JP5611705B2 - 硬化性樹脂組成物および成形体 - Google Patents
硬化性樹脂組成物および成形体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5611705B2 JP5611705B2 JP2010173639A JP2010173639A JP5611705B2 JP 5611705 B2 JP5611705 B2 JP 5611705B2 JP 2010173639 A JP2010173639 A JP 2010173639A JP 2010173639 A JP2010173639 A JP 2010173639A JP 5611705 B2 JP5611705 B2 JP 5611705B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- compound
- curable resin
- group
- polymerizable unsaturated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/04—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F283/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G
- C08F283/10—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G on to polymers containing more than one epoxy radical per molecule
- C08F283/105—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers provided for in subclass C08G on to polymers containing more than one epoxy radical per molecule on to unsaturated polymers containing more than one epoxy radical per molecule
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F299/00—Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers
- C08F299/02—Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers from unsaturated polycondensates
- C08F299/026—Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers from unsaturated polycondensates from the reaction products of polyepoxides and unsaturated monocarboxylic acids, their anhydrides, halogenides or esters with low molecular weight
- C08F299/028—Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers from unsaturated polycondensates from the reaction products of polyepoxides and unsaturated monocarboxylic acids, their anhydrides, halogenides or esters with low molecular weight photopolymerisable compositions
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/04—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
- G02B1/041—Lenses
Description
このような硬化性樹脂組成物としては、特許文献1および特許文献2に記載のものが知られている。特許文献1に記載の硬化性樹脂組成物は、樹脂成分として、ウレタン樹脂を用いている。特許文献1に記載の硬化性樹脂組成物は、硬化による収縮が小さく、離型性がよく、耐傷性にも優れ、さらに、60℃での長期安定性にも優れている。しかしながら、吸水率が高いという問題がある。
一方、特許文献2には、アダマンチルアクリレートを含む硬化性樹脂組成物が記載されている。特許文献2に記載の硬化性樹脂組成物は、透明性が高い。しかしながら、ガラス転移温度(Tg)が低いという問題がある。
(2)前記重合体(A)が、下記一般式(1)および/または下記一般式(2)で表される単位構造を含むことを特徴とする、(1)に記載の硬化性樹脂組成物。
(3)L1および/またはL2が、それぞれ、−CO−、−O−、−CH2−及びこれらの組み合わせからなる基、または、単結合から選択される、(2)に記載の硬化性樹脂組成物。
(4)重合性不飽和結合基を有する化合物として、2つ以上の重合性不飽和基を有する化合物(B)および1つの重合性不飽和基を有する化合物(C)を含む、(1)〜(3)のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
(5)重合性不飽和結合基を有する化合物の少なくとも1種が、脂環構造を有する(1)〜(4)のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
(6)重合体(A)の重量分子量が、500〜1000,000である、(1)〜(5)いずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
(7)重合体(A)の含有量が5〜60質量%、2つ以上の重合性不飽和基を有する化合物(B)の含有量が20〜90質量%、1つの重合性不飽和基を有する化合物(C)の含有量が2〜70質量%、他の成分が5質量%以下であることを特徴とする(4)〜(6)のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
(8)光または熱の照射により硬化を開始する開始剤(D)を少なくとも2種類以上有していることを特徴とする(1)〜(7)のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
(9)硬化後の波長589nmにおける屈折率が1.45以上であり、アッベ数が45以上であり、波長589nmにおける厚さ1mm換算の光線透過率が75%以上であることを特徴とする(1)〜(8)のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
(10)(1)〜(9)のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物を成形してなることを特徴とする成形体。
(11)前記成形体が光学部品である、(10)に記載の成形体。
(12)前記成形体がレンズ基材である、(10)または(11)に記載の成形体。
(13)(1)〜(9)のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物を、光照射または熱により室温における粘度を104〜108mPa.sとした後、加圧変形させ、熱硬化させることを特徴とする、成形体の製造方法。
本発明の硬化性樹脂組成物は、重合性不飽和結合基を側鎖に有する、単官能エポキシ化合物のエポキシ開環重合体(A)、および重合性不飽和結合基を有する化合物を含み、かつ、前記重合体(A)および/または重合性不飽和結合基を有する化合物中に脂環構造を有することを特徴とする。環状構造は、少なくとも重合体(A)に含まれることが好ましく、重合体(A)が環状構造を含み、かつ、重合性不飽和結合基を有する化合物の少なくとも1種が、環状構造を含むことがより好ましい。
L1および/またはL2は、それぞれ、−CO−、−O−、−CH2−及びこれらの組み合わせからなる基、または、単結合から選択されることが好ましい。
環αは、炭素数5〜7の単環であることが好ましく、炭素数6の単環であることがより好ましい。
一般式(2)で表される繰返単位は、通常、重合性化合物の重合によって得られる。かかる重合性化合物の分子量は、50〜500が好ましく、50〜400がより好ましく、70〜250がさらに好ましい。
一般式(1)、一般式(2)で表される繰返単位は、それぞれ、1種類のみを用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
重合性組成物に含まれる重合性化合物成分は、一般式(1)で表される繰返単位および/または一般式(2)で表される繰返単位を構成する重合性化合物に加えて、他の重合性化合物を含んでいても良い。他の重合性化合物は、単官能エポキシ化合物であることが好ましい。
一般式(3)中、βは、炭素数5〜10の炭素原子を骨格とする環状構造であり、下記群から選択される構造を骨格とする環状構造であることがより好ましい。
群
一般式(3)で表される繰返単位は、通常、重合性化合物の重合によって得られる。かかる重合性化合物の分子量は、50〜500が好ましく、50〜400がより好ましく、70〜200がさらに好ましい。
重合性組成物に含まれる重合性化合物成分は、一般式(1)で表される繰返単位および/または一般式(2)で表される繰返単位を構成する重合性化合物30〜100質量%と、他の繰返単位(例えば、一般式(3)で表される繰返単位)を構成する重合性化合物0〜70重量%、他の重合性化合物5質量%以下で構成されることが好ましい。さらに、一般式(1)で表される繰返単位および/または一般式(2)で表される繰返単位を構成する重合性化合物は、40〜100質量%であることが好ましく、50〜100質量%であることがより好ましい。
一般式(1)で表される繰返単位および/または一般式(2)で表される繰返単位が2種類以上含まれる場合、合計量が上記範囲となることが好ましい。
重合体(A)の数平均分子量は、500〜1000,000であることが好ましく、3,000〜70,000であることがより好ましい。
重合体(A)は、本発明の硬化性樹脂組成物中に、5〜60質量%の範囲で含まれることが好ましく、5〜50質量%の範囲で含まれることがより好ましく、7〜40質量%の範囲で含まれることがさらに好ましい。
本発明で用いることができる2つ以上の重合性不飽和基を有する化合物(B)中の重合性不飽和結合は、アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基、または、アリル基であることが好ましく、アクリロイル基、メタクリロイル基、またはビニル基であることがより好ましく、アクリロイル基、またはビニル基であることがさらに好ましい。
重合性不飽和基と脂環構造は、直接にまたは連結基を介して結合していることが好ましく、−CO−、−O−、−CH2−及びこれらの組み合わせからなる基から選択される二価の連結基であることがより好ましく、−O−、−CH2−及びこれらの組み合わせからなる基から選択される二価の連結基であることがさらに好ましい。
2つ以上の重合性不飽和基を有する化合物(B)は、重合性不飽和基の数が2つまたは3つであることが好ましい。
2つ以上の重合性不飽和基を有する化合物(B)の分子量は、100〜700であることが好ましく、130〜600であることがより好ましく、150〜400であることがさらに好ましい。
2つ以上の重合性不飽和基を有する化合物(B)は、本発明の硬化性樹脂組成物中に、20〜90質量%の範囲で含まれることが好ましく、25〜80質量%の範囲で含まれることがより好ましく、30〜70質量%の範囲で含まれることがさらに好ましい。
本発明で用いることができる1つの重合性不飽和基を有する化合物(C)中の重合性不飽和結合は、アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基、または、アリル基であることが好ましく、アクリロイル基、メタクリロイル基、またはビニル基であることがより好ましく、アクリロイル基、またはビニル基であることがさらに好ましい。
重合性不飽和基と脂環構造は、直接にまたは連結基を介して結合していることが好ましく、−CO−、−O−、−CH2−及びこれらの組み合わせからなる基から選択される二価の連結基であることがより好ましく、−O−、−CH2−及びこれらの組み合わせからなる基から選択される二価の連結基であることがさらに好ましい。
一つの重合性不飽和基を有する化合物(C)の分子量は、100〜700であることが好ましく、150〜600であることがより好ましく、200〜400であることがさらに好ましい。
1つの重合性不飽和基を有する化合物(C)は、本発明の硬化性樹脂組成物中に、0〜40質量%の範囲で含まれることが好ましく、2〜40質量%の範囲で含まれることがより好ましく、5〜35質量%の範囲で含まれることがさらに好ましい。
本発明の硬化性樹脂組成物は、紫外線、電子線等の活性エネルギー線の照射によって硬化してもよいし、加熱によって硬化してもよい。また、光照射と熱照射の両方によって硬化するのがより好ましい。
本発明の硬化性樹脂組成物は、実質的に、溶剤を含まないことが好ましい。実質的に含まないとは、例えば、溶剤の含量が、硬化性樹脂組成物の1質量%以下であることをいう。
本発明の硬化性樹脂組成物は、硬化前、25℃において、粘度を10〜100万Pa・sとすることができ、好ましくは50〜50万Pa・sとすることができ、さらに好ましくは100〜10万mPa.sとすることができる。
本発明の硬化性樹脂組成物は、ガラス転移温度(Tg)を230℃以上とすることができ、好ましくは250℃以上とすることができ、更に好ましくは300℃以上とすることができる。上限値としては、特に定めるものではないが、通常、400℃以下である。
本発明の硬化性樹脂組成物は、硬化後の硬化後の波長589nmにおける屈折率を、1.45以上とすることができ、好ましくは1.50以上とすることができる。上限値については特に定めるものではないが、通常、1.65以下である。
本発明の硬化性樹脂組成物は、硬化後のアッベ数を45以上とすることができ、好ましくは50以上とすることができる。上限値については特に定めるものではないが、通常、70以下である。
本発明の硬化性樹脂組成物を用いた光学部品等の成形体を製造する方法は公知の方法を広く採用できる。例えば、鋳型に本発明の硬化性樹脂組成物を充填し、活性エネルギーの照射および/または加熱により硬化し、製造することができる。本発明では、特に、活性エネルギーの照射と加熱の両方を併用することが好ましい。このような手段を採用することにより、成形金型内での硬化収縮量を抑制するため、金型の形状転写性に優れ、かつ金型の隙間(クリアランス)へのモレが抑制できる。また、光照射または熱により室温における粘度を104〜108mPa.sとした後、加圧変形させ、熱硬化させることが好ましい。このような手段を採用することにより、金型への形状転写性に優れ、かつ金型の隙間への樹脂モレをより効果的に抑制できる。
本発明の硬化性樹脂組成物を用いてなる成形体は、光学部品に好ましく用いられ、光学レンズにより好ましく用いられる。
(1)光線透過率測定
厚さ1mmの基板状に成形した硬化物を作成し、紫外可視吸収スペクトル測定用装置UV−3100(島津製作所製)で波長589nmの光について測定した。
(2)屈折率測定
アッベ屈折計(アタゴ社製、DR−M4)にて、波長589nmの光について行った。
(3)アッベ数(νD)測定
アッベ屈折計(アタゴ社製、DR−M4)にて、波長486nm、589nm、656nmの光についてそれぞれの屈折率を測定し、波長486nmにおける屈折率をnF、波長589nmにおける屈折率をnD、波長656nmにおける屈折率をnCとした場合に、下記の式より算出した。
厚さ1mmの基板状に成形した硬化物の重量(Wi)を測定し、を85℃85%RHに設定した環境試験機中に一週間保持した後の硬化物の重量(Wf)を測定し、下記の式より算出した。
Rheogel−E4000(株式会社ユービーエム製、動的粘弾性測定装置)を用いて、厚さ200μm、幅5mm、長さ23mmの短冊フイルム状に成形した硬化物を引張りモード、周波数10Hz、歪み10μm(一定)の条件で、30〜300℃の温度範囲における貯蔵弾性率E’を測定し、E’が200MPaとなる温度を耐熱性評価の指標とした。
硬化性樹脂組成物を成形金型内で硬化させ成形体を得る工程において、金型の隙間(クリアランス)へのモレの度合いを下記基準で評価した。
成形を10回おこなった後、モレが発生している個数が0個である場合を◎、1〜3個の場合を○、4〜8個の場合を△、8個以上の場合を×とした。
(7)成形性評価2
硬化性樹脂組成物を成形金型(材質;SUS304)に任意の量投入し、開口部よりHOYA社製UL750を用いて、30mW/cm2のUV光を10秒照射し、半硬化させ、その後室温から200℃まで10℃/分の速度で昇温し、圧力20kgfにて圧縮成形を行った。
成形を10回行った後、成形体の表面を光学顕微鏡で観察し、表面にシワ・キズが発生している成形体が0個である場合を◎、1〜3個の場合を○、4〜8個の場合を△、8個以上の場合を×とした。
(1)重合体(A)の合成例
ガス導入コックを付けた1L三口フラスコに、1,2−エポキシ−4−ビニルシクロヘキサン(ダイセル化学工業社製、セロキサイド2000、例示化合物A−1)50.0g、および脱水トルエン490.0gを仕込み、十分に窒素置換を行った後、液温を−70℃に調整し、ついで三フッ化ホウ素のジエチルエーテル錯体1.0gと脱水トルエン9.0gからなる溶液を約1時間かけて滴下し、反応を行った。滴下終了後、さらに1時間反応させた。その後、メタノール2Lに反応液を注ぎ、析出した白色固体を吸引ろ過により回収した。60℃で5時間減圧乾燥を行い、溶媒を除去することにより重合体P−1を得た(収率50%、数平均分子量3,100、重量平均分子量18,100)。
他の例示したポリマーについても、同様の方法で調整した(P−2〜P−8、H−1〜H−3)。
表1で示した重合体(A)を表2に示す組成で各種成分と混合、溶解し、硬化性樹脂組成物を得た。下記表中において、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェノン(和光純薬工業株式会社製)をD-1、クメンハイドロパーオキサイド(日油株式会社製、商品名パークミルH)をD-2と表した。
実施例18では、化合物(B)として、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(大阪有機化学工業社製、ビスコートV230;表中V230と記載)、化合物(C)としてイソオクチルアクリレート(大阪有機化学社製、商品名IOAA;表中IOAAと記載)を用いた。比較例1および比較例2では重合体(A)を用いなかった。比較例3、比較例4、および比較例5では、重合性不飽和結合の側鎖を有さない重合体H−1、H−2、およびH−3を用いた。比較例6では、メチルメタクリレート(MMA)およびB−15からなる硬化性樹脂組成物を用いた。
各実施例および各比較例の組成物を用い、レンズを下記の手順で製造した。
上記硬化性樹脂組成物を成形金型(材質;SUS304)に任意の量投入し、開口部よりHOYA社製UL750を用いて、30mW/cm2のUV光を10秒照射し、半硬化させ、その後室温から200℃まで10℃/分の速度で昇温し、圧力20kgfにて圧縮成形を行い、成形体を得た。得られた硬化物の光線透過率測定、屈折率測定、アッベ数測定、吸水率測定、ガラス転移温度測定を行った。また、成形時に成形性評価をおこなった。これらの結果は以下の表3に記載した。その後、レンズ用成形体をレンズの形状に成形して、光学部品であるレンズを得た。
なお、下記のうち、実施例11〜13は参考例である。
Claims (11)
- 重合性不飽和結合基を側鎖に有する、単官能エポキシ化合物のエポキシ開環重合体(A)、および重合性不飽和結合基を有する化合物を含み、
前記重合性不飽和結合基を有する化合物として、2つ以上の重合性不飽和基を有する化合物(B)、および、1つの重合性不飽和基を有する化合物(C)を含み、
前記重合体(A)、前記化合物(B)および前記化合物(C)の少なくとも一つが脂環構造を有し、
前記重合体(A)の含有量が5〜60質量%、前記化合物(B)の含有量が20〜90質量%、前記化合物(C)の含有量が2〜42.5質量%、他の成分が5質量%以下である硬化性樹脂組成物。 - 前記重合体(A)が、下記一般式(1)および/または下記一般式(2)で表される単位構造を含むことを特徴とする、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
- L1および/またはL2が、それぞれ、−CO−、−O−、−CH2−及びこれらの組み合わせからなる基、または、単結合から選択される、請求項2に記載の硬化性樹脂組成物。
- 前記化合物(B)および前記化合物(C)の少なくとも1種が、脂環構造を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
- 重合体(A)の重量分子量が、500〜1000,000である、請求項1〜4いずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
- 光または熱の照射により硬化を開始する開始剤(D)を少なくとも2種類以上有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
- 硬化後の波長589nmにおける屈折率が1.45以上であり、アッベ数が45以上であり、波長589nmにおける厚さ1mm換算の光線透過率が75%以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物を成形してなることを特徴とする成形体。
- 前記成形体が光学部品である、請求項8に記載の成形体。
- 前記成形体がレンズ基材である、請求項8または9に記載の成形体。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の硬化性樹脂組成物を、光照射または熱により室温における粘度を104〜108mPa.sとした後、加圧変形させ、熱硬化させることを特徴とする、成形体の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010173639A JP5611705B2 (ja) | 2010-08-02 | 2010-08-02 | 硬化性樹脂組成物および成形体 |
PCT/JP2011/067038 WO2012017879A1 (ja) | 2010-08-02 | 2011-07-27 | 硬化性樹脂組成物および成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010173639A JP5611705B2 (ja) | 2010-08-02 | 2010-08-02 | 硬化性樹脂組成物および成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012031331A JP2012031331A (ja) | 2012-02-16 |
JP5611705B2 true JP5611705B2 (ja) | 2014-10-22 |
Family
ID=45559380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010173639A Expired - Fee Related JP5611705B2 (ja) | 2010-08-02 | 2010-08-02 | 硬化性樹脂組成物および成形体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5611705B2 (ja) |
WO (1) | WO2012017879A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6047791B2 (ja) * | 2012-05-14 | 2016-12-21 | 国立大学法人大阪大学 | 重合体及びその製造方法 |
JP7388456B2 (ja) * | 2020-02-06 | 2023-11-29 | Dic株式会社 | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、硬化物、積層体及びレンズ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001081182A (ja) * | 1999-09-09 | 2001-03-27 | Nippon Shokubai Co Ltd | 重合性樹脂および重合性樹脂組成物 |
JP4172116B2 (ja) * | 1999-10-08 | 2008-10-29 | Jsr株式会社 | 含フッ素オキセタン共重合体、その製造方法、その組成物、およびその硬化物 |
KR20040105836A (ko) * | 2002-04-04 | 2004-12-16 | 다이셀 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 산기 및 불포화기를 함유하는 신규한 폴리에테르 화합물,그의 제조 방법 및 수지 조성물 |
JP2005075906A (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-24 | Daicel Chem Ind Ltd | 熱硬化性樹脂組成物および硬化物 |
-
2010
- 2010-08-02 JP JP2010173639A patent/JP5611705B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-07-27 WO PCT/JP2011/067038 patent/WO2012017879A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012031331A (ja) | 2012-02-16 |
WO2012017879A1 (ja) | 2012-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5940496B2 (ja) | 半硬化物、硬化物およびそれらの製造方法、光学部品、硬化樹脂組成物ならびに化合物 | |
JP5685149B2 (ja) | 半硬化物、硬化物およびそれらの製造方法、光学部品、硬化樹脂組成物 | |
TWI488910B (zh) | 光硬化性樹脂組成物、使用其的光學膜的製造方法及含有其的光學膜 | |
EP3883521A1 (en) | Orthodontic articles comprising polyester urethane (meth)acrylate polymer and monofunctional (meth)acrylate monomer, methods, and polymerizable compositions | |
JP3644453B1 (ja) | 硬化性含フッ素樹脂組成物およびそれを硬化してなる光学部材 | |
JP2012242525A (ja) | 特定の表面形状を有する構造体及び該構造体の製造方法 | |
JPWO2016140245A1 (ja) | 硬化性組成物、硬化物、光学部材、レンズ及び化合物 | |
JP5852330B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物および成形体 | |
WO2003077243A1 (en) | Optical information medium | |
WO2020234775A1 (en) | Orthodontic articles comprising polymerized composition with pendent cyclic moieties, methods, and polymerizable compositions | |
JP5611705B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物および成形体 | |
JPWO2007083749A1 (ja) | 樹脂組成物及びその硬化物を用いた光学部材 | |
JP5685054B2 (ja) | 半硬化物、硬化物およびそれらの製造方法、光学部品、硬化樹脂組成物 | |
JPH01101316A (ja) | 光学用材料 | |
JP5981752B2 (ja) | 複合レンズおよびその製造方法 | |
JP5556016B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物およびその製造方法 | |
JP5698566B2 (ja) | シリコーン樹脂組成物及びその成形体 | |
JP2893608B2 (ja) | 光学樹脂用単量体組成物および光学樹脂 | |
JP2009051972A (ja) | 硬化性樹脂組成物および硬化物 | |
JP2012041371A (ja) | 硬化性樹脂組成物および成形体 | |
JP6149004B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物、光学部品およびレンズ | |
JP2012185477A (ja) | 複合光学素子用樹脂組成物、複合光学素子、ならびに複合光学素子を備えた撮像装置および光学式記録再生装置 | |
JP6763960B2 (ja) | 硬化性組成物、硬化物、光学部材、レンズ及び硬化物の製造方法 | |
JP5626630B2 (ja) | 材料組成物およびそれを用いた光学素子 | |
JP6753938B2 (ja) | 硬化性組成物、硬化物、光学部材、レンズ及び化合物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140304 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140826 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140903 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5611705 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |