JP3440626B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP3440626B2
JP3440626B2 JP09896095A JP9896095A JP3440626B2 JP 3440626 B2 JP3440626 B2 JP 3440626B2 JP 09896095 A JP09896095 A JP 09896095A JP 9896095 A JP9896095 A JP 9896095A JP 3440626 B2 JP3440626 B2 JP 3440626B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置に係り、特に
最後のデータを送出する場合に、最後であることを相手
機に通知する手段を設けることにより、通信の正常終了
を可能とした通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遠隔地に設置されているファクシ
ミリ装置の状態の確認(メモリの読み出しやレポートの
取り出しなど)、仕様変更(メモリの書換えやプログラ
ムのダウンロードなど)、診断を行う技術などが開発さ
れている。
【0003】しかし、実際には相手機との間でデータの
やりとりを行うので、それらのデータのやりとりを行う
ためのプロトコル手順も考案されていなければならない
が、プロトコル手順まで考案されている発明は少なく、
実際にどのようにして相手機にデータを送信するのかわ
からない発明が多い。また、発呼側からのデータの送出
と着呼側からのデータの送出を1通信内で行う手順を考
案している発明もほとんどない。
【0004】そのような従来技術の中で1通信内で発呼
側からのデータの送出と着呼側からのデータの送出を行
うプロトコル手順まで考案されている技術として特開平
6−278380号公報に開示された技術などがある。
【0005】特開平6−278380号公報によれば、
発呼局からユーザデータの書換えをNSSコマンドで指
示し、許可を示すCFRコマンドを受信したら書き換え
るユーザデータをNSSコマンドにセットして送出し、
ACKのCFRコマンドを受信したら終了のEOMコマ
ンドを送出しMCFコマンドを受信したら送受を入れ替
えるためのユーザデータの送出を要求するNSSコマン
ドを送出し、ユーザデータ送出可のNSFコマンドを受
信したらユーザデータ受信可のNSSコマンドを送出
し、通常のFAX受信と同様の手順でユーザデータを画
情報として受信し、発呼局からDCNコマンドで通信を
停止させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−278380号公報に開示された技術では、遠
隔地に設置されている装置の状態の確認などを行う場合
は、指示データと応答データを一対として通信を行うた
め、最後はスレーブ装置が応答データをマスター装置へ
送信して終了となるが、スレーブ装置はこの応答データ
の送出が最後の指示データに対するものであるか否か判
定できないため、次に送受入れ替え手順にてマスター装
置へ送信権を渡してしまう。従って、マスター装置は最
後の指示データ送出後のため終了手順へ移行してG3プ
ロトコルの正常終了EOP、MCF、DCNの手順を踏
まなければならないが、送出すべき指示データが無いた
め正常終了できないという問題が生じる。すなわち、上
記特開平6−278380号公報に開示された技術で
は、送信受信を1組としたデータのやりとりを複数回行
う場合の手順までは考えられていない。
【0007】さらに、上記プロトコル手順は、明らかに
ユニークなプロトコル手順であり、新たに制御手順の開
発及びプログラムを作成しなければならず、無駄が多
い、という問題も生じる。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、従来の標準的
なプロトコル手順を踏襲しつつ、最後のデータを送出す
る場合に、最後であることを相手機に通知する手段を設
けることにより、通信の正常終了を可能とした通信装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、相手機に所定の動作を指示する
ための指示データを送出する指示データ送出手段と、前
記相手機との通信中において次に送出するべき指示デー
タがあるか否かを検出する指示データ検出手段と、前記
指示データ検出手段により次に送出するべき指示データ
が無いことが検出された場合、通信終了の通知を含む情
報を前記相手機へ送出する通信終了通知手段と、この通
信終了通知手段により通信終了の通知が前記相手機へ送
出されると、通信終了手順を実行する通信終了手段と、
を含むことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記通信終了通知手段が、通信終了を意味する終了
データを符号化データとして作成し、この終了データを
前記相手機へ送出することを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記通信終了通知手段が、通信終了を指示する終了
コマンドを作成し、この終了コマンドを前記相手機へ送
出することを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記通信終了通知手段が、送出前の最後の指示デー
タの所定領域に最後であることを示す情報を設定するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、相手機から受信した指
示データの指示に基づいて所定の動作を実行する応答手
段と、受信した情報を解読して、通信終了の通知か否か
を識別する終了通知識別手段と、この終了通知識別手段
により通信終了の通知が識別されたとき、受信した最後
の指示データの指示に基づ前記応答手段による所定動
作が終了した後に、通信終了手順を実行する通信終了手
段と、を含むことを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記終了通知識別手段が、受信した指示データの所
定の領域のデータを解読して、通信終了であるか否かを
識別することを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、受信したデータが終了を意味する終了データか否か
を判断する終了データ判断手段と、この終了データ判断
手段により終了データを受信したと判断された場合に
は、この終了データをプリント出力する出力手段と、を
さらに備えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1の発明では、指示データ送出手段が相
手機へ指示データを送出し、指示データ検出手段が次に
送出すべき指示データがあるか否かを検出する。この指
示データ検出手段により次に送出すべき指示データが無
いことが検出された場合、通信終了通知手段が、相手機
へ通信終了の通知を含む情報を送出する。通信終了の通
知が送出されると、通信終了手段は、通信終了手順を実
行して通信を終了させる。これにより、この通信終了の
通知を受信した相手機は直前に受信した指示データが最
後の指示データであることを知ることができるので、例
えばこの指示データに応答する応答データを送出した後
で、再び送信権を委譲するためのコマンド送出を止める
ことができる。このようにすれば、最後の指示データを
送出した当該通信装置は、送出すべき指示データがない
状態で送信命令コマンドを受信することはなく、標準プ
ロトコルを使用しても正常終了することができる。
【0017】請求項2の発明では、指示データ検出手段
により次に送出すべき指示データが無いことが検出され
た場合、通信終了通知手段は、通信終了を意味する終了
データを符号化データとして作成し、この終了データを
相手機へ送出する。
【0018】請求項3の発明では、指示データ検出手段
により次に送出すべき指示データが無いことが検出され
た場合、通信終了通知手段は、通信終了を指示する終了
コマンドを作成し、この終了コマンドを相手機へ送出す
る。
【0019】請求項4の発明では、指示データ検出手段
により次に送出すべき指示データが無いことが検出され
た場合、通信終了通知手段は、送出前の最後の指示デー
タの所定領域に最後であることを示す情報を設定する。
そして、この情報が設定された指示データを指示データ
送出手段が送出する。
【0020】請求項5の発明では、応答手段は、相手機
から受信した指示データの指示に基づいて所定の動作を
実行し、終了通知識別手段は、受信した情報を解読し
て、通信終了の通知か否かを識別する。この終了通知識
別手段により通信終了の通知が識別されたとき、通信終
了手順は、受信した最後の指示データの指示に基づいて
前記応答手段による所定動作が実行された後に、通信終
了手順を実行する。これにより、標準プロトコルを使用
しても、送信権を委譲するためのコマンド送出が行われ
ず、当該通信装置が正常終了できると共に、相手機も終
了手順を実行して通信を正常終了することができる。
【0021】請求項6の発明では、終了通知識別手段
は、受信した指示データの所定の領域のデータを解読し
て、通信終了であるか否かを識別する。通信終了と識別
されたときに所定の終了手順を実行すれば、正常に通信
終了できる。
【0022】請求項7の発明では、終了データ判断手段
は、受信したデータが終了を意味する終了データか否か
を判断する。そして、この終了データ判断手段により終
了データを受信したと判断された場合には、出力手段
は、この終了データをプリント出力する。
【0023】
【実施例】本実施例に係る通信装置の構成ブロックを図
1に示す。
【0024】システムバス8は、この通信装置を構成す
る各構成部相互間のデータ送受信や制御命令の伝達を行
うためのバスである。
【0025】CPU10は、システムバス26を介して
各構成部に制御命令を送出することにより通信装置全体
を制御する制御回路である。なお、CPU10は、この
通信装置の電源投入時にプログラムROM32からプロ
グラムを読み取り、このプログラムに基づいて制御を行
う。
【0026】RAM12は、CPU10のワークエリア
として使用される揮発性のメモリである。
【0027】操作表示装置14は、いわゆるタッチパネ
ルから構成され、パネルへの接触等により装置への命令
を入力する入力手段である。
【0028】読取装置16は、送信原稿やコピー原稿等
に対して白色光を照射しながらスキャンし、その反射光
の強度を量子化することによりデジタル画像に変換する
装置である。
【0029】印字装置18は、受信画像等を記録用紙等
に印字出力するための装置である。外部I/F(インタ
ーフェイス)制御装置20は、ワークステーション、パ
ーソナルコンピュータ、プリンタ等の外部機器24との
データ送受信を制御するインターフェイス回路である。
なお、外部機器24とのインターフェイスとして例えば
SCSIなどを用いればデータ転送時間を高速化でき
る。
【0030】画像処理装置28は、送信データの符号化
と受信データの複合化を行う装置である。また、この画
像処理装置28は、送受信データの拡大や縮小等も行う
ことができる。
【0031】蓄積装置30は、読取装置16により読み
取られたデジタル画像データや受信したデータをファイ
ル毎に記憶しておくための記憶装置である。
【0032】プログラムROM32は、CPU10の制
御用プログラムを格納しておくための不揮発性メモリで
ある。
【0033】デジタル網制御装置42は、デジタル網に
アクセスして相手の通信装置との通信の接続や切断を制
御してデジタル通信データを検知するための制御装置で
ある。
【0034】アナログ網制御装置36は、アナログ網に
アクセスして相手の通信装置との通信の接続や切断を制
御してアナログ通信データを検知するための制御装置で
ある。
【0035】回線切り換え制御装置38は、デジタル網
とアナログ網のいずれの回線網にアクセスして通信を行
うかを切り換えるための切り換え回路であり、デジタル
網制御装置34とアナログ網制御装置36と接続されて
いる。
【0036】モデム40は、アナログ網によって検出さ
れたアナログデータをデジタルデータに変換するための
変復調装置であり、回線切り換え装置38を介してアナ
ログ網制御装置36が検知した信号を入力できるように
回線切り換え装置38と接続されている。なお、このモ
デム40は低速モードと高速モードを備えている。
【0037】デジタル通信制御部42は、デジタル網制
御装置34を制御することによりデジタル網に適した通
信プロトコル(例えばG4)を実行するための制御回路
である。また、その内部にはデジタル通信制御用のプロ
グラムを格納しておくためのROMを備えている。
【0038】アナログ通信制御部44は、アナログ網制
御装置36を制御することによりアナログ網に適した通
信プロトコル(例えばG3)を実行するための制御回路
である。また、その内部にはアナログ通信制御用のプロ
グラムを格納しておくためのROMを備えている。
【0039】上記構成の通信装置は、上記と同一構成の
通信装置、アナログ網にのみ接続可能な通信装置、デジ
タル網にのみ接続可能な通信装置等の相手機と回線を介
して接続される。この通信装置をアナログ網にのみ接続
する場合には、デジタル通信制御部42及びデジタル網
制御装置34を省略することができ、また、デジタル網
にのみ接続する場合には、アナログ通信制御部44、モ
デム40及びアナログ網制御装置36を省略することが
できる。
【0040】上記構成を持つ通信装置の制御の流れにつ
いて、指示データを送出するマスター装置とこの指示デ
ータの指示により所定の動作を行うスレーブ装置の場合
に分けて図2乃至図7により説明する。
【0041】先ず、マスター装置の通信制御の流れにつ
いて図2により説明する。なお、フェーズCまでのプロ
トコル手順は、通常のプロトコル手順と同じである。す
なわち、ECMで送信し、ブロック分割送信も行うと共
に、再送手順も行ってフロー制御も行う。
【0042】図2より、マスター装置は、スレーブ装置
へ発呼し(ステップ100)、この発呼に対するレスポ
ンスを受信するまで待機する(ステップ102否定判
定)。この発呼に対するレスポンス信号を受信すると
(ステップ102肯定判定)、このレスポンス信号がN
SF信号(Non-Standard Facilities)であるか否か、又
はDIS信号(Digital Identification Signal)である
か否かを判定する(ステップ104)。このレスポンス
信号がNSF信号でもDIS信号でもない場合(ステッ
プ104否定判定)、再びレスポンス信号を受信するま
で待機する(ステップ102否定判定)。
【0043】NSF信号又はDIS信号を受信すると
(ステップ104肯定判定)、NSS信号(Non-Standa
rd facilities Set-up) を送出する(ステップ10
6)。このNSS信号は、先に受信したNSF信号やD
IS信号で表示された非標準機能又は標準機能の中から
設定される機能を示すための命令信号である。
【0044】次に、TCF信号(Training Check) を送
出して回線トレーニングを行う(ステップ108)。こ
れにより相手のスレーブ装置への伝送速度を確認するこ
とができる。
【0045】次に、スレーブ装置からのレスポンス応答
があるまで待機し(ステップ110否定判定)、レスポ
ンスを受信すると(ステップ110肯定判定)、このレ
スポンス信号がメッセージ送出開始の許可を示すCFR
信号(Confirmation to Receive)であるか否かを判定す
る(ステップ112)。レスポンス信号がCFR信号で
はなかった場合(ステップ112否定判定)、この信号
がDCN信号であるか否かを判定する(ステップ15
7)。DCN信号を受信した場合(ステップ157肯定
判定)、回線を開放し(ステップ156)、通信を終了
する。DCN信号ではなかった場合には、再びNSS信
号を送出して(ステップ106)、CFR信号を受信す
るまで同様の通信手順を繰り返す。
【0046】CFR信号を受信すると(ステップ112
肯定判定)、これから送出すべき指示データが最後の指
示データであるか否かを判定する(ステップ113)。
最後の指示データを送出する場合(ステップ113肯定
判定)、最後の指示データであることを示す情報をこの
指示データの所定領域に設定する(ステップ115)。
最後の指示データではない場合には(ステップ113否
定判定)、この設定を行わない。この場合、最後の指示
データであるか否かを示す所定の領域には、予め所定の
デフォルト値(指示データが最後ではないことを示す)
が設定されているとする。なお、後述するように、指示
データに最後であるか否かを示す情報を設定する代わり
に通信の終了を意味する終了データや終了コマンドを送
出するようにしてもよい。この場合には、ステップ11
3の判定とステップ115の設定処理は不必要となる。
【0047】次に、指示データをフレームに入れて送出
する(ステップ114)。指示データが終了するまで、
この指示データの送出は続けられる(ステップ116否
定判定)。
【0048】指示データをすべて送出終了すると(ステ
ップ116肯定判定)、ポストメッセージ判断を行い
(ステップ118)、この判断結果に応じて各種のポス
トメッセージコマンドを送出する(ステップ130、1
32、134、136)。
【0049】このポストメッセージ判断は、図3のフロ
ーチャートに示されたように、指示データについて次に
続くページがあるか否かについて判定を行う(ステップ
120)。次ページがある場合には(ステップ120肯
定判定)、今送出終了した指示データと次ページの指示
データの種類を比較し(ステップ124)、種類が同じ
なら(ステップ128肯定判定)、PPS−MPSコマ
ンドを送出し(ステップ136)、異なる場合には(ス
テップ128否定判定)、PPS−EOMXコマンドを
送出する(ステップ134)。なお、このPPS−EO
MXコマンドはユニークなコマンドであり、標準手順の
PPS−EOMコマンドに該当する。
【0050】送出終了した指示データに次ページが無い
場合には(ステップ120否定判定)、この指示データ
がスレーブ装置に応答データが作成される指示データか
チェックする(ステップ122)。このチェックにより
応答データが作成される指示データであると判定された
場合(ステップ126肯定判定)、PPS−EOMコマ
ンドを送出する(ステップ132)。応答データが作成
されない指示データであると判定された場合(ステップ
126否定判定)、すなわち最後の指示データの場合に
は、PPS−EOPコマンドを送出する(ステップ13
0)。
【0051】以上のようなポストメッセージコマンドを
送出した後、相手側のメッセージ確認信号であるMCF
信号(Message Confirmation) を受信するまで待機する
(ステップ138、140、142、144、146、
148、150、152の否定判定)。MCF信号を受
信すると(ステップ146、148、150、152の
肯定判定)、各ポストメッセージコマンド毎に用意され
た以下のような通信手順を実行する。
【0052】PPS−MPSコマンドを送出した場合に
は、フェーズCに戻って次ページ以降の指示データをフ
レームに入れて送出し(ステップ114)、上述と同様
の手順を繰り返す。
【0053】PPS−EOMXコマンドを送出した場合
には、フェーズBに戻ってNSF信号を受信し(ステッ
プ102、104)通常のプロトコル手順のフェーズB
を経た後フェーズCに移行して次の指示データを送出す
る。
【0054】PPS−EOPコマンドを送出した場合に
は、フェーズEへ移行してDCN信号を送出して(ステ
ップ154)回線を開放する(ステップ156)。これ
により、通信手順が終了する。
【0055】PPS−EOMコマンドを送出した場合に
は、図4のフローチャートに示される次のような通信手
順を実行する。
【0056】送信命令コマンドであるNSC信号を送出
し(ステップ162)、スレーブ装置からのNSS信号
又はDCS信号を待つ(ステップ164否定判定)。こ
こでNSF信号を受信すると(ステップ192肯定判
定)、スレーブ装置の送信能力の有無をチェックし、送
信能力がある場合は(ステップ194肯定判定)、再び
NSC信号を送出して(ステップ162)同様の手順を
繰り返す。スレーブ装置に送信能力が無い場合(ステッ
プ194否定判定)、DCN信号を送出して(ステップ
196)回線を開放し(ステップ198)、通信を停止
させる。
【0057】NSS信号を受信したら(ステップ166
肯定判定)、通常のプロトコルB手順を実行する。すな
わち、TCF信号の受信を待ち(ステップ168否定判
定)、この信号の受信が終了すると(ステップ168肯
定判定)、トレーニングが成功したか否かを判定し(ス
テップ170)、失敗した場合にはFTT(Failureto
Train) 信号を送出して再トレーニングを要求し(ステ
ップ172)、再びTSF信号の受信を待機する(ステ
ップ168)。トレーニングが成功した場合(ステップ
170肯定判定)には、CFR信号を送出して(ステッ
プ174)、受信準備完了をスレーブ装置に知らせる。
【0058】受信準備が完了したら、スレーブ装置から
送出された応答データの受信を行う(ステップ17
6)。応答データの受信終了後(ステップ178肯定判
定)にポストメッセージコマンドの受信を待機する(ス
テップ180否定判定)。ポストメッセージコマンドを
受信したら(ステップ180肯定判定)、当該コマンド
に合わせてその後のプロトコル手順を制御する。
【0059】PPS−MPSコマンドを受信した場合
(ステップ182肯定判定)には、MCF信号送出(ス
テップ200)後に、フェーズCに戻って次の応答デー
タを受信する(ステップ176)。
【0060】PPS−EOMXコマンドを受信した場合
(ステップ184肯定判定)には、MCF信号を送出
(ステップ202)してから時間T2 経過後に、フェー
ズBに戻ってNSF信号又はDIS信号を送出し(ステ
ップ206)、通常のプロトコル手順を実行して次の応
答データを受信する(ステップ176)。
【0061】PPS−EOPコマンドを受信した場合
(ステップ186否定判定)には、MCF信号を送出し
(ステップ188)、DCN信号を送出して回線を開放
し(ステップ190)、通信を終了させる。
【0062】PPS−EOMコマンドを受信した場合
(ステップ186肯定判定)には、MCF信号を送出し
た(ステップ208)後で、NSC信号又はDTC信号
の受信を待つ(ステップ210、212否定判定)。N
SC信号又はDTC信号を受信すると(ステップ212
肯定判定)、NSS信号又はDCS信号を送出し(図
2;ステップ106)、同様に指示データ送信、応答デ
ータ受信を繰り返す。
【0063】次に、スレーブ装置の通信制御の流れにつ
いて図5により説明する。スレーブ装置はマスター装置
からの着信を待ち(ステップ220否定判定)、着信が
あると(ステップ220肯定判定)、NSF信号又はD
IS信号を送出する(ステップ222)。
【0064】次に、送出したNSF信号又はDIS信号
に対するレスポンスを受信するまで待機する(ステップ
224否定判定)。レスポンス信号を受信すると(ステ
ップ224肯定判定)、このレスポンス信号がNSS信
号であるか否かを判定する(ステップ226)。このレ
スポンス信号がNSS信号ではなかった場合(ステップ
226否定判定)、再びレスポンス信号を受信するまで
待機する(ステップ224否定判定)。ここでNSF信
号を受信すると(ステップ256肯定判定)、この信号
に表示されたマスター装置の送信能力の有無をチェック
し、送信能力がある場合は(ステップ258肯定判
定)、再びNSC信号を送出して(ステップ262)N
SS信号の受信を待つ。マスター装置に送信能力が無い
場合(ステップ258否定判定)、DCN信号を送出し
て(ステップ260)回線を開放し(ステップ26
4)、通信を停止させる。
【0065】NSS信号を受信した場合(ステップ22
6肯定判定)、マスター装置から通信手順の終了指示が
あったか否かを判定する(ステップ227)。なお、こ
の通信手順の終了指示は、例えばマスター装置から送ら
れてきた通信終了を指示する終了コマンドや通信終了を
意味する終了データ等に基づいて行われる。通信手順の
終了指示があった場合(ステップ227肯定判定)、次
にDCN信号を受信すれば(ステップ275)、回線を
開放して(ステップ276)、通信を終了させる。
【0066】通信手順終了指示が無かった場合(ステッ
プ227否定判定)、通常のプロトコルB手順を実行す
る。すなわち、TCF信号の受信を待ち(ステップ22
8否定判定)、この信号の受信が終了すると(ステップ
228肯定判定)、トレーニングが成功したか否かを判
定し(ステップ230)、失敗した場合にはFTT(Fa
ilure to Train) 信号を送出して再トレーニングを要求
し(ステップ172)、再びTSF信号の受信を待機す
る(ステップ228)。トレーニングが成功した場合
(ステップ230肯定判定)には、CFR信号を送出し
て(ステップ234)、受信準備完了をマスター装置に
知らせる。
【0067】次に、マスター装置から送られてきた指示
データを受信する(ステップ236)。指示データの受
信が終了したら(ステップ238肯定判定)、当該指示
データの解析を行い、必要に応じてこの指示に対する応
答データを作成する(ステップ240)。
【0068】次に、ポストメッセージコマンドの受信を
待機する(ステップ242否定判定)。ポストメッセー
ジコマンドを受信したら(ステップ242肯定判定)、
当該コマンドに合わせてその後のプロトコル手順を制御
する。
【0069】PPS−MPSコマンドを受信した場合
(ステップ244肯定判定)には、MCF信号送出(ス
テップ266)後に、フェーズCに戻って次の指示デー
タを受信する(ステップ236)。
【0070】PPS−EOMXコマンドを受信した場合
(ステップ246肯定判定)には、MCF信号を送出
(ステップ268)してから時間T2 経過後に(ステッ
プ270肯定判定)、フェーズBに戻ってNSF信号又
はDIS信号を送出し(ステップ272)、通常のプロ
トコル手順を実行して次の指示データを受信する(ステ
ップ236)。
【0071】PPS−EOPコマンドを受信した場合
(ステップ248否定判定)には、MCF信号を送出し
(ステップ250)、DCN信号を受信したら(ステッ
プ252)回線を開放して(ステップ254)通信を終
了させる。
【0072】PPS−EOMコマンドを受信した場合
(ステップ248肯定判定)には、MCF信号を送出し
(ステップ274)、図6のフローチャートに示された
次のような通信手順を実行する。
【0073】図6より、PPS−EOMコマンドを受信
してメッセージが完全に受信されたことを示すMCF信
号を送出したスレーブ装置は、マスター装置からの次の
コマンドの受信を待機する(ステップ280否定判
定)。
【0074】コマンドを受信すると(ステップ280肯
定判定)、このコマンドが送信命令コマンドであるNS
C信号であるか否かを判定し(ステップ282)、NS
C信号でなかった場合(ステップ282否定判定)、回
線を開放して(ステップ326)、通信を停止させる。
【0075】受信コマンドがNSC信号の場合(ステッ
プ282肯定判定)、マスター装置へ送出すべき応答デ
ータがあるか否かを判定し(ステップ284)、応答デ
ータが無い場合(ステップ284否定判定)には、NS
F信号又はDIS信号を送出し(ステップ285)、再
び送信命令コマンドであるNSC信号の受信を待機する
(ステップ282)。
【0076】応答データが有る場合(ステップ284肯
定判定)、NSS信号を送出し(ステップ286)、さ
らにTCF信号を送出して(ステップ288)回線トレ
ーニングを行う。
【0077】そして、マスター装置からのレスポンス応
答があるまで待機し(ステップ290否定判定)、レス
ポンスを受信すると(ステップ290肯定判定)、この
レスポンス信号がメッセージ送出開始の許可を示すCF
R信号(Confirmation to Receive)であるか否かを判定
する(ステップ292)。CFR信号を受信しなかった
場合(ステップ292否定判定)には、再度応答データ
の有無を確認し(ステップ284)同様の手順を繰り返
す。
【0078】CFR信号を受信すると(ステップ292
肯定判定)、応答データをフレームに入れて送出する
(ステップ294)。応答データが終了するまで、この
応答データの送出は続けられる(ステップ296否定判
定)。
【0079】応答データがすべて送出終了すると(ステ
ップ296肯定判定)、ポストメッセージ判断を行い
(ステップ298)、この判断結果に応じて各種のポス
トメッセージコマンドを送出する(ステップ306、3
08、310)。
【0080】このポストメッセージ判断は、図7のフロ
ーチャートに示されたように、応答データについて次に
続くページがあるか否かについて判定を行う(ステップ
300)。次ページがある場合には(ステップ300肯
定判定)、今送出終了した応答データと次ページの応答
データの種類を比較し(ステップ302)、種類が同じ
なら(ステップ304肯定判定)、PPS−MPSコマ
ンドを送出し(ステップ306)、異なる場合には(ス
テップ304否定判定)、PPS−EOMXコマンドを
送出する(ステップ308)。なお、このPPS−EO
MXコマンドはユニークなコマンドであり、標準手順の
PPS−EOMコマンドに該当する。
【0081】送出終了した応答データに次ページが無い
場合には(ステップ300否定判定)、先に受信した指
示データが最後の指示データか否かをチェックする(ス
テップ303)。このチェックの結果、先に受信した指
示データが最後の指示データであった場合(ステップ3
03肯定判定)、PPS−EOPコマンドを送出し(ス
テップ332)、最後ではない場合(ステップ303否
定判定)PPS−EOMコマンドを送出する(ステップ
310)。
【0082】以上のようなポストメッセージコマンドを
送出した後、相手側のメッセージ確認信号であるMCF
信号(Message Confirmation) を受信するまで待機する
(ステップ312、314、316、318、320、
322の否定判定)。MCF信号を受信すると(ステッ
プ318、320、322の肯定判定)、各ポストメッ
セージコマンド毎に用意された以下のような通信手順を
実行する。
【0083】PPS−MPSコマンドを送出した場合に
は、フェーズCに戻って次ページ以降の応答データをフ
レームに入れて送出し(ステップ294)、上述と同様
の手順を繰り返す。
【0084】PPS−EOMXコマンドを送出した場合
には、フェーズBに戻ってレスポンス受信を待機し(ス
テップ328否定判定)、NSF信号又はDIS信号を
受信した場合には(ステップ330肯定判定)、応答デ
ータの有無の確認(ステップ284)後、通常のプロト
コル手順のフェーズBを経てフェーズCに移行し次の応
答データを送出する。
【0085】PPS−EOMコマンドを送出した場合に
は、送信命令コマンドであるNSC信号を送出する(ス
テップ324)。そして、NSS信号を受信すると(図
5;ステップ226肯定判定)、回線トレーニングを行
い、指示データを受信したら(ステップ236)、応答
データを作成して同様の手順を繰り返す。
【0086】PPS−EOPコマンドを送出した場合に
は、DCN信号を送出し(ステップ338)、回線を開
放して(ステップ340)、通信を終了させる。
【0087】次に、図2乃至図7で示された各ポストメ
ッセージコマンドが送出された場合の各通信シーケンス
を図8乃至図11に示す。
【0088】マスター側から同じ種類の指示データがス
レーブ装置へ連続的に送出された場合の通信シーケンス
を図8により説明する。
【0089】図8によれば、通常のフェーズBを経て指
示データの伝送及び受信の準備が整うと、マスター装置
は、バイナリ形式の指示データをフレームに入れて送出
し、1フレームの指示データが送出終了したら、PPS
−MPSコマンドを送出する。PPS−MPSコマンド
を受信したスレーブ装置は、MCF信号を送出してマス
ター装置に受信完了を知らせ、次の指示データの受信を
待機する。MCF信号を受信したマスター装置は同様に
トレーニング後に指示データをフレームに入れて送出す
る。以後指示データが終了又は異なる種類の指示データ
になるまで同様の通信手順が繰り返される。
【0090】図8で示されたように同じ種類の指示デー
タを連続的に送出する場合には、PPS−MPSコマン
ドにより、その旨をスレーブ装置に伝達し、受信確認を
待ってからフレーム単位で指示データを送出していくと
いう単純な手順を用いているので、きわめて高速に指示
データの送出を行うことができる。
【0091】次に、異なる種類の指示データを送出する
場合の通信シーケンスを図9に示す。
【0092】図9によれば、通常のフェーズBを経て指
示データをスレーブ装置に送出するまでは図8と同様で
あるが、次に送出するべき指示データが異なるので、マ
スター装置は指示データ送出後はPPS−EOMXコマ
ンドを送出する。このコマンドを受信したスレーブ装置
は次の指示データが異なる種類のものであることを知
り、MCF信号を送出した後所定時間経過後に初期識別
信号であるNSF信号を送出する。マスター装置はこの
NSF信号によりスレーブ装置にこの指示データに応答
できる能力があるか否かを判断できる。スレーブ装置に
応答能力がある場合、再びフェーズBを経て次の指示デ
ータが送出される。
【0093】図9で示されたように異なる種類の指示デ
ータを送出する場合には、データ送出毎に初期識別信号
であるNSF信号を送出してスレーブ装置の非標準的機
能を示すようにしたので、モード変更指示に確実に対応
することができる。
【0094】次に、送受入れ替えの場合の通信シーケン
スを図10に示す。この送受入れ替えの場合には、例え
ばマスター装置が送出する指示データがスレーブ装置に
応答データを作成させる指示を与える場合がある。
【0095】図10によれば、マスター装置は、この指
示データを解析してスレーブ装置に応答データを作成さ
せる指示であると判断すると、通常のフェーズBを経て
指示データを送出した後にPPS−EOMコマンドを送
出する。そして、マスター装置は、スレーブ装置からの
MCF信号を受信すると直ちに送信命令コマンドである
NSC信号を送出する。NSC信号を受信したスレーブ
装置は、フェーズBを経て応答データを送出する。同じ
種類の応答データが次ページにあれば、PPS−MPS
コマンドを送出して同様の手順を繰り返す。
【0096】図10で示されたように送受入れ替えの場
合は、指示データ送出後に相手機からMCF信号を受信
すると、直ちに送信命令コマンドを送出するようにし
た。というのは、初期識別信号であるNSF信号を受け
て相手機に応答データを作成させる指示データを作成し
たということは、既に相手機に送信能力があるというこ
とを確信したことであるから、相手機からの送信能力の
有無を示す信号を待つ必要はないからである。これによ
って、従来の送受入れ替えの場合のように、MSF信号
を受信して、さらに6秒経過後に、相手機の送信能力の
有無を示すNSF信号を受信する手順は不必要となり、
プロトコル時間の短縮化を図ることが可能になる。具体
的には、指示と応答データのやりとり1回で、従来方式
では約33秒かかったところ、本実施例では約16秒程
度となり、約52%に通信時間を短縮することができ
る。
【0097】次ページに指示データがなく、かつ、指示
データがスレーブ装置に応答データを作成させるもので
はない場合の通信シーケンスを図11に示す。
【0098】図11によれば、マスター装置は指示デー
タ送出後にPPS−EOPコマンドを送出する。そし
て、相手機からのMCF信号を受信すると、DCN信号
を送出して通信を停止させる。
【0099】次に、図2乃至図7のように正常終了する
通信制御を他のプロトコル手順を例にして図12乃至図
15により説明する。なお、以下に説明する通信例は、
終了を意味する終了データや終了コマンドを送出して相
手機に通信の終了を知らせる例である。
【0100】マスター装置から終了手順に移行した場合
のプロトコル手順を図12に示す。この図は、指示デー
タと応答データのやりとりを通常の手順に従って行った
後でマスター装置から最終ページを意味する最終データ
を送出することにより正常終了する場合の例である。
【0101】この最終データ送出前にマスター装置は、
次に送出すべき指示データがないので、最終ページを示
すデータを送信する能力がある旨をNSF/CSI/D
ISのいずれかの信号でスレーブ装置に知らせる。この
信号を受信したスレーブ装置は、CIG/DTC信号を
送出してマスター装置に送信権を委譲する。スレーブ装
置に受信能力があることを知ったマスター装置は、TS
I/DCS信号でファイル転送することを通知して回線
トレーニングを行う。
【0102】この回線トレーニングが終了すると、マス
ター装置は最終データを送出し、次いでPPS−EOP
コマンドを送出する。PPS−EOPコマンドを受信し
たスレーブ装置は、受信したデータが最終データである
ことを知り、受信確認信号のMCF信号を送出すると、
DCN信号の受信を待機する。次に、マスター装置は、
DCN信号を送出して回線を切断する。このDCN信号
を受信したスレーブ装置も回線を切断する。このような
通信手順を実行することにより、指示データと応答デー
タを一対としてマスター装置とスレーブ装置間で通信を
行う場合でも、終了を意味する最終データを送出するこ
とにより正常に通信を終了させることができる。
【0103】次に、マスター装置が送出した最終データ
又はスレーブ装置が送出した応答データをプリントアウ
トする場合のプロトコル手順を図13に示す。
【0104】図13によれば、図12と同様の手順でマ
スター装置が最終データを画情報で送出し、回線が切断
されて通信終了となる。次に、応答データを受信したマ
スター装置又は最終データとしての画情報を受信したス
レーブ装置が発呼局となり、他の通信装置へ応答データ
又は画情報データを送出する。このデータ送出後に、こ
のデータが最終ページであることを示すPPS−EOP
コマンドを送出する。データ及びPPS−EOPコマン
ドを受信した着呼局は、受信したデータが最終データで
あることを知り、受信確認信号のMCF信号を送出する
と、DCN信号の受信を待機する。次に、発呼局は、D
CN信号を送出して回線を切断する。このDCN信号を
受信した着呼局も回線を切断する。
【0105】通信が終了すると、着呼局は受信したデー
タをプリントアウトする。なお、応答データは、画情報
に変換されてプリントアウトされる。
【0106】以上図12、図13の例では、終了を意味
する最終データを送出させることにより、通信を正常終
了させるようにしたプロトコル手順であるが、終了を指
示する終了コマンドを送出して通信を正常終了させても
よい。このような場合のプロトコル手順の例を図14及
び図15により以下に説明する。
【0107】先ず、マスター装置から終了コマンドを送
出する場合の通信プロトコルの例を図14に示す。
【0108】図14によれば、マスター装置とスレーブ
装置の間で通常のプロトコル手順に従って1対の指示デ
ータと応答データがやりとりされた後、次に送出すべき
指示データが無い場合でもマスター装置はファイル送信
能力があることを示すNSF/CSI/DIS信号を送
出する。次に、スレーブ装置は、NSC/CIG/DT
C信号を送出して、ファイル転送機能があることや送信
権をマスター装置へ委譲すること等を示す。次に、マス
ター装置は送出すべき指示データが無いので、終了指示
を示す終了コマンドであるNSS信号を送出する。この
NSS信号を受信したスレーブ装置は通信の終了を知っ
てDCN信号を送出し回線を切断する。そして、DCN
信号を受信したマスター装置も回線を切断して通信を終
了させる。
【0109】このように、マスター装置に送るべき指示
データが無い場合に送信権が委譲されても、終了コマン
ドをスレーブ装置へ送出してスレーブ装置にDCN信号
を送出させるようにすれば、正常終了できる。
【0110】次に、スレーブ装置から終了コマンドを送
出する場合の通信プロトコルの例を図15に示す。な
お、この例では、最後の指示データの所定領域には最後
であることを示す情報が設定されているものとする。
【0111】図15によれば、指示データに対する応答
データを送出するとき、スレーブ装置は、この指示デー
タを検索して最後の指示データであるか否かを判断す
る。最後の指示データに対する応答データを送出する場
合、スレーブ装置は応答データ送出後にPPS−EOP
コマンドを送出する。このコマンドを受信したマスター
装置は、受信確認のMSF信号を送出してDCN信号を
待機する。このMSF信号を受信したスレーブ装置は、
DCN信号を送出し回線を切断する。そして、DCN信
号を受信したマスター装置も回線を切断して通信を終了
させる。これにより、通信手順を正常に終了させること
ができる。
【0112】以上が本発明に係る実施例であるが、上述
の例のみに限定されるものではない。例えば、本実施例
における通信装置としてファクシミリ装置を想定してい
るが、指示データや応答データの送受信を行う通信装置
であれば、ファクシミリ装置に限られない。
【0113】また、本実施例で示した通信プロトコルも
G3に限られるものではなく、例えばG4プロトコルな
どでも同様のことができる。
【0114】その他、通信装置の構成等や通信制御の流
れ等も任意好適に変更可能である。
【0115】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1〜
請求項4の発明では、次に送出するべき指示データが無
い場合、通信終了の通知を相手機へ送出して通信終了手
順を実行するようにしたので、標準プロトコルを使用し
ても正常終了を行い得る、という効果が得られる。
【0116】請求項5〜請求項7の発明では、通信終了
の通知を識別したとき、所定動作の終了後に通信終了手
順を実行するようにしたので、標準プロトコルを使用し
ても正常終了を行い得る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る通信装置の構成ブロック図であ
る。
【図2】マスター装置のメイン通信制御の流れを示すフ
ローチャートである。
【図3】マスター装置のポストメッセージ判断の流れを
示すフローチャートである。
【図4】マスター装置において、PPS−EOMコマン
ドを送出した後の通信制御を示すフローチャートであ
る。
【図5】スレーブ装置のメイン通信制御の流れを示すフ
ローチャートである。
【図6】スレーブ装置において、PPS−EOMコマン
ドを受信した後の通信制御を示すフローチャートであ
る。
【図7】スレーブ装置のポストメッセージ判断の流れを
示すフローチャートである。
【図8】同じ種類の指示データを送受信する場合の通信
手順を示す図である。
【図9】異なる種類の指示データを送受信する場合の通
信手順を示す図である。
【図10】送受入れ替えの場合の通信手順を示す図であ
る。
【図11】次の指示データが無く、応答データも無い場
合の通信手順を示す図である。
【図12】マスター装置から終了手順に移行する場合の
通信プロトコルを示す図である。
【図13】最終データをプリント出力する場合の通信プ
ロトコルを示す図である。
【図14】終了コマンドをマスター装置から送出して正
常終了する場合の通信プロトコルを示す図である。
【図15】終了コマンドをスレーブ装置から送出して正
常終了する場合の通信プロトコルを示す図である。
【符号の説明】
10 CPU 34 デジタル網制御装置 36 アナログ網制御装置 38 回線切り換え制御装置 40 モデム 42 デジタル通信制御部 44 アナログ通信制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−7961(JP,A) 特開 平3−23758(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手機に所定の動作を指示するための指
    示データを送出する指示データ送出手段と、 前記相手機との通信中において次に送出するべき指示デ
    ータがあるか否かを検出する指示データ検出手段と、 前記指示データ検出手段により次に送出するべき指示デ
    ータが無いことが検出された場合、通信終了の通知を含
    む情報を前記相手機へ送出する通信終了通知手段と、 この通信終了通知手段により通信終了の通知が前記相手
    機へ送出されると、通信終了手順を実行する通信終了手
    段と、 を含む通信装置。
  2. 【請求項2】 前記通信終了通知手段は、通信終了を意
    味する終了データを符号化データとして作成し、この終
    了データを前記相手機へ送出することを特徴とする請求
    項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記通信終了通知手段は、通信終了を指
    示する終了コマンドを作成し、この終了コマンドを前記
    相手機へ送出することを特徴とする請求項1に記載の通
    信装置。
  4. 【請求項4】 前記通信終了通知手段は、送出前の最後
    の指示データの所定領域に最後であることを示す情報を
    設定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 相手機から受信した指示データの指示に
    基づいて所定の動作を実行する応答手段と、 受信した情報を解読して、通信終了の通知か否かを識別
    する終了通知識別手段と、 この終了通知識別手段により通信終了の通知が識別され
    たとき、受信した最後の指示データの指示に基づ前記
    応答手段による所定動作が終了した後に、通信終了手順
    を実行する通信終了手段と、 を含む通信装置。
  6. 【請求項6】 前記終了通知識別手段は、受信した指示
    データの所定の領域のデータを解読して、通信終了であ
    るか否かを識別することを特徴とする請求項5に記載の
    通信装置。
  7. 【請求項7】 受信したデータが終了を意味する終了デ
    ータか否かを判断する終了データ判断手段と、 この終了データ判断手段により終了データを受信したと
    判断された場合には、この終了データをプリント出力す
    る出力手段と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の通信
    装置。
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