JP2818230B2 - ファクシミリ装置の回線エコー対処方法 - Google Patents

ファクシミリ装置の回線エコー対処方法

Info

Publication number
JP2818230B2
JP2818230B2 JP1322979A JP32297989A JP2818230B2 JP 2818230 B2 JP2818230 B2 JP 2818230B2 JP 1322979 A JP1322979 A JP 1322979A JP 32297989 A JP32297989 A JP 32297989A JP 2818230 B2 JP2818230 B2 JP 2818230B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
message
match
received
response signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1322979A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03184450A (ja
Inventor
秀明 細井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18149788&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2818230(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP1322979A priority Critical patent/JP2818230B2/ja
Publication of JPH03184450A publication Critical patent/JPH03184450A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2818230B2 publication Critical patent/JP2818230B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ファクシミリ装置における回線エコーに対
処するための回線エコー対処方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術としては、「CCITTレッ
ド・ブック第VII巻−3」(昭60−11−15)、(財)日
本ITU協会、P.74−126に記載されるものがあった。
第2図は、従来の送受兼用型ファクシミリ装置の一構
成例を示すブロック図である。
このファクシミリ装置は、入力原稿1を読み取る読取
部2、記録紙上へ画像を印字する記録部3、データの圧
縮/伸張機能を有する画像処理部4、データの変調/復
調を行うモデム5、制御部6、及び操作パネル7を備え
ている。制御部6は、前記文献に記載されているよう
に、国際電信電話諮問委員会(CCITT)の勧告T.30で規
定されたHDLC(ハイレベル・データリンク・コントロー
ル)等の伝送制御手順(プロトコル)に従い、装置全体
をプログラム制御するもので、タイマを内蔵したCPU
(中央処理装置)6a、プログラムを格納したROM(読み
出し専用メモリ)6b、及びワーキングデータ格納用のRA
M(随時読み書き可能なメモリ)6c等より構成されてい
る。
以上の構成において、送信機T側のファクシミリ装置
における読取部2に入力原稿1をセットすると、その入
力原稿1が、読取部2で走査されで一次元の時系列信号
として読み取られ、画像処理部4へ送られる。画像処理
部4では、伝送するデータ量を減らすために、一次元ま
たは二次元のデータ圧縮を行う。このデータはモデム5
で変調された後、通信回線8及び電話交換機を介して受
信機R側のファクシミリ装置へ伝送される。
受信機R側のファクシミリ装置では、送られてきた伝
送データをモデム5で復調した後、画像処理部4で伸張
する。この伸張されたデータは、記録部3へ送られ、記
録紙上に画像として印字される。
第3図(1),(2)は前記文献に記載された従来の
ファクシミリ伝送のためのフローダイヤグラム、第4図
は第3図(1),(2)のフローダイヤグラムに則り、
文書を2枚伝送する際のファクシミリ装置間の信号の授
受を示す図である。
第3図(1),(2)及び第4図等に使用されている
CCITT勧告T.30の略号は、次の通りである。
CEDは被呼局識別、CFRは受信準備確認、CRPは命令再
送、CIGは発呼端末識別、CNGは呼出し音、CSIは被呼端
末識別、DCNは回線切断命令、DCSはディジタル命令信
号、DISはディジタル識別信号、DTCはディジタル送信命
令、EOMはメッセージ終了、EOPは手順終了、FCFはファ
クシミリ制御フィールド、FIFはファクシミリ情報フィ
ールド、FTTはトレーニング失敗、GCはグループ命令、G
Iはグループ識別、HDLCはハイレベル伝送制御手順、LCS
は伝送路調整信号、MCFはメッセージ確認、MPSはマルチ
ページ信号、NSCは非標準機能命令、NSFは非標準機能、
NSSは非標準機能設定、PINは手順中断否定、PIPは手順
中断肯定、PISは手順中断信号、PRI−EOMは手順中断EO
M、PRI−EOPは手順中断EOP、PRI−MPSは手順中断MPS、R
TNはリトレーニング否定、RTPはリトレーニング肯定、T
CFはトレーニングチェック、TSIは送信端末識別であ
る。
また第3図(1),(2)において、破線のブロック
はオプショナル、T1,T2,T3は制御部6内に設けられた図
示しないタイマ時間である。ブロック内の「命令受信」
において命令受信サブルーチンは誤りのない標準命令の
検出を行い、フローダイヤグラムの判定ブロックは受信
された最も直近の標準命令(例えばEOM、MPS等)を示
す。「相手受信記とコンパチブル」とはDISのFIFの内容
が相当受信機とコンパチブルであること、「送信原稿あ
り」とは送信機側または受信機側に少なくとも1枚の送
信原稿があること、「相手送信機とコンパチブル」とは
DISのFIFの内容が相手送信機とコンパチブルであり、か
つ送信原稿があることである。「応答受信」とは誤りの
ない標準応答の検出を行う応答受信サブルーチンのこ
と、「最終原稿」とは運用中のモードにおける最終原稿
が送信済であること、「モード設定」とは制御部6が適
切な運用モードを設定すること、「3回試行」とは適切
な応答を得ることなしに命令が3回繰り返されること、
「再送能力」とは許容できる画品質で受信できなかった
原稿を再送する能力を送信機側が有していること、「メ
ッセージ搬送波受信」とはメッセージ・チャネル搬送波
が受信されたこと、「位相調整/トレーニング良好」と
は位相調整/トレーニングTCF信号が解析されその結果
が良好であることである。「モード変更」とは送信中の
装置が運用中の送信モードから脱けて機能の再設定を要
求していること、「NSP要求」とはNSP(非規定手順)が
その手順を開始した送信機側または受信機側とコンパチ
ブルな装置により“確認”されたこと、「画品質良好」
とは何らかのアルゴリズムにより画品質が良好と判定さ
れたこと、「位相調整/トレーニング再行」とは何らか
のアルゴリズムにより新たに位相調整/トレーニング信
号を送出することが望ましいと判定されること、「フラ
グ」とはフラグが検出されたこと、「フレーム受信」と
は装置が1個の完全なHDLCフレームを受信したこと、
「FCS誤り]とは受信されたHDLCフレームにFCS誤りがあ
ること、「オプション応答」とは受信されたHDLCフレー
ムにオプション応答の1つが含まれていること、「オプ
ション命令」とは受信されたHDLCフレームにオプション
命令の1つが含まれていること、「CRPオプション」と
はファクシミリ装置がCRPオプションを有しており、こ
れにより最終の命令を直ちに再送するよう要求すること
が可能であることである。また、「ローカル割込」とは
ローカル装置又はローカル扱者が標準ファクシミリ手順
に対する割込を行うこと、「回線要求」とはローカル扱
者が相手方と通話するために電話機が回線に接続される
ことを要求していること、「PRI−Q」とはPRI−EOM、P
RI−MPS又はPRI−EOPのいずれかのポストメッセージ命
令のいずれかを指す一般的用語である。
さらに、第3図(1),(2)の各ブロックにおい
て、「注1」の非規定手順NSPとは完了するのに要する
時間が6秒以下の手順をいい、「注2」の信号はグルー
プ3装置にのみ関係する。「注3」のPRI−EOM、PRI−E
OP及びPRI−MPSのポストメッセージ命令はローカル割込
要求がペンディングの場合に送信される。「注4」で
は、運用中の任意の時点で手順中断を生じさせる割込が
発生し、この割込が文書伝送中に生じた場合は、手順中
断前にEOM/RTC信号を送出することとなろう。図中、ス
ラッシュ「/」を使用してある箇所では、スラッシュの
左側の用語がグループ1機及び2機に関するものであ
り、右側がグループ3機に関するものである。記号
{ }を使用してある箇所では、この記号の中の信号
が、受信を要求する発呼装置からのDISに対する応答で
ある。記号( )を使用している箇所では、この記号の
中の信号がオプションである。
次に、第3図(1),(2)及び第4図を参照しつ
つ、送信機T側から受信機R側へ、文書を2枚伝送する
場合の動作(1)〜(8)を説明する。
(1) 先ず、第3図のステップ50において、受信機R
側より、非標準機能NSF、被呼端末識別CSI、及びディジ
タル識別信号DISの各信号を出力する。
(2) 送信機T側では、ステップ10,11で前記(1)
の各信号を受信し、ステップ12,13,15を介してステップ
16,17で、送信端末識別TSI、ディジタル命令信号DCS又
は非標準機能設定NSS、トレーニングチェックTCFの各信
号を出力する。
(3) 受信機Rでは、ステップ51,53〜57を介してス
テップ56で、受信準備確認CFRを出力する。
(4) 送信機Tでは、ステップ18〜21を通して受信準
備確認CFRの信号を受信し、ステップ22を介してステッ
プ32で、1枚目の入力原稿1の画像をファクシミリメッ
セージ(FAXメッセージ)として送信する。さらに、ス
テップ24、結合子II及びステップ25を介してブロックBL
1中のステップ26で、マルチページ信号MPSを出力する。
(5) 受信機Rでは、結合子F及びステップ52,59,6
0,61を介してステップ62でFAXメッセージを受信し、さ
らにステップ63、結合子F、ステップ52〜55、結合子II
I及びステップ64を通してステップ65でマルチページ信
号MPSを受信すると、ステップ68〜70を介してステップ7
1で、メッセージ確認MCFの信号を出力する。
(6) 送信機Tでは、ブロックBL1中のステップ27,2
8,26で、マルチページ信号MPSに対する応答受信がある
か否かの判定を行い、ステップ29を介してステップ30で
メッセージ確認MCFの信号を受信すると、結合子I及び
ステップ22を介してステップ23で2枚目のFAXメッセー
ジを送信する。さらに、ステップ24、結合子II及びステ
ップ25,31を介してブロックBL2中のステップ32で、手順
終了EOPの信号を出力する。
(7) 受信機Rでは、結合子F及びステップ52,59〜6
1を通してステップ62で、2枚目のFAXメッセージを受信
する。さらに、結合子F、ステップ52〜55、結合子III
及びステップ64,65を介してステップ66で、手順終了EOP
の信号を受信すると、ステップ68〜70を介してステップ
71で、メッセージ確認MCFの信号を出力する。
(8) 送信機Tでは、ステップ36でメッセージ確認MC
Fの信号を受信すると、結合子Cを介してステップ37
で、回線切断命令の信号を出力し、ステップ38で通信回
線8の切断を行う。以上のような信号授受動作により、
文書2枚の伝送が完了する。
なお、送信機T側において、ステップ31でモード変更
有りの場合、ブロックBL3中のステップ39で、メッセー
ジ終了EOMの信号を送信した後、ステップ40,41,39で応
答受信があるか否かの判断を行い、応答受信があれば、
ステップ42へ進み、手順中断否定PIN又は手順中断肯定P
IPの判断を行う。
また、受信機R側において、命令信号がステップ67で
メッセージ終了EOMでない場合、ブロックBL4中の結合子
Bを介してステップ72で回線切断を行う。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来のファクシミリ装置の伝送方法で
は、次のような課題があった。
従来のファクシミリ装置では、通信回線8中に、エコ
ー(自機が出力した信号の折返し信号)を除去するため
のエコーサプレッサやエコーキャンセラ等が設けられて
いない等の理由により、エコーの信号レベルあるいは遅
延量が共に大きな通信回線8を利用してファクシミリ伝
送を行う場合、第4図のような正常なファクシミリ伝送
が不可能であった。
例えば、第3図(2)のフローダイヤグラムのブロッ
クBL1において、送信機T側は、ステップ26でマルチペ
ージ信号MPSを送出後、ステップ27で応答信号の待ち状
態となり、所定の待ち時間内に応答信号を受信しない時
にはステップ28を介して再度、ステップ26でマルチペー
ジ信号MPSを送出する。この動作を3回繰り返し、受信
不成功の時には、結合子C及びステップ37を介してステ
ップ38で回線切断が行われる。もし、ステップ27で、マ
ルチページ信号MPSのエコー信号を受信した場合、例え
ばステップ29,30……及び結合子Cを介してステップ38
で回線切断が行われ、正常なファクシミリ伝送が不可能
となる。同様のことが、ブロックBL2,BL3,BL4について
も起こりうる。
本発明は前記従来技術が持っていた課題として、エコ
ーの信号レベルあるいは遅延量が共に大きな通信回路の
場合、それを利用したファクシミリ伝送を行うための配
慮が為されておらないため、正常なファクシミリ伝送が
不可能になるという点について解決したファクシミリ装
置の回線エコー対処方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本発明は、ファクシミリ
装置の回線エコー対処方法において、送信機側から受信
機側へFAXメッセージの送信する場合、前記送信機側で
は、前記FAXメッセージを送信した後、該FAXメッセージ
が最終メッセージであるか否かのメッセージ判定を行
う。
前記メッセージ判定結果が最終メッセージでないとき
には、マルチページ信号を送信した後、それに対する第
1の応答信号の第1の待ち状態になり、所定の待ち時間
内に前記第1の応答信号を受信したときには、該第1の
応答信号と前記マルチページ信号との一致/不一致の第
1の照合を行い、該第1の照合結果が一致のときには前
記第1の待ち状態に戻り、該第1の照合結果が不一致の
ときには次のFAXメッセージの送信手順へ進み、前記所
定の待ち時間内に前記第1の応答信号を受信しないとき
には、前記マルチページ信号の送信及び前記第1の待ち
状態を所定回数繰り返し、受信成功のときには前記一致
/不一致の第1の照合を行い、受信不成功のときには回
線の切断手段へ進む。
前記メッセージ判定結果が最終メッセージのときに
は、送信モードの変更があるか否かのモード判定を行
う。
前記モード判定結果が送信モード変更無しのときに
は、手順終了信号を送信した後、それに対する第2の応
答信号の第2の待ち状態になり、所定の待ち時間内に前
記第2の応答信号を受信したときには、該第2の応答信
号と前記手順終了信号との一致/不一致の第2の照合を
行い、該第2の照合結果が一致のときには前記第2の待
ち状態に戻り、該第2の照合結果が不一致のときには回
線の切断手段へ進み、前記所定の待ち時間内に前記第2
の応答信号を受信しないときには、前記手順終了信号の
送信及び前記第2の待ち状態を所定回数繰り返し、受信
成功のときには前記一致/不一致の第2の照合を行い受
信不成功のときには回線の切断手順へ進む。
前記モード判定結果が送信モード変更有りのときに
は、メッセージ終了信号を送信した後、それに対する第
3の応答信号の第3の待ち状態になり、所定の待ち時間
内に前記第3の応答信号を受信したときには、該第3の
応答信号と前記メッセージ終了信号との一致/不一致の
第3の照合を行い、該第3の照合結果が一致のときには
前記第3の待ち状態に戻り、該第3の照合結果が不一致
のときには変更送信モードに従った処理手順へ進み、前
記所定の待ち時間内に前記第3の応答信号を受信しない
ときには、前記メッセージ終了信号の送信及び前記第3
の待ち状態を所定回数繰り返し、受信成功のときには前
記一致/不一致の第3の照合を行い、受信不成功のとき
には回線の切断手段へ進むようにしている。
(作 用) 本発明によれば、以上のようにファクシミリ装置の回
線エコー対処方法を構成したので、FAXメッセージが伝
送された後、送信信号(即ち、マルチページ信号、手順
終了信号、及びメッセージ終了信号)とそれに続く第
1、第2及び第3の応答信号との一致/不一致の照合が
行われ、一致の場合、つまり応答信号がエコーであると
判断された場合、再度、相手機から本来の信号が受信可
能な待ち状態に移行する。
(実施例) 第1図(a)〜(d)は、本発明の実施例を示すもの
で、ファクシミリ装置における回線エコー対処方法の要
部のフローダイヤグラムであり、従来の第3図中の要素
と共通の要素には共通の符号が付されている。即ち、第
1図(a)〜(d)は、第3図のブロックBL1,BL2,BL3,
BL4にそれぞれ本実施例を適用した例を示す図である。
本実施例では、従来の第3図のブロックBL1〜BL4にお
いて、エコー信号を受信した際、これを無視し、再度、
相手機よりの本来の信号を受信するためのフローを追加
している。そして、その追加フローを実行するためのプ
ログラムを第2図のファクシミリ装置内のROM6b中に格
納すると共に、その実行機能をCPU6aに持たせている。
第1図(a)では、第3図のブロックBL1において、
応答受信の有無を判定するステップ27のYES(有り)側
に、エコー信号受信の有無を判定するステップ(一致/
不一致の第1の照合処理)100を設けている。このステ
ップ100は、マルチページ信号MPS又は手順中断MPS(PRI
−MPS)の受信の有無を判定し、YES(有り)の場合には
ステップ27に戻り、NO(無し)の場合には第3図のステ
ップ29へ進む機能を有している。
第1図(b)では、第3図のブロックBL2において、
応答受信の有無を判定するステップ33のYES側に、エコ
ー信号受信の有無を判定するステップ(一致/不一致の
第2の照合処理)110を設けている。このステップ110
は、手順終了EOP又は手順中断EOP(PRI−EOP)の受信の
有無を判定し、YESのときはステップ33に戻り、NOのと
きは第3図のステップ35へ進む機能を有している。
第1図(c)では、第3図のブロックBL3において、
応答受信の有無を判定するステップ40のYES側に、エコ
ー信号受信の有無、即ちメッセージ終了EOM又は手順中
断EOM(PRI−EOM)の受信の有無を判定するステップ
(一致/不一致の第3の照合処理)120を設け、そのス
テップ120のYES側がステップ40に戻り、NO側が第3図の
ステップ42へ進む構成になっている。
また第1図(d)では、第3図のブロックBL4におい
て、メッセージ終了EOMの受信の有無を判定するステッ
プ67のNO側と、回線切断ステップ72へ至る結合子Bとの
間に、エコー信号受信の有無を判定するステップ130を
設けている。このステップ130は、直前に送出した信号
と同一信号を受信したか否かを判定し、そのYES側が結
合子Fへ、NO側が結合子Bへ、それぞれ進む構成になっ
ている。
次に、第2図〜第4図を参照しつつ、第1図の動作を
説明する。
第4図に示すように、ファクシミリ装置間における信
号の授受を行う場合、送信機T側において、第3図のス
テップ23で、1枚目のFAXメッセージを送信し、さらに
ブロックBL1中のステップ26で、マルチページ信号MPSあ
るいは手順中断MPS(PRI−MPS)を出力した後、ステッ
プ27で、第1の応答信号の第1の待ち状態になる。ステ
ップ27で何らかの応答信号を受信すると、第1図のステ
ップ100では、その応答信号が自機が出力したマルチペ
ージ信号MPS、あるいは手順中断MPS(PRI−MPS)である
か否か照合し、同一信号、つまりエコー信号であれば、
ステップ27に戻り、再度、受信機Rからの本来の応答信
号(第4図のメッセージ確認MCF)を受信可能な状態に
する。一方、ステップ100で、同一信号でないと判定さ
れれば、第3図のステップ29,30へ進み、そのステップ3
0で、メッセージ確認MCFの受信が行われ、結合子1及び
ステップ22を介してステップ23で、2枚目のFAXメッセ
ージの送出が行われる。
このように、ステップ100を設けたので、ステップ27
で例えばエコー信号を受信し、ステップ29,30……及び
結合子Cを介してステップ38での回線切断へと移行する
ことなく、受信したエコー信号がキャンセルされ、受信
機Rからの本来の信号(MCF)の受信が可能となる。従
って、エコーの信号レベル、あるいは遅延量の大きい通
信回線においても、適確な文書伝送が行える。
同様に、第1図(b)において、送信機Tから2枚目
のFAXメッセージを送り、さらにステップ32で、手順終
了EOPまたは手順中断EOP(PRI−EOP)の信号を送った
後、ステップ33で第2の応答信号の第2の待ち状態にな
る。エコー信号が受信されれば、それがステップ110で
判定されてステップ33へ戻り、再度、受信機Rからの本
来の応答信号(メッセージ確認MCF)の受信待ち状態に
なり、エコー受信によるステップ38での回線切断を防止
できる。これとほぼ同様の動作が、第1図(c)のステ
ップ120でも行われる。
また、第1図(d)において、受信機R側では、何ら
かの命令信号を受信した際、その命令信号が期待する何
れの信号(例えば、トレーニングチェックTCF、マルチ
ページ信号MPS、手続終了EOP等)にも該当しないため、
結合子Bを介してステップ72での回線切断へ移行する前
に、ステップ130で、該受信機Rが直前に出力した信号
と照合する。照合の結果、同一信号であれば、結合子F
を介してステップ52に戻り、再度、送信機Tからの本来
の命令信号の受信待ち状態になる。これにより、エコー
受信による回線切断を防止でき、適確な文書伝送が行え
る。
なお、本発明は図示の実施例に限定されず、例えば第
2図のファクシミリ装置以外の構成のファクシミリ装置
にも適用できる。そしてそのファクシミリ構成に対応し
て任意の受信待ちステップ箇所に、第1図のステップ10
0〜130とほぼ同様のステップを設けることにより、上記
実施例とほぼ同様の作用、効果が得られる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、FAXメ
ッセージを伝送した後、自機が送信した信号と、それに
続く応答信号との一致/不一致を照合し、一致の場合、
つまり受信した信号がエコー信号であると判断した際、
再度、相手機からの本来の信号の受信待ち状態となるの
で、エコーの信号レベル、あるいは遅延量の大きい通信
回線においても、エコー受信による回線切断を防止で
き、これによって伝送能力が向上する。
しかも、本発明では、例えば、フェーズCでFAXメッ
セージを伝送した後、フェーズDにて回線エコーを検出
し、対処している。即ち、一旦FAXメッセージを伝送し
た後、再度回線エコーにつきチェックし、FAXメッセー
ジを送出する度に、メッセージ伝送における伝送路の経
時変化等による不安定状態を検出することをも可能とし
ている。従って、より的確な文書伝送が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は本発明の実施例を示すファクシ
ミリ伝送の要部のフローダイヤグラム、第2図は従来の
ファクシミリ装置の構成図、第3図(1),(2)は従
来のファクシミリ伝送のフローダイヤグラム、第4図は
従来のファクシミリ装置間の信号の授受を示す図であ
る。 1……入力原稿、2……読取部、3……記録部、4……
画像処理部、5……モデム、6……制御部、6a……CP
U、6b……ROM、8……通信回線、100,110,120,130……
エコー照合のステップ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信機側から受信機側へファクシミリメッ
    セージを送信する場合、前記送信機側では、 前記ファクシミリメッセージを送信した後、該ファクシ
    ミリメッセージが最終メッセージであるか否かのメッセ
    ージ判定を行い、 前記メッセージ判定結果が最終メッセージでないときに
    は、 マルチページ信号を送信した後、それに対する第1の応
    答信号の第1の待ち状態になり、 所定の待ち時間内に前記第1の応答信号を受信したとき
    には、該第1の応答信号と前記マルチページ信号との一
    致/不一致の第1の照合を行い、該第1の照合結果が一
    致のときには前記第1の待ち状態に戻り、該第1の照合
    結果が不一致のときには次のファクシミリメッセージの
    送信手順へ進み、 前記所定の待ち時間内に前記第1の応答信号を受信しな
    いときには、前記マルチページ信号の送信及び前記第1
    の待ち状態を所定回数繰り返し、受信成功のときには前
    記一致/不一致の第1の照合を行い、受信不成功のとき
    には回線の切断手段へ進み、 前記メッセージ判定結果が最終メッセージのときには、
    送信モードの変更があるか否かのモード判定を行い、 前記モード判定結果が送信モード変更無しのときには、 手順終了信号を送信した後、それに対する第2の応答信
    号の第2の待ち状態になり、 所定の待ち時間内に前記第2の応答信号を受信したとき
    には、該第2の応答信号と前記手順終了信号との一致/
    不一致の第2の照合を行い、該第2の照合結果が一致の
    ときには前記第2の待ち状態に戻り、該第2の照合結果
    が不一致のときには回線の切断手段へ進み、 前記所定の待ち時間内に前記第2の応答信号を受信しな
    いときには、前記手順終了信号の送信及び前記第2の待
    ち状態を所定回数繰り返し、受信成功のときには前記一
    致/不一致の第2の照合を行い、受信不成功のときには
    回線の切断手順へ進み、 前記モード判定結果が送信モード変更有りのときには、 メッセージ終了信号を送信した後、それに対する第3の
    応答信号の第3の待ち状態になり、 所定の待ち時間内に前記第3の応答信号を受信したとき
    には、該第3の応答信号と前記メッセージ終了信号との
    一致/不一致の第3の照合を行い、該第3の照合結果が
    一致のときには前記第3の待ち状態に戻り、該第3の照
    合結果が不一致のときには変更送信モードに従った処理
    手順へ進み、 前記所定の待ち時間内に前記第3の応答信号を受信しな
    いときには、前記メッセージ終了信号の送信及び前記第
    3の待ち状態を所定回数繰り返し、受信成功のときには
    前記一致/不一致の第3の照合を行い、受信不成功のと
    きには回線の切断手段へ進むことを特徴とするファクシ
    ミリ装置の回線エコー対処方法。
JP1322979A 1989-12-13 1989-12-13 ファクシミリ装置の回線エコー対処方法 Expired - Fee Related JP2818230B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1322979A JP2818230B2 (ja) 1989-12-13 1989-12-13 ファクシミリ装置の回線エコー対処方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1322979A JP2818230B2 (ja) 1989-12-13 1989-12-13 ファクシミリ装置の回線エコー対処方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03184450A JPH03184450A (ja) 1991-08-12
JP2818230B2 true JP2818230B2 (ja) 1998-10-30

Family

ID=18149788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1322979A Expired - Fee Related JP2818230B2 (ja) 1989-12-13 1989-12-13 ファクシミリ装置の回線エコー対処方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2818230B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61230564A (ja) * 1985-04-05 1986-10-14 Hitachi Ltd 伝送制御方式
JPH0698749B2 (ja) * 1986-04-10 1994-12-07 キヤノン株式会社 プリンタ
JPH0771120B2 (ja) * 1986-05-31 1995-07-31 キヤノン株式会社 通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03184450A (ja) 1991-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02215274A (ja) ファクシミリ装置
EP0954157B1 (en) Modem apparatus and data communication method
JP2818230B2 (ja) ファクシミリ装置の回線エコー対処方法
JPH0563984B2 (ja)
US5805299A (en) Facsimile apparatus and method for handling prohibited command in a file transfer operation
KR970003422B1 (ko) 팩시밀리의 복수 원고송신시 에러 페이지 표시방법
JP2733365B2 (ja) 画像通信装置
JP2628797B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH1127434A (ja) ファクシミリ装置
JPH0494254A (ja) 蓄積同報装置
JP2764920B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2628803B2 (ja) ファクシミリ装置
KR0159513B1 (ko) 팩시밀리의 전송원고를 확인하는 방법
JP3124885B2 (ja) ファクシミリ
KR100186608B1 (ko) 팩시밀리의 통신시간 단축방법
KR0130874B1 (ko) 팩시밀리의 프로토콜 송수신방법
JPS60111576A (ja) フアクシミリ電送方式
JPH01321775A (ja) ファクシミリ通信方法
JPS62210781A (ja) フアクシミリにおける交信エラ−処理方式
JPH05300353A (ja) ファクシミリ装置
JPH0773325B2 (ja) ファクシミリ通信方法
JPH0767135B2 (ja) 画像通信方法
JPH0548864A (ja) フアクシミリ装置
JPH10107987A (ja) 通信端末装置
JPS63161773A (ja) フアクシミリ装置における伝送制御方式

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070821

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080821

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090821

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees