JP3632522B2 - 演奏データ編集装置、方法及び記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、演奏データ編集装置、方法及び記録媒体に関する。この発明は、より詳細には、原演奏データからアーティキュレーション(articulation)アイコンを用いた奏法対応データに変換する演奏データ編集装置、方法及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、グリッサンドやトレモロ等の奏法に対応した音源装置がある。例えば、特開平10−214083号公報には、SMF(スタンダードMIDIファイル)等の曲データに対して手動で奏法コードを付与する技術が示されている。具体的には、SMFのデータを楽譜表示し、この楽譜表示を見ながら奏法コードを付与する部分を指定し、奏法指定操作子の操作によってその部分に奏法コードを付与するようにしている。
【0003】
上述した従来技術においては、SMFデータ中の指定した部分に奏法コードを付与する際の操作性向上のための提案は、一切なされていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の主たる目的は、画面を利用して通常の演奏データを奏法対応演奏データに変換するに際し、画面上での簡単な操作で所望の奏法対応演奏データが効率的に得られるようにし、操作性を向上させた演奏データ編集装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の特徴に従うと、画面上の楽譜表示に対して、奏法対応データを表わす奏法アイコンを貼り付けるアイコン貼付け手段と、貼り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするための修正用詳細ウインドウを開くウインドウ表示手段と、修正用詳細ウインドウを開いているときに、エディットしている奏法対応データの範囲を楽譜表示中に表示する範囲表示手段と、修正用詳細ウインドウを用いて奏法対応データをエディットするエディット手段とを具備する演奏データ編集装置〔請求項1〕、並びに、アイコン貼付け手段により、画面上の楽譜表示に対して、奏法対応データを表わす奏法アイコンを貼り付けるステップと、ウインドウ表示手段により、貼り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするための修正用詳細ウインドウを開くステップと、範囲表示手段により、修正用詳細ウインドウを開いているときに、エディットしている奏法対応データの範囲を楽譜表示中に表示するステップと、エディット手段により、修正用詳細ウインドウを用いて奏法対応データをエディットするステップとを備える演奏データ編集方法〔請求項6〕が提供される。
【0006】
この発明の第2の特徴に従うと、画面上の楽譜表示に対して、奏法対応データを表わす奏法アイコンを貼り付けるアイコン貼付け手段と、貼り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするために、エディットされる奏法対応データの位置に対応した部分の楽譜表示を行なうスコアエリアが設けられた修正用詳細ウインドウを開くウインドウ表示手段と、修正用詳細ウインドウを用いて奏法対応データをエディットするエディット手段と、修正用詳細ウインドウのスコアエリア内での音符修正に応じて、対応する音符データ及び/又は奏法対応データを修正するデータ修正手段とを具備する演奏データ編集装置〔請求項2〕、並びに、アイコン貼付け手段により、画面上の楽譜表示に対して、奏法対応データを表わす奏法アイコンを貼り付けるステップと、ウインドウ表示手段により、張り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするために、エディットされる奏法対応データの位置に対応した部分の楽譜表示を行なうスコアエリアが設けられた修正用詳細ウインドウを開くステップと、エディット手段により、修正用詳細ウインドウを用いて奏法対応データをエディットするステップと、データ修正手段により、修正用詳細ウインドウのスコアエリア内での音符修正に応じて、対応する音符データ及び/又は奏法対応データを修正するステップとを備える演奏データ編集方法〔請求項7〕が提供される。さらに、この特徴に従い、画面上の楽譜表示に対して、奏法対応データを表わす奏法アイコンを貼り付けるステップと、貼り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするために、エディットされる奏法対応データの位置に対応した部分の楽譜表示を行なうスコアエリアが設けられた修正用詳細ウインドウを開くステップと、修正用詳細ウインドウを用いて奏法対応データをエディットするステップと、修正用詳細ウインドウのスコアエリア内での音符修正に応じて、対応する音符データ及び/又は奏法対応データを修正するステップとから成る手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な演奏データ編集のための記録媒体〔請求項11〕が提供される。
【0007】
この発明の第3の特徴に従うと、奏法対応データを表わす複数の奏法アイコンを提示するアイコン選択パレットを画面上に表示するパレット表示手段と、画面上の楽譜表示に対して、アイコン選択パレット内から選択された奏法アイコンを貼り付けるアイコン貼付け手段と、張り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするエディット手段と、エディットされた奏法対応データのパラメータに応じて、対応する奏法アイコンの形状を変化させる形状変化手段とを具備する演奏データ編集装置〔請求項3〕、並びに、パレット表示手段により、奏法対応データを表わす複数の奏法アイコンを提示するアイコン選択パレットを画面上に表示するステップと、アイコン貼付け手段により、画面上の楽譜表示に対して、アイコン選択パレット内から選択された奏法アイコンを貼り付けるステップと、エディット手段により、張り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするステップと、形状変化手段により、エディットされた奏法対応データのパラメータに応じて、対応する奏法アイコンの形状を変化させるステップとを具備する演奏データ編集方法〔請求項8〕が提供される。
【0008】
この発明による演奏データ編集装置は、更なる特徴に従って、さらに、ゼロからクレッシェンドする奏法対応データを表わす奏法アイコン、及び、所定音量からクレッシェンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンを、互いに異なる形態で表示するアイコン表示手段を具備する〔請求項4〕ことができ、或いは、さらに、ゼロにディミニュエンドする奏法対応データを表わす奏法アイコン、及び、所定音量にディミニュエンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンを、互いに異なる形態で表示するアイコン表示手段を具備する〔請求項5〕ことができる。
【0009】
同様に、この発明による演奏データ編集方法は、更なる特徴に従って、さらに、アイコン表示手段により、ゼロからクレッシェンドする奏法対応データを表わす奏法アイコン、及び、所定音量からクレッシェンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンを、互いに異なる形態で表示するステップを備える〔請求項9〕ことができ、或いは、さらに、アイコン表示手段により、ゼロにディミニュエンドする奏法対応データを表わす奏法アイコン、及び、所定音量にディミニュエンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンを、互いに異なる形態で表示するステップを備える〔請求項10〕ことができる。
【0010】
また、この発明による演奏データ編集のための記録媒体に記録されるプログラムの手順には、更なる特徴に従って、さらに、ゼロからクレッシェンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンと所定音量からクレッシェンドする奏法対応データを表わす奏法アイコン、或いは、ゼロにディミニュエンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンと所定音量にディミニュエンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンを、それぞれ、互いに異なる形態で表示するステップが含まれる〔請求項12〕ように構成することができる。
【0011】
〔作用〕
この発明の第1の特徴によると、楽譜表示に貼り付けられた奏法アイコンに対して、ダブルクリック等の所定操作をすることにより、対応する奏法対応データをエディットするための修正用詳細ウインドウ(この修正用詳細ウインドウは、実施例においては、「アイコンモディファイウインドウ」と呼ばれる。)を開くようにし、この修正用詳細ウインドウを開いているときは、エディットしている奏法対応データの範囲を楽譜表示中に表示するようにしたので、修正用詳細ウインドウにより奏法対応データの修正を簡単に行うことができるだけでなく、エディット範囲の楽譜表示中への表示によって修正中の奏法対応データが楽譜中でどこに対応するのかを容易に確認することができる。
【0012】
この発明の第2の特徴によると、修正用詳細ウインドウ(アイコンモディファイウインドウ)の中には、修正中の奏法アイコンの位置に対応した部分の楽譜表示を行なうスコアエリアが設けられ、このスコアエリアで音符を修正すると、その修正内容は、音符データ及び/又は奏法対応データにも反映されるようにしている。従って、修正用詳細ウインドウ内だけで、奏法対応データの多彩な修正が可能となる。なお、このスコアエリアは、実施例で説明されるように、楽譜表示を行うノーテーション表示エリアや簡易ピアノロール表示を行う簡易ピアノロール表示エリアで構成される。
【0013】
この発明の第3の特徴によると、エディットされた奏法パラメータに応じて、奏法アイコンの形状を変化させるようにしたので、奏法アイコンを見るだけで奏法対応データの概略的な内容を把握することができる。
【0014】
この発明の更なる特徴によると、さらに、クレッシェンド、ディミニュエンド各アイコンに関して、ゼロからクレッシェンドするものと、所定音量からクレッシェンドするものを別奏法アイコンで表示するようにしたので、 両者を簡単に使い分けることができ、また、ゼロへディミニエンドするものと、所定音量にディミニエンドするものを別奏法アイコンで表示するようにしたので、両者を簡単に使い分けることができる。
【0015】
〔別の特徴〕
なお、この発明の実施に関する別の特徴によって、次の(a),(b)のように構成することができる:
(a)奏法対応データを表わす複数の奏法アイコンを提示するアイコン選択パレットを画面上に表示する手段と、画面上の楽譜表示に対して、アイコン選択パレット内から選択された奏法アイコンを貼り付ける手段と、アイコンパレット内に提示される奏法アイコンを、最後に選択された複数個の奏法アイコンに更新する手段とを具備する演奏データ編集装置、奏法対応データを表わす複数の奏法アイコンを提示するアイコン選択パレットを画面上に表示するステップと、画面上の楽譜表示に対して、アイコン選択パレット内から選択された奏法アイコンを貼り付けるステップとアイコンパレット内に提示される奏法アイコンを、最後に選択された複数個の奏法アイコンに更新するステップとを備える演奏データ編集方法、並びに、奏法対応データを表わす複数の奏法アイコンを提示するアイコン選択パレットを画面上に表示するステップと、画面上の楽譜表示に対して、アイコン選択パレット内から選択された奏法アイコンを貼り付けるステップと、アイコンパレット内に提示される奏法アイコンを、最後に選択された複数個の奏法アイコンに更新するステップとから成るプログラムを記録した演奏データ編集のための記録媒体。
【0016】
(a)の構成によると、アイコンパレットにおいては、最後に選択された複数個の奏法アイコンを表示することによって、アイコンパレットの表示領域が小さくても、演奏データ編集者が頻繁に利用する奏法アイコンを、常に、アイコンパレット内に表示させることができ、操作性を大きく向上することができる。
【0017】
(b)奏法対応データを表わす複数の奏法アイコンを提示するアイコン選択パレットを画面上に表示する手段と、画面上の楽譜表示に対して、アイコン選択パレット内から選択された奏法アイコンを貼り付ける手段と、張り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするための修正用詳細ウインドウを開く手段と、修正用詳細ウインドウでエディットされた奏法対応データに対応する奏法アイコンを、新たに選択可能な奏法アイコンとして、エディット前の奏法アイコンと区別して、アイコン選択パレット内に表示する手段とを具備する演奏データ編集装置、並びに、奏法対応データを表わす複数の奏法アイコンを提示するアイコン選択パレットを画面上に表示するステップと、画面上の楽譜表示に対して、アイコン選択パレット内から選択された奏法アイコンを貼り付けるステップと、張り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするための修正用詳細ウインドウを開くステップと、修正用詳細ウインドウでエディットされた奏法対応データに対応する奏法アイコンを、新たに選択可能な奏法アイコンとして、エディット前の奏法アイコンと区別して、アイコン選択パレット内に表示するステップとを備える演奏データ編集方法。
【0018】
(b)の構成によると、修正用詳細ウインドウ(アイコンモディファイウインドウ)でエディットされた奏法対応データに対応する奏法アイコンは、新たな奏法アイコンとして元の奏法アイコンと区別した表示がなされる。つまり、エディットされた奏法対応データの奏法アイコンには、それがエディットされたものであることが判るようなカスタマイズ表示がなされる。従って、エディットされた奏法対応データは、演奏データ中の別の場所や、別の演奏データにおいて利用することができる。また、オリジナルの奏法対応データとは違うことを容易に判別することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例は単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0020】
〔ハードウエア構成〕
図1には、この発明の一実施例による演奏データ編集システムのハードウエア構成のブロック図が示されている。この例では、システムは、中央処理装置(CPU)1、読出専用メモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3、第1及び第2の検出回路4,5、表示回路6、音源回路7、効果回路8、外部記憶装置9等を備え、これらの装置1〜9は、バス10を介して互いに接続されている。
【0021】
システム全体を制御するCPU1は、テンポクロックや割込みクロックの発生等に利用されるタイマ11を備え、所定のプログラムに従って種々の制御を行い、特に、この発明による演奏データ編集処理を中枢的に遂行する。ROM2には、この演奏データ編集システムを制御するための所定の制御プログラムが記憶されており、これらの制御プログラムには、基本的な演奏データ編集と共に、演奏データ編集に関する各種処理プログラムや、各種データ/テーブルを含ませることができる。RAM3は、これらの処理に際して必要なデータやパラメータを記憶し、また、処理中の各種データを一時記憶するためのワーク領域として用いられる。
【0022】
第1の検出回路4には鍵盤操作装置12が接続され、第2の検出回路5には、パネルスイッチやマウス等のスイッチ操作装置13が接続され、表示回路6にはディスプレイ14が接続され、ディスプレイ14に表示される各種画面を視認しつつ操作装置12,13を操作することができる。また、DSP等で構成される効果回路8に接続されるサウンドシステム15は、音源回路7及び効果回路8と共に楽音出力部を構成し、この演奏データ編集システムにおける処理前後の演奏データを含む各種演奏情報に基づき楽音を放音させる。
【0023】
外部記憶装置9は、ハードディスクドライブ(HDD)、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)ドライブ、フロッピィディスクドライブ(FDD)、光磁気(MO)ディスクドライブ、ディジタル多目的ディスク(DVD)ドライブ等の記憶装置から成り、各種制御プログラムや各種データを記憶することができる。従って、演奏データ編集に必要な処理プログラムや各種データは、ROM2を利用するだけでなく、外部記憶装置9からRAM3内に読み込むことができ、必要に応じて、処理結果を外部記憶装置9に記録しておくこともできる。
【0024】
この例では、バス10にMIDIインターフェイス(I/F)16が接続され、システムは他のMIDI機器17と通信することができる。ここで、専用のMIDI I/Fに限らず、RS−232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインターフェースを用いてMIDI I/Fを構成してもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。さらに、バス10には通信インターフェイス18も接続され、通信ネットワーク19を介してサーバコンピュータ20から処理プログラムや各種データを外部記憶装置9にストアすることもできる。
【0025】
この発明による演奏データ編集システムは、典型的には、図示のように、鍵盤操作装置12や各種スイッチ操作装置13をもつ電子楽器の形態で実施することができるが、パーソナルコンピュータ(PC)に演奏データ編集のアプリケーションプログラムを組み込んだ「PC+PC上で動作するソフトウエア」の形態で実施することもできるができる。また、カラオケ装置に用いる楽曲データの作成等の機器にも適用することができ、自動演奏ピアノに適用してもよい。なお、電子楽器の形態を取った場合、その形態は鍵盤楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。さらに、音源回路7については、ハードウエアで構成する必要はなく、ソフトウエア音源で構成することもでき、さらに、音源機能を含む楽音出力部(7,8,15)の機能を、MIDIや各種ネットワーク等の通信手段を用いて接続された他のMIDI機器17に委ねることもできる。
【0026】
〔スコアウインドウ〕
さて、図2には、この発明の一実施例による演奏データ編集システムにおいてディスプレイ14上に表示されるスコアウインドウ画面が示されている。スコアウインドウにおいては、演奏データに対応する各種データが所定の順序に従ってレイヤー表示される。図2のスコアウインドウにおいては、上から順に、小節ルーラーレイヤーRL、テンポアイコンレイヤーL1、ダイナミクスアイコンレイヤーL2、ジョイントアイコンレイヤーL3、モデュレーションアイコンレイヤーL4、アクセントアイコンレイヤーL5、スタッフ(ノーテーション)アイコンレイヤーSL、ダイナミクスグラフレイヤーDL、アタックアイコンレイヤーL6、リリースアイコンレイヤーL7が表示されている。
【0027】
各レイヤーRL,L1,L2,…,L7には、演奏データの進行に対応して左から右の方向に所定の表示データが配列され、スイッチ操作装置13のマウス等の操作によって、スコアウインドウ最下段にある右又は左のスクロールボタンSBtをオンするか或いはスクロールバーSBrを右方向又は左方向に移動することにより、演奏データの進行方向又は逆進行方向に全レイヤーをスクロールすることができる。
【0028】
各レイヤーRL,L1,L2,…,L7の左端には、レイヤー名表示部LN及びレイヤー操作ボタンLBが設けられ、各レイヤー名表示部LNをマウスカーソルで指示することにより、対応するレイヤーを表示位置移動対象とすることができる。例えば、或るレイヤーのレイヤー名表示部LNを、別のレイヤー又はレイヤー間にドラッグ&ドロップすることにより、そのレイヤーの表示位置を上下に移動し、レイヤーの上下順序を入れ替えることができる。また、或るレイヤーの操作ボタンLBをマウスでオン操作すると、そのレイヤーは、「縮小表示」モードになり、レイヤー表示幅が狭まり表示内容が簡略化される。
【0029】
小節ルーラーレイヤーRLは、演奏データ全体の時間進行状態を小節番号で表わしたものであり、スタッフ(ノーテーション)アイコンレイヤーSLには、演奏データの音符情報による楽譜(ホワイトデータ)が表示される。これに対して、テンポ、ダイナミクス、ジョイント、モデュレーション、アタック及びリリースアイコンレイヤーL1〜L7は、奏法対応データに対応する奏法アイコンレイヤーを構成する。奏法アイコンレイヤーL1〜L7に表示される奏法アイコンは、例えば、次の(1)〜(7)のようなアーティキュレーションデータである:
(1)テンポアイコンレイヤーL1=リタルダンド、アテンポ、…、
(2)ダイナミクスアイコンレイヤーL2=クレッシェンド・ディミニュエンド、fff〜pppの強弱記号、…、
(3)ジョイントアイコンレイヤーL3=ノーマルスラー(レガート)、ベンドスラー、…、
(4)モデュレーシヨンアイコンレイヤーL4=ビブラート、トレモロ、…、
(5)アクセント〔&デュレーション〕アイコンレイヤーL5=アクセント、テヌート、スタッカート、…、
(6)アタックアイコンレイヤーL6=ベンドアップ/ダウン、装飾アップ/ダウン、グリッサンドアップ/ダウン、
(7)リリースアイコンレイヤーL7=ベンドアップ/ダウン、装飾アップ/ダウン、グリッサンドアップ/ダウン、…。
【0030】
また、ダイナミクスグラフレイヤーDLには、(2)に対応するノート毎のダイナミクスデータがグラフ的に表示される。そして、各レイヤーRL,L1,L2,…,L7を上下方向に横断する曲進行バーBarは、演奏データ編集の際に、マウスカーソルにより指示される位置に合わせて移動し、演奏データの再生モード時には、演奏データ再生位置に合わせて移動する。
【0031】
この発明の一実施例においては、画面上の複数の奏法アイコンレイヤーL1〜L7毎に、奏法対応データを表わす奏法アイコンが貼り付けられ、例えば、図2では、アタックアイコンレイヤーL6のレイヤーウインドウ(スコアエリア)内に、ベンドアップアイコンBUを含む4つの奏法アイコンが貼り付けられている。各奏法アイコンレイヤーL1〜L7は、「表示オン」、「縮小表示」、「表示オフ」、上下位置並べ替え等の指示に基づいて、全表示状態、簡略化画像での縮小表示、非表示状態、或いは、表示順の変更等が行われる。また、各奏法アイコンレイヤーL1〜L7に表示されている奏法アイコンが、マウスのドラッグ&ドロップ等の操作により、所定の表示エリア外に移動したことが検出されると、この奏法アイコンに対応する奏法対応データは、演奏データ中から削除される。
【0032】
図3は、レイヤー表示の一部詳細図であり、スコアウインドウの奏法アイコンレイヤーL1〜L5について表示態様の変化を示している。図3(1)は、図2と同様に、奏法アイコンレイヤーL1〜L5が全て「表示オン」された場合の表示状態を示し、「表示オン」時は、対応するレイヤー名を示す各レイヤー名表示部LN及びレイヤー操作ボタンLBが表示され、編集可能レイヤーであることを知らせると共に、これらの右側には、奏法アイコンを表示することができるレイヤーウインドウ(スコアエリア)が展開されている。ここで、ダイナミクスアイコンレイヤーL2の操作ボタンLBがクリックされると、このレイヤーL2は、図3(2)に示すように「縮小表示」される。この「縮小表示」においては、図3(2)のダイナミクスアイコンレイヤーL2に示すように、レイヤーウインドウ(スコアエリア)の縦サイズが縮小され表示画像が簡略化されて、このレイヤーに奏法アイコンが存在することだけが見えるようにされ、また、「縮小表示」されているレイヤーの編集は不可とされる。
【0033】
このような「縮小表示」処理を採用することにより、演奏データ編集者が使用したくないレイヤーを隠すことができる。しかも、そのレイヤーの存在自体は見えるので、演奏データ編集者は、レイヤーが存在しないと勘違いをする恐れがなくなる。なお、「縮小表示」されたレイヤーの左端部には、レイヤー名表示部LN及びレイヤー操作ボタンLBは表示されず、これに代って、解除ボタン(右向き三角ボタン)RBが表示される。この解除ボタンRBを操作することにより、例えば、ダイナミクスアイコンレイヤーL2は、図3(2)の「縮小表示」状態から元の図3(1)の「表示オン」状態に復帰する。
【0034】
このような「縮小表示」との移行/復帰は、後述する表示サブコマンドの「縮小表示」/「表示オン」を用いても実現することができる。この表示サブコマンドを用いると、さらに、各レイヤーの表示を「表示オン」及び「表示オフ」間で移行させることができ、例えば、図3(1)のモデュレーションアイコンレイヤーL4に表示サブコマンド「表示オフ」を指示すると、図3(2)に示すように、この奏法アイコンレイヤーL4は、消去される。
【0035】
〔表示コマンド〕
上述した表示サブコマンドを用いると、各レイヤーの表示を、「表示オン」、「縮小表示」及び「表示オフ」間の移行だけでなく、各レイヤー表示位置の上下順序を変更する等の処理も実行することができる。図4は、レイヤー表示の切換えに関するコマンドメニューの例を示す。例えば、図2のスコアウインドウの左上の「表示コマンド」を指示すると、図4の左側のように、「ルーラー」、「テンポ」、…、「アクセント」等のコマンドメニューが表示される。ここで、コマンドメニューの中の何れかを選択操作すると、選択したコマンドはグレー表示になり、図4の右側のように、「表示オン」、「表示オフ」、「縮小表示」、…、「表示順を下に」等のサブコマンドメニューが追加表示される。さらに、サブコマンドメニューの中の何れかを選択すると、選択されたサブコマンドが実行され、サブコマンドメニュー内の当該サブコマンド名の左側には、選択されていることを表わす“レ”印が表示される。なお、「表示オフ」及び「縮小表示」となっているレイヤーについては、奏法アイコンの編集ができない。
【0036】
例えば、コマンドメニューから「ダイナミクス」を選択すると、このコマンドはグレー表示され、右側のサブコマンドメニューには、図4の右側に示すサブコマンドが表示されるので、この中から「縮小表示」を選択すると、選択された「縮小表示」コマンドが実行される。これにより、図3(2)のように、ダイナミクスレイヤーL2が縮小表示され、サブコマンドメニュー「縮小表示」の左側には、図4の右側のように、“レ”印が表示される。
【0037】
同様に、サブコマンドの中から「表示オン」を選択するとレイヤーが通常表示され、「表示オフ」を選択するとレイヤー表示が消去される。例えば、図3(1)のような表示状態において、コマンドメニューから「モデュレーション」を選択し、そのサブコマンドメニューから「表示オフ」を選択すると、モデュレーションアイコンレイヤーL4は、「表示オフ」とされ、図3(2)のように、レイヤー表示が消去される。この場合、レイヤー表示を完全に消去するのではなく、レイヤーウインドウ(スコアエリア)をレイヤーが存在することが分かる程度の極めて小さい縦サイズとしてもよい。この場合も、サブコマンドメニュー「表示オフ」の左側には、図4と同様に、“レ”印が表示される。
【0038】
このように、各レイヤーを選択的に「表示オン」又は「表示オフ」可能としたことにより、演奏データ編集者が使用するレイヤーのみを表示させ、使用しないレイヤーを隠すことができる。これにより、使用しないレイヤーに奏法対応データを誤って付与してしまうことがなくなり、操作性を向上することができる。
【0039】
また、サブコマンド「表示順を上に」を選択するとそのレイヤーの表示順を1つ上に移動させ、サブコマンド「表示順を下に」を選択すると1つ下に移動させることができる。なお、レイヤー表示順序の上下入替えは、このような表示コマンドを用いず、マウス操作で各レイヤーの左端部分をドラッグアンドドロップすることにより行うこともできる。すなわち、図2のスコアウインドウにおいて、レイヤーL1〜L7左端の各レイヤー名表示部LNを上下方向(各レイヤー配列方向)にドラッグ&ドロップすると、そのレイヤーの表示位置をドロップされた位置に移動させ、レイヤーの表示順序を入れ替えることができる。このようなレイヤーの表示順序の入替えにより、よく使うレイヤーは楽譜のすぐ上に配置する等、演奏データ編集者の使いやすいレイヤ−配置にすることができ、操作性を向上することができる。
【0040】
〔奏法アイコンの操作〕
奏法アイコンレイヤーL1〜L7に表示されている奏法アイコンは、図2のスコアウインドウにおいてマウス操作により修正したり、或いは、マウスのドラッグ&ドロップ等の操作により、当該レイヤーウインドウ(スコアエリア)外に移動させることにより、この奏法アイコンに対応する奏法対応データを演奏データ中から削除することができる。また、さらに、図5のアイコンモディファイウインドウ(修正用詳細ウインドウ)をマルチウインドウ形式でスコアウインドウに重畳して呼び出し、このアイコンモディファイウインドウを用いて各奏法アイコンを詳細に修正したり、図6のアイコン選択パレットを用いて、奏法アイコンを新たに貼り付けたり変更したりすることもできる。
【0041】
<レイヤーにあるアイコン操作>
図2に示されるスコアウインドウにおいて、奏法アイコンレイヤーL1〜L7に表示されている奏法アイコンは、マウスによりその中央あたりを掴むと横方向に移動させ、また、奏法アイコンの端を掴むと横方向に引き伸ばすことができる。この引き伸ばし操作を行う場合、引き伸ばしていない端は固定される。
【0042】
さらに、この発明の一実施例においては、奏法アイコンレイヤーL1〜L7の各レイヤーウインドウ(スコアエリア)内にある奏法アイコンを移動し、当該レイヤーウインドウ(スコアエリア)外或いは全奏法レイヤーウィンドウ外(図5のアイコンモディファイウインドウを除く)に、持っていった場合は、この奏法アイコンは削除され、これに対応する奏法対応データが演奏データから除去される。このような奏法アイコン削除処理により、例えば、コマンドメニューから「削除」を選択したり、奏法対応データのアイコンを「ごみ箱アイコン」上に移動させたりする等、従来タイプの削除指定手法に従う面倒な操作を行う必要はなく、簡単な操作で奏法対応データを削除することができる。
【0043】
なお、奏法アイコンの移動に際し、レイヤーウインドウ(スコアエリア)端付近に持っていった場合は、スコアウインドウの画面をゆっくりスクロールさせ、アイコン削除処理とならないように対応する。
【0044】
<アイコンモディファイウインドウ>
この発明の一実施例では、図2に示すようなスコアウインドウ画面において、スタッフレイヤーSLに表示されている楽譜に対応して貼り付けられている何れかの奏法アイコンレイヤーL1〜L7上の何れかの奏法アイコン上でマウスをダブルクリック等の所定の操作をすると、この奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするためのアイコンモディファイウインドウがオープンされるので、このウインドウを利用して奏法対応データのエディットを行うことができる。例えば、図2のスコアウインドウにおけるアタックレイヤーL6のほぼ中央の第14小節目に表示される「ベンドアップ」アイコンBUを、ダブルクリックによりエディット対象として選択すると、図5に示すような「ベンドアップ」アイコンのモディファイウインドウが、マルチウインドウ形式でスコアウインドウと重畳的又は並設的にオープンされる。このように、奏法アイコンレイヤーL1〜L7に表示されている奏法アイコンに対してダブルクリック等の所定操作をして修正用詳細ウインドウを開くようにすることにより、奏法対応データの修正を簡単に行うことができる。
【0045】
アイコンモディファイウインドウは、図5に示されるように、小節ルーラーエリアRA、ノーテーション表示エリアSA、簡易ピアノロールPRを表示する簡易ピアノロール表示エリアPA、及び、奏法アイコンをエディットするためのエディットエリアEAを備えており、ノーテーション表示エリアSA及び簡易ピアノロール表示エリアPAは、モディファイ内スコアエリアを構成する。各エリアRA,SAは、図2の小節ルーラーレイヤーRL及びスタッフ(ノーテーション)レイヤーSLに対応しているが、これらに比べて時間間隔及び幅が拡大されており、エリアSAの五線譜はスコアウィンドウのスタッフレイヤーSLのそれをかなり拡大した画像になっている。なお、これらのエリアRA〜EAは、左右方向スクロールボタンBt1又は左右方向スクロールバーBr1により時間方向にスクロールし、上下方向スクロールボタンBt2又は上下方向スクロールバーBr2により上下方向にスクロールし、また、コーナーボタンCB1により下方向及び/又は右方向に表示範囲を拡大することができる。
【0046】
ノーテーション表示エリアSAにおいては、音符画像を新たな貼付け位置とすることにより音符の音高を変更することができる。簡易ピアノロール表示エリアPAにおいては、簡易ピアノロールPRの各端を左右方向(時間方向)に移動することより音符の開始時刻と終了時刻の指定を変更することができる。簡易ピアノロールPRにより開始時刻や終了時刻を変更した場合には、ある限度を超えると、例えば、8分音符をある程度以上縮めたときは16分音符とする等、音符表記も変わるようにすることができる。また、簡易ピアノロールPRで開始時刻や終了時刻を変更した場合に、対応する奏法アイコンにも時間方向の変更が加えられる。つまり、モディファイ内スコアエリアSA,PAにおいては、修正中の奏法アイコンの位置に対応した部分の楽譜表示を行なうと共に、音符修正を行うことができる。そして、モディファイ内スコアエリアで音符を修正すると、その修正内容は、音符データ及び/又は奏法対応データにも反映され、これにより、修正用詳細ウインドウ内だけで、奏法対応データの多彩な修正が可能となる。
【0047】
エデイットエリアEAは、図2のスコアウインドウでダブルクリックされた奏法アイコン(図5の場合、ベンドアップアイコンBU)を拡大表示し、これをエディットするためのエリアである。表示されている奏法アイコンBUには、掴み操作可能な部分に四角(□)形のハンドラーHDを予め付設しておき、このハンドラーHDをマウスで移動させることにより、奏法アイコンのパラメータ値を修正し、奏法対応データをエディットすることができる。
【0048】
また、図2のスコアウインドウ中及び図5のモディファイウインドウ中の網線部ARは、現在選択又はエディットしている奏法アイコンにおける奏法対応データの範囲を、楽譜表示中において視覚的に表示するものである。すなわち、選択している又はエディットしている奏法対応データの範囲が、スタッフレイヤーSLの楽譜表示中及びモディファイウインドウ内スコアエリアSAの楽譜表示中に表示されることになり、奏法対応データと音符との対応関係を容易に確認することができる。
【0049】
図5のベンドアップアイコンBUの例では、アイコン周囲の左右端に設けられたハンドラーHDをマウスで掴み左右方向(時間方向)にドラッグし移動することにより始終端時刻(なお、曲進行バーBarは始端時刻に追随する)を修正し、下部のハンドラーHDを上下方向(値方向)にドラッグすることよりデプス値を修正し、内部のアイコン画像の一端縁のハンドラーHDにより変化の仕方を修正する。そして、この修正に基づいて、ベンドアップ開始タイミングや終了タイミングなどのアイコンパラメータ値を修正する。このようにハンドラーにより修正する場合、ハンドラーHDの近くにマウスを持っていくと、四角(□)形の辺が拡大して掴みやすくなるようにすると、このようなエディット操作を容易にすることができる。また、エディットの結果、奏法アイコンの表示形状は、エディットされた奏法パラメータに応じて微妙に変化させられ、これにより、奏法アイコンを見るだけで奏法対応データの概略の内容を把握することができる。
【0050】
また、上述のように奏法アイコンをエディットする場合には、各値をスナップ(スナップとは、マウスの動きと値の変化が、連続的でなく、0→5→10→15→…というように、飛び飛びのステップ値に変化させることを指す。)させることにより、さらに、エディットし易くすることができる。スナップ処理によると、初期設定値及びステップ値毎に登録されている値の場所に操作点がスナップして止まり易くなる。また、パラメータ値の変化値は、座標に正比例して増減させるものとし、例えば、図示のベンドアップアイコンBUについて、半音ベンドを深くして1音ベンドにエディットする場合、エディットされたアイコンBUは、元の縦幅の2倍の大きさになる。
【0051】
<アイコン選択パレット>
図2に示されるスコアウインドウにおいて、左上の「パレット」を指示して「アイコン選択パレット」メニューを開き、このメニューから、所望の楽器、例えば、「サックス」を選択操作すると、図6の左側に示されるようなアイコン選択パレット(サックス)が読み出され、マルチウインドウ形式でスコアウインドウやアイコンモディファイウインドウと共に、重畳的又は並設的に表示される。なお、アイコン選択パレット情報は、上述のように任意時に読出しコマンドを用いる方法の外、演奏データ処理のアプリケーションを起動する際に読み出しておく方法を採用してもよい。
【0052】
アイコン選択パレットは、選択された楽器におけるグループ毎の奏法アイコン列を順次縦方向に並べたものであり、各グループに対して、ステート表示兼操作ボタンST、最上位奏法アイコンMS1,MS2,MS3(,…)及びグループ展開ボタンGBが順次横方向に並べられる。このウインドウの右上には、「適用」ボタン、「保存」ボタン、「読込み」ボタン(図示せず)等の数種のアイコン利用ボタンPB(各ボタンは、必要に応じて、表示又は非表示とすることができる)が設けられる。また、下端には左右方向スクロールボタンBt3及び左右方向スクロールバーBr3が設けられ、右端には上下方向スクロールボタンBt4及び上下方向スクロールバーBr4が設けられ、右下隅には表示範囲拡大用コーナーボタンCB2が設けられる。
【0053】
ステート表示兼操作ボタンSTは、この右側に表示される奏法アイコングループのステートが表記され、例えば、“A”はアタックを“R”はリリースを表わし、無表記は、ボディ又は広域に懸かるものであることを示している。このボタンSTは、図2のレイヤー操作ボタンLBと同様に、マウスのドラッグ&ドロップ操作により奏法アイコングループを上下に並べ替えることができる。
【0054】
ステート表示兼操作ボタンSTの右側には、横方向に、アーティキュレーションのバリエーションが並べられる。例えば、第2行に示されるように、ベンドアップの速さ(時間)や深さ(デプス)が異なる奏法アイコンが横方向に配列されている。従って、アイコン選択パレット上部にあるアイコン利用ボタンPB中の「適用」ボタンを操作した上、パレット内から所望の奏法アイコンを選択し、スコアウインドウ(図2)における奏法アイコンレイヤーの所望位置にドラッグ&ドロップすることにより、選択された奏法アイコンを所望位置に貼り付けることができる。この場合、選択済みの奏法アイコンは、例えば、第2行第1列(MS1)ベンドアップアイコンのように、窪みをもった強調表示が施される。
【0055】
アイコン選択パレットの初期画面では、過去に選んだ最新順の数個の奏法アイコンが、左から順に、最上位奏法アイコンとして表示される。図6の左側に示されるパレット例では、最新の3つの奏法アイコン、即ち、最上第1位奏法アイコンMS1、最上第2位奏法アイコンMS2及び最上第3位奏法アイコンMS3が表示されており、左端のアイコンMS1が一番新しいことを示す。このように、アイコン選択パレットにおいて、最後に選択された複数個の奏法アイコンを表示することにより、アイコン選択パレットの表示領域が小さくても、演奏データ編集者が頻繁に利用する奏法アイコンを、常に、アイコン選択パレット内に表示させることができ、操作性を大きく向上することができる。
【0056】
なお、RAM3乃至外部記憶装置9のアイコンパレットメモリ領域上には、各グループに属する選択可能な全ての奏法アイコンが最新選択順に登録されている。ここで、このメモリ領域に保存されるアイコン選択パレットの内容には、「全体内容」として、「楽器名」、「最大登録可能グループ数n」、「グループ順序(縦の順番)」、「縦横のアイコン表示個数(デフォルト値は、例えば、縦6個×横3個)」等があり、「各グループ毎の内容」として、過去の奏法アイコンID選択順序(最大m個まで。例えば、m=9。)等がある。
【0057】
アイコン選択パレットのコーナーボタンCB2、下端縁UE或いは右端縁REをマウスで掴み右方向及び/又は下方向にドラッグすると、パレットサイズ(パレット表示範囲)を変更することができる。例えば、下端縁UEを摘んで伸ばすと表示グループ数が増え、右端縁REを摘んで伸ばすと表示アイコン数を増すことができる。この場合、パレットサイズは、操作性の点から、縦幅は最少で6グループとし、横幅については、最少3アイコン〜最大9アイコンとするのが好ましい。
【0058】
また、パレットサイズの伸縮については、縦横方向に奏法アイコン1個分の縦横幅単位で拡大縮小させるのが好ましく、例えば、縦方向には、6〜n(n=存在可能なアイコングループ個数。ただし、nまでグループが存在しない場合、存在しないグループはグレー表示とする。)まで伸縮し、横方向には3〜m(m=各アイコングループ内に存在可能な奏法アイコン個数、例えば、9。ただし、mまで奏法アイコンが存在しない場合、存在しないアイコンはグレー表示とする。)まで伸縮することができる。
【0059】
左右方向スクロールボタン及びバーBt3,Br3は、奏法アイコングループ内には、メモリ領域に登録された最新使用順の奏法アイコンを順次スクロール表示するのに用いられ、上下方向スクロールボタン及びバーBt4,Br4は、パレットに表示される奏法アイコングループを変更するために、グループを順次スクロールするのに用いられる。スクロールバーBr3,Br4の位置により、グループ内アイコンの存在範囲やアイコングループの存在範囲を察知することができる。
【0060】
グループ展開ボタンGBは、各グループに属する選択可能な複数の奏法アイコンを呼び出すために設けられたもので、例えば、第2表示グループ(A)の操作ボタンGBを操作すると、操作されたグループに対応して、図6の右側に示されるようなアイコングループ小ウインドウが画面の一部に展開表示される。アイコングループ小ウインドウには、グループに属する奏法アイコンが、各グループ毎の所定条件に従って格子状に並べられ、選択済みの奏法アイコンは、窪んだ表示になる〔アイコンモディファイウインドウでエディット中の奏法アイコン(カスタムアイコン)については、派生元の親アイコンが窪む。〕。
【0061】
さて、図5のアイコンモディファイウインドウを用いてエディットしている奏法対応データに対応する奏法アイコンは、アイコン選択パレット及びアイコングループ小ウインドウ内では、窪んだ表示がなされる。そして、エディットを終了すると、アイコンモディファイウインドウ内の実行ボタン(図示せず)を操作することにより、図2のスコアウインドウ内の奏法アイコンは、エディットを終了したパラメータ値に変更され、これにより、奏法アイコンの形状は、エディットされた奏法パラメータに応じて微妙に変化させられる。
【0062】
また、エディット終了時に、図6のアイコン選択パレットの上部にあるアイコン利用ボタンの内「保存」ボタンを操作すると、エディット済みの奏法アイコンパラメータは、RAM3乃至外部記憶装置9のアイコンパレットメモリ領域に、対応するアイコングループの最上第1位奏法アイコンとして追加的に登録され(但し、グループ内最大登録アイコン数mを超える場合は、最低順位奏法アイコンを削除)、アイコン選択パレットのグループ第1順位アイコンMS1として表示される。この場合、アイコンモディファイウインドウ(図5)で当該アイコンが新規に修正されたときは、修正内容を反映させた形状、例えば、時間方向に延ばした場合には、アイコン内部のアイコン画像を横方向に延ばした形状とすると共に、カスタマイズマークMK(図6)を付記する。なお、アイコン選択パレット情報の保存処理は、上述のように任意時に保存コマンドを用いる方法の外、アプリケーション終了時に強制的に行うようにしてもよい。
【0063】
この発明の一実施例においては、このカスタマイズマークMKの付記のように、アイコンモディファイウインドウでエディットされた奏法対応データに対応する奏法アイコンは、新たな奏法アイコンとして元の奏法アイコンと区別した表示がなされる。つまり、エディットされた奏法対応データの奏法アイコンには、それがエディットされたものであることが判るようなカスタマイズ表示がなされる。これにより、エディットされた奏法対応データは、演奏データ中の別の場所や、別の演奏データにおいて利用することができる。また、オリジナルの奏法対応データとは違うことを容易に判別することができる。
【0064】
〔範囲に貼り付けられる奏法アイコン〕
ある範囲の複数音にまたがって貼り付けられる奏法アイコンの中には、クレッシェンドやディミニュエンドアイコンのように、種々の奏法態様がある。図7は、クレッシェンド及びディミニュエンドアイコンの種々の態様を説明するための図である。例えば、クレッシェンドアイコンは、図7(1)に示されるように、直線的な音量変化を呈するクレッシェンドリニアグループ(1−A)と、曲線状の音量変化を呈するクレッシェンドノンリニアグループ(1−B)に分けることができる。
【0065】
クレッシェンドリニア及びノンリニアグループは、何れも、(1−A)及び(1−B)の左側の零値開始クレッシェンドアイコンのように、音量ゼロから次第に強くなるクレッシェンドを表わす場合と、(1−A)及び(1−B)の右側の所定値開始クレッシェンドアイコンのように、所定の音量から次第に強くなるクレッシェンドを表わす場合とに、奏法アイコンを分けておくと、使い勝手がよく、便利である。そこで、この発明の一実施例では、(1−A)及び(1−B)の左側の零値開始クレッシェンドアイコン、及び、(1−A)及び(1−B)の右側の所定値開始クレッシェンドアイコンを、選択可能な奏法アイコンとして、アイコン選択パレット内に予め用意しておく。
【0066】
ディミニュエンドアイコンについても、同様に、図7(2)に示されるように、直線的な音量変化を呈するディミニュエンドリニアグループ(2−A)と、曲線状の音量変化を呈するディミニュエンドノンリニアグループ(2−B)に分けることができる。何れのグループにおいても、(2−A)及び(2−B)の左側の零値到達ディミニュエンドアイコンのように、音量ゼロへと次第に弱くなるディミニュエンドを表わす場合と、(2−A)及び(2−B)の右側の所定値到達ディミニュエンドアイコンのように、所定の音量へと次第に弱くなるディミニュエンドを表わす場合とに、奏法アイコンを分けておくと、使い勝手がよく、便利である。そこで、この発明の一実施例では、(2−A)及び(2−B)の左側の零値到達ディミニュエンドアイコン、及び、(2−A)及び(2−B)の右側の所定値到達ディミニュエンドアイコンを、選択可能な奏法アイコンとして、アイコン選択パレット内に予め用意しておく。
【0067】
このように、クレッシェンドアイコンに関して、ゼロからクレッシェンドするものと、所定音量からクレッシェンドするものを別奏法アイコンで表示すると、両クレッシェンドアイコンを簡単に使い分けることができる。また、ディミニュエンドアイコンに関して、ゼロへディミニエンドするものと、所定音量にディミニエンドするものを別奏法アイコンで表示すると、両ディミニュエンドアイコンを簡単に使い分けることができる。
【0068】
〔マウス操作処理〕
図8及び図9は、この発明の一実施例によるマウス操作処理を表わすフローチャートである。図示しない演奏データに関するメイン処理において、図2に示すようなスコアウインドウ画面がディスプレイ14上に表示されている場合、スイッチ操作装置13のマウスを操作したことが検出されると、この処理に入る。スコアウインドウ画面においては、マウスの操作に応じて画面上の任意の点を指示したりドラッグ&ドロップすることにより、対応する処理を行うことができる。例えば、この画面において、何れかのレイヤーL1〜L7の左端にあるレイヤー名表示部LNをマウス操作すると、これに対応するレイヤーを表示位置移動対象とすることができる。
【0069】
まず、マウス操作処理のステップS1では、スコアウインドウのレイヤーL1〜L7左端のレイヤー名表示部LNが上下方向にドラッグ&ドロップされたか否かを検出する。何れかのレイヤー名表示部LNが上又は下方向(各レイヤー配列方向)にドラッグ&ドロップされた場合(YES)には、ステップS2に進んで、そのレイヤーの表示位置をドロップされた位置に移動させ、レイヤーの表示順序を入れ替えて、ステップS3に進む。一方、このような表示部LNのドラッグ&ドロップ操作がなかった場合(NO)には、直ちに、ステップS3に進む。
【0070】
ステップS3では、「表示オン」となっているレイヤーの左端のレイヤー名表示部LNに付設されたレイヤー操作ボタン(▼ボタン)LBがオン操作されたか否かを検出する。ここで、レイヤー操作ボタンLBがマウスのクリック等によりオンされた場合(YES)には、ステップS4に進んで、そのレイヤーを「縮小表示」して対応アイコンが存在することだけを表示した後、ステップS5に進む。例えば、図2或いは図3(1)に示すダイナミクスレイヤーL2の操作ボタンLBがクリックされると、ダイナミクスレイヤーL2は図3(2)に示すように「縮小表示」され、その左端部に解除ボタン(右向き三角ボタン)RBが表示される。一方、このような操作ボタンLBのオン操作がなかった場合(NO)には、直ちに、ステップS5に進む。
【0071】
ステップS5においては、「縮小表示」となっているレイヤーの左端の解除ボタンRBがオン操作されたか否かを検出する。ここで、解除ボタンLBがマウスのクリック等によりオンされた場合(YES)には、ステップS6に進んで、そのレイヤーの「縮小表示」を解除して通常の「表示オン」の表示状態に戻した上、ステップS7に進む。例えば、図3(2)に示す解除ボタンRBがクリックされると、図2或いは図3(1)に示すように「表示オン」の状態になる。一方、このような解除ボタンRBのオン操作がなかった場合(NO)には、直ちに、ステップS7に進む。
【0072】
ステップS7においては、図4に示すようなコマンドメニューから何れかのコマンドが選択されたか否かを検出する。ここで、何れかのコマンドが選択された場合(YES)には、ステップS8に進んで、選択されたコマンドを実行した後、ステップS9に進む。例えば、図4に示すように「ダイナミクス」を選択すると、そのコマンドがグレー表示され、右側に、サブコマンド「表示オン」、「表示オフ」、「縮小表示」、…、「表示順を下に」が表示されるので、サブコマンド群中から例えば「縮小表示」をマウスクリックで選択指示すると、図(1)の表示状態から、図2又は図3(1)のように、ダイナミクスレイヤーL2を「縮小表示」すると共に、サブコマンドの「縮小表示」の左側に“レ”点を表示する処理が実行される。一方、このようなコマンド指示操作がなかった場合(NO)には、直ちに、ステップS9に進む。
【0073】
ステップS9では、図2に示すようなスコアウインドウ画面において、何れかのレイヤーL1〜L7上の何れかの奏法アイコン上でマウスのダブルクリック操作がなされたか否かを検出する。ここで、何れかの奏法アイコンがダブルクリックされた場合(YES)は、ステップS10に進んで奏法アイコンのモディファイウインドウをオープンした上ステップS11に進み、このような奏法アイコンのダブルクリック操作がなかった場合(NO)には、直ちにステップS11に進む。例えば、図2のスコアウインドウにおけるアタックレイヤーL6のほぼ中央の第14小節目に表示される「ベンドアップ」アイコンBUがダブルクリックされてエディット対象に選択されると、図5に示すような「ベンドアップ」のモディファイウインドウが、マルチウインドウ形式でスコアウインドウと重畳的又は並設的にオープンされる。
【0074】
ステップS11においては、アイコンモディファイウインドウ内でアイコンの修正操作がなされたか否かを検出する。ここで、アイコン修正がなされた場合(YES)はステップS12に進んで、対応する奏法アイコンのパラメータを修正した後、更にステップS13に進み、そうでない場合(NO)にはステップS14に進む。
【0075】
例えば、所定の奏法アイコン(例えば、「ベンドアップ」アイコンBU)をダブルクリックで選択すると、選択された奏法アイコンBUは、ステップS10の処理の結果、図5に示されるように、アイコンモディファイウインドウのエディットエリアEA内に拡大表示され、アイコン周囲枠或いは内部のアイコン画像には、四角形のハンドラーHDが付設される。ここで、エディットエリアEAに拡大表示されているアイコンBUは、周囲枠或いは内部画像の四角形ハンドラーHDをマウスで上下方向(値方向)又は左右方向(時間方向)にドラッグすることにより修正操作を行うことができる。ステップS12では、このようなアイコンBUの修正操作に応じて、例えば、ベンドアップ開始タイミングや終了タイミングなどのアイコンパラメータ値を修正する。
【0076】
次のステップS13においては、パラメータ修正されたアイコンが既に修正済みのアイコンであるか或いは新規に修正されたものであるか判別する。ここで、当該アイコンが修正済みのアイコンである場合(YES)はステップS15に進み、新規に修正されたアイコンである場合(NO)にはステップS16に進んで、ステップS15,S16の処理後はステップS17に進む。
【0077】
すなわち、アイコンモディファイウインドウで当該アイコンが新規に修正されたのであれば、ステップS16にて、図6に示すアイコンパレツト内で横方向に並べられた当該アイコングループの最上位(最左端)に、当該アイコンを新規に修正したことを示す修正済アイコンを追加表示する。このとき表示される修正済アイコンは、修正内容を反映させた形状、例えば、時間方向に延ばした場合には、アイコン内部のアイコン画像を横方向に延ばした形状とすると共に、カスタマイズマークMKを付記する。
【0078】
一方、アイコンモディファイウインドウで既に修正済のアイコンに、更に修正操作を加えた場合は、ステップS15にて、この修正操作に基づき元の修正済アイコンの形状を更に修正し、更に修正されたアイコン(再修正アイコン)をアイコンパレツト内の当該アイコングループにおける最上位に移動させる。この場合に表示される再修正アイコンについても、やはり、更なる修正内容に応じた形状とされる。
【0079】
また、ステップS11からステップS14に進んだ場合は、ステップS14において、アイコンモディファイウインドウ内の簡易ピアノロールエリアPAでの修正がなされたか否かを検出する。ここで、簡易ピアノロールPRの修正がなされた場合(YES)はステップS18に進んで、対応する音符及びアイコンのパラメータを修正した後、更にステップS16に進み、そうでない場合(NO)には直ちにステップS17に進む。
【0080】
アイコンモディファイウインドウでは、エディットエリアEAでの奏法アイコンのエディットだけでなく、簡易ピアノロールエリアPA等において、対応する音符の発音タイミングから消音タイミングまでを表わすピアノロール(アイコン)PRの位置或いは長さの修正を、移動又は伸縮により修正することができる。ステップS18では、このようなピアノロールアイコンPR等の修正があったとき、この修正に応じて音符のパラメータ、つまり、発音タイミング及び/又は消音タイミングを修正するとともに、対応するアイコンのパラメータ、例えば、ベンドアップ開始タイミングや終了タイミングなども修正する。この修正に伴いその後のステップS15,S16で行われるアイコン表示/移動動作は、上述した奏法アイコンの修正処理と同様である。
【0081】
ステップS17では、その他の処理として、アイコン選択パレット(図6)から所望のアイコンを選択して各奏法レイヤーへとドラッグ&ドロップする操作、各奏法レイヤーに表示されている奏法アイコンを表示エリア外へとドラッグ&ドロップして削除する操作、楽譜表示上での音符の入力や修正、各ウインドウのクローズ(右上の「×」を操作)、ウインドウの最大化(右上の「口」を操作)、ウインドウの最小化(右上の「−」を操作)、ウインドウの拡大、縮小(右下のコーナーボタンCB1,CB2等をドラッグ)、ウインドウのスクロール(スクロールバーSBr,Br1〜Br4、スクロールボタンSBt,Bt1〜Bt4等を操作)などの処理を行う。そして、これらの処理が終われば、このマウス操作処理を終了する。
【0082】
以上、この発明の一実施例について説明したが、この発明において、曲データを奏法対応データへと変換する変換アルゴリズムや、奏法対応データのフォーマットなどについては、例示したものに限らない。
【0083】
演奏データのフォーマットについては、演奏イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの時間で表した「イベント+相対時間」、演奏イベントの発生時刻を曲や小節内における絶対時間で表わした「イベント+絶対時間」、音符の音高と特長あるいは休符と休符長で演奏データを表わした「音高(休符)+符長」、演奏の最小分解能毎にメモリの領域を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応するメモリ領域に演奏イベントを記憶した「ベタ方式」等、どのような形式でもよい。
【0084】
複数チャンネル分の自動演奏データの記憶方法としては、複数のチャンネルのデータが混在記憶された形式でもよいし、各チャンネルのデータがトラック毎に分かれて記憶されている形式でもよい。
【0085】
メモリ上において、時系列の演奏データが連続する領域に記憶されていてもよいし、飛び飛びの領域に散在して記憶されているデータを、連続するデータとして別途管理するようにしてもよい。すなわち、時系列的に連続するデータとして管理することができればよく、メモリ上で連続して記憶されているか否かは問題ではない。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の演奏データ編集によれば、楽譜表示に対して貼り付けられた奏法アイコンに対し、ダブルクリック等の所定操作をすることにより、対応する奏法対応データをエディットするための修正用詳細ウインドウ(「アイコンモディファイウインドウ」)を開くようにしたので、奏法対応データの修正を簡単に行うことができ、修正用詳細ウインドウを開いているときは、エディットしている奏法対応データの範囲を楽譜表示中に表示するようにしたので、修正中の奏法対応データが楽譜中でどこに対応するのかを容易に確認することができる。
【0087】
この発明の演奏データ編集によれば、修正用詳細ウインドウの中に、修正中の奏法アイコンの位置に対応した部分の楽譜表示を行なうスコアエリア(楽譜表示用ノーテーション表示エリアや簡易ピアノロール表示エリア)が設けられ、このスコアエリアで音符を修正すると、音符データ及び/又は奏法対応データにも修正を反映させるようにしているので、修正用詳細ウインドウ内だけで、奏法対応データの多彩な修正が可能となる。この発明の演奏データ編集によれば、エディットされた奏法パラメータに応じて、奏法アイコンの形状を変化させるようにしたので、奏法アイコンを見るだけで奏法対応データの概略の内容を把握することができる。
【0088】
さらに、この発明によれば、クレッシェンド、ディミニュエンド各アイコンに関して、ゼロからクレッシェンドするものと、所定音量からクレッシェンドするものを別奏法アイコンで表示するようにしたので、 両者を簡単に使い分けることができ、また、ゼロへディミニエンドするものと、所定音量にディミニエンドするものを別奏法アイコンで表示するようにしたので、両者を簡単に使い分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による演奏データ編集システムのハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による演奏データ編集システムにおけるスコアウインドウの表示例を示す図である。
【図3】図3は、スコアウインドウにおけるレイヤー表示の一部詳細図である。
【図4】図4は、この発明の一実施例による演奏データ編集システムにおけるレイヤー表示切換えコマンドメニューの一例を示す図である。
【図5】図5は、この発明の一実施例による演奏データ編集システムにおけるアイコンモディファイウインドウの一例を示す図である。
【図6】図6は、この発明の一実施例による演奏データ編集システムにおけるアイコン選択パレットの一例を示す図である。
【図7】図7は、この発明の一実施例による演奏データ編集システムにおける奏法アイコンの表示態様を説明するための図である。
【図8】図8は、この発明の一実施例によるマウス操作処理例を表わすフローチャートフローの一部である。
【図9】図9は、この発明の一実施例によるマウス操作処理例を表わすフローチャートフローの他部である。
【符号の説明】
RL 小節ルーラーレイヤー:
L1〜L7 テンポアイコンレイヤーL1、ダイナミクスアイコンレイヤーL2、ジョイントアイコンレイヤーL3、モデュレーションアイコンレイヤーL4、アクセントアイコンレイヤーL5、アタックアイコンレイヤーL6及びリリースアイコンレイヤーL7からなる奏法アイコンレイヤー、
SL スタッフ(ノーテーション)アイコンレイヤー、
DL ダイナミクスグラフレイヤー、
LN レイヤー名表示部、
LB レイヤー操作ボタン、
BU ベンドアップアイコン、
Bar 曲進行バー、
SBt,Bt1,Bt3 左右方向(時間方向)スクロールボタン、
SBr,Br1,Br3 左右方向(時間方向)スクロールバー、
RB 解除ボタン、
RA 修正ルーラーエリア、
PA 簡易ピアノロールPRを表示する簡易ピアノロール表示エリア、
EA 奏法アイコンエディットエリア、
AR 選択乃至エディット中の奏法対応データの範囲表示、
CB1,CB2 ウインドウ表示範囲伸縮用コーナーボタン、
PB アイコン利用ボタン、
ST ステート表示兼操作ボタン、
MS1,MS2,MS3 最上第1位、第2位及び第3位奏法アイコンの表示位置、
GB グループ展開ボタン、
Bt2,Bt4 上下方向スクロールボタン、
Br1,Br3 上下方向スクロールバー。

Claims (12)

  1. 画面上の楽譜表示に対して、奏法対応データを表わす奏法アイコンを貼り付けるアイコン貼付け手段と、
    貼り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするための修正用詳細ウインドウを開くウインドウ表示手段と、
    修正用詳細ウインドウを開いているときに、エディットしている奏法対応データの範囲を楽譜表示中に表示する範囲表示手段と、
    修正用詳細ウインドウを用いて奏法対応データをエディットするエディット手段と
    を具備することを特徴とする演奏データ編集装置。
  2. 画面上の楽譜表示に対して、奏法対応データを表わす奏法アイコンを貼り付けるアイコン貼付け手段と、
    貼り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするために、エディットされる奏法対応データの位置に対応した部分の楽譜表示を行なうスコアエリアが設けられた修正用詳細ウインドウを開くウインドウ表示手段と、
    修正用詳細ウインドウを用いて奏法対応データをエディットするエディット手段と、
    修正用詳細ウインドウのスコアエリア内での音符修正に応じて、対応する音符データ及び/又は奏法対応データを修正するデータ修正手段と
    を具備することを特徴とする演奏データ編集装置。
  3. 奏法対応データを表わす複数の奏法アイコンを提示するアイコン選択パレットを画面上に表示するパレット表示手段と、
    画面上の楽譜表示に対して、アイコン選択パレット内から選択された奏法アイコンを貼り付けるアイコン貼付け手段と、
    張り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするエディット手段と、
    エディットされた奏法対応データのパラメータに応じて、対応する奏法アイコンの形状を変化させる形状変化手段と
    を具備することを特徴とする演奏データ編集装置。
  4. さらに、
    ゼロからクレッシェンドする奏法対応データを表わす奏法アイコン、及び、所定音量からクレッシェンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンを、互いに異なる形態で表示するアイコン表示手段
    を具備することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の演奏データ編集装置。
  5. さらに、
    ゼロにディミニュエンドする奏法対応データを表わす奏法アイコン、及び、所定音量にディミニュエンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンを、互いに異なる形態で表示するアイコン表示手段
    を具備することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の演奏データ編集装置。
  6. アイコン貼付け手段により、画面上の楽譜表示に対して、奏法対応データを表わす奏法アイコンを貼り付けるステップと、
    ウインドウ表示手段により、貼り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするための修正用詳細ウインドウを開くステップと、
    範囲表示手段により、修正用詳細ウインドウを開いているときに、エディットしている奏法対応データの範囲を楽譜表示中に表示するステップと、
    エディット手段により、修正用詳細ウインドウを用いて奏法対応データをエディットするステップと
    を備えることを特徴とする演奏データ編集方法。
  7. アイコン貼付け手段により、画面上の楽譜表示に対して、奏法対応データを表わす奏法アイコンを貼り付けるステップと、
    ウインドウ表示手段により、張り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするために、エディットされる奏法対応データの位置に対応した部分の楽譜表示を行なうスコアエリアが設けられた修正用詳細ウインドウを開くステップと、
    エディット手段により、修正用詳細ウインドウを用いて奏法対応データをエディットするステップと、
    データ修正手段により、修正用詳細ウインドウのスコアエリア内での音符修正に応じて、対応する音符データ及び/又は奏法対応データを修正するステップと
    を備えることを特徴とする演奏データ編集方法。
  8. パレット表示手段により、奏法対応データを表わす複数の奏法アイコンを提示するアイコン選択パレットを画面上に表示するステップと、
    アイコン貼付け手段により、画面上の楽譜表示に対して、アイコン選択パレット内から選択された奏法アイコンを貼り付けるステップと、
    エディット手段により、張り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするステップと、
    形状変化手段により、エディットされた奏法対応データのパラメータに応じて、対応する奏法アイコンの形状を変化させるステップと
    を具備することを特徴とする演奏データ編集方法。
  9. さらに、
    アイコン表示手段により、ゼロからクレッシェンドする奏法対応データを表わす奏法アイコン、及び、所定音量からクレッシェンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンを、互いに異なる形態で表示するステップ
    を備えることを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の演奏データ編集方法。
  10. さらに、
    アイコン表示手段により、ゼロにディミニュエンドする奏法対応データを表わす奏法アイコン、及び、所定音量にディミニュエンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンを、互いに異なる形態で表示するステップ
    を備えることを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の演奏データ編集方法。
  11. 画面上の楽譜表示に対して、奏法対応データを表わす奏法アイコンを貼り付けるステップと、
    貼り付けられた奏法アイコンに対応する奏法対応データをエディットするために、エディットされる奏法対応データの位置に対応した部分の楽譜表示を行なうスコアエリアが設けられた修正用詳細ウインドウを開くステップと、
    修正用詳細ウインドウを用いて奏法対応データをエディットするステップと、
    修正用詳細ウインドウのスコアエリア内での音符修正に応じて、対応する音符データ及び/又は奏法対応データを修正するステップと
    から成る手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な演奏データ編集のための記録媒体。
  12. 前記手順には、さらに、
    ゼロからクレッシェンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンと所定音量からクレッシェンドする奏法対応データを表わす奏法アイコン、或いは、ゼロにディミニュエンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンと所定音量にディミニュエンドする奏法対応データを表わす奏法アイコンを、それぞれ、互いに異なる形態で表示するステップ
    が含まれる請求項11に記載のコンピュータ読み取り可能な演奏データ編集のための記録媒体。
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