JP2803525B2 - 写真用ペーパの搬送装置 - Google Patents

写真用ペーパの搬送装置

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JP2803525B2
JP2803525B2 JP5143384A JP14338493A JP2803525B2 JP 2803525 B2 JP2803525 B2 JP 2803525B2 JP 5143384 A JP5143384 A JP 5143384A JP 14338493 A JP14338493 A JP 14338493A JP 2803525 B2 JP2803525 B2 JP 2803525B2
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健二 藤々木
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真焼付現像機にお
ける写真用ペーパの搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真焼付現像機として、ロール体から引
き出された長尺ペーパをプリントサイズに対応する大き
さに切断したのち、焼付け、現像および乾燥処理を行な
うようにしたものがある。このような写真焼付現像機に
おいては、現像処理されたペーパを乾燥部において一枚
ずつ所定の速度で搬送させる必要がある。
【0003】ペーパの搬送には、ベルト搬送方式と、複
数の送りローラを用いたローラ搬送方式とが従来から知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ベルト搬送
方式の搬送装置においては、搬送ベルトに吹き付ける風
によってペーパを搬送ベルトに押し付ける搬送であるた
め、ペーパの安定性が悪く、搬送が不安定であり、搬送
ベルトと接触する面と接触しない面とで乾燥の度合いが
異なり、乾燥むらが生じる不都合がある。
【0005】一方、ローラ搬送方式の搬送装置において
は、互に逆方向に回転される一対の送りローラでペーパ
を圧着して一方向に搬送するため、ペーパの安定性に優
れ、ペーパを確実に搬送することができるものの、圧着
によりペーパにローラ跡が残り、品質の優れた写真プリ
ントを得ることができないという問題がある。
【0006】また、ペーパは乾燥により反りが生じ、そ
の反りが強いペーパの場合、ペーパの移動を案内するペ
ーパガイドにペーパが強く接触してすり傷が発生し易い
問題もある。
【0007】この発明の課題は、ローラ搬送方式におけ
る搬送装置の問題点を解決し、ペーパにローラ跡をつけ
ることなく、またすり傷をつけることなくペーパを確実
に搬送することができる搬送装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、相対的に逆方向に回転され
る一対の送りローラの複数を、最小のペーパの長さより
短い間隔をおいてペーパの移送方向に設け、一対の送り
ローラの一方の送りローラを他方の送りローラに対して
ペーパの移送方向に位置をずらし、かつ、一対の送りロ
ーラ間にペーパの厚みより少し大きい間隙を形成し、ペ
ーパの移送路における一側方にガイドプレートを設け、
そのガイドプレートのペーパ移送路と対向する一側に、
ペーパ移送方向に並ぶ送りローラ間に配置される複数の
ガイド片を前記ガイドプレートに一体的に形成し、各ガ
イド片にペーパの移送方向に向けて内方向に傾斜するペ
ーパ案内縁を設けた構成を採用している。
【0009】
【0010】ここで、一対の送りローラは、耐熱性を有
する柔軟な材質で形成するのがよく、例えば、発泡シリ
コンで形成するのがよい。
【0011】
【作用】上記のように、一対の送りローラ間に間隙を設
け、一方の送りローラを他方の送りローラに対してペー
パの移送方向に位置をずらしたことにより、各送りロー
ラとの接触によりペーパを一方向に搬送することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0013】図1は、写真焼付現像機の概略図を示す。
図示のように、本体ケース1の上部にペーパマガジン2
が設けられ、そのペーパマガジン2内にペーパロール3
が収納されている。ペーパロール3から本体ケース1内
に引き出された長尺ペーパ4は、カッタ装置5によりプ
リントサイズに対応する大きさに切断される。切断され
たペーパ4aは、露光台6の露光位置に搬送されて停止
保持される。
【0014】本体ケース1の上部には光源装置7が設け
られ、その光源装置7の光源7aの光は反射板8を介し
てネガマスク9に保持されたネガフィルムFに照射さ
れ、そのネガ像が露光位置に保持された前記ペーパ4a
に焼付けられる。
【0015】焼付け処理後のペーパ4aは、現像部10
に設けられた各種の処理槽11内に搬送されて現像処理
される。
【0016】また、現像処理後のペーパ4aは、乾燥部
12に送り込まれる。乾燥部12には、赤外線ヒータ1
3、乾燥ラック14および温風吹付けダクト15が組込
まれ、ペーパ4aは、乾燥ラック14内に組込まれた搬
送装置20により上向きに搬送され、その搬送時に温風
吹付けダクト15から流出する温風と赤外線ヒータ13
の熱とによって乾燥処理される。
【0017】乾燥処理後の写真プリントは、出口16か
ら外部に排出される。
【0018】なお、17は反射板を示す。
【0019】図2および図3は、搬送装置20の詳細を
示す。搬送装置20は、互に逆方向に回転される一対の
送りローラ21a、21bを複数有し、これらの一対の
送りローラ21a、21bは、最小のペーパ4aの長さ
より短かい間隔をおいてペーパ4aの移送方向に設けら
れている。乾燥ラック14の下部の一対の送りローラ2
1a、21bを除く他の一対の送りローラ21a、21
bにおいて、一方の送りローラ21aは、他方の送りロ
ーラ21bに対してペーパ4aの送り方向に位置がずれ
ている。また、一対の送りローラ21a、21b間に間
隙δが設けられている。間隙δはペーパ4aの厚みより
少し大きく、実施例では0.5mm〜1mm程度としてい
る。
【0020】一対の送りローラ21a、21bは、耐熱
性を有する柔軟な材料から成り、実施例では一対の送り
ローラ21a、21bのそれぞれを発泡シリコンで形成
している。
【0021】なお、一対の送りローラ21a、21bの
表層部を発泡シリコンで形成してもよい。
【0022】一対の送りローラ21a、21bによって
上向きに搬送されるペーパ4aの移送路の一側方には、
複数のガイドプレート22が送りローラ21a、21b
の軸方向に所要の間隔をおいて設けられている。
【0023】ガイドプレート22は、複数のガイド片2
3を一側部に有し、各ガイド片23は、ペーパ4aの移
送路一側に並ぶ送りローラ21b間に配置されている。
このガイド片23は、ペーパの移送路と対向する側縁が
ペーパ4aの移動を案内するペーパ案内縁24とされ、
そのペーパ案内縁24は凹曲線となり、ペーパ4aの移
送方向に向けて内方向に傾斜している。
【0024】上記のように、一対の送りローラ21a、
21bの一方を他方に対してペーパ4aの移送方向に位
置をずらし、かつ一対の送りローラ21a、21b間に
ペーパ4aの厚みより少し大きい間隙δを設けることに
より、その一対の送りローラ21a、21b間にペーパ
4aが送り込まれると、このペーパ4aは、一対の送り
ローラ21a、21bとの接触によって上方に搬送され
る。
【0025】このとき、一対の送りローラ21a、21
bのペーパ4aと接触する表層部は発泡シリコンで形成
されて柔軟性を有するため、ペーパ4aの乳剤面側に対
してはソフトに接触すると共に、ペーパ4aのベース面
側では充分な摩擦抵抗が作用し、ペーパ4aにローラ跡
をつけることなくペーパ4aを確実に搬送することがで
きる。
【0026】上記のようなペーパ4aの搬送時におい
て、ペーパ4aはその乾燥処理によって反りが生じ、あ
るいは反りのあるペーパ4aが一対の送りローラ21
a、21b間に送り込まれることがある。
【0027】このとき、ペーパ4aの移動を案内するガ
イド片23のペーパ案内縁24が図4(ハ)で示すよう
に、ペーパ4aの移送方向と平行する直線であると、反
りのあるペーパ4aの両端がペーパ案内縁24と接触
し、ペーパ4aは一方の送りローラ21aに強く押し付
けられ、ペーパ4aにローラ跡がつくおそれがある。
【0028】しかし、この発明においては、ガイド片2
3のペーパ案内縁24を凹曲線としてペーパ4aの移送
方向に向けて内方向に傾斜させているため、図4(イ)
で示すように、反りのあるペーパ4aが一対の送りロー
ラ21a、21b間に送り込まれると、このペーパ4a
の両端は、ペーパ案内縁24に接触することはなく、ま
た接触したとしても一方の送りローラ21aに対する接
触力は弱く、ペーパ4aにローラ跡をつけることなく搬
送することができる。
【0029】なお、図4(ロ)で示すように、ペーパ4
aが図4(イ)と逆方向に反りがある場合、そのペーパ
4aは傾斜状のペーパ案内縁24に案内されて次の一対
の送りローラ21a、21b間に送り込まれることにな
り、ペーパ4aを確実に搬送することができる。
【0030】なお、乾燥ラック14の上部まで送られた
ペーパ4aは、乾燥ラック14の上部に設けたターンロ
ーラ25と圧着ローラ26とで90°向きが変えられて
出口16に送り込まれる。
【0031】図2に示す実施例では、一対の送りローラ
21a、21bを外周一部がペーパ4aの移送方向と直
交する方向でオーバーラップしないようにしてペーパ4
aの移送方向に位置をずらしたが、図5に示すように、
一対の送りローラ21a、21bをペーパ4aの移送方
向と直交する方向で外周一部がオーバーラップするよう
にペーパ4aの移送方向に位置をずらしてもよい。
オーバーラップ量を示す。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る搬送装置
においては、一対の送りローラの一方を他方に対してペ
ーパの移送方向に位置をずらし、かつ一対の送りローラ
間にペーパの厚みより少し大きい間隙を設けて一対の送
りローラとの接触によりペーパを移送させるようにした
ので、ペーパにローラ跡や傷をつけることなくペーパを
確実に搬送することができる。
【0033】また、ペーパ移送路の一側に設けたガイド
プレートにペーパの移動を案内する複数のガイド片をガ
イドプレートに一体的に設けたことにより、ペーパの移
送方向に並ぶ送りローラ間に個々にガイド片を設ける場
合に比較して部品点数が大幅に少なくなり、また、組付
けが簡単であってガイド片の傾むきも全て一定し、安定
したペーパ搬送を行なうことができる。 さらに、ガイド
片のペーパ案内縁をペーパの移送方向に向けて内方向に
傾斜させたので、反りのあるペーパでも、ペーパに傷を
付けることなく確実に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る搬送装置を用いた写真焼付現像
機の概略図
【図2】同上搬送装置を示す断面図
【図3】同上の搬送装置の斜視図
【図4】(イ)、(ロ)、(ハ)は反りのあるペーパの
搬送状態を示す図
【図5】同上の一対の送りローラの他の例を示す正面図
【符号の説明】
21a、21b 送りローラ δ 間隙 23 ガイド片 24 ペーパ案内縁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に逆方向に回転される一対の送り
    ローラの複数を、最小のペーパの長さより短い間隔をお
    いてペーパの移送方向に設け、一対の送りローラの一方
    の送りローラを他方の送りローラに対してペーパの移送
    方向に位置をずらし、かつ、一対の送りローラ間にペー
    パの厚みより少し大きい間隙を形成し、ペーパの移送路
    における一側方にガイドプレートを設け、そのガイドプ
    レートのペーパ移送路と対向する一側に、ペーパ移送方
    向に並ぶ送りローラ間に配置される複数のガイド片を前
    記ガイドプレートに一体的に形成し、各ガイド片にペー
    パの移送方向に向けて内方向に傾斜するペーパ案内縁を
    設けた写真用ペーパの搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の写真用ペーパの搬送装
    置において、一対の送りローラを耐熱性を有する柔軟な
    材質で形成した写真用ペーパの搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかに記載の写真
    用ペーパの搬送装置において、一対の送りローラの少な
    くとも表層部を発泡シリコンで形成した写真用ペーパの
    搬送装置。
JP5143384A 1993-06-15 1993-06-15 写真用ペーパの搬送装置 Expired - Lifetime JP2803525B2 (ja)

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US3834040A (en) * 1973-04-19 1974-09-10 Logetronics Inc Dryer for photographic film
JPH0299844U (ja) * 1989-01-26 1990-08-08

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