JP5742482B2 - シーケンスデータの編集装置、およびプログラム - Google Patents

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この発明は、曲のメロディを表すシーケンスデータの編集を支援する技術に関する。
コンピュータを用いて楽曲の編集および演奏を行うDTM(Desktop Music)技術が一般に普及しており、その一例としては、特許文献1に開示された歌唱合成技術が挙げられる。DTMにおいては、曲のメロディを構成する一連の音符(歌唱合成の場合はさらに音符に合わせて発音する歌詞)を表す情報をピアノロールを模したGUI(以下、単に「ピアノロール」と呼ぶ)を介してユーザに入力させ、音源の駆動制御を行うためのシーケンスデータがそれら情報に基づいて生成される。ピアノロールには楽曲のメロディを構成する全ての音符が記載されるため、当該ピアノロールの時間軸方向の長さは編集対象の楽曲の長さに応じて定まることとなる。このため、楽曲の長さによってはピアノロール全体を一括して表示することが難しい場合がある。そこで、時間軸方向に数小節分などの所定の長さを有する表示枠を用いてピアノロール全体から表示領域を切り出して表示装置に表示させるとともに、当該表示枠をスクロールバー等の操作によって時間軸方向に移動させることが一般に行われている。
特開平11−352997号公報
ところで、DTMにおいては、編集作業を容易にするために、編集中のシーケンスデータを音として再生する際の再生開始位置または新たな音符等の入力を受け付ける音符入力位置となるソングポジションがピアノロールの時間軸上に設定される。しかし、表示枠を時間軸方向に次第に移動させて行くと、ソングポジションが表示領域から外れ、表示されなくなる。表示枠をもう一度ソングポジションの位置まで戻すことが必要となった場合には、スクロールバーの操作等により対処しなければならないが、時間軸のどちらの方向に表示枠を移動させれば良いのかを瞬時に把握できない場合もある。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、シーケンスデータの編集中にソングポジションを容易に探し出せるようにする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、編集対象の曲の曲長に応じた長さの音符入力領域を有するピアノロールを介して当該曲のメロディを構成する一連の音符を入力させ、当該メロディを表すシーケンスデータを生成する編集装置において、(A)表示部と、(B)前記ピアノロールの時間軸方向に所定の長さを有する表示枠を用いて前記音符入力領域の一部を表示領域として切り出し、前記表示枠を時間軸に沿って移動させるための仮想つまみを有するスクロールバーとともに前記表示部に表示させるピアノロール表示処理と、編集中のシーケンスデータを音として再生する際の再生開始位置または新たな音符の入力を受け付ける音符入力位置として前記時間軸上に設定される位置に対応するマークを前記スクロールバー上に表示する処理であって、前記スクロールバー上における前記仮想つまみの両端の位置を前記時間軸における前記表示領域の両端の位置に対応させ、かつ前記時間軸上に設定される位置から当該位置に近い側の前記表示領域の端部までの距離を前記マークの表示位置から当該端部に対応する前記仮想つまみの端部までの距離に対応させて前記マークの表示位置を算出し、当該表示位置に前記マークを表示させるマーク表示処理と、を実行する制御部と、を有することを特徴とするシーケンスデータの編集装置、を提供する。
前述したように、ソングポジションとは、編集中のシーケンスデータを音として再生する際の再生開始位置または新たな音符等の入力を受け付ける音符入力位置、である。したがって、本発明によれば、ソングポジションに対応するマークがスクロールバー上に表示される。このため、シーケンスデータの編集を行う過程でソングポジションが表示領域から外れたとしても、ユーザはスクロールバー上における当該マークと仮想つまみの相対的な位置関係を手がかりに、ソングポジションの位置まで表示枠を戻すには仮想つまみを曲頭側と曲末側のどちらの方向に操作すれば良いのかを瞬時に把握することができる。なお、本発明の別の態様としては、上記ピアノロール表示処理とマーク表示処理とをコンピュータに実行させるプログラムを配布する態様であっても良く、当該プログラムの具体的な配布態様としては、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に書き込んで配布する態様やインターネットなどの電気通信経由のダウンロードにより配布する態様が考えられる。
ソングポジションに対応するマークの表示位置の具体的な算出態様としては、前記時間軸上に設定される位置が前記表示領域内に含まれている場合には、前記表示領域の時間軸方向の幅を前記仮想つまみの時間軸方向の幅に対応させて前記マークの表示位置を算出し、前記時間軸上に設定される位置が前記表示領域よりも曲頭側である場合には、曲頭から当該位置までの距離を前記スクロールバーの先頭から前記マークの表示位置までの距離に対応させて前記表示位置を算出し、前記時間軸上に設定される位置が前記表示領域よりも曲末側である場合には、曲末から当該位置までの距離を前記スクロールバーの末尾から前記マークの表示位置までの距離に対応させて前記表示位置を算出する態様が挙げられる。このような算出態様によれば、音符入力領域全体に対して表示領域が占める割合に応じて仮想つまみの時間軸方向の幅を変化させる(例えば、当該割合が所定値以上であれば当該割合に応じて仮想つまみの時間軸方向の幅を変化させ、当該割合が上記所定値未満であれば仮想つまみの時間軸方向の幅を固定とする)場合であっても、表示領域内にソングポジションが設定されているにも関わらず仮想つまみ上に上記マークが表示されないといった矛盾や、ソングポジションが表示領域よりも曲頭側(或いは曲末側)に設定されているにも関わらず仮想つまみ上に上記マークが表示されるといった矛盾の発生が回避される。この点については後に詳細に説明する。
ここで、ソングポジションに対応するマークの表示については、時間軸上における表示枠とソングポジションとの相対的な位置関係によらず常に当該マークの表示を行う態様であっても良く、また、ソングポジションが表示枠から外れている場合に当該マークの表示を行う態様であっても良い。少なくとも、ソングポジションが表示枠から外れている場合に上記マークを表示させる態様であれば、ソングポジションの位置まで表示枠を戻す際に仮想つまみをどちらの方向に操作すれば良いのかを瞬時にユーザに把握させることができるからである。
より好ましい態様においては、前記制御部は、前記マーク表示処理では、編集対象の曲の時間軸方向の構成を示す補助情報について、前記スクロールバー上における前記仮想つまみの両端の位置を前記時間軸における前記表示領域の両端の位置に対応させ、かつ当該補助情報により表される前記時間軸上の位置から当該位置に近い側の前記表示領域の端部までの距離を前記スクロールバー上における当該補助情報の表示位置から当該端部に対応する前記仮想つまみの端部までの距離に対応させて当該補助情報の表示位置を算出し、当該表示位置に当該補助情報を表示することを特徴とする。また別の好ましい態様としては、前記表示枠として前記時間軸と交差するピッチ軸方向に所定の長さを有するものを用いて前記表示領域を切り出し、前記表示枠を前記ピッチ軸に沿って移動させるための仮想つまみを有するスクロールバーとともに前記表示部に表示させる処理と、前記マーク表示処理では、ピッチを示す補助情報について、当該スクロールバー上における前記仮想つまみの両端の位置を前記ピッチ軸における前記表示領域の両端の位置に対応させ、かつ当該補助情報の示すピッチに対応する前記ピッチ軸上の位置から当該位置に近い側の前記表示領域の端部までの距離を当該スクロールバー上における当該補助情報の表示位置から当該端部に対応する前記仮想つまみの端部までの距離に対応させて当該補助情報の表示位置を算出し、当該表示位置に当該補助情報を表示する処理とを上記制御部に実行させる態様も考えられる。
本発明の一実施形態の歌唱合成装置10の構成例を示す図である。 同歌唱合成装置10の表示部120aに表示されるミュージカルエディタ画面の一例を示す図である。 本実施形態におけるソングポジションマークSPMの表示位置の算出方法を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態の編集装置として機能する歌唱合成装置10の構成例を示すブロック図である。この歌唱合成装置10は、多数の音声素片の波形データをデータベース化した歌唱合成用データベース(図1では図示省略)を有しており、これら音声素片を連結して歌唱音声を合成する装置である。図1に示すように、歌唱合成装置10は、制御部110、ユーザI/F部120、記憶部130、およびこれら各構成要素間のデータ授受を仲介するバス140を含んでいる。制御部110は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部110は、記憶部130に記憶されているプログラムを実行することにより、歌唱合成装置10の制御中枢として機能する。
ユーザI/F部120は、歌唱合成装置10をユーザに使用させるための各種ユーザインタフェースを提供するためのものである。ユーザI/F部120は、図1に示すように、表示部120a、操作部120bおよび音声出力部120cを含んでいる。
表示部120aは、例えば液晶ディスプレイとその駆動回路である。表示部120aには、歌唱合成を実現するための各種編集画面が表示される。表示部120aに表示される編集画面の一例としては、ミュージカルエディタ画面およびトラックエディタ画面が挙げられる。ミュージカルエディタ画面とは、歌唱曲のメインボーカルパートやコーラスパートなどのパート毎に当該パートのメロディを表すシーケンスデータ(トラックデータ)の編集および当該メロディに合わせて発音する歌詞の入力を促す編集画面である。このミュージカルエディタ画面としては、従来の歌唱合成装置におけるものと同様にピアノロールを模したものが用いられる。一方、トラックエディタ画面とは、パート毎に生成された各トラックデータの音波形等をサムネイル表示し、各パートの音量バランスの調整など編集対象の歌唱曲全体の歌唱音声の編集をユーザに行わせるための編集画面である。
操作部120bは、例えばマウスなどのポインティングデバイスやキーボードである。操作部120bは、操作子(マウスの左右のボタンやキーボードの各種のキー)に対して何らかの操作が為されると、その操作内容に応じた操作内容データを制御部110に引き渡す。これにより、操作部120bに対してユーザの行った操作の内容が制御部110に伝達され、制御部110はその操作内容に応じた処理を実行する。音声出力部120cは、制御部110による制御の元で音声信号を出力する音源回路と当該音源回路から出力される音声信号を音として出力するスピーカとを含んでいる(何れも図示略)。この音声出力部120cは、編集中のシーケンスデータの表す曲の聴感を確かめる際などに利用される。
記憶部130は、不揮発性記憶部132と、揮発性記憶部134と、を含んでいる。
不揮発性記憶部132は、例えばハードディスクである。不揮発性記憶部132には、前述した歌唱合成用データベース(図示略)が格納されている他、歌唱合成プログラム132aが格納されている。一方、揮発性記憶部134は、例えばRAM(Random Access Memory)であり、歌唱合成プログラム132aを実行する際のワークエリアとして利用される。歌唱合成プログラム132aにしたがって制御部110が実行する処理としては、編集処理と歌唱合成処理が挙げられる。編集処理とは、曲のメロディを構成する音符や当該音符に併せて歌唱する歌詞、当該歌詞の発音態様を示す情報等の入力を促し、曲の編集を支援する処理である。一方、歌唱合成処理とは、上記編集処理における編集内容に応じて歌唱音声を合成する処理である。これら2つの処理のうち、歌唱合成処理については従来の歌唱合成装置におけるものと特段に変るところはないため、説明を省略し、以下では、編集処理を中心に説明する。
本実施形態の編集処理は、図1に示すように、ミュージカルエディタ処理とトラックエディタ処理を含んでいる。ミュージカルエディタ処理とは、ミュージカルエディタ画面を表示部120aに表示させ、各パートのトラックデータの編集および当該パートの歌詞の入力を促す処理である。一方、トラックエディタ処理は、トラックエディタ画面を表示部120aに表示させ、各パートの音量の調整等を促す処理である。これら2つの処理のうちトラックエディタ処理については従来の歌唱合成装置におけるものと特段に変るところはないため、詳細な説明を省略し、以下ではミュージカルエディタ処理を中心に説明する。
本実施形態のミュージカルエディタ処理は、図1に示すように、ピアノロール表示処理とマーク表示処理を含んでいる。ピアノロール表示処理は、編集対象として指定されたパートのメロディを表す一連の音符、当該音符に合わせて発音する歌詞、および当該歌詞の発音態様を示すコントロールデータ等の入力を促すピアノロール210(図2参照)の表示制御を行う処理である。図2に示すように、ピアノロール210は、ピアノ鍵盤を模した音高表示領域210aと、音高表示領域210aにおけるピアノ鍵盤の配列方向(以下、ピッチ軸方向)に直交する時間軸方向に延在し音符を入力させるための音符入力領域210bとを有している。音符入力領域210bは、編集対象の曲の曲長に応じた長さを有しており、その左端は当該曲の先頭(曲頭)に、同右端は当該曲の末尾(曲末)に各々対応している。図2に示すように、音符入力領域210bはピッチ軸方向および時間軸方向に複数のセルに区画されている。上記複数のセルは音高表示領域210aのピアノ鍵盤の各鍵の示すピッチに対応しており、これら複数のセルの時間軸方向の区画単位は拍(1拍或いは1/2拍)単位である。本実施形態では、図2に示すように、時間軸方向に連続する複数のセルに歌詞を書き込むことで当該歌詞を発音する際のピッチおよび発音時間(すなわち、音符)を指定することができ、さらに、各歌詞に対応付けてその発音態様(例えば細かなピッチ変動や抑揚など)を表す波線を描画することで、当該発音態様を示すコントロールデータを入力することができる。
ピアノロール表示処理では、制御部110は、図2に示すように、時間軸方向に所定時間長(例えば数小節など)の長さを有する表示枠(図2では、点線で図示)を用いて音符入力領域210bの一部を表示領域EAとして切り出し、上記表示枠を時間軸方向に移動させるためのスクロールバー210cおよび音高表示領域210aの画像とともに表示部120aに表示させる。このようにして表示部210aに表示される画面がミュージカルエディタ画面となる。なお、音符入力領域210bから表示領域EAとして切り出す区間の長さ(すなわち、表示枠の時間軸方向の長さ)についてはユーザに適宜設定させるようにすれば良い。図2に示すように、スクロールバー210cには、表示枠を時間軸方向に移動させる操作を受け付けるための仮想つまみ210dが設けられている。この仮想つまみ210dの時間軸方向の幅は、音符入力領域210b全体に占める表示領域EAの割合(例えば、両者の時間軸方向の幅の比)が所定値以上である間は当該割合に応じて(例えば、比例して)定められ、当該割合が上記所定値を下回ると固定値とされる。これは、仮想つまみ210dの幅が狭く成りすぎて操作に支障が生じるのを回避するためである。この仮想つまみ210dは、当該スクロールバー210cの時間軸方向の長さを音符入力領域210b全体の時間軸方向の長さ(すなわち、編集対象の曲の長さ)に対応させた場合における表示領域EAに対応する位置に置かれる。すなわち、スクロールバー210cにおける仮想つまみ210dの左端の位置は、表示領域EAの左端(曲頭側の端部)の位置に対応し、かつ仮想つまみ210dの右端の位置は表示領域EAの右端(曲末側の端部)の位置に対応する。
図2に示すミュージカルエディタ画面を視認したユーザは、編集中のシーケンスデータを音として再生する際の再生開始位置または新たな音符の入力を受け付ける音符入力位置となるソングポジションSP(図2参照)を設定することができる。また、このソングポジションSPを楽曲再生に伴って移動させるか否かに関するオートスクロール設定等も行うことができる。本実施形態では、制御部110は、ソングポジションSPの設定が行われたことを契機としてマーク表示処理を実行する。マーク表示処理は、ソングポジションSPに対応するソングポジションマークSPM(図2では、ピッチ軸に平行な線分)をスクロールバー210c上に表示する際の表示位置を算出し、その表示位置にソングポジションマークSPMを表示する処理である。
本実施形態のマーク表示処理では、制御部110は、ソングポジションSPに近い側の表示領域EAの端部からソングポジションSPまでの時間軸方向の距離を、当該端部に対応する仮想つまみ210dの端部からソングポジションマークSPMの表示位置までの距離に対応させて算出する。より詳細に説明すると、制御部110は、ソングポジションSPが表示領域EAよりも曲頭側にある場合(以下、ケース1)、ソングポジションSPが表示領域EA内にある場合(以下、ケース2)、およびソングポジションSPが表示領域EAよりも曲末側にある場合の3つの場合(以下、ケース3)に場合分けし、各ケースにおけるソングポジションマークSPMの表示位置を以下の要領で算出する。
(ケース1)この場合、制御部110は、図3(A)に示すように、編集対象の曲の曲頭(音符入力領域210bの左端)から表示領域EAの左端(すなわち、ソングポジションSPに近い側の端部)までの距離LB(本実施形態では、1拍や1/2拍など拍を単位として計測した距離、後述の距離SBL、SPL、SPR、SBR、RBについても同様)、同曲頭からソングポジションSPまでの距離SB(LB>SB)、表示部120aの表示面の左上隅を座標原点とした場合におけるスクロールバー210cの左端(すなわち、先頭)の時間軸方向の位置座標SL、および仮想つまみ210dの左端(すなわち、表示領域EAの左端に対応する端部)の時間軸方向の位置座標KLを用いて、ソングポジションマークSPMの時間軸方向の位置座標SPPを以下の式(1)を満たすように算出する。
SBL/LB=(SPP−SL)/(KL−SL)・・・(1)
なお、ソングポジションSPから表示領域EAの左端までの距離LXはLB−SBLに等しく、ソングポジションマークSPMから仮想つまみ210dの左端までの距離はKL−SPPに等しい。したがって、本来的には、ソングポジションマークSPの位置座標SPPは以下の式(1)´にしたがって算出されるべきである。
LX/LB=(KL−SPP)/(KL−SL)…(1)´
ここで、LX=LB−SBLに留意しての式(1)´を整理すると、上記式(1)が得られる。つまり、式(1)にしたがってソングポジションマークSPMの時間軸方向の位置座標SPPを算出することは、式(1)´にしたがって位置座標SPPを算出すること(すなわち、ソングポジションSPから表示領域EAの左端(ソングポジションに近い側の端部)までの距離をソングポジションマークSPMから仮想つまみ210dの対応する端部までの距離をに対応させて位置座標SPPを算出すること)と等価である。
(ケース2)この場合、制御部110は、図3(B)に示すように、表示領域EAの時間軸方向の幅(拍を単位として計測した幅)NB、同表示領域EAの左端からソングポジションSPまでの時間軸方向の距離SBL、表示部120aの表示面の左上隅を座標原点とした場合における仮想つまみ210dの左端の時間軸方向の位置座標KLおよび同右端の位置座標KRを用いて、ソングポジションマークSPMの時間軸方向の位置座標SPPを以下の式(2)を満たすように算出する。
SBL/NB=(SPP−KL)/(KR−KL)・・・(2)
なお、本実施形態では、ソングポジションSPの設定位置が表示領域EAの中央よりも曲頭側である場合(すなわち、ソングポジションSPに近い側の表示領域EAの端部が左端である場合)は勿論、ソングポジションSPの設定位置が表示領域EAの中央よりも曲末側である場合についても式(2)にしたがってソングポジションマークSPMの時間軸方向の位置座標SPPを算出する。その理由は以下の通りである。
ソングポジションSPの設定位置が表示領域EAの中央よりも曲末側である場合は、ソングポジションSPに近い側の表示領域EAの端部は右端である。したがって、この場合は、表示領域EAの右端とソングポジションSPの間の距離SBR(図3(B)参照)に基づいて以下の式(3)にしたがってソングポジションマークSPMの時間軸方向の位置座標SPP´を算出するべきである。
SBR/NB=(KR−SPP´)/(KR−KL)・・・(3)
ここで、以下の式(4)に示すように、式(2)にしたがって算出されるSPPと式(3)にしたがって算出されるSPP´の差を計算すると、両者の差はゼロとなる。なお、式(4)の計算ではSBL+SBR=NBを用いた(図3(B)参照)
SPP−SPP´= {(KR−KL)×SBL/NB+KL}
−{−(KR−KL)×SBR/NB+KR}
=(KL−KR)+(KR−KL)×(SBL+SBR)/NB
=0・・・(4)
つまり、式(2)に示す演算と式(3)に示す演算は全く等価である。したがって、ソングポジションSPの設定位置が表示領域EAの中央よりも曲頭側であるか曲末側であるかに依らず式(2)を用いてソングポジションマークSPMを算出するようにすれば、ソングポジションSPに近い側の表示領域EAの端部から当該ソングポジションSPまでの時間軸方向の距離を、当該端部に対応する仮想つまみ210dの端部からソングポジションマークSPMの表示位置SPPまでの距離に対応させて算出することになるのである。これが、ソングポジションSPの設定位置が表示領域EAの中央よりも曲頭側であるか曲末側であるかに依らず式(2)を用いてソングポジションマークSPMを算出する理由である。
(ケース3)この場合は、制御部110は、図3(C)に示すように、表示領域EAの右端(図3(C)を参照すれば明らかように、ソングポジションSPに近い側の表示領域EAの端部)から編集対象の曲の曲末までの時間軸方向の距離RB、同右端からソングポジションSPまでの距離SBR(RB>SBR)、表示部120aの表示面の左上隅を座標原点とした場合におけるスクロールバー210cの右端(スクロールバー210cの末尾)の時間軸方向の位置座標SR、および仮想つまみ210dの右端(表示領域EAの右端に対応する端部)の時間軸方向の位置座標KRを用いて、ソングポジションマークの時間軸方向の位置座標SPPを以下の式(5)を満たすように算出する。
SBR/RB=(SPP−KR)/(SR−KR)・・・(5)
さて、本実施形態において表示領域EAとソングポジションSPの時間軸上における相対的な位置関係に応じてソングポジションマークSPMの表示位置SPPの算出方法を異ならせた理由は以下の通りである。前述したように、仮想つまみ210dの時間軸方向の長さは、基本的には表示領域EAとして切り出す小節数に比例するのであるが、音符入力領域210b全体に対する表示領域EAの大きさが一定値を下回ると、仮想つまみ210dの時間軸方向の長さは上記小節数とは無関係に固定値となり、上記比例関係は成り立たなくなる。
仮に、ソングポジションマークSPMの表示位置SPPを、「スクロールバー210cの長さ×ソングポジションSPの位置/編集対象の楽曲の曲長」といった具合に単純に算出すると、上記比例関係が成り立たない状況下では、表示領域EA内にソングポジションが表示されているものの仮想つまみ210d上にソングポジションマークSPMが表示されないといった矛盾や、ソングポジションSPが表示領域EAの左側(或いは右側)に設定されているにも関わらず仮想つまみ210d上にソングポジションマークSPMが表示されるといった矛盾が生じ得る。
これに対して、表示領域EAとソングポジションSPの時間軸上における相対的な位置関係に応じてソングポジションマークSPMの表示位置SPPの算出式を切り換えるようにすれば、これらの矛盾が生じることはない。例えば、ケース1の場合、LB>SBであるから、式(1)を以下の式(6)のように評価し、KL>SLに留意してSPPについて解くと、KL>SPPとなる。つまり、ソングポジションマークSPMの表示位置SPPは仮想つまみ210dの左端よりも必ず曲頭側となり、矛盾は生じない。
(SPP−SL)/(KL−SL)=SB/LB<1・・・(6)
(ケース2)の場合については、式(2)の右辺からSPP<KRが保証され、この式(2)と等価な式(3)の右辺からSPP´(=SPP)>KLが保証される。したがって、ソングポジションマークSPMの表示位置SPPは仮想つまみ210d上となり、矛盾は生じない。さらに、(ケース3)の場合についても同様に、SBR>0かつSR−KR>0であることを考慮して式(5)を評価すると、SPP−KR>0、すなわち、SPP>KRとなる。つまり、ソングポジションマークSPMの表示位置SPPは仮想つまみ210dの右端よりも必ず曲末側となり、矛盾は生じない。
このように、本実施形態によれば、ケース1からケース3の何れの場合においても前述したような矛盾は生じない。換言すれば、上記矛盾が生じないようにするために、本実施形態では、表示領域EAとソングポジションSPの相対的な位置関係に応じてソングポジションマークSPMの表示位置の算出式を切り換えているのである。
以上が本実施形態の歌唱合成装置10の構成である。
次いで、本実施形態の効果を歌唱合成装置10のユースケースに則して説明する。
(1)ソングポジションSPのオートスクロールをオフにして編集中の楽曲の再生を行った場合の効果
この場合、ソングポジションSPのオートスクロールはオフとされているため、楽曲の再生に伴う表示枠の移動に伴ってソングポジションSPが表示領域EAから外れる。このような楽曲の再生過程において、ユーザが納得の行かない部分を発見しその場所で楽曲再生を停止させる操作を行い、楽曲再生を停止させたとする。当該操作が行われた時点において、ソングポジションSPが表示領域EAから外れており、かつソングポジションSPの位置まで表示枠を戻す必要が生じた場合には、ユーザは仮想つまみ210dを操作して表示枠を時間軸方向に移動させる必要がある。このような場合、従来は、表示領域EAから見て曲頭側或いは曲末側の何れにソングポジションSPがあるのかを瞬時に把握することはできなかったのであるが、本実施形態では、ソングポジションマークSPMがスクロールバー210c上に表示されているため、当該ソングポジションマークSPMと仮想つまみ210dの位置関係を手がかりにユーザは、ソングポジションSPが表示領域EAから見て曲頭側或いは曲末側の何れにあるのかを容易に把握することができる。
(2)他の部分のコントロールパラメータをコピー/ペーストする場合の効果
例えば、ほぼメロディか完成しているが、ある部分にソングポジションSPを設定しその部分の音をさらに良くしようとする場合、DTMにおいては、他の部分(既に納得の行く音となっている部分)のコントロールパラメータ等をコピー/ペーストする、といった手法がとられることが多い。この場合、ユーザは、まず、コピー元のコントロールパラメータを参照するために表示枠を当該コピー元となる部分までスクロールさせ、当該部分に設定されているコントロールパラメータをコピーする操作を行う(第1のステップ)。その後、ユーザは、ソングポジションSPの位置まで表示枠をスクロールさせ、当該コントロールパラメータを該当箇所にペーストする(第2のステップ)、といった具合である。従来は、楽曲の編集に没頭するなどして現在の表示領域EAから見て曲頭側或いは曲末側の何れにソングポジションSPがあったのかを忘れてしまい、上記第2のステップの実行に支障が生じる場合もあったのであるが、本実施形態によれば、ソングポジションマークSPMと仮想つまみ210dの位置関係を手がかりに、ソングポジションSPが表示領域EAから見て曲頭側或いは曲末側の何れにあるのかを容易に把握することができ、上記第2のステップの実行に支障が生じることはない。
(3)トラックエディタ画面とミュージカルエディッタ画面との連携における効果
DTMにおいては、トラックエディタ画面にてサムネイル表示された各パートの情報を見比べながら他のパートとの関係で修正を施すべきパートおよび当該パートのうち修正を施すべき箇所を探すといった作業が行われることが多い。この場合、ユーザは、トラックエディタ画面にてサムネイル表示を参照して特定した修正箇所にソングポジションSPを設定し、その後、ミュージカルエディタ画面に切り替えて該当箇所の修正を行うのであるが、従来は、その時点の表示領域EAから見て曲頭側或いは曲末側の何れにソングポジションSPがあるのかを瞬時に把握することができない場合があった。しかし、本実施形態によれば、ソングポジションマークSPMと仮想つまみ210dの位置関係を手がかりに、ソングポジションSPが表示領域EAから見て曲頭側或いは曲末側の何れにあるのかを容易に把握することができ、仮想つまみ210dをソングポジションマークSPMの位置まで移動させことで、上記修正箇所に容易に辿り着ける。
以上本発明の一実施形態について説明したが、この実施形態に以下に述べる変形を加えても勿論良い。
(1)上述した実施形態では、時間軸上におけるソングポジションSPと表示領域EAの相対的な位置関係によらず常にソングポジションマークSPMをスクロールバー210c上に表示させたが、ソングポジションSPが表示領域EAから外れている場合にのみソングポジションマークSPMの表示を行うようにしても良い。
(2)上述した実施形態では、ソングポジションSPに対応するソングポジションマークSPMをスクロールバー210c上に表示させたが、編集中のシーケンスデータをループ再生する際のループ開始位置および終了位置をミュージカルエディタ画面において設定させ、当該位置を示すマークをスクロールバー210c上に表示させるようにしても良い。また、Aメロの開始位置や終了位置、Bメロの開始位置や終了位置、サビの開始位置や終了位置、或いは編集対象の曲が複数のパート(メインボーカルパートやコーラスパートなど)で構成されている場合には各パートの開始位置や終了位置など、曲全体の時間軸方向の構成を示すマークをスクロールバー210c上に表示させても良い。すなわち、歌唱曲全体の構成を表すマークについてもソングポジションマークSPMと同様に表示位置を算出し、スクロールバー210c上に表示するのである。このような態様によれば、AメロやBメロ等の各構成要素と表示領域EAの相対的な位置関係を容易に把握することが可能となり、例えば、Aメロ、Bメロ、サビといった順に順次完成させて曲全体を編集する際には、既に完成済みの構成要素を参照して他の構成要素を編集することが容易になる。また、曲の各構成要素の開始位置や終了位置の他に、編集対象の曲の先頭から所定小節数(例えば、10小節など)毎に先頭の小節の番号を1とした場合における小節番号や、曲の音波形(編集対象の曲のシーケンスデータにしたがって放音される音の音波形)或いは歌唱曲であればその歌詞、をスクロールバー210c上に表示させるようにしても良い。これら小節番号や音波形、歌詞も編集対象の曲の時間軸方向の構成を表すことに変わりはないからである。要は、編集対象の曲の時間軸方向の構成をユーザに把握させることができるような補助情報(各構成要素の開始位置や終了位置を示すマークや小節番号など)をスクロールバー210c上に表示させるとともに、その表示位置をソングポジションマークSPMの表示位置と同様に算出する態様であれば良い。
(3)上述した実施形態では、ソングポジションSPに対応するソングポジションマークSPMをスクロールバー210c上に表示させた。これに加えて、表示枠として時間軸と交差するピッチ軸方向に所定の長さを有するものを用いて表示領域EAを切り出し、当該表示枠をピッチ軸に沿って移動させるための仮想つまみを有するスクロールバーとともに表示部120aに表示させるとともに、マーク表示処理では、ピッチを示す補助情報(各音の音名や周波数、或いは音域(ソプラノやアルトなど)の上限や下限の音名や周波数を示す文字列など)について、当該スクロールバー上における当該仮想つまみの両端の位置をピッチ軸における表示領域EAの両端の位置に対応させ、かつ当該補助情報の示すピッチに対応するピッチ軸上の位置から当該位置に近い側の表示領域EAの端部までの距離を当該スクロールバー上における当該補助情報の表示位置から当該端部に対応する仮想つまみの端部までの距離に対応させて当該補助情報の表示位置を算出し、当該表示位置に当該補助情報を表示する処理を制御部110に実行させるようにしても良い。また、音域を示す補助情報をピッチ軸方向のスクロールバー上に表示させる場合には、音域毎に当該スクロールバー(或いは表示対象領域EA)に異なる色彩を付与して塗り分けても良い。
(4)上述した実施形態では、歌唱合成装置における編集機能に本発明を適用した。しかし、本発明の適用対象は歌唱合成装置に限定されるものではなく、曲のメロディを構成するものとして入力される一連の音符から当該メロディを表すシーケンスデータを生成する編集装置であれば良い。
(5)上述した実施形態では、ソングポジションSPが表示領域EAよりも左側(曲頭側)にある場合、ソングポジションSPが表示領域EA内にある場合、ソングポジションSPが表示領域EAよりも右側(曲末側)にある場合の3つの場合に分けて各々異なる式を用いてソングポジションマークSPMの表示位置SPPを算出した。しかし、ソングポジションSPと表示領域EAの位置関係をより細かく場合分けしてソングポジションマークSPMの表示位置SPPを算出するようにしても良い。例えば、ソングポジションSPが表示領域EAよりも左側(曲頭側)にある場合を、さらに、曲頭から表示領域EAの左端までの中点よりも左側にソングポジションSPがある場合と、同右側にある場合とで異なる式を用いてソングポジションマークSPMの表示位置SPPを算出するようにしても良い。ソングポジションSPが表示領域EAよりも右側にある場合についても同様である。
(6)上述した実施形態では、本発明の特徴を顕著に示すシーケンスデータ編集画面を制御部110に表示させるプログラムが不揮発性記憶部132に予め記憶されていたが、当該プログラムをCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に書き込んで配布しても良く、また、インターネットなどの電気通信回線経由のダウンロードにより配布しても良い。このようにして配布されるプログラムをパーソナルコンピュータなどの一般的なコンピュータ装置にインストールし、当該コンピュータ装置の制御部(CPU)を当該プログラムにしたがって作動させることで、当該コンピュータ装置を本発明の編集装置として機能させることが可能になるからである。
10…歌唱合成装置、110…制御部、120…ユーザI/F部、130…記憶部、132…不揮発性記憶部、132a…楽曲編集支援プログラム、134…揮発性記憶部、140…バス。

Claims (5)

  1. 編集対象の曲の曲長に応じた長さの音符入力領域を介して当該曲のメロディを構成する一連の音符を入力させ、当該メロディを表すシーケンスデータを生成する編集装置において、
    (A)表示部と、
    (B)前記音符入力領域の時間軸方向に所定の長さを有する表示枠を用いて前記音符入力領域の一部を表示領域として切り出し、前記表示枠を時間軸に沿って移動させるための仮想つまみを有するスクロールバーとともに前記表示部に表示させる表示領域表示処理と、
    編集中のシーケンスデータを音として再生する際の再生開始位置または新たな音符の入力を受け付ける音符入力位置として前記時間軸上に設定される位置に対応するマークを前記スクロールバー上に表示する処理であって、前記スクロールバー上における前記仮想つまみの両端の位置を前記時間軸における前記表示領域の両端の位置に対応させ、かつ前記時間軸上に設定される位置から当該位置に近い側の前記表示領域の端部までの距離を前記マークの表示位置から当該端部に対応する前記仮想つまみの端部までの距離に対応させて前記マークの表示位置を算出し、当該表示位置に前記マークを表示するマーク表示処理と、を実行する制御部と、
    を有することを特徴とするシーケンスデータの編集装置。
  2. 前記マーク表示処理において前記制御部は、前記時間軸上に設定される位置が前記表示領域内に含まれている場合には、前記表示領域の時間軸方向の幅を前記仮想つまみの時間軸方向の幅に対応させて前記マークの表示位置を算出し、前記時間軸上に設定される位置が前記表示領域よりも曲頭側である場合には、曲頭から当該位置までの距離を前記スクロールバーの先頭から前記マークの表示位置までの距離に対応させて前記表示位置を算出し、前記時間軸上に設定される位置が前記表示領域よりも曲末側である場合には、曲末から当該位置までの距離を前記スクロールバーの末尾から前記マークの表示位置までの距離に対応させて前記表示位置を算出することを特徴とする請求項1に記載の編集装置。
  3. 前記制御部は、前記マーク表示処理では、編集対象の曲の時間軸方向の構成を示す補助情報について、前記スクロールバー上における前記仮想つまみの両端の位置を前記時間軸における前記表示領域の両端の位置に対応させ、かつ当該補助情報により表される前記時間軸上の位置から当該位置に近い側の前記表示領域の端部までの距離を前記スクロールバー上における当該補助情報の表示位置から当該端部に対応する前記仮想つまみの端部までの距離に対応させて当該補助情報の表示位置を算出し、当該表示位置に当該補助情報を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の編集装置。
  4. 前記制御部は、前記表示枠として前記時間軸と交差するピッチ軸方向に所定の長さを有するものを用いて前記表示領域を切り出し、前記表示枠を前記ピッチ軸に沿って移動させるための仮想つまみを有するスクロールバーとともに前記表示部に表示させ、前記マーク表示処理では、ピッチを示す補助情報について、当該スクロールバー上における前記仮想つまみの両端の位置を前記ピッチ軸における前記表示領域の両端の位置に対応させ、かつ当該補助情報の示すピッチに対応する前記ピッチ軸上の位置から当該位置に近い側の前記表示領域の端部までの距離を当該スクロールバー上における当該補助情報の表示位置から当該端部に対応する前記仮想つまみの端部までの距離に対応させて当該補助情報の表示位置を算出し、当該表示位置に当該補助情報を表示することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の編集装置。
  5. コンピュータに、
    編集対象の曲の曲長に応じた長さを有し当該曲のメロディを構成する一連の音符を入力させるための音符入力領域から時間軸方向に所定の長さを有する表示枠を用いて切り出した表示領域と、前記表示枠を前記時間軸に沿って移動させるための仮想つまみを有するスクロールバーとを表示装置に表示させる表示領域表示処理と、
    編集中のシーケンスデータを音として再生する際の再生開始位置または新たな音符の入力を受け付ける音符入力位置として前記時間軸上に設定される位置に対応するマークを前記スクロールバー上に表示する処理であって、前記スクロールバー上における前記仮想つまみの両端の位置を前記時間軸上における前記表示領域の両端の位置に対応させ、かつ前記時間軸上に設定される位置に近い側の前記表示領域の端部から当該位置までの距離を前記マークの表示位置から当該端部に対応する前記仮想つまみの端部までの距離に対応させて前記マークの表示位置を算出し、当該表示位置に前記マークを表示するマーク表示処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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