JP3609612B2 - リチウム二次電池用負極及びそれを用いたリチウム二次電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はリチウム二次電池用負極及びそれを用いたリチウム二次電池に係わり、詳しくは炭素材料を主材とする負極とを備えるリチウム二次電池の放電特性の向上を目的とした負極材料の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、リチウム二次電池の負極材料として黒鉛、コークスなどの炭素材料が提案されており、それらは既に実用化されている。なかでも黒鉛はリチウム金属電位近傍で非常に卑な放電電位を示し、高エネルギー密度のリチウム二次電池を得られることから、汎用されているものの一つである。
【0003】
しかしながら、炭素材料を負極として用いると、電解液との副反応によりサイクルが経過するにつれ放電容量が減少するという問題があった。
【0004】
この問題を解決するためにケイ素元素が表面に存在している炭素材料を用いる等の手段(例えば特開平8-273660号公報を参照)がとられていたが、放電容量が小さくなるという欠点があり、サイクル特性も充分とはいえなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は斯かる従来技術の欠点を解消しようとするものであり、その目的とするところは、放電容量が大きくサイクル特性に優れるリチウム二次電池用負極材料及びそれを用いたリチウム二次電池を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係わるリチウム二次電池用負極は、リチウムを含有したケイ素酸化物、リチウムを含有したゲルマニウム酸化物、リチウムを含有したスズ酸化物から選択される少なくとも一つの酸化物と炭素材料とを含み、前記の酸化物が、前記の炭素材料の重量に対して1重量%以上 10 重量%未満の範囲で含有されていることを特徴とする。
【0007】
本発明において、リチウムを含有したケイ素酸化物、リチウムを含有したゲルマニウム酸化物、リチウムを含有したスズ酸化物から選択される少なくとも一つの酸化物を用いる理由は、これらの一つを負極の主材料である炭素材料と混合することによって、大きな放電容量が得られ、サイクル特性が向上することを発見したからである。この理由については定かではないが、4B属の元素であるケイ素、ゲルマニウム、スズの酸化物はリチウムの吸蔵、放出が可能であり、その際の吸蔵可能量が多いためであると考えられる。
【0008】
そして、上記のように負極に、リチウムを含有したケイ素酸化物(以下、リチウム含有ケイ素酸化物と称することがある)、リチウムを含有したゲルマニウム酸化物(以下、リチウム含有ゲルマニウム酸化物と称することがある)、リチウムを含有したスズ酸化物(以下、リチウム含有スズ酸化物と称することがある)から選択される少なくとも一つの酸化物と炭素材料とを含み、前記の酸化物が、前記の炭素材料の重量に対して1重量%以上 10 重量%未満の範囲で含有されているものを用いると、特に大きな放電容量を有し、サイクル特性が優れたリチウム二次電池が得られるようになる。
【0009】
ここで、前記炭素材料としては、X線回折法による( 002 )面の格子面間隔d 002 3.39 Å以下で、C軸方向の結晶子の大きさLcが 300 Å以上であるものが、負極の主材料として好ましい。また、その平均粒径の使用好適な範囲は、1〜 50 μmとするのがよい。
【0010】
また、本発明において、前記酸化物粒子が1〜10μmの粒径を有するものが放電容量、サイクル特性に優れるので好ましい。
【0011】
【0012】
尚、上記酸化物と炭素材料とは、常法に従い、これらをポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)等の結着剤と混練し、合剤として負極に使用する。
【0013】
そして、本発明の負極材料と組み合わせて使用する正極材料としては、リチウム含有複合酸化物(例えばLiCoO2)等の従来非水系電池用として使用されている種々の正極材料を用いることができる。これをアセチレンブラック、カーボンブラック等の導電剤、及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)等の結着剤と混練し、合剤として使用する。
【0014】
また、電解液を構成する溶媒として、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、スルホラン、3-メチルスルホラン、1,2-ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,3-ジオキソランの単体あるいは複数成分を混合して使用することができるが、これに限定されるものではない。
【0015】
更に、電解質としては、一般的に6フッ化リン酸リチウムなどフッ素元素を含有するものが安定であるので、放電容量、充放電サイクル特性の点で優れるので好ましいといえる。具体的には、LiPF6、LiBF4、LiCF3SO3、LiAsF6、LiN(CF3SO2)2、LiN(CF3SO2)(C9SO2)、LiN(C25SO2)2及びこれらの混合物から選択された少なくとも1種が例示できる。
【0016】
本発明に係わるリチウム二次電池に使用するセパレータとしては、イオン導電性に優れたポリエチレン製やポリプロピレン製の微多孔性膜など、従来リチウム二次電池用として使用されている種々のものを用いることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明は下記実施例により何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能なものである。
[実験1]
この実験1では、負極の炭素材料への添加物の種類を代えて、本発明に係る特定の酸化物の優位性について検討を行った。
(実施例1:ケイ酸リチウム添加)
この実施例1では、酸化物としてケイ酸リチウムを使用した場合について、以下に詳述する。
【0018】
先ず、負極は次のようにして準備した。即ち、天然黒鉛粉末に対して平均粒径5μmのケイ酸リチウム粉末(Li4SiO4)を5重量%加え、混合して金属酸化物を含有した電極材料を得た。この電極材料に結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)を、重量比90:10の比率で混合して負極合剤を得た。尚、ここで使用した天然黒鉛粉末の平均粒径は、10μmのものを使用している。
【0019】
この負極合剤にN−メチル−2−ピロリドンを加えスラリー状にし、集電体としての銅箔に塗布した後、圧延して幅42cmに切り出して負極を作製した。
【0020】
次に、正極は次のようにして準備した。即ち、コバルト酸リチウム(LiCoO2)粉末と、導電剤としての炭素粉末と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)とを、重量比90:5:5の比率で混合して正極合剤を得た。
【0021】
この正極合剤にN−メチル−2−ピロリドンを加えスラリー状にし、集電体としてのアルミ箔に塗布した。その後、圧延して幅40cmに切り出して、正極を作製した。
【0022】
そして、電解液としては、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)との等体積混合溶媒に、電解質としての六フッ化リン酸リチウムを1モル/リットルの割合で溶かして調製した。
【0023】
これらの負極、正極、電解液、ポリプロピレン製の微多孔性薄膜からなるセパレータなどを用いて、小型円筒形の本発明に係わるリチウム二次電池を作製した。尚、電池寸法は直径14.2mm、高さ50.0mmである。
【0024】
図1は、本実施例で作製したリチウム電池A1の断面図である。電池A1は、正極1、負極2、これらの両電極を隔離するセパレータ3、アルミ製の正極リード4、ニッケル製の負極リード5、正極端子6、及び負極缶7からなる。
参考例1:酸化ケイ素添加)
この参考例1では、酸化物として酸化ケイ素を用いた場合について例示する。
負極の主材料である天然黒鉛粉末に、平均粒径5μmの酸化ケイ素粉末(SiO2)を黒鉛粉末重量に対して5重量%混合した電極材料を用いて、上記実施例1と同様にして、参考例に係わるリチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池a1を作製した。
参考例2:酸化ゲルマニウム添加)
この参考例2では、酸化物として酸化ゲルマニウムを用いたものを例示する。
負極の主材料である天然黒鉛粉末に、平均粒径5μmの酸化ゲルマニウム粉末(GeO2)を黒鉛粉末重量に対して5重量%混合した電極材料を用いて、上記実施例1と同様にして、参考例に係わるリチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池a2を作製した。
参考例3:酸化スズ添加)
この参考例3では、酸化物として酸化スズを用いたものを例示する。
【0025】
負極の主材料である天然黒鉛粉末に、平均粒径5μmの酸化スズ粉末(SnO2)を黒鉛粉末重量に対して5重量%混合した電極材料を用いて、上記実施例1と同様にして、参考例に係わるリチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池a3を作製した。
(比較例1)
酸化物粉末は使用せず、天然黒鉛粉末のみを用いて上記実施例1と同様にして、比較用のリチウム二次電池Xを作製した。
(比較例2)
負極の主材料である天然黒鉛粉末に、平均粒径5μmの窒化ケイ素(Si34)を黒鉛粉末重量に対して5重量%混合した電極材料を用いて、上記実施例1と同様にして、比較用のリチウム二次電池Yを作製した。
(比較例3)
負極の主材料である天然黒鉛粉末を、トリメチルエトキシシランの加水分解物水溶液に浸漬し、120℃にて2時間乾燥し、ケイ素化合物で被膜した天然黒鉛を得た。この際、ケイ素化合物の被覆量は5重量%であった。このケイ素化合物で被覆した天然黒鉛を用いた以外は、上記実施例1と同様にして、比較用のリチウム二次電池Zを作製した。
【0026】
尚、この比較電池Zは、特開平8-273660号公報に開示された技術に近いものである。
(電池特性の比較試験)
上述のとおり準備した本発明電池A1、参考電池a1〜a3及び比較電池X、Y、Zを用いてその放電容量とサイクル特性とを比較した。
【0027】
この時の実験条件は、上記各電池を0.4Cの充放電率で電池電圧4.2Vまで充電した後、2.7Vに至るまで放電したときの初期放電容量(mAh)、200サイクル後の放電容量及びサイクル劣化率を調べた。
【0028】
尚、サイクル劣化率は、次式により算出している。
サイクル劣化率(%/サイクル)=[{(初期放電容量)−(200サイクル後放電容量)}/(初期放電容量)]×100×(1/200)
この結果を、表1に示す。
【0029】
【表1】
Figure 0003609612
【0030】
上記表1に示されるように、負極にケイ素、ゲルマニウム、スズの酸化物を含有する電極材料を用いた本発明に係わるリチウム二次電池A1及び参考電池a1〜a3は、比較電池X、Y、Zと比べて、初期の放電容量が大きく、優れたサイクル特性を有しており、特に、リチウムを含有するケイ素の酸化物を用いた本発明に係わるリチウム二次電池A1は、リチウムを含有しないケイ素、ゲルマニウム、スズの酸化物を用いた参考電池a1〜a3に比べて、さらに初期の放電用量が大きくなると共に、サイクル劣化率も低下し、より優れたサイクル特性を有していた。
[実験2]
この実験2では、負極の酸化物へのリチウム含有の優位性について、検討を行った。
【0031】
負極として、天然黒鉛粉末と平均粒径5μmのゲルマニウム酸リチウム粉末(Li2GeO3)を、天然黒鉛粉末の重量に対して5重量%混合した電極材料を用いた。このようにして、上記実施例1と同様にして、リチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池B1を作製した。
【0032】
また、負極として、天然黒鉛粉末と平均粒径5μmのスズ酸リチウム粉末(Li4Sn68)を、天然黒鉛粉末の重量に対して5重量%混合した電極材料を用いた。このようにして、上記実施例と同様にして、リチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池B2を作製した。
【0033】
これら電池B1及びB2を用い、上記実験1同様にして、初期放電容量(mAh)、200サイクル後の放電容量及びサイクル劣化率を調べた。
【0034】
この結果を、表2に示す。ここでは、上記実験1で使用した本発明電池A1及び参考電池a1〜a3の結果を、併せて掲載している。
【0035】
【表2】
Figure 0003609612
【0036】
表2に示されるように、負極に、リチウムを含有させたリチウム含有ケイ素酸化物、リチウム含有ゲルマニウム酸化物、リチウム含有スズ酸化物を使用した本発明電池A1,B1,B2は、リチウムを含有させていないケイ素酸化物、ゲルマニウム酸化物、スズ酸化物を使用した参考電池a1〜a3に比べて、さらに初期の放電用量が大きくなると共に、サイクル劣化率も低下し、サイクル特性もさらに向上していた。
[実験3]
そして、この実験3では、負極に含有させた酸化物の粒径、即ちケイ酸リチウム(Li4SiO4)の粒径を変化させて、その依存性を検討した。
【0037】
ケイ酸リチウム粉末の平均粒径を0.5μm(電池C1)、1.0μm(電池C2)、3.0μm(電池C3)、7.0μm(電池C4)、10.0μm(電池C5)、15.0μm(電池C6)とそれぞれ代えた以外は、前述の電池A1と同様にして、本発明に係わるリチウム二次電池C1〜C6を作製した。
【0038】
これらの電池C1〜C6を用い、各電池を0.4Cの充放電率で電池電圧4.2Vまで充電した後、2.7Vに至るまで放電したときの初期放電容量(mAh)、200サイクル後の放電容量及びサイクル劣化率を調べた。
【0039】
この結果を、表3に示す。ここでは、上記実験1で使用した電池A1の結果を、併せて 掲載した。
【0040】
【表3】
Figure 0003609612
【0041】
上記表3に示されるように、平均粒径1.0〜10.0μmの酸化物と炭素材料とを混合使用したリチウム二次電池(電池C2、電池C3、電池A1、電池C4、電池C5)は、特に優れた放電容量、サイクル特性を有することがわかる。
【0042】
尚、この実験3では、酸化物としてのケイ酸リチウム粉末の粒径を変化させているが、リチウムを含有させたゲルマニウムの酸化物や、リチウムを含有させたスズの酸化物を用いた場合であっても、有効な粒径の範囲については、同様の傾向が観察される。
[実験4]
この実験4では、負極に使用した酸化物、即ちケイ酸リチウム(Li4SiO4)の添加量(重量%)を変化させて、その依存性を検討した。
【0043】
即ち、ケイ酸リチウム粉末の含有量を、天然黒鉛粉末の重量に対して、0.5重量%(電池D1)、0.8重量%(電池D2)、1.0重量%(電池D3)、3.0重量%(電池D4)、7.0重量%(電池D5)、10.0重量%(電池D6)、12.0重量%(電池D7)、15.0重量%(電池D8)とそれぞれ代えた以外は、上記実験1の電池A1と同様にして、リチウム二次電池D1〜D8を作製した。
【0044】
これらの電池D1〜D8を用い、電池特性を比較した。この時の実験条件は、上記実験1と同様である。
【0045】
この結果を、表4に示す。この表4には、実施例1で準備した電池A1のデータも併せて示してある。
【0046】
【表4】
Figure 0003609612
【0047】
上記表4に示されるように、酸化物の含有量を1.0重量%以上 10 重量%未満の範囲にした本発明に係わるリチウム二次電池D3、D4、A1、D5においては、放電容量、サイクル特性の向上が顕著である。
【0048】
この実験4では、酸化物としてケイ酸リチウム粉末を用いたが、リチウムを含有させたゲルマニウムの酸化物や、リチウムを含有させたスズの酸化物を用いた場合であっても、添加量の範囲について、同様の傾向が観察される。
【0049】
上叙の実施例では本発明を小型円筒形電池に適用する場合の具体例について説明したが、電池の形状などについては特に制限はなく、本発明は広く扁平形、角形など、種々の形状のリチウム二次電池に適用し得るものである。
【0050】
【発明の効果】
以上詳述したとおり、本発明では、リチウムを含有したケイ素酸化物、リチウムを含有したゲルマニウム酸化物、リチウムを含有したスズ酸化物から選択される少なくとも一つの酸化物と炭素材料とからなるリチウム二次電池用負極が用いられているので、初期放電容量を増大させることができ、サイクル劣化率の小さく、サイクル後の放電容量の大きなリチウム二次電池が提供でき、その工業的価値は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】電池の断面図である。
【符合の説明】
1 正極
2 負極
3 セパレータ
4 正極リード
5 負極リード
6 正極端子
7 負極缶

Claims (4)

  1. リチウムを含有したケイ素酸化物、リチウムを含有したゲルマニウム酸化物、リチウムを含有したスズ酸化物から選択される少なくとも一つの酸化物と炭素材料とを含み、前記の酸化物が、前記の炭素材料の重量に対して1重量%以上 10 重量%未満の範囲で含有されていることを特徴とするリチウム二次電池用負極。
  2. 前記の酸化物が、リチウムとケイ素とからなる複合酸化物、リチウムとゲルマニウムとからなる複合酸化物、リチウムとスズとからなる複合酸化物から選択される少なくとも一つの酸化物であることを特徴とする請求項1記載のリチウム二次電池用負極。
  3. 前記酸化物が、1〜10μmの粒径を有する粒子であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のリチウム二次電池用負極。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のリチウム二次電池用負極を用いたことを特徴とするリチウム二次電池
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