JP2003271164A - 楽音発生方法、楽音発生プログラム、記憶媒体、及び楽音発生装置 - Google Patents

楽音発生方法、楽音発生プログラム、記憶媒体、及び楽音発生装置

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JP2003271164A
JP2003271164A JP2002076215A JP2002076215A JP2003271164A JP 2003271164 A JP2003271164 A JP 2003271164A JP 2002076215 A JP2002076215 A JP 2002076215A JP 2002076215 A JP2002076215 A JP 2002076215A JP 2003271164 A JP2003271164 A JP 2003271164A
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musical tone
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musical
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Yukiyo Kubo
幸世 久保
Masaki Hara
正樹 原
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Yamaha Music Foundation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再現される描画と楽音とが入力時の描画と楽
音とに一致する楽音発生方法、プログラム、記憶媒体、
及び装置を提供する。 【解決手段】 楽音発生装置100は描画領域21を有
し、この上辺の境界線21a上に延びるx軸と左辺の境
界線21b上に延びるy軸とによって2次元の座標系が
設定されており、発音される楽音の左右の音量バランス
がx軸の座標によって決定され、発音される楽音の音高
がy軸の座標によって決定される。描画領域21への描
画はマウス及びマウスの操作に連動するカーソルCによ
って行われ、描画された順に画像の情報とこれに対応す
る楽音の情報とが記録される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、描画された画像に
対応する楽音を発生させる楽音発生方法、プログラム、
記憶媒体、及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像に対応する楽音を発生さ
せる楽音発生装置はGUIを備えており、このGUIか
らユーザによって入力される画像に対応した楽音を発音
させたり、ユーザが描いた画像を保存しておき、この画
像を再生しながら再生中の画像に対応する楽音を発生さ
せたりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
楽音発生装置はGUIの画面(描画領域)上の横向(横
幅方向)に演奏時間軸が設定されており、縦方向に音高
のピッチが設定されていたことによって以下のような問
題があった。
【0004】例えば、GUI上での描画の際には入力と
ともに対応する楽音が発音されるが、保存した画像を再
生する場合には、画面上の横方向が演奏時間軸に対応し
ているため、ユーザが画像を描いた順序や速度などが忠
実には再現できないという問題があった。
【0005】また、同様の理由により、描画領域の左端
から描画しておかないと再生モードの開始と同時には画
像の再現及び楽音の発音が起こらないという問題があっ
た。
【0006】また、描画領域の横幅によって最大描画時
間が決まるので、ユーザが描画領域に描画できる時間及
び再生可能な時間の制約が大きいという問題があった。
【0007】他にも、発音される楽音が音階に従って定
められたものであるので、再現される画像が連続する線
によって描画されたものであっても、発音される楽音の
音高は連続して変化しないので、画像の変化と楽音の変
化とが感覚的に一致しない場合があった。
【0008】本発明の目的は、再現される描画と楽音と
が入力時の描画と楽音とに一致する楽音発生方法、プロ
グラム、記憶媒体、及び装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の楽音発生方法は、画像を表示すると共に
該表示する画像に対応する楽音を発生させる楽音発生方
法であって、画像の入力及び表示をするための、座標系
が設定された描画領域に、前記入力された画像を入力順
に表示する画像表示ステップと、前記画像表示ステップ
において表示しつつある画像部分の前記座標系における
座標に対応する楽音を発生させる楽音発生ステップとを
有する。
【0010】請求項2記載の楽音発生方法は、請求項1
記載の楽音発生方法において、前記座標系は、第1の座
標軸とこれに交差する第2の座標軸とによって設定され
ており、前記発生させる楽音の音程が前記第1の座標軸
の値によって決定し、前記楽音の左右の音量バランスが
前記第2の座標軸の値によって決定することを特徴とす
る。
【0011】請求項3記載の楽音発生方法は、請求項1
又は2記載の楽音発生方法において、前記発生させる楽
音の音程は、前記第1の座標軸の値の連続的変化に従っ
て連続的に上下することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の楽音発生方法は、請求項1
乃至3のいずれか1項に記載の楽音発生方法において、
前記座標系は前記描画領域の外部まで設定されており、
該外部において入力された外部座標があるときは、前記
楽音発生ステップは前記描画領域内の座標から連続して
前記外部座標に対応する楽音を発生させることを特徴と
する。
【0013】上記目的を達成するために、請求項5記載
のプログラムは、画像を表示すると共に該表示する画像
に対応する楽音を発生させる楽音発生プログラムであっ
て、画像の入力及び画像の表示をする、座標系が設定さ
れた描画領域に、前記入力された画像を入力順に表示す
る画像表示手順と、前記画像表示ステップにおいて表示
されつつある部分の前記座標系における座標に対応する
楽音を発生させる楽音発生手順とをコンピュータに実行
させることを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するために、請求項6記載
の記憶媒体は、画像を表示すると共に該表示する画像に
対応する楽音を発生させる楽音発生プログラムが格納さ
れたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であっ
て、前記プログラムは、画像の入力及び画像の表示をす
る、座標系が設定された描画領域に、前記入力された画
像を入力順に表示する画像表示手順と、前記画像表示手
順において表示しつつある部分の前記座標系における座
標に対応する楽音を発生させる楽音発生手順とをコンピ
ュータに実行させることを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するために、請求項7記載
の楽音発生装置は、画像を表示すると共に該表示する画
像に対応する楽音を発生させる楽音発生装置において、
画像が入力され、該画像の入力順に画像を表示する、座
標系が設定された描画領域を有する画像入力表示手段
と、前記描画領域に表示しつつある部分の前記座標系に
おける座標に対応する楽音を発生させる楽音発生手段と
を備えることを特徴とする。
【0016】請求項8記載の楽音発生装置は、請求項7
記載の楽音発生装置において、前記画像入力表示手段に
入力される画像の情報が、入力開始時刻から入力終了時
刻までの時刻情報及び該時刻情報によって特定される時
刻において入力された画像部分の座標情報を少なくとも
有し、前記画像の情報を記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶された前記画像の情報に基づいて再生される
画像及び入力されつつある画像の情報に基づいて形成さ
れる画像の双方及び何れか一方を選択して前記画像入力
表示手段に表示させる選択手段とを備えることを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
楽音発生装置を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の実施の形態に係る楽音発
生装置の構成を示すブロック図である。
【0019】楽音発生装置100は、画像を入力するた
めの画像入力部10、画像の表示及び楽音の発生をさせ
るための出力部20、画像入力部10から入力される画
像情報や楽音情報、その他各種情報やプログラム等を記
憶しておく記憶部30、及び楽音発生装置100全体を
制御するための制御部50から構成されている。
【0020】画像入力部10は例えばマウスであるが、
キーボード、タブレット、カメラ等でもよい。出力部2
0は画像を表示するCRT(cathode-ray tube)、LCD
(liquid crystal display)等のディスプレイ及び楽音を
発生させるスピーカ等を備えている。記憶部30(記憶
手段)はROM(read-only memory)、RAM(random-ac
cess memory)、HDD(hard disk drive)、CD(compac
t disk)、DVD(digital versatile disk)などであ
る。制御部50はCPU(central processing unit)で
ある。
【0021】以上のように構成された楽音発生装置10
0はパソコン、ゲーム機、携帯電話、固定設置型の電話
機、STB等によっても実現される。
【0022】図2は、図1における出力部20に表示さ
れる表示画面を示す図である。
【0023】出力部20は、例えば、液晶ディスプレイ
と不図示のスピーカとであり、表示画面上の方形の領域
21は、ユーザが描画するとともに描画によって入力さ
れた画像情報に基づいて画像が表示される描画領域であ
る。この描画領域21には2次元の座標系が設定されて
いる。
【0024】この座標系は描画領域21の上辺の境界線
21a上に延びる座標軸x(以下、x軸)と左辺の境界
線21b上に延びる座標軸y(以下、y軸)とによって
設定されており、これらが交差する画面上左上の角0が
原点である。この座標軸x,yは説明を容易にするため
に図示されているが、実際の楽音発生装置100では表
示されなくともよい。描画領域21への描画はマウス及
びマウスの操作に連動するカーソルCによって行われ
る。
【0025】x軸は発音される楽音の左右の音量バラン
スを決定するための座標軸であり、y軸は発音される楽
音の音高を決定するための座標軸である。例えば、描画
領域21のサイズが300×300である場合、y=2
99が27.5Hz(A-1)に対応し、y=0が418
6.0Hz(C7)に対応するように音高を変換する。
また、音量バランスは0(Rch=0)〜127(Lc
h=0)の間で制御される。この場合、x=0のとき音
量は最小値(>0)、x=299のとき音量は最大値
(<127)となる。
【0026】図3は座標系のy座標と音高との対応関係
を示す図である。
【0027】図3において原点は描画領域21の左上の
角である。実線αはy座標と音高との関係を例示するy
座標‐音高変換曲線である。このy座標‐音高変換曲線
αによれば、描画領域21内では線形に変換されるが描
画領域21の外部では非線形に最低音高、最高音高に漸
近するように変換される。この音高の最低音高から最高
音高まではMIDIのノートオンで指定できる音高域に
対応している。y座標がゼロのときはC7、即ち、境界
線21a上の位置にはピアノの一番高い音が割り当てら
れており、yMAXのときはA-1、即ち、描画領域21の
下辺の境界線21c上の位置にはピアノの一番低い音が
割り当てられている。
【0028】なお、この実施例では、ノートオンで指定
されるノートナンバは常に一定(E 3)であり、y軸に
対応した音高にピッチチェンジを行う。一点鎖線βで示
した直線はこのノートオンで指定されるノートナンバ
(E3)を示している。
【0029】再度、図2を参照すると、境界線21cの
下方には、x軸方向に、即ち、境界線21cに平行にタ
イムインジケータ22が表示されている。後述するトラ
ックには、画像情報及び楽音情報を記録できる時間が設
定されており、このタイムインジケータ22は、再生・
録音中に境界線21cの左端下方から右端下方まで等速
度で移動する。これにより、再生終了までの時間やトラ
ックに記録可能な残り時間をユーザに知らせる。即ち、
タイムインジケータ22が境界線21cの右端下方に至
ったときに再生は終了し、録音(記録)の場合は1本の
トラックへの記録が停止する。
【0030】また、描画領域21の右側外部には各種の
設定をするためのボタンが表示されている。この右側外
部の上部には1〜8の番号が付された四角い8つのトラ
ック選択ボタン23が配置されている。このトラック選
択ボタン23は、楽音データを記録するトラックを選択
する際に操作される。従って、本実施の形態において
は、選択できるトラックの本数は8である。
【0031】図示の例では“7”番のトラックが選択さ
れており、“7”番のトラックに記録されている画像と
楽音とが描画されつつ、カーソルCによって新たに描画
がされているものとする。
【0032】トラック選択ボタン23の下方には、楕円
形の8つのボタン24が配置されている。ボタン24の
各々には固有の色が付されている。これらのボタン24
は液晶ディスプレイ上に描画される画像の色(画色)及
び発音される楽音の音色を選択するためのカラー選択ボ
タンであり、ボタン毎に固有の画色と音色との組合せが
設定されている。各カラー選択ボタン24に付された固
有の色は画色と同じである。従って、画像情報の入力の
際には、選択されているカラー選択ボタン24の色と同
じ色でカラー液晶ディスプレイ上に描画される。本実施
の形態において、このカラー選択ボタン24によって選
択できる画色及び音色の組合せの数は8である。
【0033】これらカラー選択ボタン24の下方には4
つのコントロールボタン25が配置されている。右下に
配置されたREQボタンは描画領域21に描画される画
像の画像情報とこの画像に対応する楽音の楽音情報とを
トラック選択ボタン23で選択したトラックに記録する
ときに予め操作する(押す)ものである。
【0034】このREQボタンの上に配置されたPLA
Yボタンは、選択されたトラックに記憶された画像情報
及び楽音情報に基づいて描画領域21に画像を表示(再
生)させながら、この表示されつつある部分に対応する
楽音をスピーカから発音(再生)させる際に操作するも
のである。
【0035】REQボタンの左隣に配置されたDELE
TEボタンは選択されたトラックに記憶された画像情報
及び楽音情報を消去する際に操作するものである。この
DELETEボタンの上に配置されたSTOPボタン
は、選択したトラックへの画像情報及び楽音情報の記
憶、これら情報の再生又は選択したトラックからの情報
の消去を停止させる際に操作するものである。図示の例
ではREQボタンが押されているものとする。
【0036】上記の再生・記録・削除は、トラックが選
択されている場合には選択されているトラックについて
のみ実行されるが、トラックが選択されていない場合に
は全トラックについて実行される。
【0037】上記の座標系は描画領域21の外部にまで
設定されているため、描画中にカーソルCの軌跡が描画
領域21から外れてしまった場合でも、楽音情報は入力
される。これにより、カーソルCの軌跡が描画領域21
から外れてしまった部分は画像として描画領域21に再
生されないが、楽音は描画領域21の外部におけるカー
ソルCの軌跡に対応して再生される。従って、仮に入力
時にカーソルCが描画領域21から外れたとしても、再
生される楽音は途切れることが無い。
【0038】図4は、トラックに記録されるデータの構
造を示すトラックデータ構造図である。
【0039】トラックは上記のようにトラック選択ボタ
ン23によって選択される。トラックのヘッダには「色
No.」と「その他のパラメータ」との情報が記録され
ている。「色No.」とは、上記の各カラー選択ボタン
24に色づけされた色と同じ色を特定するものであり、
トラックに記憶された画像情報から再生される画像の色
を特定するものである。
【0040】「その他のパラメータ」にはイベントポイ
ントデータの個数を含んでいる。これが”0”の場合
は、トラックのデータは空である。上記の情報が記録さ
れたヘッダには「イベントポイントデータ」が続いてい
る。イベントポイントデータはイベントの座標(x,
y)(座標情報)、発音状態、時間(時刻情報)の各デ
ータから構成される。時刻情報は画像の入力開始時刻か
ら入力終了時刻までの間において発生したイベントの発
生時刻の情報であり、座標情報はこの時刻情報によって
特定される時刻に発生したイベントの座標の情報であ
る。最後のイベントポイントデータの次には、記録され
たデータの終わりを示す情報(EOD)が続いている。
【0041】本実施の形態に係る楽音発生装置において
は、図2に示すようにトラック選択ボタン23によって
8つのトラックにデータを記録し、それらをRAM30
(記憶手段)に保存しておくことができる。
【0042】次に、マウスイベント処理を説明する。
【0043】図5は、マウスイベント処理を示すフロー
チャートである。
【0044】このフローチャートで示す処理が開始され
る以前に音源などのデバイス、パラメータ(描画位置な
ど)は初期化されており、イベントの発生を待つ状態に
なっている。イベントはマウスオン(マウスのボタンが
押された)、マウスオフ(マウスのボタンが離され
た)、マウスクリック(マウスのボタンがクリックされ
た)、マウスムーブ(マウスのボタンが押された状態で
マウスが動かされた)である。
【0045】図5において、まず、イベントが発生した
ときの現在時刻(タイマ時刻)が時刻情報として記憶さ
れ、カーソルの位置の座標(x,y)も記憶される(ス
テップS501)。
【0046】次に、時間がトラックに記録できる上限時
間に達したか否かを判別し(ステップS502)、上限
時間に達したときは記録フラグを反転して記録を終了す
る(ステップS503)。
【0047】次に、「記録中である(記録フラグ=O
N)」、「トラックが選択されている(選択トラック
≠0)」、「音色が選択されている(選択色=0)」
の全てが満たされているか否かを判別する(ステップS
504)。これら〜の何れかでも満たされていない
場合は、この処理を終了する。ステップS502の判別
の結果、時間がトラックに記録できる上限時間に達して
いない場合は、ステップS503を経ずにステップS5
04に進む。
【0048】ステップS504の判別の結果、〜の
全てが満たされている場合は、マウスイベントがマウス
オン、マウスオフ、及びマウスムーブの何れであるかを
判別する(ステップS505)。マウスイベントがマウ
スオンである場合は、発音フラッグとして「Note ON」
が入れられる(ステップS506)。続いて、上記x軸
をパンニングのパラメータとして設定し、y軸を音高の
パラメータとして変換して(ステップS507)、後述
するステップS508に進む。
【0049】ステップS505の判別の結果、マウスイ
ベントがマウスオフである場合は、発音フラッグとして
「Note OFF」が入れられ(ステップS509)、パンと
音高パラメータとが初期値に戻され(ステップS51
0)、ステップS508に進む。
【0050】ステップS505の判別の結果、マウスイ
ベントがマウスムーブである場合は、発音フラッグフラ
ッグとして「Continue」が入れられ(ステップS51
1)、ステップS507に進む。
【0051】ステップS508では、決定した発音、パ
ン、発音ピッチをMIDIイベントに変換して音源に出
力する。発音フラグが「Note ON」の場合はノートオン
イベントを、発音フラグが「Note OFF」の場合はノート
オフイベントを、発音フラグが「Continue」の場合はピ
ッチベンドチェンジを出力する。描画領域21には入力
された座標(xm,ym)をつないで行くことによって軌
跡を描画する(ステップS512)。なお、タイムイン
ジケータ22は別途にタイマ割込ルーチンによって時間
位置(時間/最大記録時間)に移動する。次に、座標位
置、発音フラッグ、時間(録音開始からの時間)をトラ
ックに記録して(ステップS513)、本処理を終了す
る。
【0052】次に、ボタンイベント処理を説明する。
【0053】図6及び7は、ボタンイベント処理を示す
フローチャートである。
【0054】このフローチャートで示す処理はトラック
選択ボタン23、カラー選択ボタン24、及びコントロ
ールボタン25の夫々の操作によって発生するイベント
である。
【0055】図6において、まず、ボタン操作がされ
(ステップS601)、操作されたボタンがトラック選
択ボタン23である場合(ステップS602)、現在選
択されているトラックがトラック選択ボタン23に対応
するトラックであるか否かを判別する(ステップS60
3)。現在選択されているトラックがトラック選択ボタ
ン23に対応するトラックでない場合は、トラック選択
ボタン23によって選択されたトラックを設定して本処
理を終了する(ステップS604)。ステップS603
の判別の結果、現在選択されているトラックがトラック
選択ボタン23に対応するトラックである場合は、トラ
ックの選択をクリア(選択トラック←0)して本処理を
終了する(ステップS605)。選択トラック=0のと
きは、記録時には記録処理をスキップし、再生時及び削
除時には全トラックを選択することになる。
【0056】同様に、操作されたボタンがカラー選択ボ
タン24である場合(ステップS602)、従前の色が
カラー選択ボタン24に対応する色であるか否かを判別
する(ステップS606)。従前の色がカラー選択ボタ
ン24に対応する色でない場合は、カラー選択ボタン2
4によって選択された色を設定して本処理を終了する
(ステップS607)。ステップS606の判別の結
果、従前の色がカラー選択ボタン24に対応する色であ
る場合は、色の選択をクリアして(選択色=0)本処理
を終了する(ステップS608)。なお、選択色=0の
ときは既定の色(音色)を選択するようにしてもよい。
【0057】次に、ステップS602において、選択さ
れたボタンがコントロールボタン25である場合を説明
する。
【0058】図7に示すように、操作されたボタンがコ
ントロールボタン25であって(ステップS602)、
コントロールボタン25のうちのSTOPボタンが選択
された場合は(ステップS609)、再生及び記録のう
ち実行されている方を停止させ(ステップS610)、
その後に本処理を終了する。なお、再生と記録とがとも
に実行されているときは双方ともに停止させる(ステッ
プS610)。このSTOPボタンは、再生中、記録
中、再生記録中の何れか以外の場合は操作できないよう
にしてもよい。
【0059】選択されたボタンがPLAYボタン及びR
EQボタンのいずれかである場合は(ステップS60
9)、タイマを起動し(ステップS611)、記録(再
生)位置をトラックの先頭にする(ステップS61
2)。選択されたボタンがPLAYボタンであるか否か
を判別し(ステップS613)、PLAYボタンである
場合は再生フラッグとして「On」をいれて(ステップス
テップS614)本処理を終了する。ステップS613
の判別の結果、PLAYボタンではない場合は、そのま
ま本処理を終了する。
【0060】なお、再生中及び記録中はPLAYボタン
及びREQボタンの操作はできないようにしてもよい。
また、選択トラック=0であるときは、REQボタンの
操作はできず、トラックデータがすべて空である場合は
PLAYボタンの操作はできないようにしてもよい。
【0061】選択されたボタンがDELETE(削除)
ボタンである場合は(ステップS609)、選択されて
いるトラックのデータを消去し(ステップS616)、
選択トラック=0として(ステップS617)本処理を
終了する。なお、トラックデータがすべて空である場合
はDELETEボタンの操作はできない。
【0062】尚、上述した実施の形態を実現する、楽音
発生方法を記憶した任意の記憶媒体が、コンピュータ等
の情報処理装置に上記楽音発生方法を実行するプログラ
ムを供給し、CPU又は不図示のMPUのいずれか1つ
が上記プログラムを実行してもよい。上記プログラムを
供給する記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録
商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気
ディスク、CD‐ROM、CD‐R、磁気テープ、不揮
発性のメモリカード、若くはROMなどがある。
【0063】また、情報処理装置のCPU又はMPUの
いずれか1つの代わりに、これらと同様の動作をする不
図示の回路が上述した実施の形態を実現してもよい。
【0064】また、記憶媒体が供給する上記プログラム
は、情報処理装置に挿入された不図示の機能拡張ボード
や情報処理装置に接続された不図示の機能拡張ユニット
に備わる不図示のメモリに書き込まれた後、その機能拡
張ボードや機能拡張ユニットに備わる不図示のCPU等
が上記プログラムの一部または全部を実行してもよい。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載の楽音発生方法、請求項5記載の楽音発生プログラ
ム、請求項6記載の記憶媒体、及び請求項7記載の楽音
発生装置によれば、入力された画像を入力順に表示し、
表示しつつある画像部分に対応する楽音を発生させるの
で、再現される描画と楽音とを入力時の描画と楽音とに
一致させることがせきる。
【0066】請求項2記載の楽音発生方法によれば、楽
音の音程が第1の座標軸の値によって決定し、楽音の左
右の音量バランスが第2の座標軸の値によって決定する
ので楽音の音程及び音量バランスの組合せをユーザが容
易に仮想できる。このため、ユーザは描画の入力及び再
生をより楽むことができる。
【0067】請求項3記載の楽音発生方法によれば、楽
音の音程は第1の座標軸の値の連続的変化に従って連続
的に上下する。このため、描画された画像によりよく対
応した楽音を発生させることができる。
【0068】請求項4記載の楽音発生方法によれば、座
標系が描画領域の外部まで設定されているので描画によ
る入力が描画領域からはみ出しても楽音は途切れること
なく発生させることができる。従って、ユーザの興趣を
そぐことがないばかりか、興趣を高めることができる。
【0069】請求項8記載の楽音発生装置によれば、記
憶手段に記憶された画像の情報に基づいて再生される画
像及び入力されつつある画像の情報に基づいて形成され
る画像の双方及び何れか一方を選択して表示させること
ができるので、ユーザの興趣をさらに高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る楽音発生装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1における出力部20に表示される表示画面
を示す図である。
【図3】図3は座標系のy座標と音高との対応関係を示
す図である。
【図4】図4は、トラックに記録されるデータの構造を
示すトラックデータ構造図である。
【図5】マウスイベント処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】ボタンイベント処理の一部を示すフローチャー
トである。
【図7】図6に示したボタンイベント処理の一部に続く
フローチャートである。
【符号の説明】
21 描画領域 23 トラック選択ボタン 24 カラー選択ボタン 25 コントロールボタン 30 記憶部 100 楽音発生装置 C カーソル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示すると共に該表示する画像に
    対応する楽音を発生させる楽音発生方法であって、 画像の入力及び表示をするための、座標系が設定された
    描画領域に、前記入力された画像を入力順に表示する画
    像表示ステップと、 前記画像表示ステップにおいて表示しつつある画像部分
    の前記座標系における座標に対応する楽音を発生させる
    楽音発生ステップとを有する楽音発生方法。
  2. 【請求項2】 前記座標系は、第1の座標軸とこれに交
    差する第2の座標軸とによって設定されており、前記発
    生させる楽音の音程が前記第1の座標軸の値によって決
    定し、前記楽音の左右の音量バランスが前記第2の座標
    軸の値によって決定することを特徴とする請求項1記載
    の楽音発生方法。
  3. 【請求項3】 前記発生させる楽音の音程は、前記第1
    の座標軸の値の連続的変化に従って連続的に上下するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の楽音発生方法。
  4. 【請求項4】 前記座標系は前記描画領域の外部まで設
    定されており、該外部において入力された外部座標があ
    るときは、前記楽音発生ステップは前記描画領域内の座
    標から連続して前記外部座標に対応する楽音を発生させ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記
    載の楽音発生方法。
  5. 【請求項5】 画像を表示すると共に該表示する画像に
    対応する楽音を発生させる楽音発生プログラムであっ
    て、座標系が設定されており、画像の入力及び画像の表
    示をする描画領域に、前記入力された画像を入力順に表
    示する画像表示手順と、前記画像表示手順において表示
    しつつある部分の前記座標系における座標に対応する楽
    音を発生させる楽音発生手順とをコンピュータに実行さ
    せることを特徴とする楽音発生プログラム。
  6. 【請求項6】 画像を表示すると共に該表示する画像に
    対応する楽音を発生させる楽音発生プログラムが格納さ
    れた、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であ
    って、前記プログラムは、座標系が設定されており、画
    像の入力及び画像の表示をする描画領域に、前記入力さ
    れた画像を入力順に表示する画像表示手順と、前記画像
    表示手順において表示しつつある部分の前記座標系にお
    ける座標に対応する楽音を発生させる楽音発生手順とを
    コンピュータに実行させることを特徴とする記憶媒体。
  7. 【請求項7】 画像を表示すると共に該表示する画像に
    対応する楽音を発生させる楽音発生装置において、 画像が入力され、該画像の入力順に画像を表示する、座
    標系が設定された描画領域を有する画像入力表示手段
    と、 前記描画領域に表示しつつある部分の前記座標系におけ
    る座標に対応する楽音を発生させる楽音発生手段とを備
    えることを特徴とする楽音発生装置。
  8. 【請求項8】 前記画像入力表示手段に入力される画像
    の情報が、入力開始時刻から入力終了時刻までの時刻情
    報及び該時刻情報によって特定される時刻において入力
    された画像部分の座標情報を少なくとも有し、 前記画像の情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記画像の情報に基づいて再
    生される画像及び入力されつつある画像の情報に基づい
    て形成される画像の双方及び何れか一方を選択して前記
    画像入力表示手段に表示させる選択手段とを備えること
    を特徴とする請求項7記載の楽音発生装置。
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