JP3359302B2 - 投影露光装置 - Google Patents

投影露光装置

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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70241Optical aspects of refractive lens systems, i.e. comprising only refractive elements
    • GPHYSICS
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/22Telecentric objectives or lens systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は投影光学系及びそれ
を用いた投影露光装置に関し、例えばレチクルパターン
を感光基板に、ステップアンドリピート方式、又はステ
ップアンドスキャン方式等を利用して投影露光し、I
C,LSI,CCD,液晶パネル等のサブミクロン、又
はクオーターミクロン以下の高集積度のデバイス(半導
体素子)を製造する際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の製造用の投影露光装置で
は、照明系(照明光学系)からの光束(露光光)で電子
回路パターンを形成したレチクルを照射し、該パターン
を投影光学系でウエハ面上に投影露光している。
【0003】近年、半導体素子の高集積化が進むに従
い、投影光学系に対する仕様や性能もますます厳しいも
のが要求されてきている。一般に高い解像力を得るため
には露光波長の短波長化、投影光学系の収差の良好なる
補正、投影光学系のNAの高NA化等が有効な手段とし
て用いられている。
【0004】従来より露光光としては、i線ランプか
ら、又はKrF、ArfさらにはF2といったエキシマ
レーザー等からの光が利用されている。
【0005】投影光学系の高NA化についてはNA0.
6から0. 65へさらにはNA0.7へとより高NA化
へ進みつつある。
【0006】収差補正ではレチクルやウェハーの反りに
よる像歪みを軽減するために両側テレセントリックを形
成しつつも、投影光学系に起因するディストーションを
極力小さくすると同時に、各像高における最良像点の像
面幅(像面湾曲量)も最小にし、しかも各像高における
コントラストゲインもできるだけ均一になるようにして
いる。
【0007】また、半導体素子製造時には種々のレチク
ルパターンや線幅に対し、最良パターン像になるように
照明条件を種々と変更して露光を行うが、このとき各照
明条件間での、ディストーションの格差、像面平坦性等
を最小にする為に、各像高においてコマ収差を極力小さ
くし、像面を一致させるようにしている。
【0008】この他、投影露光装置として重要な要素と
なっているスループットを向上させる為に、チップサイ
ズの大型化がなされてきており、このため 投影光学系
の露光領域の拡大もなされている。
【0009】投影露光装置に用いられる投影光学系とし
て、すべてのレンズ系が球面で構成された投影光学系
が、例えば特開平9−105861号公報、特開平10
−48517号公報、特開平10−79345号公報等
にて提案されている。
【0010】又、非球面を用いて収差を補正させている
投影光学系が、例えば特公平7−48089号公報、特
開平7−128592号公報、特開平8−179204
号公報、特開平5−34593号公報、特開平10−1
97791号公報、特開平10−154657号公報、
特開平10−325922号公報、特開平10−333
030号公報、特開平11−6957号公報等にて提案
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】投影光学系において露
光波長の短波長化、高NA化を行い、しかも比較的広い
露光領域を確保しつつ、各照明モードにわたり性能変化
が少なく、高い光学性能を得るには各レンズ群の屈折力
やレンズ構成を適切に設定する必要がある。
【0012】一般に,性能変化が少なく高い光学性能を
得るには、例えば各レンズ群の屈折力を小さくして各レ
ンズ群で発生する収差量を小さくするか、各レンズ群の
レンズ枚数を増加させて収差補正上の自由度を増やすこ
とが必要となってくる。
【0013】このため短波長化しつつ高NAでかつ広い
露光領域を達成しようとすると、どうしてもレンズ共役
長(物像間距離)が大きくなったり、レンズ径やレンズ
枚数が増加するなどして、レンズ系全体が重厚長大化し
てくるという問題点が生じてくる。
【0014】こうなると環境変化や組立精度によるレン
ズの変形による結像性能の劣化という問題も生じてく
る。レンズ径が大きくなればなるほどレンズ自身の重力
による自重変形も大きくなり、しかもある共役長の制限
内で目標性能を達成しようとすると、どうしてもレンズ
枚数も増加するのでレンズの肉厚が薄くなり、これも自
重変形を大きくする。自重変形が大きくなるとレンズ両
面の曲率半径が設計値からズレしてしまうので、結像性
能が劣化してしまう。また、レンズはメカ金物で保持さ
れるが、加工精度上、厳密にはメカ金物がレンズを均等
に保持することは困難なので、自重変形が大きくなって
レンズが光軸に対し非対称に変形してしまうと非対称な
収差が発生し結像性能劣化の要因となってしまう。
【0015】さらに設計性能に関するものとしては、線
幅(パターン線幅)によるベスト像面位置の変化、各像
高による像点位置の変化やコントラスト変化、各照明条
件間でのディストーションの変化や像面平坦性の変化、
等が問題になってくる。
【0016】線幅によるベスト像面位置の変化は、主に
補正しきれていない残存球面収差が起因している。各像
高による像点位置の変化やコントラスト変化は、各像高
でのサジタル、メリディオナル像面の変化や非点収差、
コマ収差の変化に起因している。各照明条件間でのディ
ストーションの変化や像面平坦性の変化は、ディストー
ションの残存量や各照明条件の瞳上の光線通過領域内で
の収差量に起因している。これら収差変化は短波長化、
高NA化、広い露光領域の確保、等を追求すればするほ
ど顕著になってくる。
【0017】また、光源の波長が上記エキシマの領域に
おいては、使用可能なレンズ材料が石英と蛍石に限られ
てくる。これは主に透過率の低下に起因するものであ
り、従来のようにレンズ構成枚数が多く全硝材厚が大き
い光学系では、ウエハー上での光露光量が低下するため
スループットが低下してしまうし、レンズの熱吸収によ
る焦点位置の変動、収差変動などの問題が生じてきてし
まう。
【0018】特に近年、半導体素子の高集積化という業
界動向により、露光光のさらなる短波長化、投影光学系
のさらなる高NA化等の要望があるが,レンズ全系の重
厚長大化と自重変形の発生を抑制しつつも、目標の光学
性能を達成するのは非常に困難になってきており、レン
ズ共役長を大きくすることでレンズ群の屈折力を小さく
して、レンズ枚数を増加させて設計の最適化を行ってい
る。
【0019】しかしながら、最近では投影光学系の収差
補正及び結像性能のさらなる改善が望まれている。
【0020】特開平9−105861号公報、特開平1
0−48517号公報、特開平10−79345号公報
は、すべてのレンズが球面であり、レンズ枚数が27〜
30枚の構成であり、NAは0.6程度である。
【0021】この状態で高NA化を達成しようとする
と、レンズ枚数を現状維持とした場合は収差補正が相当
困難になり、さもなくばレンズ全長を大きくしなければ
ならずレンズ径も大きくなってしまう。レンズ枚数をさ
らに増加させて収差補正を試みるとしても、レンズを追
加するスペースがほとんどないため、個々のレンズ厚を
小さくするか、さもなくばやはりレンズ全長を大きくし
なければならない。
【0022】いずれにしても、前述した自重変形が増大
し、レンズ全系も大型化してしまう。加えて光源が短波
長領域においては、レンズ材料による吸収が大きくなる
ために透過率が低下してくるが、レンズ構成枚数が多い
光学系では、ウェハー上での光露光量がさらに低下して
しまうのでスループットも低下してしまうし、レンズの
熱吸収による焦点位置の変動、収差変動なども増大して
しまう。
【0023】特公平7−048089号公報、特開平7
−128592号公報は、NAが小さく露光領域も小さ
い光学系になっている。凹レンズ群(負レンズ群)のパ
ワーも小さいのでペッツバール和の補正には不利な光学
系であり、高NA化、露光領域の拡大を図ろうにも特に
像面湾曲が悪化してしまう。また共に物体側がテレセン
トリックでないため、レチクルの湾曲により像歪みが発
生してしまう。
【0024】特開平8−179204号公報は、第5,
6実施例で共にウェハー側の最終面に非球面が施してあ
るが、非球面に関して特に説明はない。結像性能として
は歪曲収差と像面湾曲、非点収差の補正が十分ではな
く、歪曲収差が各々最大26.7nm、11.7nm、
最軸外の非点収差が各々1.262μm、0.896μ
mと大きな値となっている。
【0025】特開平5−34593号公報は、非球面を
用いて、レンズの透過率を確保するため少ない枚数で構
成し収差補正をしているが、解像力に寄与するNAは
0.45と小さく露光領域も10×10〜15×15と
小さいレンズ系となっている。そして記述されているよ
うに、負の第2群と正の第4群に非球面を導入すること
により、主に球面収差を補正している。ペッツバール和
を補正するため、負の第2群のパワーを強くしつつも、
他の正のレンズ群とのバランスにおいて球面収差を補正
するために第2群に非球面を施しているのである。また
球面収差を補正するために軸上光束径が大きい第4群に
も非球面を施している。
【0026】しかしながら、第2群の軸上マージナル光
線高は第3、4群に比較するとかなり低く、非球面を導
入し効果的に球面収差を補正するのが難しい。(3次の
球面収差係数は軸上マージナル光線高hの4乗に比例す
るから)。
【0027】第2群の最軸外主光線高も低く、ほとんど
光軸付近を通っているため、非球面により、物体側テレ
セントリック性を確保しつつディストーションや像面湾
曲、非点収差を補正するとしても寄与が小さい(3次の
非点収差係数、像面湾曲係数は主光線高の2乗に、歪曲
収差係数は主光線高の3乗に比例するから)。
【0028】この従来例では高NA化(NA0.65程
度)や露光領域の拡大(φ27.3mm程度)に対応し
ようとしても、まず負のパワーの大半を担っている第2
群のパワーが小さいのでペッツバール和を補正できずに
像面湾曲、非点収差が悪化してしまう。加えて高NA化
により物体側の光束が大きくなってくると、物体側テレ
セントリック性、ディストーション、像面湾曲の補正を
主としている物体側の正の第1群、負の第2群が各々レ
ンズ1枚だけで構成されているので、それらのレンズ群
の収差補正の負担が激増し、良好な結像性能を達成する
ことが困難になる。
【0029】特開平10−197791号公報は、少な
いレンズ枚数ながら広い露光領域と高解像力を確保して
いる。露光領域はφ25〜φ29mmであるが、NAは
0.48〜0.50である。
【0030】特開平10−154657号公報は、レン
ズ系に非球面レンズを構成しているが、この非球面は、
記述されているように、ある所望の仕様を持つ投影光学
系を実現するために、設計時に積極的に収差を補正する
ために導入された非球面とは異なり、複数の光学部材を
用いて投影光学系を組み立てて製造する、例えば組み立
て調整した際に、光学部品自体の製造誤差並びに投影光
学系の調整誤差等により除去困難な残存する高次の収差
を補正しているものである。
【0031】すなわち、光学設計は、すべて球面系で行
っているため、非球面により製造誤差を補正したとして
も、製品としては球面系の設計値以上の性能は達成でき
ない(このため非球面量は非常に小さくなっている)。
したがって、このまま高NA化に対応しようとしても前
述した課題を解決するのは、非常に困難である。
【0032】特開平10−325922号公報は、本文
中の説明によれば、投影光学系を5つのレンズ群で構成
し、第1レンズ群か第2レンズ群のどちらか一方に1つ
の非球面、第4レンズ群か第5レンズ群のどちらか一方
に1つの非球面、を使用することにより、少ない構成枚
数で、主に歪曲収差と球面収差を補正している。
【0033】実施例はNA0.6であり、しかも第4レ
ンズ群に非球面を使用した実施例はなく、収差的には像
面湾曲、非点収差は比較的良好に補正されているものの
球面収差の高次成分が大きくアンダーに発生しており、
歪曲収差も最大像高で30nm程度となっている。
【0034】この提案では非球面使用による収差補正効
果の大きい面に非球面を用いるとはあるがそれ以上の詳
細な説明はない。したがって、さらなる高NA化に対応
しようとすると、収差が悪化してくる傾向がある。
【0035】またレンズ枚数を増やすことにより補正自
由度を増加させて対応しようとしても、像面側には比較
的スペースが残っているので球面収差は補正できても、
物体側の第1群から第3群にかけては、レンズが密に連
続しており、レンズを新たに追加するスペースがないの
で、像面湾曲、非点収差、歪曲収差等の補正が困難にな
る。レンズの中心厚を小さくして追加すると今度は前述
した自重変形が生じてしまう。
【0036】特開平10−333030号公報は、非球
面を用いて15枚程度という少ないレンズ枚数ながら、
NA0.63〜0.75と露光領域Ф27〜30mmを
達成している。説明によれば、レンズ構成を正群からな
る2群構成とし、ウェハー側の第1群を顕微鏡対物レン
ズ、レチクル側の第2群をガウス型レンズとすることで
各群にて発生するサジタルコマを相互に打ち消すという
構想のもと、ウェハー側の第1群に少なくとも1面の非
球面を導入しコマ収差を補正し、第2群の有効径の大き
い面にも非球面を導入し球面収差を補正している。
【0037】しかしながら、該公報にはサジタルコマに
関しては不図示であり、補正状況がわからない。本出願
人がデータを入力し再現したところ、横収差においてメ
リディオナルのコマ収差、サジタルハロ等の像高による
変化が大きかった。
【0038】また球面収差、非点収差は良好に補正され
ているものの、歪曲収差については特に高次成分が大き
く残存しており、最大値が第1実施例から第4実施例に
かけて順に、12nm、45nm、26nm、46nm
となっている。ウェハー側のテレセントリック性につい
ては、第1実施例から第4実施例にかけて順に焦点深度
1μmあたりの像高変化が、24nm、22nm、19
nm、9nmである。
【0039】さらに、ウェハーからレンズまでの距離
が、11〜12mmと短いため、オートフォーカス等の
機構装置との干渉の可能性が大きい。
【0040】特開平11−6957号公報は、非球面を
用いて主に高NA化(NA0.75〜0.80)を達成
している。説明によれば、主たる構成として第4レンズ
群または第5レンズ群が少なくとも1面の非球面を含む
ことにより、高NA化への影響が大きい収差、すなわち
サジタルコマ収差、高次の球面収差を補正している。
【0041】しかしながら、実施例についてみると、サ
ジタルコマについては不図示であり、レンズ構成枚数は
27〜29枚、光学共役長は1200〜1500mmで
ある。
【0042】したがって光源が短波長領域(Arf等)
になるとレンズ材料の吸収によりウェハー上での露光量
が低下し、スループットが低下する。又レンズの熱吸収
による焦点位置や収差の変動なども増大してくる。また
高NAでレンズ共役長も大きいのでレンズ径もφ284
〜400mmと大きく、自重変形も増大してくる。レン
ズ共役長を短縮する、レンズ厚を増加させる、など自重
変形を抑制する手段を施すにもスペ−ス的に困難であ
る。
【0043】非球面を利用してレンズ枚数を削減するな
どが考えられるが、第1実施例から第5実施例において
は非球面数を2面から6面に増加させているものの、す
べてレンズ枚数が29枚と同様の構成をしており、また
6面という最も多い非球面数を使用している第5実施例
においても最軸外像高のサジタル像面が−0.484μ
と残存しており、歪曲収差が13.1nmであり、高次
の球面収差も残存している。
【0044】第6,7実施例においても歪曲収差がそれ
ぞれ33nm、58nmである。第8,9実施例ではデ
−タ不備により性能の再現ができないが、レンズ共役長
が1500mmと突出して大きい。
【0045】本発明は、歪曲収差、像面湾曲、非点収
差、コマ収差、球面収差等を良好に補正し、露光領域全
般にわたり高い光学性能を有し、高NA化と、広い露光
領域を容易に達成することができる投影露光装置の提供
を目的とする。
【0046】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の投影露
光装置は、正の屈折力のレンズ群と負の屈折力のレンズ
群からなる複数のレンズ群とを有する投影光学系で、
チクル面のパターンを感光基板に投影露光する投影露光
装置において、前記投影光学系は、両面が非球面の非球
面レンズを有しており、前記非球面レンズの両面の非球
面は、面の中心から周辺部にかけて、互いに局所曲率パ
ワーの変化が逆符号の領域を有しており、 前記投影光学
系の共役長をL、負レンズ群のパワーの総和をφoとし
たとき |L×φo|>17(φo=Σφoi;φoiは第i負群のパワー) ・・・(1) であり、軸上マージナル光線の高さをh、最軸外主光線
の高さをh b としたとき |h b /h|>0.35 ・・・(2) を満足する位置に前記各非球面が配置されており、前記
各非球面の非球面量を△ASPHとしたとき |△ASPH/L|>1.0×10 -6 ・・・(3) を満足する ことを特徴としている。
【0047】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記投影光学系は複数の非球面レンズを有し、該
数の非球面レンズはすべて両面が非球面であることを特
徴としている。
【0048】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記複数のレンズ群は各々が両面が非球面で
ある非球面レンズを含んでいることを特徴としている。
【0049】請求項4の発明は請求項1乃至3のいずれ
か1項の発明において |L×φo|<70(φo=Σφoi;φoiは第i負群のパワー) ・・・(1a) |△ASPH/L|<0.02 ・・・(3a) を満足することを特徴としている。
【0050】請求項5の発明は請求項1乃至3のいずれ
か1項の発明において |L×φo|<70(φo=Σφoi;φoiは第i負群のパワー) ・・・(1a) |hb /h|<15 ・・・(2a) |△ASPH/L|<0.02 ・・・(3a) を満足することを特徴としている。
【0051】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れか1項の発明において前記投影光学系は物像界で両側
テレセントリック系であることを特徴としている。
【0052】請求項7の発明のデバイスの製造方法は、
請求項1乃至6のいずれか1項の投影露光装置を用いて
レチクル面上のパターンをウエハ面上に投影露光した
後、該ウエハを現像処理工程を介してデバイスを製造し
ていることを特徴としている。
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【発明の実施の形態】図1は本発明の投影露光装置に用
いる投影光学系の数値実施例1のレンズ断面図、図2は
本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例
1の非球面の局所曲率パワーの変化の説明図、図3は本
発明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例1
の収差図である。
【0061】図4は本発明の投影露光装置に用いる投影
光学系の数値実施例2のレンズ断面図、図5は本発明の
投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例2の非球
面の局所曲率パワーの変化の説明図、図6は本発明の投
影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例2の収差図
である。
【0062】図7は本発明の投影露光装置に用いる投影
光学系の数値実施例3のレンズ断面図、図8は本発明の
投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例3の非球
面の局所曲率パワーの変化の説明図、図9は本発明の投
影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例3の収差図
である。
【0063】図10は本発明の投影露光装置に用いる投
影光学系の数値実施例4のレンズ断面図、図11は本発
明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例4の
非球面の局所曲率パワーの変化の説明図、図12は本発
明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例4の
収差図である。
【0064】図13は本発明の投影露光装置に用いる投
影光学系の数値実施例5のレンズ断面図、図14は本発
明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例5の
非球面の局所曲率パワーの変化の説明図、図15は本発
明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例5の
収差図である。
【0065】図16は本発明の投影露光装置に用いる投
影光学系の数値実施例6のレンズ断面図、図17は本発
明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例6の
非球面の局所曲率パワーの変化の説明図、図18は本発
明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例6の
収差図である。
【0066】図19は本発明の投影露光装置に用いる投
影光学系の数値実施例7のレンズ断面図、図20は本発
明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例7の
非球面の局所曲率パワーの変化の説明図、図21は本発
明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例7の
収差図である。
【0067】図22は本発明の投影露光装置に用いる投
影光学系の数値実施例8のレンズ断面図、図23は本発
明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例8の
非球面の局所曲率パワーの変化の説明図、図24は本発
明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例8の
収差図である。
【0068】図25は本発明の投影露光装置に用いる投
影光学系の数値実施例9のレンズ断面図、図26は本発
明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例9の
非球面の局所曲率パワーの変化の説明図、図27は本発
明の投影露光装置に用いる投影光学系の数値実施例9の
収差図である。
【0069】レンズ断面図において、PLは投影光学系
である。Giは物体側(距離の長い共役側)から数えた
第iレンズ群(第i群)である。
【0070】IPは像面であり、投影露光装置に用いた
ときはウエハ面に相当している。第i群のうち奇数のレ
ンズ群は正の屈折力(凸)のレンズ群、偶数のレンズ群
は負の屈折力(凸)のレンズ群である。
【0071】レンズ面に付した「○」印は非球面である
ことを示している。
【0072】図1,図4,図7,図10の数値実施例1
〜4は、物体側より順に正,負そして正の屈折力のレン
ズ群の3つのレンズ群(3群タイプ)より成っている。
【0073】図13,図16,図19の数値実施例5〜
7は、物体側より順に正,負,正,負そして正の屈折力
のレンズ群の5つのレンズ群(5群タイプ)より成って
いる。
【0074】図22,図25の数値実施例8,9は、物
体側より順に正,負,正,負,正,負そして正の屈折力
のレンズ群の7つのレンズ群(7群タイプ)より成って
いる。
【0075】いずれの数値実施例においてもレンズ系全
体を適切なパワー分担のもとで、適切な面に非球面を導
入することにより良好な光学性能を達成している。
【0076】本発明の投影光学系は,高NA化、広い露
光領域を確保している。
【0077】この為に光学系全体を正の屈折力のレンズ
群と負の屈折力のレンズ群とを含む、複数のレンズ群よ
り構成し、パワー分担(屈折力分担)を適切に設定して
いる。
【0078】本発明に係る投影光学系では少なくとも1
枚のレンズの両面を非球面で構成することにより良好な
光学性能を達成している。
【0079】本発明に係る投影光学系は,従来例と比較
して高NA化、広い露光領域を確保している。そのうえ
で、良好な結像性能を得るには収差補正の自由度を格段
に向上させる必要がある。そこで少なくとも1枚以上の
非球面レンズを用いるとしても、その非球面レンズのう
ち1枚の非球面レンズの両面を非球面とするか、または
使用するすべての非球面レンズの両面を非球面としてい
る。両面非球面レンズと片面非球面レンズの収差補正上
の違いは、特に本発明のように収差の高次領域まで良好
な補正が要求される投影光学系で顕著になってくる。
【0080】すなわち、すべて球面レンズで構成された
投影光学系において、すでに新たなレンズを追加するス
ペ−スがない場合には、両面非球面レンズを導入するこ
とにより収差補正自由度の大幅な向上が図られ、レンズ
枚数を増加させることなく、ひいては減少させることが
可能となってくる。
【0081】片面非球面レンズでは片面が球面又は平面
であるために、収差の高次領域を補正するとしてもやは
り低次の影響を受けやすく全体としてバランスを取らざ
るを得ないが、両面非球面レンズでは、低次も高次も独
立的に補正が可能となる。
【0082】さらには、良好な結像性能を得るためにパ
ワー分担に着目している。というのは像面湾曲、非点収
差を補正するには、ペッツバ−ル和を小さくする必要が
あるが、これは非球面の有無に関わらず光学系のパワー
配置で決定されてしまうからである。
【0083】すなわち本発明では、条件(1)式のよう
にレンズ系の共役長(物像間距離)Lと負の屈折力のレ
ンズ群のパワー総和φoの積を規定している。一般的に
共役長Lが長くなると総和φoも小さくなり、逆に共役
長Lが短くなると総和φoは大きくなる。
【0084】本発明においてはそれらの積が17以上と
することにより、負の屈折力のレンズ群のパワーの総和
を大きく設定し、主に像面湾曲、非点収差を良好に補正
する手段としている。条件式(1)の下限を越えると、
ペッツバ−ル和が正の方向へ大きくなるため、非球面を
用いたとしても像面湾曲、非点収差を良好に補正するこ
とが困難になってくる。
【0085】なお非球面の導入を結像性能により効果的
に発揮させるには条件()式を満足させると良い。条
件()式は非球面量に関して規定するもので、この下
限値を越えると、良好な結像性能を得るために設計的に
積極的に非球面を用いたとしても非球面の効果が十分に
発揮されなくなる。
【0086】例えば共役長を1000mm、使用波長を
193nmとすると条件式(2)から△ASPH=0.
001mmとなりニュ−トンリング約10本分に相当す
る。これは投影露光系に用いる非球面としては十分に大
きな値である。さらに、より効果的に非球面を使用する
には |△ASPH/L|>1.0×10-5 として、非球面量を大きくするとよい。
【0087】条件()式は、条件(1)式を規定した
上で 非球面を導入するに際し、適切な面を規定してい
る。従来から縮小投影光学系においては、テレセントリ
ック性を保ちつつも、歪曲収差、像面湾曲、非点収差、
加えて、メリディオナルとサジタルの横収差を各々良好
に補正するのは非常に困難であった。
【0088】というのは、テレセントリック性、歪曲収
差、像面湾曲、非点収差はどれも光束中心を通る主光線
に関する収差量であり、それらの収差等はレンズ系全体
を通して主光線高が高い物体側のレンズ配置、レンズ形
状に依存しているが、物体上のすべての物点からの主光
線に対しテレセントリック性を維持しつつも、歪曲収
差、像面湾曲、非点収差を補正するように同じ主光線を
屈折させるというのが、相当な困難を伴っていたことに
よる。
【0089】またレンズ面上でメリディオナルの下側光
線は、主光線よりもさらに高い位置で屈折されているた
め、メリディオナルの横収差とそれら主光線に関する収
差とのバランスが難しい。同時に通常は像高が高くなる
につれてアンダー傾向の像面湾曲を補正しようとする
と、凹レンズで強く屈折させることになるが、そうする
と今度は高い像高のサジタルの横収差の周辺部(サジタ
ルハロ)がさらにオーバーに変化してしまい、良好にバ
ランスさせることが難しくなってしまう。
【0090】このような状況で高NA化、広い露光領域
の確保は、物体側光束と像高のさらなる拡大を意味し、
収差補正の困難さが増幅されてしまう。
【0091】そこで本発明においては、条件()式を
満足するように軸外主光線に影響の大きな面を非球面と
することにより、上記の改善されるべき収差を重点的に
効果的に補正することにより、他の収差補正の負担を軽
減し、良好な光学性能を実現している。
【0092】この条件()式の下限を越えると軸外主
光線よりも軸上マ−ジナル光線への影響が増大してくる
ため、上記の改善されるべき収差の補正効果が低減して
しまい、高NA化、広い露光領域の確保が難しくなって
しまう。
【0093】尚、前述の条件式(1a)〜(3a)を満
足しないと前述の条件式(1)〜(3)と同様に良好な
る収差補正が難しくなってくる。
【0094】条件式(1a)の上限を越えると、負屈折
力を有する負レンズ群のパワーが大きくなりすぎる為ペ
ッツバール和が補正過剰となり主に像面湾曲、非点収差
を良好に補正することが困難になる。
【0095】また、正屈折力を有する正レンズ群のレン
ズ径が大きくなったり、レンズ枚数が増加してしまう。
【0096】条件式(2a)の上限を越えると、物体面
に対してレンズが近づきすぎて作動距離が確保できなく
なる。また、投影光学系の倍率が極端に小さい場合に
は、上記条件式を超えても作動距離は確保できる場合が
あるが、このように倍率が極端に小さくなる光学系はリ
ソグラフィ用としては実用的ではない。
【0097】条件式(3a)の上限を超えると、非球面
量が大きくなりすぎる為レンズの加工時間が増大してし
まう。また、非球面にて発生する高次収差が大きくなり
収差補正を良好に行なうことが難しくなってしまう場合
がある。
【0098】このように本発明によれば、非球面の効果
的な導入が可能となるが、好ましくは以下の条件のうち
少なくとも1つを満たすことにより、より非球面の効果
を増大させることができる。
【0099】(ア−1)前記非球面は少なくとも、面の
中心から周辺部にかけて、互いに局所曲率パワーの変化
が逆符号の領域を有する2つの非球面を有すること。
【0100】(ア−2)前記2つの非球面とは、両面が
非球面である非球面レンズの両面であること。
【0101】(ア−3)各レンズ群は少なくとも1枚の
両面が非球面である非球面レンズを含んでいること。
【0102】一般に非球面を用いて収差補正を行う手法
としては従来から該当面での収差発生が小さくなるよう
に非球面を導入する方法(補助的導入)が主であった。
例えば凸単レンズでは球面収差がアンダ−になるので周
辺に行くほど曲率が小さくなる非球面を導入し球面収差
を補正するなどである。
【0103】これに対し本発明では、レンズ枚数の削減
を目標としつつも良好な性能との両立を図るには、他の
面との関係において収差を打ち消すように非球面を導入
する方法(積極的導入)を提案し収差を巧みに補正して
いる。
【0104】すなわち上記(ア−1)を満足させて2つ
の非球面パワーの打ち消しの関係を作ることにより、物
体からの任意の光束に及ぼす屈折力変化が、球面のみま
たは非球面が1面のみの場合には生成できない、複数の
収差が同時に最小となることを可能とするような屈折力
変化を与えることが容易となるのである。補正が困難な
高次の収差補正、例えば、高次領域の歪曲収差や像面湾
曲、非点収差、サジタル横収差、メリディオナル横収差
はこの(ア−1)の作用により良好に補正されている。
【0105】しかしながら、非球面が施された1つのレ
ンズに着目してみると、片面が球面の非球面レンズと両
面が非球面の非球面レンズでは非球面の変化が異なって
くる。片面が球面の非球面レンズの場合、片面が球面で
既定されているため、他の非球面レンズとの打ち消しに
よって収差をコントロ−ルしたときの径方向の屈折力変
化が大きくなる(図28(A):実線の形状が球面、点
線の形状が非球面)。
【0106】したがって、レンズ単体としてみると高次
の収差がより発生しやすい状況となっている。これはレ
ンズ製造時の偏心に対して、敏感になることを意味す
る。一方、両面が非球面である非球面レンズの場合、上
記(ア−2)を満足させることにより径方向の屈折力変
化が大きくなるのを抑制することができる(図28
(B):実線の形状が球面、点線の形状が非球面)。い
わば非球面同士でのベンディングということもできる。
したがって、レンズ単体としてみると、片面が球面の非
球面レンズと比較して高次収差の発生を抑制している。
ということはレンズ製造時の偏心に対してもより有利と
なる。
【0107】以上を鑑みて上記(ア−3)を満足させる
ことにより、各レンズ群で発生する収差を抑制しながら
(上記非球面の補助的導入の考え方)、非球面パワーの
打ち消しを応用すれば、より良好な収差補正が可能とな
る。
【0108】さらに好ましくは、正の屈折力の第1レン
ズ群に少なくとも1つの非球面を、負の屈折力の第2レ
ンズ群に少なくとも2つの非球面を構成することによ
り、歪曲収差、像面湾曲、非点収差、サジタル横収差、
メリディオナル横収差を良好に補正できる。
【0109】このように、本発明に係る投影光学系にお
いては少なくとも両面が非球面である非球面レンズを用
いることを主とし、パワー分担を適切に設定し、適正な
非球面量を与え、非球面形状を所定の条件を満足させる
ように規定することにより、両側テレセントリック性を
確保しながら、特に歪曲収差、像面湾曲、非点収差を良
好に補正し、またそれらを少ないレンズ枚数で投影光学
系を実現している。
【0110】次に本発明に係る投影光学系の数値実施例
のレンズ構成の特徴について説明する。
【0111】(実施例1)図1は本発明に係る投影光学
系のの数値実施例1のレンズ断面図であり,基準波長は
193nm、NA0.65、投影倍率β=1/4、レン
ズ共役長L=1000mm、露光領域の直径φ27.3
mmの光学系を15枚という少ないレンズ構成により達
成している。9面の非球面を用いており、そのうち6面
が両面非球面である。
【0112】本発明の条件式の関係諸量を表1に、非球
面のパワー変化の様子を図2(縦軸は非球面の光軸から
の高さを有効径で正規化した値、横軸は非球面番号で、
左右方向はそれぞれ局所曲率パワーの変化が負正の方向
を示す)に、収差図を図3に示す。
【0113】数値実施例1において、r1〜r8は正の
第1群G1群であり、r7、r8が両面非球面である。
r9〜r14は負の第2群G2群であり、r9,r10
が両面非球面である。r15〜r30は正の第3群G3
群であり,r18,r21,r23が片面非球面,r2
9,r30が両面非球面である。
【0114】本実施例では,表1に示すように、まずペ
ッツバ−ル和の補正のため条件式(1)を満足させ、そ
して条件式()を満足することで非球面を有効に活用
しており、特に第1群に2面の両面非球面、第2群に2
面の両面非球面を用いて、条件式()を満足させ、テ
レセントリック性、歪曲収差、像面湾曲等を良好に補正
している。
【0115】第1群は,負レンズ1枚,正レンズ3枚で
構成し,特にr7、r8の両面非球面は互いに打ち消す
ように局所曲率パワーの変化が逆符号となっている領域
を有しており前述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満
足している。
【0116】第2群は,負レンズ3枚で構成し、やはり
r9,r10の両面非球面は互いに打ち消すように局所
曲率パワーの変化が逆符号となっている領域を有してお
り前述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満足してい
る。
【0117】第3群は、正レンズ7枚、負レンズ1枚で
構成している。r18,r21,r23の非球面は主に
球面収差を補正するため局所曲率パワーが負の方向へ変
化していて,r29、r30の両面非球面は主に歪曲収
差の低次を補正しており、互いに打ち消すように局所曲
率パワーの変化が逆符号となっており前述の(ア−
1)、(ア−2)の作用を満足しているが総和としては
局所曲率パワーは正の方向へ変化している。
【0118】なお本実施例の両面非球面レンズは各レン
ズ群に1枚ずつ使用されていて(ア−3)も満足してい
る。
【0119】これらによって図3に示すように諸収差を
良好に補正している。
【0120】(実施例2)図4は本発明に係る投影光学
系の数値実施例2のレンズ断面図であり,基準波長は1
93nm、NA0.65、投影倍率β=1/4、レンズ
共役長L=979mm、露光領域の直径φ27.3mm
の光学系を14枚という少ないレンズ構成により達成し
ている。10面の非球面を用いておりそのすべてが両面
非球面である。
【0121】本発明の条件式の関係諸量を表2に、非球
面のパワー変化の様子を図5(縦軸は非球面の光軸から
の高さを有効径で正規化した値、横軸は非球面番号で、
左右方向はそれぞれ局所曲率パワーの変化が負正の方向
を示す)に、収差図を図6に示す。
【0122】数値実施例2において、r1〜r8は正の
第1群G1群であり、r7、r8が両面非球面である。
r9〜r14は負の第2群G2群であり、r9、r10
が両面非球面である。r15〜r28正の第3群G3群
であり,r17,r18,r21,r22、r27,r
28が両面非球面である。
【0123】本実施例では,表2に示すように、まずペ
ッツバ−ル和の補正のため条件式(1)を満足させ、そ
して条件式()を満足することで非球面を有効に活用
しており、特に第1群に2面の両面非球面、第2群に2
面の両面非球面を用いて、条件式()を満足させ、テ
レセントリック性、歪曲収差、像面湾曲等を良好に補正
している。
【0124】第1群は,負レンズ1枚,正レンズ3枚で
構成し,特にr7、r8の両面非球面は互いに打ち消す
ように局所曲率パワーの変化が逆符号となっている領域
を有しており前述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満
足している。
【0125】第2群は,負レンズ3枚で構成し、やはり
r9,r10の両面非球面は互いに打ち消すように局所
曲率パワーの変化が逆符号となっている領域を有してお
り前述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満足してい
る。
【0126】第3群は、正レンズ6枚、負レンズ1枚で
構成している。r18,r21,r22の非球面は主に
球面収差を補正するため局所曲率パワーが負の方向へ変
化していて、r27、r28の両面非球面は主に歪曲収
差の低次を補正しており、互いに打ち消すように局所曲
率パワーの変化が逆符号となっている領域を有し前述の
(ア−1)、(ア−2)の作用を満足しているが総和と
しては局所曲率パワーは正の方向へ変化している。
【0127】なお本実施例の両面非球面レンズは各レン
ズ群に1枚ずつ使用されていて(ア−3)も満足してい
る。
【0128】これらによって図6に示すように諸収差を
良好に補正している。
【0129】(実施例3)図7は本発明に係る投影光学
系の数値実施例3のレンズ断面図であり,基準波長は1
93nm、NA0.65、投影倍率β=1/4、レンズ
共役長L=1000mm、露光領域の直径φ27.3m
mの光学系を15枚という少ないレンズ構成により達成
している。8面の非球面を用いておりそのうち6面が両
面非球面である。
【0130】本発明の条件式の関係諸量を表3に、非球
面のパワー変化の様子を図8(縦軸は非球面の光軸から
の高さを有効径で正規化した値、横軸は非球面番号で、
左右方向はそれぞれ局所曲率パワーの変化が負正の方向
を示す)に、収差図を図9に示す。
【0131】数値実施例3において、r1〜r8は正の
第1群G1群であり、r7、r8が両面非球面である。
r9〜r14は負の第2群G2群であり、r9,r10
が両面非球面である。r15〜r30正の第3群G3群
であり,r18,r23が片面非球面,r29、r30
が両面非球面である。
【0132】本実施例では,表3に示すように、まずペ
ッツバ−ル和の補正のため条件式(1)を満足させ、そ
して条件式()を満足することで非球面を有効に活用
しており、特に第1群に2面の両面非球面、第2群に2
面の両面非球面を用いて、条件式()を満足させ、テ
レセントリック性、歪曲収差、像面湾曲等を良好に補正
している。
【0133】第1群は,負レンズ1枚,正レンズ3枚で
構成し,特にr7、r8の両面非球面は互いに打ち消す
ように局所曲率パワーの変化が逆符号となっている領域
を有しており前述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満
足している。
【0134】第2群は,負レンズ3枚で構成し、やはり
r9,r10の両面非球面は互いに打ち消すように局所
曲率パワーの変化が逆符号となっている領域を有してお
り前述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満足してい
る。
【0135】第3群は、正レンズ7枚、負レンズ1枚で
構成している。r18,r23の非球面は主に球面収差
を補正するため局所曲率パワーが負の方向へ変化してい
て、r29、r30の両面非球面は主に歪曲収差の低次
を補正しており、特にr29は周辺部分で局所曲率パワ
ーが正の方向へ変化している。
【0136】なお本実施例の両面非球面レンズは各レン
ズ群に1枚ずつ使用されていて(ア−3)も満足してい
る。
【0137】これらによって図9に示すように諸収差を
良好に補正している。
【0138】(実施例4)図10は本発明に係る投影光
学系の数値実施例4のレンズ断面図であり,基準波長は
193nm、NA0.65、投影倍率β=1/4、レン
ズ共役長L=1000mm、露光領域の直径φ27.3
mmの光学系を13枚という少ないレンズ構成により達
成している。6面の非球面を用いておりそのうち2面が
両面非球面である。
【0139】本発明の条件式の関係諸量を表4に、非球
面のパワー変化の様子を図11(縦軸は非球面の光軸か
らの高さを有効径で正規化した値、横軸は非球面番号
で、左右方向はそれぞれ局所曲率パワーの変化が負正の
方向を示す)に、収差図を図12に示す。
【0140】数値実施例4において、r1〜r8は正の
第1群G1群であり、r2、r5が片面非球面である。
r9〜r14は負の第2群G2群であり、r10が片面
非球面,r11,r12が両面非球面である。r15〜
r26は正の第3群群G3であり,r19が片面非球面
である。
【0141】本実施例では,表4に示すように、まずペ
ッツバ−ル和の補正のため条件式(1)を満足させ、そ
して条件式()を満足することで非球面を有効に活用
しており、特に第1群に2面の片面非球面、第2群に1
面の片面非球面と2面の両面非球面を用いて、条件式
)を満足させ、テレセントリック性、歪曲収差、像
面湾曲等を良好に補正している。
【0142】第1群は,負レンズ1枚,正レンズ3枚で
構成し,r2,r5の非球面は局所曲率パワーは正の方
向へ変化している。
【0143】第2群は,負レンズ3枚で構成している
が、像面湾曲や歪曲収差等の高次成分を補正するため、
r10とr11、r10とr12の非球面は互いに打ち
消すように局所曲率パワーの変化が逆符号の領域を有し
ており前述の(ア−1)の作用を満足しているが、両面
非球面としてのr11,r12は中心部分では若干の逆
符号の領域を有し、周辺部分では正への同方向となって
いる。またr10と第1群のr5との関係では互いに打
ち消すように局所曲率パワーの変化が逆符号の領域を有
しており前述の(ア−1)の作用を満足しており、テレ
セントリック性、歪曲収差等の補正に有効となってい
る。
【0144】第3群は、正レンズ5枚、負レンズ1枚で
構成している。r19の1面のみが非球面であり、主に
球面収差を補正するため局所曲率パワーが負の方向へ変
化している。
【0145】これらによって図22に示すように諸収差
を良好に補正している。
【0146】(実施例5)図13は本発明に係る投影光
学系の数値実施例5のレンズ断面図であり,基準波長は
248nm、NA0.65、投影倍率β=1/4、レン
ズ共役長L=1050mm、露光領域の直径φ27.3
mmの光学系を24枚という5群構成タイプとしては少
ないレンズ構成により達成している。7面の非球面を用
いておりそのうち4面が両面非球面である。
【0147】本発明の条件式の関係諸量を表5に、非球
面のパワー変化の様子を図14(縦軸は非球面の光軸か
らの高さを有効径で正規化した値、横軸は非球面番号
で、左右方向はそれぞれ局所曲率パワーの変化が負正の
方向を示す)に、収差図を図15に示す。
【0148】数値実施例5において、r1〜r6は正の
第1群G1群であり、r3、r4が両面非球面である。
r7〜r14は負の第2群G2群であり、r9,r10
が両面非球面である。r15〜r26は正の第3群G3
群であり,r20が片面非球面である。r27〜r30
は負の第4群G4群であり、すべて球面である。r31
〜r48は正の第5群G5群であり,r35、r47が
片面非球面である。
【0149】本実施例では,表5に示すように、まずペ
ッツバ−ル和の補正のため条件式(1)を満足させ、そ
して条件式()を満足することで非球面を有効に活用
しており、特に第1群に2面の両面非球面、第2群に2
面の両面非球面を用いて、条件式()を満足させ、テ
レセントリック性、歪曲収差、像面湾曲等を良好に補正
している。
【0150】第1群は,正レンズ3枚で構成し,特にr
3、r4の両面非球面は互いに打ち消すように局所曲率
パワーの変化が逆符号となっている領域を有しており前
述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満足している。
【0151】第2群は,負レンズ4枚で構成し、やはり
r9,r10の両面非球面は互いに打ち消すように局所
曲率パワーの変化が逆符号となっている領域を有してお
り前述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満足してい
る。
【0152】第3群は、正レンズ5枚、負レンズ1枚で
構成している。r20の非球面は球面収差等を補正する
ように局所曲率パワーが負の方向へ変化している。
【0153】第4群は、負レンズ2枚で構成しており、
主にペッツバ−ル和の補正をしている。
【0154】第5群は、正レンズ8枚、負レンズ1枚で
構成している。r35の非球面は主に球面収差を補正す
るように局所曲率パワーが負の方向へ変化している。r
47の非球面は局所曲率パワーが正の方向へ変化してい
る領域を有しており、歪曲収差等を補正している。
【0155】これらによって図15に示すように諸収差
を良好に補正している。
【0156】(実施例6)図16は本発明に係る投影光
学系の数値実施例6のレンズ断面図であり,基準波長は
193nm、NA0.65、投影倍率β=1/4、レン
ズ共役長L=1000mm、露光領域の直径φ27.3
mmの光学系を16枚という5群構成タイプとしては非
常に少ないレンズ構成により達成している。12面の非
球面を用いておりそのすべてが両面非球面である。
【0157】本発明の条件式の関係諸量を表6に、非球
面のパワー変化の様子を図17(縦軸は非球面の光軸か
らの高さを有効径で正規化した値、横軸は非球面番号
で、左右方向はそれぞれ局所曲率パワーの変化が負正の
方向を示す)に、収差図を図18に示す。
【0158】数値実施例6において、r1〜r4は正の
第1群G1群であり、r3、r4が両面非球面である。
r5〜r10は負の第2群G2群であり、r9,r10
が両面非球面である。r11〜r16は正の第3群G3
群であり,r13、r14が両面非球面である。r17
〜r20は負の第4群G4群であり、r19,r20が
両面非球面である。r21〜r32は正の第5群G5群
であり,r25、r26が両面非球面である。
【0159】本実施例では,表6に示すように、まずペ
ッツバ−ル和の補正のため条件式(1)を満足させ、そ
して条件式()を満足することで非球面を有効に活用
しており、特に第1群に2面の両面非球面、第2群に2
面の両面非球面を用いて、条件式()を満足させ、テ
レセントリック性、歪曲収差、像面湾曲等を良好に補正
している。
【0160】第1群は,正レンズ2枚で構成し,特にr
3、r4の両面非球面は互いに打ち消すように局所曲率
パワーの変化が逆符号となっている領域を有しており前
述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満足している。
【0161】第2群は,負レンズ3枚で構成し、やはり
r9,r10の両面非球面は互いに打ち消すように局所
曲率パワーの変化が逆符号となっている領域を有してお
り前述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満足してい
る。
【0162】第3群は、正レンズ3枚で構成し、r1
3,r14の両面非球面は互いに打ち消すように局所曲
率パワーの変化が逆符号となっている領域を有しており
前述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満足している
が、総和としては負の方向が残存し、球面収差等を補正
している。
【0163】第4群は、負レンズ2枚で構成しており、
r19,r20の両面非球面は共に局所曲率パワーの変
化が正の方向となっている。これによりこの群自身で発
生させる発散作用を打ち消しているのである。
【0164】第5群は、正レンズ5枚、負レンズ1枚で
構成している。r21,r21の両面非球面は互いに打
ち消すように局所曲率パワーの変化が逆符号となってい
る領域を有しており前述の(ア−1)、(ア−2)の作
用を満足しているが、総和としては負の方向が残存し、
球面収差等を補正している。r25,r26の両面非球
面は共に局所曲率パワーの変化が負の方向となってお
り、やはり主に球面収差を補正している。また正レンズ
5枚のうち4枚は蛍石(n=1.5014)を材料とし
ており、色収差も考慮している。
【0165】なお本実施例の両面非球面レンズは各レン
ズ群に1枚ずつ使用されていて(ア−3)も満足してい
る。
【0166】これらによって図28に示すように諸収差
を良好に補正している。
【0167】(実施例7)図19は本発明に係る投影光
学系の数値実施例7のレンズ断面図であり,基準波長は
193nm、NA0.65、投影倍率β=1/4、レン
ズ共役長L=1000mm、露光領域の直径φ27.3
mmの光学系を13枚という5群構成タイプとしては驚
異的に少ないレンズ構成により達成している。12面の
非球面を用いておりそのすべてが両面非球面である。
【0168】本発明の条件式の関係諸量を表7に、非球
面のパワー変化の様子を図20(縦軸は非球面の光軸か
らの高さを有効径で正規化した値、横軸は非球面番号
で、左右方向はそれぞれ局所曲率パワーの変化が負正の
方向を示す)に、収差図を図21に示す。
【0169】数値実施例7において、r1〜r2は正の
第1群G1群であり、r1、r2が両面非球面である。
r3〜r8は負の第2群G2群であり、r5,r6が両
面非球面である。r9〜r14は正の第3群G3群であ
り,r11、r12が両面非球面である。r15〜r1
8は負の第4群G4群であり、r15,r16が両面非
球面である。r19〜r26は正の第5群G5群であ
り,r21、r22とr25,r26が両面非球面であ
る。
【0170】本実施例では,表7に示すように、まずペ
ッツバ−ル和の補正のため条件式(1)を満足させ、そ
して条件式()を満足することで非球面を有効に活用
しており、特に第1群に2面の両面非球面、第2群に2
面の両面非球面を用いて、条件式()を満足させ、テ
レセントリック性、歪曲収差、像面湾曲等を良好に補正
している。
【0171】第1群は,正レンズ1枚で構成し,r1、
r2の両面非球面は互いに打ち消すように局所曲率パワ
ーの変化が逆符号となっている領域を有しており前述の
(ア−1)、(ア−2)の作用を満足しており、総和と
しては正方向のパワー変化が残存している。
【0172】第2群は,正レンズ1枚、負レンズ2枚で
構成し、やはりr5,r6の両面非球面は互いに打ち消
すように局所曲率パワーの変化が逆符号となっている領
域を有しており前述の(ア−1)、(ア−2)の作用を
満足しており、総和としては負方向のパワー変化が残存
し、第1群と打ち消しの関係となっている点においても
(ア−1)の作用を満足している。
【0173】第3群は、正レンズ3枚で構成し、r1
1,r12の両面非球面は共に局所曲率パワーの変化が
負の方向となっている領域を有しており、球面収差等を
補正している。
【0174】第4群は、負レンズ2枚で構成しており、
r15,r16の両面非球面は互いに打ち消すように局
所曲率パワーの変化が逆符号となっている領域を有して
おり前述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満足してお
り、総和としては負へのパワー変化が残存しており球面
収差等を補正する方向となっている。
【0175】第5群は、正レンズ4枚で構成している。
r21,r21の両面非球面は共に局所曲率パワーの変
化が負の方向となっている領域を有しており、球面収差
等を補正している。r25,r26の両面非球面は互い
に打ち消すように局所曲率パワーの変化が逆符号となっ
ており前述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満足して
おり、歪曲収差やコマ収差等を補正している。
【0176】なお本実施例の両面非球面レンズは各レン
ズ群に1枚ずつ使用されていて(ア−3)も満足してい
る。
【0177】これらによって図21に示すように諸収差
を良好に補正している。
【0178】(実施例8)図22は本発明の数値実施例
8のレンズ断面図であり,基準波長は193nm、NA
0.65、投影倍率β=1/4、レンズ共役長L=10
00mm、露光領域の直径φ27.3mmの光学系を1
9枚という7群構成タイプとしては少ないレンズ構成に
より達成している。9面の非球面を用いておりそのうち
6面が両面非球面である。
【0179】本発明の条件式の関係諸量を表8に、非球
面のパワー変化の様子を図23(縦軸は非球面の光軸か
らの高さを有効径で正規化した値、横軸は非球面番号
で、左右方向はそれぞれ局所曲率パワーの変化が負正の
方向を示す)に、収差図を図24に示す。
【0180】数値実施例8において、r1〜r4は正の
第1群G1群であり、r3が片面非球面である。r5〜
r8は負の第2群G2群であり、r5,r6が両面非球
面である。r9〜r12は正の第3群G3群であり,r
11が片面非球面である。r13〜r18は負の第4群
G4群であり、すべて球面である。r19〜r24は正
の第5群G5群であり,r22が片面非球面である。r
25〜r28は負の第6群G6群であり、すべて球面で
ある。r29〜r38は正の第5群G7群であり,r3
1,r32とr37,r38が両面非球面である。
【0181】本実施例では,表8に示すように、まずペ
ッツバ−ル和の補正のため条件式(1)を満足させ、そ
して条件式()を満足することで非球面を有効に活用
しており、特に第1群に1面の非球面、第2群に2面の
両面非球面、第3群に1面の非球面を用いて、条件式
)を満足させ、テレセントリック性、歪曲収差、像
面湾曲等を良好に補正している。
【0182】第1群は,正レンズ2枚で構成し,r3の
非球面は局所曲率パワーの変化が正の方向となってい
る。
【0183】第2群は,負レンズ2枚で構成し、r5,
r6の両面非球面は互いに打ち消すように局所曲率パワ
ーの変化が逆符号となっている領域を有しており前述の
(ア−1)、(ア−2)の作用を満足しており、総和と
しては負方向のパワー変化が残存し、第1群と打ち消し
の関係となっている点においても(ア−1)の作用を満
足している。
【0184】第3群は、正レンズ2枚で構成し、r11
の非球面は局所曲率パワーの変化が正の方向となってい
る領域を有しており、メリディオナルやサジタルの横収
差の補正に有効となっている。また第2群のr5と打ち
消しの関係となっている点において(ア−1)の作用を
満足している。
【0185】第4群は、負レンズ3枚で構成しており、
主にペッツバ−ル和を補正している。
【0186】第5群は、正レンズ3枚で構成している。
r22の非球面は局所曲率パワーの変化が負の方向とな
っており、球面収差等を補正している。
【0187】第6群は、負レンズ2枚で構成しており、
主にペッツバ−ル和を補正している。
【0188】第7群は、正レンズ5枚で構成している。
r31,r32の両面非球面は共に局所曲率パワーの変
化が負の方向となっており、主に球面収差等を補正して
いる。r37,r38の両面非球面は互いに打ち消すよ
うに局所曲率パワーの変化が逆符号となっており前述の
(ア−1)、(ア−2)の作用を満足しており、歪曲収
差やコマ収差等を補正している。
【0189】これらによって図24に示すように諸収差
を良好に補正している。
【0190】(実施例9)図25は本発明に係る投影光
学系の数値実施例9のレンズ断面図であり,基準波長は
193nm、NA0.65、投影倍率β=1/4、レン
ズ共役長L=1000mm、露光領域の直径φ27.3
mmの光学系を17枚という7群構成タイプとしては少
ないレンズ構成により達成している。8面の非球面を用
いておりそのすべてが両面非球面である。
【0191】本発明の条件式の関係諸量を表9に、非球
面のパワー変化の様子を図26(縦軸は非球面の光軸か
らの高さを有効径で正規化した値、横軸は非球面番号
で、左右方向はそれぞれ局所曲率パワーの変化が負正の
方向を示す)に、収差図を図27に示す。
【0192】数値実施例9において、r1〜r2は正の
第1群G1群であり、r1,r2が両面非球面である。
r3〜r4は負の第2群G2群であり、r3,r4が両
面非球面である。r5〜r8は正の第3群G3群であ
り,すべて球面である。r9〜r12は負の第4群G4
群であり、r9,r10が両面非球面である。r13〜
r16は正の第5群G5群であり,すべて球面である。
r17〜r20は負の第6群G6群であり、すべて球面
である。r21〜r34は正の第5群G7群であり,r
33,r34が両面非球面である。
【0193】本実施例では,表9に示すように、まずペ
ッツバ−ル和の補正のため条件式(1)を満足させ、そ
して条件式()を満足することで非球面を有効に活用
しており、特に第1群に2面の両面非球面、第2群に2
面の両面非球面、第4群に2面の両面非球面を用いて、
条件式()を満足させ、テレセントリック性、歪曲収
差、像面湾曲等を良好に補正している。
【0194】第1群は,正レンズ1枚で構成し,r1、
r2の両面非球面は互いに打ち消すように局所曲率パワ
ーの変化が逆符号となっている領域を有しており前述の
(ア−1)、(ア−2)の作用を満足しており、総和と
しては正方向のパワー変化が残存している。
【0195】第2群は,負レンズ1枚で構成し、r3,
r4の両面非球面は周辺部分で互いに打ち消すように局
所曲率パワーの変化が逆符号となっている領域を有して
おり前述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満足してい
るが、総和としては負方向のパワー変化が残存し、第1
群と打ち消しの関係となっている点においても(ア−
1)の作用を満足している。
【0196】第3群は、正レンズ2枚で構成し、メリデ
ィオナルやサジタルの横収差の補正に有効となってい
る。
【0197】第4群は、負レンズ2枚で構成しており、
r9,r10の両面非球面は最周辺部で若干打ち消し関
係にあるが、総和としては正方向のパワー変化が残存し
ており、この群自体の発散作用を打ち消すように補正し
ている。
【0198】第5群は、正レンズ2枚で構成している。
【0199】第6群は、負レンズ2枚で構成しており、
主にペッツバ−ル和を補正している。
【0200】第7群は、正レンズ6枚、負レンズ1枚で
構成している。r33,r34の両面非球面は周辺部に
おいて局所曲率パワーの変化が逆符号となっており、前
述の(ア−1)、(ア−2)の作用を満足しているが、
総和としては負方向のパワー変化が大きく残存してお
り、歪曲収差やコマ収差、球面収差等を補正している。
【0201】これらによって図27に示すように諸収差
を良好に補正している。
【0202】なお、以上の数値実施例において、非球面
形状に関する円錐定数kをゼロとしている実施例がある
が、円錐定数kを変数にとって設計しても構わない。
【0203】さらに、すべての硝材を石英(n=1.5
602)で構成した実施例もあるが、蛍石を用いても構
わない。すなわち蛍石と石英を両方とも用いることで色
収差をより小さく補正することが可能になる。
【0204】さらに、今回は露光光源として193nm
のArf波長、248nmのKrf波長を用いたが、レ
ンズタイプにとらわれず250nm以下の波長であれば
よい。例えばF2レ−ザ−波長でも構わない。また、光
学系の投影倍率は、本実施例にあるような1/4倍に限
定されずに1/5倍等他の倍率の場合でも構わない。
【0205】以下に、上記の数値実施形態の構成諸元を
示す。数値実施形態において、riは物体側より順に第
i番目のレンズ面の曲率半径、diは物体側より順に第
i番目のレンズ厚及び空気間隔、niは物体側より順に
第i番目のレンズのガラスの屈折率を示すものである。
【0206】また、非球面の形状は次式、
【0207】
【数1】
【0208】にて与えられるものとする。ここにXはレ
ンズ頂点から光軸方向への変位量、Hは光軸からの距
離、nは曲率半径、kは円錐定数、A,‥‥‥Gは非球
面係数である。尚、露光波長193nmに対する合成石
英と蛍石の屈折率は各々1.5602,1.5014で
ある。
【0209】また、本文中の非球面の局所曲率パワーP
Hは上記非球面の式XをHの関数X(H)として次式で
与えられる。
【0210】PH=(N′−N)/ρただし、 ρ=(1+X′23/2 /X″ N,N′はそれぞれ屈折面の前後の媒質の屈折率であ
る。又前述の各条件式と数値実施例との関係を表1〜表
9に示す。
【0211】
【外1】
【0212】
【外2】
【0213】
【外3】
【0214】
【外4】
【0215】
【外5】
【0216】
【外6】
【0217】
【外7】
【0218】
【外8】
【0219】
【外9】
【0220】
【表1】
【0221】
【表2】
【0222】
【表3】
【0223】
【表4】
【0224】
【表5】
【0225】
【表6】
【0226】
【表7】
【0227】
【表8】
【0228】
【表9】
【0229】図29は本発明に係る投影光学系を用いた
半導体デバイスの製造システムの要部概略図である。本
実施形態はレチクルやフォトマスクなどに設けた回路パ
ターンをウエハ(感光基板、第2物体)上に焼き付けて
半導体デバイスを製造するものである。システムは大ま
かに投影露光装置、マスクの収納装置、原板の検査装
置、コントローラとを有し、これらはクリーンルームに
配置されている。
【0230】同図において、1は光源であるエキシマレ
ーザ、2はユニット化された照明光学系であり、これら
によって露光位置E.P.にセットされたレチクル(マ
スク、第1物体)3を上部から所定のNA(開口数)で
照明している。909は例えば数値実施例1〜9の投影
光学系であり、レチクル3上に形成された回路パターン
(物体)をシリコン基板などのウエハ7上に投影して焼
き付けする。
【0231】900はアライメント系であり、露光動作
に先立ってレチクル3とウエハ7とを位置合わせする。
アライメント系900は少なくとも1つのレチクル観察
用顕微鏡系を有している。911はウエハステージであ
る。以上の各部材によって投影露光装置を構成してい
る。
【0232】914はマスクの収納装置であり、内部に
複数のマスクを収納している。913はマスク状の異物
の有無を検出する検査装置である。この検査装置913
は選択されたマスクが収納装置914から引き出されて
露光位置E.P.にセットされる前にマスク上の異物検
査を行っている。
【0233】コントローラ918はシステム全体のシー
ケンスを制御しており、収納装置914、検査装置91
3の動作指令、並びに投影露光装置の基本動作であるア
ライメント・露光・ウエハのステップ送り等のシーケン
スを制御している。
【0234】以下、本システムを用いた半導体デバイス
の製造方法の実施形態を説明する。
【0235】図30は半導体デバイス(ICやLSI等
の半導体チップ、或いは液晶パネルやCCD等)の製造
フローを示す。
【0236】ステップ1(回路設計)では半導体デバイ
スの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設
計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
【0237】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、前記用意したマ
スクとウエハを用いてリソグラフィ技術によってウエハ
上に実際の回路を形成する。
【0238】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作成されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。
【0239】ステップ6(検査)ではステップ5で作成
された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト
などの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0240】図31は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。
【0241】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
ちこみ)ではウエハにイオンを打ちこむ。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では前記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼き付け露光する。
【0242】ステップ17(現像)では露光したウエハ
を現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによ
ってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0243】本実施形態の製造方法を用いれば、従来は
製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを容易に製
造することができる。
【0244】尚、以上の実施形態の投影露光装置はレチ
クル3上の回路パターンを1度でウエハ上に露光する投
影露光装置であったが、これに代えてレーザー光源から
の光を照明光学系を介してレチクル3の一部分に照射
し、該レチクル3上の回路パターンを投影光学系でウエ
ハ7上にレチクル3とウエハ7の双方を投影光学系の光
軸と垂直方向に該投影光学系に対応させて走査して投影
・露光する所謂走査型の投影露光装置としても良い。
【0245】
【発明の効果】本発明によれば、歪曲収差、像面湾曲、
非点収差、コマ収差、球面収差等を良好に補正し、露光
領域全般にわたり高い光学性能を有し、高NA化と、広
い露光領域を容易に達成することができる投影露光装置
を達成することができる。
【0246】この他本発明によれば、少なくとも両面が
非球面である非球面レンズを用いるとともに、パワー分
担を適切に設定し、適正な非球面量を与え、非球面形状
を所定の条件を満足させるように規定することにより、
レンズ枚数を大幅に削減しながら、高NAを有し、広い
露光領域を有した投影光学系が達成可能となる。従って
硝材コストの低減も可能となる。
【0247】又両側テレセントリック性を確保しなが
ら、歪曲収差、像面湾曲、非点収差、コマ収差、球面収
差等が良好に補正された露光領域全般にわたり高い光学
性能を有する投影光学系を達成することができる。
【0248】また、非球面の裏面も非球面なので、限ら
れたスペ−ス内でレンズ枚数を増加させずに、さらに設
計の自由度を増加させることができ、良好な収差補正が
できると同時に、両面の非球面をベンディング状態にす
ることにより、製造時の偏心の影響も軽減することがで
きる。
【0249】さらに非球面を導入することのよる収差補
正上の余裕を各レンズ群の屈折力を強めることやレンズ
枚数の減少に振り向ければレンズ系の軽量,コンパクト
化も可能となる、等の効果を有した投影光学系を有した
投影露光装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の数
値実施例1のレンズ断面図
【図2】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の数
値実施例1の非球面の局所曲率パワー変化の説明図
【図3】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の数
値実施例1の収差図
【図4】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の数
値実施例2のレンズ断面図
【図5】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の数
値実施例2の非球面の局所曲率パワー変化の説明図
【図6】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の数
値実施例2の収差図
【図7】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の数
値実施例3のレンズ断面図
【図8】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の数
値実施例3の非球面の局所曲率パワー変化の説明図
【図9】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の数
値実施例3の収差図
【図10】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例4のレンズ断面図
【図11】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例4の非球面の局所曲率パワー変化の説明図
【図12】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例4の収差図
【図13】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例5のレンズ断面図
【図14】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例5の非球面の局所曲率パワー変化の説明図
【図15】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例5の収差図
【図16】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例6のレンズ断面図
【図17】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例6の非球面の局所曲率パワー変化の説明図
【図18】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例6の収差図
【図19】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例7のレンズ断面図
【図20】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例7の非球面の局所曲率パワー変化の説明図
【図21】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例7の収差図
【図22】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例8のレンズ断面図
【図23】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例8の非球面の局所曲率パワー変化の説明図
【図24】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例8の収差図
【図25】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例9のレンズ断面図
【図26】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例9の非球面の局所曲率パワー変化の説明図
【図27】本発明の投影露光装置に用いる投影光学系の
数値実施例9の収差図
【図28】本発明において非球面を導入するときの光学
的作用の説明図
【図29】本発明の半導体デバイスの製造システムの要
部ブロック図
【図30】本発明の半導体デバイスの製造方法のフロー
チャート
【図31】本発明の半導体デバイスの製造方法のフロー
チャート
【符号の説明】
Gi 第i群 IP 像面 M メリディオナル像面 S サジタル像面 Y 像高 1 エキシマレーザ 2 照明光学系 3 レチクル(物体) 7 ウエハ 909 投影光学系 900 アライメント光学系 911 ウエハステージ 918 コントローラ 914 収納装置 913 検査装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−325922(JP,A) 特開 平10−197791(JP,A) 特開 平11−97347(JP,A) 特開 平11−95095(JP,A) 特開 平10−333030(JP,A) 特開 平8−179204(JP,A) 特開 平5−34593(JP,A) 特開 平10−154657(JP,A) 特開 昭63−311223(JP,A) 特開2000−121934(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 13/00 G02B 9/00 G02B 15/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正の屈折力のレンズ群と、負の屈折力の
    レンズ群からなる複数のレンズ群を有する投影光学系
    で、レチクル面のパターンを感光基板に投影露光する投
    影露光装置において、前記投影光学系は、 両面が非球面の非球面レンズを有し
    ており、前記非球面レンズの両面の非球面は、面の中心
    から周辺部にかけて、互いに局所曲率パワーの変化が逆
    符号の領域を有しており、 前記投影光学系の共役長をL、負レンズ群のパワーの総
    和をφoとしたとき |L×φo|>17(φo=Σφoi;φoiは第i負群のパワー) であり、軸上マージナル光線の高さをh、最軸外主光線
    の高さをh b としたとき |h b /h|>0.35を満足する位置に前記各非球面
    が配置されており、前記各非球面の非球面量を△ ASPHとしたとき |△ASPH/L|>1.0×10 -6 を満足する ことを特徴とする投影露光装置。
  2. 【請求項2】 前記投影光学系は複数の非球面レンズを
    有し、該複数の非球面レンズはすべて両面が非球面であ
    ることを特徴とする請求項1記載の投影露光装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のレンズ群は各々が両面が非球
    面である非球面レンズを含んでいることを特徴とする請
    求項1又は2記載の投影露光装置。
  4. 【請求項4】 |L×φo|<70(φo=Σφoi;φoiは第i負群のパワー) |△ASPH/L|<0.02 を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1項に記載の投影露光装置。
  5. 【請求項5】 |L×φo|<70(φo=Σφoi;φoiは第i負群のパワー) |hb /h|<15 |△ASPH/L|<0.02 を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1項に記載の投影露光装置。
  6. 【請求項6】 前記投影光学系は物像界で両側テレセン
    トリック系であることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれか1項の投影露光装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項の投影露
    光装置を用いてレチクル面上のパターンをウエハ面上に
    投影露光した後、該ウエハを現像処理工程を介してデバ
    イスを製造していることを特徴とするデバイスの製造方
    法。
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