JP3596647B2 - 被搬送物の搬送・収容装置 - Google Patents

被搬送物の搬送・収容装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被搬送物(例えば、片面に印刷が施されている矩形状のシート)の搬送・収容装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ICカード等の製造工程においては、材料のPETシートを矩形状の所定サイズに裁断して各工程を搬送されるが、この搬送には種々の形態がある。このような板状体の搬送・収容装置としては、一般的に搬送用のコンベアを用い、その末端において、吸盤等を有する回動可能なアームを併設し、このアームで搬送されてきたシートを吸着し持ち上げて所定の場所へ移載したり、または上記の如きコンベアから直接容器に収容する方法が採られている。
【0003】
図10〜図13は、上記したコンベアから直接容器に収容する方法の一例を示す概略図である。この図10〜図13は、ベルトコンベア41で搬送されて来たシート40が容器42に収容されるまでのシート40の動作を示している。
【0004】
即ち、図10に示すように、矢印方向に回転するベルトコンベア41上に載置されて搬送されるシート40は、図11のように、ベルトコンベア41の末端に配されている容器42の中へ落ちて収容される。しかし、このシート40が容器42に収容される過程は、まず、図11に示すようにシート40の先端が着地し、更にベルトコンベア41に押されて、図12のようにシート40の先端は矢印方向へ滑りながらその後端もベルトコンベア41から離れ、図13に示すように容器42の中へ落下し、収容されて積み重ねられる。そして、図13に示すように、後続して搬送されて来るシート40も上記と同様にして収容される。
【0005】
しかし、このようなシート40はその片面又は両面に、例えば印刷等の加工を施されている場合が多いが、このようにベルトコンベア41の末端において、シート40を直接容器42に落とし込んで収容する方法は、図示の如くシート40が重なる際に、先に収容されているシートの印刷面等を後続して収容されるシート40の先端を擦りながら積み重ねられるため、先に収容されたシート40の印刷面等を傷つけることがある。
【0006】
また、前記した吸盤で吸着する場合には、移載の際にシート40面を真空吸着により保持するため、吸着位置によっては印刷面等を上記と同様に傷つけることがあることに加え、上記したように移載装置に要する設備面積を広くとる必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであって、被搬送物として例えば印刷等の加工が施されたシートを搬送して収容する際に、シート面を傷つけることなく収容し、しかも省スペース化が可能な優れた被搬送物の搬送・収容装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記の目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、その効果的な方法を見出し、本発明に到達したものである。
【0009】
即ち、本発明の装置は、被搬送物を搬送し、所定箇所で収容部内に順次積み重ねて収容する、被搬送物の搬送・収容装置において、
前記被搬送物の互いに対向した複数の対向辺部のそれぞれを支持する一対の支持部を 有し、前記被搬送物の搬送方法と直交する方向において、前記一対の支持部が片方ずつ 開くように構成された支持手段と、
前記被搬送物の搬送方向の先端を位置決めするストッパ手段と、
前記被搬送物の対向辺部を位置決めするガイド手段と、
前記一対の支持部間の直下に設けた被搬送物収容器と
を有し、
前記一対の支持部の一方を開状態としたときに、前記被搬送物の一方の対向辺部を前 記ガイド手段に摺接させながら前記被搬送物を落下させ、この後に前記一対の支持部の 他方を開状態としたときに、前記被搬送物の他方の対向辺部を前記ガイド手段に摺接さ せながら前記被搬送物を落下させ、前記一対の支持部を共に開状態として前記被搬送物 を前記被搬送物収容器へと落下、収容するように構成された
ことを特徴とする、被搬送物の搬送、収容装置に係るものである。
【0010】
本発明によれば、搬送方向と直交する方向において片方ずつ開く一対の支持部によって被搬送物がその対向辺部を支持され、これらの支持片側から順次開状態となったときに、被搬送物の対向辺部が順次ガイド手段に摺接しながら落下し、一対の支持部間直下の収容器に被搬送物を収容することができる。その結果、被搬送物の面を傷つけることなく収容することができると共に、設備面積を削減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
上記した装置においては、前記所定箇所へ前記被搬送物としての例えば矩形状の板状体を搬送する第1搬送手段と、この第1搬送手段から前記板状体を前記ストッパ手段まで搬送する第2搬送手段とが設けられ、この第2搬送手段が前記一対の支持部を有し、これらの支持部によって前記板状体前記対向辺部を支持して搬送し、前記一対の支持部上において前記ストッパ手段により前記板状体が搬送停止され、この停止後に、少なくとも前記第2搬送手段が前記一対の支持部と共に片側ずつ開かれることにより、前記板状体が前記一対の支持部の一方から離脱された後に他方の支持部からも離脱されることが望ましい。
【0013】
そして、上記の装置は、少なくとも前記第2搬送手段が片側ごとに開状態に移動可能な枠体に軸支され、少なくとも前記第搬送手段の前記開状態への移動及び原位置への復帰が、前記枠体と共に行われるようになっていることが望ましい。
【0014】
また、上記の装置は、前記第1搬送手段に後続の前記第2搬送手段が、収容されるべき前記板状体のみを落下させ、収容されるべきでない前記板状体は前記第2搬送手段に後続した第3搬送手段によって更に搬送されることが望ましい。
【0015】
更に、上記の装置は、前記第1搬送手段、前記第2搬送手段及び前記第3搬送手段共通の駆動源によって連動されることが望ましい。
【0016】
また、上記の装置は、前記ストッパ手段が、収容されるべき前記搬送物を選択的に搬送停止するようにされることが望ましい。
【0017】
更に、上記の装置は、前記被搬送物の搬送位置及び収容状態が検知され、この検知情報に基づいて、前記被搬送物の搬送と前記支持手段の移動とが制御されることが望ましい。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでないことは勿論である。
【0019】
図1〜図3は、本発明の第1の実施例による装置の仕分け部10を示し、一部を断面で図示した概略正面図であり、被搬送物としての板状体(以下、シートと称する。)20が収容される過程におけるシート20の状態を段階的に示すものである。
【0020】
図示の如く、本実施例(構成の詳細は後述する)の仕分け部10は、一方の枠体1Aに軸支されたプーリ6Aと他方の枠体1Bに軸支されたプーリ6Bが対向して配置され、それぞれのプーリ6A、6Bはそれぞれの枠体1A、1Bに軸支されている他のプーリ(図示省略)とベルト7A、7Bによって連動するように連結されている。
【0021】
そして、シート20はこのベルト7A、7B上に載置されて搬送され、収容されるべきシート20は搬送方向の前方に配置されたストッパー9aにシート20の先端が当接すると同時に搬送を停止され、この直下に配置されている収容部30の容器28に収容される。
【0022】
この収容部30を構成している容器28の中にはリフト29が設けられており、容器28に設けられているセンサー(例えば透過型)27による検知によってリフト29が作動し、常にシート20を落差を少なくして受け止めるようになっている。
【0023】
また、枠体1Aに軸支され、ベルト7Aで図示省略したプーリと連結されたプーリ6Aは、枠体1Aに取り付けられた状態で−Y方向に移動するようになっている。そして同様に、対向する側の枠体1Bに軸支され、ベルト7Bで図示省略したプーリと連結されているプーリ6Bは、枠体1Bに取り付けられた状態で+Y方向に移動するようになっており、このように、この装置はシート20の搬送手段として対向配置した一対の枠体1A、1Bにプーリが軸支され、ベルトが懸架されている。
【0024】
従って、図1に示すように、ベルト7A、7Bにより両端部を支持されて搬送されて来たシート20はこの仕分け部10において、図示省略したセンサー(例えば、透過型)により収容されるべきものと検知された場合に、その搬送方向の前方をストッパ9aによって塞がれ、シート20の先端がストッパ9aに当接さると同時に搬送を停止される。
【0025】
そして、図2に示すように、まず、枠体1B側が図示省略したシリンダー機構により押されて+Y方向に移動する。従って、この枠体1Bに結合されているプーリ6Bも枠体1Bと共に移動し、このプーリ6Bに係合しているベルト7Bに支持されていた側のシート20の端部が外れて落下する。図2において、符号20a、20b、20cはガイド8bに沿って落下するシート20の状態を示している。
【0026】
続いて、図3に示すように、枠体1Bの移動が終わったことを図示省略したセンサー(例えば、反射型)が検知し、次は枠体1Aが図示省略したシリンダー機構により引っ張られて−Y方向に移動する。従って、この枠体1Aに結合されているプーリ6Aも枠体1Aと共に移動し、このプーリ6Aに係合しているベルト7Aに支持されている側のシート20の端部が外れて落下し、リフト29上で受け止められて容器28に収容される。
【0027】
上記したように、本実施例は、シート20がその両端部を支持され、これを支持している支持機構が順次に開いてシート20を外して落下させる。そして、この落下方向と搬送方向の先端はストッパ9aによって規制され、両側はガイド8aと8bとによって規制されながら落下する。
【0028】
また、リフト29によって落差を少なくしているので、最初の落下着地の時のシート20の傾斜が少なく、図示の如く着地点もシート20の側端部寄りであり、先に収容されているシート20の印刷面22(図6参照)等が後続して収容されるシート20の端部によって傷付けることを防止していることと共に、この収容が搬送経路の中で行われるので、搬送の末端部において吸盤により吸着して移載する従来の方法に比べて、従来の場合のアーム等の作動範囲に要する設備の占有面積を削減できることが特筆すべき特徴である。
【0029】
上述した機構を一部に有する本実施例の構成を図4〜図6により詳細に説明する。
【0030】
本実施例の装置は、仕分け部10へシート20を搬入する搬入部5、上述した仕分け部10、同じく上述した収容部30及び収容されるべきでないシート20を排出する排出部15に大別される。そして、図4は装置の概略平面図、図5は概略側面図、図6は一部を省略して図示した概略斜視図である。
【0031】
図4に示すように、本実施例の装置は、この装置のベースフレームとなる一対の枠体1Aと1Bが左右に配置され、この枠体1Aと1Bに、後述する各部の支持部であるプーリが軸支されて対向配置され、これらのプーリはそれぞれのベルトによって連結され、共通の駆動源であるモーター7により駆動する。そして、枠体1Aは、例えばエアシリンダ19のロッド19aが連結材19bを介して連結されて−Y方向へ移動可能であり、他方の枠体1Bは、例えばエアシリンダ18のロッド18aが連結材18bを介して連結されて+Y方向へ移動可能である。
【0032】
そして、図2又は図3に示すように、枠体1A、1Bは、基台23上に設けたレール25上に係合部24を介して支持され、+Y方向及び−Y方向へ移動可能であり、上記したエアシリンダ18、19の作動によって枠体1A、1Bがそれぞれレール25上を移動するようになっている。
【0033】
図4に示すように、この装置によるシート20の搬送方向はX方向であり、搬送方向の最初に搬入部5が配置されている。そして、この搬入部5は、装置の中心から左右対象に配置された枠体1A側にプーリ2A、2A’が軸支され、平ベルト3Aが掛けられて連動するようになっており、同様に他方の枠体1Bにもプーリ2B、2B’が軸支され、平ベルト3Bが掛けられて連動するようになっている。そして、上記した平ベルト3Aと平ベルト3Bとによって被搬送物のシート20の両端を支持して搬送する。
【0034】
また、プーリ2Aには枠体1Aを挟んで外側に同軸で結合された連動プーリ2aが設けられ、同様にプーリ2Bにも枠体1Bを挟んで外側に同軸で結合された連動プーリ2bが設けられ、駆動源からの動力が伝達されるようになっている。
【0035】
そして、上記した搬入部5に後続して、図1〜図3により前述した仕分け部10が配置されている。図4及び図6に示すように、枠体1Aの仕分け部10の領域の前後にプーリ6A、6A’が配され、このプーリ6Aと6A’との間には例えば2個の従動プーリ6Cが設けられ、これらの各プーリ6A、6A’及び従動プーリ6C、6Cは等間隔の配置で枠体1Aに軸支され、平ベルト7Aが掛けられて連動するようになっている。
【0036】
また、枠体1B側にもプーリ6B、6B’及び2個の従動プーリ6Cが配置され、上記と同様にして枠体1Bに等間隔で軸支され、平ベルト7Bが掛けられて連動するようになっている。そして、被搬送物のシート20は上記した平ベルト7Aと平ベルト7Bとによって両端部を支持されて搬送される。
【0037】
搬送方向の前方のプーリ6Aと後方のプーリ6A’には、枠体1Aを挟んで外側にそれぞれの上記したプーリ6A、6A’と同軸に結合された連動プーリ6a、6a’が設けられ、前方の従動プーリ6aは駆動源の動力を受けて枠体1Aの内側のプーリ6Aに動力を伝達する。そしてこのプーリ6Aは平ベルト7Aを介してプーリ6A’に動力を伝達し、プーリ6A’は枠体1Aの外側の連動プーリ6a’に動力を伝達し、連動プーリ6a’はベルト4aを介して上記した搬入部5の連動プーリ2aを駆動させるようになっている。
【0038】
そして、同様に対向する側のプーリ6B及び6B’にも枠体1Bの外側にプーリ6B、6B’と同軸の連動プーリ6b、6b’が設けられ、上記した枠体1A側と同様にして動力を伝達するようになっている。
【0039】
仕分け部10の先には排出部15が設けられ、仕分け部10寄り側にはプーリ11A’が枠体1Aの内側に軸支され、外側にはプーリ11A’と同軸で結合された連動プーリ11aが設けられ、ベルト16aを介して仕分け部10のプーリ6aを駆動させるようになっている。同様に、対向する枠体1B側にもプーリ11B’が枠体1Bの内側に軸支され、外側には連動プーリ11bが設けられ、同様にベルト16bを介して仕分け部10のプーリ6bを駆動させるようになっている。
【0040】
そして、搬送方向の末端には、枠体1Aの内側にプーリ11Aが配され、他方の枠体1Bの内側にはプーリ11Bが配され、これらのプーリ11A、11Bは共通のシャフト14に結合されている。そして、このシャフト14は両枠体1A、1Bに軸支され、シャフト14の一方がモータ17に結合されて共通の駆動源となっている。
【0041】
また、プーリ11Aは平ベルト13Aでプーリ11A’を連動させ、対向する側のプーリ11Bは平ベルト13Bでプーリ11B’を連動させ、駆動源の動力を伝達すると共に、両ベルト13Aと13Bとでシート20を支持して搬送するようになっている。更に駆動源のシャフト14は、例えば枠体1B側のプーリ11Bがスライド可能な構造になっている。
【0042】
上記した搬入部5から搬入されるシート20は、この仕分け部10において、収容されるべきものである場合には、このシート20の搬送方向の前方をシャッター9aによって進路を塞がれる。このシャッター9aは、図5に示すようにストッパシリンダー9に連結されて作動し、このストッパシリンダー9に設けられているセンサー26による検知によってストッパシリンダー9は作動するようになっている。
【0043】
このセンサー26は、例えばシート20が搬入部5へ搬入される前に収容されるべきシート20として、予め記録された情報を検知するものであってもよく、この方法は様々であってよい。収容されるべきシート20については、センサー26を介してストッパシリンダー9が作動し、これと連動するストッパ9aがシート20の先端位置のX方向における位置決めを行い、横方向(Y方向)についてはガイド8a、8b(図4及び図6参照)がシート20の位置決めを行っている。
【0044】
仕分け部10には枠体1Aを移動させるための例えばエアシリンダ19と、枠体1Bを移動させるための例えばエアシリンダー18が設けられており、この仕分け部10に搬入されたシート20がストッパー9aに当接した時点で、ストッパシリンダー9に設けられているセンサ26の検知信号により制御部(図示せず)のコントローラに信号され、既述した如く、エアシリンダ18が枠体1Bを+Y方向に移動させ、この移動が終わればエアシリンダ19が枠体1Aを−Y方向に移動させる。
【0045】
そして、これら枠体1A、1Bの移動の制御は、枠体の上部に設けた例えば反射型センサー21(図4参照)によって行われ、この移動によってシート20を収容部30の容器28に収容し終われば、それぞれの枠体1A、1Bは元の位置へ復帰する。
【0046】
更に、このような枠体1A、1Bの移動に伴い、それぞれの枠体1A、1Bに軸支されているところの、上記した搬入部5、仕分け部10及び搬出部15に設けられている各プーリが共に移動すようになっている。
【0047】
また、この仕分け部10の直下には収容部30が設けられており、図1〜図3により既述した如く、落下するシート20を収容するようになっている。そして、この仕分け部10に搬送されたシート20が収容されるべきでない、いわゆる不合格品である場合には、ストッパ9aが開き、シート20は後続する排出部15に搬送を引き継がれて装置外に排出される。
【0048】
上述の如く、本実施例の装置は一連の搬送経路の中にシート20の収容部30が設けられているので、装置の設備面積が少なくてすむメリットがある。
【0049】
図7は、上記した各部の一連の動作を示したフローチャート図である。即ち、上記した搬入部5から搬入されたシートの搬送動作S1は、仕分け部10においてセンサー26によるシートチェックS2の結果、シート20が収容されるべきでない不合格であれば、排出部15に引き継がれて更にシート搬送S1が続行される。
【0050】
シートチェックS2の結果、収容されるべきシート20である場合には、モータが駆動停止S3し、まず枠体1Bが+Y方向へ移動S4し、続いて枠体1Aが−Y方向へ移動S5し、シート20を収容S6する。
【0051】
そこで容器に設けたセンサー27がシート20の有無をチェックS7し、シート20が未収容であれば収容を待って、収容が終われば、移動した枠体1Aを原点位置へ移動S8させ、続いて枠体1Bを原点位置へ移動S9し、枠体1A、1Bの原点復帰が終わればモータが駆動開始S10し、引続き次のシート20のシート搬送S1が開始される。
【0052】
本実施例によれば、上述した如く搬送されるシート20は、収容時に先端をストッパ9aによって位置決めされ、その両端部を複数のガイド8a、8bにより位置決めされてガイド8a、8bに沿って滑らせて収容することにより、シート20に印刷された文字や絵柄等を損傷させることがなく、収容部30のリフト29により落差が軽減されるので更に効果が大きくなる。また、シート20の収容部30が搬送経路に設けられていることにより設備面積の省スペース化が可能になる。
【0053】
図8は、本発明の第2の実施例を示す概略平面図であり、図9は、その概略斜視図である。
【0054】
本実施例が前述した第1の実施例と異なる点は、仕分け部10’(図8参照)の搬送機構が、第1の実施例の場合は枠体1A側はプーリ6A、6A’に平ベルト7Aが掛けられ、プーリ6Aと6A’との間に従動プーリ6Cが配され、シート20は平ベルト7Aに支持されて搬送される(対向する枠体1Bも同様な構成)ようになっているのに対し、本実施例は段付きのローラー35A及び35Bによってローラーコンベアが形成されていることである。
【0055】
そして、ローラー35Aは4個が枠体1Aの内側に等間隔で軸支され、枠体1Aの外側には各ローラー35Aと同軸で結合された二重の連動プーリ35aがそれぞれに設けられている。更に、二重の連動プーリ35aは、図8に示すように、内側は内側同士で、外側は外側同士でベルト36によって連結され、枠体1Aの内側のローラー35Aを同一方向に回転させるようになっている。また、対向する反対側の枠体1B側もこれと同様に構成されていることを図9は示している。
【0056】
その他の各部は前述した第1の実施例と同様に形成されているが、仕分け部10’のローラー35A、35Bは例えば樹脂製であるので滑りが良く、枠体1A、1BがY方向へ開く際にシート20が容易にローラー35A、35Bから離脱する。
【0057】
本実施例によれば、前述した第1の実施例と同様の効果が奏せられると共に、仕分け部10’におけるローラー35A及び35Bからのシート20の離脱が容易である。
【0058】
以上、本発明の実施例を説明したが、上述の各実施例は本発明の技術的思想に基づいて既述した実施例以外にも様々な変形が可能である。
【0059】
例えば、搬送手段は上述した実施例に限らず、チェーン式コンベアでもよく、全てをローラーコンベア式にしてもよい。
【0060】
また、枠体1A、1Bの移動の順序は、上述の実施例とは逆に、枠体1Aを先に−Y方向へ移動させてから次に枠体1Bを+Y方向へ移動させることもでき、移動させる範囲は、枠体A、1Bに軸支されている支持部を含む全体ではなく、仕分け部領域のみを移動させることも可能である。
【0061】
また、枠体1A、1Bを移動する駆動手段としては、エアシリンダーに代えてねじ式でもよく、また電磁式や油圧式にすることもできる。
【0062】
また、駆動源は共通のものではなく、搬入部、仕分け部、排出部がそれぞれ独立の駆動源を有していてもよい。
【0063】
また、装置の構成や各部の形状や材質も実施例に限定されるものではなく、適宜に変更することも可能であり、被搬送物の形状も矩形に限定されるものではなく、対向辺が支持部に載せられるものであればよい。
【0064】
【発明の作用効果】
本発明は、上述した如く、特に、前記一対の支持部の一方を開状態としたときに、前記被搬送物の一方の対向辺部を前記ガイド手段に摺接させながら前記被搬送物を落下させ、この後に前記一対の支持部の他方を開状態としたときに、前記被搬送物の他方の対向辺部を前記ガイド手段に摺接させながら前記被搬送物を落下させ、前記一対の支持部を共に開状態として前記被搬送物を前記被搬送物収容器へと落下、収容することができる。
【0065】
従って、例えば被搬送物が、印刷等を施したシート等の板状体である場合は、先に収容されているシートの印刷面等を後続して収容されるシートの端部で擦って傷付けるようなことが防止できると共に、被搬送物の収容が搬送経路の中で行われるので、従来の吸着移載の方法に比べて設備面積を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による装置の仕分け部におけるシートの状態を示す概略図である。
【図2】同、仕分け部におけるシートの落下初の状態を示す概略図である。
【図3】同、仕分け部におけるシートの落下状態を示す概略図である。
【図4】同、装置の概略平面図である。
【図5】同、装置の概略側面図である。
【図6】同、装置の一部を示す概略斜視図である。
【図7】同、装置の動作を示すフローチャート図である。
【図8】同、第2の実施例による装置の概略平面図である。
【図9】同、装置の一部を示す概略斜視図である。
【図10】従来例によるシートの搬送、収容状態を示す概略図である。
【図11】同、シートの搬送、収容状態を示す概略図である。
【図12】同、シートの搬送、収容状態を示す概略図である。
【図13】同、シートの搬送、収容状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1A、1B…枠体、
2A、2A’、2B、2B’、6A、6A’、6B、6B’
11A、11A’、11B、11B’…プーリ、
2a、2b、6a、6a’、6b、6b’、11a、11b…連動プーリ、
3A、3B、7A、7B、4a、4b、13A、13B、
16a、16b、36…ベルト、
5…搬入部、6C、35a、35b…従動プーリ、8a、8b…ガイド、
9…ストッパシリンダー、9a…ストッパ、10、10’…仕分け部、
14…シャフト、15…排出部、17…モータ、
18、19…エアシリンダー、18a、19a…ロッド、
18b、19b…連結材、20…シート、20a、20b、20c…シートの状態、
21、26、27…センサー、22…印刷、23…基台、24…合部、
25…レール、28…容器、29…リフト、30…収容部、
35A、35B…ローラコンベア

Claims (8)

  1. 被搬送物を搬送し、所定箇所で収容部内に順次積み重ねて収容する、被搬送物の搬送・収容装置において、
    前記被搬送物の互いに対向した複数の対向辺部のそれぞれを支持する一対の支持部を 有し、前記被搬送物の搬送方法と直交する方向において、前記一対の支持部が片方ずつ 開くように構成された支持手段と、
    前記被搬送物の搬送方向の先端を位置決めするストッパ手段と、
    前記被搬送物の対向辺部を位置決めするガイド手段と、
    前記一対の支持部間の直下に設けた被搬送物収容器と
    を有し、
    前記一対の支持部の一方を開状態としたときに、前記被搬送物の一方の対向辺部を前 記ガイド手段に摺接させながら前記被搬送物を落下させ、この後に前記一対の支持部の 他方を開状態としたときに、前記被搬送物の他方の対向辺部を前記ガイド手段に摺接さ せながら前記被搬送物を落下させ、前記一対の支持部を共に開状態として前記被搬送物 を前記被搬送物収容器へと落下、収容するように構成された
    ことを特徴とする、被搬送物の搬送、収容装置。
  2. 前記所定箇所へ前記被搬送物としての板状体を搬送する第1搬送手段と、この第1搬送手段から前記板状体を前記ストッパ手段まで搬送する第2搬送手段とが設けられ、この第2搬送手段が前記一対の支持部を有し、これらの支持部によって前記板状体前記対向辺部を支持して搬送し、前記一対の支持部上において前記ストッパ手段により前記板状体が搬送停止され、この停止後に、少なくとも前記第2搬送手段が前記一対の支持部と共に片側ずつ開かれることにより、前記板状体が前記一対の支持部の一方から離脱された後に他方の支持部からも離脱される、請求項1に記載した装置。
  3. 少なくとも前記第2搬送手段が片側ごとに開状態に移動可能な枠体に軸支されている、請求項に記載した装置。
  4. 少なくとも前記第搬送手段の前記開状態への移動及び原位置への復帰が、前記枠体と共に行われる、請求項に記載した装置。
  5. 前記第1搬送手段に後続の前記第2搬送手段が、収容されるべき前記板状体のみを落下させ、収容されるべきでない前記板状体は前記第2搬送手段に後続した第3搬送手段によって更に搬送される、請求項に記載した装置。
  6. 前記第1搬送手段、前記第2搬送手段及び前記第3搬送手段共通の駆動源によって連動される、請求項に記載した装置。
  7. 前記ストッパ手段が、収容されるべき前記搬送物を選択的に搬送停止するようにされる、請求項1に記載した装置。
  8. 前記搬送物の搬送位置及び収容状態が検知され、この検知情報に基づいて、前記被搬送物の搬送と前記支持手段の移動とが制御される、請求項1に記載した装置。
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