JP5742482B2 - シーケンスデータの編集装置、およびプログラム - Google Patents
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図1は、本発明の一実施形態の編集装置として機能する歌唱合成装置10の構成例を示すブロック図である。この歌唱合成装置10は、多数の音声素片の波形データをデータベース化した歌唱合成用データベース(図1では図示省略)を有しており、これら音声素片を連結して歌唱音声を合成する装置である。図1に示すように、歌唱合成装置10は、制御部110、ユーザI/F部120、記憶部130、およびこれら各構成要素間のデータ授受を仲介するバス140を含んでいる。制御部110は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部110は、記憶部130に記憶されているプログラムを実行することにより、歌唱合成装置10の制御中枢として機能する。
不揮発性記憶部132は、例えばハードディスクである。不揮発性記憶部132には、前述した歌唱合成用データベース(図示略)が格納されている他、歌唱合成プログラム132aが格納されている。一方、揮発性記憶部134は、例えばRAM(Random Access Memory)であり、歌唱合成プログラム132aを実行する際のワークエリアとして利用される。歌唱合成プログラム132aにしたがって制御部110が実行する処理としては、編集処理と歌唱合成処理が挙げられる。編集処理とは、曲のメロディを構成する音符や当該音符に併せて歌唱する歌詞、当該歌詞の発音態様を示す情報等の入力を促し、曲の編集を支援する処理である。一方、歌唱合成処理とは、上記編集処理における編集内容に応じて歌唱音声を合成する処理である。これら2つの処理のうち、歌唱合成処理については従来の歌唱合成装置におけるものと特段に変るところはないため、説明を省略し、以下では、編集処理を中心に説明する。
SBL/LB=(SPP−SL)/(KL−SL)・・・(1)
なお、ソングポジションSPから表示領域EAの左端までの距離LXはLB−SBLに等しく、ソングポジションマークSPMから仮想つまみ210dの左端までの距離はKL−SPPに等しい。したがって、本来的には、ソングポジションマークSPの位置座標SPPは以下の式(1)´にしたがって算出されるべきである。
LX/LB=(KL−SPP)/(KL−SL)…(1)´
ここで、LX=LB−SBLに留意しての式(1)´を整理すると、上記式(1)が得られる。つまり、式(1)にしたがってソングポジションマークSPMの時間軸方向の位置座標SPPを算出することは、式(1)´にしたがって位置座標SPPを算出すること(すなわち、ソングポジションSPから表示領域EAの左端(ソングポジションに近い側の端部)までの距離をソングポジションマークSPMから仮想つまみ210dの対応する端部までの距離をに対応させて位置座標SPPを算出すること)と等価である。
SBL/NB=(SPP−KL)/(KR−KL)・・・(2)
SBR/NB=(KR−SPP´)/(KR−KL)・・・(3)
SPP−SPP´= {(KR−KL)×SBL/NB+KL}
−{−(KR−KL)×SBR/NB+KR}
=(KL−KR)+(KR−KL)×(SBL+SBR)/NB
=0・・・(4)
SBR/RB=(SPP−KR)/(SR−KR)・・・(5)
(SPP−SL)/(KL−SL)=SB/LB<1・・・(6)
以上が本実施形態の歌唱合成装置10の構成である。
(1)ソングポジションSPのオートスクロールをオフにして編集中の楽曲の再生を行った場合の効果
この場合、ソングポジションSPのオートスクロールはオフとされているため、楽曲の再生に伴う表示枠の移動に伴ってソングポジションSPが表示領域EAから外れる。このような楽曲の再生過程において、ユーザが納得の行かない部分を発見しその場所で楽曲再生を停止させる操作を行い、楽曲再生を停止させたとする。当該操作が行われた時点において、ソングポジションSPが表示領域EAから外れており、かつソングポジションSPの位置まで表示枠を戻す必要が生じた場合には、ユーザは仮想つまみ210dを操作して表示枠を時間軸方向に移動させる必要がある。このような場合、従来は、表示領域EAから見て曲頭側或いは曲末側の何れにソングポジションSPがあるのかを瞬時に把握することはできなかったのであるが、本実施形態では、ソングポジションマークSPMがスクロールバー210c上に表示されているため、当該ソングポジションマークSPMと仮想つまみ210dの位置関係を手がかりにユーザは、ソングポジションSPが表示領域EAから見て曲頭側或いは曲末側の何れにあるのかを容易に把握することができる。
例えば、ほぼメロディか完成しているが、ある部分にソングポジションSPを設定しその部分の音をさらに良くしようとする場合、DTMにおいては、他の部分(既に納得の行く音となっている部分)のコントロールパラメータ等をコピー/ペーストする、といった手法がとられることが多い。この場合、ユーザは、まず、コピー元のコントロールパラメータを参照するために表示枠を当該コピー元となる部分までスクロールさせ、当該部分に設定されているコントロールパラメータをコピーする操作を行う(第1のステップ)。その後、ユーザは、ソングポジションSPの位置まで表示枠をスクロールさせ、当該コントロールパラメータを該当箇所にペーストする(第2のステップ)、といった具合である。従来は、楽曲の編集に没頭するなどして現在の表示領域EAから見て曲頭側或いは曲末側の何れにソングポジションSPがあったのかを忘れてしまい、上記第2のステップの実行に支障が生じる場合もあったのであるが、本実施形態によれば、ソングポジションマークSPMと仮想つまみ210dの位置関係を手がかりに、ソングポジションSPが表示領域EAから見て曲頭側或いは曲末側の何れにあるのかを容易に把握することができ、上記第2のステップの実行に支障が生じることはない。
DTMにおいては、トラックエディタ画面にてサムネイル表示された各パートの情報を見比べながら他のパートとの関係で修正を施すべきパートおよび当該パートのうち修正を施すべき箇所を探すといった作業が行われることが多い。この場合、ユーザは、トラックエディタ画面にてサムネイル表示を参照して特定した修正箇所にソングポジションSPを設定し、その後、ミュージカルエディタ画面に切り替えて該当箇所の修正を行うのであるが、従来は、その時点の表示領域EAから見て曲頭側或いは曲末側の何れにソングポジションSPがあるのかを瞬時に把握することができない場合があった。しかし、本実施形態によれば、ソングポジションマークSPMと仮想つまみ210dの位置関係を手がかりに、ソングポジションSPが表示領域EAから見て曲頭側或いは曲末側の何れにあるのかを容易に把握することができ、仮想つまみ210dをソングポジションマークSPMの位置まで移動させことで、上記修正箇所に容易に辿り着ける。
(1)上述した実施形態では、時間軸上におけるソングポジションSPと表示領域EAの相対的な位置関係によらず常にソングポジションマークSPMをスクロールバー210c上に表示させたが、ソングポジションSPが表示領域EAから外れている場合にのみソングポジションマークSPMの表示を行うようにしても良い。
Claims (5)
- 編集対象の曲の曲長に応じた長さの音符入力領域を介して当該曲のメロディを構成する一連の音符を入力させ、当該メロディを表すシーケンスデータを生成する編集装置において、
(A)表示部と、
(B)前記音符入力領域の時間軸方向に所定の長さを有する表示枠を用いて前記音符入力領域の一部を表示領域として切り出し、前記表示枠を時間軸に沿って移動させるための仮想つまみを有するスクロールバーとともに前記表示部に表示させる表示領域表示処理と、
編集中のシーケンスデータを音として再生する際の再生開始位置または新たな音符の入力を受け付ける音符入力位置として前記時間軸上に設定される位置に対応するマークを前記スクロールバー上に表示する処理であって、前記スクロールバー上における前記仮想つまみの両端の位置を前記時間軸における前記表示領域の両端の位置に対応させ、かつ前記時間軸上に設定される位置から当該位置に近い側の前記表示領域の端部までの距離を前記マークの表示位置から当該端部に対応する前記仮想つまみの端部までの距離に対応させて前記マークの表示位置を算出し、当該表示位置に前記マークを表示するマーク表示処理と、を実行する制御部と、
を有することを特徴とするシーケンスデータの編集装置。 - 前記マーク表示処理において前記制御部は、前記時間軸上に設定される位置が前記表示領域内に含まれている場合には、前記表示領域の時間軸方向の幅を前記仮想つまみの時間軸方向の幅に対応させて前記マークの表示位置を算出し、前記時間軸上に設定される位置が前記表示領域よりも曲頭側である場合には、曲頭から当該位置までの距離を前記スクロールバーの先頭から前記マークの表示位置までの距離に対応させて前記表示位置を算出し、前記時間軸上に設定される位置が前記表示領域よりも曲末側である場合には、曲末から当該位置までの距離を前記スクロールバーの末尾から前記マークの表示位置までの距離に対応させて前記表示位置を算出することを特徴とする請求項1に記載の編集装置。
- 前記制御部は、前記マーク表示処理では、編集対象の曲の時間軸方向の構成を示す補助情報について、前記スクロールバー上における前記仮想つまみの両端の位置を前記時間軸における前記表示領域の両端の位置に対応させ、かつ当該補助情報により表される前記時間軸上の位置から当該位置に近い側の前記表示領域の端部までの距離を前記スクロールバー上における当該補助情報の表示位置から当該端部に対応する前記仮想つまみの端部までの距離に対応させて当該補助情報の表示位置を算出し、当該表示位置に当該補助情報を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の編集装置。
- 前記制御部は、前記表示枠として前記時間軸と交差するピッチ軸方向に所定の長さを有するものを用いて前記表示領域を切り出し、前記表示枠を前記ピッチ軸に沿って移動させるための仮想つまみを有するスクロールバーとともに前記表示部に表示させ、前記マーク表示処理では、ピッチを示す補助情報について、当該スクロールバー上における前記仮想つまみの両端の位置を前記ピッチ軸における前記表示領域の両端の位置に対応させ、かつ当該補助情報の示すピッチに対応する前記ピッチ軸上の位置から当該位置に近い側の前記表示領域の端部までの距離を当該スクロールバー上における当該補助情報の表示位置から当該端部に対応する前記仮想つまみの端部までの距離に対応させて当該補助情報の表示位置を算出し、当該表示位置に当該補助情報を表示することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の編集装置。
- コンピュータに、
編集対象の曲の曲長に応じた長さを有し当該曲のメロディを構成する一連の音符を入力させるための音符入力領域から時間軸方向に所定の長さを有する表示枠を用いて切り出した表示領域と、前記表示枠を前記時間軸に沿って移動させるための仮想つまみを有するスクロールバーとを表示装置に表示させる表示領域表示処理と、
編集中のシーケンスデータを音として再生する際の再生開始位置または新たな音符の入力を受け付ける音符入力位置として前記時間軸上に設定される位置に対応するマークを前記スクロールバー上に表示する処理であって、前記スクロールバー上における前記仮想つまみの両端の位置を前記時間軸上における前記表示領域の両端の位置に対応させ、かつ前記時間軸上に設定される位置に近い側の前記表示領域の端部から当該位置までの距離を前記マークの表示位置から当該端部に対応する前記仮想つまみの端部までの距離に対応させて前記マークの表示位置を算出し、当該表示位置に前記マークを表示するマーク表示処理と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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2011
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