JP3655414B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はトリガー式液体噴出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
トリガー式液体噴出器は、通常容器体口頸部へ螺合させる装着筒上端内から垂直筒を起立すると共に、該垂直筒上端から射出筒を、又垂直筒中間部からシリンダを、それぞれ前方突出し、射出筒前部に枢着させて斜下前方へ垂下したトリガーの上部後面に、上記シリンダ内へ前方付勢させて嵌合させたプランジヤ前端部を係止させ、トリガー操作で容器体内液体を吸込み弁を介してシリンダ内へ吸込み、又該シリンダ内液体を吐出弁を介して射出筒前端へ嵌合させたノズルヘッドのノズル孔から噴出可能に設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近時生活上の、又産業上の廃棄物の増大に伴い、廃棄物を資源として再利用することが論ぜられているが、その再利用を有効に行うためには廃棄物をプラスチック、金属、等材質毎に分別することが必要となる。一個の物品中に例えば金属製部品とプラスチック製部品とが用いられていると、その部品毎に分解することは困難であるため、上記分別回収は出来ないこととなり、すると資源としての再利用が出来ないこととなる。
【0004】
トリガー式液体噴出器を構成する部材の殆どは従来合成樹脂材で形成されているが、プランジヤを前方付勢するスプリングは金属製であり、又吸込み弁に使用されている玉弁の玉も金属製とすることが多い。
【0005】
請求項1記載の本発明は、上記金属製スプリングに代えて、トリガーを介して、プランジヤを前方付勢できる合成樹脂製バネ部材を設け、又全構成部材を合成樹脂で形成して、上記分別回収が容易に行えるよう設けたものであり、又請求項2記載の発明は、上記請求項1記載発明の目的を有すると共に吸込み弁と吐出弁とを改良してその作動が確実に、又吐出弁は射出筒前端部に嵌合させるノズルヘッドとの間に、射出筒内が高圧化したときにだけ自動的に開弁し、かつ減圧により自動閉塞する蓄圧式として、液体がほぼ同一圧で噴出して液体噴出の始めと終りに噴出圧が低下しないよう設けたものであり、第3請求項記載の発明は、第1、又は第2請求項記載発明の目的を有すると共に、噴出器不使用時において、悪戯等でトリガー操作することが出来ないよう安全装置を施したものであり、更に請求項4記載の発明は、上記第1、第2、又は第3請求項記載発明の各目的を有すると共に、噴出器の装着筒とノズルヘッドとトリガー下半とを除く噴出器主要部分の前面と下面とを除く外面部分を、合成樹脂材で別成形したカバーで覆合させ、カバーを変えるだけで意匠的外観を異にするトリガー式液体噴出器を提供できるように、しかもそのカバーの取付けが容易であるよう設けたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒1の上部内から、垂直筒21を起立すると共に、該垂直筒の上端部から射出筒13を、かつ中間部からシリンダ14を、それぞれ前方突出し、かつ射出筒13前部から前後方向への揺動が自在に斜下前方へ垂設したトリガー31の上方後部へ、上記シリンダ14内へ後端部を嵌合させて前方突設したプランジヤ32の前端部を係止させ、トリガー31の操作で容器体内液体を吸込み弁を介してシリンダ内へ、かつ該シリンダ内液体を吐出弁を介して射出筒13前端部へ嵌着させたノズルヘッド61のノズル孔から噴出可能に設けた、トリガー式液体噴出器において、
【0007】
射出筒13の基端部外面へ嵌着させた枠体42の左右両側から、屈曲バネ板43, 43を前方突出するバネ部材41を設けると共に
トリガー31上端部の左右両側から後方へレバー37, 37を突設し、
更にプランジヤ32前端部をシリンダ前方のトリガー後部分へ枢着33させておき、
上記屈曲バネ板43, 43先端を付勢に抗してレバー37, 37の上面へ圧接させることで、上記トリガーとプランジヤとを共に前方付勢し、
又全構成部材を合成樹脂材で形成した。
【0008】
第2の手段として第1の手段を有すると共に波板の断面形状に複数屈曲部を連続させて形成した中間板バネ83の下端に吸込み弁体84を付設すると共に、中間バネ板上端から係合棒85を起立する、合成樹脂製の吸込み弁部材82を設けて、
上記吸込み弁81は、上記吸込み弁部材82を垂直筒21内へ挿入させて、係合棒85上端を垂直筒の頂壁下面へ、又吸込み弁体84を、垂直筒21の下部内面に設けたフランジ状弁座8上へ、それぞれ圧接させて形成し、
吐出弁は、射出筒13前端部へ嵌合させたノズル嵌合筒22と該筒前部へ嵌合させたノズルヘッド61との間に設けた蓄圧式弁部材71で形成した。
【0009】
第3の手段として第1、又は第2の手段を有すると共にトリガー31を、前壁34の左右から側壁35, 35を後方突設して形成すると共に、シリンダ14の下部前方に位置するトリガー側壁部分間上下に第1リブ38, 38を間隙を隔てて架設し、又底板92の左右両側から側板93, 93を起立すると共に底板後端から肉薄ヒンジ94を介して揺動板95を垂下し、該揺動板後面に第2リブ96を縦設した合成樹脂製のストッパ部材91を設けて、
上記底板と側板とが形成する基台部97を、下方第1リブ38上へ底板92を載置させて両第1リブ間に固着し、
トリガー31が前限に位置する状態で、揺動板95を斜後上方へ起すことで、第2リブ後端面がシリンダ14の下部前端面へ、かつ第2リブ上端面後部が上方第1リブ38の後端面へ、それぞれ着脱自在に係合して、該係合状態にあってはトリガーの引寄せ操作が不能に形成した。
【0010】
第4の手段として第1、第2、又は第3の手段を有すると共にシリンダ14の後部下面と連続させて、垂直筒21下部に付設した外向きフランジ状壁15外周部から大外径筒部16を垂設して、該筒部の左右側面から後面にかけて凹凸いずれかの第1係合条を横設すると共に、垂直筒21から係止筒21a を後方突出しておき、
装着筒1と、ノズルヘッド61と、トリガー31下半とを除く、噴出器主要部分のうち、前面側と下面側とを除いたほぼ全体を覆合可能に、頂壁102 の左右から側壁103 , 103 を、かつ頂壁102 後部から左右側壁の後端部と連続させて後壁104 を、それぞれ垂下する合成樹脂製のカバー101 を設け、
カバー後壁104 の下部内面から左右両側壁103 ,103 の下部内面にかけて第2係合条を横設して上記第1係合条に、又カバー後壁104 から前方突設した係止棒106 を上記係止筒21a 内へ、それぞれ嵌合させた。
【0011】
【発明の実施の形態】
まず、従来公知のトリガー式液体噴出器の基本的な構造について簡単に説明すると、1は容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒で筒部上端に内向きフランジ2を有する。
【0012】
装着筒1の上部内面からは、連結部材3を起立する。該部材は、周壁4の下部外面に付設した外向きフランジ5を上記装着筒の内向きフランジ2下面へ係合させ、周壁4上面を閉塞する頂壁6後部を貫設して後述噴出器本体の外垂直筒内面へ嵌合させる内垂直筒7を起立する。該内垂直筒下部内面には吸込み弁座8を付設し、かつ該弁座8下方の内垂直通部分内に吸上げパイプ9上部を嵌着させている。
【0013】
11は噴出器本体で、外垂直筒12上端から射出筒13を、中間部からシリンダ14を、それぞれ前方突出している。外垂直筒12下部には、シリンダ14の後部下面と連続させて外向きフランジ状壁15を付設し、該外向きフランジ状壁15外周部から大外径筒部16を垂下し、該大外径筒部16を、上記連結部材3の外向きフランジ5よりも上方の周壁部分外面へ嵌合させ、かつ外垂直筒12内へは内垂直筒7を嵌合させている。尚シリンダ14が囲む外垂直筒前壁上方部分と該前壁上方部分に接する内垂直筒部分とにはシリンダ内と内垂直筒内とを連通する液体出入孔17を穿設し、又シリンダが囲む外垂直筒前壁部分中心からプランジヤガイド筒18を前方突出し、該ガイド筒が囲む前壁部分に通気孔19を穿設し、該通気孔を外垂直筒12と内垂直筒7との間に設けた縦溝20で連結部材の周壁4内と、又大外径筒部16内と、それぞれ連通させている。図示例では垂直筒21を二重筒としたが、連結部材3の全体、又は内垂直筒7を除くことも出来、この場合は外垂直筒だけで垂直筒を形成することとなる。
【0014】
上記射出筒13の前部にはノズル嵌合筒22を介してノズルヘッド61を嵌合させている。図示例では更にノズルヘッド前部にノズル孔67閉塞用蓋板付き部材を嵌合させている。
【0015】
射出筒13の前部からは、前後方向への揺動が可能にトリガー31を下前方へ僅かに傾斜させて垂下し、該トリガーの上方後部には、既述シリンダ14内から前方突出させたプランジヤ32の前端部を係止させる。尚従来はシリンダ内へ金属製のコイルスプリングを装着させ、該スプリングでプランジヤ32を前方付勢させてプランジヤ前端をトリガー上部後面から後方突設した係止棒後端へ係止させるが、本発明にあってはプランジヤ前端部をトリガー上方後部へ枢着33させている。
【0016】
本発明にあっては、図2が示す合成樹脂製のバネ部材41を設けて、該バネ部材により、上記のようにプランジヤ32を枢着したトリガー31を、プランジヤと共に前方付勢する。バネ部材41は枠体42の左右両側から屈曲バネ板43,43を上方からみて平行に前方突出するもので、又トリガー31の上端部の左右両側から斜下後方へレバー37,37を突出し、該レバー上面へ上記屈曲バネ板43,43先端を、バネ板の付勢に抗して圧接させる。
【0017】
図2はトリガー式液体噴出器の主要部材を分解して示す斜視図であって、該図を用いて射出筒13に対するバネ部材41、トリガー31、ノズル嵌合筒22の組付けを説明すると、噴出器本体11は、射出筒13左右側面に側外面および前面を開口するアリ溝状横溝51,51有する側板52,52を付設しておく。
【0018】
バネ部材41は、枠体42の左右側板内面に、上記アリ溝状横溝51,51内へ嵌合摺動させる案内子45,45を付設すると共に、射出筒13下面に接して摺動可能な底板46を、上記枠体の下板の左右方向中間部前面から前方突出する。更に屈曲バネ板43,43は、上下方向において屈曲する屈曲部を複数連続させて、上記枠体の左右側板前面からバネ板先端が下方へ向くよう前方突出する。
【0019】
トリガー31は、前壁34の左右側縁から側壁35,35を後方突設し、又トリガー上端部の左右からは二又状に側壁を上方延長して、該延長部内面に、上記アリ状横溝内へ摺動可能に嵌合させる、アリ状突部36,36を付設し、又その延長部の後部からレバー37,37を突出して形成する。尚図示例ではトリガー上部の横巾は広く、その下方横巾は狭く形成している。
【0020】
ノズル嵌合筒22は、前板26の後面から、その前板に対し上方へ偏芯させて射出筒前部へ嵌合させる基筒27を後方突出すると共に前板26の前面から、その前板に対し下方へ偏芯させてノズルヘッド嵌合用の外筒28を前方突出し、又該外筒との間に小間隙をおいて短内筒29を前方突出している。又前板26の左右両側後面からは、アリ状突部36,36前面へ係止させる凹部を後端面に有する係合板30,30を後方突出している。
【0021】
上記噴出器本体のアリ溝状横溝51内へ案内子45,45を嵌合させて、バネ部材41の枠体42を射出筒13の基端部外面へ嵌着させ、次いでトリガー31のアリ状突部36,36をアリ溝状横溝51,51内へ押込み、更に射出筒13前部外面に基筒27を嵌合させると共に係合板30,30の凹部を、トリガーの断面アリ状突部36,36前面へ係合させて、ノズル嵌合筒22を嵌合させる。尚バネ部材41の屈曲バネ板43,43先端は、トリガー31のレバー37,37上面へ、図1が示すように係合させる。
【0022】
ノズル嵌合筒22前部には、ノズルヘッド61を嵌合させる。該ノズルヘッドは、図3が示すように頂板62後面からノズル嵌合筒22の外筒28内面と外面とへ嵌合させる内外嵌合筒63,64を後方突出し、又頂板中央部からノズル棒65を、かつ該ノズル棒を囲んでノズル筒66を、それぞれ前方突出し、ノズル筒66内面へノズル孔67を前壁中心に有するノズルチップ68の周壁を嵌着させている。更に内嵌合筒63が囲む頂板部分からは弁座筒69を後方突出している。
【0023】
ノズル嵌合筒22とノズルヘッド61との間内部には蓄圧式弁部材71を嵌合させている。該部材は、ノズル嵌合筒22の短内筒29内へ摺動自在に嵌合させた後方突出筒部72前端の外向きフランジ73を、弾性圧縮リング74を介して短内筒29前端面へ係合させ、又外向きフランジ73前面から、上記後方突出筒部72よりも大内径の前方突出弾性筒部75を前外方へ拡開突設してその前端部外周面を、ノズルヘッド61の内嵌合筒63内面へ圧接させ、更に後方突出筒部72の前端から複数の連結子76を前方突出してそれ等連結子前端に、外周面テーパ状の弁板77を付設して、そのテーパ状外周面を弁座筒69内面へ圧接させて、吐出弁を形成し、射出筒13内が高圧化すると、受圧面積の相違から弾性圧縮リング74の弾性に抗して蓄圧式弁部材71が後退し、すると弁板77が後退して吐出弁が開き、頂板62に穿設した透孔70を通ってノズル孔67から液体が噴出し、該液体噴出により射出筒13内が減圧すると同時に弾性圧縮リング74が弾性復元することで、蓄圧式弁部材71が前進して吐出弁が閉塞するよう設けている。
【0024】
吸込み弁81は、吸込み弁部材82で形成する。該弁部材は、波板の断面形状に複数屈曲部を連続させて形成した中間板バネ83の下端に吸込み弁体84を付設すると共に、中間バネ板上端から係合棒85を起立する。上記吸込み弁体84を吸込み弁座8上へ載置させ、係合棒85上端を垂直筒21上端の頂壁下面へ圧接させる。図示例で吸込み弁体は上面閉塞の短筒状とし、かつ外面へほぼ等間隔に、内垂直筒7内面へ摺動自在に操して複数係合子を付設し、又係合棒上部には外向きフランジ86を付設している。
【0025】
トリガー31の中間部後面にはストッパ部材91を嵌合させている。該部材は、底板92の左右から側板93,93を起立して基台部97を形成すると共に、その底板92の後端から肉薄ヒンジ94を介して揺動板95を垂下し、該揺動板95後面に第2リブ96を縦設して合成樹脂材で一体成形している。該ストッパ部材91は、シリンダ14の下部前方に位置するトリガー31の側壁部分間上下に第1リブ38,38を間隙を隔てて架設しておき、下方第1リブ38上へ底板92を載置させて、基台部97を両第1リブ間に嵌着させ、第2リブ付き揺動板95を上後方へ揺動可能としている。該第2リブ付き揺動板は、図示のようにトリガー31が前限に位置する状態から二点鎖線が示すように斜上後方へ揺動させると、第2リブ96下端面がシリンダ14の下部前端面へ、又第2リブ96の上端面後部が、上方第1リブ38の後端面へ、それぞれ着脱自在に係合し、該係合状態にあっては、トリガー31の引寄せ操作が不能に形成する。
【0026】
カバー101 は、装着筒1と、ノズルヘッド61と、トリガー31下半とを除く、噴出器主要部分のうち、前面側と下面側とを除いたほぼ全体を覆合可能に、頂壁102 の左右から側壁103 ,103 を、かつ頂壁後部から、左右両側壁の後端部と連続させて後壁104 を、それぞれ垂下する。カバー101 の下部は、既述噴出器本体11の大外径筒部16外面へ嵌合させ、カバー後壁104 の下部内面から左右両側壁103 ,103 の下部内面にかけて、又大外径筒部16の左右側面から後面にかけて、それぞれ横設した凹凸の第1、第2の係合条を嵌合させて係止手段105 としている。又垂直筒21からは係止筒21a を後方突出しておき、後壁104 から前方突出した係止棒106 を、その係止筒21a 内へ嵌着させる。
【0027】
尚本発明のトリガー式液体噴出器にあっては、全構成部材を合成樹脂で形成するものである。
【0028】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするものであり、請求項1記載の液体噴出器にあっては、トリガー31上端部の左右両側から後方へレバー37,37を突設し、又プランジヤ32の前端部をシリンダ14前方のトリガー後部分へ枢着させておき、射出筒13の基端部外面へ枠体42を嵌着すると共に、該枠体の左右両側から屈曲バネ板43,43を前方突出する合成樹脂製のバネ部材41を設けて、その屈曲バネ板先端を、付勢に抗してレバー37,37の上面へ圧接させたから、そのトリガー31を介してプランジヤ32を前方付勢させることが出来、よって従来のように、シリンダ内へ金属製のコイルスプリングを装着させなくてもよく、全構成部材を合成樹脂製としたから、該液体噴出器廃棄後においての分別回収が容易となり、再溶融等による資源再利用が可能である。
【0029】
請求項2の液体噴出器は、上記請求項1記載の液体噴出器の効果を有するほか、波板断面形状に複数屈曲部を連続する中間板バネ83下端に吸込み弁体84を付設し、又中間板バネ上端から係合棒85を起立する合成樹脂製の吸込み弁部材82を設けて、吸込み弁体84を垂直筒21の下部内面に設けた吸込み弁座8上へ、又係合棒85上端を垂直筒頂壁の下面へそれぞれ圧接させたから、吸込み弁を玉弁で形成した場合のように該トリガー式液体噴出器を装着させた容器を傾け、又は該容器が倒れた場合等に吸込み弁が開くことがなく、又吐出弁を、ノズル嵌合筒22とノズルヘッド61との間に設けた蓄圧式弁部材71で形成したから射出筒13内が一定高圧状態となったときにだけ液体噴出することとなり、よって液体噴出圧が不足することに基因する液垂れ等を防止して良好な液体噴出を得ることが出来る。
【0030】
請求項3記載の液体噴出器は、上記請求項1又は2記載の液体噴出器の効果を有するほか、合成樹脂製のストッパ部材91を設けて、その基台部97を、シリンダ下部前方に位置するトリガー側壁部分間上下に架設した第1リブ38,38間に固着し、その基台部の底板92後端から肉薄ヒンジを介して垂下する揺動板95後面に第2リブ96を縦設し、トリガー31が前限に位置する状態で揺動板95を上後方へ起すことで、第2リブ96後端面がシリンダ14の下部前端面へ、かつ第2リブの上端面後部が上方第1リブ38の後端面へ、それぞれ係合して、該係合状態にあっては、トリガーの引寄せ操作が不能としたから、悪戯等でトリガー操作が行われて液体噴出することがない。
【0031】
請求項4記載の液体噴出器は、請求項1、請求項2、又は請求項3記載の液体噴出器の効果を有するほか、垂直筒21の下部に付設した大外径筒部16の左右両側面から後面にかけて、凹凸いずれかの第1係合条を横設すると共に、垂直筒21から係止筒21a を後方突出しておき、噴出器主要部分の前面側と下面側とを除いたほぼ全体を覆合可能に、頂壁102 の左右から側壁103 ,103 を、かつ頂壁102 後部から左右側壁の後端部と連続させて後壁104 を、それぞれ垂下する合成樹脂製のカバー101 を設け、かつ該カバー後壁104 の下部内面にかけて第2係合条を横設して上記第1係合条に、又カバー後壁から前方突設した係止棒106 を係止筒21a 内へ、それぞれ嵌合させたから、噴出器主要部分に対するカバーの装着筒が容易であると共に、従来噴出器本体11と一体成形していたカバーを別成形して装着するよう設けたから、そのカバー外形を変えるだけでトリガー式液体噴出器の意匠的外形を変えることが出来ることとなり、よって外見を異にする液体噴出器を設けて、消費者の好みに対応できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明液体噴出器の縦断面図である。
【図2】 液体噴出器主要部材の分解斜視図である。
【図3】 液体噴出器ノズル部分の拡大断面図である。
【図4】 バネ部材の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…装着筒 11…噴出器本体 13…射出筒
21…垂直筒 31…トリガー 32…プランジヤ
41…バネ部材 61…ノズルヘッド 71…蓄圧式弁部材
91…ストッパ部材 101 …カバー
Claims (4)
- 容器体口頸部外面へ嵌合させる装着筒1の上部内から、垂直筒21を起立すると共に、該垂直筒の上端部から射出筒13を、かつ中間部からシリンダ14を、それぞれ前方突出し、かつ射出筒13前部から前後方向への揺動が自在に斜下前方へ垂設したトリガー31の上方後部へ、上記シリンダ14内へ後端部を嵌合させて前方突設したプランジヤ32の前端部を係止させ、トリガー31の操作で容器体内液体を吸込み弁を介してシリンダ内へ、かつ該シリンダ内液体を吐出弁を介して射出筒13前端部へ嵌着させたノズルヘッド61のノズル孔から噴出可能に設けた、トリガー式液体噴出器において、
射出筒13の基端部外面へ嵌着させた枠体42の左右両側から、屈曲バネ板43, 43を前方突出するバネ部材41を設けると共にトリガー31上端部の左右両側から後方へレバー37, 37を突設し、
更にプランジヤ32前端部をシリンダ前方のトリガー後部分へ枢着33させておき、
上記屈曲バネ板43, 43先端を付勢に抗してレバー37, 37の上面へ圧接させることで、上記トリガーとプランジヤとを共に前方付勢し、
又全構成部材を合成樹脂材で形成した
ことを特徴とするトリガー式液体噴出器。 - 波板の断面形状に複数屈曲部を連続させて形成した中間板バネ83の下端に吸込み弁体84を付設すると共に、中間バネ板上端から係合棒85を起立する、合成樹脂製の吸込み弁部材82を設けて、
上記吸込み弁81は、上記吸込み弁部材82を垂直筒21内へ挿入させて、係合棒85上端を垂直筒の頂壁下面へ、又吸込み弁体84を、垂直筒21の下部内面に設けた吸込み弁座8上へ、それぞれ圧接させて形成し、
吐出弁は、射出筒13前端部へ嵌合させたノズル嵌合筒22と該筒前部へ嵌合させたノズルヘッド61との間に設けた蓄圧式弁部材71で形成した
ことを特徴とする請求項1記載のトリガー式液体噴出器。 - トリガー31を、前壁34の左右から側壁35, 35を後方突設して形成すると共に、シリンダ14の下部前方に位置するトリガー側壁部分間上下に第1リブ38, 38を間隙を隔てて架設し、又底板92の左右両側から側板93, 93を起立すると共に底板後端から肉薄ヒンジ94を介して揺動板95を垂下し、該揺動板後面に第2リブ96を縦設した合成樹脂製のストッパ部材91を設けて、
上記底板と側板とが形成する基台部97を、下方第1リブ38上へ底板92を載置させて両第1リブ間に固着し、
トリガー31が前限に位置する状態で、揺動板95を斜後上方へ起すことで、第2リブ後端面がシリンダ14の下部前端面へ、かつ第2リブ上端面後部が上方第1リブ38の後端面へ、それぞれ着脱自在に係合して、該係合状態にあってはトリガーの引寄せ操作が不能に形成した
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のトリガー式液体噴出器。 - シリンダ14の後部下面と連続させて、垂直筒21下部に付設した外向きフランジ状壁15外周部から大外径筒部16を垂設して、該筒部の左右側面から後面にかけて凹凸いずれかの第1係合条を横設すると共に、垂直筒21から係止筒21a を後方突出しておき、
装着筒1と、ノズルヘッド61と、トリガー31下半とを除く、噴出器主要部分のうち、前面側と下面側とを除いたほぼ全体を覆合可能に、頂壁102 の左右から側壁103 , 103 を、かつ頂壁102 後部から左右側壁の後端部と連続させて後壁104 を、それぞれ垂下する合成樹脂製のカバー101 を設け、
カバー後壁104 の下部内面から左右両側壁103 ,103 の下部内面にかけて第2係合条を横設して上記第1係合条に、又カバー後壁104 から前方突設した係止棒106 を上記係止筒21a 内へ、それぞれ嵌合させた
ことを特徴とする、請求項1、又は請求項2、又は請求項3記載のトリガー式液体噴出器。
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