JP2893608B2 - 光学樹脂用単量体組成物および光学樹脂 - Google Patents

光学樹脂用単量体組成物および光学樹脂

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 〈産業上の利用分野〉 本発明は、高屈折率を有し、かつ耐衝撃性に優れた光
学樹脂およびそれを与える単量体組成物に関する。さら
に詳細には、高屈折率で、高光線透過性、光学的均一性
等の光学特性と耐衝撃性に優れた光学樹脂およびそれを
与える低粘度で注形作業性等に優れた単量体組成物に関
する。
〈従来の技術〉 高屈折率のプラスチック・レンズを与える樹脂に関す
る技術が公開されている。なかでも、ジアクリレートま
たはジメタクリレート化合物は、容易にラジカル重合し
て透明性に優れたプラスチック・レンズを与えることが
知られている。例えば、臭素含有ビスフェノール骨格
(特開昭59−184210号、特開昭59−193915号各公報)お
よびイオウ含有芳香族骨格(特開昭60−26010号、特開
昭62−195357号各公報)等より得られるプラスチック・
レンズは、高屈折率かつ高アッベ数のバランスに優れた
光学特性を示すことが明らかにされている。
しかしながら、これらの化合物は、ラジカル重合する
ことにより高度の架橋体を形成して耐熱性、研摩性等の
優れた特性を示すが、極めて脆い硬化物を与えるもので
ある。これに対して、単官能性のビニル単量体と共重合
する方法等が開示されているが、耐熱性の低下が著しく
て、未だ改良すべき余地が多い。
また、長鎖の二価アルコールのジアクリレートまたは
ジメタクリレート化合物を使用することが考えられる
が、高屈折率を与えるジアクリレートまたはジメタクリ
レート化合物は、一般に粘度が高いので、これらの長鎖
系化合物を併用して、プラスチック・レンズの重合に使
用することは、問題が多い。
〔発明の概要〕
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、上記の問題点を解決し、高光線透過性、光
学的均一性等の光学特性および耐衝撃性に優れ、高屈折
率を有する光学樹脂およびそれを与える注形作業性等に
優れた単量体組成物を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明による光学樹脂用単量体組成物は、下式〔I〕
で示されるイオウ含有アクリル化合物60〜99重量%およ
び下式〔II〕で示されるアクリル化合物40〜1重量%
(重量%は両者の合計量を100重量%とする)を含んで
なる、常温で液状のものである。
(ここで、R1はそれぞれ水素原子またはメチル基を示
し、R2はそれぞれ炭素数1〜12の2価の炭化水素残基を
示し、R3はそれぞれ炭素数1〜12の(a+1)価の炭化
水素基を示し、Xはフッ素を除くハロゲン原子を示し、
aはそれぞれ1〜3の整数を示し、bは0または1〜4
の整数を示す。) (ただし、R1はそれぞれ水素原子またはメチル基を示
し、R4は炭素数6〜30のアルキレン基、アラルキレン
基、アルキレンエーテル基またはアラルキレンエーテル
基を示す。) また単量体組成物の使用にかかる、本発明による光学
樹脂は、下式〔Ia〕で示される繰返し単位60〜99重量%
および下式〔II〕で示される繰返し単位を40〜1重量%
(重量%は両者の合計量を100重量%とする)を含んで
なる、実質的に不溶および不融で、屈折率nDが1.58以上
であるものである。
(ここで、R1はそれぞれ水素原子またはメチル基を示
し、R2はそれぞれ炭素数1〜12の2価の炭化水素基を示
し、R3はそれぞれ(a+1)価の炭素数1〜12の炭化水
素基を示し、Xはフッ素を除くハロゲン原子を示し、a
はそれぞれ1〜3の整数を示し、bは0または1〜4の
整数を示す。) (ただし、R1はそれぞれ水素原子またはメチル基を示
し、R4は炭素数6〜30のアルキレン基、アラルキレン
基、アルキレンエーテル基またはアラルキレンエーテル
基を示す。) 〈発明の効果〉 前記の目的が達成される。すなわち、本発明による光
学樹脂は、高屈折率、すなわちnD≧1.58を有し、しかも
高光線透過性、光学的均一性等の光学特性に優れ、かつ
耐衝撃性、耐熱性に優れたものである。そしてそれを与
える単量体組成物は、常温で低粘度の液状であって、溶
剤(例えば、スチレン)を使用しなくても、それ自身で
注型重合が可能であり、しかも注形作業性等が優れてい
る。
〔発明の具体的説明〕
〈単量体〉 本発明による光学樹脂は、前式〔I〕で示されるイオ
ウ含有アクリル化合物および前式〔II〕で示されるアク
リル化合物の化合物を含んでなる、特定の単量体組成物
の重合により形成させることができる。
(イ) 式〔I〕のビス(メタ)アクリレート この式〔I〕で示されるイオウ含有アクリル化合物
は、アクリル酸またはメタクリル酸をチオエーテル鎖で
連結した構造を有するものであって、そのチオエーテル
鎖中に炭化水素基の側鎖を有するベンゼン誘導体の二価
基が存在する。このベンゼン誘導体の二価基は、水素原
子がハロゲン原子(フッ素原子を除く)で置換されてい
るものでもよい。ベンゼン誘導体の二価基へのチオエー
テル鎖の結合位置は、o−、m−、p−のいずれでもよ
いが、m−およびp−が代表的である。
この式〔I〕のイオウ含有アクリル化合物は、下式
〔III〕で示されるイオウ含有ポリオールに下式〔IV〕
で示されるアシル化剤を反応させることにより得られ
る。
(ただし、置換基の定義は式〔I〕の場合と同じであ
る。) (ただし、Yはハロゲン原子、ヒドロキシル基または
低級アルコキシ基を示し、R1の定義は式〔I〕の場合と
同じである。) また、式〔III〕で示されるイオウ含有ポリオール
は、公知の反応、例えば、エヌ・カラシュ(N.Karasc
h):オーガニック・サルファー・コンパウンズ(Organ
ic Sulfur Compounds)第1巻、第11章、第97〜111頁、
米国特許第3824293号明細書等に記載されたもの、によ
り合成することができる。
すなわち、具体的には、下式〔V〕で示されるポリハ
ロゲン化合物と下式〔VI〕で示される水酸基含有脂肪族
メルカプタン化合物との反応によればよい。
(ただし、Xaは塩素または臭素を示し、それ以外の置
換基の定義は式〔I〕の場合と同じである。) HO−R2−SH 〔VI〕 (ただし、R2の定義は式〔I〕の場合と同じであ
る。) 式〔I〕のイオウ含有アクリル化合物の具体例とし
て、例えば、下記のものがある。
p−ビス(β−アクリロイルオキシエチルチオ)キシ
リレン、p−ビス(β−メタクリロイルオキシエチルチ
オ)キシリレン、m−ビス(β−アクリロイルオキシエ
チルチオ)キシリレン、m−ビス(β−メタクリロイル
オキシエチルチオ)キシリレン、p−ビス(β−アクリ
ロイルオキシエチルチオ)テトラクロルキシリレン、p
−ビス(β−メタクリロイルオキシエチルチオ)テトラ
クロルキシリレン等。これらは単独または2種以上を併
用することができる。
(ロ) 式〔II〕のビス(メタ)アクリレート 式〔II〕で示されるアクリル化合物は、アクリル酸ま
たはメタクリル酸が、炭素数6〜30の脂肪族若しくは芳
香族の炭化水素の二価基に連結した構造を有するもので
ある。
式〔II〕のアクリル化合物の具体例としては、例え
ば、下記のものがある。
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジメタクリレート、トリエチレングリコール
ジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレ
ート、2,2−ビス〔4−(2−アクリロイルオキシエト
キシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(2−メ
タクリロイルオキシエトキシ)フェニル〕プロパン、2,
2−ビス〔4−(2−アクリロイルオキシエトキシエト
キシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(2−メ
タクリロイルオキシエトキシエトキシ)フェニル〕プロ
パン、2,2−ビス〔3,5−ジブロモ−4−(2−アクリロ
イルオキシエトキシエトキシ)フェニル〕プロパン、2,
2−ビス〔3,5−ジブロモ−4−(2−メタクリロイルオ
キシエトキシエトキシ)フェニル〕プロパン等。
これらは単独または二種以上を併用することができ
る。
〈光学樹脂用単量体組成物〉 本発明による単量体組成物は、式〔I〕で示されるイ
オウ含有アクリル化合物60〜99重量%、好ましくは80〜
95重量%、より好ましくは85〜95重量%、および式〔I
I〕で示されるアクリル化合物40〜1重量%、好ましく
は20〜5重量%、より好ましくは15〜5重量%(両者の
合計量を100重量%とする)を含んでなる。この単量体
組成物において、式〔I〕のイオウ含有アクリル化合物
が、60重量%未満であると、単量体組成物の重合により
得られる光学樹脂の屈折率が著しく低下する。99重量%
を越えると、重合により得られる光学樹脂の耐衝撃性の
向上が望めない。
この単量体組成物は、常温で液状であるので、溶剤
(例えば、スチレン)を使用しなくても、それ自身で注
型重合が可能となる。しかも低粘度の液状(回転粘度計
によって測定した粘度が200cps程度)であるので注型重
合の際の注形作業性が容易になる。
本発明の利点を最大限に享有するものは、この単量体
組成物が式〔I〕および式〔II〕のアクリル化合物から
なるものである(式〔I〕および式〔II〕のアクリル化
合物は、それぞれ混合物であってもよい)。
しかし、生成重合体の光学特性その他の調節あるいは
単量体組成物の粘度の調節その他の目的で、この単量体
組成物は、共単量体としてラジカル重合性化合物を少量
(式〔I〕および式〔II〕のアクリル化合物の合計量10
0重量部を基準にして、20重量部以下が好ましい)含ん
でいてもよい。
そのようなラジカル重合性化合物の具体例として、例
えば、下記のものがある。
核および(または)側鎖置換または非置換スチレン
(たとえば、スチレン、α−メチルスチレンその他)、
メチルアクリレート、メチルメタクリレート等の一官能
性のアクリル酸およびメタクリル酸エステル類、エチレ
ングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート等の二
〜三官能性のアクリル酸およびメタクリル酸エステル
類、ジビニルベンゼン等の二官能性芳香族ビニル化合物
類等。
〈重合体〉 本発明による光学樹脂は、式〔I〕で示されるイオウ
含有アクリル化合物の一種または二種以上を60〜99重量
%、好ましくは80〜95重量%、より好ましくは85〜95重
量%、および式〔II〕で示されるアクリル化合物の一種
または二種以上を40〜1重量%、好ましくは20〜5重量
%、より好ましくは15〜5重量%(重量%は両者の合計
量を100重量%とする)を含んでなる、単量体組成物を
重合させることにより形成させることができる。
すなわち、その単量体組成物を重合させることによ
り、式〔Ia〕の繰返し単位を60〜99重量%、好ましくは
80〜95重量%、より好ましくは85〜95重量%、および式
〔IIa〕で示される繰返し単位を40〜1重量%、好まし
くは20〜5重量%、より好ましくは15〜5重量%(重量
%は両者の合計量を100重量%とする)を含んでなる、
実質的に不溶および不融で、屈折率nDが1.58以上である
光学樹脂を形成させることができる。
また、本発明による光学樹脂は、式〔I〕、式〔II〕
以外の共単量体も含んでなる単量体組成物の重合により
形成させることができることは前記したところである。
重合は、一般的なラジカル重合開始剤が使用されるラ
ジカル重合法、または一般的な光重合開始剤が使用され
る光重合法によって実施され、例えば、懸濁重合、塊状
重合法、乳化重合法等のラジカル重合法の公知の技術に
よって行うことができる。
重合の際に使用されるラジカル重合開始剤は特に限定
されず、一般的な開始剤が使用可能である。例えば、
(イ)過酸化ベンゾイル、ジイソプロピルパーオキシカ
ーボネート、ラウロイルパーオキサイド、ターシャリー
ブチルパーオキシピバレート、ジクミルパーオキサイド
等の過酸化物、(ロ)アゾビスイソブチロニトリル等の
アゾ化合物等を使用することができる。
重合の際に使用される光重合開始剤は、特に限定され
ず、一般的な光重合開始剤が使用可能である。
例えば、(イ)ベンゾフェノン等のベンゾフェノン
系、(ロ)ベンゾインエチルエーテル等のベンゾイン
系、(ハ)アセトフェノン等のアセトフェノン系および
アントラキノン、ジフェニルサルファイト、チオカーバ
メート等のイオウ化合物を使用することができる。
これらのラジカル重合開始剤または光重合開始剤は、
単量体組成物の式〔I〕および式〔II〕のアクリル化合
物の合計量100重量部に対して、0.01〜20重量部、好ま
しくは0.05〜10重量部を使用するのが適当である。
重合体の製造の具体的態様は、たとえば、下記の通り
である。すなわち、単量体組成物にラジカル重合開始剤
または(および)光重合開始剤を混合したものをレンズ
状形態の注形型に注入した後、加熱または(および)紫
外線照射することにより、単量体組成物を重合させて、
レンズ状形態に重合体を形成させてレンズ樹脂にするこ
とができる。
しかし、この注型重合では、重合時の収縮に伴なう光
学的な歪み、外観上の形状の歪み(例えば、表面の曲
率、表面の粗度等)が生ずるので、プリキュアー/ポス
トキュアーの二段法で重合させることにより、それらの
歪みの発生を極力抑制して重合体の生成と重合体の形態
の形成とを同時に行なわせることが好ましい。
すなわち、単量体組成物を加熱または(および)紫外
線照射することにより、注形型中でレンズの形状を保持
できる程度まで重合させ、その後に脱型して、加熱する
ことによりポストキュアーして重合を完結させて、プラ
スチック・レンズとしての最終の形態に形成された重合
体(表面仕上げにより最終の形態になるもの含む)を形
成させる。注型重合は必ずしもレンズ状のキャビティー
を持つ注形型中で行なう必要はなく、他の塊状または板
状の注形型を使用して得た重合体をレンズ状に仕上げる
方法も可能であることはいうまでもない。
〈実施例〉 本発明をより具体的に説明するために実施例を示せ
ば、下記の通りである。
なお実験例中の部は重量部を示す。
実験例において得られた諸物性は、下記の試験法によ
り測定したものである。
(1)光線透過率: 厚さ3mmの試験片を用いて、500nm
の光線透過率を示す。
(2)屈折率およびアッベ数: アッベ屈折計(アタゴ
社製)、25℃にて測定した。
(3)耐熱性: DMA試験機(デュポン社製)にて測定
し、tanδピーク温度を示す。
(4)耐衝撃性: 鋼球(重さ16.31g、直径15.9mm)を
用いて、厚さ1.5mmの試験片上に垂直落下させ、破損の
発生がなかった最大の落下距離を示す。測定温度23℃。
(5)粘度:回転粘度計(エラミー社製)にて測定。
実施例1 p−ビス(β−メタクリロイルオキシエチルチオ)キ
シリレン90部、および1,6−ヘキサンジオールジメタク
リレート10部の混合物に対して、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン(「イルガキュアー184」チバ
ガイギー社品)0.2部およびベンゾイルパーオキシド0.2
部を加えて均一に攪拌混合した後、脱泡し、この液をガ
ラス板とシリコーンゴムとで構成された直径5cm厚さ5mm
の鋳型の中へ注入した。次いで、ガラス板面を、出力80
w/cmの高圧水銀灯を用いて高さ40cmの距離より10分間
(ガラス板両面各々5分)紫外線を照射した。得られた
硬化物を脱型後、エアーオーブン中で100℃、2時間加
熱して無色透明のレンズ樹脂を得た。物性試験片とする
ため、切削研磨して、測定サンプル用の寸法に加工し
た。物性測定結果は、第1表に示す通りであった。
実施例2 実施例1中の1,6−ヘキサンジオールジメタクリレー
トをトリエチレングリコールジメタクリレートに代える
以外は、全く同様にしてレンズ樹脂を得た。物性測定結
果は、第1表に示す通りであった。
実施例3 実施例1中の1,6−ヘキサンジオールジメタクリレー
トを2,2−ビス〔4−(2−メタクリロイルオキシエト
キシエトキシ)フェニル〕プロパンに代える以外は、全
く同様にしてレンズ樹脂を得た。物性測定結果は、第1
表に示す通りであった。
実施例4 実施例1中のp−ビス(β−メタクリロイルオキシエ
チルチオ)キシリレン90部を80部に、1,6−ヘキサンジ
オールジメタクリレート10部を2,2−ビス〔4−(2−
メタクリロイルオキシエトキシエトキシ)フェニル〕プ
ロパン20部に代える以外は、全く同様にしてレンズ樹脂
を得た。物性測定結果は、第1表に示す通りであった。
実施例5 実施例1中のp−ビス(β−メタクリロイルオキシエ
チルチオ)キシリレン90部を70部に、1,6−ヘキサンジ
オールジメタクリレート10部を2,2−ビス〔3,5−ジブロ
モ−4−(2−メタクリロイルオキシエトキシエトキ
シ)フェニル〕プロパン30部に代える以外は、全く同様
にしてレンズ樹脂を得た。物性測定結果は、第1表に示
す通りであった。
比較例1 p−ビス(β−メタクリロイルオキシエチルチオ)キ
シリレンを単独に使用する以外は、実施例1と全く同様
にしてレンズ樹脂を得た。物性測定結果は、第1表に示
す通りであった。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−217407(JP,A) 特開 昭62−195357(JP,A) 特開 昭64−26613(JP,A) 特開 昭60−26010(JP,A) 特開 平1−254655(JP,A) 特開 平3−217412(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 220/38,220/20 C08F 20/38,20/20 G02B 1/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下式〔I〕で示されるイオウ含有アクリル
    化合物60〜99重量%および下式〔II〕で示されるアクリ
    ル化合物40〜1重量%(重量%は両者の合計量を100重
    量%とする)を含んでなる、常温で液状の光学樹脂用単
    量体組成物。 (ここで、R1はそれぞれ水素原子またはメチル基を示
    し、R2はそれぞれ炭素数1〜12の2価の炭化水素残基を
    示し、R3はそれぞれ炭素数1〜12の(a+1)価の炭化
    水素基を示し、Xはフッ素を除くハロゲン原子を示し、
    aはそれぞれ1〜3の整数を示し、bは0または1〜4
    の整数を示す。) (ただし、R1はそれぞれ水素原子またはメチル基を示
    し、R4は炭素数6〜30のアルキレン基、アラルキレン
    基、アルキレンエーテル基またはアラルキレンエーテル
    基を示す。)
  2. 【請求項2】下式〔Ia〕で示される繰返し単位60〜99重
    量%および下式〔II〕で示される繰返し単位を40〜1重
    量%(重量%は両者の合計量を100重量%とする)を含
    んでなる、実質的に不溶および不融で、屈折率nDが1.58
    以上である光学樹脂。 (ここで、R1はそれぞれ水素原子またはメチル基を示
    し、R2はそれぞれ炭素数1〜12の2価の炭化水素基を示
    し、R3はそれぞれ(a+1)価の炭化水素基を示し、X
    はフッ素を除くハロゲン原子を示し、aはそれぞれ1〜
    3の整数を示し、bは0または1〜4の整数を示す。) (ただし、R1はそれぞれ水素原子またはメチル基を示
    し、R4は炭素数6〜30のアルキレン基、アラルキレン
    基、アルキレンエーテル基またはアラルキレンエーテル
    基を示す。)
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