JP3663852B2 - 画像焼付装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定方向に搬送される印画紙等の感光材料に対してライン露光を行う露光部を備えた画像焼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像焼付装置は、例えば図11に示すように、PLZT素子等からなる露光部101と、この露光部101に対向して配設された位置規制部材102と、露光部101の上流側に配設された第1の搬送ローラ対103と、露光部101の下流側に配設された第2の搬送ローラ対104とを備えており、印画紙等の感光材料Pをこれらの第1,第2の搬送ローラ対103,104で挟持して位置規制部材102上に沿って搬送させながら露光部101によりライン単位で露光して画像の焼付処理を行うようにしたものである。なお、PLZT素子とは、チタン酸ジルコン酸鉛にランタンを添加することにより得られる透明強誘電性セラミックス材料から構成され、その材料の有する電気光学効果を利用したシャッタアレイをいう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の画像焼付装置は、感光材料Pの上流側の第1の搬送ローラ対103と下流側の第2の搬送ローラ対104との両方で挟持されている領域では、感光材料が多少カールしていても両方の搬送ローラ対103,104により引っ張られて位置規制部材102からほとんど浮き上がらないため、適正な露光を行うことができる。
【0004】
ところが、感光材料Pの先端部分では、その先端部分が下流側の第2の搬送ローラ対104に挟持されないため、感光材料Pが多少でもカールしていると位置規制部材102から浮き上がってしまい焦点がぼけて適正な露光ができないことになる。同様に、感光材料Pの後端部分でも、その後端部分が上流側の第1の搬送ローラ対103に挟持されないため、感光材料Pが多少でもカールしていると位置規制部材102から浮き上がってしまい焦点がぼけて適正な露光ができないことになる。特に、ライン単位で露光を行う露光部では、一般的にその焦点深度が浅く、露光部の光軸方向への感光材料の変位が±0.1mm程度しか許容されない場合が多いため、露光に対してカールの影響が生じ易い。
【0005】
そのため、従来では感光材料Pの先端部分と後端部分とはカットして廃棄しなければならない場合が生じ、感光材料にロスが生じるという問題があった。また、先端部分と後端部分とをカットする場合には、そのカット処理に要する時間分だけ処理能力が低下するという問題もあった。
【0006】
従って、本発明は、感光材料がカールしている場合でも、その先端部分と後端部分に対して適正な露光を行うことができる画像焼付装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に係る画像焼付装置は、所定方向に搬送される感光材料に対してライン露光を行うものであって、光軸上でライン露光を行う露光部と、この露光部に対向する位置に配設され、前記露光部に対向する側の前記光軸上に頂部を有し、当該頂部の上流側と下流側とに傾斜部の形成された位置規制部材と、この位置規制部材の上流側に配設され、前記感光材料を前記位置規制部材に向けて搬送する第1の搬送路と、前記位置規制部材の下流側に配設され、前記位置規制部材を通過して搬送されてくる前記感光材料を下流側に搬送する第2の搬送路と、前記第1の搬送路により搬送されてくる感光材料を前記頂部に当接させる当接手段とを備え、前記位置規制部材は、その頂部前記第1,第2の搬送路の各延長線と前記光軸との各交点に対して前記露光部側に位置させることで前記第1の搬送路から搬送されてくる感光材料の先端を前記上流側の傾斜部に沿って当該頂部に案内するようにしたものであることを特徴としている。
【0008】
上記構成によれば、位置規制部材の頂部が第1,第2の搬送路の延長線と露光部の光軸との交点に対して露光部側に位置しておりしかも第1の搬送路により搬送されてくる感光材料を頂部に当接させる当接手段を備えているので、第1の搬送路により搬送されてきた感光材料の先端部分は、位置規制部材の上流側の傾斜部に当接し当該傾斜部に沿って頂部に案内されると共に露光部側への浮き上がりが当接手段により規制され、その状態で頂部を通過するときに露光部により露光される。また、第1の搬送路により搬送されてきた感光材料が第2の搬送路に受け渡されて下流側に搬送されるとき、その感光材料の後端部分は、位置規制部材の頂部が第2の搬送路の延長線と露光部の光軸との交点に対して露光部側に位置しているため、露光部側への浮き上がりが規制されて頂部に当接され、その頂部を通過するときに露光部により露光される。その結果、感光材料がカールしていても感光材料の先端部分及び後端部分に対して適正な露光が行われる。
【0009】
また、請求項2に係る画像焼付装置は、請求項1に係るものにおいて、前記第1,第2の搬送路が、それぞれ前記位置規制部材側に傾斜して配設されたことを特徴としている。
【0010】
上記構成によれば、感光材料が大きくカールしていても、第1の搬送路から搬送されてきた感光材料の先端部分は、位置規制部材に対する進入角度が大きいことから必ず位置規制部材の上流側の傾斜部に当接して頂部に案内され、その頂部を通過するときに露光部により露光される。また、感光材料が第2の搬送路により下流側に搬送されるとき、その感光材料の後端部分は、位置規制部材に対する退出角度が大きいことから必ずその頂部に当接され、その頂部を通過するときに露光部により露光される。その結果、感光材料が大きくカールしていても感光材料の先端部分及び後端部分に対して適正な露光が行われる。
【0011】
また、請求項3に係る画像焼付装置は、請求項1又は2に係るものにおいて、前記当接手段が、前記第1,第2の搬送路の少なくとも一方の搬送路の端部に形成された延設部からなることを特徴としている。
【0012】
上記構成によれば、第1の搬送路及び第2の搬送路により搬送される感光材料の露光部側への浮き上がりが搬送路の端部に形成された延設部により規制されることで感光材料の全体が頂部に確実に当接される結果、感光材料の全体に対して適正な露光が行われる。
【0013】
また、請求項4に係る画像焼付装置は、請求項1又は2に係るものにおいて、前記当接手段が、前記頂部の上流側と下流側とに配設されたローラからなることを特徴としている。
【0014】
上記構成によれば、第1の搬送路及び第2の搬送路により搬送される感光材料の露光部側への浮き上がりがローラにより規制されることで感光材料の全体が頂部に確実に当接される結果、感光材料の全体に対して適正な露光が行われる。
【0015】
また、請求項5に係る画像焼付装置は、請求項1又は2に係るものにおいて、前記当接手段が、前記感光材料を前記頂部方向に付勢する吐出力又は吸引力を用いた手段からなることを特徴としている。
【0016】
上記構成によれば、第1の搬送路及び第2の搬送路により搬送される感光材料の露光部側への浮き上がりが吐出力又は吸引力を用いた手段により規制されることで感光材料の全体が頂部に確実に当接される結果、感光材料の全体に対して適正な露光が行われる。
【0017】
また、請求項6に係る画像焼付装置は、所定方向に搬送される感光材料に対してライン露光を行うものであって、光軸上でライン露光を行う露光部と、この露光部に対向する位置に配設された平坦形状を有する位置規制部材と、この位置規制部材の上流側に配設され、前記感光材料を前記位置規制部材に向けて搬送する第1の搬送路と、前記位置規制部材の下流側に配設され、前記位置規制部材を通過して搬送されてくる前記感光材料を下流側に搬送する第2の搬送路と、前記位置規制部材における前記感光材料の前記露光部側への浮き上がりを規制するものであり、前記露光部と前記位置規制部材との間に配設され、前記位置規制部材に面する側が前記光軸上に頂部を有する湾曲形状とされた光透過材料で形成されてなる浮上規制部材とを備えたことを特徴としている。
【0018】
上記構成によれば、第1の搬送路及び第2の搬送路により搬送される感光材料の平坦形状を有する位置規制部材における露光部側への浮き上がりが光透過材料で形成された浮上規制部材の頂部により規制される結果、感光材料の先端部分と後端部分とを含めた全体が位置規制部材に当接され、感光材料の全体に対して適正な露光が行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像焼付装置10の概略構成を示す図である。この図において、画像焼付装置10は、印画紙等の感光材料に対して画像を焼付ける焼付処理部20と、画像の焼付けられた感光材料を現像処理する現像処理部40とを備えている。
【0020】
焼付処理部20は、デジタル画像を印画紙等の感光材料上に焼付処理するもので、画像転写部22と、画像転写部22の上流側(図中の右方)に配設され、画像転写部22に印画紙等の感光材料を供給する感光材料供給部24と、感光材料供給部24側から搬送されてきた感光材料を画像転写部22に搬送する第1の搬送路26と、画像転写部22で焼付処理された感光材料を現像処理部40側に搬送する第2の搬送路28とを備えている。
【0021】
画像転写部22は、画像データを光信号に変換して感光材料上に出力するPLZT素子からなる露光ヘッド221と、露光ヘッド221を駆動する駆動回路222と、駆動回路222に画像データを出力する画像データ出力部223と、露光ヘッド221のヘッド面224から所定距離をおいて対向配置され、感光材料の通過位置を規制する位置規制部材225とを備えている。なお、PLZT素子とは、上述したように、チタン酸ジルコン酸鉛にランタンを添加することにより得られる透明強誘電性セラミックス材料から構成され、その材料の有する電気光学効果を利用したシャッタアレイをいう。
【0022】
画像データ出力部223は、フィルム画像等をCCD等の撮像素子で読み取って得た画像データや、パソコン等の外部装置から送出されてきた画像データに所定の画像処理を施して1乃至数ライン毎に出力するものである。
【0023】
位置規制部材225は、頂部226と、頂部226の上流側(図中の右方)に形成された第1の傾斜部227と、頂部226の下流側(図中の左方)に形成された第2の傾斜部228とを有する形状に形成され、頂部226が露光ヘッド221の光軸L上に位置するように配設されたもので、感光材料が後述するように頂部226に当接された状態で頂部226を通過するようにしたものである。露光ヘッド221は、この頂部226を通過する感光材料に対して画像データを1乃至数ライン毎に光信号に変換して出力することにより焼付処理を行う。
【0024】
感光材料供給部24は、マガジン載置台241と、マガジン載置台241に搭載されたマガジンMGから感光材料Pを引き出して第1の搬送路26に送出する引出ローラ対242とを備えている。
【0025】
第1の搬送路26は、上ガイド板261と下ガイド板262とが対向配置されて構成され、位置規制部材225側に傾斜して配設されている。すなわち、この実施形態では、露光ヘッド221がそのヘッド面224を下方に向けて配設されているため、第1の搬送路26は図中左下がりの傾斜を有するように配設されている。
【0026】
また、第1の搬送路26の下流側端部26aは、下ガイド板262の一部が取り除かれ、その部分に位置規制部材225に取り付けられた腰の強い可撓性シート部材263が配設されて構成されている。この可撓性シート部材263は、上ガイド板261と直接対向する箇所では上ガイド板261に接触した状態で配設されている。また、上ガイド板261の内面にはビロード等の保護部材261aが貼着され、感光材料の露光面を保護するようになっている。また、下流側端部26aの先端部27は、位置規制部材225の頂部226の上流側(図中の右方)でその頂部226に近接する位置に配設されており、感光材料の搬出口27aが位置規制部材225の頂部226を含む平面H1と同一の平面に位置するようになっている。これにより、位置規制部材225の頂部226は、第1の搬送路26の下流側方向への延長線と露光ヘッド221の光軸Lとの交点に対して露光ヘッド221側に位置することになる。
【0027】
また、第1の搬送路26は、感光材料を所定のピッチで間欠的に搬送する第1の搬送ローラ対264と、第1の搬送ローラ対264の上流側に配設されたカッタ部265とを備えている。これにより、マガジンMGから引き出された感光材料Pは、カッタ部265により所定長さにカットされた上で第1の搬送ローラ対264により下流側の露光ヘッド221に搬送されることになる。
【0028】
第2の搬送路28は、上ガイド板281と下ガイド板282とが対向配置されて構成され、位置規制部材225側に傾斜して配設されている。すなわち、この実施形態では、露光ヘッド221がそのヘッド面224を下方に向けて配設されているため、第2の搬送路28は図中左上がりの傾斜を有するように配設されている。
【0029】
また、第2の搬送路28の上流側端部28aは、下ガイド板282の一部が取り除かれ、その部分に位置規制部材225に取り付けられた腰の強い可撓性シート部材283が配設されて構成されている。この可撓性シート部材283は、上ガイド板281と直接対向する箇所では上ガイド板281に接触した状態で配設されている。また、上ガイド板281の内面にはビロード等の保護部材281aが貼着され、感光材料Pの露光面を保護するようになっている。また、上流側端部28aの先端部29は、上ガイド板281のヘッド面224下方に位置する部分がヘッド面224側に屈曲されており、感光材料の搬入口29aが位置規制部材225の頂部226の頂面を含む平面H1と同一の平面に位置するようになっている。これにより、位置規制部材225の頂部226は、第2の搬送路28の上流側方向への延長線と露光ヘッド221の光軸Lとの交点に対して露光ヘッド221側に位置することになる。なお、上流側端部28aの先端部29を部材の呼称上第1の搬送路28とは分離し、第1の搬送路28の端部に形成された延設部と呼ぶ。
【0030】
また、第2の搬送路28は、感光材料Pを所定のピッチで間欠的に搬送する第2の搬送ローラ対284を備えており、露光ヘッド221で焼付処理された感光材料を第2の搬送ローラ対284により現像処理部40側に搬送する。
【0031】
第1の搬送路26と第2の搬送路28とが上記のように構成されることにより、感光材料は位置規制部材225の頂部226を次のような状態で通過することになる。
【0032】
まず、第1の搬送路26により搬送されてきた感光材料Pの先端部分P1は、感光材料Pが左下がりの状態で搬送されてくることから頂部226に対する進入角度が大きくなり、かつ、頂部226が第1の搬送路26の延長線と露光ヘッド221の光軸Lとの交点に対して露光ヘッド221側に位置していることから、図2(a)に示すように、位置規制部材225の第1の傾斜部227に当接し、その斜面に沿って頂部226に案内されることになる。そのため、感光材料Pの先端部分P1においても焦点がぼけるようなことがなくなり、適正な露光が行われることになる。また、先端部27により先端部分P1の頂部226上方(すなわち、露光ヘッド221側)への浮き上がりが規制される結果、感光材料Pがどちら向きにカールしていても(上方向に凸状になるようにカールしていても、下方向に凸状になるようにカールしていても)、必ず頂部226に当接した状態で頂部226を通過することになる。ただし、先端部27は、感光材料Pの先端部分P1を頂部226に当接させるにあたっては必ずしも不可欠のものではない。
【0033】
なお、この実施形態では、第1の搬送路26の下流側端部26aの可撓性シート部材263が上ガイド板261に接触しているため、感光材料Pが大きくカールしている場合でも、そのカール部分が押さえつけられて一時的にカールが矯正されることになり、確実に頂部226に当接されることになる。また、この実施形態では、下流側端部26aの先端部27を部材の称呼上、第1の搬送路26とは分離し、第1の搬送路26の端部に形成された延設部と呼ぶ。
【0034】
また、感光材料Pの先端部分P1が第1の搬送路26から第2の搬送路28に受け渡され、後端部分P2が第1の搬送路26から搬出されたときには、その後端部分P2は、感光材料Pが第2の搬送路28により左上がりの状態で搬送されることから頂部226に対する退出角度が大きくなり、かつ、頂部226が第2の搬送路28の延長線と露光ヘッド221の光軸Lとの交点に対して露光ヘッド221側に位置していることから、図2(c)に示すように、必ず頂部226に当接した状態で頂部226を通過することになる。そのため、感光材料Pの後端部分P2においても焦点がぼけるようなことがなくなり、適正な露光が行われることになる。また、先端部29により後端部分P2の頂部226上方(すなわち、露光ヘッド221側)への浮き上がりが規制される結果、感光材料Pがどちら向きにカールしていても、必ず頂部226に当接した状態で頂部226を通過することになる。ただし、先端部29は、感光材料Pの後端部分P2を頂部226に当接させるにあたっては必ずしも不可欠のものではない。
【0035】
なお、この実施形態では、第2の搬送路28の上流側端部28aの可撓性シート部材283が上ガイド板281に接触しているため、感光材料Pが大きくカールしている場合でも、そのカール部分が押さえつけられて一時的にカールが矯正されることになり、後端部分P2が確実に頂部226に当接されることになる。また、この実施形態では、上流側端部28aの先端部29を部材の称呼上、第2の搬送路28とは分離し、第2の搬送路28の端部に形成された延設部と呼ぶ。
【0036】
また、感光材料Pが第1の搬送路26と第2の搬送路28の両方に跨って搬送されているとき、すなわち、先端部分P1と後端部分P2を除いた中間部分が搬送されているときには、感光材料Pは、図2(b)に示すように、第1の搬送路26側の先端部27と第2の搬送路28側の先端部29とにより頂部226上方への浮き上がりが規制されて頂部226に当接されるので、中間部分についても適正な状態で露光が行われることになる。すなわち、下流側端部26aの先端部(延設部)27及び上流側端部28aの先端部(延設部)29は、感光材料Pが露光ヘッド221側に浮き上がるのを規制する当接手段を構成する。
【0037】
このように、感光材料Pの先端部分P1と後端部分P2とを含む全体が適正に露光されるようになると、感光材料Pの先端部分P1や後端部分P2をカットして廃棄する必要がなくなることから感光材料Pのロスを削減でき、カットに要する時間が不要になることから装置の処理時間を短縮させることも可能となる。また、露光ヘッド221に対して焦点深度の浅いレンズの使用が可能となり、感光材料Pに対する焼付能力を向上させることも可能となる。
【0038】
現像処理部40は、画像転写部22で画像の焼付処理された感光材料Pを現像処理する処理液の充填された複数の処理タンク401と、処理タンク401内において感光材料Pを搬送する搬送手段402と、処理タンク401から排出された感光材料Pを乾燥処理する乾燥室403と、乾燥処理された感光材料Pを上下方向に配列された図略のトレイに順に排出する感光材料排出部404とを備えている。
【0039】
上記のように構成された写真焼付装置は、所定の演算処理を行うCPU、所定のプログラムの記憶されているROM、データが一時的に記憶されるRAM等から構成された制御部により制御され、例えば、概略次のように動作する。
【0040】
まず、スタートスイッチがONされると、マガジン載置台241に装着されているマガジンMGから感光材料Pが順次引き出されて第1の搬送路26により下流側に搬送され、カッタ部265により順次所定サイズにカットされる。このカットされた感光材料Pが順に画像転写部22に搬送され、露光ヘッド221により位置規制部材225の頂部226を通過する感光材料Pに対する焼付処理が行われる。すなわち、感光材料Pは所定のピッチで間欠的に搬送される一方、この搬送に同期して露光ヘッド221から画像データが1乃至数ライン毎に光信号として感光材料P上に出力され、感光材料Pに対する焼付処理が行われる。この感光材料Pに対する焼付処理は、上述のように先端部分P1及び後端部分P2を含む全体に対して適正に行われることになる。そして、焼付処理の終了した感光材料Pは、第2の搬送路28により現像処理部40に搬送されて現像処理され、感光材料排出部404に排出される。なお、感光材料Pを画像転写部22を通過させて下流側に一旦搬送させた後に上流側に逆送させ、この逆送時に感光材料Pに対する焼付処理を行うようにすることもできる。
【0041】
なお、上記第1の実施形態では、第1の搬送手段26の下流側端部26a及び第2の搬送手段28の上流側端部28aには、下ガイド板262,282の一部を取り除いて可撓性シート部材263,283を配設するようにしているが、この可撓性シート部材263,283は不可欠のものではない。これらの可撓性シート部材263,283を使用せずに上ガイド板261,281と下ガイド板262,282とだけで構成することも可能である。
【0042】
また、上記第1の実施形態では、第1の搬送路26に配設されているカッタ部265で感光材料Pをカットし、そのカットした感光材料Pに対して焼付処理するようにしているが、第2の搬送路28にカッタ部265を配設し、焼付処理した後に感光材料Pをカットするようにしてもよい。
【0043】
図3は、本発明の第2の実施形態に係る画像焼付装置100の要部のみを示す図である。なお、この実施形態では、第1の実施形態に係る画像焼付装置10に比べて画像転写部22及びその周辺の構成が異なるのみで、他の構成及び動作については基本的に同一であるため、以下には画像焼付装置10との相違点のみ説明する。また、同一の構成部材については同一の符号を付すことによりその構成部材の詳細な説明を省略する。
【0044】
すなわち、この画像焼付装置100では、画像転写部22′の位置規制部材225′が、頂部226′と、頂部226′の上流側(図中の右方)に形成された第1の傾斜部227′と、頂部226′の下流側(図中の左方)に形成された第2の傾斜部228′とを有する対称形状に形成され、頂部226′が露光ヘッド221の光軸L上に位置するように配設されたものである。そして、この位置規制部材225′の頂部226′の上流側にはヘッド面224の下方に第1のローラ30が回転自在に配設され、頂部226′の下流側にはヘッド面224の下方に第2のローラ32が回転自在に配設されている。これらの第1,第2のローラ30,32の底面は、頂部226′の頂面を含む平面H2と同一の平面に位置するようになっている。
【0045】
また、露光ヘッド221の上流側の第1の搬送路26′と下流側の第2の搬送路28′は、それらの傾斜角度が第1の実施形態に係る第1,第2の搬送路26,28の傾斜角度よりも大きくなるように配設される一方、第1の搬送路26′の下流側端部26′aと第2の搬送路28′の上流側端部28′aが、露光ヘッド221のヘッド面224から離反すると共に、第1の搬送路26′の下流側端部26′aには第1の搬送ローラ対264′が配設され、第2の搬送路28′の上流側端部28′aには第2の搬送ローラ対284′が配設されている。なお、位置規制部材225′の頂部226′は、第1の搬送路26′の延長線と露光ヘッド221の光軸Lとの交点、及び第2の搬送路28′の延長線と露光ヘッド221の光軸Lとの交点に対して露光ヘッド221側に位置するようになっている。
【0046】
この構成になる画像焼付装置100は、位置規制部材225′の頂部226′、第1,第2のローラ30,32の底面及び第1,第2の搬送ローラ対264′,284′が鎖線で示す小さな径(例えば、直径40mmφ)の円線上に位置するように配設されており、例えば、感光材料Pが直径40mmφで図中下方向に凸状となるようにカールされている場合でも感光材料Pの先端部分P1と後端部分P2とを適正に露光することができるようにしたものである。
【0047】
すなわち、この構成では、感光材料Pが第1の搬送路26′から位置規制部材225′に対して大きな進入角度で搬送されてくること、及び、頂部226′が第1の搬送路26′の延長線と露光ヘッド221の光軸Lとの交点に対して露光ヘッド221側に位置していることから、図4(a)に示すように、感光材料Pの先端部分P1は位置規制部材225´の第1の傾斜部227´に当接し、斜面に沿って頂部226′に案内されることになる。そのため、感光材料Pの先端部分P1においても焦点がぼけるようなことがなくなり、適正な露光が行われることになる。なお、第1のローラ30により先端部分P1の頂部226′上方(すなわち、露光ヘッド221側)への浮き上がりが規制される結果、感光材料Pがどちら向きにカールしていても、必ず頂部226′に当接した状態で頂部226′を通過することになる。ただし、第1のローラ30は、感光材料Pの先端部分P1を頂部226′に当接させるにあたっては必ずしも不可欠のものではない。また、第1のローラ30を配設する場合であっても、感光材料Pの先端部分P1が第1のローラ30の回動軸よりも下部に当接する範囲内であれば、その底面が平面H2よりも下方に位置するようになっていてもよい。
【0048】
また、感光材料Pの先端部分P1が第1の搬送路26′から第2の搬送路28′に受け渡され、後端部分P2が第1の搬送路26′から搬出されたときには、その後端部分P2は、感光材料Pが第2の搬送路28′により左上がりの状態で搬送されることから頂部226′に対する退出角度が大きくなり、かつ、頂部226′が第2の搬送路28′の延長線と露光ヘッド221の光軸Lとの交点に対して露光ヘッド221側に位置していることから、図4(c)に示すように、必ず頂部226′に当接した状態で頂部226′を通過することになる。そのため、感光材料Pの後端部分P2においても焦点がぼけるようなことがなくなり、適正な露光が行われることになる。なお、第2のローラ32により後端部分P2の頂部226′上方(すなわち、露光ヘッド221側)への浮き上がりが規制される結果、感光材料Pがどちら向きにカールしていても必ず頂部226′に当接した状態で頂部226′を通過することになる。ただし、第2のローラ32は、感光材料Pの後端部分P2を頂部226′に当接させるにあたっては必ずしも不可欠のものではない。また、第2のローラ32を配設する場合であっても、感光材料Pの先端部分P1が第2のローラ32の回動軸よりも下部に当接する範囲内であれば、その底面が平面H2よりも下方に位置するようになっていてもよい。
【0049】
また、感光材料Pが第1の搬送路26′と第2の搬送路28′の両方に跨って搬送されているとき、すなわち、先端部分P1と後端部分P2を除いた中間部分が搬送されているときには、感光材料Pは、図4(b)に示すように、第1のローラ30と第2のローラ32とにより頂部226′上方への浮き上がりが規制されて頂部226′に当接されるので、中間部分についても適正な状態で露光が行われることになる。すなわち、第1,第2のローラ30,32は、感光材料Pの露光ヘッド221側への浮き上がりを規制する当接手段を構成する。
【0050】
なお、上記第2の実施形態では、第1の搬送ローラ264′が第1の搬送路26′の端部に配設され、第2の搬送ローラ284′が第2の搬送路28′の端部に配設されているが、第1の搬送ローラ264′を第1の搬送路26′の上流側の位置に配設すると共に、第2の搬送ローラ284′を第2の搬送路28′の下流側の位置に配設する一方、第1の搬送路26′の下流側端部26′aを第1のローラ30に近接させると共に、第2の搬送路28′の上流側端部28′aを第2のローラ32に近接させるようにしてもよい。
【0051】
また、上記第2の実施形態では、当接手段として第1,第2のローラ30,32を使用しているが、図5に示すように、第1,第2のローラ30,32に代え、頂部226′の上流側に噴射ノズル等の第1の噴射手段34を配設し、頂部226′の下流側に噴射ノズル等の第2の噴射手段36を配設するようにしてもよい。これらの第1,第2の噴射手段34,36には、図略の圧縮気体供給源からエアー等の圧縮気体が供給される。この場合、第1,第2の噴射手段34,36から噴射される気体により感光材料Pの頂部226′上方(すなわち、露光ヘッド221側)への浮き上がりが規制される。
【0052】
また、図6に示すように、第1,第2のローラ30,32に代え、吸引口371が頂部226′に位置するように位置規制部材225′内部に吸引ノズル等の吸引手段37を配設するようにしてもよい。この吸引手段37には、真空源372から負圧が供給される。この場合、吸引手段37から供給される負圧により感光材料Pが吸引されて頂部226′上方(すなわち、露光ヘッド221側)への浮き上がりが規制される。なお、吸引手段37の吸引口371を頂部226′の上流側と下流側とに分けて設けるようにしてもよい。
【0053】
図7は、本発明の第3の実施形態に係る画像焼付装置200の要部のみを示す図である。なお、この実施形態では、第2の実施形態の場合と同様に第1の実施形態に係る画像焼付装置10に比べて画像転写部22及びその周辺の構成が異なるのみで、他の構成及び動作については基本的に同一であるため、以下には画像焼付装置10との相違点のみ説明する。また、同一の構成部材については同一の符号を付すことによりその構成部材の詳細な説明を省略する。
【0054】
すなわち、この画像焼付装置200では、画像転写部22″の位置規制部材225″が、平坦形状を有している。そして、露光ヘッド221のヘッド面224に密着して位置規制部材225″側が湾曲した形状の光透過材料からなる浮上規制部材38が配設されている。なお、この浮上規制手段である浮上規制部材38は、その位置規制部材225″側の湾曲面の頂部381が露光ヘッド221の光軸L上に位置するようになっている。
【0055】
また、露光ヘッド221の上流側の第1の搬送路26″と下流側の第2の搬送路28″は、それらの傾斜角度が第1の実施形態に係る第1,第2の搬送路26,28の傾斜角度よりも小さくなるように配設される一方、第1の搬送路26″の下流側端部26″aと第2の搬送路28″の上流側端部28″aが、露光ヘッド221のヘッド面224から離反すると共に、第1の搬送路26″の下流側端部26″aの露光ヘッド221側には第1の搬送ローラ対264″が配設され、第2の搬送路28″の上流側端部28″aの露光ヘッド221側には第2の搬送ローラ対284″が配設されている。
【0056】
この構成になる画像焼付装置200では、第1の搬送路26″により搬送されてきた感光材料Pが浮上規制部材38と位置規制部材225″の間に搬入され、この搬入された感光材料Pが浮上規制部材38の頂部381により位置規制部材225″の上方(すなわち、露光ヘッド221側)に浮き上がるのが規制され、感光材料Pがどちらの方向にカールされている場合でも感光材料Pの先端部分P1及び後端部分P2を含む全体が適正に露光される。
【0057】
すなわち、図8に示すように、感光材料Pが第1の搬送路26″から位置規制部材225″に対して所定の進入角度で搬送されてくるため、感光材料Pの先端部分P1は浮上規制部材38と位置規制部材225″との間に送り込まれ、その先端部分P1の位置規制部材225″上方への浮き上がりが浮上規制部材38の頂部381により規制されることになる。この結果、感光材料Pの先端部分P1は頂部381に対向する位置の位置規制部材225″面に当接され、その先端部分P1において適正な露光が行われることになる。感光材料Pの後端部分P2も、先端部分P1及び後端部分P2を除いた中間部分も同様に頂部381に対向する位置の位置規制部材225″面に当接され、いずれも適正な露光が行われることになる。なお、浮上規制部材38はガラス等の光透過材料から構成されているので、感光材料Pに対する露光に支障が生じることはない。
【0058】
なお、上記第3の実施形態では、第1の搬送ローラ264″が第1の搬送路26″の下流側端部26″aの露光ヘッド221側に配設され、第2の搬送ローラ284″が第2の搬送路28″の上流側端部28″aの露光ヘッド221側に配設されているが、第1の搬送ローラ264″を第1の搬送路26″の上流側の位置に配設すると共に、第2の搬送ローラ284″を第2の搬送路28″の下流側の位置に配設する一方、第1の搬送路26″の下流側端部26″aを浮上規制部材38に近接させると共に、第2の搬送路28″の上流側端部28″aを浮上規制部材38に近接させるようにしてもよい。
【0059】
また、上記第3の実施形態では、光透過材料からなる浮上規制部材38を使用しているが、図9に示すように、浮上規制部材38に代え、位置規制部材225″面における光軸Lとの交点Cの上流側と下流側とに、噴射ノズル等の第1,第2の噴射手段34′,36′をその噴射口が交点Cの近傍に向くようにして配設するようにしてもよい。これらの第1,第2の噴射手段34′,36′には、図略の圧縮気体供給源からエアー等の圧縮気体が供給され、それにより第1,第2の噴射手段34′,36′から噴射される気体によって感光材料の露光ヘッド221側への浮き上がりが規制される。
【0060】
また、図10に示すように、浮上規制部材38に代え、吸引口371′が位置規制部材225″面における光軸Lとの交点C近傍に位置するように位置規制部材225″内部に吸引ノズル等の吸引手段37′を配設するようにしてもよい。この吸引手段37′には、真空源372′から負圧が供給され、この負圧により感光材料が吸引されて感光材料の露光ヘッド221側への浮き上がりが規制される。なお、吸引手段37′の吸引口371′を交点Cの上流側と下流側とに分けて設けるようにしてもよい。
【0061】
また、上記第1及び第2の実施形態では、位置規制部材225,225′は第1の傾斜部227,227′が一体に形成されたものであるが、この第1の傾斜部227,227′を位置規制部材225,225′とは別の部材で構成することも可能である。このように第1の傾斜部227,227′を別の部材で構成する場合でも、第1の傾斜部227,227′を含めて位置規制部材225,225′と呼ぶ。
【0062】
また、上記第1乃至第3の実施形態では、第1の搬送路26,26′,26″及び第2の搬送路28,28′,28″がいずれも露光ヘッド221に対して傾斜した状態で配設されているが、感光材料Pのカールがさほど大きくないような場合には第1の搬送路26,26′,26″及び第2の搬送路28,28′,28″を直線状に配設することも可能である。
【0063】
また、上記第1乃至第3の実施形態では、露光ヘッド221としてPLZT素子からなるものを使用しているが、FOCRT(Fiber Optic Cathode-Ray-Tube)、LEDアレイ、螢光表示管等のライン露光が可能なものであればいかなるものでもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、位置規制部材の頂部が第1,第2の搬送路の各延長線と露光部の光軸との各交点に対して露光部側に位置しておりしかも第1の搬送路により搬送されてくる感光材料を頂部に当接させる当接手段を備えているので、第1の搬 送路から搬送されてくる感光材料の先端部分は位置規制部材の上流側の傾斜部に当接し、当該傾斜部に沿って頂部に案内されると共に、露光部側への浮き上がりが当接手段により規制される結果、感光材料がカールしていても先端部分と後端部分に対して適正な露光を行うことができる。
【0065】
また、請求項2の発明によれば、第1の搬送路及び第2の搬送路が位置規制部材側に傾斜して配設されているので、感光材料が大きくカールしていても先端部分と後端部分に対して適正な露光を行うことができる。
【0066】
また、請求項3の発明によれば、当接手段が、第1,第2の搬送路の少なくとも一方の搬送路の端部に形成された延設部からなっているので、第1の搬送路及び第2の搬送路により搬送される感光材料の露光部側への浮き上がりが延設部により規制されることで感光材料の全体が頂部に確実に当接される結果、感光材料の全体に対して適正な露光を行うことができる。
【0067】
また、請求項の発明によれば、当接手段が、頂部の上流側と下流側とに配設されたローラからなっているので、第1の搬送路及び第2の搬送路により搬送される感光材料の露光部側への浮き上がりがローラにより規制されることで感光材料の全体が頂部に確実に当接される結果、感光材料の全体に対して適正な露光を行うことができる。
【0068】
また、請求項5の発明によれば、当接手段が、感光材料を前記頂部方向に付勢する吐出力又は吸引力を用いた手段からなっているので、第1の搬送路及び第2の搬送路により搬送される感光材料の露光部側への浮き上がりが吐出力又は吸引力を用いた手段により規制されることで感光材料の全体が頂部に確実に当接される結果、感光材料の全体に対して適正な露光を行うことができる。
【0069】
また、請求項6の発明によれば、露光部に対向する位置に配設された位置規制部材と、感光材料の露光部側への浮き上がりを規制する光透過材料で形成された浮上規制部材とを備えているので、第1の搬送路及び第2の搬送路により搬送される感光材料の露光部側への浮き上がりが浮上規制部材により規制される結果、簡単な構成で先端部分と後端部分とを含む感光材料の全体に対して適正な露光を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る画像焼付装置の概略構成を示す図である。
【図2】 図1に示す画像焼付装置の感光材料の位置規制部材の頂部における通過状態を示す図で、(a)は感光材料の先端部分が位置規制部材の頂部に当接される状態を示す図、(b)は感光材料の後端部分が位置規制部材の頂部に当接される状態を示す図、(c)は先端部分と後端部分とを除いた感光材料の中間部分が位置規制部材の頂部に当接される状態を示す図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態に係る画像焼付装置の要部のみを示す図である。
【図4】 図3に示す画像焼付装置の感光材料の位置規制部材の頂部における通過状態を示す図で、(a)は感光材料の先端部分が位置規制部材の頂部に当接される状態を示す図、(b)は感光材料の後端部分が位置規制部材の頂部に当接される状態を示す図、(c)は先端部分と後端部分とを除いた感光材料の中間部分が位置規制部材の頂部に当接される状態を示す図である。
【図5】 図3に示す画像焼付装置の変形例を示す図である。
【図6】 図3に示す画像焼付装置の別の変形例を示す図である。
【図7】 本発明の第3の実施形態に係る画像焼付装置の要部のみを示す図である。
【図8】 図7に示す画像焼付装置の感光材料の位置規制部材における通過状態を示す図である。
【図9】 図7に示す画像焼付装置の変形例を示す図である。
【図10】 図7に示す画像焼付装置の別の変形例を示す図である。
【図11】 従来の画像焼付装置の要部を示す図である。
【符号の説明】
10,100,200 画像焼付装置
20 焼付処理部
22 画像転写部
26,26′,26″ 第1の搬送路
27 第1の搬送路の延設部(当接手段)
28,28′,28″ 第2の搬送路
29 第2の搬送路の延設部(当接手段)
30 第1のローラ(当接手段)
32 第2のローラ(当接手段)
34 第1の気体噴射手段(当接手段)
36 第2の気体噴射手段(当接手段)
37 吸引手段(当接手段)
38 浮上規制部材(浮上規制手段)
34′ 第1の気体噴射手段(浮上規制手段)
36′ 第2の気体噴射手段(浮上規制手段)
37′ 吸引手段(浮上規制手段)
40 現像処理部
221 露光ヘッド
224 ヘッド面
225,225′,225″ 位置規制部材
226,226′ 頂部
227,227′ 第1の傾斜部(傾斜部)
L 露光ヘッドの光軸

Claims (6)

  1. 所定方向に搬送される感光材料に対してライン露光を行う画像焼付装置であって、光軸上でライン露光を行う露光部と、この露光部に対向する位置に配設され、前記露光部に対向する側の前記光軸上に頂部を有し、当該頂部の上流側と下流側とに傾斜部の形成された位置規制部材と、この位置規制部材の上流側に配設され、前記感光材料を前記位置規制部材に向けて搬送する第1の搬送路と、前記位置規制部材の下流側に配設され、前記位置規制部材を通過して搬送されてくる前記感光材料を下流側に搬送する第2の搬送路と、前記第1の搬送路により搬送されてくる感光材料を前記頂部に当接させる当接手段とを備え、前記位置規制部材は、その頂部前記第1,第2の搬送路の各延長線と前記光軸との各交点に対して前記露光部側に位置させることで前記第1の搬送路から搬送されてくる感光材料の先端を前記上流側の傾斜部に沿って当該頂部に案内するようにしたものであることを特徴とする画像焼付装置。
  2. 前記第1,第2の搬送路は、それぞれ前記位置規制部材側に傾斜して配設されたことを特徴とする請求項1記載の画像焼付装置。
  3. 前記当接手段は、前記第1,第2の搬送路の少なくとも一方の搬送路の端部に形成された延設部からなることを特徴とする請求項1又は2記載の画像焼付装置。
  4. 前記当接手段は、前記頂部の上流側と下流側とに配設されたローラからなることを特徴とする請求項1又は2記載の画像焼付装置。
  5. 前記当接手段は、前記感光材料を前記頂部方向に付勢する吐出力又は吸引力を用いた手段からなることを特徴とする請求項1又は2記載の画像焼付装置。
  6. 所定方向に搬送される感光材料に対してライン露光を行う画像焼付装置であって、光軸上でライン露光を行う露光部と、この露光部に対向する位置に配設された平坦形状を有する位置規制部材と、この位置規制部材の上流側に配設され、前記感光材料を前記位置規制部材に向けて搬送する第1の搬送路と、前記位置規制部材の下流側に配設され、前記位置規制部材を通過して搬送されてくる前記感光材料を下流側に搬送する第2の搬送路と、前記位置規制部材における前記感光材料の前記露光部側への浮き上がりを規制するものであり、前記露光部と前記位置規制部材との間に配設され、前記位置規制部材に面する側が前記光軸上に頂部を有する湾曲形状とされた光透過材料で形成されてなる浮上規制部材とを備えたことを特徴とする画像焼付装置。
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