF手順が実行される
が、結果が否定でればステップS9に移行する。ステッ
プS9においては、最終ページであるか否かが判定さ
れ、判定結果が肯定であればステップS13に移行する
が、否定であればステップS11に移行する。ステップ
S13においては、通常のフェーズD手順(メッセージ
終了、確認)が行われ、ステップS14においては、回
線が開放される。また、ステップS11においては、通
常の手順に基づき、ポストメッセージコマンドが送出さ
れ、ステップS12においては、応答コマンドを待ち、
コマンドに対応してステップS6(フェーズB)あるい
はステップS7(フェーズC)に移行する。
【0017】図6は、図1のページ間DTMF手順の第
1の実施例を示すフローチャートである。ステップS4
0においては、Rri−MPS(扱者の介在を要求する
マルチページ信号、フェーズCに戻る)またはPri−
EOM(扱者の介在を要求するメッセージ終了信号、フ
ェーズBに戻る)信号を送出する。ステップS41にお
いては、MCF、RTP、RTN信号の内のいずれかを
受信したか否かが判定され、結果が肯定であれば扱者の
介在要求が無視されているので、ステップS42に移行
してDCN信号を送出し、回線を開放する。ステップS
41の判定結果が否定の場合にはステップS43に移行
し、ステップS43においては、PIP(手順中断肯定
信号)あるいはPIN(手順中断否定信号)が受信され
たか否かが判定される。そして、判定結果が否定の場合
にはステップS41に戻るが、肯定の場合にはステップ
S44に移行する。
【0018】ステップS44においては、図4に示すD
TMF信号送出処理が行われる。ステップS45におい
ては、応答監視タイマをスタートさせ、ステップS46
においては、確認信号が受信されたか否かが判定され
る。そして、判定結果が否定の場合にはステップS47
において、タイムアウトであるか否かが判定され、結果
が否定の場合にはステップS46に戻るが、肯定の場合
にはフェーズB手順(ステップS6)に戻る。なおステ
ップS47でタイムアウトした場合には、図6に点線で
示すように、ステップS42に移行して通信を切断して
もよい。ステップS46において確認信号を受信した場
合にはステップS48に移行し、ステップS48におい
ては、ステップS40においてPri−MPS信号を送
出したか否かが判定される。そして結果が肯定であれば
フェーズC手順(ステップS7)に戻るが、否定であれ
ばフェーズB手順(ステップS6)に戻る。
【0019】以上のような処理により、G3プロトコル
におけるラインホールド(扱者介在)手順中に、多重周
波信号による手順を実行することが可能となる。また、
DTMF信号に対する応答が所定時間内に検出されない
場合には、通常の手順を実行することにより、誤動作の
防止が可能である。なお受信側からラインホールド要求
を出してDTMF手順を実行する構成も可能である。
【0020】図7は、図1のページ間DTMF手順の第
2の実施例を示すフローチャートである。ステップS5
0においては、EOM(メッセージ終了信号、フェーズ
Bに戻り、モード変更できる)信号を送出し、ステップ
S51においては、応答コマンドの受信を待つ。ステッ
プS52においては、NSF/DIS信号を受信するま
で待ち、ステップS53においては、図4に示すDTM
F信号送出処理が実行される。ステップS54において
は、応答監視タイマをスタートさせ、ステップS55に
おいては、確認信号が受信されたか否かが判定される。
そして、判定結果が否定の場合にはステップS56にお
いて、タイムアウトであるか否かが判定され、結果が否
定の場合にはステップS55に戻るが、肯定の場合には
ステップS57に移行してDCNを送出し、回線を開放
する。ステップS55において確認信号を受信した場合
にはフェーズB手順(ステップS6)に戻る。なおステ
ップS56においてタイムアウトした場合に、図7に点
線で示すように、フェーズB手順に移行するようにして
もよい。以上のように、モード変更手順を利用してDT
MF手順を実行することができる。なおフェーズBに戻
るコマンドであれば任意のものが使用可能である。
【0021】図8は図1のページ間DTMF手順の第3
の実施例を示すフローチャートである。ステップS60
においては、EOP(手順終了信号)を送出し、ステッ
プS61においては応答コマンドの受信を待つ。ステッ
プS62においては、DCNを送出し、続けてステップ
S63においては、図4に示す処理によりDTMF信号
を送出する。ステップS64においては、応答監視タイ
マをスタートさせ、ステップS65においては、確認信
号が受信されたか否かが判定される。そして、判定結果
が否定の場合にはステップS66において、タイムアウ
トであるか否かが判定され、結果が否定の場合にはステ
ップS65に戻るが、肯定の場合にはステップS62に
戻ってDCNを再送出する。ステップS65において確
認信号を受信した場合にはフェーズB手順(ステップS
6)に戻る。なおステップS66においてタイムアウト
した場合に、図8に点線で示すように、回線開放手順に
移行するようにしてもよい。以上のように、切断手順を
利用してDTMF手順を実行することができる。
【0022】図9は、本発明を適用したファクシミリ装
置の着信時の処理を示すフローチャートである。ステッ
プS70において着信を検出すると、ステップS71に
おいてはCED信号を送出し、ステップS72において
はNSF/DIS信号を送出する。ステップS73にお
いてはファクシミリコマンドを受信したか否かが判定さ
れ、否定の場合にはステップS74においてDTMF信
号を受信したか否かが判定される。判定結果が否定の場
合にはステップS73に戻るが、肯定の場合にはステッ
プS75に移行する。ステップS75においては、図示
しない受信DTMFコード記憶部の先頭アドレスをやは
り図示しないDTMFコード受信アドレス記憶部に記憶
する。ステップS76においては、後述するDTMF信
号解析処理が行われる。
【0023】図10は、図9のステップS76のDTM
F信号解析処理を示すフローチャートである。ステップ
S90においては、DTMFコード受信アドレス記憶部
に記憶されているアドレスにDTMFコードデータを記
憶する。ステップS91においては、”#”コードを受
信したか否かが判定され、肯定の場合にはステップS9
4に移行するが、否定の場合にはステップS92に移行
する。ステップS92においては、”*”コードを受信
したか否かが判定され、肯定の場合にはステップS94
に移行するが、否定の場合にはステップS93に移行す
る。ステップS93においては、DTMF信号により”
#”あるいは”*”コードを直前に受信したか否かを判
定するためのカウンタの値が1であるか否かが判定さ
れ、結果が否定の場合にはステップS96に移行する
が、肯定の場合には、”#”または”*”の次に他のコ
ードを受信したことになり、画情報の転送後に再びDT
MF手順を実行するか否かを示すコードである可能性が
あるので、ステップS97に移行する。
【0024】ステップS97においてはカウンタを0に
クリヤし、ステップS98においては、DTMFコード
受信アドレス記憶部に記憶されているアドレスに記憶さ
れているコードデータを読み出す。ステップS99にお
いては、読み出したデータが”1”であるか否かが判定
され、結果が肯定であればステップS101に移行する
が、否定であればステップS100に移行する。ステッ
プS100においては、図3(b)に示すようなページ
間DTMF記憶部に、ページ間でDTMF信号のやり取
りをしないことを示すコード(00H)をセットする。
またステップS101においては、ページ間DTMF記
憶部に、ページ間でDTMF信号のやり取りを行うこと
を示すコード(01H)をセットする。
【0025】ステップS102においては、DTMFコ
ード受信アドレス記憶部に記憶されているアドレスを1
プラスする。ステップS103においては、DTMF信
号が受信されるまで待って、ステップS90に戻る。ス
テップS93においてカウンタ値が1でない場合にはス
テップS96においてカウンタを0にクリヤしてステッ
プS102に移行する。ステップS94において、カウ
ンタ値が1でない場合にはステップS95に移行し、カ
ウンタを1プラスしてステップS102に移行するが、
カウンタ値が1であった場合には”#”あるいは”*”
を2回連続して受信(終了パターン)したことになるの
で、ステップS104に移行する。ステップS104に
おいてはアドレスを1プラスして、ステップS105に
おいては指示された機能の解析を行う。
【0026】図9に戻って、ステップS77において
は、指示が正常であれば確認信号を送出し、ステップS
72のフェーズB手順に戻る。ステップS73において
コマンドを受信した場合にはステップS78に移行し、
ステップS82までで、通常の手順に従い、ネゴシエー
ション、トレーニング、画情報受信が行われる。ステッ
プS83においては、ページ間DTMF記憶部の内容が
1であるか否かが判定され、肯定であればステップS8
6に移行し、後述するページ間DTMF解析が実行され
るが、否定であればステップS84に移行する。ステッ
プS84においてはEOPが受信されたか否かが判定さ
れ、否定であればステップS85に移行してポストメッ
セージ応答コマンドを送出し、フェーズB手順(ステッ
プS72)あるいはフェーズC手順(ステップS82)
に移行する。またステップS84の判定結果が肯定の場
合にはステップS87に移行して、通常のフェーズD手
順を実行し、ステップS88において回線開放する。
【0027】図11は、図9のステップS86のページ
間DTMF解析処理の第1の実施例を示すフローチャー
トである。この実施例は、図6に示す送信側のページ間
DTMF手順の第1の実施例に対応するものである。ス
テップS110においてはコマンドを受信するまで待
ち、ステップS111においては、受信したコマンドが
Pri−MPS、またはPri−EOMであるか否かが
判定される。そして、判定結果が否定の場合にはステッ
プS112に移行し、通常のフェーズD手順が実行され
るが、肯定の場合にはステップS113に移行する。ス
テップS113においては、PIPまたはPINを送出
し、ステップS114においては、受信DTMFコード
記憶部の先頭アドレスをDTMFコード受信アドレス記
憶部に記憶する。ステップS115においては、DTM
F信号が受信されるまで待ち、ステップS116におい
ては、図10に示すDTMF信号解析処理が実行され
る。ステップS117においては、確認信号を送出し、
ステップS118においては、受信したコマンドがPr
i−MPSであるか否かが判定され、結果が肯定であれ
ばフェーズC手順(ステップS82)に移行し、否定で
あればフェーズB手順(ステップS72)に移行する。
【0028】図12は、ページ間DTMF解析処理の第
2の実施例を示すフローチャートである。この実施例
は、図7に示すページ間DTMF手順の第2実施例に対
応するものである。ステップS120においてはコマン
ドを受信するまで待ち、ステップS121においては、
受信したコマンドがEOMであるか否かが判定される。
そして、判定結果が否定の場合にはステップS123に
移行し、通常のフェーズD手順が実行されるが、肯定の
場合にはステップS122に移行する。ステップS12
2においては、EOMに対する応答コマンドを送出し、
フェーズB手順(ステップS72)に移行する。即ちこ
の実施例においては、ページ間DTMF解析処理は通常
のフェーズD手順を実行している。そしてフェーズBに
戻ったところで、図9のステップS74〜77の処理に
よりDTMF手順を実行する。
【0029】図13は、ページ間DTMF解析処理の第
3実施例を示すフローチャートである。この実施例は、
図8に示す第3の実施例に対応するものである。ステッ
プS130においてはコマンドを受信するまで待ち、ス
テップS131においては、受信したコマンドがEOP
であるか否かが判定される。そして、判定結果が否定の
場合にはステップS132に移行し、通常のフェーズD
手順が実行されるが、肯定の場合にはステップS133
に移行する。ステップS133においては、ポストメッ
セージコマンドを送出し、ステップS134において
は、DCNを受信するまで待つ。ステップS135にお
いては、受信DTMFコード記憶部の先頭アドレスをD
TMFコード受信アドレス記憶部に記憶し、ステップS
136においては、DTMF信号が受信されるまで待
ち、ステップS137においては、図10に示すDTM
F信号解析処理が実行される。ステップS138におい
ては、確認信号を送出し、フェーズB手順(ステップS
72)に移行する。
【0030】図14は、DTMF信号による指示を行う
場合のG3手順を示す手順図である。通常の手順におい
ては、まず送信側ファクシミリ装置が発呼し、受信側フ
ァクシミリ装置に接続されると、受信側ファクシミリは
CED、NSF/DISを送出する。送信側ファクシミ
リはここでDTMF信号により、予め定められたフォー
マットに従って、指示を送出する。受信側ファクシミリ
はDTMF信号が正しいフォーマットで受信されると所
定の周波数の応答信号を返送し、その後はもう一度NS
F/DISの送出からやり直し、通常のG3手順に従っ
て、ネゴシエーション、トレーニング、画情報の転送を
行う。
【0031】図15は、前述した第1〜3の実施例に対
応する手順を示す手順図である。図15(a)は第1の
実施例に対応する手順を示しており、画情報(PIX)
転送後に、送信側からPri−MPSが送出され、受信
側からPIPが返送されると送信側はDTMF手順を開
始する。この例ではPri−MPSを用いているので、
DTMF手順終了後はフェーズCに移行する。図15
(b)は第2の実施例に対応する手順を示しており、画
情報転送後に、通常の手順によりフェーズBに戻り、送
信側はDTMF手順を開始する。図15(c)は第3の
実施例に対応する手順を示しており、終了手順後に、送
信側がDTMF手順を開始し、その後フェーズBに戻
る。
【0032】以上、実施例を説明したが、本発明は以下
に示すような変形例も考えられる。実施例においては、
ファクシミリが自動でDTMF信号を送出する例を開示
しているが、手動で実行することも可能である。また、
ホストコンピュータを接続し、ホストからの指示によ
り、DTMF信号を送出することもできる。実施例にお
いては、G3手順の例を示したが、ECM(エラーコレ
クションモード)においても、ECMのコマンドを用い
て実施可能である。
【0033】
【発明の効果】第1発明においてはラインホールド手順
中に、第2発明においてはモード変更手順中に、第5発
明においては切断手順中に、それぞれ多重周波信号によ
る手順を実行するように構成したので、1ページ画情報
を送出するたびに多重周波手順を実行可能となり、より
きめ細かな制御が可能となる。従って、異なる処理の必
要な複数の書類を1回の通信で転送でき、通信時間や操
作量の削減が可能となる。更に、第3発明においては多
重周波信号に対する応答を検出しない場合には、また第
4発明においてはラインホールド要求に対する応答およ
び多重周波信号に対する応答のいずれかを検出しない場
合には、通常のファクシミリ手順を実行することによ
り、少なくとも通常の機能の通信は実行可能となり、通
信の成功率が向上する。
【0034】第6発明においては、多重周波信号に対す
る応答が無い場合には、相手装置が切断信号を受信でき
ていない可能性があるので、切断信号を再送信すること
により受信側を多重周波検知可能なモードに移行させ、
多重周波制御を可能にすることができる。従って、やは
り通信の成功率が向上する。第7の発明においては、多
重周波信号に対する応答を検出しない場合には切断手順
を実行することにより、所望でない機能による無駄な通
信を行うことなく、通信を切断できる。従って通信時間
および費用の節約になり、また誤動作も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送信側ファクシミリ処理を示すフロー
チャートである。
【図2】ファクシミリ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】各種データ記憶部の内容の一例を示す説明図で
ある。
【図4】DTMF信号送出処理を示すフローチャートで
ある。
【図5】通常の画情報前プロトコルを示すフローチャー
トである。
【図6】ページ間DTMF手順の第1実施例のフローチ
ャートである。
【図7】ページ間DTMF手順の第2実施例のフローチ
ャートである。
【図8】ページ間DTMF手順の第3実施例のフローチ
ャートである。
【図9】本発明の着信側ファクシミリ処理を示すフロー
チャートである。
【図10】DTMF信号解析処理を示すフローチャート
である。
【図11】ページ間DTMF解析の第1実施例のフロー
チャートである。
【図12】ページ間DTMF解析の第2実施例のフロー
チャートである。
【図13】ページ間DTMF解析の第3実施例のフロー
チャートである。
【図14】DTMF指示を行う場合のG3手順を示す手
順図である。
【図15】本発明の第1〜3実施例に対応する手順を示
す手順図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…RAM、3…操作表示装置、4…読取
装置、5…印字装置、6…画像処理装置、7…画像蓄積
装置、8…システム制御部、9…通信制御部、10…モ
デム、11…DTMF制御装置、12…網制御装置、1
3…システムバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前井 佳博 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内 (72)発明者 手塚 芳明 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重周波信号による命令を送受信する送
    受信手段と、G3プロトコルにおけるラインホールド手
    順中に、多重周波信号による手順を実行する通信制御手
    段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 多重周波信号による命令を送受信する送
    受信手段と、G3プロトコルにおけるモード変更手順中
    に、多重周波信号による手順を実行する通信制御手段と
    を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 更に、多重周波信号による命令に対する
    応答を検出する手段と、時間を計測するタイマ手段とを
    備え、前記通信制御装置は、送出した多重周波信号によ
    る命令に対する応答が、所定時間内に検出されない場合
    には通常のファクシミリ制御手順を実行することを特徴
    とする請求項1および2のいずれかに記載のファクシミ
    リ装置。
  4. 【請求項4】 更に、ラインホールド命令に対する応答
    を検出する手段と、時間を計測するタイマ手段とを備
    え、前記通信制御装置は、ラインホールド命令に対する
    応答を検出した場合に多重周波信号による手順を実行
    し、多重周波信号による命令に対する応答が、所定時間
    内に検出されない場合には通常のファクシミリ手順を続
    行することを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ
    装置。
  5. 【請求項5】 多重周波信号による命令を送受信する送
    受信手段と、G3プロトコルにおける切断手順中に、多
    重周波信号による手順を実行する通信制御手段とを備え
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 更に、多重周波信号による命令に対する
    応答を検出する手段と、時間を計測するタイマ手段とを
    備え、前記通信制御装置は、多重周波信号による命令に
    対する応答が、所定時間内に検出されない場合には切断
    命令信号を再送することを特徴とする請求項5に記載の
    ファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 更に、多重周波信号による命令に対する
    応答を検出する手段と、時間を計測するタイマ手段とを
    備え、前記通信制御手段は、送出した多重周波信号によ
    る命令に対する応答が所定時間内に検出されない場合に
    は、回線を切断することを特徴とする請求項1、2およ
    び5のいずれかに記載のファクシミリ装置。
JP6179789A 1994-07-08 1994-07-08 ファクシミリ装置 Pending JPH0823428A (ja)

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