JP3582416B2 - 楽譜データ編集装置及び楽譜データ編集プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

楽譜データ編集装置及び楽譜データ編集プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子楽器やコンピュータミュージック等における演奏データに基づいてその楽譜を表示画面に表示し、この表示された楽譜に基づいて楽譜データを編集する楽譜データ編集装置および楽譜データ編集プログラムを記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子楽器やコンピュータミュージック等の分野において、自動演奏などの演奏データに基づいてその楽譜を表示画面に表示し、表示画面において楽譜記号の追加、削除、変更あるいは移動等を行って楽譜を編集し、これに伴って楽譜データとその楽譜データに対応する演奏データを編集することが行われている。
【0003】
また、一般に楽譜は音高やリズムを表すだけではなく、演奏に特徴づけを行うクレッシェンドやデクレッシェンド等を指定することも行われる。そして、従来の楽譜の編集では、このクレッシェンドやデクレッシェンドを指定する方法として、クレッシェンドは「<」のマークを横延ばしにして楽譜に貼り付け、また、デクレッシェンドは「>」のマークを横延ばしにして楽譜に貼り付けるようにしていた。また、ペダルをオンする位置を示すペダル記号(「Ped.」の筆記体)やペダルをオフする位置を示すペダルオフ記号(花柄模様)を楽譜に貼り付けることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の楽譜の編集で用いられているクレッシェンドやデクレッシェンドの記号は、通常の楽譜記号とは異なることから違和感を感じることがあったり、図8に示したように「<」の記号100(クレッシェンドの場合)が常に広い範囲で表示されるため、楽譜スペースがその他の記号とともにいっぱいになり、とても見難いものになることがあった。また、ペダル記号とペダルオフ記号は離れているのでペダルオンの期間がわかりにくいという問題もある。
【0005】
本発明は、楽譜データ編集装置において、演奏に対する特徴づけの有効区間を指定する必要のある特定楽譜記号を、その記号の情報を損なわず、見やすくかつ楽譜スペースを有効に利用できるようにして、表示可能とすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の楽譜データ編集装置は、表示画面に個々の楽音を表す音符記号を表示して楽譜データを編集する楽譜データ編集装置において、前記表示画面上で、操作者の操作に基づく楽譜上での位置を指示するポインタと、操作者による指示を入力する指示手段と、前記指示手段の指示に応じて、前記ポインタが示す位置に、前記音符記号が表す楽音の演奏に特徴づけをする特定楽譜記号と、該特定楽譜記号に基づく特徴づけの区間を示す時間要素記号とを前記表示画面上に入力する入力手段と、を備え、前記ポインタが前記楽譜上の特定楽譜記号の位置を指示しているときに前記指示手段により指示が行われると、該特定楽譜記号とともに該特定楽譜記号に対応する時間要素記号を表示し、前記ポインタが前記楽譜上の特定楽譜記号の位置を指示していないときに前記指示手段により指示が行われると、該楽譜上に特定楽譜記号を表示したまま、該特定楽譜記号に対応する時間要素記号を非表示にするように表示を切り換えることを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項2のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、表示画面に個々の楽音を表す音符記号を表示して楽譜データを編集する処理をコンピュータで実行するための楽譜データ編集プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、指示手段の指示に応じてポインタが示す位置に、前記音符記号が表す楽音の演奏に特徴づけをする特定楽譜記号と、該特定楽譜記号に基づく特徴づけの区間を示す時間要素記号とを前記表示画面上に入力する入力ステップを前記コンピュータで実効するとともに、前記ポインタが前記楽譜上の特定楽譜記号の位置を指示しているときに前記指示手段により指示が行われると、該特定楽譜記号とともに該特定楽譜記号に対応する時間要素記号を表示するステップと、前記ポインタが前記楽譜上の特定楽譜記号の位置を指示していないときに前記指示手段により指示が行われると、該楽譜上に特定楽譜記号を表示したまま、該特定楽譜記号に対応する時間要素記号を非表示にするように表示を切り換えるステップと、前記コンピュータで実行する楽譜データ編集プログラムを記録したものである。
【0008】
請求項1の楽譜データ編集装置または請求項2の媒体に記録された楽譜データ編集プログラムの実行によれば、楽音の演奏に特徴づけをする特定楽譜記号は、その特徴づけの開始位置に入力表示されるので、広い領域に表示されることなく、楽譜スペースを圧迫しない。また、特徴づけの区間を示す時間要素記号は、特定楽譜記号を表示画面上に表示したまま、表示または非表示の切り換えが可能であるので、不要なときは非表示とすることができる。さらに、この場合でも、特定楽譜記号は表示されているので、特徴づけを行う箇所を識別でき、時間要素記号を必要に応じて表示することもできる。
【0009】
なお、時間要素記号は、例えばポインティングデバイスなどで特定楽譜記号を指示することにより、表示または非表示が切り換えられるようにしてもよい。
【0010】
また、時間要素記号としては、特定楽譜記号の位置(またはその近傍から)特徴づけを行う区間(範囲)の最後の位置までを線で繋ぐなど、連続した印とするとよい。この場合その印の色を変えてもよい。このようにすると特徴づけを行う区間が一目瞭然となる。
【0011】
また、特定楽譜記号としては、ペダル操作に関するペダル記号等がある。このペダル操作のように、始点の記号であるペダル記号の他に、終点の記号であるペダルオフ記号も入力できるようにし、ペダル記号とペダルオフ号を時間要素記号で結ぶようにしてもよい。
【0012】
また、特定楽譜記号としては、強弱記号であるクレッシェンドを示す略字記号、デクレッシェンドを示す略字記号等がある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図6は本発明の楽譜データ編集装置をパーソナルコンピュータとソフトウエアで構成した実施形態のブロック図である。パーソナルコンピュータは、CPU1、ROM2、RAM3、タイマ4、ディスプレイ5、キーボード6、マウス7、DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)8、DAC(D/Aコンバータ)9、サウンドシステム10、外部記憶装置11、MIDIインターフェース12、通信インターフェース13およびバス14を備えている。DSP8、DAC9およびMIDIインターフェース12はサウンドカード等により実装されている。なお、ディスプレイ5、キーボード6、マウス7および外部記憶装置11の各種インターフェースは図示を省略してある。
【0014】
CPU1は例えば外部記憶装置11のハードディスク装置(HDD)にインストールされたOS(オペレーティングシステム)によりRAM3のワーキングエリアを使用して通常の制御を行う。例えばディスプレイ5の表示の制御を行い、キーボード6やマウス7の操作に応じたデータを入力し、ディスプレイ5上のマウスポインタの表示位置の制御やマウス7のクリック操作の検出等を行う。これにより、キーボード6による入力処理や、マウス7とディスプレイ5による所謂GUI(グラフィカル・ユーザーズ・インターフェース)の制御を行って、ユーザによる楽譜データ編集プログラムの起動、曲データやトラックの選択、楽譜記号の貼り付け、画面上の位置指定等の入力処理を行う。なお、記号の貼り付けとは表示画面上に表示するとともに、その表示に合わせて楽譜データを更新することである。
【0015】
また、CPU1は曲データに基づいて自動演奏を行う。すなわち、タイマ4からの割込み信号により割込み処理を行い、曲データ中の各種演奏データを再生し、各演奏に対応するデータをDSP8内に構成された音源に出力する。そして、DSP8はCPU1から入力されるデータに応じたディジタル楽音信号を発生し、DAC9でアナログオーディオ信号に変換されアンプやスピーカ等のサウンドシステム10で楽音が発生される。
【0016】
外部記憶装置11はハードディスク装置(HDD)、フロッピィディスク装置(FDD)、CD−ROM装置、光磁気ディスク(MO)装置、デジタル多目的ディスク(DVD)装置等であり、例えばこの外部記憶装置11から本発明の楽譜データ編集プログラムを供給したり、生成した楽譜データや曲データを保存するために用いられる。また、MIDIインターフェース12は他のMIDI機器Aとの間で各種データの授受を行うものであり、例えば生成した楽譜データや曲データをMIDIデータとして出力して、MIDI機器Aで演奏することもできる。
【0017】
さらに、通信インターフェース13を介して通信ネットワークBに接続し、サーバコンピュータCから本発明の楽譜データ編集プログラムや楽譜データあるいは曲データなどの各種データの配信を受けるようにすることもできる。なお、この実施形態では、楽譜データ編集プログラムは外部記憶装置11のハードディスク装置(HDD)に記憶されており、CPU1は、このハードディスク装置(HDD)の楽譜データ編集プログラムをRAM3に展開し、このRAM3のプログラムに基づいて楽譜編集の制御を行う。
【0018】
次に、楽譜編集時にディスプレイ5に表示される表示例と編集操作について説明する。図5は楽譜データ編集プログラムを含むシーケンスソフト(自動演奏用ソフト)の起動時に現れる初期画面のトラックビュー画面を示す図であり、曲データのファイルが選択されトラックが指定された状態である。曲データのファイルを選択すると選択された曲データのトラック毎のチャンネルデータが例えば青のトラックバーTrBで表示される。そこで、編集したいトラック(ブロック)にマウスのポインタPを移動してマウスのスイッチをクリックすると、そのブロックのトラックバーTrBの色が例えば青から赤(斜線で図示)に変化し、そのブロックが選択されていることを示す。この例ではトラック3のブロックが選択されている。なお、マウスのポインタPを所定の位置に移動してその位置でマウスボタンを押して入力を指定することを、単に「マウスでクリックする。」といい、また、マウスでドラッキングする操作などを含めて「マウス操作」という。
【0019】
トラックビュー画面の上方には、正方形の複数のアイコンを並べたツールバーToBが表示され、このツールバーToBの中からスタッフウィンドウ用アイコンStIをマウスでクリックすると、図4に示すように、選択されているブロックの楽譜(スタッフ)を表示したスタッフウィンドウが現れる。
【0020】
スタッフウィンドウStWは、楽譜の音符や休符等の各種編集機能を選択するためのツールパーやパレットの他に、曲の小節数などを表示するロケーションセクションLS、楽譜を表示するスタッフセクションStS、音量パラメータ(ベロシティ)等の制御情報を表示するコントロールセクションCSを備えている。このロケーションセクションLS、スタッフセクションStSおよびコントロールセクションCSは、時間方向(曲の進行方向)で同じ範囲を表示するようになっている。
【0021】
スタッフセクションStSには、五線譜、音部記号、調号、拍子、休符、臨時記号、タイ記号、3連符などの各種の楽譜記号が表示され、現在選択されているトラックの演奏データが楽譜表示され、さらに、このスタッフセクションStS上でマウス操作等により楽譜を編集し、その編集結果を保存(あるいは書き換え)するとその編集結果に対応する演奏データが保存(あるいは書き換え)される。
【0022】
ここで、図4に示したように、スタッフウィンドウを表示すると、トラックビュー画面のツールバーToBの下にパレットバーPBが表示され、このパレットバーPBの8つのアイコンにより8つのパレットを選択できる。そして、左から3つ目のアイコンI1をマウスでクリックすると、ダイナミックパレットDPが表示され、右から2つ目のアイコンI2をマウスでクリックするとその他パレットOPが表示される。
【0023】
ダイナミックパレットDPは音量に関する記号を楽譜に貼り付けるためのパレットであり、「cresc.」の表示のあるクレッシェンドアイコンCIおよび「decre.」の表示のあるデクレッシェンドアイコンDIを含んでいる。また、その他パレットOPは、その他の制御記号を楽譜に貼り付けるためのパレットであり、「Ped.」の表示のあるペダルオンのアイコンPI1、「花柄」の表示のあるペダルオフのアイコンPI2を含んでいる。そして、これらのアイコンを選択することにより、「特定楽譜記号」としてのクレッシェンド記号、デクレッシェンド記号、ペダル記号、ペダルオフ記号を選択し、スタッフセクションの楽譜に貼り付ける。
【0024】
スタッフセクションStS内では、マウスのポインタPを空き領域(音符の無い部分)にもっていき、そこでクリックすると、そのクリックした点を通る縦線が特定色(例えば緑色)でエディット線Lとして表示される。また、このエディット線LはマウスのポインタPでドラッキングすることにより左右に自由に移動することができる。さらに、エディット線L上にはクリックした点を含む四角形のカーソルCが表示され、このカーソルCもマウスのポインタPでドラッキングすることにより、エディット線L上を上下に移動できる。また、エディット線LとカーソルCの移動は同時に行うことができ、カーソルCを斜めに移動することができる。さらに、既にエディット線LとカーソルCが表示された状態で、別の場所をクリックすると、そのクリックした点にエディット線LとカーソルCが瞬時に移動する。
【0025】
図1〜図3は、クレッシェンドとペダルに関する楽譜の編集の一例を示す図であり、スタッフセクションStSの一部だけを示している。図1はクレッシェンド記号Aとペダル記号Bが貼り付けたられた状態を示している。例えば、クレッシェンド記号Aを楽譜に貼り付ける場合、クレッシェンドアイコンCIをクリックする。これにより、クレッシェンドアイコンCIの表示が反転し、クレッシェンド記号が選択される。そして、マウス7でポインタPを所望の位置にもっていき、そこでマウス7のスイッチを押すと、前記エディット線LとカーソルCがそのポインタPの位置に瞬間移動する。スイッチを押したままポインタPを移動(ドラッキング)すればエディット線LとカーソルCも移動するが、ポインタPを移動してもしなくても何れの場合でも、マウス7のスイッチを離したときに、その時点でポインタPが示す位置にクレッシェンド記号Aが貼り付けられ表示される。また、ペダルオンのアイコンP1Iをクリックして同様な操作をすると、マウス7のスイッチを離した点で、ペダル記号Bが貼り付けられ表示される。なお、その他の記号もアイコンで選択して上記同様にマウスで位置を指定することにより楽譜に貼り付けることができる。
【0026】
以上のように、貼り付けられたクレッシェンド記号A、ペダル記号Bは通常は紺色で表示されているが、これらの記号をマウスでクリックすると表示色が赤色に変わり、その記号が選択されたことが示される。そして、このとき、クレッシェンド記号Aの位置からポインタPを横方向にドラッキング操作すると、図2に示したように、クレッシェンド記号Aの位置からポインタ(破線)Pの位置まで「時間要素記号」としての赤色の横線Aaが引かれる。また、ペダル記号Bの位置からポインタPを横方向にドラッキング操作すると、図3に示したようにペダル記号Bの位置からポインタ(破線)Pの位置まで「時間要素記号」としての赤色の横線Baが引かれる。なお、この横線Aaや横線Baを引く(入力する)操作は、同一の記号を貼り付ける状態であったり、またその他の異なる記号を貼り付ける状態のときでも同様に行なえる。
【0027】
クレッシェンド記号Aはクレッシェンドの開始位置を示し、横線Aaの区間で音量が次第に大きくなる状態となり、横線Aaの終端(右端)がクレッシェンドの終了位置を示している。また、ペダル記号Bはペダルのオン(踏み込み)の位置を示し、横線Baの区間はペダルがオンの状態で、横線Baの終端(右端)がペダルをオフする位置を示している。そして、これらの記号や横線の入力があると、演奏データもこの入力された記号や横線に対応するように随時変更される。
【0028】
上記のようにクレッシェンド記号Aと横線Aaを入力した時点では、クレッシェンド記号Aと横線Aaは赤色になっているが、画面の他の位置(他の記号やメニューあるいはその他の部分)をクリックしたり、別の作業に入ると、クレッシェンド記号Aは赤色から通常の記号表示色である紺色に変わり、横線Aaは消える。このことはペダル記号Bと横線Baについても同様である。すなわち、クレッシェンド記号Aあるいはペダル記号B(特定楽譜記号)を表示画面上に表示したまま、横線Aaあるいは横線Ba(時間要素記号)の表示または非表示の切り換えが可能になっている。また、横線Aaあるいは横線Baが消えている状態で、クレッシェンド記号Aあるいはペダル記号Bをクリックすると、このクレッシェンド記号Aあるいはペダル記号Bが赤色で表示されるとともに、それぞれ対応する横線Aaあるいは横線Baが赤色で表示される。
【0029】
このように、クレッシェンド記号Aやペダル記号Bは、各効果が付けられる開始位置に表示されるので、広い領域に表示されることなく、楽譜スペースを圧迫しない。また、横線Aaや横線Baは、クレッシェンド記号Aやペダル記号Bを表示画面上に表示したまま、表示または非表示の切り換えが可能であるので不要なときは非表示とすることができる。さらに、この場合でも、クレッシェンド記号Aやペダル記号Bは表示されているので、それぞれの効果を付ける箇所を識別でき、横線Aaや横線Baを必要に応じて表示することもできる。
【0030】
この実施形態では以上の機能の他に次のような機能もある。横線Aaや横線Baの終端(右先端)をポインタPでドラッキングすることで線の長さを変えることができる。さらに、クレッシェンド記号Aやペダル記号Bをドラッキングすることで横線Aaや横線Baの引き直しをすることができる。すなわち、一度引いた横線Aaや横線Baは、クレッシェンド記号Aやペダル記号B線をドラッキングすると消され、クレッシェンド記号Aやペダル記号Bのみを貼り付けた状態になる。そして、前記同様の操作で新たな横線を引くことができる。さらに、クレッシェンド記号Aあるいはペダル記号Bが選択されて赤色の状態になっているときは、その記号を上下方向にドラッキングすることで記号の位置を縦方向に移動することができる。このことはその他の記号についても同様であり、他の記号や五線譜と重ならないように位置を変えることができる。また、選択された記号が音符記号の場合には、音程を変えることができる。なお、図2、図3に示したように、ポインタPを五線譜から外れる上下の位置でクリックすると、カーソルCより上あるいは下に上第1線、上第2線等、あるいは下第1線、下第2線等に対応する補助線Lsが現れる。これにより、各種記号の表示位置や音程が把握できる。
【0031】
図7は実施形態におけ楽譜データ編集プログラムの要部である楽譜表示処理のフローチャートである。この楽譜表示処理は、楽譜データ編集プログラムのメインルーチンに対する割込み処理のルーチンであり、例えば図5のように曲データが選択されているとき、所定のタイミングの割込み処理で実行される。
【0032】
なお、表示画面の楽譜はRAM3に記憶されている楽譜データに基づいて表示されるが、以下の処理で各種の楽譜記号の貼り付けや消去、移動等が行なわれると、それに対応して楽譜データも修正される。
【0033】
先ず、ステップS1でスタッフウィンドウの選択があるか否か(すなわちスタッフウィンドウ用アイコンStIがクリックされたか否か)を判定し、スタッフウィンドウが選択されなければステップS4に進み、スタッフウィンドウが選択されれば、ステップS2で例えば図5のようにトラックの選択がなされているか否かを判定する。なお、ステップS1の判定は、選択のイベント(アイコンのクリック)の有無を判定するものであり、スタッフウィンドウが既に確定しているか否かを判定するものではない。ステップS2でトラックの選択がなされていなければ、ステップS4に進み、トラックの選択がなされていれば、ステップS3で選択されているトラックの楽譜データを楽譜表示し、元のルーチンに復帰する。
【0034】
ステップS4では、既に楽譜が表示されているか否かを判定し、楽譜が表示されていなければ元のルーチンに復帰し、楽譜が表示されていればステップS5で、記号パレットの選択があるか否か(すなわちパレットバーPBの8つのアイコンの何れかがクリックされたか否か)を判定し、パレットの選択がなければステップS7に進み、パレットの選択があれば、ステップS6で、選択されたパレットを表示して元のルーチンに復帰する。なお、ステップS5の判定は、選択のイベント(アイコンのクリック)の有無を判定するものであり、パレットが既に確定しているか否かを判定するものではない。したがって、ステップS6以降では、新たに別のパレットが選択された場合以外は、ステップS5でNOの判定となる。
【0035】
ステップS5でNOと判定されると、ステップS7で、表示されているパレット中の記号の選択があるか否か(すなわちクレッシェンドアイコンCIなどのクリックの有無)を判定し、記号の選択がなければステップS9に進み、記号の選択があればステップS8で選択された記号のアイコンを反転表示して元のルーチンに復帰する。なお、ステップS7の判定も、選択のイベント(アイコンのクリック)の有無を判定するものであり、記号が既に確定しているか否かを判定するものではない。したがって、ステップS8以降では、新たに別の記号が選択された場合以外は、ステップS7でNOの判定となる。
【0036】
ステップS7でNOと判定されると、ステップS9で、マウス7により楽譜上の記号の表示されていない位置でのスイッチオン(クリック)のイベントがあるか否かを判定する。スイッチオンのイベントがなければステップS13に進み、スイッチオンのイベントがあれば、ステップS10でマウス7のポインタPに対応した楽譜上にエディット線L(緑色)を表示し、ステップS11に進む。ステップS11ではマウス7のスイッチがオフされるか否かを監視し、スイッチがオフされると、ステップS12で、マウス7のポインタPのある位置に対応させて、選択された記号を通常の色(紺色)にて貼り付け(表示し)、元のルーチンに復帰する。
【0037】
ステップS13では、マウス7により楽譜上の記号の表示されている位置でのスイッチオン(クリック)のイベントがあるか否かを判定する。スイッチオンのイベントがなければステップS17に進み、スイッチオンのイベントがあれば、ステップS14で記号の表示が反転していないか否かを判定する。すなわち、記号の表示が判定していれば(すなわち赤色であれば)、ステップS16に進み、記号の表示が反転していなければ(すなわち紺色であれば)、ステップS15で、記号を赤色に反転表示するとともに、その記号の持続範囲が入力されていればその持続範囲を示す横線(Aa、Ba等)を表示し、ステップS16に進む。
【0038】
ステップS16では、マウスのスイッチがオフされたときのポインタPの位置に対応させて以下のような処理を行う。すなわち、クリックされた記号をマウス操作に応じて上下方向に移動させたり、持続範囲を示す横線の長さを変化させたりする処理を行う。なお、上記のように記号を移動させるか横線の長さを変化させるかの判定は以下のようにするとよい。マウス操作によるポインタPの移動方向が水平線に対して角度が45度(絶対値)未満の場合には横線の長さを変化させる処理とし、ポインタPの移動方向が水平線に対して角度が45度(絶対値)以上の場合には記号を上下方向に移動させるような処理とすればよい。また、ポインタPがドラッキングされないでマウスのスイッチがオフされたら(すなわち記号がクリックされたら)、その記号の色を紺色に戻して表示するとともに、その記号の持続範囲が入力されていればその持続範囲を示す横線を消去する。このように、以上のステップS16の処理が終了すると元のルーチンに復帰する。なお、ステップS17では、その他の指定のあった作業を実施し、元のルーチンに復帰する。
【0039】
以上のように、ステップS9〜ステップS12の処理により記号の貼り付けが行われ、ステップS13〜ステップS16の処理により記号の移動や、横線の入力や長さの変更、横線の表示から非表示への切り換えが行なわれる。なお、楽譜データが編集されると、メインルーチン等の他の処理で、この楽譜データに応じて曲データも変更される。
【0040】
実施形態では、ペダル記号Bの後に横線Baだけを入力する場合について説明したが、ペダルを離す位置にペダルオフ記号(図4のアイコンPI2の花柄)を貼り付けることもできる。この場合、ペダル記号とペダルオフ記号を貼り付けたときに、ペダル記号とペダルオフ記号とを結ぶように横線が自動的に入力されるようにしてもよい。この場合もペダル記号あるいはペダルオフ記号を通常の紺色の表示とたときに、横線の表示は消去する。
【0041】
また、実施形態では、演奏に特徴づけをする特定楽譜記号としてクレッシェンド記号とペダル記号の具体例について説明したが、デクレッシェンド記号やディミヌエンド記号でもよいことはいうまでもない。この場合、デクレッシェンド記号である「decre.」やディミヌエンド記号である「dim.」の文字の後(右側)に横線が入力される。
【0042】
また、特定楽譜記号で時間要素記号が設定されている区間に対して、その特定楽譜記号の類似記号が入力された場合、あるいはその特定楽譜記号の対応記号が入力された場合は、設定済みの時間要素記号の区間長を短くするようにしてもよい。この場合の具体的な一例として、クレッシェンド記号の期間すなわち横線の範囲に例えばフォルテシモを新たにユーザが貼り付けた場合(「クレッシェンド」と「フォルテシモ」は共に強弱記号で類似記号)、そのフォルテシモから先(右側)のクレッシェンドの期間である横線の部分だけを自動的に消去(表示の消去および楽譜データの変更)するようにしてもよい。また、デクレッシェンドの場合も同様に、横線の範囲にピアニシモ等を貼り付けた場合、そのピアニシモから先(右側)のデクレッシェンド記号の期間である横線の部分だけを消去するようにしてもよい。さらに、ペダル記号の場合も同様に、ペダルオンの期間である横線の範囲にペダルオフ記号を貼り付けた場合(「ペダル記号と」と「ペダルオフ記号」は一対の対応記号)、そのペダルオフ記号から先(右側)の横線の部分だけを消去するようにしてもよい。
【0043】
また、時間要素記号として横線を用いた場合について説明したが、上下方向に大きな幅を取らないものであればどのような記号あるいは図形でもよい。
【0044】
また、実施形態では編集した楽譜データに基づいて自動演奏を行なえるので、編集結果をすぐに確認することができるが、本発明は自動演奏を行わないで、単位楽譜の編集を行う場合であってもよい。
【0045】
以上の実施形態はパーソナルコンピュータとソフトウエアで構成したものであるが、本発明を電子楽器に適用することもでき、楽譜データ編集プログラムをROMに記憶するようにしてもよい。また、音源装置、シーケンサ、エフェクタなどそれぞれが別体の装置であって、MIDIあるいは各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するようなものであってもよい。
【0046】
また、実施形態では、楽譜データ編集プログラムがハードディスクに予め記憶されている場合について説明したが、これに限らず次のようにしてもよい。例えば、CD−ROMやCD−Rに楽譜データ編集プログラムを記録しておき、CD−ROM装置から楽譜データ編集プログラムをハードディスクにロードする。そして、CPU1が、このHDの楽譜データ編集プログラムをRAM3に展開し、このRAM3のプログラムに基づいて前記実施形態同様に楽譜データ編集の動作を制御する。これにより、ROM2に楽譜データ編集プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPUにさせることができる。このようにすると、楽譜データ編集プログラムの新規インストールや追加あるいはバージョンアップ等が容易に行える。また、フロッピディスク、磁気ディスク(MO)等に楽譜データ編集プログラムを記録しておいて、RAM3あるいはハードディスクに供給するようにしてもよい。
【0047】
また、通信インターフェース13を利用し、楽譜データ編集プログラムをダウンロードするようにしてもよい。この場、例えば、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネットあるいは電話回線等の通信ネットワークBに接続し、該通信ネットワークBを介して、サーバコンピュータCから楽譜データ編集プログラムの配信を受けることにより、それをハードディスクに記録してダウンロードが完了する。
【0048】
なお、以上の実施形態で説明したような楽譜データ編集プログラムが記録された媒体、すなわちハードディスク、ROM、RAM、CD−ROM、CD−R、光磁気ディスク、DVD(デジタル多目的ディスク)あるいは通信ネットワークのサーバコンピュータなど配信先の記憶装置は、本発明の請求項2の楽譜データ編集プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体に相当する。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1の楽譜データ編集装置または請求項2のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録された楽譜データ編集プログラムの実行によれば、クレッシェンド記号やペダル記号などの特定楽譜記号が広い領域に表示されることなく、楽譜スペースを圧迫しない。また、特定楽譜記号による特徴づけの区間を示す時間要素記号は、特定楽譜記号を表示画面上に表示したまま、表示または非表示の切り換えが可能であるので不要なときは非表示とすることができる。さらに、この場合でも、特定楽譜記号は表示されているので、特徴づけを行う箇所を識別でき、時間要素記号を必要に応じて表示することもできる。したがって、演奏に対する特徴づけの有効区間を指定する必要のある記号を、その記号の情報を損なわず、見やすくかつ楽譜スペースを有効に利用できるようにして、表示可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態におけるクレッシェンド記号とペダル記号が貼り付けたられた表示例を示す図である。
【図2】実施形態におけるクレッシェンド記号に対応する横線の入力例を示す図である。
【図3】実施形態におけるペダル記号に対応する横線の入力例を示す図である。
【図4】実施形態におけるスタッフウィンドウとパレットの表示例を示す図である。
【図5】実施形態におけるトラックビュー画面の表示例を示す図である。
【図6】実施形態における楽譜データ編集装置のブロック図である。
【図7】実施形態における楽譜データ編集プログラムの要部のフローチャートである。
【図8】従来のクレッシェンド記号の例を示す図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、5…ディスプレイ、11…外部記憶装置、12…MIDIインターフェース、13…通信インターフェース、A…クレッシェンド記号、B…ペダル記号、Aa,Ba…横線

Claims (2)

  1. 表示画面に個々の楽音を表す音符記号を表示して楽譜データを編集する楽譜データ編集装置において、
    前記表示画面上で、操作者の操作に基づく楽譜上での位置を指示するポインタと、
    操作者による指示を入力する指示手段と、
    前記指示手段の指示に応じて、前記ポインタが示す位置に、前記音符記号が表す楽音の演奏に特徴づけをする特定楽譜記号と、該特定楽譜記号に基づく特徴づけの区間を示す時間要素記号とを前記表示画面上に入力する入力手段と、を備え、
    前記ポインタが前記楽譜上の特定楽譜記号の位置を指示しているときに前記指示手段により指示が行われると、該特定楽譜記号とともに該特定楽譜記号に対応する時間要素記号を表示し、前記ポインタが前記楽譜上の特定楽譜記号の位置を指示していないときに前記指示手段により指示が行われると、該楽譜上に特定楽譜記号を表示したまま、該特定楽譜記号に対応する時間要素記号を非表示にするように表示を切り換えることを特徴とする楽譜データ編集装置。
  2. 表示画面に個々の楽音を表す音符記号を表示して楽譜データを編集する処理をコンピュータで実行するための楽譜データ編集プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、
    指示手段の指示に応じてポインタが示す位置に、前記音符記号が表す楽音の演奏に特徴づけをする特定楽譜記号と、該特定楽譜記号に基づく特徴づけの区間を示す時間要素記号とを前記表示画面上に入力する入力ステップを前記コンピュータで実効するとともに、
    前記ポインタが前記楽譜上の特定楽譜記号の位置を指示しているときに前記指示手段により指示が行われると、該特定楽譜記号とともに該特定楽譜記号に対応する時間要素記号を表示するステップと、
    前記ポインタが前記楽譜上の特定楽譜記号の位置を指示していないときに前記指示手段により指示が行われると、該楽譜上に特定楽譜記号を表示したまま、該特定楽譜記号に対応する時間要素記号を非表示にするように表示を切り換えるステップと、
    前記コンピュータで実行する楽譜データ編集プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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