JP3661352B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コードレス電話機と付属電話機とを備えたファクシミリ装置等の通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ファクシミリ装置が半導体技術の進歩に伴って、小型で廉価な装置になってきた。そのため、一般家庭にもファクシミリ装置が普及しつつある。そして、昨今のファクシミリ装置では、付属電話機に加えて、コードレス電話機を備えたものがある。このコードレス電話機を用いれば、装置本体に備えられている付属電話機との間で内線通話することができるとともに、外線に発呼することもできる。また、コードレスであるため、装置本体から電波の届く範囲であれば、どこにでも簡単に設置することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コードレス電話機を備えたファクシミリ装置においては、付属電話機とコードレス電話機との間の内線通話する場合、外線とコードレス電話機との間で通話する場合、外線とコードレス電話機との間で通話中に一旦外線を保留して付属電話機に内線通話をする場合等いろいろな使用状態がある。これらの場合、コードレス電話機は、装置本体から離れて設置されていることが多く。従って、装置本体から使用者に対して使用状態を的確に表示する必要がある。
【0004】
そのため、付属電話機及びコードレス電話機の両方の使用状態を詳細に表示するためには、装置本体の表示部に大型の専用のLCDを設けて表示する構成等が考えられる。しかしながら、普及版のファクシミリ装置に大型で専用のLCD等を採用することは、価格的に極めて困難である。しかも、装置本体には専用LCD等を配設するためのスペースが必要となる。
【0005】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであって、使用状態を的確に表示することが可能な通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、装置本体に設けられた第1通話手段と、第1通話手段との間で内線通話が可能な第2通話手段と、第1及び第2通話手段の使用状態を表示するために装置本体に設けられた表示手段と、その表示手段に対して第2通話手段の使用状態を優先して表示させる制御手段とを備え、外線保留中の内線通話時には、保留中の表示を優先して表示手段に表示させる
【0007】
請求項2に記載の発明では、装置本体に設けられた第1通話手段と、第1通話手段との間で内線通話が可能な第2通話手段と、第1及び第2通話手段の使用状態を表示するために装置本体に設けられた表示手段と、その表示手段に対して第2通話手段の使用状態を優先して表示させる制御手段とを備え、第2通話手段が使用中の場合は、外線通話及び保留中に関わらず表示手段に同一の表示を表示させる一方で、外線保留中の内線通話時には、表示手段に保留中の表示を優先して表示させる
【0009】
なお、以下に述べる発明の実施の形態において、特許請求の範囲または課題を解決するための手段に記載の「第1通話手段」は付属電話機23に相当し、同じく「第2通話手段」はコードレス電話機3に相当し、同じく「表示手段」は表示部17に相当し、同じく「制御手段」は、CPU11、ROM12及びRAM13に相当する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を具体化した一実施形態を図面を用いて説明する。
図1に示すように、ファクシミリ装置1は、親機機能を有する装置本体2とコードレス電話機3とから構成されている。装置本体2は、CPU11、ROM12、RAM13、読取部14、記録部15、操作部16、表示部17、画像メモリ18、NCU19、モデム20、モニタスピーカ22、付属電話機23、送受信部27及びアンテナ28から構成されている。
【0011】
CPU11は、装置本体2を構成する各部を制御する。ROM12は、装置本体2を制御するためのプログラムを記憶する。また、ROM12は、エラーを示すビープ音のデータも記憶する。RAM13は、装置本体2に関する各種情報を一時的に記憶する。読取部14は、原稿上の画像データを読み取って、白黒2値のイメージデータを出力する。記録部15は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画データや読取部14で読み取られた画データを記録紙上に記録する。
【0012】
操作部16は、電話番号を入力するためのテンキー(*,#キーを含む)16a、コードレス電話機3に内線通話をするための内線キー16b、外線を保留状態にするための保留キー16c、コードレス電話機3にダイレクト転送させるためのダイレクト転送キー16d、ファクシミリ通信動作等を開始させるためのスタートキー及びワンタッチダイヤルキー等の各種操作キーを備えている。ここで、付属電話機23からコードレス電話機3へのダイレクト転送とは、付属電話機23で外線に応答して、ダイレクト転送キー16dの押下によって、その外線を一旦保留状態にさせてからコードレス電話機3を外線の呼出音で呼び出すことを言う。
【0013】
市販されている16桁の汎用LCD等よりなる表示部17は、装置本体2の前面上部に配設され、装置本体2やコードレス電話機3の使用状態等の各種情報の表示を行う。
【0014】
画像メモリ18は、受信画データや読取部14で読み取られた画データを一時的に記憶する。NCU19は、電話回線L1の閉結及び開放を行うとともに、相手先のファックス番号に対応したダイヤルパルスの送出及び着信を検出する機能等を備えている。また、NCU19は、電話回線L1を装置本体2から他の装置に接続するための回線L2に切り替える機能も備えている。モデム20は、送受信データの変調及び復調を行うものである。
【0015】
付属電話機23は、装置本体2にケーブルによって接続されている。この付属電話機23を用いれば、外線に発呼して通信相手との間で通話することができるとともに、着信した外線をオフフックして通話することもできる。送受信部27は、アンテナ28を介してコードレス電話機3との間で各種の制御等に必要な情報の送受信を行う。
【0016】
子機機能を有するコードレス電話機3は、CPU31、ROM32、RAM33、操作部34、送受信部35及びアンテナ36から構成されている。CPU31は、コードレス電話機3全体の制御を行う。ROM32は、コードレス電話機3を制御するためのプログラムを記憶する。RAM33は、コードレス電話機3の各種情報を一時的に記憶する。操作部34には、電話番号を入力するためのテンキー(*,#キーを含む)34a、付属電話機23との間で内線通話を行うための内線キー34b、外線に発呼したり、着信した外線をオフフックしたりするための外線キー34c、外線を保留状態にするための保留キー34d、付属電話機23にダイレクト転送するためのダイレクト転送キー34e、電話やリモート操作を終了するための切キー34f及び留守番電話に設定するため留守番電話設定キー(図示略)等を備えている。送受信部35は、アンテナ36を介して装置本体2との間で制御等に必要な情報の送受信を行う。ここで、コードレス電話機3から付属電話機23へのダイレクト転送とは、コードレス電話機3で外線に応答して、ダイレクト転送キー34eの押下によって、その外線を一旦保留状態にさせてから付属電話機23を外線の呼出音で呼び出すことを言う。
【0017】
次に、表示部17に表示される表示内容と、表示文字との関係について、図2に示す表を用いて説明する。
・付属電話機23からコードレス電話機3への内線呼出中の場合は、「Intercom」と表示される。装置本体2からコードレス電話機3を内線呼出するときは、内線呼出していることが付属電話機23の使用者には分かっていることであり、単に内線状態を示すだけの「Intercom」と表示させている。
【0018】
・コードレス電話機3から付属電話機23への内線呼出中の場合は、待機状態を示す「Fax Ready XX:XX」(XX:XXは現在時刻を示す)と表示される。すなわち、装置本体2を主体として考えれば、外線からの着信呼出も、コードレス電話機3からの内線呼出も付属電話機23が呼び出されることにおいては、何ら変わりがない。従って、待機状態を示す表示から表示を変化させることなく「Fax Ready XX:XX」と表示させている。
【0019】
・付属電話機23とコードレス電話機3との間の内線通話中の場合は、「Intercom」と表示される。すなわち、内線通話者には、内線通話状態であることが明らかであるため、「Intercom」と表示させている。
【0020】
・外線と付属電話機23との間で通話中の場合は、「Telephone」と表示される。すなわち、外線の相手と通話していることが、使用者には明らかであるため、「Telephone」と表示させている。
【0021】
・外線とコードレス電話機3との間で通話中の場合は、「Remote」と表示される。すなわち、コードレス電話機3による遠隔操作状態であるため、「Remote」と表示させている。
【0022】
・外線を付属電話機23で保留中の場合は、「Hold」と表示される。すなわち、第三者にも保留ている旨が分かるように、「Hold」と表示させている。
【0023】
・外線をコードレス電話機3で保留中の場合は、「Remote」と表示される。すなわち、コードレス電話機3による遠隔操作状態であるため、「Remote」と表示させている。
【0024】
・付属電話機23で外線を保留中に、付属電話機23からコードレス電話機3を内線呼出中の場合は、「Hold」と表示される。すなわち、内線呼出中の使用者に、外線を保留ている旨が分かるように、「Hold」と表示させている。
【0025】
・コードレス電話機3で外線を保留中に、コードレス電話機3から付属電話機23を内線呼出中の場合は、「Remote」と表示される。すなわち、装置本体2を主体をして考えれば、コードレス電話機3が外線を保留して内線呼出している旨が分かるように、「Remote」と表示させている。
【0026】
・外線保留中における付属電話機23とコードレス電話機3との間の内線通話中の場合は、「Hold」と表示される。すなわち、外線が保留中である旨を内線通話者に分かるように、「Hold」と表示させている。
【0027】
・付属電話機23からコードレス電話機3へのダイレクト転送中の場合は、「Calling Remote」と表示される。すなわち、装置本体2を主体と考えれば、コードレス電話機3を呼び出して、コードレス電話機3の使用者に直接外線の相手を応答させる操作であるため、「Calling Remote」と表示させている。
【0028】
・コードレス電話機3から付属電話機23へのダイレクト転送中の場合は、待機状態を示す「Fax Ready XX:XX」(XX:XXは現在時刻を示す)と表示される。すなわち、装置本体2を主体として考えれば、外線からの呼出も、コードレス電話機3からのダイレクト転送呼出も付属電話機23が呼び出されることにおいては、何ら変わりがない。従って、待機状態での外線からの着信呼出と同じく「Fax Ready XX:XX」と表示させている。
【0029】
次に、着信した外線を付属電話機23で応答し、その外線を保留してからコードレス電話機3に内線通話して知らせる場合の表示部17における表示について、図3に示すフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明において、表示部17における表示は、ROM12に記憶されたプログラムに基づいて、CPU11の制御によって実行される。
【0030】
S1においては、外線から着信がNCU19により検出される。このとき、表示部17には、「Fax Ready XX:XX」が表示され続ける。
S2においては、外線の呼出音に対して、付属電話機23の使用者により付属電話機23がオフフックされる。その結果、外線の相手と付属電話機23の使用者との間で通話が行われる。このとき、表示部17には、「Telephone」と切替表示される。
【0031】
S3においては、付属電話機23の使用者により保留キー16cが押下される。その結果、外線の相手に対して保留音の送出が開始される。このとき、表示部17には、「Hold」と切替表示される。
【0032】
S4においては、付属電話機23の使用者により内線キー16bが押下される。その結果、コードレス電話機3では、内線の呼出音が鳴動される。このとき、表示部17には、「Hold」と表示され続ける。なお、S2の後、付属電話機23の使用者により保留キー16cが押下されずに直接内線キー16bが押下された場合、外線の相手に対して保留音の送出が開始される。また、コードレス電話機3では内線の呼出音が鳴動される。さらに、表示部17には「Hold」と切替表示される。
【0033】
S5においては、コードレス電話機3の使用者により内線キー34bが押下される。その結果、付属電話機23の使用者とコードレス電話機3の使用者との間で内線通話状態となり、外線からの着信があった旨が伝えられる。このときも、表示部17には、「Hold」と表示され続ける。
【0034】
S6においては、付属電話機23の使用者により付属電話機23がオンフックされる。その結果、外線の相手に対して送出されていた保留音が停止され、外線の相手とコードレス電話機3の使用者との間で通話が行われる。このとき、表示部17には、「Remote」と切替表示される。
【0035】
次に、着信した外線をコードレス電話機3で応答し、その外線を保留してから付属電話機23に内線通話して知らせる場合の表示部17における表示について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0036】
S11においては、外線から着信がNCU19により検出される。このとき、表示部17には、「Fax Ready XX:XX」が表示され続ける。
S12においては、外線の呼出音に対して、コードレス電話機3の使用者によりコードレス電話機3の外線キー34cが押下されて、コードレス電話機3がオフフックされる。その結果、外線の相手とコードレス電話機3の使用者との間で通話が行われる。このとき、表示部17には、「Remote」と切替表示される。
【0037】
S13においては、コードレス電話機3の使用者により保留キー34dが押下される。その結果、外線の相手に対して保留音の送出が開始される。このとき、表示部17には、「Remote」と表示され続ける。
【0038】
S14においては、コードレス電話機3の使用者により内線キー34bが押下される。その結果、付属電話機23では、内線の呼出音が鳴動される。このとき、表示部17には、「Remote」と表示され続ける。なお、S12の後、コードレス電話機3の使用者により保留キー34dが押下されずに直接内線キー34dが押下された場合、外線の相手に対して保留音の送出が開始される。また、付属電話機23では内線の呼出音が鳴動される。さらに、表示部17には「Remote」と表示され続ける。
【0039】
S15においては、付属電話機23の使用者により内線キー16bが押下される。その結果、コードレス電話機3の使用者と付属電話機23の使用者との間で内線通話状態となり、外線からの着信があった旨が伝えられる。このとき、表示部17には、「Hold」と切替表示される。
【0040】
S16においては、コードレス電話機3の使用者により切キー34fが押下されて、コードレス電話機3がオンフックされる。その結果、外線の相手に対して送出されていた保留音が停止され、外線の相手と付属電話機23の使用者との間で通話が開始される。このとき、表示部17には、「Telephone」と切替表示される。
【0041】
次に、着信した外線に付属電話機23で応答し、その外線を保留してからコードレス電話機3にダイレクト転送して知らせる場合の表示部17における表示について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0042】
S21においては、外線から着信がNCU19により検出される。このとき、表示部17には、「Fax Ready XX:XX」が表示され続ける。
S22においては、外線の呼出音に対して、付属電話機23の使用者により付属電話機23がオフフックされる。その結果、着信した外線と付属電話機23との間で通話が行われる。このとき、表示部17には、「Telephone」と切替表示される。
【0043】
S23においては、付属電話機23の使用者により保留キー16cが押下される。その結果、外線の相手に対して保留音の送出が開始される。このとき、表示部17には、「Hold」と切替表示される。
【0044】
S24においては、付属電話機23の使用者によって、ダイレクト転送キー16dが押下される。その結果、コードレス電話機3に対してダイレクト転送が行われ、コードレス電話機3が外線の呼出音で鳴動される。このとき、表示部17には、「Calling Remote」と切替表示される。なお、S22の後、付属電話機23の使用者により保留キー16cが押下されずに直接ダイレクト転送キー16dが押下された場合、外線の相手に対して保留音の送出が開始される。また、コードレス電話機3に対してダイレクト転送が行われ、コードレス電話機3が外線の呼出音で鳴動される。さらに、表示部17には「CallingRemote」と切替表示される。
【0045】
S25においては、外線の呼出音に基づいて、コードレス電話機3の使用者により外線キー34cが押下されて、コードレス電話機3がオフフックされる。その結果、外線の相手とコードレス電話機3の使用者との間で通話が行われる。このとき、表示部17には、「Remote」と切替表示される。
【0046】
次に、着信した外線にコードレス電話機3で応答し、その外線を保留してから付属電話機23にダイレクト転送して知らせる場合の表示部17における表示について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0047】
S31においては、外線から着信がNCU19により検出される。このとき、表示部17には、「Fax Ready XX:XX」が表示され続ける。
S32においては、外線の呼出音に対して、コードレス電話機3の使用者により外線キー34cが押下されて、コードレス電話機3がオフフックされる。その結果、着信した外線とコードレス電話機3との間で通話が行われる。このとき、表示部17には、「Remote」と切替表示される。
【0048】
S33においては、コードレス電話機3の使用者により保留キー34dが押下される。その結果、外線の相手に対して保留音の送出が開始される。このとき、表示部17には、「Remote」と表示され続ける。
【0049】
S34においては、コードレス電話機3の使用者によって、ダイレクト転送キー34eが押下される。その結果、付属電話機23に対してダイレクト転送が行われ、付属電話機23が外線の呼出音で鳴動される。このとき、表示部17には、「Fax Ready XX:XX」と切替表示される。なお、S32の後、コードレス電話機3の使用者により保留キー34dが押下されずに直接ダイレクト転送キー34eが押下された場合、外線の相手に対して保留音の送出が開始される。また、付属電話機23に対してダイレクト転送が行われ、付属電話機23が外線の呼出音で鳴動される。さらに、表示部17には「Fax Ready XX:XX」と切替表示される。
【0050】
S35においては、外線の呼出音に基づいて、付属電話機23の使用者により付属電話機23がオフフックされる。その結果、外線の相手と付属電話機23の使用者との間で通話が行われる。このとき、表示部17には、「Telephone」と切替表示される。
【0051】
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
・付属電話機23は装置本体2に設けられているため、その使用状態を表示部17に積極的に表示する必要性がない。このため、コードレス電話機3の使用状態を付属電話機23よりも優先させて表示部17に表示させることの方が有益である。従って、付属電話機23とコードレス電話機3との間における状態を16桁からなる小さなLCDの表示部17にコードレス電話機3の使用状態を優先させて的確に表示することができる。また、使用者は付属電話機23とコードレス電話機3との使用状態を表示部17に表示される文字から知ることができる。さらに、専用且つ大型のLCDを装置本体2に設ける必要もない。
【0052】
・表示部17に表示される文字によって、操作した内容が確実に行われていることを聴覚と視覚とにより確実に確認することができる。従って、誤って操作した場合は、すぐに操作のやり直しを行うことができる。
【0053】
・表示部17に「Remote」と表示されている場合は、コードレス電話機3が使用状態であることが分かる。従って、表示部17を一瞥するだけで、付属電話機23が使用不可能であることが分かる。
【0054】
・外線保留時に内線通話中は、表示部17に外線が保留中である旨を示す「Hold」が内線通話の表示よりも優先させて表示させている。このため、確実に外線が保留中であることが分かる。従って、必要以上に外線の相手を待たせることを防止することができる。
【0055】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・装置本体2は、ファクシミリ機能を備えた装置でなく、通常の親子電話機の機能を有する電話機であっても良い。
【0056】
・コードレス電話機3に代えて、装置本体2に対してケーブルで接続された第2付属電話機(図示略)であっても良い。
さらに、前記実施形態および前記変形例から把握される技術的思想について、その効果とともに以下に記載する。
【0057】
・請求項1および請求項に記載の通信装置において、表示手段は、16桁からなるLCDである通信装置。
このように構成すれば、汎用LCDであっても、第1及び第2通話手段の使用状態が装置本体において、確実に確認することができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、表示手段が小さくても通信装置の使用状態を的確に表示することができ、また、外線保留中の内線通話時には、外線が保留中であることが分かる。従って、外線の相手を必要以上に待たせることを防止することができる。
る。
【0059】
請求項2に記載の発明によれば、表示手段が小さくても通信装置の使用状態を的確に表示することができ、また、第2通話手段が使用中の場合は同一の表示が表示手段に表示される一方で、外線保留中の内線通話時には保留中の表示が優先して表示手段に表示される。従って、第1通話手段が使用不可能であることが一瞥しただけで分かるとともに、外線の相手を必要以上に待たせることを防止することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のファクシミリ装置のブロック図。
【図2】同じく、表示内容とその表示文字との関係を示す一覧表。
【図3】同じく、付属電話機で応答後、外線保留してからコードレス電話機に取り次ぎを行う場合における表示部の表示を示すフローチャート。
【図4】同じく、コードレス電話機で応答後、外線保留してから付属電話機に取り次ぎを行う場合における表示部の表示を示すフローチャート。
【図5】同じく、付属電話機で応答後、外線保留してからコードレス電話機にダイレクト転送する場合における表示部の表示を示すフローチャート。
【図6】同じく、コードレス電話機で応答後、外線保留してから付属電話機にダイレクト転送する場合における表示部の表示を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…通信装置としてのファクシミリ装置、2…装置本体、3…第2通話手段としてのコードレス電話機、11…表示手段を構成するCPU、12…表示手段を構成するROM、13…表示手段を構成するRAM、17…表示手段を構成する表示部、23…第1通話手段としての付属電話機。

Claims (2)

  1. 装置本体に設けられた第1通話手段と、第1通話手段との間で内線通話が可能な第2通話手段と、第1及び第2通話手段の使用状態を表示するために装置本体に設けられた表示手段と、その表示手段に対して第2通話手段の使用状態を優先して表示させる制御手段とを備え、外線保留中の内線通話時には、保留中の表示を優先して表示手段に表示させる通信装置。
  2. 装置本体に設けられた第1通話手段と、第1通話手段との間で内線通話が可能な第2通話手段と、第1及び第2通話手段の使用状態を表示するために装置本体に設けられた表示手段と、その表示手段に対して第2通話手段の使用状態を優先して表示させる制御手段とを備え、第2通話手段が使用中の場合は、外線通話及び保留中に関わらず表示手段に同一の表示を表示させる一方で、外線保留中の内線通話時には、表示手段に保留中の表示を優先して表示させる通信装置。
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