JP2000010206A - 感光材料搬送装置 - Google Patents

感光材料搬送装置

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JP2000010206A
JP2000010206A JP11109697A JP10969799A JP2000010206A JP 2000010206 A JP2000010206 A JP 2000010206A JP 11109697 A JP11109697 A JP 11109697A JP 10969799 A JP10969799 A JP 10969799A JP 2000010206 A JP2000010206 A JP 2000010206A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】感光材料の走査搬送に影響を与えることなく、
走査搬送手段から露光済感光材料を受け取り、安定し
て、かつカールを矯正しつつ下流に搬送することができ
る感光材料搬送装置を提供する。 【解決手段】露光済の感光材料を走査搬送手段から受け
取って載置搬送する載置搬送手段と、載置搬送手段と同
方向に駆動する、載置搬送手段の上部に離間して配置さ
れる補助搬送手段とを有することにより、上記課題を解
決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を露光し
て潜像を記録する画像記録装置に用いられる感光材料搬
送装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の印画紙等の感光材料への焼き付けは、フィル
ムの投影光を感光材料に入射して、この投影光で感光材
料を面露光する、いわゆる直接(アナログ)露光によっ
て行われている。
【0003】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタルの画
像データ(信号)とした後、種々の画像処理を施して記
録用の画像データとし、この画像データに応じて変調し
た記録光によって感光材料を走査露光して潜像を記録
し、現像処理を施してプリント(写真)として出力する
デジタルフォトプリンタが実用化された。
【0004】デジタルフォトプリンタでは、フィルムを
光電的に読み取り、画像(信号)処理によって階調補正
等が行われて露光条件が決定される。そのため、画像処
理による複数画像の合成や画像分割等のプリント画像の
編集や、色/濃度調整、輪郭強調等の各種の画像処理も
自由に行うことができ、用途に応じたプリントを出力で
きる。また、プリント画像の画像データをコンピュータ
等に供給することができ、また、フロッピーディスク等
の記録媒体に保存しておくこともできる。さらに、デジ
タルフォトプリンタによれば、従来の直接露光によるプ
リントに比して、分解能、色/濃度再現性等に優れた、
より画質の良好なプリントが出力可能である。
【0005】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、スキャナ(画像読取装置)と画像処理装置とを
有する入力機、および焼付装置(画像記録装置)と現像
機とを有する出力機より構成される。スキャナでは、フ
ィルムに撮影された画像の投影光をCCDセンサ等のイ
メージセンサで光電的に読み取り、フィルムの画像デー
タ(画像データ信号)として画像処理装置に送る。画像
処理装置は、この画像データに所定の画像処理を施し、
画像記録のための出力画像データ(露光条件)として焼
付装置に送る。焼付装置は、例えば、光ビーム走査露光
を利用する装置であれば、供給された画像データに応じ
て変調した光ビームを主走査方向に偏向すると共に、主
走査方向と直交する副走査方向に感光材料を走査搬送す
ることにより、光ビームによって感光材料を走査露光し
て潜像を形成し、また、バックプリントを記録する。現
像機では、露光済の感光材料に、所定の現像処理等を施
して、フィルムに撮影された画像が再生されたプリント
とする。
【0006】このようなデジタルフォトプリンタのみな
らず、通常の直接露光によるフォトプリンタにおいて
も、焼付装置では、未使用の感光材料はロール状に巻回
されて遮光性の筐体に収納されてマガジン化されてお
り、マガジンごと焼付装置に装填され、このマガジンか
ら引き出されて搬送され、露光等に供される。ここで、
通常のフォトプリンタでは、感光材料を途中で切断する
ことはなく、長尺なまま露光、バックプリントの記録、
現像処理、乾燥等を行い、最後に感光材料を所定長に切
断して1枚のプリントとする。
【0007】ところが、このように最後に感光材料を切
断する装置では、感光材料を露光する前あるいは露光時
に、各コマ(プリント一枚毎)の境目を示すためのコマ
情報(パンチ)を形成する必要がある。そのため、この
コマ情報を形成した部分の感光材料が無駄になってしま
い、また、パンチやセンサ等を有するコマ情報の形成手
段が必要となる。そのため、このようなフォトプリンタ
においては、感光材料をプリント一枚に対応して切断し
てカットシートとした後に、露光を行うことが考えら
れ、また、アナログのフォトプリンタでは実用されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、走査露光を
利用する画像記録においては、走査搬送速度にムラを生
じると、画像濃度ムラ等が発生して高画質な画像記録が
できない。そのため、走査搬送手段の下流に配置される
感光材料の搬送手段等が、露光中の感光材料に負荷変動
を与える等、走査搬送に影響を与えることを極力防止す
る必要がある。そのため、画像記録装置においては、高
精度な走査搬送手段を用い、これをまた高精度に制御す
ると共に、走査搬送手段の下流に配置される搬送手段
も、走査搬送速度と高精度に一致させたり、走査搬送手
段と下流との間に感光材料の撓み(ループ)を形成する
等の方法で、他の搬送手段が走査搬送に影響を与えるこ
とを防止している。
【0009】しかしながら、感光材料をカットシートと
した後に露光を行う画像記録装置においては、露光を終
了した感光材料の先端が下流の搬送手段に当接、特に挟
持される際に感光材料に負荷変動を与えてしまう。上述
の方法では、これを防ぐことができず、走査搬送ムラを
生じてしまう。この走査搬送ムラは、瞬間的かつ小さな
ものではあるが、これに起因する画像のムラは、主走査
方向に直線状のムラを生じる、いわゆるスジムラと呼ば
れるものであり、若干でも観察者の目に留まる、極めて
視認性の高いものである。そのため、これが発生する
と、大きな画質劣化の原因となる。
【0010】また、露光済の感光材料は、円滑に現像機
等に搬送する必要がある。ところが、前述のように、未
使用の感光材料はロール状に巻回されて装置に装填され
るため、プリントサイズに応じて切断された感光材料
は、巻き癖いわゆるカールを有しており、これが露光済
感光材料の安定搬送の妨害となっている。しかも、感光
材料のカールは一定ではなく、感光材料ロールの初めか
終りかによって大きく異なるため、感光材料の安定搬送
をより困難にしている。
【0011】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、カットシートの感光材料にデジタ
ルの走査露光を行い、露光済の感光材料を現像装置に供
給する画像記録装置(焼付装置)において、副走査搬送
手段から露光済の感光材料を受取り、下流に搬送する感
光材料搬送装置であって、感光材料の走査搬送に影響を
与えることなく、走査搬送手段から露光済感光材料を受
け取って、かつ安定的に下流に搬送することができ、し
かも、感光材料のカールも矯正することができる感光材
料搬送装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、露光光学系によって主走査方向に延在す
る記録光の走査線を所定の記録位置に画成すると共に、
所定長の感光材料を走査搬送手段によって前記記録位置
に保持しつつ前記主走査方向と直交する副走査方向に走
査搬送して、感光材料を露光して潜像を記録し、露光済
の感光材料を現像装置に供給する画像記録装置に用いら
れる感光材料搬送装置であって、露光済の感光材料を前
記走査搬送手段から受け取って載置搬送する載置搬送手
段と、前記載置搬送手段と同方向に駆動する、載置搬送
手段の上部に離間して配置される補助搬送手段とを有す
ることを特徴とする感光材料搬送装置を提供するもので
ある。
【0013】ここで、前記載置搬送手段は、ベルトコン
ベアであるのが好ましい。また、前記補助搬送手段は、
補助ベルトコンベアであるのが好ましい。また、前記載
置搬送手段は主ベルトコンベアであり、前記補助搬送手
段は補助ベルトコンベアであり、前記主ベルトコンベア
のベルトの表面の摩擦係数は、前記補助ベルトコンベア
のベルトの表面の摩擦係数と同じかまたは大きいことが
好ましい。また、前記主ベルトコンベアのベルトの表面
の摩擦係数は、0.6以上であり、前記補助ベルトコン
ベアのベルトの表面の摩擦係数は0.6以下であるのが
好ましい。また、前記補助ベルトコンベアは、複数本の
コンベアベルトからなる分割ベルトを備えるのが好まし
い。また、前記載置搬送手段および前記補助搬送手段に
よる感光材料の搬送速度が、前記走査搬送手段よりも高
速であるのが好ましい。また、前記載置搬送手段と前記
補助搬送手段との間隔が11mm以下であるのが好まし
い。
【0014】また、本発明は、上記の態様の感光材料搬
送装置であって、さらに、前記走査搬送手段から受け取
られ、前記載置搬送手段によって載置搬送される前記感
光材料を、前記主走査方向に複数列に振り分ける振分手
段を有することを特徴とする感光材料搬送装置を提供す
るものである。ここで、上記各態様の感光材料搬送装置
において、前記載置搬送手段と前記補助搬送手段とによ
って送り出される前記感光材料を現像装置が受け取るの
が好ましい。また、前記載置搬送手段による前記感光材
料の搬送速度は、前記振分手段によって振り分けられる
前記感光材料の前記複数列がn(但し、nは2以上の整
数)である時、前記現像装置における前記感光材料の搬
送速度のn倍以上であるのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の感光材料搬送装置
について、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳
細に説明する。
【0016】図1に、本発明の感光材料搬送装置を利用
する画像記録装置の概略図が示される。図1に示される
画像記録装置(以下、記録装置とする)10は、前述の
デジタルフォトプリンタの焼付装置として用いられる装
置であって、長尺な感光材料を作成するプリントに応じ
た所定長に切断してカットシートとした後に、バックプ
リントの記録(裏印字)およびデジタルの走査露光を行
い、露光済の感光材料Aを必要に応じて複数列に振り分
けて、プロセサ(現像装置)80に供給する装置であ
る。
【0017】このような記録装置10は、感光材料供給
部12と、バックプリントを記録するプリンタ14と、
記録(露光)位置Xにおいて感光材料Aを露光する画像
記録部16と、本発明の感光材料搬送装置(以下、搬送
装置とする)を利用する振分部18とを有する。なお、
記録装置10には、図示した部材以外にも、搬送ローラ
等の感光材料Aの搬送手段や搬送ガイド、センサ等の各
種の部材が、必要に応じて配置されている。
【0018】記録装置10において、感光材料供給部1
2(以下、供給部12とする)は、装填部20および2
2と、引き出しローラ対24および26と、カッタ28
および30とを有する。
【0019】装填部20および22は、記録面を外側に
してロール状に巻回された長尺な感光材料Zを遮光性の
筐体に収納してなるマガジン32が装填される部位であ
る。両装填部20および22に装填されるマガジン32
には、通常、サイズ(幅)、面種(シルクやマット
等)、仕様(厚さやベースの種類等)等、互いに種類の
異なる感光材料Aが収納される。なお、記録装置10の
サイズや構成等に応じて、装填可能なマガジン32の数
は1個であっても3個以上であってもよい。
【0020】引き出しローラ対24および26は、装填
部20および22に装填されたマガジン32に収納され
る感光材料Aを引き出して搬送する。この搬送は、対応
するカッタ28および30より搬送方向の下流(以下、
下流とする)側に搬送された感光材料Aが作成するプリ
ントに応じた長さになった時点で停止し、次いで、カッ
タ28および30が作動して、感光材料Aを切断して所
定長のカットシートとする。なお、カッタは、複数の装
填部で1つものを共用してもよい。
【0021】装填部22のマガジン32から引き出さ
れ、カッタ30によって所定長に切断された感光材料A
は、多数の搬送ローラ対で構成される第1搬送部34お
よび第2搬送部36によって、他方、装填部20のマガ
ジン32から引き出され、カッタ28によって切断され
た感光材料Aは第2搬送部36によって、共に、上方に
搬送された後に右方向に搬送されて、記録面を上にして
画像記録部16(走査搬送手段42)に搬送される。
【0022】第2搬送部36の途中には、プリンタ14
が配置される。プリンタ14は、感光材料Aの非記録面
(非乳剤面=裏面)に、写真の撮影日、プリント焼付
日、コマ番号、フィルムID番号(符号)、撮影に使用
したカメラのID番号、フォトプリンタのID番号等の
各種の情報、いわゆるバックプリントを記録(裏印字)
するもので、感光材料Aは、第2搬送部36によって搬
送されつつプリンタ14によってバックプリントを記録
される。バックプリントを記録するプリンタ14として
は、インクジェットプリンタ、ドットインパクトプリン
タ、熱転写プリンタ等、公知のフォトプリンタに用いら
れるバックプリントのプリンタが例示される。また、プ
リンタ14は、新規格の新写真システム(Advanced Phot
o System) に対応して、2行以上の印字が可能に構成す
るのが好ましい。
【0023】また、第2搬送部36のプリンタ14の下
流の搬送ローラ対36aおよび搬送ローラ対36bの間
は、ループ形成部38となっている。すなわち、第2搬
送部36における感光材料Aの搬送速度は、ループ形成
部38の下流の搬送ローラ対36a以降は画像記録部1
6(走査搬送手段42)における走査搬送速度と同速度
で、ループ形成部38の上流の搬送ローラ対36b以前
はそれより高速に設定されており、第2搬送部36を搬
送される感光材料Aは、ループ形成部38において、上
下流の搬送速度差によって、図中点線で示されるよう
に、そのサイズに応じたループを形成する。図示例の記
録装置10においては、これにより、短いパス長でプリ
ンタ14と画像記録部16とを分離し、露光時における
感光材料Aの高精度な走査搬送を実現している。
【0024】画像記録部16は、露光ユニット40と走
査搬送手段42とで構成され、走査搬送手段42によっ
て感光材料Aを所定の記録位置Xに保持して走査搬送し
つつ、走査搬送方向と直交する主走査線を画成する、画
像データ(記録画像)に応じて変調した記録光Lを露光
ユニット40から射出して、記録位置Xに入射すること
により、感光材料Aを2次元的に走査露光して潜像を記
録する。なお、図示例の画像記録部16においては、感
光材料Aの主走査方向の中心が所定位置となるようにサ
イドレジスト(感光材料Aのエッジ位置規制)を行う、
いわゆるセンター基準で露光が行われる。
【0025】露光ユニット40は、例えば、レーザビー
ム等の光ビームを記録光Lとして用いる公知の光ビーム
走査装置であって、感光材料Aの赤(R)露光、緑
(G)露光および青(B)露光のそれぞれに対応する光
ビームを射出する光源、前記光源から射出された光ビー
ムをデジタルの画像データに応じて変調するAOM(音
響光学変調器)等の変調手段、変調された光ビームを主
走査方向に偏向するポリゴンミラー等の光偏向器、主走
査方向(図1および図2紙面と垂直方向)に偏向された
光ビームを記録位置X上の所定位置に所定のビーム径で
結像させるfθ(走査)レンズ等を有する。あるいは、
PDP(プラズマディスプレイ)アレイ、ELD(エレ
クトロルミネセントディスプレイ)アレイ、LED(発
光ダイオード)アレイ、LCD(液晶ディスプレイ)ア
レイ、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)アレ
イ、レーザアレイ等の、走査搬送方向と直交する方向に
延在する各種の発光アレイや空間変調素子アレイ等を用
いるデジタルの露光手段でもよい。
【0026】一方、走査搬送手段42は、記録位置X
(走査線)を挟んで配置される一対の搬送ローラ対44
および46と、感光材料Aをより正確に記録位置Xに保
持するための露光ガイド(図示省略)とから構成され、
感光材料Aを記録位置Xに保持しつつ、主走査方向と直
交する副走査方向に感光材料Aを走査搬送する。ここ
で、記録光Lである光ビームは主走査方向に偏向されて
いるので、感光材料Aは、画像データに応じて変調され
ている記録光Lによって2次元的に走査露光され、潜像
が記録される。なお、走査搬送手段としては、感光材料
Aを記録位置Xに保持しつつ搬送する露光ドラムと、記
録位置Xを挟んで露光ドラムに当接する2本のニップロ
ーラとを用いる走査搬送手段等も例示される。
【0027】画像記録部16の下流には、振分部18が
配置されている。振分部18は、本発明の搬送装置を利
用するもので、画像記録部16の走査搬送手段42から
排出された感光材料Aを受け取って、必要に応じて感光
材料Aを搬送方向と直交する方向(以下、横方向とす
る)に振り分けて、図4に示されるような搬送方向には
重なる(以下、オーバーラップとする)複数列として、
プロセサ80に感光材料Aを供給する搬送ローラ対48
に搬送する。これにより、プロセサ80の処理能力を向
上、例えば、2列であれば約2倍、3列であれば約3倍
として、露光と現像処理との速度差を相殺することがで
きる。
【0028】図2に振分部18の概略側面図を、図3に
同平面図(一部省略)を示す。振分部18は、ベルトコ
ンベア50および補助ベルトコンベア52を有する本発
明の搬送装置と、振分装置56とを有する。画像記録部
16で露光された感光材料Aは、ベルトコンベア50に
排出・載置されて搬送され、所定位置まで搬送される
と、振分装置56によって持ち上げられ、下流側斜め横
方向に搬送されて振り分けられ、再度ベルトコンベア5
0に載置され、そのまま搬送されて搬送ローラ対48に
供給される。また、ベルトコンベア50および補助ベル
トコンベア52は、センター基準で露光を行う画像記録
部16(走査搬送手段42)の直下流に、横方向(ロー
ラの軸方向)の中心(以下、単に中心とする)を一致し
て配置される。
【0029】ベルトコンベア50は、2つのローラ58
および60と、両ローラに張架されるエンドレスベルト
62と、図示しない駆動源とを有する、公知のベルトコ
ンベアである。ベルトコンベア50は、本発明の載置搬
送手段を構成するもので、感光材料Aを載置して搬送す
る。他方、走査搬送手段42やプロセサエントリを行う
搬送ローラ対48(あるいはプロセサ80内の搬送手
段)は、感光材料Aを挟持搬送するのが通常である。従
って、露光中の感光材料Aが走査搬送手段42から排出
されて、その一部がベルトコンベア50に載置されて
も、感光材料Aの搬送速度は走査搬送手段42に支配さ
れており、ベルトコンベア50の搬送速度と走査搬送速
度とが異なっていても、露光中の感光材料Aの走査搬送
速度に影響を与えることはない。他方、感光材料Aが走
査搬送手段42から開放されると、ベルトコンベア50
は、その搬送速度で感光材料Aを搬送して、搬送ローラ
対48に供給する。ここで、搬送ローラ対48の搬送速
度は、プロセサ80における搬送速度と同速であり、通
常、ベルトコンベア50等の記録装置10内での搬送速
度よりも低速であるが、ベルトコンベア50による搬送
であれば、感光材料Aが搬送ローラ対48に挟持された
時点で、搬送速度は搬送ローラ対48に支配されるの
で、露光済の感光材料Aを円滑かつ安全にプロセサ80
に供給することができる。
【0030】ここで、本発明の搬送装置のベルトコンベ
ア50上において、振分装置56によって振り分けられ
る感光材料Aの複数の列がn(但し、nは2以上の整
数)であるとき、本発明の搬送装置からプロセサ80へ
の感光材料Aの搬送が円滑に行われるように、本発明の
搬送装置のベルトコンベア50および補助ベルトコンベ
ア52による感光材料Aの搬送速度は、(プロセサ80
における(プロセサエントリ搬送ローラ対48による)
感光材料Aの搬送速度(搬送ローラ対48の線速)のn
倍以上であるのが好ましい。こうすることにより、プロ
セサ80(搬送ローラ対48)の線速を最大速度とし、
それに応じて走査搬送手段42の走査搬送速度をそのn
倍としても、ベルトコンベア50の線速は、搬送ローラ
対48の線速のn倍以上であるので、ベルトコンベア5
0は、走査搬送手段42からプロセサ80の線速のn倍
の速度で送られてくる感光材料Aを互いに重なることな
くn列に振り分けることができ、n列に振り分けられた
感光材料Aを効率よく、また前後列の感光材料Aと互い
に重なることなく円滑かつ安全に搬送ローラ対48、従
ってプロセサ80に受け渡すことができる。こうしてプ
ロセサ80の処理能力を最大限に生かすことができる。
なお、ベルトコンベア50の線速は、搬送ローラ対48
の線速のn倍以上であれば、どのような速度でもよく、
特に上限を設ける必要はないが、不必要に速くしても、
搬送ローラ対48への搬送効率の向上は望めないので、
画像記録部16の処理能力(走査搬送手段42の線速)
やプロセサ80の処理能力の応じて適宜選択すればよ
い。
【0031】記録装置10においては、走査搬送手段4
2(搬送ローラ対46)と搬送ローラ対48との間隔
は、記録装置10が対象とする搬送方向の最大サイズの
プリントに応じて、それよりも長く取る必要があるの
で、ベルトコンベア50は、それに応じて両者との間で
の感光材料Aのやり取りを安定して行えるように、位置
および搬送長が設定される。なお、走査搬送手段42と
搬送ローラ対48との間隔があまり長いと、パス長の延
長による装置コストやサイズの増大につながるので、両
者の間隔は、それを加味して決定するのが好ましい。ま
た、ベルトコンベア50の幅(横方向のサイズ、すなわ
ちエンドレスベルト62の横方向のサイズ)は、プリン
トの幅方向の最大サイズや後述する感光材料の振り分け
列数等に応じて、感光材料Aを安定かつ確実に搬送でき
る幅とすればよい。
【0032】このように構成されるベルトコンベア50
の上方に配置される補助ベルトコンベア52も、2つの
ローラ64および66と、両ローラに張架されるエンド
レスベルト68と、図示しない駆動源とを有する、公知
のベルトコンベアである。この補助ベルトコンベア52
は、本発明の補助搬送手段を構成するものであるが、ベ
ルトコンベア50よりも細幅で、中心線上に配置され、
ベルトコンベア50と同速度で、同方向に駆動される。
この補助ベルトコンベア52は、ベルトコンベア50に
接触することはなく、ベルトコンベア50に対して、所
定の間隔を開けて配置される。
【0033】すなわち、補助ベルトコンベア52は、ベ
ルトコンベア50と共に、感光材料Aを補助ベルトコン
ベア52のエンドレスベルト68とベルトコンベア50
のエンドレスベルト62との間で挟持して搬送するため
のものではなく、感光材料Aが通常有するカール(巻き
癖)を利用して、ベルトコンベア50のエンドレスベル
ト62上に載置されて、搬送されている感光材料Aを、
露光を阻害することなく、カールの高さを下げるように
エンドレスベルト68によって上から押さえ込むもので
ある。従って、ベルトコンベア50は、感光材料Aを搬
送する主要なベルトコンベアとして機能し、補助ベルト
コンベア52は、走査搬送手段42から受け取った直後
の感光材料Aを主ベルトコンベア50へ搬送するための
補助搬送機能とカールの高さを下げる機能を持つ。本発
明の搬送装置は、ベルトコンベア50と、このような補
助ベルトコンベア52とを組み合わせることにより、走
査搬送に影響を与えずに走査搬送手段42から感光材料
Aを受け取ると共に、補助ベルトコンベア52によって
感光材料Aを上から押さえ込むことにより、挟持による
走査搬送への影響を排除した上で確実な搬送力を確保し
て、かつカールの大きな感光材料Aはカールを一定化し
て、安定かつ確実に下流に搬送し、さらにカールの矯正
も実現している。しかも、図示例では、補助ベルトコン
ベア52による感光材料Aの平坦化で、後述する振分装
置56による感光材料Aの吸着保持も補助して、安定か
つ確実な感光材料Aの振り分けも可能にしている。
【0034】ここで、ベルトコンベア50は、そのエン
ドレスベルト62の載置面(外側の表面)上で感光材料
Aを載置して、確実に搬送する必要があるし、エンドレ
スベルト62の載置面上に載置された感光材料Aを補助
ベルトコンベア52のエンドレスベルト68で上から押
さえ込む際にも位置ズレが生じないようにする必要があ
る。このため、エンドレスベルト62の載置面の摩擦係
数は、ある程度必要で、あまり低くない方が好ましい。
これに対し、補助ベルトコンベア52は、そのエンドレ
スベルト68によって、ベルトコンベア50のエンドレ
スベルト62上に載置された、通常カールを有する感光
材料Aを上から押さえ込むので、感光材料Aのカールし
た部分、例えば、カールした周辺部をエンドレスベルト
68の接触面(外側の表面)で、感光材料Aの位置ズレ
を生じさせることなく、円滑に滑らせる必要がある。こ
のため、エンドレスベルト68の接触面の摩擦係数は、
滑りやすいように、あまり高くない方が好ましい。以上
のような理由から、ベルトコンベア50のエンドレスベ
ルト62の載置面の摩擦係数は、補助ベルトコンベア5
2のエンドレスベルト68の接触面の摩擦係数と、同じ
か、または大きいことが好ましい。
【0035】さらに好ましくは、ベルトコンベア50の
エンドレスベルト62の載置面の摩擦係数は、0.6以
上であり、補助ベルトコンベア52のエンドレスベルト
68の載置面の摩擦係数は、0.6以下であるのがよ
い。これは、エンドレスベルト62の載置面の摩擦係数
が0.6未満であると、両者間で滑りが発生し、感光材
料A間の位置ズレが生じ、正確な感光材料Aの搬送が行
えず、前後の感光材料Aとの間隔が狭くなったり、広く
なったりしてあるいは傾いたりして搬送不良(紙詰ま
り)が発生する。一方、エンドレスベルト68の接触面
の摩擦係数が0.6超であると、搬送ローラ対48の線
速(感光材料搬送速度)がエンドレスベルト62,68
の線速に比べ遅いため、感光材料Aとベルトを滑らすは
ずが感光材料Aの乳剤面側にあたるエンドレスベルト6
8との接触面積が多くなり、摩擦が大きくなって、搬送
力が著しく上がり感光材料Aを座屈させるからである。
なお、最も好ましいエンドレスベルト62の載置面の摩
擦係数は、0.9程度であり、その±0.1の範囲がよ
り好ましい範囲である。一方、最も好ましいエンドレス
ベルト68の接触面の摩擦係数は、0.5程度であり、
その±0.1の範囲がより好ましい範囲である。
【0036】補助ベルトコンベア52とベルトコンベア
50との間隔、詳細には、補助ベルトコンベア52のエ
ンドレスベルト68の下側の表面(接触面)とベルトコ
ンベア50のエンドレスベルト62の上側の表面(載置
面)との間の間隔には特に限定はなく、搬送対象となる
感光材料Aの厚さやカールの状態等に応じて適宜決定す
ればよいが、良好な搬送力の確保や、感光材料Aの平坦
化による安定搬送やカールの矯正、さらには振分装置5
6による吸着保持の補助等の効果を良好に得るために
は、両者の間隔を11mm以下とするのが好ましく、よ
り好ましくは5mm以下、特に1mm以下とするのが好
ましい。なお、両者の間隔が余り狭いと、感光材料Aを
挟持して走査搬送に影響を与えてしまうので、感光材料
Aの厚さ等を考慮して決定する必要がある。
【0037】なお、図示例においては、本発明の搬送装
置が振分部18に配置され、後述する振分装置56によ
って感光材料Aを横方向の左右に振り分けて複数列とす
るために、補助ベルトコンベア52は細幅で中心線上に
配置されているが、本発明はこれに限定はされず、例え
ば、補助ベルトコンベア52は、ベルトコンベア50と
同じ幅を有するものであってもよく、横方向に分割して
2本(図3に2点鎖線で示す)あるいはこれに中心線上
のものを加えて3本、あるいはそれ以上の複数本のベル
トコンベアからなる分割ベルトコンベアとしてもよく、
すなわち、補助ベルトコンベア52のエンドレスベルト
68を横方向に複数本に分割された分割ベルトとしても
よく、本発明の搬送装置の用途や搬送する感光材料等に
応じて、感光材料を好適に搬送できる構成とすればよ
い。
【0038】ベルトコンベア50および補助ベルトコン
ベア52の搬送速度は、記録装置10の処理能力や走査
搬送速度等に応じて適宜決定すればよいが、走査搬送速
度よりも若干高速であるのが好ましい。これにより、露
光を終了した感光材料Aの先端がベルトコンベア50に
突っ掛かるようになることを防止して、感光材料Aがベ
ルトコンベア50に載置(接触)された際の走査搬送に
与える影響を、より確実に排除することができる。な
お、両ベルトコンベアの搬送速度が、走査搬送速度より
もあまり早いと、走査搬送に影響を与え、また、摩擦に
よって感光材料Aを損傷する可能性もあるので、ベルト
コンベア50および補助ベルトコンベア52の搬送速度
は、これを加味して決定するのが好ましい。
【0039】また、図示例の振分部18においては、好
ましい態様として、ベルトコンベア50は下流に向かっ
て下るように傾斜を有している。このような構成とする
ことにより、カールに起因する感光材料Aの引っ掛かり
や座屈等を防止して、走査搬送手段42からの感光材料
Aの受け入れ、および搬送ローラ対48への感光材料A
の供給をより円滑かつ安定して行うことが可能になる。
なお、この角度には限定はないが、あまり角度が大きい
と感光材料Aが滑り落ちてしまうので、5°〜30°程
度とするのが好ましい。
【0040】図示例においては、このような本発明の搬
送装置の上には、感光材料Aを横方向に搬送して複数列
に振り分ける、振分装置56が配置される。振分装置5
6は、駆動装置70と、2つの吸盤ユニット72(72
aおよび72b)とから構成される。ベルトコンベア5
0上の所定位置に搬送された感光材料Aは、吸盤ユニッ
ト72aによって吸着されて若干持ち上げられて搬送方
向に向かって右(以下、この方向を右とする)斜め下流
方向に搬送されて再度ベルトコンベア50上に載置さ
れ、あるいは、吸盤ユニット72bによって同様に左斜
め下流方向に搬送されることにより、振り分けられ、複
数列とされる。なお、吸盤ユニット72による感光材料
Aの吸着および開放、吸盤ユニット72の移動および上
昇・降下は、駆動装置70によって行われる。従って、
図示例においては、補助ベルトコンベア52は、振り分
けを行う幅方向の最小サイズの感光材料Aに応じて、両
吸盤ユニット72が確実に感光材料Aを吸着保持できる
幅とする必要がある。
【0041】このような振分装置56では、感光材料A
を持ち上げて横方向に搬送するので、ベルトコンベア5
0の搬送速度等によらない迅速な振り分けが可能であ
り、また、先に搬入された感光材料Aは、振り分けのた
めに持ち上げられているため、次の感光材料Aがベルト
コンベア50に搬入されることを妨害することがないの
で、走査搬送手段42等から連続的に感光材料Aをベル
トコンベア50に受け取って、振り分けを行うことがで
きる。すなわち、図示例の振分部18は、本発明の搬送
装置と、感光材料Aを持ち上げて振り分ける振分装置5
6とを組み合わせることにより、パス長の短い小型かつ
簡易な構成の低コストな装置で、走査搬送およびプロセ
サ80での感光材料Aの搬送に影響を与えることなく、
円滑かつ安定して記録部16からプロセサ80まで感光
材料Aを搬送し、かつ、その間で確実に複数列に感光材
料Aを振り分けることを実現している。しかも、補助ベ
ルトコンベア52の作用で感光材料Aが平坦化されてい
るので、吸盤ユニット72による感光材料Aの吸着保持
も確実に行うことができる。
【0042】振分部18による感光材料Aの振り分けは
各種の方法が利用可能である。例えば、ベルトコンベア
50上の所定位置に搬送された感光材料Aを、吸盤ユニ
ット72を交互に用いて左右に振り分けることにより、
図4に示されるような2列に感光材料Aを振り分けるこ
とができる。また、この左右の振り分けに振り分けを行
わない素通しを含め、例えば『左振り分け→右振り分け
→素通し』を繰り返すことにより、感光材料Aを3列に
振り分けることができる。なお、吸盤ユニット72によ
る感光材料Aの吸着保持等を確実に行うために、感光材
料Aの吸着および開放時には、ベルトコンベア50の搬
送を一時停止してもよい。
【0043】駆動装置70による吸盤ユニット72の移
動や上昇・降下方法には特に限定はなく、リンクを利用
する移動手段、カムを利用する移動手段、ガイドレール
やガイド孔を利用する移動手段、ギヤを用いる手段、ラ
ックアンドピニオン、ねじ伝動、巻き掛け伝動、シリン
ダーを利用する手段、これらを適宜組み合わせた移動手
段等、公知の方法が各種利用可能である。また、吸盤ユ
ニット72による感光材料Aの吸着保持は、真空ポンプ
等の公知の手段を用いればよい。また、図示例では吸盤
ユニット72は2つであるが、吸盤ユニット72を1つ
として、素通しと横方向の振り分けを交互に行って振り
分けを行ってもよい。
【0044】感光材料Aの振り分けは、振分部18のベ
ルトコンベア50上で複数列にされた時点で、既にオー
バーラップしているように行ってもよく、あるいは、ベ
ルトコンベア50上ではオーバラップさせず、ベルトコ
ンベア50との搬送ローラ対48との速度差でオーバー
ラップさせてもよい。なお、プロセサ80内でのオーバ
ラップが大きい程処理能力は向上するが、仕上りプリン
トがプロセサ80から排出される際に、前後の感光材料
Aの差(プロセサ80からの排出手段がニップローラ等
の挟持搬送等の場合は後端の差)が余り小さいと、集積
装置や仕分け装置の構成等によっては、感光材料Aを露
光順に集積するのが困難になってしまう場合もあるの
で、振り分けによる感光材料Aのオーバーラップは、こ
の点を考慮して行う必要がある。
【0045】振分部18においては、すべての感光材料
Aを振り分けるのではなく、プロセサ80の幅等によっ
て複数列での処理ができない大きなサイズの場合や、単
発的な処理を行う場合には、振り分けを行わないで、単
列のままプロセサ80に供給される。また、振り分けを
行う際には、全サイズを同数列に振り分けるのではな
く、感光材料Aのサイズに応じて、例えば、Lサイズは
3列で、それ以上で振り分けが可能なサイズは2列等、
異なる列数に振り分けを行ってもよい。さらに、パノラ
マサイズとLサイズの混在等の場合に、パノラマサイズ
が来た場合には振り分けを行わずに素通しする等の制御
を行ってもよい。
【0046】振分部18によって搬送された感光材料A
は、前述のように、搬送ローラ対48によってプロセサ
80に供給され、発色現像、漂白定着、水洗等の現像処
理を施された後、乾燥されて、(仕上り)プリントとし
て排出される。
【0047】以上、本発明の感光材料搬送装置について
詳細に説明したが、本発明は以上の例に限定はされず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や
変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0048】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
感光材料搬送装置によれば、カットシートの感光材料に
露光を行い、露光済の感光材料を現像装置に供給する画
像記録装置において、走査搬送に影響を与えることなく
走査搬送手段から露光済の感光材料を受け取って、安定
かつ確実に搬送することができ、しかも、感光材料のカ
ールも好適に矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の感光材料搬送装置を利用する画像記
録装置の一例のを示す概念図である。
【図2】 本発明の感光材料搬送装置の概略側面図であ
る。
【図3】 本発明の感光材料搬送装置の概略平面図であ
る。
【図4】 図1に示される画像記録装置による感光材料
の振り分けの一例を説明するための概念図である。
【符号の説明】
10 (画像)記録装置 12 (感光材料)供給部 14 プリンタ 16 画像記録部 18 振分部 20,22 装填部 24,26 引き出しローラ対 28,30 カッタ 32 マガジン 34 第1搬送部 36 第2搬送部 38 ループ形成部 40 露光ユニット 42 走査搬送手段 44,46,48 搬送ローラ対 50 ベルトコンベア 52 補助ベルトコンベア 56 振分装置 58,60,64,66 ローラ 62,68 エンドレスベルト 70 駆動装置 72(72a,72b) 吸盤ユニット A 感光材料

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露光光学系によって主走査方向に延在する
    記録光の走査線を所定の記録位置に画成すると共に、所
    定長の感光材料を走査搬送手段によって前記記録位置に
    保持しつつ前記主走査方向と直交する副走査方向に走査
    搬送して、感光材料を露光して潜像を記録し、露光済の
    感光材料を現像装置に供給する画像記録装置に用いられ
    る感光材料搬送装置であって、 露光済の感光材料を前記走査搬送手段から受け取って載
    置搬送する載置搬送手段と、前記載置搬送手段と同方向
    に駆動する、載置搬送手段の上部に離間して配置される
    補助搬送手段とを有することを特徴とする感光材料搬送
    装置。
  2. 【請求項2】前記載置搬送手段は、ベルトコンベアであ
    る請求項1に記載の感光材料搬送装置。
  3. 【請求項3】前記補助搬送手段は、補助ベルトコンベア
    である請求項1または2に記載の感光材料搬送装置。
  4. 【請求項4】前記載置搬送手段は主ベルトコンベアであ
    り、前記補助搬送手段は補助ベルトコンベアであり、前
    記主ベルトコンベアのベルトの表面の摩擦係数は、前記
    補助ベルトコンベアのベルトの表面の摩擦係数と同じか
    または大きい請求項1に記載の感光材料搬送装置。
  5. 【請求項5】前記主ベルトコンベアのベルトの表面の摩
    擦係数は、0.6以上であり、前記補助ベルトコンベア
    のベルトの表面の摩擦係数は0.6以下である請求項4
    に記載の感光材料搬送装置。
  6. 【請求項6】前記補助ベルトコンベアは、複数本のコン
    ベアベルトからなる分割ベルトを備える請求項3〜5の
    いずれかに記載の感光材料搬送装置。
  7. 【請求項7】前記載置搬送手段および前記補助搬送手段
    による感光材料の搬送速度が、前記走査搬送手段よりも
    高速である請求項1〜6のいずれかに記載の感光材料搬
    送装置。
  8. 【請求項8】前記載置搬送手段と前記補助搬送手段との
    間隔が11mm以下である請求項1〜7のいずれかに記
    載の感光材料搬送装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載の感光材料
    搬送装置であって、 さらに、前記走査搬送手段から受け取られ、前記載置搬
    送手段によって載置搬送される前記感光材料を、前記主
    走査方向に複数列に振り分ける振分手段を有することを
    特徴とする感光材料搬送装置。
  10. 【請求項10】前記載置搬送手段と前記補助搬送手段と
    によって送り出される前記感光材料を現像装置が受け取
    る請求項1〜9のいずれかに記載の感光材料搬送装置。
  11. 【請求項11】前記載置搬送手段による前記感光材料の
    搬送速度は、前記振分手段によって振り分けられる前記
    感光材料の前記複数列がn(但し、nは2以上の整数)
    である時、前記現像装置における前記感光材料の搬送速
    度のn倍以上である請求項10に記載の感光材料搬送装
    置。
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