JPH0524924Y2 - - Google Patents

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JPH0524924Y2
JPH0524924Y2 JP1985133468U JP13346885U JPH0524924Y2 JP H0524924 Y2 JPH0524924 Y2 JP H0524924Y2 JP 1985133468 U JP1985133468 U JP 1985133468U JP 13346885 U JP13346885 U JP 13346885U JP H0524924 Y2 JPH0524924 Y2 JP H0524924Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複写紙の片面又は両面に選択的に画
像を形成することができる自動両面複写機に関
し、特に、定着後の複写紙を冷却することができ
る自動両面複写機における冷却機構に関する。
(従来の技術) 近時、複写紙の節約や、保管文書の枚数を少な
くするため、複写紙の両面に画像を形成すること
ができる自動両面複写機が実用に供されている。
かかる自動両面複写機は、複写紙搬送経路と、
複写紙搬送経路へとシート状複写紙を供給する複
写紙供給手段と、複写紙を退避させることで表裏
および前後を逆転するための複写紙逆転経路と、
複写紙返送経路とを具備し、該複写紙供給手段か
ら該複写紙搬送経路に供給された複写紙が、該複
写紙搬送経路を通して搬送される間に、複写紙の
片面に画像が形成され、その後選択的に該複写紙
逆転経路を介して該複写紙返送経路に導入されて
返送され、次いで該複写紙搬送経路に再供給さ
れ、複写紙の他面に画像が形成される。
しかしながら、従来の自動両面複写機において
は、複写紙逆転経路に逆転搬送されてくる定着後
の複写紙を冷却するための手段が設けられていな
かつた。
(考案が解決しようとする問題点) この従来の自動両面複写機によれば、機械の小
型化を図る為複写紙逆転経路の円弧状部の径を小
径とする必要を生じる場合があるが、このように
すると、複写紙は定着後直ちに複写紙逆転経路に
おける小径の円弧状部分において強制的に弯曲せ
しめられ、これにより複写紙にカールが発生し、
各種搬送ローラにおける複写紙の通過性が悪化し
て紙詰まりの原因となる虞れがある。
また、複写紙返送経路において、複写紙搬送経
路へ再供給される複写紙を一時的に退避させてお
く中間受け部が設けられているが、上記の複写紙
のカールに起因してこの中間受け部における複写
紙のストツク性が悪くなるという欠点もあつた。
本考案は、複写紙搬送経路において定着後の複
写紙を選択的に複写紙逆転経路へと導き、ここに
おいて該複写紙を冷却することによつて、複写紙
のカールの発生を未然に防止し、ひいては各種搬
送ローラにおける紙詰まりを阻止するとともに、
中間受け部における複写紙のストツク性をも向上
し得る自動両面複写機における冷却機構を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、帯電、露
光、現像、転写、定着工程を経て複写紙上に画像
を形成する静電式複写機であつて、複写紙搬送経
路と、該複写紙搬送経路にシート状複写紙を供給
するための複写紙供給手段と、複写紙を退避させ
ることで複写紙の表裏および前後を逆転するため
の複写紙逆転経路と、複写紙返送経路とを具備
し、該複写紙供給手段から該複写紙搬送経路に供
給された複写紙が、該複写紙搬送経路を通して搬
送される間に複写紙の片面に画像が形成され、 該片面に画像が形成された複写紙が、選択的に
該複写紙逆転経路を介して該複写紙返送経路に導
入されて返送され、次いで該複写紙搬送経路に再
供給されて、複写紙の他面に画像が形成される自
動両面複写機において、前記複写紙逆転経路に、
該複写紙逆転経路における入口部分と、該入口部
分を介して逆転搬送される複写紙が到達する最初
のかつ最小径の湾曲部である第1の円弧状部分と
の間に開口部を設け、該開口部と複写機本体外部
とを、その途上に送風部材が配設された通風路に
よつて相互に連結し、外部の空気を開口部より複
写紙逆転経路内へと導くようにしたことを特徴と
する自動両面複写機における冷却機構である。
上記手段を採用すれば、定着後の複写紙が複写
紙逆転経路へと逆転搬送された場合には、複写機
外部より複写紙逆転経路へと通ずる通風路上に設
けられた送風部材によつて外部の空気が開口部よ
り複写紙逆転経路内へと導かれ、ここにおいて複
写紙が強制的に冷却される。
ここで、定着工程において加熱後の複写紙にあ
つては、その冷却前に湾曲状態にさらされると湾
曲の癖がついてしまう傾向があり、一方、複写紙
が湾曲された状態下で冷却されたのでは複写紙の
湾曲傾向を一層促進させる虞れがある。
そこで、複写紙逆転経路における入口部分と、
該入口部分を介して逆転搬送される複写紙が到達
する最初のかつ最小径の湾曲部である第1の円弧
状部分との間に開口部を設け、該開口部より外部
の空気を複写紙逆転経路内へ導くことで、複写紙
が湾曲状態にさらされる前にこれを冷却し、複写
紙に湾曲癖がつくことを未然に防止するようにし
ている。
なお、複写紙逆転経路に冷却機構を設けたの
で、複写紙に対し比較的長い間外部の空気にさら
すことができることから、冷却効果が高められて
複写紙の湾曲を確実に防止することが可能とな
る。
(実施例) 以下に本考案について、図面を参照しつつ詳細
に説明する。
第1図は自動両面複写機の簡略化した断面図で
ある。図において、全体を2で示す自動両面複写
機の上面には、複写すべき原稿Oが載置されるコ
ンタクトガラス4と、このコンタクトガラス4及
びその上に載置された原稿Oを覆うための開閉自
在な原稿押さえ部材6とが配設されている。
自動両面複写機2内の略中央部には、周表面に
感光体を有する回転ドラム8が回転自在に装着さ
れている。矢印10で示す方向に回転駆動される
回転ドラム8の周囲には、矢印10で示す方向に
見て順次に、帯電域12、露光域14、現像域1
6、転写域18及びクリーニング域20が設けら
れている。帯電域12には帯電用コロナ放電器2
2が配設され、現像域16には現像装置24が配
設され、転写域18には転写用コロナ放電器26
及び剥離用コロナ放電器28が配設され、そして
クリーニング域20には除電ランプ30及び残留
トナー除去用ブレード32が配設されている。
回転ドラム8の上方には、全体を番号34で示
す露光系が配設されている。この露光系34は、
可動原稿照明用ランプ36、第1可動反射鏡3
8、第2可動反射鏡40、第3可動反射鏡42、
静止レンズ組立体44及び静止反射鏡46を含ん
でいる。走査露光の際には、可動反射鏡38は、
実線で示す走査露光開始位置から実質上水平に所
要位置(例えば二点鎖線で示す最大走査露光終了
位置)まで所要速度Vで移動せしめられ、第2可
動反射鏡40及び第3可動反射鏡42は実線で示
す走査露光開始位置から実質上水平に所要速度V
の半分の速度V/2で移動せしめられる。この際
に、上記コンタクトガラス4上に載置された原稿
Oが可動原稿照明ランプ36によつて照射され、
原稿Oからの反射光が、第1、第2、及び第3の
可動反射鏡38,40,及び42に順次反射され
て、レンズ組立体44に至り、次いで静止反射鏡
46に反射されて上記露光域14において感光体
上に投射される。走査露光が終了すると、可動原
稿照明ランプ36並びに第1、第2及び第3の反
射鏡38,40,及び42は、実線で示す走査露
光開始位置に戻される。
第1図において右端部においては、全体を番号
48で示す複写紙供給手段が設けられている。複
写紙供給手段48は、下給紙カセツト受け部50
a、中間給紙カセツト受け部50b及び上給紙カ
セツト受け部50cを含んでおり、夫々には異な
つた寸法の複写紙を収納した数種類の複写紙カセ
ツト52のうちのいずれかが選択的に着脱自在に
装着される。下カセツト受け部50a、中間カセ
ツト受け部50b、及び上カセツト受け部50c
の各々には、そこに装着された複写紙カセツト5
2から複写紙を一枚毎に送出するための給紙ロー
ラ54a,54b,及び54cが配設されてい
る。下カセツト受け部50aに装着された複写紙
カセツト52から送出された複写紙は、複写紙送
給経路56aを通して全体を番号58で示す複写
紙搬送経路に導入される。中間カセツト受け部5
0bに装着された複写紙カセツト52から送出さ
れた複写紙は、複写紙送給経路56bおよび56
aを通して複写紙搬送経路58に導入される。上
カセツト受け部50cに装着された複写紙カセツ
ト52から送出された複写紙は、複写紙送給経路
56c,56b及び56aを通して複写紙搬送経
路58に導入される。複写紙送給経路56aは案
内板60の上流部と案内板62の一部とによつて
規定されており、複写紙送給経路56cは案内板
対64によつて規定されており、複写紙送給経路
56cは案内板対66によつて規定されている。
複写紙送給経路56aの上流端と複写紙送給経路
56bの下流端との間には送給ローラ対68が配
されており、複写紙送給経路56bの上流端と複
写紙送給経路56cの下流端との間には送給ロー
ラ対69が配設されている。
上記複写紙搬送経路58は、上流端70から下
流端72まで第1図において右から左に略水平に
延びている。かかる複写紙搬送経路58は、上記
案内板60の下流部及び案内板74の下流部、搬
送ローラ対76、案内板対78、搬送ローラ対8
0、案内板82、上記転写域18、搬送ベルト機
構84、案内板86、加熱定着ローラ対88、案
内板対90及び搬送ローラ対92によつて規定さ
れている。
上記複写紙搬送経路58の下流端72に隣接し
て、搬送制御手段94が配設されている。この搬
送制御手段94は、両者間に複写紙移動経路96
を規定する下側可動案内部材98及び上側可動案
内部材100を含む。この下側可動案内部材98
及び上側可動案内部材100は、実線で示す下降
位置と点鎖線で示す上昇位置とに選択的に位置付
けられる。搬送制御手段94の下流側には、排出
ローラ対102を有する複写紙排出経路104が
設けられている。そして、第1図において左端部
には、排紙トレイ106が着脱自在に装着されて
いる。
更に、上記搬送制御手段94に関連せしめて、
全体を番号110で示す複写紙返送経路が配設さ
れている。複写紙返送経路110のうち、案内板
対112によつて規定されている複写紙逆転経路
110aは、上記搬送制御手段94の下流端から
適宜の彎曲形状に延びている。この彎曲形状は、
機械の小型化を図るために、できるだけ円弧状部
を小径とするのが通常である。
なお、本考案では、複写紙逆転経路110aと
して、上記搬送制御手段94の下流端から上方へ
向けて延びる形態のものを例示したが、本考案の
技術的範囲はこの形態に限定されるものではな
く、上記搬送制御手段94の下流端から上方へ向
けて適宜の彎曲形状に延びる複写紙逆転経路11
0aにも適用可能である。
第1図示の複写機においては、複写紙逆転経路
110aは、その上流部において真つ直ぐ上方に
延び、第1円弧状部分110aR1で急に右方へ彎
曲し、さらに第2円弧状部分110aR2で下方へ
彎曲してから、第3円弧状部分110aR3で再び
右方に彎曲してそのまま延びている。複写紙逆転
経路110aの上流端には、実線で示す非作用位
置と二点鎖線で示す作用位置とに選択的に位置付
けられる逆転ローラ114が配設されている。複
写紙返送経路110のうち複写紙戻し経路110
bの部分は、上記搬送制御手段94の上流端から
第1図において左から右に幾分下方に傾斜して延
びている。この複写紙戻し経路110bは、その
上流端部に配設された案内板対116の下流側に
配設された全体を番号118で示す返送制御機構
とによつて規定されている。返送制御機構118
は、本出願人の出願に係る昭和59年特許願第
251565号の明細書及び図面に開示されている通り
の構成でよい。第1図を参照することによつて容
易に理解される如く、搬送制御手段94の下側可
動案内部材98及び上側可動案内部材100が実
線で示す下降位置に位置付けられているときに
は、複写紙搬送経路58と複写紙排出経路104
とが、搬送制御手段94における複写紙移動経路
96を介して相互に連通される。一方、下側可動
案内部材98及び上側可動案内部材100が2点
鎖線で示す上昇位置に位置付けられると、複写紙
搬送経路58と複写紙逆転経路110aとが、搬
送制御手段94における複写紙移動経路96を介
して相互に連通せしめられると共に、複写紙逆転
経路110aと複写紙戻し経路110bとが、搬
送制御手段94における複写紙移動経路96を介
して相互に連通せしめられる。
図示の自動両面複写機2においては、更に、上
記複写紙戻し経路110bの下方に、全体を番号
120で示す複写紙再送手段が設けられている。
この複写紙再送手段120は、実質上水平に延び
る中間受け部122を有する。中間受け部122
の前端、即ち第1図において右端には、停止手段
124が配設されている。かかる停止手段124
は、実線で示す作用位置と2点鎖線で示す非作用
位置とのいずれかに選択的に位置付けられる。上
記中間受け部122の前端部上には、送給ローラ
126が設けられている。この送給ローラ126
は、中間受け部122の上面に接触する図示の位
置から上方に移動しうるように装着されており、
通常はそれ自体の重量(必要ならび適宜のばね手
段)による偏倚作用によつて下方へ付勢されてい
る。
更に、上記複写紙再送手段120の前端から上
記複写紙搬送経路58の上流端70まで延びる、
全体を番号128で示す複写紙再供給経路が設け
られている。この複写紙再供給経路128は、案
内板130、再供給ローラ132、再供給ローラ
対134、案内板対136、及び上記案内板74
の上流部によつて規定されている。
上述した通りの図示の自動両面複写機2の作用
は次の通りである。
回転ドラム8は矢印10で示す方向に回転せし
められ、帯電域12においては、帯電用コロナ放
電器22によつて回転ドラム8上の感光体の表面
が特定極性に帯電され、露光域14においては、
コンタクトガラス4上に載置された原稿Oの像が
露光系34によつて感光体上に走査露光され、か
くして感光体上に静電潜像が形成される。現像域
16においては、現像装置24によつて感光体上
の静電潜像にトナーが付着されて静電潜像がトナ
ー像に現像される。転写域18においては、転写
域18を通して搬送される複写紙が感光体の表面
に接触せしめられ、転写用コロナ放電器28の作
用によつて感光体上のトナー像が複写紙上に転写
される。次いで、剥離用コロナ放電器28の作用
によつて感光体から複写紙が剥離される。剥離さ
れた複写紙は、加熱定着ローラ対88に搬送さ
れ、ローラ対88を通る際にトナー像が複写紙上
に加熱定着される。ここにおいて、複写紙は高温
とされる。
一方、クリーニング域20においては、除電ラ
ンプ30からの光が感光体に照射されて感光体上
の残留電荷が消失せしめられ、次いで残留トナー
除去用ブレード32の作用によつて感光体の表面
から残留トナーが除去される。
次に複写紙の搬送について説明する。最初に複
写紙の片面のみに画像を形成する場合について説
明すると、この場合には、搬送制御手段94の下
側可動案内部材98及び上側可動案内部材100
は、実線で示す下降位置に位置付けられている。
下カセツト受け部50a、中間カセツト受け部5
0b、上カセツト受け部50cに装着された複写
紙カセツト52から複写紙搬送経路58に導入さ
れた複写紙は、複写紙搬送経路58を通して搬送
される。この間には、転写域18において複写紙
の片面(即ち上面)にトナー像が転写され、そし
てかかるトナー像が加熱定着ローラ対88の熱作
用によつて複写紙の片面上に定着され、かくして
複写紙の片面に画像が形成される。次いで、複写
紙は、複写紙搬送制御経路58から搬送制御手段
94における複写移動経路96を通して複写紙排
出経路104に導入され、複写紙排出経路104
を通して排紙トレイ106に排出される。かくし
て、その片面に画像が形成されている複写物が得
られる。
複写紙の両面に画像を形成する場合には、最初
に、搬送制御手段94の下側可動案内部材98及
び上側可動案内部材100が2点鎖線で示す上昇
位置に位置付けられる。次いで、複写工程が開始
されると、下部カセツト受け部50a、中間カセ
ツト50b又は上カセツト受け部50cに装着さ
れた複写紙カセツト52から複写紙搬送経路58
に導入された複写紙は、複写紙搬送経路58を通
して搬送される。この間には、転写域18におい
て複写紙の片面(即ち上面)にトナー像が加熱定
着ローラ対88の熱作用によつて複写紙の片面上
に定着され、かくして複写紙の片面に画像が形成
される。複写紙搬送経路58からの複写紙は、搬
送制御手段94における複写紙移動経路96を通
して複写紙逆転経路110aに導入され、複写紙
逆転経路110a中を上方へと進む。この際、複
写紙の下面は、矢印140で示す方向に回転駆動
されているところの排出ローラ102aに接触す
るが、排出ローラ102aと複写紙との間には滑
りが生成され、それ故に、複写紙は、ローラ10
2aが矢印140で示す方向に回転駆動されてい
るにもかかわらず、上方に進行することができ
る。複写紙の後端が複写紙搬送経路58の下流
端、即ち搬送ローラ対92のニツプ部位を通過す
ると、複写紙逆転経路110aの上流端に設けら
れている逆転ローラ114が2点鎖線で示す作用
位置に位置付けられ、これによつて複写紙が排出
ローラ102aに押し付けられる。かくすると、
矢印140で示す方向に回転駆動されているとこ
ろの排出ローラ102aの作用により、複写紙は
逆に下方に進行せしめられる。そして、矢印14
0で示す方向に回転駆動されているところの搬送
ローラ対92の一方92aと案内板対116の一
方116aとの間を通して、複写紙戻し経路11
0bに導入され、複写紙戻し経路110bを通つ
て進行する。複写紙逆転経路110aにおける逆
転ローラ114は、複写紙が複写紙戻し経路11
0bに導入された後の適宜の時点で、実線で示す
非作用位置に戻される。
複写紙戻し経路110bを通して進行せしめら
れる複写紙は、複写紙再送手段120の中間受け
台122上に導かれ、中間受け部122上を第1
図において右方へ進む。そして、矢印144で示
す方向に回転せしめられている送給ローラ126
が複写紙に作用して複写紙を更に右方へ送給し、
かくして複写紙の前縁が実線で示す作用位置に位
置付けられている停止手段124に当接せしめら
れる。かくすると、複写紙の進行が阻止されて複
写紙は複写紙再送手段120上の所要位置に停止
せしめられる。この時点において送給ローラ12
6が矢印144で示す方向に回転せしめられてい
ても、送給ローラ126と複写紙との間には滑り
が生成され、複写紙が更に前進せしめられること
はない。
上述した如くして複写紙再送手段120に所要
枚数の複写紙が返送されると、搬送制御手段94
の下側可動案内部材98及び上側可動案内部材1
00が実線で示す下降位置に戻される。そして、
複写紙再送手段120における停止手段124が
2点鎖線で示す非作用位置に位置付けられ、矢印
144で示す方向に回転駆動される送給ローラ1
26の作用によつて、複写紙再送手段120から
複写紙が複写紙再供給経路128に送出される。
複写紙再供給経路128に送出された複写紙は、
1枚毎複写紙再供給経路128を通つて前進せし
められて、再び複写紙搬送経路58に供給され
る。かかる複写紙は、第1図を参照することによ
つて容易に理解される如く、略半円形状の複写紙
再供給経路128を通ることによつて表裏が反転
され、すでに画像が形成された片面を下面にした
状態で複写紙搬送経路58に供給される。次い
で、複写紙は複写紙搬送経路58を通して搬送さ
れる。この際には、転写域18において複写紙の
他面即ち上面にトナー像が複写紙上に定着され、
かくして複写紙の他面に画像が形成される。次い
で、複写紙は、複写紙搬送経路58から搬送制御
手段94における複写紙移動経路96を通して排
紙トレイ106に排出される。かくして、両面に
画像が形成されている複写物が得られる。
次に本考案にかかる冷却機構200について詳
述する。
冷却機構200はフアン201を有しており、
このフアン201は、複写紙逆転経路110aと
複写機本体2外部とを連結する通風路205途上
に設けられている。
さらに詳述すれば、複写紙逆転経路110aに
は、逆転ローラ114と、この逆転ローラ114
を介して逆転搬送される複写紙が到達する最初の
かつ最小径の湾曲部である第1の円弧状部分11
0aR1との間に開口部110aOが設けられてお
り、この開口部110aOと複写機本体2外部と
を、その途上にフアン201が配設された通風路
205によつて相互に連結することにより、外部
の空気を開口部110aOより複写紙逆転経路1
10a内へと導くようにしている。
このように構成したのは、定着ローラ88にお
いて加熱後の複写紙にあつては、その冷却前に湾
曲状態にさらされると湾曲の癖がついてしまう傾
向があり、一方、複写紙が湾曲された状態下で冷
却されたのでは複写紙の湾曲傾向を一層促進させ
る虞れがあることからである。
そこで、本考案にあつては、逆転ローラ114
と、この逆転ローラ114を介して逆転搬送され
る複写紙が到達する最初のかつ最小径の湾曲部で
ある第1の円弧状部分110aR1との間に開口部
110aOを設け、この開口部110aOおよび通
風路205を介してフアン201によつて外部の
空気を複写紙逆転経路110a内へと導くように
し、これをもつて複写紙が湾曲状態にさらされる
前に冷却することで、上述の複写紙に湾曲癖がつ
くことを未然に防止するようにしている。
なお、この複写紙逆転経路110aにおいて冷
却機構200を設けたのは、ここにおいて他に比
較して長時間複写紙が滞留される事も一因であ
り、複写紙に対し前記比較的長い間風にさらすこ
とができることから、冷却効果が高められて複写
紙の湾曲を確実に防止することが可能となる。
そして、複写紙を冷却した後の空気は、大部分
はそのまま機内へと流れ込むが、その一部は開口
部110aOより出て、通風路205を通り、ス
リツト202から外へ排気される。なお、開口部
110aOには、メツシユが設けられているため、
複写紙逆転経路110aにおいて、空気のみが流
入し、定着後の複写紙が途中で誤つて通風路20
5へと進入することはない。
ここで、通風路205は、開口部110aOと
複写機本体2外部とを相互に連結する形態のもの
であれば、特別に設けても良く、また、複写機本
体2の筐体と複写紙逆転経路110aの外周面と
で通風路205を構成することも可能である。
またフアン201は、同時に外部と露光系34
とを結ぶ通風路204の途上にも位置しているの
が好ましい。その具体的実施例を第1図に従いさ
らに詳細に説明すると、フアン201は、露光系
34がホームポジシヨンにあるとき、即ち実線で
示す位置にあるときに、第3可動反射鏡42が位
置する部位の下方に相当する部分に設けられてお
り、スリツト202より通風路204を通して外
部の空気を露光系34の方へ導き、繰り返し露光
により温度が上昇した露光系34の冷却をも行つ
ている。
かかる冷却機構200の作用について述べると
以下の通りである。加熱定着ローラ対88を通過
する際にトナー像が溶融されて定着された複写紙
は、それが両面複写における表面複写後であれ
ば、案内板対90及び搬送ローラ対92、さらに
下側可動案内部材98及び上側可動案内部材10
0が2点鎖線で示す上昇位置に位置付けられてい
る搬送制御手段94を介して複写逆転経路110
a内に搬送される。このときフアン211は、ス
リツト202及び通風路204を通つてきた外部
の空気、乃至露光系34を冷却した後の空気を、
開口部110aOより複写紙逆転経路110a内
へと送風し、その結果、定着後の複写紙が第1円
弧状部分110aR1にさしかかる前に冷却され
る。而して、先に冷却された複写紙は第1円弧状
部分110aR1及びそれに続く第2円弧状部分1
10aR2、第3円弧状部分110aR3に沿つて彎
曲せしめられても、弾性を有するが故に通過後は
元の状態に復帰し、カールしたままになることは
ない。
そして、複写紙を冷却した後の空気は大部分は
そのまま機内へ流れ込むが、その一部は開口部1
10aOより出て通風路205を通り、スリツト
202から外部へ排気される。
また、露光系34は、スリツト202、通風路
204を通して送風されてくる外部の空気によつ
て冷却され、冷却後の空気は、そのままフアン2
01によつて通風路205及びスリツト202を
介して外部へ排気されるか、または開口部110
aOより複写紙逆転経路110a内へと通風され
る。
尚、本考案について第1図を具体的実施例とし
て説明したが、これに限定されるものではなく、
本考案は、両面複写における表面複写終了後、加
熱定着ローラ対88を出てきた複写紙を冷却機構
により強制的に冷却するものであればよく、例え
ば、案内板対90乃至搬送制御手段94の近傍に
通風路を設けてフアンを配設してもよい。
また、本実施例では両面複写する場合を例にと
つて説明したが、例えば複写紙の片面のみに複写
する場合であつても、高速複写機の場合は、定着
後複写紙があまり冷却されない状態で排紙トレイ
上に排出積載されるため、排紙トレイ上における
複写紙のストツク性が悪いという欠点があるが、
本考案の如く定着後の複写紙を冷却するよう冷却
装置を設けておけば、複写紙のストツク性も良く
なる。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によれば、
定着後の複写紙が複写紙逆転経路へと逆転搬送さ
れた場合には、複写機外部より複写紙逆転経路へ
と通ずる通風路上に設けられた送風部材によつて
外部の空気が開口部より複写紙逆転経路内へと導
かれ、ここにおいて複写紙が強制的に冷却され
る。
ここで、定着工程において加熱後の複写紙にあ
つては、その冷却前に湾曲状態にさらされると湾
曲の癖がついてしまう傾向があり、一方、複写紙
が湾曲された状態下で冷却されたのでは複写紙の
湾曲傾向を一層促進させる虞れがある。
そこで、複写紙を逆転経路における入口部分
と、該入口部分を介して逆転搬送される複写紙が
到達する最初のかつ最小径の湾曲部である第1の
円弧状部分との間に開口部を設け、該開口部より
外部の空気を複写紙逆転経路内へ導くことで、複
写紙が湾曲状態にさらされる前にこれを冷却し、
複写紙に湾曲癖がつくことを未然に防止すること
ができると言う特有の効果を奏する。
なお、複写紙逆転経路に冷却機構を設けたの
で、複写紙に対し比較的長い間外部の空気にさら
すことができることから、冷却効果が高められて
複写紙の湾曲を確実に防止することが可能となる
と言う優れた効果をも併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を具体化する自動両面複写機
の簡略化した縦断面図である。 2……自動両面複写機、34……露光系、48
……複写紙供給手段、58……複写紙搬送経路、
110……複写紙返送経路、110a……複写紙
逆転経路、110aO……開口部、110aR1
…第一の円弧状部分、201……フアン、20
4,205……通風路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 帯電、露光、現像、転写、定着工程を経て複写
    紙上に画像を形成する静電式複写機であつて、複
    写紙搬送経路と、該複写紙搬送経路にシート状複
    写紙を供給するための複写紙供給手段と、複写紙
    を退避させることで複写紙の表裏および前後を逆
    転するための複写紙逆転経路と、複写紙返送経路
    とを具備し、 該複写紙供給手段から該複写紙搬送経路に供給
    された複写紙が、該複写紙搬送経路を通して搬送
    される間に複写紙の片面に画像が形成され、 該片面に画像が形成された複写紙が、選択的に
    該複写紙逆転経路を介して該複写紙返送経路に導
    入されて返送され、次いで該複写紙搬送経路に再
    供給されて、複写紙の他面に画像が形成される自
    動両面複写機において、 前記複写紙逆転経路に、該複写紙逆転経路にお
    ける入口部分と、該入口部分を介して逆転搬送さ
    れる複写紙が到達する最初のかつ最小径の湾曲部
    である第1の円弧状部分との間に開口部を設け、
    該開口部と複写機本体外部とを、その途上に送風
    部材が配設された通風路によつて相互に連結し、
    外部の空気を開口部より複写紙逆転経路内へと導
    くようにしたことを特徴とする自動両面複写機に
    おける冷却機構。
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