JP2002323653A - 投影光学系,投影露光装置および投影露光方法 - Google Patents

投影光学系,投影露光装置および投影露光方法

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JP2002323653A
JP2002323653A JP2001254704A JP2001254704A JP2002323653A JP 2002323653 A JP2002323653 A JP 2002323653A JP 2001254704 A JP2001254704 A JP 2001254704A JP 2001254704 A JP2001254704 A JP 2001254704A JP 2002323653 A JP2002323653 A JP 2002323653A
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projection
fluoride
optical system
exposure apparatus
projection optical
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Yasuhiro Omura
泰弘 大村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高コスト化を招くことなく,良好に色収差補
正され,微細なパターンを高解像に投影可能な投影光学
系を提供すること。また,極微細化された投影原版のパ
ターンの像を基板に良好に投影露光可能な投影露光装置
及び投影露光方法を提供すること。 【解決手段】 少なくとも2種類の弗化物材料からなる
屈折光学部材を含み,第1の弗化物材料からなる屈折光
学部材の中で最大有効径を有する面の有効径をMx1と
し,第2の弗化物材料からなる屈折光学部材の中で最大
有効径を有する面の有効径をMx2とし,Mx1がMx
2より大きいとき, 0.4<Mx2/Mx1<0.87 を満足することを特徴とする屈折型の投影光学系を提供
する。また,前記投影光学系と,自然発振時に対して狭
帯化された露光光を供給する狭帯化光源と,を含む投影
露光装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば半導体集積
回路,CCD等の撮像素子,液晶ディスプレイ,または
薄膜磁気ヘッド等のマイクロデバイスをリソグラフィ技
術を用いて製造する際に用いられる投影露光装置及び方
法,該投影露光装置に好適な投影光学系に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等を製造するためのフォトリ
ソグラフィ工程において,フォトマスクまたはレチクル
(以下,まとめてレチクルという)のパターン像を,投
影光学系を介して,フォトレジスト等が塗布されたウエ
ハまたはガラスプレート等(以下,まとめてウエハとい
う)上に露光する投影露光装置が使用されている。半導
体素子等の集積度が向上するにつれて,投影露光装置に
使用されている投影光学系に要求される解像力は益々高
まっている。
【0003】一般に,光学系の分解能RはRaylei
ghの式から以下のように表される。 R=k・λ/NA ここで,λは露光波長,NAは投影光学系の像側開口
数,kはレジストの解像力等によって決まる定数であ
る。上式から明らかなように,解像力を向上させるには
露光光の波長を短くし,且つNAを大きくすればよい。
このことより,露光光源としては,従来主に使用されて
いた水銀ランプのi線(波長:365nm)に代わって
KrFエキシマレーザ(波長:248nm)が主流とな
ってきており,さらに,それよりも短波長のArFエキ
シマレーザ(波長:193nm)も実用化されつつあ
る。また,さらなる露光光の短波長化を目的として,F
レーザ(波長:157nm)等が用いられようとして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,NAを
大きくすると,焦点深度が浅くなる。そのため,投影光
学系にはさらに厳しい色収差補正が要求される。また,
レジスト等の周辺技術の改良によって前述のkの値が小
さくなってきている。このため,わずかな露光量誤差や
収差が解像力に大きく影響するようになり,色収差もさ
らに小さくする必要がある。
【0005】そこで,露光光を狭帯化することが考えら
れ,狭帯化された露光光を用いた露光装置が提案されて
いる。しかし,従来提案されているこの種の露光装置で
は,投影光学系の屈折光学部材は単一材料で構成されて
いた。このため,色収差の補正に限界があり,現在要求
されているレベルの高解像を満たせなくなってきてい
る。また,狭帯化は難易度が高く,単一材料からなる投
影光学系で所望の色収差補正を得るまで,狭帯化を進め
ることは困難である。よって,投影光学系を構成する光
学部材に複数種類の材料を用いて,さらに色収差補正を
向上させることが望まれていた。
【0006】ところで,Fレーザを光源に用いた場
合,色収差補正効果があり,十分な透過率が期待でき,
また加工性や耐久性に大きな問題のない材料は,限られ
たものになる。現時点で上記条件を満たす材料として
は,弗化カルシウムと弗化バリウムの組み合わせにほぼ
限定される。しかしながら,弗化バリウムは比重が大き
く,均質性の良い材質を作ることが困難であり,また水
に対する溶解度も高いため加工性も良いとはいえない。
これらのことから,色収差補正のために弗化バリウムの
使用量が増えるとコスト増大につながるという問題があ
った。
【0007】本発明は,このような問題に鑑みてなされ
たものであり,その目的は,高コスト化を招くことな
く,良好に色収差補正され,微細なパターンを高解像に
投影可能な投影光学系を提供することにある。また,本
発明の別の目的は,極めて微細化された投影原版のパタ
ーンの像を基板に良好に投影露光し得る投影露光装置及
び投影露光方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明に係る投影光学系は,第1面の像を第2面上
に投影する屈折型の投影光学系であって,前記投影光学
系は少なくとも2種類の弗化物材料からなる屈折光学部
材を含み,第1の弗化物材料からなる屈折光学部材の中
で最大有効径を有する面の有効径をMx1とし,第2の
弗化物材料からなる屈折光学部材の中で最大有効径を有
する面の有効径をMx2とし,Mx1がMx2より大き
いとき, 0.4<Mx2/Mx1<0.87 を満足するものである。
【0009】本発明の投影光学系の好ましい態様におい
ては,前記第1の弗化物材料は弗化カルシウムであり,
前記第2の弗化物材料は弗化バリウムである。本発明の
投影光学系の好ましい態様においては,前記屈折型の投
影光学系は,正レンズ成分と負レンズ成分とを含み,前
記正レンズ成分は前記第1の弗化物材料で形成され,前
記負レンズ成分は前記第2の弗化物材料で形成される。
また,本発明の投影光学系の好ましい態様においては,
前記屈折型の投影光学系中の全てのレンズ成分は,前記
少なくとも2種類の弗化物で形成される。また,本発明
の投影光学系の好ましい態様においては,前記第2の弗
化物材料からなる各屈折光学部材のFナンバをFNiと
するとき, 0.8<|FNi| を満足する。
【0010】上記課題を解決するために,本発明に係る
投影露光装置は,投影原版に設けられたパターンの像を
基板上に投影露光する投影露光装置であって,露光光を
供給する光源と,前記露光光を前記投影原版へ導く照明
光学系と,上記記載の投影光学系と,を有し,前記第1
面に前記投影原版を配置可能とし,前記第2面に前記基
板を配置可能とするものである。
【0011】また,上記課題を解決するために,本発明
に係る投影露光装置は,投影原版に設けられたパターン
の像を基板上に投影露光する投影露光装置であって,自
然発振時に対して狭帯化された露光光を供給する狭帯化
光源と,前記狭帯化された露光光を前記投影原版へ導く
照明光学系と,前記投影原版からの露光光に基づいて前
記パターンの像を前記基板上に結像する投影光学系と,
を有し,前記投影光学系は,少なくとも2種類の弗化物
材料からなる屈折光学部材を含む。
【0012】本発明の投影露光装置の好ましい態様にお
いては,前記投影光学系が含む屈折光学部材は,全て弗
化物材料からなる。本発明の投影露光装置の好ましい態
様においては,前記少なくとも2種類の弗化物材料は弗
化カルシウムおよび弗化バリウムである。
【0013】本発明の投影露光装置の好ましい態様にお
いては,前記少なくとも2種類の弗化物材料は,第1の
弗化物材料と第2の弗化物材料とを含み,前記第1の弗
化物材料からなる屈折光学部材の中で最大有効径を有す
る面の有効径をMx1とし,前記第2の弗化物材料から
なる屈折光学部材の中で最大有効径を有する面の有効径
をMx2とし,Mx1がMx2より大きいとき, 0.4<Mx2/Mx1<0.87 を満足する。本発明の投影露光装置の好ましい態様にお
いては,前記屈折型の投影光学系は,正レンズ成分と負
レンズ成分とを含み,前記正レンズ成分は前記第1の弗
化物材料で形成され,前記負レンズ成分は前記第2の弗
化物材料で形成される。また,本発明の投影露光装置の
好ましい態様においては,前記少なくとも2種類の弗化
物材料は,第1の弗化物材料と第2の弗化物材料とを含
み,前記第2の弗化物材料からなる各屈折光学部材のF
ナンバをFNiとするとき, 0.8<|FNi| を満足する。
【0014】本発明の投影露光装置の好ましい態様にお
いては,前記狭帯化光源は,前記自然発振時に対する波
長幅を半値全幅で1/2以下に狭帯化する。本発明の投
影露光装置の好ましい態様においては,前記狭帯化光源
にF2レーザを用いる。また,本発明の投影露光装置の好
ましい態様においては,前記狭帯化光源は,自然発振時
に対して狭帯化された光を発振する発振器と,前記発振
器からの前記光の出力を増幅させる増幅器とを有する。
本発明の投影露光装置の好ましい態様においては,前記
狭帯化光源は,半値全幅で0.3pm以下の波長幅の露
光光を供給する。なお,狭帯化光源は,半値全幅で0.
2pm以下の波長幅の露光光を供給することがさらに好
ましい。
【0015】本発明の投影露光装置の好ましい態様にお
いては,前記少なくとも2種類の弗化物材料は,弗化カ
ルシウム,弗化バリウム,弗化リチウム,弗化マグネシ
ウム,弗化ストロンチウム,リチウム・カルシウム・ア
ルミニウム・フローライド,及びリチウム・ストロンチ
ウム・アルミニウム・フローライドからなるグループか
ら選択された2種類の材料である。
【0016】また,上記課題を解決するために,本発明
に係る投影露光方法は,投影原版に設けられたパターン
の像を基板上に投影露光する投影露光方法であって,上
記記載の投影露光装置を用い,前記投影光学系を介して
前記パターンの像を前記基板上に形成する。
【0017】
【発明の実施の形態】上述のように,本発明の投影光学
系は,少なくとも2種類の弗化物材料からなる屈折光学
部材を含み,第1の弗化物材料からなる屈折光学部材の
中で最大有効径を有する面の有効径をMx1とし,第2
の弗化物材料からなる屈折光学部材の中で最大有効径を
有する面の有効径をMx2とし,Mx1がMx2より大
きいとき, 0.4<Mx2/Mx1<0.87 (1) を満足する構成をとる。
【0018】かかる構成によれば,投影光学系のレンズ
成分として少なくとも2種類の弗化物を用いているた
め,異なる分散を持つ材料で屈折光学部材が構成される
ことになり,良好な色収差の補正が実現できる。(1)
式は,光学部材の均質性を良くすることが難しく,径の
大きなレンズが作りにくいことを考え,光学性能を維持
した上でのレンズの有効径を規定したものである。
(1)式の下限を越えると十分な色収差補正が難しく,
上限を超えると材料によってはレンズの製造が困難とな
る。さらに好ましくは下限が0.5,上限が0.84と
なる。
【0019】なお,上式において,第1の弗化物材料を
弗化カルシウム,第2の弗化物材料を弗化バリウムとす
ることが好ましい。弗化カルシウムおよび弗化バリウム
はF レーザを光源とした際に,色収差補正効果があ
り,十分な透過率が期待できる材料である。弗化バリウ
ムは高い均質性を得ることが難しく,大径レンズを製造
することが困難な材料であるため,より小径のレンズに
弗化バリウムを用いて色収差補正を行うことが好まし
い。これより,製造が容易になり,高コスト化を抑制で
きる。
【0020】また,前記屈折型の投影光学系は,正レン
ズ成分と負レンズ成分とを含み,前記正レンズ成分は前
記第1の弗化物材料で形成され,前記負レンズ成分は前
記第2の弗化物材料で形成されることが好ましい。これ
より異なる分散を持つ材料で正レンズ成分と負レンズ成
分とを形成することができ,より良好な色収差の補正が
実現できる。また,一般に色収差補正上,分散が小さい
材料を正レンズ成分に用い,分散が大きい材料を負レン
ズ成分に用いることが好ましい。この点から,弗化カル
シウム及び弗化バリウムを使用材料とする時は,正レン
ズ成分を弗化カルシウム,負レンズ成分を弗化バリウム
で構成することが好ましく,これより,第1の弗化物材
料を弗化カルシウム,第2の弗化物材料を弗化バリウム
で構成することが好ましい。この第1,第2弗化物材料
に対する弗化カルシウム,弗化バリウムの振り分けは,
上述の(1)式を考慮した時のものと一致している。す
なわち,第1の弗化物材料を弗化カルシウム,第2の弗
化物材料を弗化バリウムとして,上記の条件を満たすよ
うに構成することで,製造上も,また色収差補正上も良
好な効果が得られる。
【0021】また,前記屈折型の投影光学系中の全ての
レンズ成分は,前記少なくとも2種類の弗化物で形成さ
れることが好ましい。弗化物は波長が200nm以下の
光に対して十分な透過率を有するので,投影光学系中の
屈折光学部材の露光光の吸収を実質上影響がない程度に
低減できる。また,合成石英をレンズ材料とした場合に
は,露光光の吸収による照射変動の発生が見られるが,
弗化物を材料とすれば,このようなことは回避できる。
そして,これらのことより,Fレーザに対応可能な色
収差が補正された光学系を実現できる。また,上記屈折
型の投影光学系において,第2の弗化物材料からなる各
屈折光学部材のFナンバをFNiとするとき, 0.8<|FNi| (2) を満足することが好ましい。ここで,屈折光学部材のF
ナンバFNiとは,当該屈折光学部材の焦点距離をfi
とし,当該屈折光学部材の有効径(直径)をCLiとす
るとき, FNi=fi/CLi で表される。上記(2)式は,色収差補正と安定した良
像の形成とを両立させるためのものである。ここで,色
収差補正を行うためには,第2の弗化物材料からなる屈
折光学部材を負レンズとする。そして,当該負レンズの
Fナンバを小さく(明るく)することによって色収差補
正の効果を大きくすることができるが,上記(2)式の
範囲を超えてFナンバを小さくすると,当該屈折光学部
材が偏心したときの収差変動が大きくなり,安定した良
像を得ることが困難となるため好ましくない。なお,さ
らに安定した良像を得るためには,上記(2)式の境界
値を0.9に設定することが好ましい。
【0022】また,本発明の投影露光装置は,投影原版
に設けられたパターンの像を基板上に投影露光する投影
露光装置であって,露光光を供給する光源と,前記露光
光を前記投影原版へ導く照明光学系と,上記記載の投影
光学系と,を有し,前記第1面に前記投影原版を配置可
能とし,前記第2面に前記基板を配置可能とする構成を
とる。上述のように良好に色収差補正された投影光学系
を有する投影露光装置によって,極微細の投影原版のパ
ターンの像を基板上に高解像に投影露光することができ
る。
【0023】また,本発明の投影露光装置は,投影原版
に設けられたパターンの像を基板上に投影露光する投影
露光装置であって,自然発振時に対して狭帯化された露
光光を供給する狭帯化光源と,前記狭帯化された露光光
を前記投影原版へ導く照明光学系と,前記投影原版から
の露光光に基づいて前記パターンの像を前記基板上に結
像する投影光学系と,を有し,前記投影光学系は,少な
くとも2種類の弗化物材料からなる屈折光学部材を含む
構成をとる。
【0024】投影光学系が少なくとも2種類の弗化物材
料からなる屈折光学部材を含むため,良好に色収差補正
できる。さらに,狭帯化された露光光を用いることによ
り,よりいっそう高い色収差補正効果が得られる。これ
により,極微細の投影原版のパターンの像を基板上によ
り高解像に投影露光することができる。投影光学系に
は,例えば,上述の本発明の投影光学系を適用すること
ができる。
【0025】ここで,前記狭帯化光源は,前記自然発振
時に対する波長幅を半値全幅で1/2以下に狭帯化する
ことが好ましい。これにより,色収差補正のために使用
される材料,例えば弗化バリウムの使用量を少なくして
も,十分な色収差補正効果を得ることができる。よっ
て,高コスト化を招くことなく,良好に色収差補正され
た投影露光装置を実現できる。また,前記狭帯化光源に
F2レーザを用いることが好ましい。波長の短いFレー
ザを光源に用いることにより,高解像にパターンの像を
基板上に結像することが可能となる。
【0026】また,前記狭帯化光源は,自然発振時に対
して狭帯化された光を発振する発振器と,前記発振器か
らの前記光の出力を増幅させる増幅器とを有することが
好ましい。狭帯化の際に光の出力が低下しても,増幅器
を用いて光を増幅することにより実用的な光出力を得る
ことができる。増幅手段としては後で詳述するようにM
OPA(Master Oscillator and
Power Amplifiers)方式や特開20
01−24265に開示されているインジェクションロ
ック方式等の公知技術を用いることができる。
【0027】また,前記狭帯化光源は,半値全幅で0.
3pm以下の波長幅の露光光を供給することが好まし
い。なお,前記狭帯化光源は,半値全幅で0.2pm以
下の波長幅の露光光を供給することがさらに好ましい。
狭帯化を進めることにより,色収差補正効果が向上し,
より高解像にパターンの像を形成することができる。
【0028】また,本発明の露光方法は,投影原版に設
けられたパターンの像を基板上に投影露光する投影露光
方法であって,上記記載の投影露光装置を用い,前記投
影光学系を介して前記パターンの像を前記基板上に形成
する。これにより,微細なパターンを良好に基板上に形
成することができる。
【0029】以下,図面に基づいて本発明の実施の形態
を詳細に説明する。図1〜図3は本発明の第1〜第3の
実施の形態に係る投影光学系PLの光路図である。図1
〜図3に示す投影光学系は,第1面としてのレチクルR
上のパターン像の縮小像を第2面としてのウエハW上に
投影する屈折型の投影光学系であり,内部に開口絞りA
Sを含む。
【0030】以下は,本発明にかかる投影光学系PLの
数値実施例である。 [第1実施例]図1は第1実施例の投影光学系PLの光
路図である。本実施例の投影光学系PLは,Fレーザ
が供給する光の波長157.62nmを基準波長とした
ものであり,基準波長に対してFWHM(full w
idth at half maximum,半値全
幅)0.25pmの範囲で色収差補正を行っているもの
である。投影光学系PLは全部で23枚のレンズL10
1〜L123を有し,全てのレンズが弗化物材料で形成
されている。光路図に示すように,投影光学系PLは第
1面と第2面との中間部近傍で光線高が顕著に低くな
り,レンズの有効径が小さくなる傾向を有し,この部分
に配置された4枚の負レンズL109,L110,L1
11,L113は弗化バリウム(BaF)で形成され
ている。そして,これら負レンズの間に位置する正レン
ズL112,及びその他のレンズは弗化カルシウム(C
aF)で形成されている。
【0031】第1実施例にかかる投影光学系PLの諸元
値を表1に示す。表1において,NAはウエハW側の開
口数,φはウエハW面上でのイメージサークルの直径,
βは投影光学系全体の倍率,d0は第1面(レチクル
面)から最も第1面側の光学面までの距離,WDは最も
第2面(ウエハ面)側の光学面から第2面までの距離を
示す。表1のレンズ番号は図1に示したレンズL101
〜L123に対応する。表1は,左列から順にレンズ番
号,各レンズの前面の曲率半径,後面の曲率半径,光軸
上間隔,材料を示す。ここで,各レンズのレチクルR側
に向いた面を前面,ウエハW側に向いた面を後面として
いる。前面の曲率半径で正符号のものは凸面,負符号の
ものは凹面であり,後面の曲率半径で正符号のもの凹
面,負符号のものは凸面である。A(1)〜A(7)は
非球面を意味し,APERTURESTOPは開口絞り
を意味する。
【0032】各面の非球面データを表2に示す。非球面
は,光軸に垂直な方向の高さをyとし,非球面の頂点に
おける接平面から高さyにおける非球面上の位置までの
光軸に沿った距離(サグ量)をZとし,頂点の曲率半径
をrとし,円錐係数をKとし,n次の非球面係数をA〜
Fとしたとき,以下の数式で表される。表2中のCUR
V=1/rである。 Z=(y2/r)/[1+{1−(1+K)・y2/r2
1/2]+A・y4+B・y6 +C・y8+D・y10+E・y
12+F・y14 ここで,本実施例の諸元値における曲率半径,間隔の単
位の一例としてmmを用いることができる。基準波長1
57.62nmにおける弗化カルシウムの屈折率は1.
5593067であり,弗化バリウムの屈折率は1.6
5669である。本実施例において,弗化カルシウムの
1pm当たりの屈折率の変化量である分散dn/dλは
−2.606×10−3/nmであり,弗化バリウムの
1pm当たりの屈折率の変化量である分散dn/dλは
−4.376×10−3/nmである。なお,1pm当
たりの屈折率の変化量である分散dn/dλの値が正で
あるとは,波長λが長くなるにつれて屈折率nも上昇す
ることを意味し,この分散dn/dλの値が負であると
は,波長λが長くなると屈折率nが低下することを意味
する。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】条件式対応値は以下のとおりである。 Mx2/Mx1=214/272=0.787 |FNi|=|-171/185|=0.924 (レンズL109) |FNi|=|-160/126|=1.270 (レンズL110) |FNi|=|-181/170|=1.065 (レンズL111) |FNi|=|-202/214|=0.944 (レンズL113)
【0036】図4に,第1実施例の投影光学系の子午方
向(TANGENTIAL方向)及び球欠方向(SAG
ITAL方向)における横収差(コマ収差)を示す。図
において,Yは像高を表わし,Y=0,Y=5.65,
及び最大像高のY=11.3,の3つの点における収差
を示す。図中,実線は波長157.62nm,点線は基
準波長+0.25pm,一点鎖線は基準波長−0.25
pmでの収差をそれぞれ示している。各収差図より明ら
かなとおり,本実施例の投影光学系は,像高0から最大
像高までの領域において,良好な収差補正がなされ,F
WHM0.25pmという波長範囲において良好に色収
差補正が達成されている。
【0037】よって,本実施例によれば,弗化バリウム
からなる有効径が小さいレンズを効果的に配置すること
により,良好な色収差補正効果が得られると共に,弗化
バリウムの使用量を極力少量とすることで,製造コスト
の抑制という効果も得ることができる。本実施例の投影
光学系を露光装置に組み込んだ場合には,極めて微細な
パターンをウエハ上に転写することが可能となる。本実
施例の投影光学系は直径22.6の円形イメージフィー
ルドを有するので,このイメージフィールド内で例えば
走査方向の幅約5,走査直交方向の幅約22の長方形状
の露光領域を確保することが可能である。なお,像高,
イメージフィールドの単位は,表1および2において曲
率半径,間隔の単位としてmmを採用した場合にはmm
である。
【0038】[第2実施例]図2は第2実施例の投影光
学系PLの光路図である。本実施例の投影光学系PL
は,Fレーザが供給する光の波長157.62nmを
基準波長としたものであり,基準波長に対してFWHM
(full width at half maxim
um,半値全幅)0.2pmの範囲で色収差補正を行っ
ているものである。投影光学系PLは全部で25枚の中
のレンズL201〜L225を有し,全てのレンズが弗
化物材料で形成されている。光路図に示すように,投影
光学系PLは第1面と第2面との中間部近傍で光線高が
顕著に低くなり,レンズの有効径が小さくなる傾向を有
し,この部分に配置された5枚の負レンズL211,L
212,L213,L214,L216は弗化バリウム
(BaF)で形成されている。そして,これら負レン
ズの間に位置する正レンズL215,及びその他のレン
ズは弗化カルシウム(CaF)で形成されている。
【0039】第2実施例にかかる投影光学系PLの諸元
値を表3に示す。表3のレンズ番号は図2に示したレン
ズL201〜L225に対応する。各面の非球面データ
を表4に示す。表3,表4において各記号,各係数の定
義は上述の実施例1のものと同じである。ここで,本実
施例の諸元値における曲率半径,間隔の単位の一例とし
てmmを用いることができる。
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】条件式対応値は以下のとおりである。 Mx2/Mx1=218.6/272.4=0.802 |FNi|=|-260/192|=1.354 (レンズL211) |FNi|=|-170/152|=1.118 (レンズL212) |FNi|=|-171/142|=1.204 (レンズL213) |FNi|=|-593/168|=3.530 (レンズL214) |FNi|=|-183/219|=0.836 (レンズL216)
【0043】図5に,第2実施例の投影光学系の子午方
向(TANGENTIAL方向)及び球欠方向(SAG
ITAL方向)における横収差(コマ収差)を示す。図
において,Yは像高を表わし,Y=0,Y=5.65,
及び最大像高のY=11.3,の3つの点における収差
を示す。図中,実線は基準波長157.62nm,点線
は基準波長+0.2pm,一点鎖線は基準波長−0.2
pmでの収差をそれぞれ示している。各収差図より明ら
かなとおり,本実施例の投影光学系は,像高0から最大
像高までの領域において,良好な収差補正がなされ,F
WHM0.2pmという波長範囲において良好に色収差
補正が達成されている。
【0044】よって,本実施例によれば,弗化バリウム
からなる有効径が小さいレンズを効果的に配置すること
により,良好な色収差補正効果が得られると共に,弗化
バリウムの使用量を極力少量とすることで,製造コスト
の抑制という効果も得ることができる。本実施例の投影
光学系を露光装置に組み込んだ場合には,極めて微細な
パターンをウエハ上に転写することが可能となる。本実
施例の投影光学系は直径22.6の円形イメージフィー
ルドを有するので,このイメージフィールド内で例えば
走査方向の幅約5,走査直交方向の幅約22の長方形状
の露光領域を確保することが可能である。なお,像高,
イメージフィールドの単位は,表1及び2において曲率
半径,間隔の単位としてmmを採用した場合にはmmで
ある。
【0045】[第3実施例]図3は第3実施例の投影光
学系PLの光路図である。本実施例の投影光学系PL
は,Fレーザが供給する光の波長157.62nmを
基準波長としたものであり,基準波長に対してFWHM
(full width at half maxim
um,半値全幅)0.25pmの範囲で色収差補正を行
っているものである。投影光学系PLは全部で26枚の
レンズL301〜L326を有し,全てのレンズが弗化
物材料で形成されている。光路図に示すように,投影光
学系PLは第1面と第2面との中間部近傍で光線高が顕
著に低くなり,レンズの有効径が小さくなる傾向を有
し,この部分に配置された5枚の負レンズL311,L
312,L313,L315,L317は弗化バリウム
(BaF)で形成されている。そして,これら負レン
ズの間に位置する正レンズL314,L316及びその
他のレンズは弗化カルシウム(CaF)で形成されて
いる。
【0046】第3実施例にかかる投影光学系PLの諸元
値を表5に示す。表5のレンズ番号は図3に示したレン
ズL301〜L326に対応する。各面の非球面データ
を表6に示す。表5,表6において各記号,各係数の定
義は上述の実施例1のものと同じである。ここで,本実
施例の諸元値における曲率半径,間隔の単位の一例とし
てmmを用いることができる。
【0047】
【表5】
【0048】
【表6】
【0049】条件式対応値は以下のとおりである。 Mx2/Mx1=199.4/284.6=0.701 FNi=|-278/183|=1.519 (レンズL311) FNi=|-170/139|=1.223 (レンズL312) FNi=|-171/161|=1.062 (レンズL313) FNi=|-170/199|=0.854 (レンズL315) FNi=|-293/234|=1.252 (レンズL317)
【0050】図6に,第3実施例の投影光学系の子午方
向(TANGENTIAL方向)及び球欠方向(SAG
ITAL方向)における横収差(コマ収差)を示す。図
において,Yは像高を表わし,Y=0,Y=5.65,
及び最大像高のY=11.3,の3つの点における収差
を示す。図中,実線は基準波長157.62nm,点線
は基準波長+0.25pm,一点鎖線は基準波長−0.
25pmでの収差をそれぞれ示している。各収差図より
明らかなとおり,本実施例の投影光学系は,像高0から
最大像高までの領域において,良好な収差補正がなさ
れ,FWHM0.25pmという波長範囲において良好
に色収差補正が達成されている。
【0051】よって,本実施例によれば,弗化バリウム
からなる有効径が小さいレンズを効果的に配置すること
により,良好な色収差補正効果が得られると共に,弗化
バリウムの使用量を極力少量とすることで,製造コスト
の抑制という効果も得ることができる。本実施例の投影
光学系を露光装置に組み込んだ場合には,極めて微細な
パターンをウエハ上に転写することが可能となる。本実
施例の投影光学系は直径22.6の円形イメージフィー
ルドを有するので,このイメージフィールド内で例えば
走査方向の幅約5,走査直交方向の幅約22の長方形状
の露光領域を確保することが可能である。なお,像高,
イメージフィールドの単位は,表1及び2において曲率
半径,間隔の単位としてmmを採用した場合にはmmで
ある。
【0052】上記第1乃至第3の実施例の投影光学系P
Lは,図7に示す実施形態の投影露光装置に適用するこ
とができる。以下,図7を参照して,本発明にかかる露
光装置の実施の形態について説明する。図7は,実施形
態にかかる投影露光装置の概略構成を示す図である。図
7においてはXYZ座標系を採用している。ウエハWの
法線方向に沿ってZ軸を,ウエハW面内において図7の
紙面に平行な方向にY軸を,ウエハW面内において図7
の紙面に垂直な方向にX軸をそれぞれ設定している。
【0053】実施形態にかかる露光装置は,露光光源と
してFレーザ光源を使用し,上記第1乃至第3実施例
の何れか1つの屈折型投影光学系を投影光学系PLとし
て使用して,本発明を適用したものである。本実施形態
の投影露光装置では,レチクル上の所定形状の照明領域
に対して相対的に所定の方向へレチクル及び基板を同期
して走査することにより,基板上の1つのショット領域
にレチクルのパターン像を逐次的に転写するステップ・
アンド・スキャン方式を採用している。このようなステ
ップ・アンド・スキャン型の露光装置では,投影光学系
の露光フィールドよりも広い基板上の領域にレチクルの
パターンを露光することができる。
【0054】図7において,レーザ光源2は,例えばフ
ッ素ダイマーレーザ(Fレーザ)に狭帯化装置および
増幅装置を組み合わせたものを有する。Fレーザは,
自然発振で0.6〜1pm程度の半値全幅である。ここ
で,狭帯化は,例えばMOPA方式やインジェクション
ロック方式等の公知技術により行うことができる。
【0055】図8は,本発明の実施形態の光源として使
用可能なMOPA(MasterOscillator
and Power Amplifiers)方式の
レーザ光源の概略構成図である。図8において,レーザ
光源2は,狭帯化されたレーザ光を発生させるレーザ発
振器100と,レーザ発振器100に連結されてレーザ
発振器100からのレーザ光を増幅する増幅器102と
を有する。ここで,レーザ発振器100は,レーザチャ
ンバ110と,レーザチャンバ110の出力端側に配置
された出力鏡112と,アパーチャ114と,波長選択
素子としてのプリズム116及び回折格子118とを有
する。また,増幅器102は,レーザチャンバ120を
有する。
【0056】レーザ発振器100においてレーザ光は,
出力鏡と回折格子116との間の光路をアパーチャ11
4を介して少なくとも1往復し,その後,例えば0.2
〜0.3pm程度の半値全幅を有するように狭帯化され
て,レーザ発振器100から射出される。狭帯化された
レーザ光は,レーザチャンバ120内へ入力され,レー
ザチャンバ120を通過する際に増幅されて,増幅器1
02から射出される。図に示すレーザ光源では,発振パ
ルスタイミング制御部103によって,レーザ発振器1
00と増幅器102との発振タイミングが制御されてい
る。なお,図8に示した例では,1組の増幅器を使用し
たが,複数組の増幅器をレーザ発振器100の出力側に
直列的に連結する構成であっても良い。
【0057】図9は,本発明の別の実施形態の光源とし
て使用可能なインジェクション・ロッキング方式のレー
ザ光源2の概略構成図である。図9において,レーザ光
源2は,狭帯化されたレーザ光を発生させるレーザ発振
器100と,レーザ発振器100に連結されてレーザ発
振器100からのレーザ光を増幅する増幅器102とを
有する。ここで,レーザ発振器100は,レーザチャン
バ110と,レーザチャンバ110の出力端側に配置さ
れた出力鏡112と,アパーチャ114と,波長選択素
子としてのプリズム116及び回折格子118とを有す
る。また,増幅器102は,凸面鏡122,レーザチャ
ンバ120及びカップリングホール126が形成された
凹面鏡124を有する。
【0058】レーザ発振器100においてレーザ光は,
出力鏡112と回折格子118との間の光路をアパーチ
ャ114を介して少なくとも1往復し,その後,例えば
0.2〜0.3pm程度の半値全幅を有するように狭帯
化されて,レーザ発振器100から射出される。狭帯化
されたレーザ光は,凹面鏡124のカップリングホール
126を介してレーザチャンバ120内へ入力され,凸
面鏡122及び凹面鏡124の間を往復する間に増幅さ
れて,この増幅器から射出される。図に示すレーザ光源
2では,発振パルスタイミング制御部103によって,
レーザ発振器100と増幅器102との発振タイミング
が制御されている。なお,このようなインジェクション
・ロッキング方式のFレーザ光源は,例えば特開20
01−24265号公報や特開2000−357836
号公報などに開示されている。
【0059】上記のような光源を用いることにより,狭
帯化の進んだ露光光を供給することができ,高解像にパ
ターンの像を形成することができる。また,上記のよう
に増幅器を有する併設することにより,狭帯化の際に光
の出力が低下しても,常に実用的な光出力を供給でき
る。なお,本実施形態におけるレーザ光源2としては,
波長約120nm〜約180nmの真空紫外域に属する
光を発する光源,例えば発振波長146nmのクリプト
ンダイマーレーザ(Krレーザ)や,発振波長126
nmのアルゴンダイマーレーザ(Arレーザ)などを
用いることができる。
【0060】再び図7を参照すると,レーザ光源2から
のパルスレーザ光(照明光)は,偏向ミラー3にて偏向
されて,光路遅延光学系41へ向かい,レーザ光源2か
らの照明光の時間的可干渉距離(コヒーレンス長)以上
の光路長差が付けられた時間的に複数の光束に分割され
る。なお,このような光路遅延光学系は例えば特開平1
−198759号公報や特開平11−174365号に
開示されている。
【0061】光路遅延光学系41から射出される照明光
は,光路偏向ミラー42にて偏向された後に,第1フラ
イアイレンズ43,ズームレンズ44,振動ミラー45
を順に介して第2フライアイレンズ46に達する。第2
フライアイレンズ46の射出側には,有効光源のサイズ
・形状を所望に設定するための照明光学系開口絞り用の
切り替えレボルバ5が配置されている。本例では,照明
光学系開口絞りでの光量損失を低減させるために,ズー
ムレンズ44による第2フライアイレンズ46への光束
の大きさを可変としている。
【0062】照明光学系開口絞りの開口から射出した光
束は,コンデンサレンズ群10を介して照明視野絞り
(レチクルブラインド)11を照明する。なお,照明視
野絞り11については,特開平4−196513号公報
及びこれに対応する米国特許第5,473,410号公
報に開示されている。
【0063】照明視野絞り11からの光は,偏向ミラー
151,154,レンズ群152,153,155から
なる照明視野絞り結像光学系(レチクルブラインド結像
系)を介してレチクルR上へ導かれ,レチクルR上に
は,照明視野絞り10の開口部の像である照明領域が形
成される。レチクルR上の照明領域からの光は,投影光
学系PLを介してウエハW上へ導かれ,ウエハW上に
は,レチクルRの照明領域内のパターンの縮小像が形成
される。レチクルRを保持するレチクルステージRSは
XY平面内で二次元的に移動可能であり,その位置座標
は干渉計19によって計測されかつ位置制御される。ま
た,ウエハWを保持するウエハステージ22もXY平面
内で二次元的に移動可能であり,その位置座標は干渉計
24によって計測されかつ位置制御される。これらによ
り,レチクル及び基板を高精度に同期走査させることが
可能になる。
【0064】さて,真空紫外域の波長の光を露光光とす
る場合には,その光路から酸素,水蒸気,炭化水素系の
ガス等の,かかる波長帯域の光に対し強い吸収特性を有
するガス(以下,適宜「吸収性ガス」と呼ぶ)を排除す
る必要がある。従って,本実施形態では,照明光路(レ
ーザ光源2〜レチクルRへ至る光路)及び投影光路(レ
チクルR〜ウエハWへ至る光路)を外部雰囲気から遮断
し,それらの光路を真空紫外域の光に対する吸収の少な
い特性を有する特定ガスとしての窒素,ヘリウム,アル
ゴン,ネオン,クリプトンなどのガス,またはそれらの
混合ガス(以下,適宜「低吸収性ガス」あるいは「特定
ガス」と呼ぶ)で満たしている。
【0065】具体的には,レーザ光源2から光遅延光学
系41までの光路をケーシング30により外部雰囲気よ
り遮断し,光遅延光学系41から照明視野絞り11まで
の光路をケーシング40により外部雰囲気より遮断し,
照明視野絞り結像光学系をケーシング150により外部
雰囲気から遮断し,それらの光路内に上記特定ガスを充
填している。ケーシング40とケーシング150はケー
シング49により接続されている。また,投影光学系P
L自体もその鏡筒がケーシングとなっており,その内部
光路に上記特定ガスを充填している。
【0066】なお,各光路に充填される特定ガスとして
は,ヘリウムを用いることが好ましい。但し,レーザ光
源2〜レチクルRまでの照明光学系の光路(ケーシング
30,40,150)については特定ガスとして窒素を
用いても良い。
【0067】ケーシング170は,照明視野絞り結像光
学系を納めたケーシング150と投影光学系PLとの間
の空間を外部雰囲気から遮断しており,その内部にレチ
クルRを保持するレチクルステージRSを収納してい
る。このケーシング170には,レチクルRを搬入・搬
出するための扉173が設けられており,この扉173
の外側には,レチクルRを搬入・搬出時にケーシング1
70内の雰囲気が汚染されるのを防ぐためのガス置換室
174が設けられている。このガス置換室174にも扉
177が設けられており,複数種のレチクルを保管して
いるレチクルストッカ210との間のレチクルの受け渡
しは扉177を介して行う。
【0068】ケーシング200は,投影光学系PLとウ
エハWとの間の空間を外部雰囲気から遮断しており,そ
の内部に,ウエハWを保持するウエハステージ22,基
板としてのウエハWの表面のZ方向の位置(フォーカス
位置)や傾斜角を検出するための斜入射形式のオートフ
ォーカスセンサ26,オフ・アクシス方式のアライメン
トセンサ28,ウエハステージ22を載置している定盤
23を収納している。このケーシング200には,ウエ
ハWを搬入・搬出するための扉203が設けられてお
り,この扉203の外側にはケーシング200内部の雰
囲気が汚染されるのを防ぐためのガス置換室204が設
けられている。このガス置換室204には扉207が設
けられており,装置内部へのウエハWの搬入,装置外部
へのウエハWの搬出はこの扉207を介して行う。
【0069】ここで,ケーシング40,150,17
0,200のそれぞれには,給気弁147,156,1
71,201が設けられており,これらの給気弁14
7,156,171,201は図示なきガス供給装置に
接続された給気管路に接続されている。また,ケーシン
グ40,150,170,200のそれぞれには,排気
弁148,157,172,202が設けられており,
これらの排気弁148,157,172,202は,そ
れぞれ図示なき排気管路を介して上記ガス供給装置に接
続されている。なお,ガス供給装置からの特定ガスは不
図示の温度調整装置により所定の目標温度に制御されて
いる。ここで,特定ガスとしてヘリウムを用いる場合に
は,温度調整装置は各ケーシングの近傍に配置されるこ
とが好ましい。
【0070】同様に,ガス置換室174,204にも給
気弁175,205と排気弁176,206とが設けら
れており,給気弁175,205は給気管路を介して,
排気弁176,206は排気管路を介してそれぞれ上記
ガス供給装置に接続されている。さらに,投影光学系P
Lの鏡筒にも給気弁181及び排気弁182が設けられ
ており,給気弁181は図示なき給気管路を介して,排
気弁182は図示なき排気管路を介して上記ガス供給装
置に接続されている。
【0071】なお,給気弁147,156,171,1
75,181,201,205が設けられた給気管路
と,排気弁148,157,172,176,182,
202,206が設けられた排気管路とには,HEPA
フィルタあるいはULPAフィルタ等の塵(パーティク
ル)を除去するためのフィルタと,酸素等の吸収性ガス
を除去するケミカルフィルタとが設けられている。
【0072】なお,ガス置換室174,204において
は,レチクル交換又はウエハ交換毎にガス置換を行う必
要がある。例えば,レチクル交換の際には,扉174を
開いてレチクルストッカ210からレチクルをガス置換
室174内に搬入し,扉174を閉めてガス置換室17
4内を特定ガスで満たし,その後,扉173を開いて,
レチクルをレチクルステージRS上に載置する。また,
ウエハ交換の際には,扉207を開いてウエハをガス置
換室204内に搬入し,この扉207を締めてガス置換
室204内を特定ガスで満たす。その後,扉203を開
いてウエハをウエハホルダ20上に載置する。なお,レ
チクル搬出,ウエハ搬出の場合はこの逆の手順である。
なお,ガス置換室174,204へのガス置換の際に
は,ガス置換室内の雰囲気を減圧した後に,給気弁から
特定ガスを供給しても良い。
【0073】また,ケーシング170,200において
は,ガス置換室174,204によるガス置換を行った
気体が混入する可能性があり,このガス置換室174,
204のガス中にはかなりの量の酸素などの吸収ガスが
混入している可能性が高いため,ガス置換室174,2
04のガス置換と同じタイミングでガス置換を行うこと
が望ましい。また,ケーシング及びガス置換室において
は,外部雰囲気の圧力よりも高い圧力の特定ガスを充填
しておくことが好ましい。
【0074】また,図7では不図示ではあるが,本実施
形態では,投影光学系PLを構成する複数のレンズ素子
のうちの少なくとも1つのレンズ素子は,その位置及び
姿勢の少なくとも一方が変更可能であるように保持され
ている。これにより,投影光学系PLの結像特性を変更
可能である。このような調整手段は,例えば特開平4−
192317号公報,特開平4−127514号公報
(及び対応する米国特許第5,117,255号公
報),特開平5−41344号公報,及び特開平6−8
4527号公報(及び対応する米国特許第5,424,
552号公報)に開示されている。本実施形態において
は,位置及び姿勢の少なくとも一方が変更可能なレンズ
素子のうちの少なくとも1つは,球面レンズであること
が好ましい。
【0075】次に,上記の実施の形態の投影露光装置を
用いてウエハ上に所定の回路パターンを形成することに
よって,マイクロデバイスとしての半導体デバイスを得
る際の動作の一例につき図10のフローチャートを参照
して説明する。先ず,図10のステップ301におい
て,1ロットのウエハ上に金属膜が蒸着される。次のス
テップ302において,その1ロットのウエハ上の金属
膜上にフォトレジストが塗布される。その後,ステップ
303において,第1乃至第4実施例のうち何れかの投
影光学系PLを備えた図7の投影露光装置を用いて,レ
チクルR上のパターンの像がその投影光学系PLを介し
て,その1ロットのウエハ上の各ショット領域に順次露
光転写される。
【0076】その後,ステップ304において,その1
ロットのウエハ上のフォトレジストの現像が行われた
後,ステップ305において,その1ロットのウエハ上
でレジストパターンをマスクとしてエッチングを行うこ
とによって,レチクルR上のパターンに対応する回路パ
ターンが,各ウエハ上の各ショット領域に形成される。
その後,更に上のレイヤの回路パターンの形成等を行う
ことによって,半導体素子等のデバイスが製造される。
上述の半導体デバイス製造方法によれば,極めて微細な
回路パターンを有する半導体デバイスをスループット良
く得ることができる。
【0077】また,上記の実施の形態の投影露光装置で
は,プレート(ガラス基板)上に所定の回路パターンを
形成することによって,マイクロデバイスとしての液晶
表示素子を得ることもできる。以下,図11のフローチ
ャートを参照して,このときの動作の一例につき図11
のフローチャートを参照して説明する。
【0078】図11において,パターン形成工程401
では,本実施形態の露光装置を用いてレチクルのパター
ンを感光性基板(レジストが塗布されたガラス基板等)
に転写露光する,所謂光リソグラフィー工程が実行され
る。この光リソグラフィー工程によって,感光性基板上
には多数の電極等を含む所定パターンが形成される。そ
の後,露光された基板は,現像工程,エッチング工程,
レチクル剥離工程等の各工程を経ることによって,基板
上に所定のパターンが形成され,次のカラーフィルター
形成工程202へ移行する。
【0079】次に,カラーフィルター形成工程402で
は,R(Red),G(Green),B(Blue)
に対応した3つのドットの組がマトリックス状に多数配
列されたカラーフィルターを形成する。そして,カラー
フィルター形成工程402の後に,セル組み立て工程4
03が実行される。
【0080】セル組み立て工程403では,パターン形
成工程401にて得られた所定パターンを有する基板,
およびカラーフィルター形成工程402にて得られたカ
ラーフィルター等を用いて液晶パネル(液晶セル)を組
み立てる。セル組み立て工程403では,例えば,パタ
ーン形成工程401にて得られた所定パターンを有する
基板とカラーフィルター形成工程402にて得られたカ
ラーフィルターとの間に液晶を注入して,液晶パネル
(液晶セル)を製造する。
【0081】その後,モジュール組み立て工程404に
て,組み立てられた液晶パネル(液晶セル)の表示動作
を行わせる電気回路,バックライト等の各部品を取り付
けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素
子製造方法によれば,極めて微細な回路パターンを有す
る液晶表示素子をスループット良く得ることができる。
【0082】さて,上記図7の実施形態では,照明光学
系中のオプティカルインテグレータ(ユニフォマイザ,
ホモジナイザ)としてフライアイレンズ43,46を用
いているが,1枚の基板の上に複数のレンズ面をエッチ
ング等の手法により形成したマイクロフライアイレンズ
をに用いても良い。また,第1フライアイレンズ43の
代わりに,回折作用により入射光を発散させてそのファ
ーフィールド(フラウンホーファー回折領域)において
円形状,輪帯状,多重極状の照野を形成する回折光学素
子を用いても良い。なお,このような回折光学素子とし
ては例えば米国特許第5,850,300号に開示され
ているものを用いることができる。ここで,回折光学素
子を用いる場合には,光路遅延光学系41を省略しても
良い。
【0083】また,オプティカルインテグレータとして
は,内面反射型インテグレータ(ロッド・インテグレー
タ,光パイプ,光トンネルなど)を用いることもでき
る。このような内面反射型インテグレータを用いる場合
には,内面反射型インテグレータの射出面とレチクルの
パターン面とがほぼ共役となる。従って,図7の実施形
態に適用する場合には,例えば内面反射型インテグレー
タの射出面に近接させて照明視野絞り(レチクルブライ
ンド)11を配置し,第1フライアイレンズ43の射出
面と内面反射型インテグレータの入射面とをほぼ共役と
するように,ズームレンズ44を構成する。
【0084】また,本実施形態では,投影光学系中のレ
ンズ成分として,弗化カルシウム(CaF2,螢石)及
び弗化バリウム(BaF)を用いているが,投影光学
系中のレンズ成分としては,弗化カルシウム(Ca
2,螢石),弗化バリウム(BaF2),弗化リチウム
(LiF),弗化マグネシウム(MgF2),弗化スト
ロンチウム(SrF2),リチウム・カルシウム・アル
ミニウム・フローライド(LiCaAlF6),及びリ
チウム・ストロンチウム・アルミニウム・フローライド
(LiSrAlF6)からなるグループから選択された
少なくとも2種類以上の弗化物材料であることが好まし
い。ここで,リチウム・カルシウム・アルミニウム・フ
ローライド,及びリチウム・ストロンチウム・アルミニ
ウム・フローライドは,ライカフ結晶と呼ばれる複合弗
化物のうちでクロムやセリウムといった微量元素を添加
しないものである。また,上記第1乃至第4実施例の投
影光学系PLを構成する各レンズ成分のレンズ面には,
反射防止コートが設けられる。ここで,反射防止コート
としては,3層以下,好ましくは,2乃至3層の膜構成
であり,入射角範囲は小さいが透過率の高い第1のコー
トと4層以上の膜構成であり透過率は低いが入射角範囲
は大きな第2のコートとを適用できる。反射防止コート
をレンズ面に成膜する際に水分を十分に抑えることによ
り,Fレーザーの波長域において,第1のコートでは
例えば99.9%程度の透過率,第2のコートでは例え
ば99%の透過率を達成することが可能である。本実施
例では,投影光学系PLを構成する各レンズ成分のレン
ズ面への光線の入射角に応じて上記第1のコートと上記
第2のコートとを適切に割り付けることによって(例え
ば,光線の入射角範囲の狭いレンズ面には第1のコート
を割り付け,光線の入射角範囲の広いレンズ面には第2
のコートを割り付けることによって),大きな開口数か
つ大きなイメージフィールドであっても,投影光学系の
イメージフィールド内における透過率ムラと,投影光学
系のイメージフィールドの各点に達する光束の角度内ム
ラとを低減させている。なお,本実施形態においては,
このようなコート割付を投影光学系のみならず照明光学
系においても行っている。
【0085】また,図7の実施形態において,第1フラ
イアイレンズ43の入射側に,スペックル防止のための
複屈折性材料からなるプリズムを配置しても良い。この
ようなスペックル防止用のプリズムとしては,例えば米
国特許第5,253,110号に開示されている。な
お,露光波長として180nm以下の波長の光を用いる
場合,米国特許第5,253,110号に開示されてい
る水晶プリズムに代えて,弗化マグネシウム(Mg
2)の結晶からなるプリズムを用いることができる。
【0086】この弗化マグネシウムの結晶からなるくさ
び型プリズムは,照明光学系の光軸に交差する方向で厚
さが次第に変化するように配置される。そして,この弗
化マグネシウムの結晶からなるくさび型プリズムに対向
して,それらの頂角が互いに反対側を向くように光路補
正用くさび型プリズムを配置する。この光路補正用くさ
び型プリズムは,当該弗化マグネシウムの結晶からなる
プリズムと同じ頂角を有し,複屈折性を有しない光透過
性材料からなる。これにより,プリズムの対に入射した
光と,そこから射出する光とを同一進行方向にそろえる
ことができる。
【0087】また,図7の実施形態では,ステップ・ア
ンド・スキャン方式を採用したが,実施形態の露光装置
をスティッチング及びスリットスキャン型の露光装置と
しても良い。スティッチング及びスリットスキャン方式
を採用する場合,レチクル上の所定形状の照明領域に対
して相対的に所定の第1の方向にレチクル及び基板を同
期して走査することにより,基板上の第1列目の領域へ
の露光が行われる。その後,そのレチクルを交換する
か,又はそのレチクルを上記照明領域の第1の方向と直
交する第2の方向に沿って所定量だけ移動させて,基板
を照明領域の第2の方向と共役な方向に横ずれさせる。
そして,再びレチクル上の所定形状の照明領域に対して
相対的に第1の方向にレチクル及び基板を同期して走査
することにより,基板上の第2列目の領域への露光を行
う。
【0088】このようなスティッチング及びスリットス
キャン型の露光装置では,投影光学系の露光フィールド
よりも広い基板上の領域にレチクルのパターンを露光す
ることができる。なお,このようなスティッチング及び
スリットスキャン型の露光装置は,米国特許第5,47
7,304号公報,特開平8−330220号公報,特
開平10−284408号公報などに開示されている。
なお,上記実施形態では,基板上の所定のショット領域
に対してレチクル上のパターン像を一括転写する一括露
光方式も採用することができる。
【0089】また,図7の実施形態では,ワーク(感光
性基板)としてのウエハを保持するウエハステージを1
つ設けたが,例えば特開平5−175098号,特開平
10−163097号,特開平10−163098号,
特開平10−163099号,または特開平10−21
4783号などに開示されるように,2組のウエハステ
ージを設ける構成であっても良い。
【0090】さらに,半導体素子の製造に用いられる露
光装置だけでなく,液晶表示素子などを含むディスプレ
イの製造に用いられる,デバイスパターンをガラスプレ
ート上に転写する露光装置,薄膜磁気ヘッドの製造に用
いられる,デバイスパターンをセラミックウエハ上に転
写する露光装置,撮像素子(CCDなど)の製造に用い
られる露光装置などにも本発明を適用することができ
る。また,レチクルまたはマスクを製造するためにガラ
ス基板またはシリコンウエハなどに回路パターンを転写
する露光装置にも,本発明を適用することができる。
【0091】以上,添付図面を参照しながら本発明にか
かる好適な実施形態について説明したが,本発明はかか
る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であ
れば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内
において,各種の変更例または修正例に想到し得ること
は明らかであり,それらについても当然に本発明の技術
的範囲に属するものと了解される。
【0092】
【発明の効果】以上,詳細に説明したように本発明によ
れば,高コスト化を招くことなく,良好に色収差補正さ
れ,微細なパターンを高解像に投影可能な投影光学系を
提供できる。また,本発明によれば,極めて微細化され
た投影原版のパターンの像を基板上に良好に投影露光可
能な投影露光装置及び投影露光方法を提供でき,微細な
回路パターンを高解像に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の投影光学系の光路図で
ある。
【図2】 本発明の第2実施例の投影光学系の光路図で
ある。
【図3】 本発明の第3実施例の投影光学系の光路図で
ある。
【図4】 本発明の第1実施例の投影光学系の収差図で
ある。
【図5】 本発明の第2実施例の投影光学系の収差図で
ある。
【図6】 本発明の第3実施例の投影光学系の収差図で
ある。
【図7】 本発明の実施の形態に係る投影露光装置の構
成図である。
【図8】 本発明の実施の形態に係る光源の概略構成図
である。
【図9】 本発明の別の実施の形態に係る光源の概略構
成図である。
【図10】 本発明の実施の形態に係るマイクロデバイ
ス製造方法の一例を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の実施の形態に係るマイクロデバイ
ス製造方法の別の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
AS 開口絞り PL 投影光学系 R レチクル W ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA21 LA01 NA04 PA15 PA17 PB20 QA02 QA03 QA05 QA06 QA14 QA19 QA21 QA22 QA25 QA26 QA32 QA33 QA41 QA45 RA05 RA12 RA13 RA37 RA42 UA04 2H097 CA06 CA13 LA10 LA12 LA20 5F046 CB12 CB25 DA12

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1面の像を第2面上に投影する屈折型
    の投影光学系であって,前記投影光学系は少なくとも2
    種類の弗化物材料からなる屈折光学部材を含み,第1の
    弗化物材料からなる屈折光学部材の中で最大有効径を有
    する面の有効径をMx1とし,第2の弗化物材料からな
    る屈折光学部材の中で最大有効径を有する面の有効径を
    Mx2とし,Mx1がMx2より大きいとき, 0.4<Mx2/Mx1<0.87 を満足することを特徴とする投影光学系。
  2. 【請求項2】 前記第1の弗化物材料は弗化カルシウム
    であり,前記第2の弗化物材料は弗化バリウムであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の投影光学系。
  3. 【請求項3】 前記屈折型の投影光学系は,正レンズ成
    分と負レンズ成分とを含み,前記正レンズ成分は前記第
    1の弗化物材料で形成され,前記負レンズ成分は前記第
    2の弗化物材料で形成されることを特徴とする請求項1
    または2に記載の投影光学系。
  4. 【請求項4】 前記屈折型の投影光学系中の全てのレン
    ズ成分は,前記少なくとも2種類の弗化物で形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の
    投影光学系。
  5. 【請求項5】 前記第2の弗化物材料からなる各屈折光
    学部材のFナンバをFNiとするとき, 0.8<|FNi| を満足することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一
    項に記載の投影光学系。
  6. 【請求項6】 投影原版に設けられたパターンの像を基
    板上に投影露光する投影露光装置であって,露光光を供
    給する光源と,前記露光光を前記投影原版へ導く照明光
    学系と,請求項1乃至5の何れか一項に記載の投影光学
    系と,を有し,前記第1面に前記投影原版を配置可能と
    し,前記第2面に前記基板を配置可能としたことを特徴
    とする投影露光装置。
  7. 【請求項7】 投影原版に設けられたパターンの像を基
    板上に投影露光する投影露光装置であって,自然発振時
    に対して狭帯化された露光光を供給する狭帯化光源と,
    前記狭帯化された露光光を前記投影原版へ導く照明光学
    系と,前記投影原版からの露光光に基づいて前記パター
    ンの像を前記基板上に結像する投影光学系と,を有し,
    前記投影光学系は,少なくとも2種類の弗化物材料から
    なる屈折光学部材を含むことを特徴とする投影露光装
    置。
  8. 【請求項8】 前記投影光学系が含む屈折光学部材は,
    全て弗化物材料からなることを特徴とする請求項7に記
    載の投影露光装置。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも2種類の弗化物材料は弗
    化カルシウムおよび弗化バリウムであることを特徴とす
    る請求項7または8に記載の投影露光装置。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも2種類の弗化物材料
    は,第1の弗化物材料と第2の弗化物材料とを含み,前
    記第1の弗化物材料からなる屈折光学部材の中で最大有
    効径を有する面の有効径をMx1とし,前記第2の弗化
    物材料からなる屈折光学部材の中で最大有効径を有する
    面の有効径をMx2とし,Mx1がMx2より大きいと
    き, 0.4<Mx2/Mx1<0.87 を満足することを特徴とする請求項7乃至9の何れか一
    項に記載の投影露光装置。
  11. 【請求項11】 前記屈折型の投影光学系は,正レンズ
    成分と負レンズ成分とを含み,前記正レンズ成分は前記
    第1の弗化物材料で形成され,前記負レンズ成分は前記
    第2の弗化物材料で形成されることを特徴とする請求項
    10に記載の投影露光装置。
  12. 【請求項12】 前記少なくとも2種類の弗化物材料
    は,第1の弗化物材料と第2の弗化物材料とを含み,前
    記第2の弗化物材料からなる各屈折光学部材のFナンバ
    をFNiとするとき, 0.8<|FNi| を満足することを特徴とする請求項7乃至11の何れか
    一項に記載の投影露光装置。
  13. 【請求項13】 前記狭帯化光源は,前記自然発振時に
    対する波長幅を半値全幅で1/2以下に狭帯化すること
    を特徴とする請求項7乃至12の何れか一項に記載の投
    影露光装置。
  14. 【請求項14】 前記狭帯化光源にF2レーザを用いるこ
    とを特徴とする請求項7乃至13の何れか一項に記載の
    投影露光装置。
  15. 【請求項15】 前記狭帯化光源は,自然発振時に対し
    て狭帯化された光を発振する発振器と,前記発振器から
    の前記光の出力を増幅させる増幅器とを有することを特
    徴とする請求項7乃至14の何れか一項に記載の投影露
    光装置。
  16. 【請求項16】 前記狭帯化光源は,半値全幅で0.3
    pm以下の波長幅の露光光を供給することを特徴とする
    請求項7乃至15の何れか一項に記載の投影露光装置。
  17. 【請求項17】 前記少なくとも2種類の弗化物材料
    は,弗化カルシウム,弗化バリウム,弗化リチウム,弗
    化マグネシウム,弗化ストロンチウム,リチウム・カル
    シウム・アルミニウム・フローライド,及びリチウム・
    ストロンチウム・アルミニウム・フローライドからなる
    グループから選択された2種類の材料であることを特徴
    とする請求項7乃至16の何れか一項に記載の投影露光
    装置。
  18. 【請求項18】 投影原版に設けられたパターンの像を
    基板上に投影露光する投影露光方法であって,請求項7
    乃至17に記載の投影露光装置を用い,前記投影光学系
    を介して前記パターンの像を前記基板上に形成すること
    を特徴とする投影露光方法。
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