JP2004354423A - 音楽再生装置及びその映像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】演奏曲の内容に応じた映像を合成して表示し得る技術を提供する。
【解決手段】演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて歌詞文字映像を変化させるための歌詞文字映像変化情報を記憶するハードディスク32と、その歌詞文字映像変化情報に基づいて歌詞文字映像を変化させる歌詞文字映像変化手段70(S16乃至S22)とを、含むことから、演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を表示することができる。
【選択図】 図12
【解決手段】演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて歌詞文字映像を変化させるための歌詞文字映像変化情報を記憶するハードディスク32と、その歌詞文字映像変化情報に基づいて歌詞文字映像を変化させる歌詞文字映像変化手段70(S16乃至S22)とを、含むことから、演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を表示することができる。
【選択図】 図12
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、カラオケボックスで使用されるカラオケ装置等の音楽再生装置に関し、特に、歌詞文字映像表示機能の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の演奏曲のうちから選択入力された所望の演奏曲を出力させる音楽再生装置が知られている。例えば、カラオケボックス等で使用されるカラオケ装置がそれである。斯かるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された複数の演奏曲から選択された所望の演奏曲の音楽情報を出力させると共に、その演奏曲の歌詞情報を含む映像をその出力に同期して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。
【0003】
近年、所定の背景映像に歌詞文字映像(歌詞テロップ)を付加する態様のカラオケ装置が普及している。例えば、カラオケサービス提供会社のホストサーバと通信回線によって接続される通信カラオケ装置がその一例である。斯かる態様のカラオケ装置では、背景映像を複数種類の演奏曲に汎用できるため、各演奏曲にあつらえの映像を用意する必要がなく、比較的多数の曲を演奏できるという利点がある反面、映像が画一的となり無味乾燥な印象を与えがちであるという弊害があった。そこで、歌詞文字映像の表示に変化をつけたカラオケ装置が開発されている。例えば、特許文献1に記載されたカラオケ装置がそれであり、演奏曲の音程に基づいて歌詞文字映像の表示位置を上下させることで、旋律を反映した映像を表示することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−293183号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の技術では映像が画一的となる嫌いを解消することができず、依然として無味乾燥な印象を与えがちであった。カラオケ演奏においては場の雰囲気や盛り上がりといったユーザの感情が尊重されることから、演奏曲の内容すなわち歌詞や旋律に応じた映像が表示されるのが理想であるが、斯かる映像を合成して表示し得る技術は、未だ提供されていないのが現状である。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、演奏曲の内容に応じた映像を合成して表示し得る技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための第1の手段】
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、複数の演奏曲のうちから選択入力された所望の演奏曲を出力させると共に、その演奏曲の歌詞文字映像を生成して表示させる音楽再生装置であって、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させるための歌詞文字映像変化情報を記憶する記憶装置と、その歌詞文字映像変化情報に基づいて前記歌詞文字映像を変化させる歌詞文字映像変化手段とを、含むことを特徴とするものである。
【0008】
【第1発明の効果】
このようにすれば、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させるための歌詞文字映像変化情報を記憶する記憶装置と、その歌詞文字映像変化情報に基づいて前記歌詞文字映像を変化させる歌詞文字映像変化手段とを、含むことから、前記演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を表示することができる。すなわち、演奏曲の内容に応じた映像を合成して表示し得る音楽再生装置を提供することができる。
【0009】
【第1発明の他の態様】
ここで、好適には、前記歌詞文字映像変化情報を前記演奏曲の各小節毎に抽出する歌詞文字映像変化情報抽出手段と、前記演奏曲の各小節毎に経過時間を計測する時間計測手段とを、含み、前記歌詞文字映像変化手段は、前記歌詞文字映像変化情報抽出手段により抽出される歌詞文字映像変化情報に基づいて前記時間計測手段により計測される経過時間に従い前記歌詞文字映像を変化させるものである。このようにすれば、実用的な態様で前記演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を生成できるという利点がある。
【0010】
【課題を解決するための第2の手段】
また、前記目的を達成するために、本第2発明の要旨とするところは、複数の演奏曲のうちから選択入力された所望の演奏曲を出力させると共に、その演奏曲の歌詞文字映像を生成して表示させる音楽再生装置の映像表示方法であって、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させることを特徴とするものである。
【0011】
【第2発明の効果】
このようにすれば、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させるものであることから、その演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を表示することができる。すなわち、演奏曲の内容に応じた映像を合成して表示し得る音楽再生装置の映像表示方法を提供することができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明が適用された音楽再生装置の一例であるカラオケ装置10の構成を示すブロック線図である。このカラオケ装置10は、CRT等の映像表示装置12と、背景映像再生装置としてのディスクプレーヤ14と、映像合成装置としてのビデオミキサ16と、アンプミキサ18と、スピーカ20と、音声入力装置としてのマイク22と、操作パネル24と、中央演算処理装置であるCPU26、ROM28、RAM30、記憶装置としてのハードディスク32、ターミナルアダプタ34、CRTコントローラ36、上記操作パネル24からの入力信号を処理する入出力インターフェイス38、演奏情報を生成して出力するためのシンセサイザ40、及びA/Dコンバータ42とを、備えて構成されている。
【0014】
上記中央演算処理装置26は、上記ROM28に記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂コンピュータであり、ユーザ(カラオケ装置10の利用者)により所定のカラオケ演奏曲が選曲された場合、上記ハードディスク32から上記RAM30に選曲されたカラオケ演奏曲の背景映像指定情報、演奏情報、歌詞文字映像情報、及び歌詞文字映像変化情報等を読み出したり、カラオケ演奏曲の演奏が進行するのに応じてそのRAM30から上記シンセサイザ40へ演奏情報を送信したり、上記CRTコントローラ36へ歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して送ったり、選曲時には曲名文字映像をCRTコントローラ36へ送ったり、上記ディスクプレーヤ14の制御をする等の基本的な制御を実行する。
【0015】
前記操作パネル24は、ユーザが歌いたいカラオケ演奏曲を選択したり、演奏曲の音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、顧客を識別するために顧客毎に設定された顧客IDを入力したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作釦(スイッチ)或いはツマミを備えた入力装置である。また、前記カラオケ装置10には、前記操作パネル24の一部機能を遠隔で実行するために、かかる操作パネル24と同様に入力装置として機能するリモコン44が備えられている。
【0016】
前記ディスクプレーヤ14は、ユーザが歌詞を参照しながら歌を歌う際に前記映像表示装置12に表示される背景映像(NTSC映像)を記憶したCDやDVDを再生する背景映像再生装置である。また、前記ビデオミキサ16は、前記ハードディスク32から読み出された歌詞情報に基づいて前記中央演算処理装置26において生成され且つ前記CRTコントローラ36から出力される歌詞文字映像と、前記ディスクプレーヤ14から送られる背景映像とを合成して前記映像表示装置12に表示させる映像合成装置である。
【0017】
前記シンセサイザ40は、前記ハードディスク32から読み出されて送られて来る演奏曲の演奏情報に基づき、楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する音源である。生成された音楽信号は、アナログ信号に変換されて前記アンプミキサ18へ送られる。そのアンプミキサ18では、送られてきた音楽信号と前記マイク22を介して入力されるユーザの歌声とがミキシングされ、それらの信号が電気的に増幅される。そして、そのミキシングされた音が前記スピーカ20から出力される。前記A/Dコンバータ42は、前記マイク22から入力される音声をデジタル信号に変換して前記中央演算処理装置26へ供給する。
【0018】
図2は、前記リモコン44の操作部を説明する図である。この図2に示すように、斯かるリモコン44の操作部には、0から9までの数字を含む12個の数字釦44a、選曲釦44b、左右上下の矢印釦44c、及び取消釦44dが設けられている。また、操作補助・確認のための表示部44eが設けられている。上記数字釦44aは、選曲番号や顧客IDを入力するための釦(スイッチ)であり、その数字釦44aが押されると、その数字が上記表示部44eに表示され、上記選曲釦44bが押されることによりその選曲番号や顧客IDが出力されて選曲番号や顧客IDが確定する。左右上下の矢印釦44cは、前記映像表示装置12に選択肢が表示された際、同様に表示されるカーソル等を左右上下に移動させるための釦であり、その矢印釦44cが操作されると、カーソル移動信号が出力されて上記選曲釦44bが押されることにより選択している項目が確定する。また、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏中に左右の矢印釦44cが操作されると、演奏音の音程を変更するための音程変更信号が出力される。なお、図1に示すように、これらの釦及び表示部に対応する構成が前記操作パネル24にも設けられており、その操作パネル24によっても同様の操作が可能とされている。
【0019】
図3は、前記ハードディスク32に設けられたカラオケ情報データベースを説明する図である。この図3に示すように、前記ハードディスク32には、カラオケ演奏曲毎に曲名及び歌手名等を含むタイトル情報、背景映像を指定するための背景映像指定情報、演奏情報、歌詞文字映像情報、及び歌詞文字映像変化情報等を記憶するカラオケ情報データベースが設けられている。このカラオケ情報データベースに記憶される演奏情報は、例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式の音楽データであり、前記シンセサイザ40へ供給される。また、図3に太線で囲んで示すように、上記カラオケ情報データベースにおいて、演奏情報、歌詞文字映像情報、及び歌詞文字映像変化情報は、演奏曲の各小節(一般に楽譜において縦線で仕切られる楽曲の区分単位)毎に定められている。
【0020】
図4は、上記カラオケ情報データベースに記憶された歌詞文字映像情報の一例を示す図である。この図4に示すように、歌詞文字映像情報は、テロップ文字列、表示開始位置、文字サイズ、文字種(フォント)、太さ、傾き、色、修飾等を要素としており、前記映像表示装置12に表示される当初の各歌詞文字映像(歌詞テロップ)の表示を定めるものである。なお、この歌詞文字映像情報に含まれるテロップ文字列は、演奏曲の歌詞情報に対応する。
【0021】
図5は、前記カラオケ情報データベースに記憶された歌詞文字映像変化情報の一例を示す図である。この図5に示すように、歌詞文字映像変化情報は、属性、実行タイミング、対象テロップ、効果種類(エフェクト)、及び効果詳細等を要素としており、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記映像表示装置12に表示された各歌詞文字映像を変化させるためのものである。この歌詞文字映像変化情報に含まれる属性は、効果種類及び効果詳細に定められた変化の開始、中断、再開、或いは終了を示し、対象テロップは、変化の対象となる歌詞文字映像すなわちテロップ列全体或いは所定のテロップを指定する。
【0022】
前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味とは、歌詞の表現を通して表され、またそこから汲み取れるその表現の狙い、構え、或いは心であり、前記歌詞文字映像変化情報は、その歌詞の意味にそぐう効果種類をもって歌詞文字映像の文字種、文字サイズ、表示位置、形状、及び動作を様々に変化させる。例えば、歌詞に込められた主張が最も盛り上がる場合等においては、歌詞文字映像を画面から飛び出させたり(ズームアップ)、点滅させたり(フラッシュ)、爆発させたりといった効果種類が好適に適用される。また、歌詞が迫力ある意味を有する場合や、その歌詞を強調したい場合等においては、歌詞文字映像に陰影をつけたり、立体化させたり、移動軌跡に残像を残したりといった効果種類が好適に適用される。また、歌詞の意味が感傷的なものである場合や、余韻を残したい場合、或いは歌詞の意味が謎めいたものである場合等においては、歌詞文字映像を徐々にはっきりさせつつ出現させたり(フェイドイン)、徐々にぼかしつつ消失させたり(フェイドアウト)、流出させたりといった効果種類が好適に適用される。なお、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味は、通常、その演奏曲の旋律と密接に結びついたものであることから、前記歌詞文字映像変化情報は、換言すれば、前記演奏曲の進行に伴って生じる旋律の変化に応じて前記映像表示装置12に表示された各歌詞文字映像を変化させるためのものである。
【0023】
前記ターミナルアダプタ34は、前記カラオケ装置10を公衆電話回線、有線放送用ケーブル、又は光ファイバ等による通信回線46に接続するための装置である。カラオケボックス等の店舗にそれぞれ備えられた複数のカラオケ装置10は、上記通信回線46を介してカラオケサービス提供会社のホストサーバ48に接続されており、それら複数のカラオケ装置10によって常に新しい曲が演奏可能とされるように、随時新曲のカラオケ情報等が上記ホストサーバ48から上記通信回線46を介してダウンロードされ、前記ハードディスク32のカラオケ情報データベース等に記憶されるようになっている。
【0024】
図6は、前記中央演算処理装置26による歌詞文字映像表示機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図6に示すカラオケ情報読込手段50は、前記ハードディスク32のカラオケ情報データベースに記憶されたカラオケ情報を読み込む。背景映像選択手段52は、そのカラオケ情報読込手段50により読み込まれたカラオケ情報から背景映像指定情報を抽出して、その背景映像指定情報に基づいて前記ディスクプレーヤ14により再生される背景映像を選択する。
【0025】
単位小節情報抽出手段54は、上記カラオケ情報読込手段50により読み込まれたカラオケ情報から単位小節情報すなわち単位小節分の演奏情報、歌詞文字映像情報、及び歌詞文字映像変化情報を抽出する。演奏情報抽出手段56は、その単位小節情報抽出手段54により抽出された単位小節情報から単位小節分の演奏情報を抽出して前記シンセサイザ40へ送る。歌詞文字映像情報抽出手段58は、上記単位小節情報抽出手段54により抽出された単位小節情報から単位小節分の歌詞文字映像情報を読み出す。歌詞文字映像変化情報抽出手段60は、上記単位小節情報抽出手段54により抽出された単位小節情報から単位小節分の歌詞文字映像変化情報を読み出す。
【0026】
時間計測手段62は、単位小節あたりの演奏時間を「1000」として内部タイマにより単位小節毎の経過時間「0000」乃至「1000」を計測する。背景映像表示手段64は、その時間計測手段62により計測される経過時間に従い、前記ディスクプレーヤ14を制御して前記背景映像選択手段52により選択された背景映像を再生させる。カラオケ演奏手段66は、上記時間計測手段62により計測される経過時間に従い、前記演奏情報抽出手段56により抽出された演奏情報に基づいて前記シンセサイザ40を制御してカラオケ演奏を実行する。
【0027】
歌詞文字映像表示手段68は、上記時間計測手段62により計測される経過時間に従い、前記歌詞文字映像情報抽出手段58により抽出された歌詞文字映像情報に基づいて歌詞文字映像を生成して前記CRTコントローラ36へ送り、そのCRTコントローラ36を制御して前記映像表示装置12に歌詞文字映像を表示させる。前記歌詞文字映像情報の表示開始位置は、歌詞文字映像を表示させる初期位置として画面における座標を決定するものであり、図4の歌詞文字映像情報に示すように、文字列”ドカーンと一発”の表示開始位置が「100.150」である場合には、図7に示すような位置にその歌詞文字映像が表示される。
【0028】
歌詞文字映像変化手段70は、上記時間計測手段62により計測される経過時間に従い、前記歌詞文字映像変化情報抽出手段60により抽出される歌詞文字映像変化情報に基づいて上記歌詞文字映像表示手段68により前記映像表示装置12に表示された歌詞文字映像を変化させる。例えば、前記歌詞文字映像を点滅(フラッシュ)させたり、爆発させたり、流れ出させたり、振動させたりというように、その歌詞文字映像の文字種、文字サイズ、表示位置、形状、及び動作を様々に変化させる。カラオケ画面表示手段72は、前記ビデオミキサ16を制御して前記ディスクプレーヤ14により再生された背景映像及び前記CRTコントローラ36により表示された歌詞文字映像を合成して前記映像表示装置12に表示させる。
【0029】
図8は、図4の歌詞文字映像情報に基づいて前記映像表示装置12に表示された歌詞文字映像が、図5の歌詞文字映像変化情報に基づいて(a)乃至(c)へと経時的に変化する様子を説明する図である。前記時間計測手段62により計測される経過時間が「0000」において、前記背景映像表示手段64、歌詞文字映像表示手段68、及びカラオケ画面表示手段72により前記映像表示装置12に文字列”ドカーンと一発”の歌詞文字映像を含む所定の映像が表示される。図8(a)は、この段階において前記映像表示装置12に表示される映像を示している。次に、前記時間計測手段62により計測される経過時間が「0100」に達すると、目的位置を「50.250」、目的文字サイズを「20」として前記歌詞文字映像変化手段70によりテロップ列全体のズームアップが開始され、経過時間が「0800」に達してその変化が終了させられるまで所定の割合で移動させられつつ拡大される。図8(b)は、この歌詞文字映像の変化を概念的に示している。このズームアップに際して、歌詞文字映像の移動軌跡に残像を残しても構わない。次に、前記時間計測手段62により計測される経過時間が「0801」に達すると、文字色を「白」、陰影色を「黒」として前記歌詞文字映像変化手段70によりテロップ列全体に陰影がつけられる。図8(c)は、この段階において前記映像表示手段12に表示される映像を示している。そして、前記時間計測手段62により計測される経過時間が「1000」に達すると、文字列”ドカーンと一発”の歌詞文字映像の表示が終了させられる。
【0030】
図9は、図5に示す歌詞文字映像変化情報おいて、実行タイミングを「0350」として「中断」が、実行タイミングを「0400」として「再開」が定められている場合に歌詞文字映像が(d)から(f)へと経時的に変化する様子を説明する図である。前記時間計測手段62により計測される経過時間が「0100」に達すると、目的位置を「50.250」、目的文字サイズを「20」として前記歌詞文字映像変化手段70によりテロップ列全体のズームアップが開始され、所定の割合で移動させられつつ拡大される。図9(d)は、この歌詞文字映像の変化を概念的に示している。次に、前記時間計測手段62により計測される経過時間が「0350」に達すると、歌詞文字映像のズームアップが中断され、その時点における位置及び大きさにて維持される。図9(e)は、この段階において前記映像表示装置12に表示される映像を示している。次に、前記時間計測手段62により計測される経過時間が「0400」に達すると、目的位置を「50.250」、目的文字サイズを「20」として前記歌詞文字映像変化手段70によりズームアップが再開され、経過時間が「0800」に達してその変化が終了させられるまで中断時間を考慮した変化の割合で移動させられつつ拡大される。図9(f)は、この歌詞文字映像の変化を概念的に示している。
【0031】
図10は、歌詞”you’re everything”が2回繰り返されるフレーズにおいて、前記映像表示装置12に表示される映像が(a)から(b)へと経時的に変化する様子を説明する図である。この態様では、図10(a)に示すように、前記歌詞文字映像表示手段68により1回目の”you’re everything”に対応する歌詞文字映像74が表示され、前記時間計測手段62により計測される経過時間が所定値に達してその表示が終了させられた後、図10(b)に示すように、前記歌詞文字映像表示手段68により上記歌詞文字映像74とは異なる位置に異なる大きさにて2回目の”you’re everything”に対応する歌詞文字映像76が表示される。また、歌詞”you’re everything”が2回繰り返されるフレーズを通して、前記歌詞文字映像表示手段68により文字列”you’re everything”に対応し上記歌詞文字映像74及び74とは文字サイズ、文字種(フォント)、及び色が異なる歌詞文字映像78が表示され、前記歌詞文字映像変化手段70により画面向かって右側から左側へとスクロール(単調移動)させられる。
【0032】
図11は、文字列”あなたが”及び”想うより強く”に対応するフレーズにおいて、前記映像表示装置12に表示される映像が(a)乃至(c)へと経時的に変化する様子を説明する図である。この態様では、図11(a)に示すように、前記歌詞文字映像表示手段68により文字列”あなたが”に対応する歌詞文字映像78及び文字列”想うより強く”に対応する歌詞文字映像80が同時に表示された後、図11(b)に示すように、前記歌詞文字映像変化手段70により上記歌詞文字映像78は画面向かって右側から左側へと、上記歌詞文字映像80は画面向かって左側から右側へとスクロールさせられる。そして、前記時間計測手段62により計測される経過時間が所定値に達して以降、前記歌詞文字映像変化手段70により上記歌詞文字映像78及び80が徐々にぼかされつつフェイドアウトさせられる。
【0033】
図12は、前記カラオケ装置10の中央演算処理装置26による歌詞文字映像表示制御を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0034】
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)S1において、前記操作パネル24又はリモコン44により選曲番号が入力されたか否かが判断される。このS1の判断が否定される場合には、S23において、その他の作動が実行された後、S1以下の処理が再び実行されるが、S1の判断が肯定される場合には、S2において、S1にて入力された選曲番号が有効であるか否かが判断される。このS2の判断が否定される場合には、S24において、前記映像表示装置12等に選曲番号エラーである旨が表示された後、S1以下の処理が再び実行されるが、S2の判断が肯定される場合には、前記カラオケ情報読込手段50、背景映像選択手段52、及び背景映像表示手段64に対応するS3において、S1にて入力された選曲番号に対応する演奏曲のカラオケ情報が読み込まれ、そのカラオケ情報から背景映像指定情報が抽出され、その背景映像指定情報に対応する背景映像番号が選択されて前記ディスクプレーヤ14へ送られ、背景映像の再生が開始される。
【0035】
次に、前記単位小節情報抽出手段54に対応するS4において、S3にて読み込まれたカラオケ情報から単位小節情報すなわち単位小節分の演奏情報、歌詞文字映像情報、及び歌詞文字映像変化情報が抽出された後、S5において、抽出されるべき単位小節情報がなかったか否かが判断される。このS5の判断が肯定される場合には、S25において、歌詞文字映像・背景映像の表示及びカラオケ演奏が終了させられた後、本ルーチンが終了させられるが、S5の判断が否定される場合には、S6において、内部タイマのカウントがリセットされてその小節の経過時間の計測が開始された後、前記演奏情報抽出手段56及びカラオケ演奏手段66に対応するS7において、S4にて抽出された単位小節情報から単位小節分の演奏情報が抽出され、その演奏情報が前記シンセサイザ40へ送られてカラオケ演奏が開始される。次に、前記歌詞文字映像情報抽出手段58に対応するS8において、S4にて抽出された単位小節情報から単位小節分の歌詞文字映像情報が抽出され、その歌詞文字映像情報に対応する歌詞文字映像が生成されて前記CRTコントローラ36へ送られる。
【0036】
次に、前記歌詞文字映像変化情報抽出手段60に対応するS9において、S4にて抽出された単位小節情報から単位小節分の歌詞文字映像変化情報が抽出された後、S10において、抽出されるべき歌詞文字映像変化情報がなかったか否かが判断される。このS10の判断が否定される場合には、S11において、内部タイマにより計測される経過時間がS9にて読み出された歌詞文字映像変化情報に定められた実行タイミングと一致するか否かが判断されるが、S10の判断が肯定される場合には、S15において、内部タイマにより計測される経過時間が「1000」に達したか否か、すなわちその小節が終了したか否かが判断される。このS15の判断が否定されるうちは、S15の判断が繰り返されることにより待機させられるが、S15の判断が肯定される場合には、S4以下の処理が再び実行される。
【0037】
S11の判断が肯定される場合、すなわち内部タイマにより計測される経過時間がS9にて読み出された歌詞文字映像変化情報に定められた実行タイミングと一致する場合には、S16において、S11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の開始を示すものであるか否かが判断されるが、S11の判断が否定される場合、すなわち内部タイマにより計測される経過時間がS9にて読み出された歌詞文字映像変化情報に定められた実行タイミングと一致しない場合には、S12において、歌詞文字映像変化フラグがオンであるか否かが判断される。このS12の判断が否定される場合には、S11以下の処理が再び実行されるが、S12の判断が肯定される場合には、S13において、内部タイマにより計測された経過時間が読み込まれ、後述するS17にて算出された割合に応じて変化させられた歌詞文字映像が前記ビデオミキサ16へ送られる。次に、前記カラオケ画面表示手段72に対応するS14において、S3にて前記ディスクプレーヤ14により再生された背景映像及びS13にて前記CRTコントローラ36により表示された歌詞文字映像が前記ビデオミキサ16により合成されて前記映像表示装置12に表示された後、S11以下の処理が再び実行される。
【0038】
S16の判断が否定される場合、すなわちS11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の開始を示すものではない場合には、S19において、S11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の中断又は終了を示すものであるか否かが判断されるが、S16の判断が肯定される場合、すなわちS11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の開始を示すものである場合には、S17において、S9にて抽出された歌詞文字映像変化情報から効果種類及び効果詳細が読み込まれ、開始タイミング及び終了タイミングに基づいて変化の割合が算出され、S18において、歌詞文字映像変化フラグがオンとされた後、S9以下の処理が再び実行される。S19の判断が肯定される場合、すなわちS11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の中止又は終了を示すものである場合には、S22において、歌詞文字映像変化フラグがオフとされた後、S9以下の処理が再び実行されるが、S19の判断が否定される場合、すなわちS11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の中止又は終了を示すものではない場合には、S20において、S11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の再開を示すものであるか否かが判断される。このS20の判断が否定される場合には、S9以下の処理が再び実行されるが、S20の判断が肯定される場合には、S21において、歌詞文字映像変化フラグがオンとされると共に、中断時間に応じて変化の割合が再設定された後、S9以下の処理が再び実行される。以上の制御において、S6及びS11が前記時間計測手段62に、S8、S13、及びS14が前記歌詞文字映像表示手段68に、S16乃至S22が前記歌詞文字映像変化手段70にそれぞれ対応する。
【0039】
このように、本実施例によれば、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させるための歌詞文字映像変化情報を記憶する記憶装置である前記ハードディスク32と、その歌詞文字映像変化情報に基づいて前記歌詞文字映像を変化させる歌詞文字映像変化手段70(S16乃至S22)とを、含むことから、前記演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を表示することができる。すなわち、演奏曲の内容に応じた映像を合成して表示し得るカラオケ装置10を提供することができる。
【0040】
また、前記歌詞文字映像変化情報を前記演奏曲の各小節毎に抽出する歌詞文字映像変化情報抽出手段60(S9)と、前記演奏曲の各小節毎に経過時間を計測する時間計測手段62(S6及びS11)とを、含み、前記歌詞文字映像変化手段70は、前記歌詞文字映像変化情報抽出手段60により抽出される歌詞文字映像変化情報に基づいて前記時間計測手段62により計測される経過時間に従い前記歌詞文字映像を変化させるものであるため、実用的な態様で前記演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を生成できるという利点がある。
【0041】
また、前記歌詞文字映像変化手段70は、前記歌詞文字映像を所定の割合で移動させつつ拡大乃至縮小するものであるため、その歌詞文字映像が画面から飛び出すように或いは画面奥に引っ込むように見え、例えば歌詞の意味が盛り上がる場合等において、前記演奏曲に込められた感情表現を更に如実に反映した歌詞文字映像を表示できるという利点がある。
【0042】
また、前記歌詞文字映像変化手段70は、前記歌詞文字映像に陰影をつけるものであるため、その歌詞文字映像が立体的に見え、例えば歌詞が迫力ある意味を有する場合等において、前記演奏曲に込められた感情表現を更に如実に反映した歌詞文字映像を表示できるという利点がある。
【0043】
また、前記歌詞文字映像変化手段70は、前記歌詞文字映像をフェイドイン或いはフェイドアウトさせるものであるため、その歌詞文字映像が背景から浮かび上がってくるように或いは背景に滲んでゆくように見え、例えば歌詞の意味が感傷的なものである場合等において、前記演奏曲に込められた感情表現を更に如実に反映した歌詞文字映像を表示できるという利点がある。
【0044】
また、前記歌詞文字映像変化手段70は、前記歌詞文字映像を点滅、爆発、流出、又は振動させるものであるため、その歌詞文字映像の文字種、文字サイズ、表示位置、形状、及び動作を様々に変化させることで、前記演奏曲に込められた感情表現を更に如実に反映した歌詞文字映像を表示できるという利点がある。
【0045】
また、前記歌詞文字映像変化手段70は、前記歌詞文字映像の変化を中断した後に再開し得るものであるため、更にバリエーションに富んだ態様で前記歌詞文字映像を変化させられるという利点がある。
【0046】
また、前記歌詞文字映像表示手段68は、複数の文字列に対応する歌詞文字映像を同時に表示させることができ、前記歌詞文字映像変化手段70は、それら複数の歌詞文字映像の表示を同時に変化させ得るものであるため、更にバリエーションに富んだ態様で前記歌詞文字映像を変化させられるという利点がある。
【0047】
また、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させるものであることから、その演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を表示することができる。すなわち、演奏曲の内容に応じた映像を合成して表示し得る音楽再生装置の映像表示方法を提供することができる。
【0048】
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
【0049】
例えば、前述の実施例において、前記歌詞文字映像変化手段70は、文字列を対象として歌詞文字映像を変化させるものであったが、その文字列に含まれる所定の文字に対応する歌詞文字映像のみを変化させるものであっても当然に構わない。
【0050】
また、前述の実施例では、単位小節毎にカラオケ情報を読み込んだ後、単位小節分の演奏情報、歌詞文字映像情報、及び歌詞文字映像変化情報を抽出する歌詞文字映像表示制御について説明したが、制御の態様が適宜変更され得るものであることは言うまでもない。
【0051】
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された音楽再生装置の一例であるカラオケ装置の構成を示すブロック線図である。
【図2】図1のカラオケ装置に備えられたリモコンの操作部を説明する図である。
【図3】図1のハードディスクに設けられたカラオケ情報データベースを説明する図である。
【図4】図3のカラオケ情報データベースに記憶された歌詞文字映像情報の一例を示す図である。
【図5】図3のカラオケ情報データベースに記憶された歌詞文字映像変化情報の一例を示す図である。
【図6】図1の中央演算処理装置による歌詞文字映像表示機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図7】図4の歌詞文字映像情報に基づいて図1の映像表示装置に表示される歌詞文字映像を示す図である。
【図8】図4の歌詞文字映像情報に基づいて図1の映像表示装置に表示された歌詞文字映像が、図5の歌詞文字映像変化情報に基づいて(a)乃至(c)へと経時的に変化する様子を説明する図である。
【図9】図5に示す歌詞文字映像変化情報おいて、実行タイミングを「0350」として「中断」が、実行タイミングを「0400」として「再開」が定められている場合に歌詞文字映像が(c)から(e)へと経時的に変化する様子を説明する図である。
【図10】歌詞”you’re everything”が2回繰り返されるフレーズにおいて、図1の映像表示装置に表示される映像が(a)から(b)へと経時的に変化する様子を説明する図である。
【図11】文字列”あなたが”及び”想うより強く”に対応するフレーズにおいて、図1の映像表示装置に表示される映像が(a)乃至(c)へと経時的に変化する様子を説明する図である。
【図12】図6の中央演算処理装置による歌詞文字映像表示制御を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10:カラオケ装置(音楽再生装置)
32:ハードディスク(記憶装置)
60:歌詞文字映像変化情報抽出手段
62:時間計測手段
70:歌詞文字映像変化手段
74、76、78、80:歌詞文字映像
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、カラオケボックスで使用されるカラオケ装置等の音楽再生装置に関し、特に、歌詞文字映像表示機能の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の演奏曲のうちから選択入力された所望の演奏曲を出力させる音楽再生装置が知られている。例えば、カラオケボックス等で使用されるカラオケ装置がそれである。斯かるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された複数の演奏曲から選択された所望の演奏曲の音楽情報を出力させると共に、その演奏曲の歌詞情報を含む映像をその出力に同期して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。
【0003】
近年、所定の背景映像に歌詞文字映像(歌詞テロップ)を付加する態様のカラオケ装置が普及している。例えば、カラオケサービス提供会社のホストサーバと通信回線によって接続される通信カラオケ装置がその一例である。斯かる態様のカラオケ装置では、背景映像を複数種類の演奏曲に汎用できるため、各演奏曲にあつらえの映像を用意する必要がなく、比較的多数の曲を演奏できるという利点がある反面、映像が画一的となり無味乾燥な印象を与えがちであるという弊害があった。そこで、歌詞文字映像の表示に変化をつけたカラオケ装置が開発されている。例えば、特許文献1に記載されたカラオケ装置がそれであり、演奏曲の音程に基づいて歌詞文字映像の表示位置を上下させることで、旋律を反映した映像を表示することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−293183号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の技術では映像が画一的となる嫌いを解消することができず、依然として無味乾燥な印象を与えがちであった。カラオケ演奏においては場の雰囲気や盛り上がりといったユーザの感情が尊重されることから、演奏曲の内容すなわち歌詞や旋律に応じた映像が表示されるのが理想であるが、斯かる映像を合成して表示し得る技術は、未だ提供されていないのが現状である。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、演奏曲の内容に応じた映像を合成して表示し得る技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための第1の手段】
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、複数の演奏曲のうちから選択入力された所望の演奏曲を出力させると共に、その演奏曲の歌詞文字映像を生成して表示させる音楽再生装置であって、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させるための歌詞文字映像変化情報を記憶する記憶装置と、その歌詞文字映像変化情報に基づいて前記歌詞文字映像を変化させる歌詞文字映像変化手段とを、含むことを特徴とするものである。
【0008】
【第1発明の効果】
このようにすれば、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させるための歌詞文字映像変化情報を記憶する記憶装置と、その歌詞文字映像変化情報に基づいて前記歌詞文字映像を変化させる歌詞文字映像変化手段とを、含むことから、前記演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を表示することができる。すなわち、演奏曲の内容に応じた映像を合成して表示し得る音楽再生装置を提供することができる。
【0009】
【第1発明の他の態様】
ここで、好適には、前記歌詞文字映像変化情報を前記演奏曲の各小節毎に抽出する歌詞文字映像変化情報抽出手段と、前記演奏曲の各小節毎に経過時間を計測する時間計測手段とを、含み、前記歌詞文字映像変化手段は、前記歌詞文字映像変化情報抽出手段により抽出される歌詞文字映像変化情報に基づいて前記時間計測手段により計測される経過時間に従い前記歌詞文字映像を変化させるものである。このようにすれば、実用的な態様で前記演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を生成できるという利点がある。
【0010】
【課題を解決するための第2の手段】
また、前記目的を達成するために、本第2発明の要旨とするところは、複数の演奏曲のうちから選択入力された所望の演奏曲を出力させると共に、その演奏曲の歌詞文字映像を生成して表示させる音楽再生装置の映像表示方法であって、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させることを特徴とするものである。
【0011】
【第2発明の効果】
このようにすれば、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させるものであることから、その演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を表示することができる。すなわち、演奏曲の内容に応じた映像を合成して表示し得る音楽再生装置の映像表示方法を提供することができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明が適用された音楽再生装置の一例であるカラオケ装置10の構成を示すブロック線図である。このカラオケ装置10は、CRT等の映像表示装置12と、背景映像再生装置としてのディスクプレーヤ14と、映像合成装置としてのビデオミキサ16と、アンプミキサ18と、スピーカ20と、音声入力装置としてのマイク22と、操作パネル24と、中央演算処理装置であるCPU26、ROM28、RAM30、記憶装置としてのハードディスク32、ターミナルアダプタ34、CRTコントローラ36、上記操作パネル24からの入力信号を処理する入出力インターフェイス38、演奏情報を生成して出力するためのシンセサイザ40、及びA/Dコンバータ42とを、備えて構成されている。
【0014】
上記中央演算処理装置26は、上記ROM28に記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂コンピュータであり、ユーザ(カラオケ装置10の利用者)により所定のカラオケ演奏曲が選曲された場合、上記ハードディスク32から上記RAM30に選曲されたカラオケ演奏曲の背景映像指定情報、演奏情報、歌詞文字映像情報、及び歌詞文字映像変化情報等を読み出したり、カラオケ演奏曲の演奏が進行するのに応じてそのRAM30から上記シンセサイザ40へ演奏情報を送信したり、上記CRTコントローラ36へ歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して送ったり、選曲時には曲名文字映像をCRTコントローラ36へ送ったり、上記ディスクプレーヤ14の制御をする等の基本的な制御を実行する。
【0015】
前記操作パネル24は、ユーザが歌いたいカラオケ演奏曲を選択したり、演奏曲の音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、顧客を識別するために顧客毎に設定された顧客IDを入力したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作釦(スイッチ)或いはツマミを備えた入力装置である。また、前記カラオケ装置10には、前記操作パネル24の一部機能を遠隔で実行するために、かかる操作パネル24と同様に入力装置として機能するリモコン44が備えられている。
【0016】
前記ディスクプレーヤ14は、ユーザが歌詞を参照しながら歌を歌う際に前記映像表示装置12に表示される背景映像(NTSC映像)を記憶したCDやDVDを再生する背景映像再生装置である。また、前記ビデオミキサ16は、前記ハードディスク32から読み出された歌詞情報に基づいて前記中央演算処理装置26において生成され且つ前記CRTコントローラ36から出力される歌詞文字映像と、前記ディスクプレーヤ14から送られる背景映像とを合成して前記映像表示装置12に表示させる映像合成装置である。
【0017】
前記シンセサイザ40は、前記ハードディスク32から読み出されて送られて来る演奏曲の演奏情報に基づき、楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する音源である。生成された音楽信号は、アナログ信号に変換されて前記アンプミキサ18へ送られる。そのアンプミキサ18では、送られてきた音楽信号と前記マイク22を介して入力されるユーザの歌声とがミキシングされ、それらの信号が電気的に増幅される。そして、そのミキシングされた音が前記スピーカ20から出力される。前記A/Dコンバータ42は、前記マイク22から入力される音声をデジタル信号に変換して前記中央演算処理装置26へ供給する。
【0018】
図2は、前記リモコン44の操作部を説明する図である。この図2に示すように、斯かるリモコン44の操作部には、0から9までの数字を含む12個の数字釦44a、選曲釦44b、左右上下の矢印釦44c、及び取消釦44dが設けられている。また、操作補助・確認のための表示部44eが設けられている。上記数字釦44aは、選曲番号や顧客IDを入力するための釦(スイッチ)であり、その数字釦44aが押されると、その数字が上記表示部44eに表示され、上記選曲釦44bが押されることによりその選曲番号や顧客IDが出力されて選曲番号や顧客IDが確定する。左右上下の矢印釦44cは、前記映像表示装置12に選択肢が表示された際、同様に表示されるカーソル等を左右上下に移動させるための釦であり、その矢印釦44cが操作されると、カーソル移動信号が出力されて上記選曲釦44bが押されることにより選択している項目が確定する。また、前記カラオケ装置10によるカラオケ演奏中に左右の矢印釦44cが操作されると、演奏音の音程を変更するための音程変更信号が出力される。なお、図1に示すように、これらの釦及び表示部に対応する構成が前記操作パネル24にも設けられており、その操作パネル24によっても同様の操作が可能とされている。
【0019】
図3は、前記ハードディスク32に設けられたカラオケ情報データベースを説明する図である。この図3に示すように、前記ハードディスク32には、カラオケ演奏曲毎に曲名及び歌手名等を含むタイトル情報、背景映像を指定するための背景映像指定情報、演奏情報、歌詞文字映像情報、及び歌詞文字映像変化情報等を記憶するカラオケ情報データベースが設けられている。このカラオケ情報データベースに記憶される演奏情報は、例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式の音楽データであり、前記シンセサイザ40へ供給される。また、図3に太線で囲んで示すように、上記カラオケ情報データベースにおいて、演奏情報、歌詞文字映像情報、及び歌詞文字映像変化情報は、演奏曲の各小節(一般に楽譜において縦線で仕切られる楽曲の区分単位)毎に定められている。
【0020】
図4は、上記カラオケ情報データベースに記憶された歌詞文字映像情報の一例を示す図である。この図4に示すように、歌詞文字映像情報は、テロップ文字列、表示開始位置、文字サイズ、文字種(フォント)、太さ、傾き、色、修飾等を要素としており、前記映像表示装置12に表示される当初の各歌詞文字映像(歌詞テロップ)の表示を定めるものである。なお、この歌詞文字映像情報に含まれるテロップ文字列は、演奏曲の歌詞情報に対応する。
【0021】
図5は、前記カラオケ情報データベースに記憶された歌詞文字映像変化情報の一例を示す図である。この図5に示すように、歌詞文字映像変化情報は、属性、実行タイミング、対象テロップ、効果種類(エフェクト)、及び効果詳細等を要素としており、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記映像表示装置12に表示された各歌詞文字映像を変化させるためのものである。この歌詞文字映像変化情報に含まれる属性は、効果種類及び効果詳細に定められた変化の開始、中断、再開、或いは終了を示し、対象テロップは、変化の対象となる歌詞文字映像すなわちテロップ列全体或いは所定のテロップを指定する。
【0022】
前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味とは、歌詞の表現を通して表され、またそこから汲み取れるその表現の狙い、構え、或いは心であり、前記歌詞文字映像変化情報は、その歌詞の意味にそぐう効果種類をもって歌詞文字映像の文字種、文字サイズ、表示位置、形状、及び動作を様々に変化させる。例えば、歌詞に込められた主張が最も盛り上がる場合等においては、歌詞文字映像を画面から飛び出させたり(ズームアップ)、点滅させたり(フラッシュ)、爆発させたりといった効果種類が好適に適用される。また、歌詞が迫力ある意味を有する場合や、その歌詞を強調したい場合等においては、歌詞文字映像に陰影をつけたり、立体化させたり、移動軌跡に残像を残したりといった効果種類が好適に適用される。また、歌詞の意味が感傷的なものである場合や、余韻を残したい場合、或いは歌詞の意味が謎めいたものである場合等においては、歌詞文字映像を徐々にはっきりさせつつ出現させたり(フェイドイン)、徐々にぼかしつつ消失させたり(フェイドアウト)、流出させたりといった効果種類が好適に適用される。なお、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味は、通常、その演奏曲の旋律と密接に結びついたものであることから、前記歌詞文字映像変化情報は、換言すれば、前記演奏曲の進行に伴って生じる旋律の変化に応じて前記映像表示装置12に表示された各歌詞文字映像を変化させるためのものである。
【0023】
前記ターミナルアダプタ34は、前記カラオケ装置10を公衆電話回線、有線放送用ケーブル、又は光ファイバ等による通信回線46に接続するための装置である。カラオケボックス等の店舗にそれぞれ備えられた複数のカラオケ装置10は、上記通信回線46を介してカラオケサービス提供会社のホストサーバ48に接続されており、それら複数のカラオケ装置10によって常に新しい曲が演奏可能とされるように、随時新曲のカラオケ情報等が上記ホストサーバ48から上記通信回線46を介してダウンロードされ、前記ハードディスク32のカラオケ情報データベース等に記憶されるようになっている。
【0024】
図6は、前記中央演算処理装置26による歌詞文字映像表示機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図6に示すカラオケ情報読込手段50は、前記ハードディスク32のカラオケ情報データベースに記憶されたカラオケ情報を読み込む。背景映像選択手段52は、そのカラオケ情報読込手段50により読み込まれたカラオケ情報から背景映像指定情報を抽出して、その背景映像指定情報に基づいて前記ディスクプレーヤ14により再生される背景映像を選択する。
【0025】
単位小節情報抽出手段54は、上記カラオケ情報読込手段50により読み込まれたカラオケ情報から単位小節情報すなわち単位小節分の演奏情報、歌詞文字映像情報、及び歌詞文字映像変化情報を抽出する。演奏情報抽出手段56は、その単位小節情報抽出手段54により抽出された単位小節情報から単位小節分の演奏情報を抽出して前記シンセサイザ40へ送る。歌詞文字映像情報抽出手段58は、上記単位小節情報抽出手段54により抽出された単位小節情報から単位小節分の歌詞文字映像情報を読み出す。歌詞文字映像変化情報抽出手段60は、上記単位小節情報抽出手段54により抽出された単位小節情報から単位小節分の歌詞文字映像変化情報を読み出す。
【0026】
時間計測手段62は、単位小節あたりの演奏時間を「1000」として内部タイマにより単位小節毎の経過時間「0000」乃至「1000」を計測する。背景映像表示手段64は、その時間計測手段62により計測される経過時間に従い、前記ディスクプレーヤ14を制御して前記背景映像選択手段52により選択された背景映像を再生させる。カラオケ演奏手段66は、上記時間計測手段62により計測される経過時間に従い、前記演奏情報抽出手段56により抽出された演奏情報に基づいて前記シンセサイザ40を制御してカラオケ演奏を実行する。
【0027】
歌詞文字映像表示手段68は、上記時間計測手段62により計測される経過時間に従い、前記歌詞文字映像情報抽出手段58により抽出された歌詞文字映像情報に基づいて歌詞文字映像を生成して前記CRTコントローラ36へ送り、そのCRTコントローラ36を制御して前記映像表示装置12に歌詞文字映像を表示させる。前記歌詞文字映像情報の表示開始位置は、歌詞文字映像を表示させる初期位置として画面における座標を決定するものであり、図4の歌詞文字映像情報に示すように、文字列”ドカーンと一発”の表示開始位置が「100.150」である場合には、図7に示すような位置にその歌詞文字映像が表示される。
【0028】
歌詞文字映像変化手段70は、上記時間計測手段62により計測される経過時間に従い、前記歌詞文字映像変化情報抽出手段60により抽出される歌詞文字映像変化情報に基づいて上記歌詞文字映像表示手段68により前記映像表示装置12に表示された歌詞文字映像を変化させる。例えば、前記歌詞文字映像を点滅(フラッシュ)させたり、爆発させたり、流れ出させたり、振動させたりというように、その歌詞文字映像の文字種、文字サイズ、表示位置、形状、及び動作を様々に変化させる。カラオケ画面表示手段72は、前記ビデオミキサ16を制御して前記ディスクプレーヤ14により再生された背景映像及び前記CRTコントローラ36により表示された歌詞文字映像を合成して前記映像表示装置12に表示させる。
【0029】
図8は、図4の歌詞文字映像情報に基づいて前記映像表示装置12に表示された歌詞文字映像が、図5の歌詞文字映像変化情報に基づいて(a)乃至(c)へと経時的に変化する様子を説明する図である。前記時間計測手段62により計測される経過時間が「0000」において、前記背景映像表示手段64、歌詞文字映像表示手段68、及びカラオケ画面表示手段72により前記映像表示装置12に文字列”ドカーンと一発”の歌詞文字映像を含む所定の映像が表示される。図8(a)は、この段階において前記映像表示装置12に表示される映像を示している。次に、前記時間計測手段62により計測される経過時間が「0100」に達すると、目的位置を「50.250」、目的文字サイズを「20」として前記歌詞文字映像変化手段70によりテロップ列全体のズームアップが開始され、経過時間が「0800」に達してその変化が終了させられるまで所定の割合で移動させられつつ拡大される。図8(b)は、この歌詞文字映像の変化を概念的に示している。このズームアップに際して、歌詞文字映像の移動軌跡に残像を残しても構わない。次に、前記時間計測手段62により計測される経過時間が「0801」に達すると、文字色を「白」、陰影色を「黒」として前記歌詞文字映像変化手段70によりテロップ列全体に陰影がつけられる。図8(c)は、この段階において前記映像表示手段12に表示される映像を示している。そして、前記時間計測手段62により計測される経過時間が「1000」に達すると、文字列”ドカーンと一発”の歌詞文字映像の表示が終了させられる。
【0030】
図9は、図5に示す歌詞文字映像変化情報おいて、実行タイミングを「0350」として「中断」が、実行タイミングを「0400」として「再開」が定められている場合に歌詞文字映像が(d)から(f)へと経時的に変化する様子を説明する図である。前記時間計測手段62により計測される経過時間が「0100」に達すると、目的位置を「50.250」、目的文字サイズを「20」として前記歌詞文字映像変化手段70によりテロップ列全体のズームアップが開始され、所定の割合で移動させられつつ拡大される。図9(d)は、この歌詞文字映像の変化を概念的に示している。次に、前記時間計測手段62により計測される経過時間が「0350」に達すると、歌詞文字映像のズームアップが中断され、その時点における位置及び大きさにて維持される。図9(e)は、この段階において前記映像表示装置12に表示される映像を示している。次に、前記時間計測手段62により計測される経過時間が「0400」に達すると、目的位置を「50.250」、目的文字サイズを「20」として前記歌詞文字映像変化手段70によりズームアップが再開され、経過時間が「0800」に達してその変化が終了させられるまで中断時間を考慮した変化の割合で移動させられつつ拡大される。図9(f)は、この歌詞文字映像の変化を概念的に示している。
【0031】
図10は、歌詞”you’re everything”が2回繰り返されるフレーズにおいて、前記映像表示装置12に表示される映像が(a)から(b)へと経時的に変化する様子を説明する図である。この態様では、図10(a)に示すように、前記歌詞文字映像表示手段68により1回目の”you’re everything”に対応する歌詞文字映像74が表示され、前記時間計測手段62により計測される経過時間が所定値に達してその表示が終了させられた後、図10(b)に示すように、前記歌詞文字映像表示手段68により上記歌詞文字映像74とは異なる位置に異なる大きさにて2回目の”you’re everything”に対応する歌詞文字映像76が表示される。また、歌詞”you’re everything”が2回繰り返されるフレーズを通して、前記歌詞文字映像表示手段68により文字列”you’re everything”に対応し上記歌詞文字映像74及び74とは文字サイズ、文字種(フォント)、及び色が異なる歌詞文字映像78が表示され、前記歌詞文字映像変化手段70により画面向かって右側から左側へとスクロール(単調移動)させられる。
【0032】
図11は、文字列”あなたが”及び”想うより強く”に対応するフレーズにおいて、前記映像表示装置12に表示される映像が(a)乃至(c)へと経時的に変化する様子を説明する図である。この態様では、図11(a)に示すように、前記歌詞文字映像表示手段68により文字列”あなたが”に対応する歌詞文字映像78及び文字列”想うより強く”に対応する歌詞文字映像80が同時に表示された後、図11(b)に示すように、前記歌詞文字映像変化手段70により上記歌詞文字映像78は画面向かって右側から左側へと、上記歌詞文字映像80は画面向かって左側から右側へとスクロールさせられる。そして、前記時間計測手段62により計測される経過時間が所定値に達して以降、前記歌詞文字映像変化手段70により上記歌詞文字映像78及び80が徐々にぼかされつつフェイドアウトさせられる。
【0033】
図12は、前記カラオケ装置10の中央演算処理装置26による歌詞文字映像表示制御を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
【0034】
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)S1において、前記操作パネル24又はリモコン44により選曲番号が入力されたか否かが判断される。このS1の判断が否定される場合には、S23において、その他の作動が実行された後、S1以下の処理が再び実行されるが、S1の判断が肯定される場合には、S2において、S1にて入力された選曲番号が有効であるか否かが判断される。このS2の判断が否定される場合には、S24において、前記映像表示装置12等に選曲番号エラーである旨が表示された後、S1以下の処理が再び実行されるが、S2の判断が肯定される場合には、前記カラオケ情報読込手段50、背景映像選択手段52、及び背景映像表示手段64に対応するS3において、S1にて入力された選曲番号に対応する演奏曲のカラオケ情報が読み込まれ、そのカラオケ情報から背景映像指定情報が抽出され、その背景映像指定情報に対応する背景映像番号が選択されて前記ディスクプレーヤ14へ送られ、背景映像の再生が開始される。
【0035】
次に、前記単位小節情報抽出手段54に対応するS4において、S3にて読み込まれたカラオケ情報から単位小節情報すなわち単位小節分の演奏情報、歌詞文字映像情報、及び歌詞文字映像変化情報が抽出された後、S5において、抽出されるべき単位小節情報がなかったか否かが判断される。このS5の判断が肯定される場合には、S25において、歌詞文字映像・背景映像の表示及びカラオケ演奏が終了させられた後、本ルーチンが終了させられるが、S5の判断が否定される場合には、S6において、内部タイマのカウントがリセットされてその小節の経過時間の計測が開始された後、前記演奏情報抽出手段56及びカラオケ演奏手段66に対応するS7において、S4にて抽出された単位小節情報から単位小節分の演奏情報が抽出され、その演奏情報が前記シンセサイザ40へ送られてカラオケ演奏が開始される。次に、前記歌詞文字映像情報抽出手段58に対応するS8において、S4にて抽出された単位小節情報から単位小節分の歌詞文字映像情報が抽出され、その歌詞文字映像情報に対応する歌詞文字映像が生成されて前記CRTコントローラ36へ送られる。
【0036】
次に、前記歌詞文字映像変化情報抽出手段60に対応するS9において、S4にて抽出された単位小節情報から単位小節分の歌詞文字映像変化情報が抽出された後、S10において、抽出されるべき歌詞文字映像変化情報がなかったか否かが判断される。このS10の判断が否定される場合には、S11において、内部タイマにより計測される経過時間がS9にて読み出された歌詞文字映像変化情報に定められた実行タイミングと一致するか否かが判断されるが、S10の判断が肯定される場合には、S15において、内部タイマにより計測される経過時間が「1000」に達したか否か、すなわちその小節が終了したか否かが判断される。このS15の判断が否定されるうちは、S15の判断が繰り返されることにより待機させられるが、S15の判断が肯定される場合には、S4以下の処理が再び実行される。
【0037】
S11の判断が肯定される場合、すなわち内部タイマにより計測される経過時間がS9にて読み出された歌詞文字映像変化情報に定められた実行タイミングと一致する場合には、S16において、S11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の開始を示すものであるか否かが判断されるが、S11の判断が否定される場合、すなわち内部タイマにより計測される経過時間がS9にて読み出された歌詞文字映像変化情報に定められた実行タイミングと一致しない場合には、S12において、歌詞文字映像変化フラグがオンであるか否かが判断される。このS12の判断が否定される場合には、S11以下の処理が再び実行されるが、S12の判断が肯定される場合には、S13において、内部タイマにより計測された経過時間が読み込まれ、後述するS17にて算出された割合に応じて変化させられた歌詞文字映像が前記ビデオミキサ16へ送られる。次に、前記カラオケ画面表示手段72に対応するS14において、S3にて前記ディスクプレーヤ14により再生された背景映像及びS13にて前記CRTコントローラ36により表示された歌詞文字映像が前記ビデオミキサ16により合成されて前記映像表示装置12に表示された後、S11以下の処理が再び実行される。
【0038】
S16の判断が否定される場合、すなわちS11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の開始を示すものではない場合には、S19において、S11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の中断又は終了を示すものであるか否かが判断されるが、S16の判断が肯定される場合、すなわちS11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の開始を示すものである場合には、S17において、S9にて抽出された歌詞文字映像変化情報から効果種類及び効果詳細が読み込まれ、開始タイミング及び終了タイミングに基づいて変化の割合が算出され、S18において、歌詞文字映像変化フラグがオンとされた後、S9以下の処理が再び実行される。S19の判断が肯定される場合、すなわちS11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の中止又は終了を示すものである場合には、S22において、歌詞文字映像変化フラグがオフとされた後、S9以下の処理が再び実行されるが、S19の判断が否定される場合、すなわちS11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の中止又は終了を示すものではない場合には、S20において、S11にて一致した表示タイミングが歌詞文字映像変化の再開を示すものであるか否かが判断される。このS20の判断が否定される場合には、S9以下の処理が再び実行されるが、S20の判断が肯定される場合には、S21において、歌詞文字映像変化フラグがオンとされると共に、中断時間に応じて変化の割合が再設定された後、S9以下の処理が再び実行される。以上の制御において、S6及びS11が前記時間計測手段62に、S8、S13、及びS14が前記歌詞文字映像表示手段68に、S16乃至S22が前記歌詞文字映像変化手段70にそれぞれ対応する。
【0039】
このように、本実施例によれば、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させるための歌詞文字映像変化情報を記憶する記憶装置である前記ハードディスク32と、その歌詞文字映像変化情報に基づいて前記歌詞文字映像を変化させる歌詞文字映像変化手段70(S16乃至S22)とを、含むことから、前記演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を表示することができる。すなわち、演奏曲の内容に応じた映像を合成して表示し得るカラオケ装置10を提供することができる。
【0040】
また、前記歌詞文字映像変化情報を前記演奏曲の各小節毎に抽出する歌詞文字映像変化情報抽出手段60(S9)と、前記演奏曲の各小節毎に経過時間を計測する時間計測手段62(S6及びS11)とを、含み、前記歌詞文字映像変化手段70は、前記歌詞文字映像変化情報抽出手段60により抽出される歌詞文字映像変化情報に基づいて前記時間計測手段62により計測される経過時間に従い前記歌詞文字映像を変化させるものであるため、実用的な態様で前記演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を生成できるという利点がある。
【0041】
また、前記歌詞文字映像変化手段70は、前記歌詞文字映像を所定の割合で移動させつつ拡大乃至縮小するものであるため、その歌詞文字映像が画面から飛び出すように或いは画面奥に引っ込むように見え、例えば歌詞の意味が盛り上がる場合等において、前記演奏曲に込められた感情表現を更に如実に反映した歌詞文字映像を表示できるという利点がある。
【0042】
また、前記歌詞文字映像変化手段70は、前記歌詞文字映像に陰影をつけるものであるため、その歌詞文字映像が立体的に見え、例えば歌詞が迫力ある意味を有する場合等において、前記演奏曲に込められた感情表現を更に如実に反映した歌詞文字映像を表示できるという利点がある。
【0043】
また、前記歌詞文字映像変化手段70は、前記歌詞文字映像をフェイドイン或いはフェイドアウトさせるものであるため、その歌詞文字映像が背景から浮かび上がってくるように或いは背景に滲んでゆくように見え、例えば歌詞の意味が感傷的なものである場合等において、前記演奏曲に込められた感情表現を更に如実に反映した歌詞文字映像を表示できるという利点がある。
【0044】
また、前記歌詞文字映像変化手段70は、前記歌詞文字映像を点滅、爆発、流出、又は振動させるものであるため、その歌詞文字映像の文字種、文字サイズ、表示位置、形状、及び動作を様々に変化させることで、前記演奏曲に込められた感情表現を更に如実に反映した歌詞文字映像を表示できるという利点がある。
【0045】
また、前記歌詞文字映像変化手段70は、前記歌詞文字映像の変化を中断した後に再開し得るものであるため、更にバリエーションに富んだ態様で前記歌詞文字映像を変化させられるという利点がある。
【0046】
また、前記歌詞文字映像表示手段68は、複数の文字列に対応する歌詞文字映像を同時に表示させることができ、前記歌詞文字映像変化手段70は、それら複数の歌詞文字映像の表示を同時に変化させ得るものであるため、更にバリエーションに富んだ態様で前記歌詞文字映像を変化させられるという利点がある。
【0047】
また、前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させるものであることから、その演奏曲に込められた感情表現を如実に反映した歌詞文字映像を表示することができる。すなわち、演奏曲の内容に応じた映像を合成して表示し得る音楽再生装置の映像表示方法を提供することができる。
【0048】
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
【0049】
例えば、前述の実施例において、前記歌詞文字映像変化手段70は、文字列を対象として歌詞文字映像を変化させるものであったが、その文字列に含まれる所定の文字に対応する歌詞文字映像のみを変化させるものであっても当然に構わない。
【0050】
また、前述の実施例では、単位小節毎にカラオケ情報を読み込んだ後、単位小節分の演奏情報、歌詞文字映像情報、及び歌詞文字映像変化情報を抽出する歌詞文字映像表示制御について説明したが、制御の態様が適宜変更され得るものであることは言うまでもない。
【0051】
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された音楽再生装置の一例であるカラオケ装置の構成を示すブロック線図である。
【図2】図1のカラオケ装置に備えられたリモコンの操作部を説明する図である。
【図3】図1のハードディスクに設けられたカラオケ情報データベースを説明する図である。
【図4】図3のカラオケ情報データベースに記憶された歌詞文字映像情報の一例を示す図である。
【図5】図3のカラオケ情報データベースに記憶された歌詞文字映像変化情報の一例を示す図である。
【図6】図1の中央演算処理装置による歌詞文字映像表示機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図7】図4の歌詞文字映像情報に基づいて図1の映像表示装置に表示される歌詞文字映像を示す図である。
【図8】図4の歌詞文字映像情報に基づいて図1の映像表示装置に表示された歌詞文字映像が、図5の歌詞文字映像変化情報に基づいて(a)乃至(c)へと経時的に変化する様子を説明する図である。
【図9】図5に示す歌詞文字映像変化情報おいて、実行タイミングを「0350」として「中断」が、実行タイミングを「0400」として「再開」が定められている場合に歌詞文字映像が(c)から(e)へと経時的に変化する様子を説明する図である。
【図10】歌詞”you’re everything”が2回繰り返されるフレーズにおいて、図1の映像表示装置に表示される映像が(a)から(b)へと経時的に変化する様子を説明する図である。
【図11】文字列”あなたが”及び”想うより強く”に対応するフレーズにおいて、図1の映像表示装置に表示される映像が(a)乃至(c)へと経時的に変化する様子を説明する図である。
【図12】図6の中央演算処理装置による歌詞文字映像表示制御を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10:カラオケ装置(音楽再生装置)
32:ハードディスク(記憶装置)
60:歌詞文字映像変化情報抽出手段
62:時間計測手段
70:歌詞文字映像変化手段
74、76、78、80:歌詞文字映像
Claims (3)
- 複数の演奏曲のうちから選択入力された所望の演奏曲を出力させると共に、該演奏曲の歌詞文字映像を生成して表示させる音楽再生装置であって、
前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させるための歌詞文字映像変化情報を記憶する記憶装置と、
該歌詞文字映像変化情報に基づいて前記歌詞文字映像を変化させる歌詞文字映像変化手段と
を、含むことを特徴とする音楽再生装置。 - 前記歌詞文字映像変化情報を前記演奏曲の各小節毎に抽出する歌詞文字映像変化情報抽出手段と、
前記演奏曲の各小節毎に経過時間を計測する時間計測手段と
を、含み、
前記歌詞文字映像変化手段は、前記歌詞文字映像変化情報抽出手段により抽出される歌詞文字映像変化情報に基づいて前記時間計測手段により計測される経過時間に従い前記歌詞文字映像を変化させるものである請求項1の音楽再生装置。 - 複数の演奏曲のうちから選択入力された所望の演奏曲を出力させると共に、該演奏曲の歌詞文字映像を生成して表示させる音楽再生装置の映像表示方法であって、
前記演奏曲の進行に伴って生じる歌詞の意味に応じて前記歌詞文字映像を変化させることを特徴とする音楽再生装置の映像表示方法。
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