JPH10235240A - トリガー式液体噴出器のトリガー付勢用バネ部材 - Google Patents
トリガー式液体噴出器のトリガー付勢用バネ部材Info
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- JPH10235240A JPH10235240A JP9058336A JP5833697A JPH10235240A JP H10235240 A JPH10235240 A JP H10235240A JP 9058336 A JP9058336 A JP 9058336A JP 5833697 A JP5833697 A JP 5833697A JP H10235240 A JPH10235240 A JP H10235240A
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- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1001—Piston pumps
- B05B11/1009—Piston pumps actuated by a lever
- B05B11/1011—Piston pumps actuated by a lever without substantial movement of the nozzle in the direction of the pressure stroke
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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- B05B11/1042—Components or details
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- B05B11/0005—Components or details
- B05B11/0027—Means for neutralising the actuation of the sprayer ; Means for preventing access to the sprayer actuation means
- B05B11/0032—Manually actuated means located downstream the discharge nozzle for closing or covering it, e.g. shutters
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Abstract
(57)【要約】
【課題】トリガー式液体噴出器のトリガー付勢用バネ部
材を、合成樹脂化するとともに、合成樹脂にふさわしい
形態でかつ十分な弾力を備えたものにし、従来の合成樹
脂製のトリガー式液体噴出器に内蔵されている金属製の
コイルスプリングを排して、廃棄時の分解を不要にしよ
うとするものであり、また、取り付けを容易にしようと
するものである。 【解決手段】シリンダ27外周の基部上面へ当接させる半
筒状の上当片２とそのシリンダ27外周の先端部下面へ当
接させる半筒状の下当片３とを両側で連ね、かつ、その
上当片２の両側部から前方へ一対の彎曲バネ片５を突設
し、該彎曲バネ片５の先端部にプランジャ33の前端部へ
機械的に連繋させる係合手段６を講じ、全体を弾性に富
む合成樹脂で一体成形した。
材を、合成樹脂化するとともに、合成樹脂にふさわしい
形態でかつ十分な弾力を備えたものにし、従来の合成樹
脂製のトリガー式液体噴出器に内蔵されている金属製の
コイルスプリングを排して、廃棄時の分解を不要にしよ
うとするものであり、また、取り付けを容易にしようと
するものである。 【解決手段】シリンダ27外周の基部上面へ当接させる半
筒状の上当片２とそのシリンダ27外周の先端部下面へ当
接させる半筒状の下当片３とを両側で連ね、かつ、その
上当片２の両側部から前方へ一対の彎曲バネ片５を突設
し、該彎曲バネ片５の先端部にプランジャ33の前端部へ
機械的に連繋させる係合手段６を講じ、全体を弾性に富
む合成樹脂で一体成形した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、トリガー式液体噴
出器のトリガー付勢用バネ部材に関する。
出器のトリガー付勢用バネ部材に関する。
【０００２】
【従来の技術】トリガー式の液体噴出器は、一般に、容
器体の口頸部へ取り付ける装着筒の上部内から垂直筒を
起立させ、該垂直筒には上端から射出筒を、かつ中間部
からシリンダをそれぞれ前方へと突設し、その射出筒の
前部からトリガーを前後揺動自在に垂設し、そのシリン
ダにプランジャと該プランジャを前方（出方向）へ付勢
するコイルスプリングとを可動に内装させて、該プラン
ジャを上記トリガーの上部に機械的に連繋させ、該トリ
ガーの揺動操作によりプランジャを進退させて、シリン
ダ内に容器体内の液体を吸い込んでは加圧し、射出筒前
端のノズルから噴出させるように形成している。
器体の口頸部へ取り付ける装着筒の上部内から垂直筒を
起立させ、該垂直筒には上端から射出筒を、かつ中間部
からシリンダをそれぞれ前方へと突設し、その射出筒の
前部からトリガーを前後揺動自在に垂設し、そのシリン
ダにプランジャと該プランジャを前方（出方向）へ付勢
するコイルスプリングとを可動に内装させて、該プラン
ジャを上記トリガーの上部に機械的に連繋させ、該トリ
ガーの揺動操作によりプランジャを進退させて、シリン
ダ内に容器体内の液体を吸い込んでは加圧し、射出筒前
端のノズルから噴出させるように形成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この種の液体噴出器
は、通常、構成部材の大半が合成樹脂製であるが、シリ
ンダに内装したコイルスプリングは金属製である。した
がって、近時各地で盛んに行われている資源ゴミの分別
収拾のためには、廃棄の際に、内部まで分解してこれを
取り出さなければならないが、かかる分解は容易でな
く、一般家庭ではほとんど期待できない。金属製のコイ
ルスプリングをそのまま合成樹脂製とすればよい筈であ
るが、金属と合成樹脂とでは弾性に著しい差異があるた
めに、弾力が不足する。そこで、本発明は、合成樹脂に
ふさわしい形態で十分な弾力を備えた合成樹脂製のトリ
ガー付勢用バネ部材を提供し、そのような金属製の内蔵
のコイルスプリングを排して、廃棄時の分解を不要にし
ようとするものであり、また、取り付けを容易にしよう
とするものである。
は、通常、構成部材の大半が合成樹脂製であるが、シリ
ンダに内装したコイルスプリングは金属製である。した
がって、近時各地で盛んに行われている資源ゴミの分別
収拾のためには、廃棄の際に、内部まで分解してこれを
取り出さなければならないが、かかる分解は容易でな
く、一般家庭ではほとんど期待できない。金属製のコイ
ルスプリングをそのまま合成樹脂製とすればよい筈であ
るが、金属と合成樹脂とでは弾性に著しい差異があるた
めに、弾力が不足する。そこで、本発明は、合成樹脂に
ふさわしい形態で十分な弾力を備えた合成樹脂製のトリ
ガー付勢用バネ部材を提供し、そのような金属製の内蔵
のコイルスプリングを排して、廃棄時の分解を不要にし
ようとするものであり、また、取り付けを容易にしよう
とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項１の発明は、シリンダ27外周の基部上面へ当接させ
る半筒状の上当片２とそのシリンダ27外周の先端部下面
へ当接させる半筒状の下当片３とを両側で連ね、かつ、
その上当片２の両側部から前方へ一対の彎曲バネ片５を
突設し、該彎曲バネ片５の先端部にプランジャ33の前端
部へ機械的に連繋させる係合手段６を講じ、全体を弾性
に富む合成樹脂で一体成形したことを特徴とする。
求項１の発明は、シリンダ27外周の基部上面へ当接させ
る半筒状の上当片２とそのシリンダ27外周の先端部下面
へ当接させる半筒状の下当片３とを両側で連ね、かつ、
その上当片２の両側部から前方へ一対の彎曲バネ片５を
突設し、該彎曲バネ片５の先端部にプランジャ33の前端
部へ機械的に連繋させる係合手段６を講じ、全体を弾性
に富む合成樹脂で一体成形したことを特徴とする。
【０００５】請求項２の発明は、請求項１のトリガー付
勢用バネ部材にあって、上記一対の彎曲バネ片５を側面
形状アーチ状に形成し、また、上記係合手段６として、
上記一対の彎曲バネ片５の先端部に一対の突片７を左右
対峙させて形成するとともに、両突片の下縁相互を連結
片８で連ね、かつ、両突片７の内面には、上記プランジ
ャ33の前端部両側面に形成した係合凹部34へ嵌合させる
一対の係合突子９を設けて成る。
勢用バネ部材にあって、上記一対の彎曲バネ片５を側面
形状アーチ状に形成し、また、上記係合手段６として、
上記一対の彎曲バネ片５の先端部に一対の突片７を左右
対峙させて形成するとともに、両突片の下縁相互を連結
片８で連ね、かつ、両突片７の内面には、上記プランジ
ャ33の前端部両側面に形成した係合凹部34へ嵌合させる
一対の係合突子９を設けて成る。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は、請求項１及び請求項２の
発明に係るトリガー付勢用バネ部材１を示し、図２、図
３は、該トリガー付勢用バネ部材１を使用したトリガー
式噴出器を示している。
発明に係るトリガー付勢用バネ部材１を示し、図２、図
３は、該トリガー付勢用バネ部材１を使用したトリガー
式噴出器を示している。
【０００７】トリガー付勢用バネ部材１は、円筒状のシ
リンダ外周の基部上面に当接させる半円筒状の上当片２
とシリンダ外周の先部下面に当接させる半円筒状の下当
片３とを両側でそれぞれ中継片４により一体に連ね、か
つ、上当片２の両側部から前方へと平行する一対の彎曲
バネ片５を突設し、両彎曲バネ片５を側面形状アーチ状
でかつわずかながら先端へと次第に細くなるよう形成
し、、両彎曲バネ片５の先端部にプランジャの端部へ機
械的に連繋させる係合手段６を講じ、該係合手段６とし
て、上記一対の彎曲バネ片５の先端部に、間隔を狭めて
対峙する一対の突片７を形成するとともに、両突片７の
下縁相互を連結片８により一体に連設し、かつ、両突片
７の内面には、プランジャの前端部両側面に形成した一
対の係合凹部34と嵌合させる一対の係合突子９を一体に
突設して、全体を弾性に富む合成樹脂材で一体成形して
成る。
リンダ外周の基部上面に当接させる半円筒状の上当片２
とシリンダ外周の先部下面に当接させる半円筒状の下当
片３とを両側でそれぞれ中継片４により一体に連ね、か
つ、上当片２の両側部から前方へと平行する一対の彎曲
バネ片５を突設し、両彎曲バネ片５を側面形状アーチ状
でかつわずかながら先端へと次第に細くなるよう形成
し、、両彎曲バネ片５の先端部にプランジャの端部へ機
械的に連繋させる係合手段６を講じ、該係合手段６とし
て、上記一対の彎曲バネ片５の先端部に、間隔を狭めて
対峙する一対の突片７を形成するとともに、両突片７の
下縁相互を連結片８により一体に連設し、かつ、両突片
７の内面には、プランジャの前端部両側面に形成した一
対の係合凹部34と嵌合させる一対の係合突子９を一体に
突設して、全体を弾性に富む合成樹脂材で一体成形して
成る。
【０００８】ここで、上記トリガー付勢用バネ部材１を
使用するトリガー式噴出器について図２、図３に従い簡
単に説明すると、21は、容器本の口頸部に螺合等により
嵌合させる装着筒、22は、該装着筒の上部内側から起立
させた噴出器本体取付け部材で、噴出器本体の外垂直筒
内面へ嵌合させる内垂直筒23を立設している。
使用するトリガー式噴出器について図２、図３に従い簡
単に説明すると、21は、容器本の口頸部に螺合等により
嵌合させる装着筒、22は、該装着筒の上部内側から起立
させた噴出器本体取付け部材で、噴出器本体の外垂直筒
内面へ嵌合させる内垂直筒23を立設している。
【０００９】24は、噴出器本体で、上記内垂直筒外面へ
嵌合させた外垂直筒25上端からは射出筒26を、また外垂
直筒下部からは円筒状のシリンダ27を、それぞれ前方へ
と突設している。射出筒26の前部にはノズルヘッド取付
筒28を嵌合させ、該取付筒の前部にはノズル孔30付きの
ノズルヘッド29を嵌合させている。なお、該ノズルヘッ
ド29はノズル孔30を開閉する蓋板付き部材31を有する。
嵌合させた外垂直筒25上端からは射出筒26を、また外垂
直筒下部からは円筒状のシリンダ27を、それぞれ前方へ
と突設している。射出筒26の前部にはノズルヘッド取付
筒28を嵌合させ、該取付筒の前部にはノズル孔30付きの
ノズルヘッド29を嵌合させている。なお、該ノズルヘッ
ド29はノズル孔30を開閉する蓋板付き部材31を有する。
【００１０】射出筒26の前部からは、前後方向への揺動
自在にトリガー32が斜下前方へと垂下させてあり、ま
た、該トリガーの上部後面には、後方へ向けてプランジ
ャ押圧片43を設け、該プランジャ押圧片を上記シリンダ
内へ後部を嵌合させて前方へと突出するプランジャ33の
前端面に当接させている。なお、図２、図３中、32a は
トリガーの前壁、32b はトリガーの両側にある側壁、4
4、45は両側壁間でプランジャ押圧片の近傍に設けた上
下のリブである。プランジャ33の前端部両側面には、ト
リガー付勢用バネ部材１の一対の係合突子９を係合連繋
させる一対の係合凹部34を設けている。
自在にトリガー32が斜下前方へと垂下させてあり、ま
た、該トリガーの上部後面には、後方へ向けてプランジ
ャ押圧片43を設け、該プランジャ押圧片を上記シリンダ
内へ後部を嵌合させて前方へと突出するプランジャ33の
前端面に当接させている。なお、図２、図３中、32a は
トリガーの前壁、32b はトリガーの両側にある側壁、4
4、45は両側壁間でプランジャ押圧片の近傍に設けた上
下のリブである。プランジャ33の前端部両側面には、ト
リガー付勢用バネ部材１の一対の係合突子９を係合連繋
させる一対の係合凹部34を設けている。
【００１１】内外二重筒に形成した垂直筒35内には弁部
材36を装着させる。該弁部材は波板断面形状に屈曲部を
連続する板バネ37の下端に吸込み弁体38を、また板バネ
上端から係合棒39を起立させて、該係合棒の下部から外
向きフランジ状壁を介して上外方へ逆スカート状の弾性
筒としての吐出弁体40を起立させて、合成樹脂材で一体
成形したもので、吸込み弁体38の下面を垂直筒35の下部
内面に設けた吸込み弁座41へ、また係合棒39の上端を垂
直筒の上面を閉塞する上壁42の下面へ、それぞれ圧接さ
せている。
材36を装着させる。該弁部材は波板断面形状に屈曲部を
連続する板バネ37の下端に吸込み弁体38を、また板バネ
上端から係合棒39を起立させて、該係合棒の下部から外
向きフランジ状壁を介して上外方へ逆スカート状の弾性
筒としての吐出弁体40を起立させて、合成樹脂材で一体
成形したもので、吸込み弁体38の下面を垂直筒35の下部
内面に設けた吸込み弁座41へ、また係合棒39の上端を垂
直筒の上面を閉塞する上壁42の下面へ、それぞれ圧接さ
せている。
【００１２】而して、本発明のトリガー付勢用バネ部材
１は、後部の半円筒状の上当片２を上記シリンダ27の外
周の基部上面に当接させるとともに、半円筒状の下当片
３をシリンダ27の外周の先部下面に当接させ、先端部の
一対の係合突子９を上記プランジャ33前端部の一対の係
合凹部34へ嵌合連繋させている。
１は、後部の半円筒状の上当片２を上記シリンダ27の外
周の基部上面に当接させるとともに、半円筒状の下当片
３をシリンダ27の外周の先部下面に当接させ、先端部の
一対の係合突子９を上記プランジャ33前端部の一対の係
合凹部34へ嵌合連繋させている。
【００１３】如上の構成であり、図２が示す状態からノ
ズルヘッド29の蓋板付き部材31を開蓋させてトリガー32
を引き寄せると、トリガー付勢用バネ部材１の両彎曲バ
ネ片５は弾性変形して屈曲し、図３が示す状態となる。
これに伴い、シリンダ27内が高圧化して、シリンダ内の
液体は吐出弁体40を弾性変形させることで射出筒26に入
り、ノズル孔30から噴出する。トリガー32を離すと、屈
曲した両彎曲バネ片５の復元によりプランジャ33及びト
リガー32が元の位置に復帰することとなる。このとき高
圧状態の解消により弾性吐出弁体40はその上端部外周部
を垂直筒35内面に圧接して吐出弁を閉じるため、シリン
ダ27内が負圧化することとなり、吸込み弁体38が中間バ
ネ板の弾性に抗して押し上げられて、容器体内の液体が
吸上げパイプ46を通じてシリンダ27内へと吸い上げら
れ、こうしてシリンダ27内に入った液体は次回のトリガ
ー引き寄せ操作による液体噴出に備える。
ズルヘッド29の蓋板付き部材31を開蓋させてトリガー32
を引き寄せると、トリガー付勢用バネ部材１の両彎曲バ
ネ片５は弾性変形して屈曲し、図３が示す状態となる。
これに伴い、シリンダ27内が高圧化して、シリンダ内の
液体は吐出弁体40を弾性変形させることで射出筒26に入
り、ノズル孔30から噴出する。トリガー32を離すと、屈
曲した両彎曲バネ片５の復元によりプランジャ33及びト
リガー32が元の位置に復帰することとなる。このとき高
圧状態の解消により弾性吐出弁体40はその上端部外周部
を垂直筒35内面に圧接して吐出弁を閉じるため、シリン
ダ27内が負圧化することとなり、吸込み弁体38が中間バ
ネ板の弾性に抗して押し上げられて、容器体内の液体が
吸上げパイプ46を通じてシリンダ27内へと吸い上げら
れ、こうしてシリンダ27内に入った液体は次回のトリガ
ー引き寄せ操作による液体噴出に備える。
【００１４】
【発明の効果】請求項１、請求項２の発明によれば、ト
リガー付勢用バネ部材１は、シリンダ27外周の基部上面
へ当接させる半筒状の上当片２とシリンダ27外周の先端
部下面へ当接させる半筒状の下当片３とを両側で連ね、
上当片２の両側部から前方へと一対の彎曲バネ片５を突
設し、両彎曲バネ片の先端部にプランジャ33の前端部へ
機械的に連繋させる係合手段６を講じて成るものである
から、全体を弾性に富む合成樹脂で簡単に一体成形で
き、このようにして一体成形したものであっても、部材
後部の上当片２と下当片３とが前後に位置を異にするの
で、この後部をシリンダ27の外周へ容易にスムーズにか
つ安定に取り付けでき、寸法公差を大きくすることもで
きて歩留りを改善でき、しかも、先端部を係合手段６に
てプランジャ33の前端部へと距離長くして連繋させ、両
彎曲バネ片５をシリンダ27の外側に位置させることがで
きるため、両彎曲バネ片５を大きくかつ太いものにで
き、したがって、合成樹脂製ではあっても合成樹脂にふ
さわしい形態で十分な弾力を確保することができる。ま
た、このバネ部材１を合成樹脂製のトリガー式液体噴出
器に装備させることで、従来、シリンダに内蔵させてい
た金属製のコイルスプリングを排することができて、廃
棄の際には、分解することなくそのままで資源ゴミの分
別収拾に供することができ、資源ゴミの再利用に好都合
である。
リガー付勢用バネ部材１は、シリンダ27外周の基部上面
へ当接させる半筒状の上当片２とシリンダ27外周の先端
部下面へ当接させる半筒状の下当片３とを両側で連ね、
上当片２の両側部から前方へと一対の彎曲バネ片５を突
設し、両彎曲バネ片の先端部にプランジャ33の前端部へ
機械的に連繋させる係合手段６を講じて成るものである
から、全体を弾性に富む合成樹脂で簡単に一体成形で
き、このようにして一体成形したものであっても、部材
後部の上当片２と下当片３とが前後に位置を異にするの
で、この後部をシリンダ27の外周へ容易にスムーズにか
つ安定に取り付けでき、寸法公差を大きくすることもで
きて歩留りを改善でき、しかも、先端部を係合手段６に
てプランジャ33の前端部へと距離長くして連繋させ、両
彎曲バネ片５をシリンダ27の外側に位置させることがで
きるため、両彎曲バネ片５を大きくかつ太いものにで
き、したがって、合成樹脂製ではあっても合成樹脂にふ
さわしい形態で十分な弾力を確保することができる。ま
た、このバネ部材１を合成樹脂製のトリガー式液体噴出
器に装備させることで、従来、シリンダに内蔵させてい
た金属製のコイルスプリングを排することができて、廃
棄の際には、分解することなくそのままで資源ゴミの分
別収拾に供することができ、資源ゴミの再利用に好都合
である。
【００１５】請求項２の発明によれば、一対の彎曲バネ
片５を側面形状アーチ状に形成しているので、両彎曲バ
ネ片５には、釣り竿でみられるようなソフトで腰の強い
安定した弾力を得ることができ、そして、これによりバ
ネ部材１にも周辺の連繋部材にも何らの損傷をも生じさ
せない機械的融通性を持たせることができる。更に、係
合手段６として、一対の彎曲バネ片５の先端部に一対の
突片７を左右対峙させて形成し、両突片の下縁相互を連
結片８で連ね、両突片７の内面に一対の係合突子９を設
けて、該係合突子９をプランジャ33の前端部両側面に形
成した係合凹部34へ嵌合させるようにしているから、バ
ネ部材１の先端部の係合手段６も簡潔に構成できて、容
易に組み立てることができる。
片５を側面形状アーチ状に形成しているので、両彎曲バ
ネ片５には、釣り竿でみられるようなソフトで腰の強い
安定した弾力を得ることができ、そして、これによりバ
ネ部材１にも周辺の連繋部材にも何らの損傷をも生じさ
せない機械的融通性を持たせることができる。更に、係
合手段６として、一対の彎曲バネ片５の先端部に一対の
突片７を左右対峙させて形成し、両突片の下縁相互を連
結片８で連ね、両突片７の内面に一対の係合突子９を設
けて、該係合突子９をプランジャ33の前端部両側面に形
成した係合凹部34へ嵌合させるようにしているから、バ
ネ部材１の先端部の係合手段６も簡潔に構成できて、容
易に組み立てることができる。
【図１】 本発明に係るバネ部材とこれを取り付けるシ
リンダ及びプランジャの斜視図である。
リンダ及びプランジャの斜視図である。
【図２】 図１のバネ部材を使用したトリガー式液体噴
出器の縦断側面図である。
出器の縦断側面図である。
【図３】 図１のトリガー式液体噴出器において、トリ
ガーを引いた状態を示す絨毯側面図である。
ガーを引いた状態を示す絨毯側面図である。
１…バネ部材 ２…上当片 ３…下当片 ４…中継片 ５…彎曲バネ片 ６…係合手段 ７…突片 ８…連結片 ９…係合突子 21…装着筒 22…噴出器本体取付
け部材 23…内垂直筒 24…噴出器本体 25…外垂直筒 26…射出筒 27…シリンダ 28…ノズルヘッド取
付筒 29…ノズルヘッド 30…ノズル孔 31…蓋板付き部材 32…トリガー 32a …前壁 32b …側壁 33…プランジャ 34…係合凹部 35…垂直筒 36…弁部材 37…板バネ 38…吸込み弁体 39…係合棒 40…吐出弁体 41…吸込み弁座 42…上壁 43…プランジャ押圧片 44，45…リブ 46…吸上げパイプ
け部材 23…内垂直筒 24…噴出器本体 25…外垂直筒 26…射出筒 27…シリンダ 28…ノズルヘッド取
付筒 29…ノズルヘッド 30…ノズル孔 31…蓋板付き部材 32…トリガー 32a …前壁 32b …側壁 33…プランジャ 34…係合凹部 35…垂直筒 36…弁部材 37…板バネ 38…吸込み弁体 39…係合棒 40…吐出弁体 41…吸込み弁座 42…上壁 43…プランジャ押圧片 44，45…リブ 46…吸上げパイプ
Claims (2)
- 【請求項１】 シリンダ27外周の基部上面へ当接させる
半筒状の上当片２とそのシリンダ27外周の先端部下面へ
当接させる半筒状の下当片３とを両側で連ね、かつ、そ
の上当片２の両側部から前方へ一対の彎曲バネ片５を突
設し、該彎曲バネ片５の先端部にプランジャ33の前端部
へ機械的に連繋させる係合手段６を講じ、全体を弾性に
富む合成樹脂で一体成形したことを特徴とするトリガー
式液体噴出器のトリガー付勢用バネ部材。 - 【請求項２】 上記一対の彎曲バネ片５を側面形状アー
チ状に形成し、また、上記係合手段６として、上記一対
の彎曲バネ片５の先端部に一対の突片７を左右対峙させ
て形成するとともに、両突片の下縁相互を連結片８で連
ね、かつ、両突片７の内面には、上記プランジャ33の前
端部両側面に形成した係合凹部34へ嵌合させる一対の係
合突子９を設けて成る請求項１記載のトリガー式液体噴
出器のトリガー付勢用バネ部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9058336A JPH10235240A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | トリガー式液体噴出器のトリガー付勢用バネ部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9058336A JPH10235240A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | トリガー式液体噴出器のトリガー付勢用バネ部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10235240A true JPH10235240A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=13081487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9058336A Pending JPH10235240A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | トリガー式液体噴出器のトリガー付勢用バネ部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10235240A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1923140A1 (en) * | 2006-11-16 | 2008-05-21 | Guala Dispensing S.R.L. | Trigger sprayer provided with actuation locking means |
| JP2008272634A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | トリガー式液体噴出器 |
| JP2008272633A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | トリガー式液体噴出器 |
| EP1999039A2 (en) * | 2006-03-15 | 2008-12-10 | ContinentalAFA Dispensing Company | Trigger sprayer with integral piston rod and bowed spring |
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| JP2021134768A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | 株式会社吉野工業所 | 吐出器 |
| JP2021187485A (ja) * | 2020-05-28 | 2021-12-13 | 株式会社吉野工業所 | 液体噴出器 |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP9058336A patent/JPH10235240A/ja active Pending
Cited By (10)
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| JP2008272634A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | トリガー式液体噴出器 |
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| JP2021134768A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | 株式会社吉野工業所 | 吐出器 |
| JP2021187485A (ja) * | 2020-05-28 | 2021-12-13 | 株式会社吉野工業所 | 液体噴出器 |
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