JP3624973B2 - 投影光学系 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1物体のパターンを第2物体としての基板等に投影するための投影光学系に関するものであり、特に、第1物体としてのレチクル(マスク)上に形成された半導体用または液晶用のパターンを第2物体としての基板(ウェハ、プレート等)上に投影露光するのに好適な投影光学系に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
集積回路のパターンの微細化が進むに従って、ウェハの焼付けに用いられる投影光学系に対し要求される性能もますます厳しくなってきている。このような状況の中で、投影光学系の解像力の向上については、露光波長λをより短くするか、あるいは投影光学系の開口数(NA)を大きくする事が考えられる。
【0003】
近年においては、転写パターンの微細化に対応するために、露光用の光源は、g線(436nm) の露光波長の光を発するものからi線(365nm) の露光波長の光を発するものが主として用いられるようになってきており、さらには、より短波長の光を発する光源、例えばエキシマレーザ(248nm,193nm)が用いられようとしている。
【0004】
そして、以上の各種の露光波長の光によってレチクル上のパターンをウェハ上に投影露光するための投影光学系が提案されている。
投影光学系においては、解像力の向上と共に要求されるのは、像歪を少なくすることである。ここで、像歪とは、投影光学系に起因するディストーション(歪曲収差)によるものの他、投影光学系の像側で焼き付けられるウェハの反り等によるものと、投影光学系の物体側で回路パターン等が描かれているレチクルの反り等によるものがある。
【0005】
近年ますます転写パターンの微細化が進み、像歪の低減要求も一段と厳しくなってきている。
そこで、ウェハの反りによる像歪への影響を少なくするためには、投影光学系の像側での射出瞳位置を像面から遠くに位置させる、所謂像側テレセントリック光学系が従来より用いられてきた。
【0006】
一方、レチクルの反りによる像歪の軽減についても、投影光学系の入射瞳位置を物体面から遠くに位置させる、所謂物体側テレセントリック光学系にすることが考えられ、またそのように投影光学系の入射瞳位置を物体面から比較的遠くに位置させる提案がなされている。それらの例としては、特開昭63−118115号、特開平4−157412号、特開平5−173065号等のものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上の各特許公報にて提案された光学系の中には、物体側と像側とが共にテレセントリックである、所謂両側テレセントリック投影光学系が開示されている。
しかしながら、以上の各特許公報にて提案されている両側テレセントリック投影光学系では、解像力に寄与する開口数(NA)が十分に大きくなく、さらには各収差、特にディストーションの補正が十分ではなかった。
【0008】
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、比較的広い露光領域と大きな開口数とを確保しつつ両側テレセントリックとしながらも、諸収差、特にディストーション(高次のディストーションを含む)が極めて良好に補正された高性能な投影光学系を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために、第1物体の像を第2物体上に投影する投影光学系において、
前記投影光学系は、前記第1物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、負の屈折力を持つ第4レンズ群と、正の屈折力を持つ第5レンズ群と、正の屈折力を持つ第6レンズ群とを有し、
前記第2レンズ群は、最も第1物体側に配置されて前記第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レンズと、最も第2物体側に配置されて前記第1物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ後方レンズと、前記第2レンズ群中の前方レンズと前記第2レンズ群中の後方レンズとの間に配置されかつ負レンズのみで構成される中間レンズ群を含み、
前記中間レンズ群は、少なくとも2枚の負レンズを有し、
前記第5レンズ群は、少なくとも7枚の正レンズを有し、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1 とし、前記第2レンズ群の焦点距離をf2 、前記第3レンズ群の焦点距離をf3 、前記第4レンズ群の焦点距離をf4 、前記第5レンズ群の焦点距離をf5 、前記第6レンズ群の焦点距離をf6 、前記第2レンズ群中の前記中間レンズ群の合成焦点距離をf2m、前記第1物体から前記第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満足するように構成したものである。
(1) 0.1<f1 /f3 <17
(2) 0.05<f2 /f4 <7
(3) 0.01<f5 /L<0.9
(4) 0.02<f6 /L<1.6
(5) 1.1<f2m/f2 <9
以上の基本構成に基づいて、前記第1物体から前記投影光学系全体の第1物体側焦点までの軸上距離をIとし、前記第1物体から前記第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満足することが望ましい。
(6) 1.0<I/L
また、前記第5レンズ群は、負メニスカスレンズと、該負メニスカスレンズの凹面と隣接して配置されかつ該負メニスカスレンズの凹面と対向する凸面を持つ正レンズとを有し、前記第5レンズ群中の前記負メニスカスレンズにおける凹面の曲率半径r5nとし、前記第5レンズ群中の前記負メニスカスレンズの凹面に隣接して配置された正レンズにおける負メニスカスレンズの凹面と対向する凸面の曲率半径r5pとするとき、以下の条件を満足することがより望ましい。
(7) 0<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<1
この場合、特に、前記第5レンズ群は、前記正レンズと隣接して配置された前記負メニスカスレンズの凸面側、及び前記負メニスカスレンズと隣接して配置された前記正レンズの前記負メニスカスレンズとは反対側において、それぞれ少なくとも1枚以上の正レンズを有することがより好ましい。
また、前記第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ面の曲率半径をr6Fとし、第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ面から第2物体までの軸上距離をd6 とするとき、以下の条件を満足することが好ましい。
(8) 0.50<d6 /r6F<1.50
さらに、前記第5レンズ群は、最も第2物体側に配置されて第2物体側に凹面を向けた負レンズを有することが好ましい。この場合、特に、前記第5レンズ群中の最も第2物体側に設けられた負レンズにおける第1物体側の曲率半径をr5F、前記第5レンズ群中の最も第2物体側に設けられた負レンズにおける第2物体側の曲率半径をr5Rとするとき、以下の条件を満足することがより好ましい。
(9) 0.30<(r5F−r5R)/(r5F+r5R)<1.28
また、前記第5レンズ群は、最も第1物体側に配置されて第2物体側に凸面を向けた第1正メニスカスレンズと、該第1正メニスカスレンズの第2物体側に配置されて第2物体側に凸面を向けた第2正メニスカスレンズとを有し、前記第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた前記第1正メニスカスレンズにおける第1物体側の曲率半径をr51F 、前記第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた前記第1正メニスカスレンズにおける第2物体側の曲率半径をr51R 、前記第5レンズ群中の前記第1正メニスカスレンズの第2物体側に配置された第2正メニスカスレンズにおける第1物体側の曲率半径をr52F 、前記第5レンズ群中の前記第1正メニスカスレンズの第2物体側に配置された第2正メニスカスレンズにおける第2物体側の曲率半径をr52R とするとき、以下の条件を満足することがより望ましい。
(10) 1.2<Q52/Q51<8
但し、Q51=(r51F −r51R )/(r51F +r51R )
Q52=(r52F −r52R )/(r52F +r52R )
である。
【0010】
この場合、前記第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた前記第1正メニスカスレンズにおける第1物体側の曲率半径をr51F 、前記第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた前記第1正メニスカスレンズにおける第2物体側の曲率半径をr51R とするとき、以下の条件を満足することがより好ましい。
(11) 0.01<Q51<0.8
但し、Q51=(r51F −r51R )/(r51F +r51R )である。
【0011】
さらに、前記第2レンズ群中の最も第1物体側に配置されて前記第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レンズの焦点距離をf2F、前記第2レンズ群中の最も第2物体側に配置されて前記第1物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ後方レンズの焦点距離をf2Rとするとき、以下の条件を満足することが好ましい。
(12) 0≦f2F/f2R<18
また、前記第1レンズ群は、少なくとも2枚の正レンズを有し、前記第3レンズ群は、少なくとも3枚の正レンズを有し、前記第4レンズ群は、少なくとも3枚の負レンズを有し、前記第5レンズ群は、少なくとも7枚の正レンズ及び少なくとも1枚の負レンズとを有し、前記第6レンズ群は、少なくとも1枚の正レンズを有することが好ましい。
【0012】
また、前記第6レンズ群は、以下の条件を満足するレンズ面を少なくとも一面有する3枚以下のレンズからなることが望ましい。
(13) 1/|φL|<20
但し、φ:前記レンズ面の屈折力、
L:前記第1物体と前記第2物体までの物像間距離、
である。
【0013】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の実施例を説明する前に、本発明の作用並びに各条件について詳述する。
本発明の投影光学系では、第1物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、負の屈折力を持つ第4レンズ群と、正の屈折力を持つ第5レンズ群と、正の屈折力を持つ第6レンズ群とを少なくとも有する構成としている。
【0014】
まず、正の屈折力を持つ第1レンズ群はテレセントリック性を維持しながら主にディストーションの補正に寄与しており、具体的には、第1レンズ群にて正のディストーションを発生させて、この第1レンズ群よりも第2物体側に位置する複数のレンズ群にて発生する負のディストーションをバランス良く補正している。負の屈折力を持つ第2レンズ群及び負の屈折力を持つ第4レンズ群は、主にペッツバール和の補正に寄与し、像面の平坦化を図っている。負の屈折力を持つ第2レンズ群及び正の屈折力を持つ第3レンズ群では、この2つのレンズ群において逆望遠系を形成しており、投影光学系のバックフォーカス(投影光学系の最も第2物体側のレンズ面等の光学面から第2物体までの距離)の確保に寄与している。正の屈折力を持つ第5レンズ群及び同じく正の屈折力を持つ第6レンズ群は、ディストーションの発生を抑えることと、第2物体側での高NA化に十分対応するために特に球面収差の発生を極力抑えることとに主に寄与している。
【0015】
以上の構成に基づいて、第2レンズ群における最も第1物体側に配置されて第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レンズ、及び第2レンズ群における最も第2物体側に配置されて第1物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ後方レンズは、ともに像面湾曲、コマ収差の補正に寄与する。
また、前方レンズと後方レンズとの間に配置された負の屈折力を持つ中間レンズ群は、像面湾曲の補正に大きく寄与し、さらに、この中間レンズ群を負レンズのみで構成、即ち第2レンズ群を負レンズのみで構成することによって、中間レンズ群にて発生しがちな高次のディストーションの発生を良好に抑えつつ、投影光学系の全長を短くすることを可能としている。さらに、中間レンズ群は2枚以上の負レンズを含む構成としているため、コマ収差の発生を十分に抑えることができる。
【0016】
さらに、第5レンズ群が少なくとも7枚以上の正レンズを含む構成とすることにより、第5レンズ群自身が担う屈折力を各正レンズにバランス良く分担させることができるため、高開口数化(高NA化)に伴って第5レンズ群にて発生しがちな負の球面収差を良好に抑えることができる。従って、第5レンズ群が少なくとも7枚以上の正レンズを含む構成とすることにより、投影光学系の高解像力が保証される。
【0017】
条件(1)では、正の屈折力の第1レンズ群の焦点距離f1 と正の屈折力の第3レンズ群の焦点距離f3 との最適な比率、即ち、第1レンズ群と第3レンズ群との最適な屈折力(パワー)配分を規定している。この条件(1)は、主にディストーションをバランス良く補正するためのものであり、この条件(1)の下限を越えると、第3レンズ群の屈折力が第1レンズ群の屈折力に対して相対的に弱くなるため、負のディストーションが大きく発生する。また、条件(1)の上限を越えると、第1レンズ群の屈折力が第3レンズ群の屈折力に対して相対的に弱くなるため、負のディストーションが大きく発生する。
【0018】
条件(2)では、負の屈折力の第2レンズ群の焦点距離f2 と負の屈折力の第4レンズ群の焦点距離f4 との最適な比率、即ち、複数の負レンズのみで構成される負の屈折力の第2レンズ群と負の屈折力の第4レンズ群との最適な屈折力(パワー)配分を規定している。この条件(2)は、主にペッツバール和を小さくして、広い露光フィールドを確保しながら、像面湾曲を良好に補正するためのものであり、この条件(2)の下限を越えると、第4レンズ群の屈折力が第2レンズ群の屈折力に対して相対的に弱くなるため、正のペッツバール和が大きく発生する。また、条件(2)の上限を越えると、第2レンズ群の屈折力が第4レンズ群の屈折力に対して相対的に弱くなるため、正のペッツバール和が大きく発生する。なお、第4レンズ群の屈折力を第2レンズ群の屈折力に対して相対的に強くして、広い露光フィールドのもとでペッツバール和をよりバランス良く補正するためには、上記条件(2)の下限値を0.4として、0.4<f2 /f4 とすることが好ましい。
【0019】
条件(3)では、正の屈折力の第5レンズ群の焦点距離f5 と第1物体(レチクル等)と第2物体(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適な比率を規定している。この条件(3)は、大きな開口数を保ちながら球面収差、ディストーション及びペッツバール和をバランス良く補正するためのものである。この条件(3)の下限を越えると、第5レンズ群の屈折力が大きくなり過ぎ、この第5レンズ群にて負のディストーションのみならず負の球面収差が甚大に発生する。なお、第5レンズ群にて発生しがちな負の球面収差を十分に抑えるためには、上記条件(3)の下限値を0.081として、0.081<f5 /Lとすることが好ましい。逆に、この条件(3)の上限を越えると、第5レンズ群の屈折力が弱くなり過ぎ、これに伴って負の屈折力の第4レンズ群の屈折力も必然的に弱くなり、この結果、ペッツバール和を良好に補正することができない。
【0020】
条件(4)では、正の屈折力の第6レンズ群の焦点距離f6 と、第1物体(レチクル等)から第2物体(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適な比率を規定している。この条件(4)は、大きな開口数を保ちながら高次の球面収差及び負のディストーションの発生を抑えるためのものである。この条件(4)の下限を越えると、第6レンズ群自身にて負のディストーションが大きく発生し、この条件(4)の上限を越えると、高次の球面収差が発生する。
【0021】
条件(5)では、第2レンズ群中の負の屈折力を持つ中間レンズ群の合成焦点距離f2mと第2レンズ群の焦点距離f2 との最適な比率を規定している。
この条件(5)は、ディストーションの発生を抑えながらペッツバール和を小さく保つためのものである。この条件(5)の下限を越えると、第2レンズ群中の中間レンズ群における負の合成屈折力が強くなり過ぎるため、負のディストーションが大きく発生する。なお、ディストーション並びにコマ収差の発生を十分に抑えるためには、上記条件(5)の下限値を1.86として、1.86<f2m/f2 とすることが好ましい。
【0022】
この条件(5)の上限を越えると、第2レンズ群中の中間レンズ群における負の屈折力が弱くなり過ぎるため、正のペッツバール和が大きく発生するのみならず、第3レンズ群の屈折力も弱くなり、投影光学系のコンパクト化が困難となる。なお、ペッツバール和を良好に補正しつつより十分なるコンパクト化を図るには、上記条件(5)の上限値を2.9として、f2m/f2 <2.9とすることが好ましい。
【0023】
さらに、第1物体から投影光学系全体の第1物体側焦点までの軸上距離をIとし、第1物体から第2物体までの距離をLとするとき、
以下の条件(6)を満足することが好ましい。
(6) 1.0<I/L
条件(6)では、第1物体から投影光学系全体の第1物体側焦点までの軸上距離Iと、第1物体(レチクル等)から第2物体(ウェハ等)までの距離(物像間距離)Lとの最適な比率を規定している。ここで、投影光学系全体の第1物体側焦点とは、投影光学系の光軸に対して近軸領域での平行光を投影光学系の第2物体側から入射させ、その近軸領域の光が投影光学系を射出する時に、その射出光が光軸と交わる点を意味するものである。
【0024】
この条件(6)の下限を越えると、投影光学系の第1物体側でのテレセントリック性が大幅に崩れて、第1物体の光軸方向のずれに起因する倍率の変動並びにディストーションの変動が大きくなり、その結果、第1物体の像を所望の倍率のもとで忠実に第2物体上に投影することが困難となる。なお、第1物体の光軸方向のずれに起因する倍率の変動並びにディストーションの変動をより十分に抑えるためには、上記条件(6)の下限値を1.7として、1.7<I/Lとすることが好ましい。さらに、投影光学系のコンパクト化を維持しながら、瞳の球面収差及びディストーションを共にバランス良く補正するためには、上記条件(6)の上限値を6.8として、I/L<6.8とすることが好ましい。
【0025】
さて、主に3次の球面収差を良好に補正するためには、正の屈折力を持つ第5レンズ群は、負メニスカスレンズと、その負メニスカスレンズの凹面と隣接して配置されかつその負メニスカスレンズの凹面と対向する凸面を持つ正レンズとを有し、第5レンズ群中の負メニスカスレンズにおける凹面の曲率半径r5nとし、第5レンズ群中の負メニスカスレンズの凹面に隣接して配置された正レンズにおける負メニスカスレンズの凹面と対向する凸面の曲率半径r5pとするとき、以下の条件(7)を満足することがより望ましい。
(7) 0<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<1
条件(7)の下限を越えると、3次の球面収差が補正不足となり、逆に条件(7)の上限を越えると、3次の球面収差が補正過剰となり、好ましくない。ここで、3次の球面収差をより良好に補正するためには、条件(7)の下限値を0.01として、0.01<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)とすることがさらに好ましく、条件(7)の上限値を0.7として、(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<0.7とすることがさらに好ましい。
【0026】
ここで、前記第5レンズ群は、上記正レンズと隣接して配置された負メニスカスレンズの凸面側、及びその負メニスカスレンズと隣接して配置された上記正レンズの負メニスカスレンズとは反対側において、それぞれ少なくとも1枚以上の正レンズを有することがより好ましい。この構成により、高NAに応じて発生しがちな高次の球面収差の発生を抑えることができる。
【0027】
また、第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ面の曲率半径をr6Fとし、第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ面から第2物体までの軸上距離をd6 とするとき、以下の条件を満足することがより好ましい。
(8) 0.50<d6 /r6F<1.50
この条件(8)の上限を越えると、第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ面の正の屈折力が強くなり過ぎるため、負のディストーション及びコマ収差が大きく発生する。この条件(8)の下限を越えると、第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ面の正の屈折力が弱くなり過ぎるため、コマ収差が大きく発生する。なお、よりコマ収差の発生を抑えるためには条件(8)の下限値を0.84として、0.84<d6 /r6Fとすることが望ましい。
【0028】
さらに、第5レンズ群は、これの最も第2物体側において、第2物体側に凹面を向けた負レンズを有することが望ましい。これによって、第5レンズ群中の最も第2物体側に位置する負レンズにて、正のディストーション並びに負のペッツバール和を発生させることが可能となるため、第5レンズ群中の正レンズにて発生する負のディストーション並びに正のペッツバール和を相殺することが可能となる。このとき、第5レンズ群中の最も第2物体側に位置する負レンズにおける第1物体側の曲率半径をr5F、第5レンズ群中の最も第2物体側に位置する負レンズにおける第2物体側の曲率半径をr5Rとするとき、以下の条件(9)を満足することがより望ましい。
(9) 0.30<(r5F−r5R)/(r5F+r5R)<1.28
この条件(9)の下限を越えると、ペッツバール和及びコマ収差を共に補正することが困難となり、この条件(9)の上限を越えると、高次のコマ収差が大きく発生するため好ましくない。より高次のコマ収差の発生を防ぐためには、条件(9)の上限値を0.93とし、(r5F−r5R)/(r5F+r5R)<0.93とすることが好ましい。
【0029】
また、第5レンズ群は、最も第1物体側に配置されて第2物体側に凸面を向けた第1正メニスカスレンズと、その第1正メニスカスレンズの第2物体側に配置されて第2物体側に凸面を向けた第2正メニスカスレンズとを有し、第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた第1正メニスカスレンズにおける第1物体側の曲率半径をr51F 、第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた第1正メニスカスレンズにおける第2物体側の曲率半径をr51R 、第5レンズ群中の第1正メニスカスレンズの第2物体側に配置された第2正メニスカスレンズにおける第1物体側の曲率半径をr52F 、第5レンズ群中の第1正メニスカスレンズの第2物体側に配置された第2正メニスカスレンズにおける第2物体側の曲率半径をr52R とするとき、以下の条件を満足することがより望ましい。
(10) 1.2<Q52/Q51<8
但し、Q51=(r51F −r51R )/(r51F +r51R )
Q52=(r52F −r52R )/(r52F +r52R )
である。
【0030】
この条件(10)の上限及び下限を越えると、第5レンズ群中において発生する球面収差やコマ収差を補正することが困難となり、優れた結像性能を実現することはできない。なお、よりバランス良く球面収差を補正するためには、条件(10)の下限値を3.3とし、3.3<Q52/Q51とすることが好ましい。
さらに、第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた第1正メニスカスレンズにおける第1物体側の曲率半径をr51F 、第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた第1正メニスカスレンズにおける第2物体側の曲率半径をr51R とするとき、以下の条件を満足することがより一層好ましい。
(11) 0.01<Q51<0.8
但し、Q51=(r51F −r51R )/(r51F +r51R )である。
【0031】
この条件(10)の上限及び下限を越えると、第5レンズ群中において発生する球面収差を十分に補正することが困難となるため好ましくない。なお、より十分に球面収差を補正するためには、条件(11)の下限値を0.09とし、0.09<Q51とすることが好ましく、より一層コマ収差をバランス良く補正するためには、条件(11)の上限値を0.25とし、Q51<0.25とすることが好ましい。
【0032】
また、第2レンズ群中の前方レンズ及び後方レンズは、第2レンズ群中の最も第1物体側に配置されて第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レンズの焦点距離をf2F、第2レンズ群中の最も第2物体側に配置されて第1物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ後方レンズの焦点距離をf2Rとするとき、以下の条件を満足することが好ましい。
(12) 0≦f2F/f2R<18
条件(12)では、前記第2レンズ群中の後方レンズの焦点距離f2Rと第2レンズ群中の前方レンズの焦点距離をf2Fとの最適な比率を規定している。この条件(12)の下限及び上限を越えると、第1レンズ群或いは第3レンズ群の屈折力のバランスが崩れ、ディストーションを良好に補正すること或いはペッツバール和と非点収差とを同時に良好に補正することが困難となる。
【0033】
なお、以上の各レンズ群において、十分なる収差補正機能を果たさせるには、具体的には、以下の構成とすることが望ましい。
まず、第1レンズ群において高次のディストーション並びに瞳の球面収差の発生を抑える機能を持たせるには、この第1レンズ群は、少なくとも2枚の正レンズを有することが好ましく、第3レンズ群において球面収差及びペッツバール和の悪化を抑える機能を持たせるには、この第3レンズ群は、少なくとも3枚の正レンズを有することが好ましく、さらには、第4レンズ群においてペッツバール和を補正しつつコマ収差の発生を抑える機能を持たせるには、この第4レンズ群は、少なくとも3枚の負レンズを有することが好ましい。また、第5レンズ群において球面収差の発生を抑える機能を持たせるには、この第5レンズ群は、少なくとも7枚の正レンズを有することが好ましく、さらに第5レンズ群において、負のディストーションとペッツバール和とを補正する機能を持たせるには、この第5レンズ群は、少なくとも1枚の負レンズとを有することが好ましい。また、第6レンズ群において球面収差を大きく発生しないように第2物体上に集光させるには、この第6レンズ群は、少なくとも1枚の正レンズを有することが好ましい。
【0034】
第6レンズ群において、さらに負のディストーションの発生を抑える機能を持たせるには、この第6レンズ群は、以下の条件(13)を満足するレンズ面を少なくとも1面有する3枚以下のレンズから構成されることが好ましい。
(13) 1/|φL|<20
但し、φ:レンズ面の屈折力、
L:第1物体から第2物体までの物像間距離、
である。尚、ここで言う、レンズ面の屈折力とは、そのレンズ面の曲率半径をrとし、そのレンズ面の第1物体側の媒質の屈折率をn1 とし、そのレンズ面の第2物体側の媒質をn2 とするとき、次式にて与えられるものである。
【0035】
φ=(n2 −n1 )/r
ここで、この条件(13)を満足するレンズ面を有するレンズが4枚以上となる場合には、第2物体の近傍に配置されるある程度の曲率を持つレンズ面が増すことになり、ディストーションの発生を招くため好ましくない。
次に、本発明による実施例について詳述する。本実施例における投影光学系は、図1に示すスキャン型の露光装置に応用したものである。
【0036】
まず、図1について簡単に説明すると、図示の如く、投影光学系PLの物体面には所定の回路パターンが形成された投影原版としてのレチクルR(第1物体)が配置されており、投影光学系PLの像面には、基板としてのウェハW(第2物体)が配置されている。レチクルRは露光時においてX方向へ移動するレチクルステージRSに保持され、ウェハWは露光時においてレチクルステージRSとは反対の−X方向へ移動するウェハステージWSに保持されている。また、レチクルRの上方には、図1に示す如く、Y方向に長手方向を持ちX方向に短手方向を持つスリット状(長方形状)の照明領域IF1 をレチクルR上に形成し、そのレチクルRを均一照明するための照明光学装置ISが配置されている。
【0037】
以上の構成により、照明光学装置ISから供給される光は、レチクルRをスリット状に照明し、投影光学系PLの瞳位置(開口絞りAS位置)には照明光学装置IS中の光源の像が形成され、所謂ケーラー照明がされる。そして、投影光学系PLによって、ケーラー照明されたレチクルRのパターン像が、投影光学系PLによりウェハW上に露光(転写)される。
【0038】
このとき、ウェハW上に露光されるレチクルRのパターン像の領域EF1 は、図1に示す如く、Y方向に長手方向を持ちX方向に短手方向を持つスリット状(長方形状)となっている。このため、投影光学系PLの投影倍率を1/M倍とすると、レチクルステージRSとウェハステージWSとは、M:1の速度比のもとで、X方向において互いに反対方向へ移動することにより、レチクルR全面のパターン像がウェハW上に転写される。
【0039】
さて、本実施例では、照明光学装置IS内部に配置される光源として、248.4nm の露光波長λを持つ光を供給するエキシマレーザとしたときの投影光学系の例を示しており、図2〜図4には本発明による第1〜第3実施例の投影光学系のレンズ構成図を示している。
図2〜図4に示す如く、各実施例の投影光学系は、第1物体としてのレチクルR側より順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、負の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、負の屈折力を持つ第4レンズ群G4と、正の屈折力を持つ第5レンズ群G5と、正の屈折力を持つ第6レンズ群G6とを有し、物体側(レチクルR側)及び像側(ウェハW側)においてほぼテレセントリックとなっており、縮小倍率を有するものである。
【0040】
図2〜図4に示す各実施例の投影光学系は、それぞれ物像間距離(物体面から像面までの距離、またはレチクルRからウェハWまでの距離)Lが1000、像側の開口数NAが0.6 、投影倍率Bが1/4、投影光学系PLのウェハW上における露光領域の直径又はウェハW上におけるスリット状の露光領域の対角長が26.4である。
【0041】
次に、第1実施例の具体的なレンズ構成を説明すると、図2に示す如く、まず、第1レンズ群G1は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズ(負メニスカスレンズ)L11と、両凸形状の2枚の正レンズL12及びL13と、物体側に凸面を向けた正レンズ(両凸レンズ)L14とを有している。
そして、第2レンズ群G2は、最も物体側に配置されて像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ(前方レンズ)L2Fと、最も像側に配置されて物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ(後方レンズ)L2Rと、第2レンズ群G2内の最も物体側に位置する負メニスカスレンズL2Fと第2レンズ群内の最も像側に位置する負メニスカスレンズL2Rとの間に配置されて負の屈折力を持つ中間レンズ群G2m とから構成されている。
【0042】
その中間レンズ群G2m は、全て負レンズで構成されており、具体的には、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズ(負メニスカスレンズ)Lm1と、両凹形状の負レンズLm2とから構成されている。
また、第3レンズ群G3は、物体側から順に、像側に凸面を向けた正レンズ(正メニスカスレンズ)L31と、像側に凸面を向けた正レンズ(両凸レンズ)L32と、両凸形状の2枚の正レンズL33及びL34と、物体側に凸面を向けた正レンズ(正メニスカスレンズ)L35とから構成されており、第4レンズ群G4は、物体側から順に、像側に凹面を向けた2枚の負レンズ(2枚の負メニスカスレンズ)L41及びL42と、両凹形状の負レンズL43と、物体側に凹面を向けた負レンズ(両凹レンズ)L44とから構成されている。
【0043】
第5レンズ群G5は、7枚の正レンズと2枚の負レンズで構成されており、具体的には、物体側から順に、像側に凸面を向けた2枚の正メニスカスレンズL51及びL52と、両凸形状の2枚の正レンズL53及びL54と、物体側に凹面を向けた負レンズ(負メニスカスレンズ)L55と、両凸形状の正レンズL56と、物体側に凸面を向けた2枚の正レンズ(2枚の正メニスカスレンズ)L57及びL58と、像側に凹面を向けた負レンズ(負メニスカスレンズ)L59とから構成され、第6レンズ群G6は、物体側に凸面を向けた正レンズ(正メニスカスレンズ)L61のみから構成される。
【0044】
ここで、第1実施例の第1レンズ群G1においては、像側に凹面を向けた負レンズ(負メニスカスレンズ)L11の像側のレンズ面と、両凸形状の正レンズL12の物体側のレンズ面とが、同程度の曲率を有しかつ比較的近接しているため、これらの2つのレンズ面が高次のディストーションを補正している。
本実施例では、第2レンズ群G2の最も物体側に配置される負の屈折力を持つ前方レンズL2Fは、像側に凹面を向けたメニスカス形状で構成されているため、コマ収差の発生を軽減することができ、また、第2レンズ群G2の最も像側に配置される負の屈折力を持つ後方レンズL2Rは、物体側に凹面を向けたメニスカス形状で構成されているため、前方レンズL2Fと共にコマ収差の発生を抑えることができる。さらに、第2レンズ群G2中の中間レンズ群G2mは、全て負レンズで構成しているため、高次のディストーションの発生を抑えることができる。
【0045】
また、第4レンズ群G4では、両凹形状の負レンズL43の物体側に凹面を像側に向けた負レンズL41を配置し、その両凹形状の負レンズL43の像側に物体側に凹面を向けた負レンズL44を配置する構成であるため、コマ収差の発生を抑えつつペッツバール和を補正することができる。
第5レンズ群G5では、7枚の正レンズ(L51、L52、L53、L54、L56、L57、L58)を含む構成としているため、高NA化に伴って第5レンズ群G5自身で発生する負の球面収差を抑えることができる。さらに、第5レンズ群G5では、物体側から第4番目の正レンズL54が、物体側に凹面を向けた負レンズ(負メニスカスレンズ)L55に対向する凸面を有し、かつ物体側に凹面を向けた負レンズ(負メニスカスレンズ)L55と反対側(物体側)のレンズ面も凸面である両凸形状のため、高NA化に伴う高次の球面収差の発生を抑えることができる。なお、第1実施例では、高NA化に伴う高次の球面収差の発生を抑えるために、物体側から順に、両凸形状の正レンズL54と、物体側に凹面を向けた負レンズ(負メニスカスレンズ)L55とを配置した例を示したが、この順番とは逆に、物体側から順に、負レンズL55の凹面を逆に向けて像側に凹面を向けた負レンズ(負メニスカスレンズ)L55と両凸形状の正レンズL54とを配置しても良い。
【0046】
なお、開口絞りASは、第5レンズ群G5中の物体側に位置する2枚の正メニスカスレンズ(L51、L52)間に配置されているが、この配置に限ることなく、基本的には、第5レンズ群G5中の最も物体側に位置する正レンズL51よりも像側に配置されていれば良い。このような開口絞りASの配置によって、高NA化に伴い第5レンズ群G5で発生しがちな高次の球面収差を抑えることができる。
【0047】
次に、図3を参照しながら、第2実施例の投影光学系のレンズ構成について説明する。図3に示す第2実施例の投影光学系の具体的なレンズ構成は、先に述べた図2に示す第1実施例と類似したレンズ構成を有するが、第2レンズ群G2、第4レンズ群G4及び第6レンズ群G6での構成が若干異なる。
まず、第2レンズ群G2中の中間レンズ群G2m は、第1実施例と比べて負レンズが1枚増えて、3枚の負レンズで構成されており、具体的には、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズ(負メニスカスレンズ)Lm1と、同じく像側に凹面を向けた負レンズ(平凹レンズ)Lm2と、両凹形状の負レンズLm3とから構成されている。この中間レンズ群G2m の3枚の負レンズからなる構成は、中間レンズ群G2m にて発生しがちなコマ収差を抑えるのにより有利となっている。
【0048】
また、第4レンズ群G4において、物体側から第4番目の物体側に凹面を向けた負レンズL44を、第1実施例では両凹レンズで構成していたが、第2実施例では、この負レンズL44を平凹レンズで構成している。
また、第6レンズ群G6は、第1実施例と比べて正レンズが1枚増えて、2枚の正レンズで構成され、具体的には、物体側から順に、物体側に凸面を向けた2枚の正レンズ(正メニスカスレンズ)L61及びL62で構成される。
【0049】
次に、図4を参照しながら、第3実施例の投影光学系のレンズ構成について説明する。図4に示す第3実施例の投影光学系の具体的なレンズ構成は、先に述べた図2に示す第1実施例と類似したレンズ構成を有するが、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との構成が若干異なる。
まず、第1レンズ群G1は、第1実施例と比べて正レンズが1枚減って、1枚の負レンズと2枚の正レンズで構成されており、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズ(負メニスカスレンズ)L11と、両凸形状の1枚の正レンズL12と、物体側に凸面を向けた正レンズ(両凸レンズ)L13とを有している。
【0050】
第2レンズ群G2中の中間レンズ群G2m は、第1実施例と比べて負レンズが1枚増えて、第2実施例と同様に3枚の負レンズで構成されており、具体的には、物体側から順に、像側に凹面を向けた2枚の負レンズ(2枚の負メニスカスレンズ)Lm1及びLm2と、両凹形状の負レンズLm3とから構成されている。この中間レンズ群G2m の3枚からなる負レンズの構成は、中間レンズ群G2m にて発生しがちなコマ収差を抑えるのにより有利となっている。
さて、以下の表1乃至表12において、それぞれ本発明における各実施例の諸元の値並びに条件対応数値を掲げる。
【0051】
但し、左端の数字は物体側(レチクル側)からの順序を表し、rはレンズ面の曲率半径、dはレンズ面間隔、nは露光波長λが248.4nm における合成石英SiO2 の屈折率、d0 は物体面(レチクル面)から第1レンズ群G1の最も物体側(レチクル側)のレンズ面(第1レンズ面)までの距離、Bfは第6レンズ群G6の最も像側(ウェハ側)のレンズ面から像面(ウェハ面)までの距離、Bは投影光学系の投影倍率、NAは投影光学系の像側での開口数、Lは物体面(レチクル面)から像面(ウェハ面)までの物像間距離、Iは物体面(レチクル面)から投影光学系全体の第1物体側焦点までの軸上距離(但し、投影光学系全体の第1物体側焦点とは、投影光学系の光軸に関する近軸領域での平行光を投影光学系の第2物体側から入射させ、その近軸領域の光が投影光学系を射出する時に、その射出光が光軸と交わる点を意味する)、f1 は第1レンズ群G1の焦点距離、f2 は第2レンズ群G2の焦点距離、f3 は第3レンズ群G3の焦点距離、f4 は第4レンズ群G4の焦点距離、f5 は第5レンズ群G5の焦点距離、f6 は 第6レンズ群G6の焦点距離、f2Fは第2レンズ群中の最も物体側に配置されて像側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レンズの焦点距離、f2Rは第2レンズ群中の最も像側に配置されて物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ後方レンズの焦点距離、f2mは第2レンズ群における前方レンズと後方レンズとの間の中間レンズ群の合成焦点距離、r51F は第5レンズ群中の最も物体側に設けられた第1正メニスカスレンズにおける物体側の曲率半径、r51R は第5レンズ群中の最も物体側に設けられた第1正メニスカスレンズにおける像側の曲率半径、r52F は第5レンズ群中の第1正メニスカスレンズの像側に配置された第2正メニスカスレンズにおける物体側の曲率半径、r52R は第5レンズ群中の第1正メニスカスレンズの像側に配置された第2正メニスカスレンズにおける像側の曲率半径、r5nは第5レンズ群内部に設けられた負メニスカスレンズにおける凹面の曲率半径、r5pは第5レンズ群内部に設けられた負メニスカスレンズの凹面に隣接して配置された正レンズにおける負メニスカスレンズの凹面と対向する凸面の曲率半径、r5Fは第5レンズ群中の最も像側に設けられた負レンズにおける物体側の曲率半径、r5Rは第5レンズ群の最も像側に配置される負レンズの像側の曲率半径、r6Fは第6レンズ群の最も物体側に配置されるレンズの物体側の曲率半径、d6 は第6レンズ群の最も物体側のレンズ面から像面までの軸上距離、φは第6レンズ群を構成するレンズのレンズ面の屈折力を表している。但し、Q51=(r51F −r51R )/(r51F +r51R )、Q52=(r52F −r52R )/(r52F +r52R )である。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】
【表5】
【0057】
【表6】
なお、上述の第1実施例において、正レンズL61の物体側のレンズ面では1/|φL|= 0.0985 であり、条件(13)を満足している。第2実施例において、正レンズL61の物体側のレンズ面では1/|φL|= 0.122であり、正レンズL62の物体側のレンズ面では1/|φL|= 0.383であり、条件(13)を満足している。第3実施例において、正レンズL61の物体側のレンズ面では1/|φL|= 0.0966 であり、条件(13)を満足している。このように、各実施例の第6レンズ群G6は、条件(13)を満足するレンズ面を持つ3枚以下のレンズから構成されている。
【0058】
以上の各実施例の諸元の値より、各実施例のものは、比較的広い露光領域と大きな開口数とを確保しながら、物体側(レチクル側)及び像側(ウェハ側)においてテレセントリックが達成されている事が理解できる。
また、図5、図6及び図7はそれぞれ本発明による第1乃至第3実施例における諸収差図を示している。
【0059】
ここで、各収差図において、NAは投影光学系の開口数、Yは像高を示しており、また、各非点収差図中において、点線は子午的像面(メリジオナル像面)、実線は球欠的像面(サジタル像面)を示している。
各収差図の比較より、各実施例とも諸収差がバランス良く補正され、特にディストーションが像全体にわたり殆ど零に近い状態まで極めて良好に補正されながら、0.6 に達する大きな開口数を持つ高解像力な投影光学系が実現されていることが理解される。
【0060】
なお、以上の各実施例では、248.4nm の光を供給するKrFエキシマレーザを光源として用いた例を示したがこれに限ることなく、193nm の光を供給するArFエキシマレーザ等の極紫外光源や、g線(436nm),i線(365nm)の光を供給する水銀アークランプ、さらにはそれ以外の紫外領域の光を供給する光源を用いたものにも応用し得ることは言うまでもない。
【0061】
また、各実施例では、投影光学系を構成するレンズは、非貼合せであり全て単一の光学材料、すなわち石英(SiO2 )から構成されている。ここで、上述の各実施例では単一の光学材料で構成されているため、低コスト化を達成している。しかしながら、露光光がある半値幅を持つ場合には、石英(SiO2 )と蛍石(CaF2 )との組み合わせ、あるいはその他の光学材料の組み合わせにより、色収差を補正することも可能である。さらに、露光光源が広帯域な場合には、複数種の光学材料を組み合わせて色収差を補正することも可能である。
【0062】
さらに、第1〜第3実施例の投影光学系は、図1に示す如く、スキャン型の露光装置に用いられるものとして示したが、本発明の投影光学系は、これに限ることなく、例えば、図8に示す如く、レチクルRのパターンをウエハW上に一括露光する一括露光方式の露光装置に適用できることは言うまでもない。
【0063】
【効果】
以上のように、本発明による投影光学系によれば、比較的広い露光領域を確保して、両側テレセントリックな光学系としながら、諸収差がバランス良く補正され、しかも大きな開口数を持つ高解像力な投影光学系が達成できる。特に、本発明の投影光学系では、ディストーション(高次のディストーションを含む)が極めて良好に補正されている。従って、本発明では、両側テレセントリック性の達成のみならず、ディストーションも極めて良好に補正されているため、像歪を非常に低減できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による投影光学系をスキャン型露光装置に適用した際の概略的な構成を示す図である。
【図2】本発明による第1実施例のレンズ構成図である。
【図3】本発明による第2実施例のレンズ構成図である。
【図4】本発明による第3実施例のレンズ構成図である。
【図5】本発明による第1実施例の諸収差図である。
【図6】本発明による第2実施例の諸収差図である。
【図7】本発明による第3実施例の諸収差図である。
【図8】本発明による投影光学系を一括露光方式の露光装置に適用した際の概略的な構成を示す図である。
【符号の説明】
G1 … 第1レンズ群、
G2 … 第2レンズ群、
G3 … 第3レンズ群、
G4 … 第4レンズ群、
G5 … 第5レンズ群、
G6 … 第6レンズ群、
L2F … 第2レンズ群中の前方レンズ、
L2R … 第2レンズ群中の後方レンズ、
G2m … 第2レンズ群中の中間レンズ群、
Claims (34)
- 第1物体の像を第2物体上に投影する投影光学系において、
前記投影光学系は、前記第1物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群と、負の屈折力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、負の屈折力を持つ第4レンズ群と、正の屈折力を持つ第5レンズ群と、正の屈折力を持つ第6レンズ群とを有し、
前記第2レンズ群は、最も第1物体側に配置されて前記第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レンズと、最も第2物体側に配置されて前記第1物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ後方レンズと、前記第2レンズ群中の前方レンズと前記第2レンズ群中の後方レンズとの間に配置されかつ負レンズのみで構成される中間レンズ群を含み、
前記中間レンズ群は、少なくとも2枚の負レンズを有し、
前記第5レンズ群は、少なくとも7枚の正レンズを有し、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1とし、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記第4レンズ群の焦点距離をf4、前記第5レンズ群の焦点距離をf5、前記第6レンズ群の焦点距離をf6、前記第2レンズ群中の前記中間レンズ群の合成焦点距離をf2m、前記第1物体から前記第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする投影光学系。
(1) 0.1<f1/f3<17
(2) 0.05<f2/f4<7
(3) 0.01<f5/L<0.9
(4) 0.02<f6/L<1.6
(5) 1.1<f2m/f2<2.9 - 前記第1物体から前記投影光学系全体の第1物体側焦点までの軸上距離をIとし、前記第1物体から前記第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1記載の投影光学系。
(6) 1.0<I/L - 前記第5レンズ群は、負メニスカスレンズと、該負メニスカスレンズの凹面と隣接して配置されかつ該負メニスカスレンズの凹面と対向する凸面を持つ正レンズとを有し、前記第5レンズ群中の前記負メニスカスレンズにおける凹面の曲率半径r5nとし、前記第5レンズ群中の前記負メニスカスレンズの凹面に隣接して配置された正レンズにおける負メニスカスレンズの凹面と対向する凸面の曲率半径r5pとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1又は請求項2の何れか一項記載の投影光学系。
(7) 0<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<1 - 前記第5レンズ群は、前記正レンズと隣接して配置された前記負メニスカスレンズの凸面側、及び前記負メニスカスレンズと隣接して配置された前記正レンズの前記負メニスカスレンズとは反対側において、それぞれ少なくとも1枚以上の正レンズを有することを特徴とする請求項3記載の投影光学系。
- 前記第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ面の曲率半径をr6Fとし、第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ面から第2物体までの軸上距離をd6とするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項記載の投影光学系。
(8) 0.50<d6/r6F<1.50 - 前記第5レンズ群は、最も第2物体側に配置されて第2物体側に凹面を向けた負レンズを有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項記載の投影光学系。
- 前記第5レンズ群中の最も第2物体側に設けられた負レンズにおける第1物体側の曲率半径をr5F、前記第5レンズ群中の最も第2物体側に設けられた負レンズにおける第2物体側の曲率半径をr5Rとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項6記載の投影光学系。
(9) 0.30<(r5F−r5R)/(r5F+r5R)<1.28 - 前記第5レンズ群は、最も第1物体側に配置されて第2物体側に凸面を向けた第1正メニスカスレンズと、該第1正メニスカスレンズの第2物体側に配置されて第2物体側に凸面を向けた第2正メニスカスレンズとを有し、前記第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた前記第1正メニスカスレンズにおける第1物体側の曲率半径をr51F、前記第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた前記第1正メニスカスレンズにおける第2物体側の曲率半径をr51R、前記第5レンズ群中の前記第1正メニスカスレンズの第2物体側に配置された第2正メニスカスレンズにおける第1物体側の曲率半径をr52F、前記第5レンズ群中の前記第1正メニスカスレンズの第2物体側に配置された第2正メニスカスレンズにおける第2物体側の曲率半径をr52Rとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項記載の投影光学系。
(10) 1.2<Q52/Q51<8
但し、Q51=(r51F−r51R)/(r51F+r51R)
Q52=(r52F−r52R)/(r52F+r52R)
である。 - 前記第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた前記第1正メニスカスレンズにおける第1物体側の曲率半径をr51F、前記第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた前記第1正メニスカスレンズにおける第2物体側の曲率半径をr51Rとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項8記載の投影光学系。
(11) 0.01<Q51<0.8
但し、Q51=(r51F−r51R)/(r51F+r51R)である。 - 前記第2レンズ群中の最も第1物体側に配置されて前記第2物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ前方レンズの焦点距離をf2F、前記第2レンズ群中の最も第2物体側に配置されて前記第1物体側に凹面を向けた負の屈折力を持つ後方レンズの焦点距離をf2Rとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項記載の投影光学系。
(12) 0≦f2F/f2R<18 - 前記第1レンズ群は、少なくとも2枚の正レンズを有し、前記第3レンズ群は、少なくとも3枚の正レンズを有し、前記第4レンズ群は、少なくとも3枚の負レンズを有し、前記第5レンズ群は、少なくとも7枚の正レンズ及び少なくとも1枚の負レンズとを有し、前記第6レンズ群は、少なくとも1枚の正レンズを有することを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか一項記載の投影光学系。
- 前記第6レンズ群は、以下の条件を満足するレンズ面を少なくとも一面有する3枚以下のレンズからなることを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか一項記載の投影光学系。
(13) 1/|φL|<20
但し、φ:前記レンズ面の屈折力、
L:前記第1物体から前記第2物体までの物像間距離、
である。 - 前記投影光学系の倍率は、1/4であることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の投影光学系。
- 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載の投影光学系。
0.4<f2/f4 - 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載の投影光学系。
0.081<f5/L - 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至15の何れか一項に記載の投影光学系。
1.86<f2m/f2 - 前記第1物体から前記投影系全体の第1物体側焦点までの軸上距離をIとし、前記第1物体から前記第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至16の何れか一項に記載の投影光学系。
1.7<I/L - 前記第1物体から前記投影系全体の第1物体側焦点までの軸上距離をIとし、前記第1物体から前記第2物体までの距離をLとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至16の何れか一項に記載の投影光学系。
I/L<6.8 - 前記第5レンズ群は、負メニスカスレンズと、該負メニスカスレンズの凹面と隣接して配置されかつ該負メニスカスレンズの凹面と対向する凸面を持つ正レンズとを有し、前記第5レンズ群中の前記負メニスカスレンズにおける凹面の曲率半径r5nとし、前記第5レンズ群中の前記負メニスカスレンズの凹面に隣接して配置された正レンズにおける負メニスカスレンズの凹面と対向する凸面の曲率半径r5pとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至18の何れか一項記載の投影光学系。
0.01<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<1 - 以下の条件を満足することを特徴とする請求項19に記載の投影光学系。
0.01<(r5p−r5n)/(r5p+r5n)<0.7 - 前記第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ面の曲率半径をr6Fとし、第6レンズ群の最も第1物体側のレンズ面から第2物体までの軸上距離をd6とするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至20の何れか一項記載の投影光学系。
0.84<d6/r6F<1.50 - 前記第5レンズ群は、最も第2物体側に配置されて第2物体側に凹面を向けた負レンズを有し、
前記第5レンズ群中の最も第2物体側に設けられた負レンズにおける第1物体側の曲率半径をr5F、前記第5レンズ群中の最も第2物体側に設けられた負レンズにおける第2物体側の曲率半径をr5Rとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至21の何れか一項に記載の投影光学系。
0.30<(r5F−r5R)/(r5F+r5R)<0.93 - 前記第5レンズ群は、最も第1物体側に配置されて第2物体側に凸面を向けた第1正メニスカスレンズと、該第1正メニスカスレンズの第2物体側に配置されて第2物体側に凸面を向けた第2正メニスカスレンズとを有し、前記第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた前記第1正メニスカスレンズにおける第1物体側の曲率半径をr51F、前記第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた前記第1正メニスカスレンズにおける第2物体側の曲率半径をr51R、前記第5レンズ群中の前記第1正メニスカスレンズの第2物体側に配置された第2正メニスカスレンズにおける第1物体側の曲率半径をr52F、前記第5レンズ群中の前記第1正メニスカスレンズの第2物体側に配置された第2正メニスカスレンズにおける第2物体側の曲率半径をr52Rとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至22の何れか一項記載の投影光学系。
3.3<Q52/Q51<8
但し、Q51=(r51F−r51R)/(r51F+r51R)
Q52=(r52F−r52R)/(r52F+r52R)
である。 - 前記第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた前記第1正メニスカスレンズにおける第1物体側の曲率半径をr51F、前記第5レンズ群中の最も第1物体側に設けられた前記第1正メニスカスレンズにおける第2物体側の曲率半径をr51Rとするとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項23に記載の投影光学系。
0.09<Q51<0.8
但し、Q51=(r51F−r51R)/(r51F+r51R)である。 - 以下の条件を満足することを特徴とする請求項24に記載の投影光学系。
0.09<Q51<0.25 - 前記第1レンズ群は、少なくとも2枚の正レンズを有し、
前記第3レンズ群は、少なくとも3枚の正レンズを有し、
前記第4レンズ群は、少なくとも3枚の負レンズを有し、
前記第6レンズ群は、少なくとも1枚の正レンズを有することを特徴とする請求項1乃至25の何れか一項に記載の投影光学系。 - 前記投影光学系は縮小倍率を有することを特徴とする請求項1乃至26の何れか一項に記載の投影光学系。
- 前記投影光学系は、第1物体側及び第2物体側においてほぼテレセントリックであることを特徴とする請求項1乃至27の何れか一項に記載の投影光学系。
- 所定の回路パターンが形成された投影原版を基板上に露光する露光装置において、
前記投影原版を保持する第1ステージと、
前記投影原版を照明する照明光学手段と、
第1物体としての前記投影原版の前記回路パターンの像を、第2物体としての前記基板上に形成するための請求項1乃至28の何れか一項に記載の投影光学系と、
前記基板を保持する第2ステージとを有することを特徴とする露光装置。 - 前記基板上での前記回路パターン像の領域はスリット状であることを特徴とする請求項29に記載の露光装置。
- 前記投影光学系の投影倍率を1/M倍とするとき、露光時において、前記第1ステージと前記第2ステージとは、M:1の速度比のもとで、所定の走査方向へ移動することを特徴とする請求項29又は30に記載の露光装置。
- 所定の回路パターンが形成された投影原版を基板上に露光する露光方法において、
前記投影原版を照明する照明工程と、
請求項1乃至28の何れか一項に記載の投影光学系を用いて、第1物体としての前記投影原版の前記回路パターンの像を、第2物体としての前記基板上に形成する投影工程とを有することを特徴とする露光方法。 - 前記基板上での前記回路パターン像の領域はスリット状であることを特徴とする請求項32に記載の露光方法。
- 前記投影工程は、前記投影光学系の投影倍率を1/M倍とするとき、前記第1ステージと前記第2ステージとは、M:1の速度比のもとで、所定の走査方向へ移動する工程を有することを特徴とする請求項32又は33に記載の露光方法。
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