JP2000121933A - 投影光学系及びそれを備えた露光装置並びにデバイス製造方法 - Google Patents

投影光学系及びそれを備えた露光装置並びにデバイス製造方法

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JP2000121933A
JP2000121933A JP10290584A JP29058498A JP2000121933A JP 2000121933 A JP2000121933 A JP 2000121933A JP 10290584 A JP10290584 A JP 10290584A JP 29058498 A JP29058498 A JP 29058498A JP 2000121933 A JP2000121933 A JP 2000121933A
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lens group
optical system
projection optical
projection
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Hitoshi Hatada
仁志 畑田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な露光範囲と大きな開口数との双方を実現
する 【解決手段】第1物体Rの像を第2物体W上に形成する
投影光学系は、第1物体側から順に、正の第1レンズ群
G1と、負の第2レンズ群G2と、正の第3レンズ群G
3と、負の第4レンズ群G4と、正の第5レンズ群G5
と、正の第6レンズ群G6とを備える。第3レンズ群
は、連続して配置された少なくとも5枚の正レンズを含
み、第5レンズ群は、最も第2物体側の第1負レンズG
5n1と、この第1負レンズG5n1よりも第1物体側
の第2負レンズG5n2と、これら第1及び第2負レン
ズの間に位置する少なくとも4枚の第2物体側に凹の正
メニスカスレンズとを有する。この構成において、第3
レンズ群中の少なくとも5枚の正レンズのパワーと、第
5レンズ群中の少なくとも4枚の正レンズのパワーとを
規定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、半導体素子や液晶
表示素子等を製造するためのリソグラフィ工程中におい
て、投影原版上のパターンを基板上に転写する際に使用
される投影露光装置、この投影露光装置に好適な投影光
学系、及びこの投影露光装置を用いたデバイス(半導体
素子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等)の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、上述の如き投影露光装置
に用いられる投影光学系に好適な光学系としては、例え
ば特開平9-105861号公報などに開示されているものが知
られている。この特開平9-105861号公報に開示される投
影光学系は、物体側及び像側の双方が実質的にテレセン
トリックとなっている光学系である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年においては、製造
されるデバイスにおけるパターンの微細化が進むに従っ
て、より細かいパターンを形成するための高解像な投影
光学系が求められている。従って、露光光の波長を短波
長化して解像度の向上を図った露光装置においても、よ
り大きな開口数を達成して更に解像度の向上を図ること
が要求されている。
【0004】そこで、本発明は、十分な露光範囲を有し
つつ、大きな開口数を持つ投影露光光学系を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1にかかる投影露光光学系は、例
えば図1に示す如く、第1物体Rの像を第2物体W上に
形成する投影光学系であって、第1物体側から順に、正
のパワーを有する第1レンズ群G1と;負のパワーを有
する第2レンズ群G2と;連続して配置された少なくと
も5枚の正レンズを含み、正のパワーを有する第3レン
ズ群G3と;負のパワーを有する第4レンズ群G4と;
少なくとも2枚の負レンズを含み、全体として正のパワ
ーを有する第5レンズ群G5と;正のパワーを有する第
6レンズ群G6と;を備える。そして、第5レンズ群G
5の少なくとも2枚の負レンズは、第5レンズ群G5中
で最も第2物体W側に配置される第1の負レンズG5n
1と、この第1の負レンズG5n1よりも第1物体R側
に配置される第2の負レンズG5n2とを含み、第5レ
ンズ群G5中の第1の負レンズG5n1と第2の負レン
ズG5n2との間には、少なくとも4枚の第2物体側に
凹面を向けた正メニスカスレンズが配置される。そし
て、以下の条件式を満足する。 (1) 1.0<F3a/F3 <3.0 (2) 1.0<F5a/F5 <5.0 (3) 0.5<F3a/F5a<5.0 (4) PEN /TT>5 但し、 F3a:第3レンズ群G3中の少なくとも5枚の正レンズ
の合成焦点距離、 F3 :第3レンズ群G3の焦点距離、 F5a:第5レンズ群G5中の少なくとも4枚の正メニス
カスレンズの合成焦点距離、 F5 :第5レンズ群G5の焦点距離、 PEN:最も第1物体R側に位置するレンズの第1物体側
のレンズ面から近軸入射瞳位置までの距離、 TT :第1物体Rから第2物体Wまでの光軸に沿った距
離、 である。
【0006】また、本発明の請求項2にかかる投影光学
系は、請求項1記載の投影光学系において、投影光学系
の像側最大開口数をNAとしたとき、NA>0.68を
満足するものである。また、本発明の請求項3にかかる
投影光学系は、請求項1または請求項2の投影光学系に
おいて、第1レンズG1群は少なくとも3枚以上の正レ
ンズを含み、第2レンズ群G2は少なくとも4枚の負レ
ンズを含み、第3レンズ群G3は少なくとも3枚以上の
レンズ群を含み、第4レンズ群G4は少なくとも3枚の
負レンズ群を含み、第5レンズ群G5は少なくとも6枚
の正レンズを含み、第6レンズ群G6は少なくとも1枚
の負レンズを含むものである。
【0007】また、本発明の請求項4にかかる投影光学
系は、請求項1〜請求項3の何れかの投影光学系におい
て、以下の条件式を満足するものである。 (5) 0.13 < F1 /TT <0.16 (6) 0.070<−F2 /TT <0.056 (7) 0.108< F3 /TT <0.114 (8) 0.055<−F4 /TT <0.061 (9) 0.087< F5 /TT <0.095 (10)0.14 < F6 /TT <0.15 但し、 F1 :第1レンズ群G1の焦点距離、 F2 :第2レンズ群G2の焦点距離、 F3 :第3レンズ群G3の焦点距離、 F4 :第4レンズ群G4の焦点距離、 F5 :第5レンズ群G5の焦点距離、 F6 :第6レンズ群G6の焦点距離、 TT :第1物体Rから第2物体Wまでの光軸に沿った距
離(物像間距離)、 である。
【0008】また、本発明の請求項5にかかる投影光学
系は、請求項1〜請求項4の何れかの投影光学系におい
て、以下の条件式を満足するものである。
【0009】
【数2】
【0010】但し、 Eφ:投影光学系の最大有効径 Hi:第2物体上の最大像高 NA:投影光学系の像側最大開口数 である。
【0011】また、本発明の請求項6にかかる投影露光
装置は、例えば図7に示す如く、投影原版R上のパター
ンを感光性基板W上へ投影する投影露光装置であって、
狭帯化された光を供給する光源LSと;この狭帯化され
た光により投影原版を照明する照明光学系ISと;請求
項1乃至請求項5の何れか一項記載の投影光学系PL
と;を備え、投影光学系PLは、第1面上に投影原版が
位置し、かつ第2面上に感光性基板が位置するように位
置決めされ、投影光学系PLを構成するレンズの材質が
単一種類である。
【0012】また、本発明の請求項7にかかるデバイス
製造方法は、所定の回路パターンが描かれた原板を紫外
域の露光光で照明する工程と、請求項1乃至請求項6の
いずれか一項記載の投影光学系を用いて照明された原板
の像を基板上に形成する工程とを含むものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる投影光学系
について図1を参照して説明する。正の屈折力を有する
第1レンズ群G1は、第1物体面Rからテレセントリッ
クに出射した光束を開口絞りASへと導くために必要な
光学系であると同時に、第2、第4レンズ群G2,G4
で発生する負のディストーションを補償する働きをす
る。負の屈折力を有する第2レンズ群G2は、第4レン
ズ群G4とともにペッツバール和を負の方向に補正する
働きを持つ。第3レンズ群G3は、第5レンズ群G5及
び第6レンズ群G6と共に物体の実像を形成させるため
の正の屈折力を有している。第4レンズ群G4は、上述
のように負のペッツバール和を発生させるとともに、第
3、第5および第6レンズ群G3,G5,G6によって
発生する負の球面収差を補正する働きを持つ。
【0014】さて、第2物体側から考えると、第6レン
ズ群G6は、大きな開口数の光束を無理なく正の屈折力
の第5レンズ群G5へ導くための適切な正のパワーを有
している。第5レンズ群G5は、上述のように正の屈折
力を持ち、第4レンズ群G4との組み合わせによって大
きな開口数の光束を良好な収差状態で結像させる機能を
有している。
【0015】本発明では第5レンズ群G5において、最
も第2物体側に配置される第1の負レンズG5n1の第
1物体側には、凹面を第2物体側に向けた少なくとも4
枚の正メニスカスレンズが配置されている。これら少な
くとも4枚の正メニスカスレンズを通過する光束は、投
影光学系の第2物体側の開口数が大きいために大きな開
口数を有することになり、この位置でのレンズ面に対す
る光線の角度は大きくなる。そこで、本発明では、この
位置に置かれるレンズを、第2物体側に凹面を向けたメ
ニスカス形状のレンズとして光線を緩やかに曲げて、収
差発生を抑えている。
【0016】また、本発明では、第3レンズ群G3中に
少なくとも5枚の正レンズを配置することによって、第
5レンズ群G5の正のパワーを補い、かつペッツバール
和を適正に補正する働きをさせている。なお、本発明に
おいては、第2レンズ群G2は少なくとも2組の互いに
向かい合う凹面の組を有することが好ましく、また、第
4レンズ群G4は少なくとも1組の互いに向かい合う凹
面の組を有することが好ましい。この構成は、適切な位
置に負のパワーの集合体を配置することを意味し、これ
によって、より効果的にペッツバール和の補正を行うこ
とが可能となる。
【0017】さて、本発明では、第3レンズ群G3中の
少なくとも5枚の正レンズの合成焦点距離をF3aとし、
第3レンズ群G3の焦点距離をF3 とするとき、以下の
条件式(1)を満足することが好ましい (1) 1.0<F3a/F3 <3.0 この条件式(1)は、正のパワーを持つ第3レンズ群G
3と第3レンズ群中に配置される少なくとも5枚の正レ
ンズとの適切なパワー配分の関係を示しており、縮小投
影するために原板の広い範囲に描かれたパターンをディ
ストーションの良好に補正された像として結像するため
の条件である。この条件式(1)の上限を越えると、相
対的に第3レンズ群G3全体のパワーが強くなることを
意味しており、正のディストーションと内コマが大きく
発生してそれらを良好に補正することが難しくなるため
好ましくない。また、条件式(1)の下限を越えると、
相対的に第3レンズ群G3の正のパワーが弱くなること
を意味しており、このときには負のディストーションが
発生しこれを良好に補正することが難しくなるため好ま
しくない。
【0018】また、本発明においては、第5レンズ群G
5中の少なくとも4枚の正メニスカスレンズの合成焦点
距離をF5aとし、第5レンズ群G5の焦点距離をF5 と
するとき、以下の条件式(2)を満足することが好まし
い。 (2) 1.0<F5a/F5 <5.0 この条件式(2)は、正のパワーを持つ第5レンズ群G
5と第5レンズ群中の少なくとも4枚の正メニスカスレ
ンズとの適切なパワー配分の関係を示しており、縮小投
影するために原板の広い範囲に描かれたパターンをディ
ストーションの良好に補正された像として結像するため
の条件である。この条件式(2)の上限を越えると、相
対的に第5レンズ群G5全体のパワーが強くなることを
意味しており、正のディストーションと内コマが大きく
発生してそれらを良好に補正することが難しくなるため
好ましくない。また、条件式(2)の下限を越えると、
相対的に第5レンズ群G5の正のパワーが弱くなること
を意味しており、負のディストーションが発生しこれを
良好に補正することが難しくなるため好ましくない。
【0019】また、本発明においては、第3レンズ群G
3中の少なくとも5枚の正レンズの合成焦点距離をF3a
とし、第5レンズ群G5中の少なくとも4枚の正メニス
カスレンズの合成焦点距離をF5aとするとき、以下の条
件式(3)を満足することが好ましい。 (3) 0.5<F3a/F5a<5.0 この条件式(3)は、第3レンズ群G3から第5レンズ
群G5まで光束を導く際に、各レンズ群の有効径を小さ
く抑えつつ、大きな開口数の光束とするための条件であ
る。この条件式(3)の上限を越える場合、第3レンズ
群G3の正のパワーが強いことを意味しており、全体の
系に対してこの部分系(第3レンズ群G3)が物理的に
大きくなる。従って、第3レンズ群G3におけるレンズ
径が大きくなり、コストの増大を招くため好ましくな
い。一方、条件式(3)の下限を越える場合、第5レン
ズ群G5の正のパワーが強くなることを意味しており、
全体の系に対してこの部分系(第5レンズ群G5)が物
理的に大きくなる。従って、第5レンズ群G5における
レンズ径が大きくなり、コストの増大を招くため好まし
くない。
【0020】また、本発明においては、最も第1物体W
側に位置するレンズの第1物体側のレンズ面から近軸入
射瞳位置までの距離をPEN とし、物像間距離(第1物体
から第2物体までの光軸に沿った距離)をTTとすると
き、 (4) PEN /TT>5 を満足することが好ましい。この条件式(4)は第1及
び第2物体側において実質的にテレセントリックな光学
系とするための条件であり、条件式(4)の下限を下回
ると、テレセントリシティーが悪くなってしまうため好
ましくない。
【0021】さて、本発明においては、以下の条件式
(5)〜(10)を満足することが望ましい。 (5) 0.13 < F1 /TT <0.16 (6) 0.070<−F2 /TT <0.056 (7) 0.108< F3 /TT <0.114 (8) 0.055<−F4 /TT <0.061 (9) 0.087< F5 /TT <0.095 (10)0.14 < F6 /TT <0.15 但し、 F1 :第1レンズ群G1の焦点距離、 F2 :第2レンズ群G2の焦点距離、 F3 :第3レンズ群G3の焦点距離、 F4 :第4レンズ群G4の焦点距離、 F5 :第5レンズ群G5の焦点距離、 F6 :第6レンズ群G6の焦点距離、 TT :第1物体Rから第2物体Wまでの光軸に沿った距
離(物像間距離)、 である。
【0022】上記条件式(5)〜(10)は、各レンズ
群の適正なパワーを規定するものである。条件式(5)
の上限を越える場合には、第1レンズ群G1において、
第2及び第4レンズ群G2,G4で発生する負のディス
トーションを補正しきれないため好ましくない。条件式
(5)の下限を越えると、高次の正のディストーション
が発生する原因となるため好ましくない。
【0023】条件式(6)の上限を越える場合には、ペ
ッツバール和の補正が不十分となり、像の平坦性の悪化
を招くため好ましくない。また、条件式(6)の下限を
越えると、正のディストーションの発生が大きくなり、
良好な補正が困難となるため好ましくない。条件式
(7)の上限を越える場合には、この第3レンズ群G3
と第2レンズ群G2とで形成する逆望遠系のテレ比が大
きくなり、全系の長大化を招き、また第3レンズ群にお
ける正のディストーションの発生量が小さくなり、第2
及び第4レンズ群G2,G4で発生する負のディストー
ションの補正が難しくなるため好ましくない。一方、条
件式(7)の下限を越えると、高次の球面収差およびコ
マが発生し、像の悪化を招くため好ましくない。
【0024】条件式(8)の上限を越える場合には、ペ
ッツバール和の補正が不十分となり、像の平坦性の悪化
を招くため好ましくない。条件式(8)の下限を越える
場合には、高次の球面収差の発生原因となりコントラス
トの悪化を招くため好ましくない。条件式(9)の上限
を越える場合には、全系の長大化および径の拡大を招く
ため好ましくない。条件式(9)の下限を越えると、高
次の球面収差およびコマが発生し、像の悪化を招くため
好ましくない。
【0025】条件式(10)の上限を越える場合には、
第5レンズ群G5の有効径の拡大を招くため好ましくな
い。一方、条件式(10)の下限を越える場合には、高
次のコマ収差が発生じ、像の悪化を招き好ましくない。
さて、本発明においては、投影光学系を構成する各光学
素子のうち最大有効径をEφとし、第2物体上での最大
像高をHiとし、投影光学系の第2物体側の最大開口数
をNAとするとき、以下の条件式(11)を満足するこ
とが好ましい。
【0026】
【数3】
【0027】上記条件式(11)は、本発明の投影光学
系において、十分な光学性能を達成するための光軸方向
と光軸垂直方向との適切なスケールファクターを規定す
るものである。条件式(11)のの上限を越える場合に
は、全長に対してレンズ径が大きくなり、特に正レンズ
群である第1レンズ群G1、第3レンズ群G3、第5レ
ンズ群G5または第6レンズ群G6のレンズ径が大きく
なり、他のレンズ群のスペースが小さくなる。その結
果、収差補正に十分なレンズ配置を実現できなくなり、
十分な光学性能を達成できなくなるので好ましくない。
また、条件式(11)の下限を越える場合には、負のパ
ワーのレンズ群に対して、正レンズ群である第1レンズ
群G1、第3レンズ群G3、第5レンズ群G5または第
6レンズ群G6のパワーが大きくなり、高次の球面収
差、コマやディストーションが特に悪化し、十分な光学
性能を達成できなくなるので好ましくない。
【0028】次に、本発明の投影光学系を備えた投影露
光装置の構成について図7を参照して説明する。図7
は、本例の投影光学系PLを備えた投影露光装置を示
し、この図7において、投影光学系PLの物体面には所
定の回路パターンが形成された投影原版としてのレチク
ルR(第1物体)が配置され、投影光学系PLの像面に
は、基板としてのフォトレジストが塗布されたウエハW
(第2物体)が配置されている。レチクルRはレチクル
ステージRS上に保持され、ウエハWはウエハステージ
WS上に保持される。そして、レチクルRの上方には、
光源LSからの光に基づいてレチクルRを均一照明する
ための照明光学系ISが配置されている。
【0029】本例の投影光学系PLは、瞳位置に可変の
開口絞りASを有すると共に、レチクルR側及びウエハ
W側において、実質的にテレセントリックとなってい
る。そして、光源LSは、KrFエキシマレーザ光源か
らなり、波長248nmの露光光を供給する。なお、な
お、露光用の光源としては、波長193nmのArFエ
キシマレーザ、波長157nmのF2 エキシマレーザ、
波長147nmのKr2レーザ、YAGレーザの高調
波、または水銀ランプのi線(波長365nm)等を使
用することもできる。
【0030】照明光学系ISは、光源LSからの露光光
の照度分布を均一化するためのフライアイレンズ、照明
系開口絞り、可変視野絞り(レチクルブラインド)、及
びコンデンサレンズ系等から構成されている。照明光学
系ISから供給される露光光は、レチクルRを照明し、
投影光学系PLの瞳位置(開口絞りASの位置)には照
明光学装置IS中の光源の像が形成され、所謂ケーラー
照明が行われる。そして、ケーラー照明されたレチクル
Rのパターンの像が、投影光学系PLを介して投影倍率
β(|β|は本例では1/4であるが、他に1/5、1
/6等もある)で縮小されてウエハW上に露光(転写)
される。
【0031】以下、投影光学系PLの光軸AXに平行に
Z軸を取り、Z軸に垂直な平面内で図7の紙面に平行に
X軸を取り、図7の紙面に垂直にY軸を取って説明す
る。このとき、レチクルステージRSは、X方向、Y方
向、Z軸を中心とした回転方向にレチクルRの位置決め
を行い、ウエハステージWSは、ウエハWの表面を投影
光学系PLの像面に合わせ込むと共に、X方向、Y方向
へのウエハWの位置決めを行う。
【0032】レチクルRとウエハWとを投影光学系PL
に対して投影倍率βを速度比として同期走査することに
より、レチクルRのパターン像をウエハW上の1つのシ
ョット領域へ転写した後、ウエハステージWSをステッ
ピング駆動することによって、ウエハW上の次のショッ
ト領域へ投影光学系のスリット状の露光領域を移動さ
せ、このショット領域に対して走査露光を行うという動
作がステップ・アンド・スキャン方式で繰り返される。
なお、本発明の投影光学系は、ウエハW上の1つのショ
ット領域へのレチクルRのパターン像の露光が終わった
後、ウエハステージWSをステッピング駆動することに
よって、ウエハW上の次のショット領域を投影光学系P
Lの露光領域に移動して露光を行うというステップ・ア
ンド・リピート方式(一括露光方式)の投影露光装置に
も適用できる。
【0033】
【実施例】以下、本発明にかかる投影光学系の数値実施
例について図面を参照して説明する。ここで、図1は第
1実施例の投影光学系のレンズ断面図であり、図4は第
2実施例の投影光学系のレンズ断面図である。 [第1実施例]図1において、第1実施例の投影光学系
は、第1物体(レチクルR)側から順に、正の屈折力の
第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2
と、正の屈折力の第3レンズ群G3と、負の屈折力G4
と、正の屈折力の第5レンズ群G5と正の屈折力の第6
レンズ群G6とから構成される。
【0034】第1レンズ群G1は、第1物体側から順
に、第1物体側に凸の負のメニスカスレンズL11、両
凸レンズL12、両凸レンズL13、及び第1物体側に
凸の正のメニスカスレンズL14からなる。第2レンズ
群G2は、第1物体側へ凸の負のメニスカスレンズL2
1、第1物体側へ凸の負のメニスカスレンズL22、両
凹レンズL23、及び両凹レンズL24からなる。
【0035】第3レンズ群G3は、第2物体側に凸の正
のメニスカスレンズL31、第2物体側に凸の負のメニ
スカスレンズL32、第2物体側に凸の正のメニスカス
レンズL33、両凸レンズL34、両凸レンズL35、
第1物体側に正のメニスカスレンズL36、及び第1物
体側に正のメニスカスレンズL37からなる。第4レン
ズ群G4は、第1物体側に凸の負メニスカスレンズL4
1、両凹レンズL42、第2物体側に凸の負のメニスカ
スレンズL43、及び第2物体側に凸の負のメニスカス
レンズL44からなる。
【0036】第5レンズ群G5は、第2物体側に凸の正
のメニスカスレンズL51、第2物体側に凸の正メニス
カスレンズL52、両凸レンズL53、第2物体側に凸
の負メニスカスレンズL54、第1物体側に凸の正メニ
スカスレンズL55、第1物体側に凸の正メニスカスレ
ンズL56、第1物体側に凸の正メニスカスレンズL5
7、第1物体側に凸の正メニスカスレンズL58、及び
第2物体側に凹の負メニスカスレンズL59からなる。
【0037】第6レンズ群G6は、第1物体側に凸の正
メニスカスレンズL61からなる。そして、本実施例で
は、開口絞りASは、第5レンズ群G5中の第2物体側
に凸の正メニスカスレンズL52と両凸レンズL53と
の間の光路中に配置されている。ここで、第3レンズ群
G3においては、第2物体側に凸の正のメニスカスレン
ズL33、両凸レンズL34、両凸レンズL35、第1
物体側に正のメニスカスレンズL36、及び第1物体側
に正のメニスカスレンズL37が連続して配置された少
なくとも5枚の正レンズに対応している。また、第5レ
ンズ群G5においては、第2物体側に凹の負メニスカス
レンズL59が最も第2物体側に配置されて第2物体側
に凹面を向けた第1の負レンズG5n1に対応し、第2
物体側に凸の負メニスカスレンズL54が第2の負レン
ズG5n2に対応し、第1物体側に凸の正メニスカスレ
ンズL55、第1物体側に凸の正メニスカスレンズL5
6、第1物体側に凸の正メニスカスレンズL57、及び
第1物体側に凸の正メニスカスレンズL58が第1及び
第2の負レンズG1n1,G5n2の間に配置される少
なくとも4枚の正のメニスカスレンズに対応している。
次に、この第1の実施の形態の投影光学系の諸元の値を
表1に掲げる。但し、表1において、D0はレチクルR
(第1物体)から第1レンズ群G1の最もレチクルR側
のレンズ面までの光軸上の距離、WDは第6レンズ群G
6の最もウエハW(第2物体)側のレンズ面からウエハ
Wまでの光軸上の距離(作動距離)、βは投影光学系の
投影倍率、NAは投影光学系のウエハW側の開口数、φ
EXは投影光学系のウエハW面における円形の露光領域
(投影領域)の直径、TTは物像間(レチクルRとウエ
ハWとの間)の光軸上の距離、PENは最もレチクルR
側に位置するレンズのレチクルR側レンズ面から近軸入
射瞳位置までの距離、Eφは各レンズ面の最大有効径で
あり、距離、又は長さの単位は一例としてmmである。
さらに、表1の下欄において、左端の数字はレチクルR
(第1物体)側からのレンズ面の順序を示し、Rdiの
列には当該レンズ面の曲率半径を示し、Thiの列には
当該レンズ面から次のレンズ面までの間隔を示し、Gl
aの列には硝材の種類を示し、CLの列には当該レンズ
面の有効径を示している。
【0038】なお、本実施例では、硝材として合成石英
(SiO2 )を用いており、この露光波長(248.4
nm)における屈折率は1.50839である。
【0039】
【表1】 D0=96.043 WD=22.179 |β|=1/4 NA=0.68 φEX=26.4 TT=1247.903 PEN=6530.733 Eφ=268.51 Rdi Thi Gla CL O: ∞ 96.043 (物体面) 1: 1410.751 13.279 SiO2 140.52 L11 2: 286.107 4.853 144.55 3: 363.441 23.160 SiO2 146.36 L12 4: -572.117 1.742 148.91 5: 340.506 22.423 SiO2 152.27 L13 6: -889.282 1.181 152.16 7: 297.190 21.855 SiO2 150.69 L14 8: -816.455 0.445 148.55 9: 254.111 32.130 SiO2 141.94 L21 10: 122.930 18.432 122.40 11: 484.465 11.968 SiO2 121.16 L22 12: 138.856 28.315 116.46 13: -265.568 16.192 SiO2 117.59 L23 14: 286.107 25.171 124.59 15: -153.120 19.246 SiO2 127.36 L24 16: 2955.373 15.968 151.90 17: -274.463 22.234 SiO2 156.37 L31 18: -169.454 11.188 167.74 19: -131.939 19.889 SiO2 169.95 L32 20: -183.868 1.711 196.12 21: -384.358 35.921 SiO2 212.78 L33 22: -190.941 1.841 225.65 23: 733.657 39.268 SiO2 259.40 L34 24: -493.973 4.165 262.35 25: 620.058 39.286 SiO2 268.51 L35 26: -600.217 4.465 268.14 27: 293.156 39.120 SiO2 253.58 L36 28: 2955.239 3.832 246.97 29: 240.982 34.910 SiO2 224.99 L37 30: 522.255 6.281 209.90 31: 637.048 26.927 SiO2 205.49 L41 32: 135.919 46.422 166.84 33: -342.725 13.286 SiO2 162.87 L42 34: 234.311 37.570 157.48 35: -165.909 12.049 SiO2 158.03 L43 36: -318.645 17.236 167.33 37: -159.707 18.219 SiO2 169.01 L44 38: -2087.962 15.068 195.62 39: -406.729 26.952 SiO2 200.47 L51 40: -206.783 15.340 209.57 41: -2955.521 37.102 SiO2 237.15 L52 42: -266.840 1.500 241.95 43: ∞ 2.275 248.83 (開口絞り) 44: 462.640 49.887 SiO2 258.37 L53 45: -429.950 12.884 259.51 46: -278.133 24.017 SiO2 259.36 L54 47: -403.953 15.838 267.30 48: 290.730 35.669 SiO2 267.82 L55 49: 1380.582 2.058 264.69 50: 243.631 32.809 SiO2 252.07 L56 51: 738.201 0.395 246.74 52: 166.756 32.066 SiO2 220.23 L57 53: 332.971 2.190 211.54 54: 140.353 30.835 SiO2 184.51 L58 55: 248.895 12.467 168.18 56: 509.920 17.679 SiO2 159.63 L59 57: 77.687 30.408 113.56 58: 79.827 40.069 SiO2 93.99 L61 59: 433.159 22.179 65.49 次の表2に第1実施例の条件対応数値を示す。
【0040】
【表2】[条件対応値] (1) 1.066 (2) 1.476 (3) 0.839 (4) 5.233 (5) 0.156 (6) 0.058 (7) 0.109 (8) 0.061 (9) 0.094 (10) 0.149 (11)10.802 図2及び図3に第1実施例の投影光学系の諸収差図を示
す。ここで、図2は、第1実施例の投影光学系の縦収差
図であり、図2(a)は球面収差図、図2(b)は非点
収差図、図2(c)は歪曲収差図(ディストーション)
である。また、図3は第1実施例の投影光学系の横収差
図(コマ収差図)であり、図3(a)は物体高Y=5
2.8mmにおけるタンジェンシャル方向(子午方向)
の横収差図、図3(b)は物体高Y=36.96mmに
おけるタンジェンシャル方向の横収差図、図3(c)は
物体高Y=26.4mmにおけるタンジェンシャル方向
の横収差図、図3(d)は物体高Y=15.84mmに
おけるタンジェンシャル方向の横収差図、図3(e)は
物体高Y=0.0mmにおけるタンジェンシャル方向の
横収差図、図3(f)は物体高Y=52.8mmにおけ
るサジタル方向(子午方向)の横収差図、図3(g)は
物体高Y=36.96mmにおけるサジタル方向の横収
差図、図3(h)は物体高Y=26.4mmにおけるサ
ジタル方向の横収差図、図3(i)は物体高Y=15.
84mmにおけるサジタル方向の横収差図、図3(j)
は物体高Y=0.0mmにおけるサジタル方向の横収差
図である。なお、図2及び図3は、波長248.4nm
の光を用いてウエハW側から光線追跡することにより得
られている ここで、図2(b)の非点収差図において、破線は子午
的像面(タンジェンシャル像面)、実線は球欠像面(サ
ジタル像面)を示している。
【0041】これらの収差図より、本例の投影光学系
は、0.68という大きな開口数でありながら、直径2
6.4mmという十分に広い露光領域内の全体にわたっ
て極めて良好に収差補正がなされ、高い解像力を有して
いることが明らかである。 [第2実施例]図4において、第2実施例の投影光学系
は、第1物体(レチクルR)側から順に、正の屈折力の
第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2
と、正の屈折力の第3レンズ群G3と、負の屈折力G4
と、正の屈折力の第5レンズ群G5と正の屈折力の第6
レンズ群G6とから構成される。
【0042】第1レンズ群G1は、第1物体側から順
に、第1物体側に凸の負のメニスカスレンズL11、両
凸レンズL12、両凸レンズL13、及び第1物体側に
凸の正のメニスカスレンズL14からなる。第2レンズ
群G2は、第1物体側から順に、第1物体側へ凸の負の
メニスカスレンズL21、第1物体側へ凸の負のメニス
カスレンズL22、第1物体側へ凸の負のメニスカスレ
ンズL23、両凹レンズL24、及び両凹レンズL25
からなる。
【0043】第3レンズ群G3は、第1物体側から順
に、第2物体側に凸の正のメニスカスレンズL31、第
2物体側に凸の負のメニスカスレンズL32、第2物体
側に凸の正のメニスカスレンズL33、両凸レンズL3
4、両凸レンズL35、第1物体側に凸の正のメニスカ
スレンズL36、及び第1物体側に凸の正のメニスカス
レンズL37からなる。
【0044】第4レンズ群G4は、第1物体側から順
に、第1物体側に凸の負メニスカスレンズL41、両凹
レンズL42、第2物体側に凸の負のメニスカスレンズ
L43、及び第2物体側に凸の負のメニスカスレンズL
44からなる。第5レンズ群G5は、第1物体側から順
に、第2物体側に凸の正のメニスカスレンズL51、第
2物体側に凸の正メニスカスレンズL52、両凸レンズ
L53、第2物体側に凸の負メニスカスレンズL54、
第1物体側に凸の正メニスカスレンズL55、第1物体
側に凸の正メニスカスレンズL56、第1物体側に凸の
正メニスカスレンズL57、第1物体側に凸の正メニス
カスレンズL58、及び第2物体側に凹の負メニスカス
レンズL59からなる。
【0045】第6レンズ群G6は、物体側に凸の正メニ
スカスレンズL61からなる。そして、本実施例では、
開口絞りASは、第2物体側に凸の正のメニスカスレン
ズL51と第2物体側に凸の正メニスカスレンズL52
との間の光路中に配置されている。
【0046】ここで、第3レンズ群G3においては、第
2物体側に凸の正のメニスカスレンズL33、両凸レン
ズL34、両凸レンズL35、第1物体側に凸の正のメ
ニスカスレンズL36、及び物体側に正のメニスカスレ
ンズL37が連続して配置された少なくとも5枚の正レ
ンズに対応している。また、第5レンズ群G5において
は、第2物体側に凹の負メニスカスレンズL59が最も
第2物体側に配置されて第2物体側に凹面を向けた第1
の負レンズG5n1に対応し、第2物体側に凸の負メニ
スカスレンズL54が第2の負レンズG5n2に対応
し、第1物体側に凸の正メニスカスレンズL55、第1
物体側に凸の正メニスカスレンズL56、第1物体側に
凸の正メニスカスレンズL57、及び第1物体側に凸の
正メニスカスレンズL58が第1及び第2の負レンズG
1n1,G5n2の間に配置される少なくとも4枚の正
のメニスカスレンズに対応している。
【0047】次に、この第2の実施の形態の投影光学系
の諸元の値を表3に掲げる。但し、表3において、D0
はレチクルR(第1物体)から第1レンズ群G1の最も
レチクルR側のレンズ面までの光軸上の距離、WDは第
6レンズ群G6の最もウエハW(第2物体)側のレンズ
面からウエハWまでの光軸上の距離(作動距離)、βは
投影光学系の投影倍率、NAは投影光学系のウエハW側
の開口数、φEXは投影光学系のウエハW面における円
形の露光領域(投影領域)の直径、TTは物像間(レチ
クルRとウエハWとの間)の光軸上の距離、PENは最
もレチクルR側に位置するレンズのレチクルR側レンズ
面から近軸入射瞳位置までの距離、Eφは各レンズ面の
最大有効径であり、距離、又は長さの単位は一例として
mmである。さらに、表3の下欄において、左端の数字
はレチクルR(第1物体)側からのレンズ面の順序を示
し、Rdiの列には当該レンズ面の曲率半径を示し、T
hiの列には当該レンズ面から次のレンズ面までの間隔
を示し、Glaの列には硝材の種類を示し、CLの列に
は当該レンズ面の有効径を示している。
【0048】なお、本実施例では、硝材として合成石英
(SiO2 )を用いており、この露光波長(248.4
nm)における屈折率は1.50839である。
【0049】
【表3】 D0=96.659 WD=22.043 |β|=1/4 NA=0.68 φEX=26.4 TT=1251.845 PEN=6681.892 Eφ=269.36 Rdi Thi Gla CL O: ∞ 96.659 (物体面) 1: 1438.276 13.263 SiO2 139.68 L11 2: 284.804 5.929 143.71 3: 365.511 23.295 SiO2 146.17 L12 4: -575.548 1.854 148.79 5: 342.142 22.332 SiO2 152.21 L13 6: -896.080 1.005 152.13 7: 298.099 21.660 SiO2 150.75 L14 8: -820.353 0.338 148.69 9: 254.423 14.783 SiO2 142.21 L21 10: 300.199 2.830 135.93 11: 300.049 16.916 SiO2 134.52 L22 12: 122.943 15.828 121.72 13: 483.013 12.272 SiO2 121.00 L23 14: 138.969 28.794 116.31 15: -266.111 16.468 SiO2 117.55 L24 16: 286.995 25.413 124.67 17: -153.217 19.219 SiO2 127.59 L25 18: 3069.581 15.854 152.20 19: -274.830 21.959 SiO2 156.57 L31 20: -169.667 10.922 167.74 21: -131.827 20.290 SiO2 169.74 L32 22: -184.223 1.929 196.35 23: -385.214 36.003 SiO2 213.29 L33 24: -191.138 1.802 226.17 25: 735.961 39.270 SiO2 260.15 L34 26: -494.755 4.269 263.09 27: 620.479 39.395 SiO2 269.36 L35 28: -600.351 4.772 269.00 29: 292.929 39.163 SiO2 254.29 L36 30: 2984.342 3.993 247.75 31: 240.663 34.685 SiO2 225.46 L37 32: 523.972 6.287 210.63 33: 634.418 26.718 SiO2 206.13 L41 34: 136.116 47.105 167.41 35: -343.357 13.567 SiO2 163.17 L42 36: 234.880 37.913 157.67 37: -166.056 12.127 SiO2 158.25 L43 38: -318.376 17.376 167.54 39: -159.843 18.188 SiO2 169.24 L44 40: -2074.367 15.138 195.77 41: -406.816 26.904 SiO2 200.66 L51 42: -206.964 15.208 209.70 43: -2938.156 36.998 SiO2 237.04 L52 44: -267.770 1.500 241.83 45: ∞ 2.390 248.59 (開口絞り) 46: 463.037 49.902 SiO2 258.05 L53 47: -429.947 12.839 259.19 48: -277.812 23.869 SiO2 259.05 L54 49: -403.914 15.824 266.92 50: 291.479 35.628 SiO2 267.34 L55 51: 1377.065 2.012 264.16 52: 243.825 32.795 SiO2 251.66 L56 53: 739.673 0.416 246.29 54: 166.825 32.168 SiO2 219.93 L57 55: 333.824 2.390 211.11 56: 140.430 30.729 SiO2 184.03 L58 57: 249.605 12.480 167.75 58: 508.642 17.523 SiO2 159.01 L59 59: 77.736 30.354 113.37 60: 79.768 40.292 SiO2 93.79 L61 61: 435.213 22.043 65.03 次の表4に第2実施例の条件対応数値を示す。
【0050】
【表4】[条件対応値] (1) 1.066 (2) 1.474 (3) 0.839 (4) 5.383 (5) 0.156 (6) 0.058 (7) 0.109 (8) 0.058 (9) 0.094 (10) 0.148 (11)10.789 図5及び図6に第2実施例の投影光学系の諸収差図を示
す。ここで、図5は、第2実施例の投影光学系の縦収差
図であり、図5(a)は球面収差図、図5(b)は非点
収差図、図5(c)は歪曲収差図(ディストーション)
である。また、図6は第2実施例の投影光学系の横収差
図(コマ収差図)であり、図6(a)は物体高Y=5
2.8mmにおけるタンジェンシャル方向(子午方向)
の横収差図、図6(b)は物体高Y=36.96mmに
おけるタンジェンシャル方向の横収差図、図6(c)は
物体高Y=26.4mmにおけるタンジェンシャル方向
の横収差図、図6(d)は物体高Y=15.84mmに
おけるタンジェンシャル方向の横収差図、図6(e)は
物体高Y=0.0mmにおけるタンジェンシャル方向の
横収差図、図6(f)は物体高Y=52.8mmにおけ
るサジタル方向(子午方向)の横収差図、図6(g)は
物体高Y=36.96mmにおけるサジタル方向の横収
差図、図6(h)は物体高Y=26.4mmにおけるサ
ジタル方向の横収差図、図6(i)は物体高Y=15.
84mmにおけるサジタル方向の横収差図、図6(j)
は物体高Y=0.0mmにおけるサジタル方向の横収差
図である。なお、図5及び図6は、波長248.4nm
の光を用いてウエハW側から光線追跡することにより得
られている ここで、図5(b)の非点収差図において、破線は子午
的像面(タンジェンシャル像面)、実線は球欠像面(サ
ジタル像面)を示している。
【0051】これらの収差図より、本例の投影光学系
は、0.68という大きな開口数でありながら、直径2
6.4mmという十分に広い露光領域内の全体にわたっ
て極めて良好に収差補正がなされ、高い解像力を有して
いることが明らかである。次に、上記の実施の形態の投
影露光装置を用いてウエハ上に所定の回路パターンを形
成する際の動作の一例につき図8のフローチャートを参
照して説明する。
【0052】先ず、図8のステップ101において、1
ロットのウエハ上に金属膜が蒸着される。次のステップ
102において、その1ロットのウエハ上の金属膜上に
フォトレジストが塗布される。その後、ステップ103
において、第1または第2実施例(図1または図4)の
投影光学系PLを備えた図7の投影露光装置を用いて、
レチクルR上のパターンの像がその反射屈折光学系Cを
介して、その1ロットのウエハ上の各ショット領域に順
次露光転写される。その後、ステップ104において、
その1ロットのウエハ上のフォトレジストの現像が行わ
れた後、ステップ105において、その1ロットのウエ
ハ上でレジストパターンをマスクとしてエッチングを行
うことによって、レチクルR上のパターンに対応する回
路パターンが、各ウエハ上の各ショット領域に形成され
る。その後、更に上のレイヤの回路パターンの形成等を
行うことによって、極めて微細な回路を有する半導体素
子等のデバイスが製造される。
【0053】上記の例においては、投影光学系が波長域
が狭帯化された光源と組み合わせて使用されることが前
提であったため、投影光学系を構成するレンズの材質を
単一の種類(上記の例では合成石英)としたが、広帯域
の波長幅の露光光を供給する光源と組み合わせる際に
は、投影光学系を構成するレンズの材質を複数種類とす
れば良い。この場合、レンズの材質としては、蛍石(C
aF2 )などを適用することができる。
【0054】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取
り得ることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、十分な露光
範囲を有しつつ、大きな開口数を持つ投影光学系を実現
できる。そして、本発明にかかる投影光学系を備えた投
影露光装置では、高い解像度のもとで大きな露光範囲を
露光できるため、極めて微細な回路パターンを高いスル
ープットのもとで感光性基板上へ転写できる。さらに、
本発明のデバイス製造方法によれば、高集積度のデバイ
スを高いスループットのもとで製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の投影光学系のレンズ断面
図である。
【図2】第1実施例の投影光学系の縦収差図である。
【図3】第1実施例の投影光学系の横収差図である。
【図4】本発明の第2実施例の投影光学系のレンズ断面
図である。
【図5】第2実施例の投影光学系の縦収差図である。
【図6】第2実施例の投影光学系の横収差図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかる投影露光装置を概
略的に示す図である。
【図8】本発明のデバイス製造方法を示すフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
PL:投影光学系 G1:第1レンズ群 G2:第2レンズ群 G3:第3レンズ群 G4:第4レンズ群 G5:第5レンズ群 G6:第6レンズ群

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1物体の像を第2物体上に形成する投影
    光学系において、 前記第1物体側から順に、 正のパワーを有する第1レンズ群と;負のパワーを有す
    る第2レンズ群と;連続して配置された少なくとも5枚
    の正レンズを含み、正のパワーを有する第3レンズ群
    と;負のパワーを有する第4レンズ群と;少なくとも2
    枚の負レンズを含み、全体として正のパワーを有する第
    5レンズ群と;正のパワーを有する第6レンズ群と;を
    備え、 前記第5レンズ群の前記少なくとも2枚の負レンズは、
    前記第5レンズ群中で最も第2物体側に配置される第1
    の負レンズと、該第1の負レンズよりも第1物体側に配
    置される第2の負レンズとを含み、 前記第5レンズ群中の前記第1の負レンズと前記第2の
    負レンズとの間には、少なくとも4枚の第2物体側に凹
    面を向けた正メニスカスレンズが配置され、 以下の条件式を満足することを特徴とする投影光学系。 1.0<F3a/F3 <3.0 1.0<F5a/F5 <5.0 0.5<F3a/F5a<5.0 PEN /TT>5 但し、 F3a:前記第3レンズ群中の前記少なくとも5枚の正レ
    ンズの合成焦点距離、 F3 :前記第3レンズ群の焦点距離 F5a:前記第5レンズ群中の前記少なくとも4枚の正メ
    ニスカスレンズの合成焦点距離、 F5 :前記第5レンズ群の焦点距離、 PEN:最も第1物体側に位置するレンズの第1物体側面
    から近軸入射瞳位置までの距離、 TT :第1物体から第2物体までの光軸に沿った距離、 である。
  2. 【請求項2】前記投影光学系の像側最大開口数をNAと
    したとき、NA>0.68を満足することを特徴とする
    請求項1記載の投影光学系。
  3. 【請求項3】前記第1レンズ群は少なくとも3枚以上の
    正レンズを含み、前記第2レンズ群は少なくとも4枚の
    負レンズを含み、前記第3レンズ群は少なくとも3枚以
    上のレンズ群を含み、前記第4レンズ群は少なくとも3
    枚の負レンズ群を含み、前記第5レンズ群は少なくとも
    6枚の正レンズを含み、前記第6レンズ群は少なくとも
    1枚の負レンズを含むことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の投影光学系。
  4. 【請求項4】以下の条件を満足することを特徴とする請
    求項1乃至請求項3の何れか一項記載の投影光学系。 0.13 < F1 /TT <0.16 0.070<−F2 /TT <0.056 0.108< F3 /TT <0.114 0.055<−F4 /TT <0.061 0.087< F5 /TT <0.095 0.14 < F6 /TT <0.15 但し、 F1 :前記第1レンズ群の焦点距離、 F2 :前記第2レンズ群の焦点距離、 F3 :前記第3レンズ群の焦点距離、 F4 :前記第4レンズ群の焦点距離、 F5 :前記第5レンズ群の焦点距離、 F6 :前記第6レンズ群の焦点距離、 TT :第1物体から第2物体までの光軸に沿った距離、 である。
  5. 【請求項5】以下の条件を満足することを特徴とする請
    求項1乃至請求項4の何れか一項記載の投影光学系。 【数1】 但し、 Eφ:前記投影レンズの最大有効径 Hi:第2物体上の最大像高 NA:前記投影レンズの像側最大開口数 である。
  6. 【請求項6】投影原版上のパターンを感光性基板上へ投
    影する投影露光装置において、 狭帯化された光を供給する光源と;該狭帯化された光に
    より前記投影原版を照明する照明光学系と;請求項1乃
    至請求項5の何れか一項記載の投影光学系と;を備え、 前記投影光学系は、前記第1面上に前記投影原版が位置
    し、かつ前記第2面上に前記感光性基板が位置するよう
    に位置決めされ、 前記投影光学系を構成するレンズの材質は、単一種類で
    あることを特徴とする投影露光装置。
  7. 【請求項7】所定の回路パターンが描かれた原板を紫外
    域の露光光で照明する工程と、請求項1乃至請求項5の
    いずれか一項記載の投影光学系を用いて前記照明された
    原板の像を基板上に形成する工程とを含むことを特徴と
    するデバイス製造法。
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