JP3644453B1 - 硬化性含フッ素樹脂組成物およびそれを硬化してなる光学部材 - Google Patents
硬化性含フッ素樹脂組成物およびそれを硬化してなる光学部材 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】含フッ素アルキレンエーテル構造または含フッ素3級アルキル構造をエステル部に有する含フッ素アクリル系単量体およびフッ素含有率が25質量%以上の非晶性含フッ素ポリマー、さらに要すれば多官能性含フッ素単量体からなる均一な液状の硬化性含フッ素樹脂組成物、およびその硬化物、光学材料。
【選択図】図1
Description
(A)式(1):
R1は式(1−1):
R2は式(1−2):
で表される1種または2種以上の含フッ素単量体、
(B)本質的にはアクリル系単量体のみを重合してなる重合体であって、フッ素含有率が25質量%以上の含フッ素アクリル系ポリマー。
(A−1)式(1a):
(C)式(2):
(D)フッ素含有率25質量%以上の非晶性の含フッ素ポリマー。
(A)は含フッ素アクリル系単量体であり、式(1):
R1は式(1−1):
R2は式(1−2):
で表される1種または2種以上の含フッ素単量体、
(B)本質的にはアクリル系単量体のみを重合してなる重合体であって、フッ素含有率が25質量%以上の含フッ素アクリル系ポリマー。
(1−3):
(1a):
式(1−2):
ヘキサフルオロネオペンチルメタクリレート(6FNPM)、
(1)アルキレンエーテル結合を含む水素原子の一部または全てがフッ素置換されていてもよい飽和炭化水素基、
(2)分岐構造を含む水素原子の一部または全てがフッ素置換されてもよい飽和炭化水素基、
(3)ヘテロ原子を有していてもよい水素原子の一部または全てがフッ素置換されていてもよい芳香族炭化水素基、
(4)ヘテロ原子を有していてもよい水素原子の一部または全てがフッ素置換されていてもよい脂肪族単環構造、
(5)ヘテロ原子を有していてもよい水素原子の一部または全てがフッ素置換されていてもよい脂肪族複環構造
である。これらの構造(1)〜(5)をエステル部に含む単量体成分がポリマー中にあると上記の効果が顕著に現れる。
このアルキレンエーテル基は含フッ素アクリル系ポリマー(B)のフッ素含有率を高くすることができ、また含フッ素アクリル系単量体(A)に対する溶解性を高めることができ、均一な液状組成物を得やすくなる点で好ましい。
分岐構造を含むことにより、含フッ素単量体(A)に対する溶解性が向上し、均一な液状組成物を得やすく、また硬化物の耐熱性(高ガラス転移温度)を高めることができる。
(B−2−1)
より具体的には、
(B−2−2)
(B−2−3)
(B−2a):
(B−2b):
6FNPF:
6FNPM:
(B−2c):
具体的には、
ヘキサフルオロイソプロピルα−フルオロアクリレート(HFIPF)
ヘキサフルオロイソプロピルメタクリレート(HFIPM)
この芳香族炭化水素基は、耐熱性(高ガラス転移温度)が良好な点で好ましい。特に、構造中の水素原子の一部または全部がフッ素原子で置換されているものは、さらに近赤外領域での透明性にも優れている。
(B−3−1)
この脂肪族単環構造は、耐熱性(高ガラス転移温度)が良好な点で好ましい。特に、構造中の水素原子の一部または全部がフッ素原子で置換されているものは、さらに近赤外領域での透明性にも優れている。
(B−4−1)
より具体的には、
この脂肪族複環構造は、耐熱性(高ガラス転移温度)が良好な点で好ましい。特に、構造中の水素原子の一部または全部がフッ素原子で置換されているものは、さらに近赤外領域での透明性にも優れている。
(B−5−1)アダマンタンおよびその誘導体、
(B−5−2)ノルボルナンおよびその誘導体、
(B−5−3)パーヒドロアントラセンおよびその誘導体、
(B−5−4)パーヒドロナフタレンおよびその誘導体、
(B−5−5)トリシクロ〔5.2.1.02,6〕デカンおよびその誘導体
などがあげられ、それらの一部の例として、
(B−5−1a)つぎの式で示されるアダマンタンおよびその誘導体を側鎖に有する単量体:
(A−1)式(1a):
(C)式(2):
(D)フッ素含有率25質量%以上の非晶性の含フッ素ポリマー。
(C−1−1)式:
(C−1−2)式:
−OBz−C(CH3)2−BzO−、
−OBz−C(CF3)2−BzO−、
−OCH2CH(OH)CH2O−Bz−C(CH3)2−Bz−O−CH2CH(OH)CH2O−、
−OCH2CH(OH)CH2O−Bz−C(CF3)2−Bz−O−CH2CH(OH)CH2O−、
−(OCH2CH2)nO−Bz−C(CH3)2−Bz−O−(CH2CH2O)m−、
−(OCH2CH2)nO−Bz−C(CF3)2−Bz−O−(CH2CH2O)m−
などがあげられ、部位(C−1−2)の具体例としては、
−O−C(CF3)2−Bz−C(CF3)2−O−
などがあげられる。
(C−2−1)単環式炭化水素構造:
たとえば、
(C−2−1−1)式:
(C−2−1−2)式:
−O−cHx−C(CH3)2−cHx−O−、
−O−cHx−C(CF3)2−cHx−O−、
−OCH2CH(OH)CH2O−cHx−C(CH3)2−cHx−O−CH2CH(OH)CH2O−、
−OCH2CH(OH)CH2O−cHx−C(CF3)2−cHx−O−CH2CH(OH)CH2O−、
−(OCH2CH2)nO−cHx−C(CH3)2−cHx−O−(CH2CH2O)m−、
−(OCH2CH2)nO−cHx−C(CF3)2−cHx−O−(CH2CH2O)m−
などがあげられ、部位(C−2−1−2)の具体例としては、
−O−C(CF3)2−cHx−C(CF3)2−O−
などがあげられる。
たとえば、
(C−3−1)式:
(C−3−2)式:
−O−NB−C(CH3)2−NB−O−、
−O−NB−C(CF3)2−NB−O−、
−OCH2CH(OH)CH2O−NB−C(CH3)2−NB−O−CH2CH(OH)CH2O−、
−OCH2CH(OH)CH2O−NB−C(CF3)2−NB−O−CH2CH(OH)CH2O−、
−(OCH2CH2)nO−NB−C(CH3)2−NB−O−(CH2CH2O)m−、
−(OCH2CH2)nO−NB−C(CF3)2−NB−O−(CH2CH2O)m−
などがあげられ、部位(C−3−2)の具体例としては、
−O−C(CF3)2−NB−C(CF3)2−O−
などがあげられる。
(1)直鎖状または分枝状のエーテル結合を有していてもよい(n+1)価の有機基、
(2)芳香族環状構造を有する(n+1)価の有機基、
(3)脂肪族環状(単環または多環)構造を有する(n+1)価の有機基、
(4)ウレタン結合を含む(n+1)価の有機基
などが挙げられ、これら有機基において、炭素−水素結合を形成する水素原子の一部またはすべてがフッ素原子で置換されたものであってもよい。
前記多官能アクリレートを示す式(2)におけるn=1のもの(二官能アクリレート)としては、たとえば
式(R2−1):
−(CH2)p1−(CF2)p2−(C(CH3))p3− (R2−1)
(式中、p1+p2+p3=1〜30)で示される有機基が例示できる。
−CH2CH2−、
−CH2CH(CH3)−、
−CH2CH2CH(CH3)−、
−(CH2)4−、
−(CH2)6−、
−(CH2)2(CF2)2(CH2)2−、
−(CH2)2(CF2)4(CH2)2−、
−(CH2)2(CF2)6(CH2)2−、
−CH2C(CH3)2CH2−
などがあげられる。
たとえば、式(R2−5):
または式(R2−6):
具体的には、式(R2−12):
などが好ましく挙げられる。
具体的には、
(D−2)含フッ素アリルエーテル系単量体を重合してなる重合体であって、フッ素含有率が25質量%以上の非晶性の含フッ素アリルエーテル系ポリマー
(D−3)主鎖中に環状構造を有するフッ素含有率が25質量%以上の非晶性の含フッ素環状ポリマー
(D−4)含フッ素オレフィンと炭化水素系ビニルエーテルからなる共重合体でフッ素含有率が25質量%以上の非晶性の含フッ素コポリマー
(D−5)含フッ素ポリスチレン系単量体を重合してなる重合体であって、フッ素含有率が25質量%以上の非晶性の含フッ素ポリスチレン系ポリマー
(D−6)ビニリデンフルオライド系共重合体であって、フッ素含有率が25質量%以上の非晶性のビニリデンフルオライド系コポリマー。
(D−1)アクリル系単量体のみを重合してなる重合体であって、フッ素含有率が25質量%以上の非晶性の含フッ素アクリル系ポリマー:
ポリマー(D−1)はアクリル系単量体のホモポリマーでも、構造の異なるアクリル系単量体との共重合体であってもかまわない。前述の(B)と同一で、具体例を含めてそのまま採用できる。
ポリマー(D−2)はWO95/33782、WO02/18457、WO02/73255各パンフレット等に開示されている。
ポリマー(D−3)はガラス転移温度が非常に高く、硬化物の耐熱性が高くなる点で好ましい。このようなポリマー(D−3)としては、好ましくはフッ素を有する脂肪族環状の構造単位をもつポリマーと非フッ素系の脂環式単量体構造単位をもつポリマーが例示できる。
この構造単位を導入すると、近赤外領域での透明性をより高くでき、さらに高ガラス転移温度の非晶性の含フッ素環状ポリマー(D−3)が得られ、硬化物のさらなる高硬度化が期待できる点で好ましい。
また、非フッ素系の脂環式単量体構造単位(D−3−2)を含有した非晶性の含フッ素ポリマーは硬化物の高ガラス転移温度化やさらなる高硬度化が図られる。
非晶性のビニリデンフルオライド系コポリマーは、ビニリデンフルオライドにこれと共重合可能な他のモノマーの1種または2種以上を共重合したものが好ましい。
アセトフェノン、クロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、ヒドロキシアセトフェノン、α−アミノアセトフェノンなど
ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタールなど
ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、ヒドロキシ−プロピルベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、ミヒラーケトンなど
チオキサンソン、クロロチオキサンソン、メチルチオキサンソン、ジエチルチオキサンソン、ジメチルチオキサンソンなど
ベンジル、α−アシルオキシムエステル、アシルホスフィンオキサイド、グリオキシエステル、3−ケトクマリン、2−エチルアンスラキノン、カンファーキノン、アンスラキノンなど
ヨードニウム塩、スルホニウム塩、ホスホニウム塩、ジアゾニウム塩、アンモニウム塩、ピリジニウム塩など
β−ケトエステル、β−スルホニルスルホンとこれらのα−ジアゾ化合物など
アルキルスルホン酸エステル、ハロアルキルスルホン酸エステル、アリールスルホン酸エステル、イミノスルホネートなど
スルホンイミド化合物類、ジアゾメタン化合物類など
(1)重合体組成(1H−NMR、19F−NMR、IR)
NMR測定装置:BRUKER社製
1H−NMR測定条件:300MHz(テトラメチルシラン=0ppm)
19F−NMR測定条件:282MHz(トリクロロフルオロメタン=0ppm)
1H−NMRのデータより、CH2=CF−C(=O)−(αFアクリロイル)化率(5.2〜5.8ppm(2H))が、19F−NMRのデータより、αFアクリロイル基(−116〜−118ppm(1F))と鎖(−83ppm(10F)と−129ppm(1F))の比率が定法により算出できる。
IR測定装置:PERKIN ELMER社製フーリエ変換赤外分光光度計1760X
測定条件:室温にて測定
酸素フラスコ燃焼法により試料10mgを燃焼し、分解ガスを脱イオン水20mlに吸収させ、吸収液中のフッ素イオン濃度をフッ素選択電極法(フッ素イオンメータ。オリオン社製の901型)で測定することによって求めた値を採用する(質量%)。
DSC(示差走査熱量計)を用いて、1st runを昇温速度10℃/分で200℃まで上げ、200℃で1分間維持したのち降温速度10℃/分で25℃まで冷却し、ついで昇温速度10℃/分で得られる2nd runの吸熱曲線の中間点を採用する。
熱天秤(TGA)を用い、室温下に昇温速度10℃/分で室温から加熱し、重量が0.1質量%減少したときの温度を採用する。
非晶性とはTgの測定に用いたDSC分析において、2nd runで昇温速度10℃/分の条件で測定した際に実質的に融解に基づく吸熱ピークが観測されないか、もしくは融解熱量が1J/g以下である性質を示す。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により、東ソー(株)製のGPC HLC−8020を用い、Shodex社製のカラム(GPC KF-801を1本、GPC KF-802を1本、GPC KF-806Mを2本直列に接続)を使用し、溶媒としてテトラヒドロフラン(THF)を流速1ml/分で流して測定したデータより算出する。
東京計器(株)製のB型粘度計にて25℃における組成物の粘度の値を採用する。
ナトリウムD線を光源として25℃においてアッベ屈折率計を用いて測定した値を採用する。
自記分光光度計((株)日立製作所製のU−3310(商品名))を用いて波長300〜800nmにおける約100μm厚のサンプル(硬化フィルム)の分光透過率曲線を測定した値を採用する。
光透過率は、微弱吸収スペクトル測定装置(日本分光(株)製のMAC−1(商品名))を用いて測定した値を採用する。
硬化性含フッ素樹脂組成物を縦50.0mm、横10.0mmの型に流し込み、1.0mm(厚さ)×50mm×10mmのサンプルを作製する。このサンプルに高圧水銀灯を用い、室温にて1500mJ/cm2の強度で紫外線を照射して光硬化させて、硬化後の寸法を測定して体積を算出し、硬化収縮率を求める。
硬化収縮率(S)(%)={(硬化前の体積−硬化後の体積)/硬化前の体積}×100
撹拌装置および温度計を備えた100mlのガラス製四ツ口フラスコに、パーフルオロ−(1,1,9,9−テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−3,6−ジオキサノネノール)
さらに
環流冷却器、温度計、撹拌装置、滴下漏斗を備えた200ml四ツ口フラスコに、メチルエチルケトン(MEK)30ml、合成参考例で得たヒドロキシル基含有含フッ素アリルエーテルの共重合体7.0gと、ピリジン2.6gを仕込み5℃以下に氷冷した。
三つ口フラスコに2−パーフルオロプロポキシ−2,3,3,3−テトラフルオロプロピルα−フルオロアクリレート(6FOn1−F):
ヘキサフルオロイソプロピルα−フルオロアクリレート(HFIP−F):
単量体としてメチルメタクリレート(MMA)を用いた以外は合成例2と同様にして比較用の重合体を得た。この重合体のガラス転移温度およびフッ素含有率を表1に示す。このポリマーをPMMAという。
三つ口フラスコに6FOn1−Fを20g、ベンジルα−フルオロアクリレート(Bz−F):
三つ口フラスコにHFIP−Fを20g、開始剤としてAIBNを40mg入れ、溶媒としてベンゼンを60g入れ、窒素気流下で、反応温度を60℃にして、10時間攪拌しながら溶液重合した。得られた透明な液体をヘキサンに滴下して、再沈殿した。得られた沈殿物をシャーレ上に移して、60℃で10時間真空乾燥した。得られた重合体は15gであった。この重合体のガラス転移温度およびフッ素含有率、数平均分子量を表1に示す。この重合体をPHFIP−F−LMWという。
含フッ素アクリル系単量体として6FOn1−Fを50重量部、含フッ素アクリルポリマーとしてP6FNPFを50重量部、そしてこれに活性エネルギー線硬化開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノンを0.1重量%加えて本発明の液状の硬化性含フッ素樹脂組成物を調製した。
○:透明でかつ均一であり、550nmの光の透過率が80%以上である。
△:一部に白濁(ゲル状物)が認められる。
×:不透明、白濁。
また、外観を目視で評価した。
○:透明でかつ均一である。
△:一部に白濁(にごり)が認められる。
×:不透明、白濁。
含フッ素アクリル系単量体として6FNPFを50重量部、含フッ素アクリルポリマーとして合成例3で合成したコポリマー1を50重量部用いた以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性含フッ素樹脂組成物を得、各種物性を実施例1と同様にして測定した。結果を表2に示す。
含フッ素アクリル系単量体として6FOn1−Fを40重量部、非晶性含フッ素ポリマーとしてポリマー1を50重量部、多官能性含フッ素単量体として1,4−ビス(ヘキサフルオロイソプロピルα−フルオロアクリル)ベンゼン(FB−DFA):
含フッ素アクリル系単量体として6FOn1−Fを40重量部、非晶性含フッ素ポリマーとしてPHFIP−Fを50重量部、多官能性含フッ素単量体としてFB−DFAを10重量部用いた以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性含フッ素樹脂組成物を得、各種物性を実施例1と同様にして測定した。結果を表2に示す。
含フッ素アクリル系単量体として6FOn1−Fを40重量部、非晶性含フッ素ポリマーとしてP6FNPFを50重量部、多官能性含フッ素単量体としてビスフェノールAF−エチレングリコールメタクリレート(BisAFEOMA):
硬化性含フッ素樹脂組成物として含フッ素単量体として1H,1H,5H−オクタフルオロペンチルα−フルオロアクリレート(8FF):
含フッ素アクリル系単量体として2−(パーフルオロオクチル)エチルメタクリレート(17FMA):
含フッ素アクリル系単量体として1H,1H,5H−オクタフルオロペンチルメタクリレート(8FM):
含フッ素アクリル系単量体として17FMAを40重量部、非晶性含フッ素ポリマーとしてP6FOn1−Fを50重量部、多官能性単量体としてトリエチレングリコールジメタクリレート(3G):
含フッ素アクリル系単量体として6FOn1−Fを45重量部、非晶性含フッ素ポリマーとしてビニリデンフルオライド/ヘキサフルオロプロピレン共重合体(ダイキン工業(株)製のダイエルG−801)を50重量部、多官能性含フッ素単量体として実施例5で使用したBisAFEOMAを5重量部用いた以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を得、各種物性を実施例1と同様にして測定した。結果を表2に示す。
以上の実施例の結果から、実施例3の硬化性含フッ素樹脂組成物(硬化後の屈折率:1.367)をクラッドに、実施例4の硬化性含フッ素樹脂組成物(硬化後の屈折率:1.377)をコアに用いればコア/クラッド型の光導波路を形成できることがわかった。
比較例4の硬化性含フッ素樹脂組成物(硬化後の屈折率:1.382)をコア用の材料として用いる以外は実施例7と同様にして光導波路を得た。得られた光導波路の伝送損失(dB/cm)および耐久テスト後の伝送損失(dB/cm)の変化を表3に示す。
含フッ素アクリル系単量体として6FOn1−Fを80重量部、非晶性含フッ素ポリマーとしてP6FOn1−Fを8重量部、多官能性含フッ素単量体としてFB−DFAを12重量部用いた以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性含フッ素樹脂組成物を得、各種物性を実施例1と同様にして測定した。結果を表4に示す。
含フッ素アクリル系単量体として6FOn1−Fを80重量部、非晶性含フッ素ポリマーとしてPHFIP−Fを8重量部、多官能性含フッ素単量体としてFB−DFAを12重量部用いた以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化性含フッ素樹脂組成物を得、各種物性を実施例1と同様にして測定した。結果を表4に示す。
含フッ素アクリル系単量体として6FOn1−Fを75重量部とパーフルオロフェニルα−フルオロアクリレート(PFP−F):
2 コア部
3 膜
4 クラッド部
5 クラッド部
6 マスク
7 活性エネルギー線
Claims (9)
- つぎの(A)および(B)からなる均一な液状組成物であって、(A)を5〜99質量%および(B)を1〜95質量%含む硬化性含フッ素樹脂組成物。
(A)式(1):
R1は式(1−1):
R2は式(1−2):
で表される1種または2種以上の含フッ素単量体、
(B)本質的にはアクリル系単量体のみを重合してなる重合体であって、フッ素含有率が25質量%以上の含フッ素アクリル系ポリマー。 - 前記含フッ素単量体(A)が、前記式(1)においてRがR1である含フッ素単量体(A−1)である請求項1記載の硬化性含フッ素樹脂組成物。
- 含フッ素アクリル系ポリマー(B)のフッ素含有率が50質量%以上である請求項1〜3のいずれかに記載の硬化性含フッ素樹脂組成物。
- 含フッ素アクリル系ポリマー(B)のガラス転移点が85℃以上である請求項1〜4のいずれかに記載の硬化性含フッ素樹脂組成物。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の硬化性含フッ素樹脂組成物を硬化してなる硬化物であって、硬化後のガラス転移温度が85℃以上である硬化物。
- 硬化後のガラス転移温度が100℃以上である請求項6記載の硬化物。
- 請求項6または7記載の硬化物からなる光学材料。
- コア部とクラッド部からなる光導波路であって、コア部およびクラッド部の少なくとも一方が、請求項6または7記載の硬化物からなることを特徴とする光導波路。
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