JP3574000B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は電気掃除機に係わり、特に回転ブラシ付き床用吸込具を備えた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な電気掃除機(床移動型掃除機)の床用吸込具は、下面に横長の吸込口が形成され、この吸込口に臨ませて回転ブラシを収納する回転ブラシ収納室を有し、その後壁中央部に掃除機本体への吸引孔が形成されている。そして、絨毯などの掃除の際には、回転ブラシにより絨毯面から掻き上げられた塵埃が中央部に形成された本体への吸引孔に吸い込まれるようになっている。
【0003】
また、所謂アップライト型掃除機においては、吸込具は、上記一般的な電気掃除機の床用吸込具より大型に形成され、下面に形成された横長の吸込口も掃除むらを減少させるために、できるだけ吸込具の幅全体にわたるように形成されている。また、アップライト型掃除機がよく使用されるアメリカ,イギリスなどの地域では、比較的絨毯の毛足が長いため、絨毯の奧に入り込んだ塵埃等を効率良く掻き出すことができるよう,アップライト型掃除機に用いられる回転ブラシは大径に形成されており、従って、吸込口の前後方向の幅も大きく形成されている。
【0004】
さらに、アップライト型掃除機の床用吸込具は、吸込具の中央部に掃除機本体が位置するため、回転ブラシ収納室から掃除機本体への吸引孔を左右どちらか一方に片寄せて形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、特にアップライト型掃除機においては、吸込口が上述した一般的な電気掃除機の床用吸込具の吸込口より大きくなるため、真空度が上がりにくく吸込風速も遅くなり、塵埃が吸引しにくい問題があった。
【0006】
即ち、回転ブラシ収納室内には、吸引孔に吸い込まれる吸気流が生じると共に、回転ブラシの回転により回転ブラシ収納室内壁との間隙に回転気流が発生するが、上述した如く、特にアップライト型掃除機においては、真空度が上がりにくく吸込風速も遅いため、回転ブラシによって掻き上げられた塵埃が吸引孔へ吸い込まれずに回転ブラシによる回転気流に乗って再び掃除面(絨毯面)に戻されてしまい、吸い残しとなり、吸塵効率が悪い欠点があった。
【0007】
また、回転ブラシ収納室から掃除機本体への吸引孔を一方に片寄せて形成しているため、他方側の吸引力が弱くなり、他端側において、上述の吸い残しが多く発生する欠点がある。
【0008】
このような不具合を解消するため、米国特許番号4,178,653号には、回転ブラシ収納室の上部内壁に長手方向に亘って凹溝を形成したものが開示されている。
【0009】
しかし、回転ブラシと回転ブラシ収納室の上部内壁との間には相変わらず間隙があるので、吸引孔から離れたところでは掻き上げられた塵埃が回転ブラシによる回転気流に乗って再び掃除面に戻されやすく、吸い残しが生じるという不具合は余り解消されない。また、回転ブラシ収納室の上部内壁に凹溝を形成するということは、その外面に凸部が形成されることになるので、回転ブラシ収納室の上壁を二重構造にでもしない限り、床用吸込具の外観性が損なわれてしまう。
【0010】
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、床用吸込具の外観性を損なうことなく回転ブラシで掻き上げられた塵埃を効率良く本体への吸引孔に吸い込ませることができる電気掃除機を提供することを目的とするものである。
【0011】
また、本体への吸引孔から離れた位置で掻き上げられた塵埃でも吸引しやすくすること等を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本願発明は、下面に横長の吸込口が形成され、この吸込口に臨ませて回転ブラシを収納する回転ブラシ収納室を有し、この回転ブラシ収納室の後壁に掃除機本体への吸引孔が形成された床用吸込具を備えた電気掃除機において、前記回転ブラシ収納室に回転ブラシの長手方向に亘ってその回転軌跡に近接するリブを配設して、回転ブラシにより掻き上げられた塵埃を前記リブにより堰き止めて掃除機本体への吸引孔に吸い込ませる空気流路を形成し、更に、前記リブは、前記回転ブラシ収納室の後壁の吸引孔に近づくほどこの後壁との間隔が広くなって前記空気流路の断面積が大きくなるように、且つ前記回転ブラシ収納室の後壁の吸引孔から離れるほどこの後壁との間隔が狭くなって前記空気流路の断面積が小さくなるように、前記回転ブラシに対して傾斜していることを特徴とするものである。
【0013】
また、下面に横長の吸込口が形成され、この吸込口に臨ませて回転ブラシを収納する回転ブラシ収納室を有し、この回転ブラシ収納室の後壁一端側に掃除機本体への吸引孔が形成された床用吸込具を備えたアップライト型の電気掃除機において、前記回転ブラシ収納室に回転ブラシの長手方向に亘ってその回転軌跡に近接するリブを配設して、回転ブラシにより掻き上げられた塵埃を前記リブにより堰き止めて掃除機本体への吸引孔に吸い込ませる空気流路を形成し、更に、前記リブは、前記回転ブラシ収納室の後壁の吸引孔に近づくほどこの後壁との間隔が広くなって前記空気流路の断面積が大きくなるように、且つ前記回転ブラシ収納室の後壁の吸引孔から離れるほどこの後壁との間隔が狭くなって前記空気流路の断面積が小さくなるように、前記回転ブラシに対して傾斜していることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の一実施形態を図1〜図4を参照して詳細に説明する。
【0019】
本実施形態は、本願発明をアップライト型(縦型)掃除機に適用したもので、アップライト型掃除機には、縦型の掃除機本体1の下部に床用吸込具2が、上部に本体操作用ハンドル3が一体に備えられている。掃除機本体1は床用吸込具2に対して後方に傾倒可能に連結されており、掃除機本体1を後方に傾倒した状態で本体操作用ハンドル3を持って前後に動かすことにより、絨毯や床面を掃除することができるようになっている。
【0020】
上記床用吸込具2は外郭が上ケース2aと下ケース2bで構成されており、その底面側前部に横長の吸込口4が形成され、この吸込口4に臨ませて回転ブラシ5を収納する回転ブラシ収納室6を有している。
【0021】
上記回転ブラシ5はパワーブラシと呼ばれるもので、掃除機本体1の下方に内蔵された図示しない電動送風機の回転軸にベルト等により連結されて、回転ブラシ収納室6内の後壁6a側に塵埃を掻き上げる方向(図4の矢印方向)に回転駆動されるようになっている。
【0022】
また、上記床用吸込具2の底面側前方には左右一対の前輪7,7が取り付けられており、掃除機本体1の下部後方には左右一対の後輪8,8が取り付けられている。
【0023】
上記床用吸込具2の背面一端側には、回転ブラシ収納室6の後壁6a一端側に形成された本体1への吸引孔9に連通するパイプ10が接続され、このパイプ10にホース11の先端部が着脱自在に接続されている。このホース11は、掃除機本体1内の集塵室への吸込筒(掃除機本体1背面側)に接続されている。
【0024】
一方、上ケース2aには、図3,図4に示すように、回転ブラシ収納室6上部に位置して回転ブラシ5の長手方向に亘ってその回転軌跡に近接するリブ12が形成されている。このリブ12により、回転ブラシ5によって掻き上げられた塵埃を堰き止めて掃除機本体1への吸引孔9に吸い込ませる空気流路13が形成されている。
【0025】
また、上記リブ12は、当該リブ12により形成される空気流路13の断面積が掃除機本体1への吸引孔9に近づくほど大きく離れるほど小さくなるように回転ブラシ5に対して傾斜して形成されている。
【0026】
即ち、図3及び図4(a)〜(c)に示すように、リブ12は掃除機本体1への吸引孔9から離れるほど回転ブラシ収納室6の後壁6aとの間隔が狭くなり、吸引孔9に近づくほど広くなるように形成されている。また、このように形成することにより、回転ブラシ5との位置関係が変わるので、回転ブラシ5の回転軌跡との間隔が回転ブラシ5の長手方向いずれの地点でも近接した僅かな間隔Sになるように、上ケース2aからの垂下長が連続して変化している。
【0027】
また、掃除機本体1への吸引孔9から最も離れた他端側には、上ケース2aの上面に貫通して上記空気流路13に外気を取り込む開口(小孔)14が形成されている。
【0028】
さて、上記のように構成されたアップライト型掃除機を用いて、絨毯などを掃除するときは、掃除機本体1下方に内蔵された電動送風機が駆動されることにより、本体1内集塵室からホース11、パイプ10を介して回転ブラシ収納室6の後壁6a一端側に形成された吸引孔9から回転ブラシ収納室6内が吸引されると共に、回転ブラシ5が図4に矢印で示す方向に高速で回転される。
【0029】
上記回転ブラシ5の回転によって絨毯面から掻き上げられた塵埃は、吸引孔9の近くでは吸引力が強い為そのまま吸引孔9に吸い込まれるが、吸引孔9から離れるに従って吸引力が弱まるため、回転ブラシ5による回転気流に引かれて回転ブラシ収納室6の上方を通って前方側に回り込もうとする。
【0030】
しかし、前述したように回転ブラシ収納室6の上部には、上ケース2aから回転ブラシ5の回転軌跡に近接する位置まで垂下形成されたリブ12があるので、このリブ12で塵埃が堰き止められ、回転ブラシ収納室6の後壁6aとリブ12間に形成された空気流路13に集中する。これらの塵埃は、空気流路13を流れる空気流に乗って本体1への吸引孔9へと吸い込まれてゆくので、回転ブラシ5で掻き上げられた塵埃を効率良く本体1への吸引孔9に吸い込ませることができる。
【0031】
特に、このようなアップライト型掃除機では、構造上、本体1への吸引孔9を中央部に設けにくく一端側に設けてあるため、他端側にいくに従って吸引力の低下が大きく回転ブラシ5による回転気流に流されやすくなるが、このようなところで掻き上げられた塵埃でもリブ12で堰き止めて空気流路13により吸引孔9に導くことができるので、より効果的である。
【0032】
また、上記リブ12は、当該リブ12により形成される空気流路13の断面積が本体1への吸引孔9に近づくほど大きく離れるほど小さくなるように傾斜して形成されているので、吸引孔9から離れるに従って弱くなる吸引力の低下を空気流路13の断面積を小さくすることにより防ぐように作用する。従って、本体1への吸引孔9から離れた位置で掻き上げられた塵埃でも吸引しやすくなる。
【0033】
さらに、掃除機本体1への吸引孔9から最も離れた端部側には、上記空気流路13に外気を取り込む開口14が形成されているため、吸引孔9から離れた端部側にあって空気流が得にくいところに外気の流入による空気流が確保できるので、塵埃の吸い込み効率がさらに向上する。
【0034】
これらも、本体1への吸引孔9を中央部に設けにくく一端側に設けたアップライト型掃除機では他端側での吸引力の低下が大きくなりやすく、空気流も得にくくて弱くなりやすいので、特に有効である。
【0035】
また、回転ブラシ収納室6内にリブ12が形成されるので、外部に凸部等が現れず、床用吸込具2の外観性も損なわれない。
【0036】
図5は、本願発明の他の実施形態を示すアップライト型掃除機の外観斜視図であり、前記実施形態と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
【0037】
本実施形態では、前記実施形態で掃除機本体1への吸引孔9から最も離れた端部側に形成した開口(小孔)14と掃除機本体1内の排気室とを蛇腹状の可撓性ホース15で接続して、前記実施形態で回転ブラシ収納室6に形成した空気流路13に排気を供給するようにしたものである。
【0038】
前記実施形態では外気をそのまま取り込むようにしたが、それに比べて本実施形態ではさらに排気圧が加わるので、空気流が得にくい端部側に充分な空気流を確保でき、塵埃の吸い込み効率がより向上する。
【0039】
なお、上記可撓性ホース15は、掃除機本体1を床用吸込具2に対して後方に最大限に倒しても充分な長さを有するものである。
【0040】
図6,図7は、更に他の実施形態を示す床用吸込具の上ケース部分の裏面図とそのB−B断面図であり、前記実施形態と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
【0041】
本実施形態では、前記実施形態で連続的に形成されていたリブ12を複数(ここでは4片のリブ12a〜12d)に分割し、空気流路13への流入路16を形成するように、隣り合うリブ12aと12b,12bと12c,12cと12dの一部が流入路16幅の間隔をおいて重なり合うように形成したものである。また、各リブ12a〜12dの吸引孔9側端部は、空気流路13側に向けられており、狭い流入路16から流入する空気が空気流路13全幅に広がるように構成されている。
【0042】
以上のように構成することにより、底面側吸込口4の前方から回転ブラシ5の前側を通って吸引された空気も流入路16から吸気流路13に吸い込まれるので、空気流路13の空気流が増大して、塵埃の吸い込み効率がさらに向上する。
【0043】
図8,図9は、更に他の実施形態を示す底面図とそのA−A,B−B,C−C断面図であり、一例として、前記図1〜図5に示した実施形態のものに新たな改良を加えたもので、それらと同一又は相当部分には同一符号を用いている。
【0044】
本実施形態においては、吸込口4が形成された床用吸込具2の底面側の前縁からコーナー部分に亘って断面略三角形状の細溝17を形成し、両側に吸込口4と細溝17間の底面部分を窪ませた連通部18,18を形成したものである。
【0045】
アップライト型掃除機は構造上、吸込口4の開口も大きく、真空度が上がりにくく、吸込風速も余り大きくならないため、砂等の重い塵埃は吸引しにくいが、上記のような細溝17を形成することにより、細溝17内を通る吸込風速が増大されて、砂等の重い塵埃でも吸引しやすくなる。
【0046】
また、上記細溝17は床用吸込具2の底面側前縁からコーナー部分に亘って形成されているので、床用吸込具2の構造上、回転ブラシ5の届かない壁際やコーナー部分の塵埃も上記細溝17にて吸引することができる。
【0047】
なお、上記実施形態では、細溝17を床用吸込具2の底面側の前縁からコーナー部分に亘って形成したが、吸込口4の後側にも設ければ更に効果的である。
【0048】
また、上記細溝17の断面積が連通部18に近づくほど大きく離れるほど小さくなるように形成すれば、前記リブ12により形成した空気流路13と同様な作用で、砂等の重い塵埃の吸い込み効率を向上できる。
【0049】
また、連通部18を両側の2箇所に形成したが、更に中央部にも形成するようにしてもよい。
【0050】
ところで、上記各実施形態ではアップライト型掃除機について説明したが、一般的な床移動型掃除機に適用しても一定の効果が期待できる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように本願発明によれば、回転ブラシ収納室に回転ブラシの長手方向に亘ってその回転軌跡に近接するリブを配設して、回転ブラシにより掻き上げられた塵埃を前記リブにより堰き止めて掃除機本体への吸引孔に吸い込ませる空気流路を形成したことにより、回転ブラシにより掻き上げられた塵埃がリブで堰き止められて吸引孔への空気流路に集中するため、塵埃の吸い込み効率が向上する。また、回転ブラシ収納室内にリブが形成されるので、外部に凸部等が現れず、床用吸込具の外観性も損なわれない。
【0052】
特に、構造上、本体への吸引孔を中央部に設けにくく一端側に設けたアップライト型掃除機に適用することにより、吸引孔とは反対側での吸引力の低下が大きく回転ブラシによる回転気流に流されやすくなるところで掻き上げられた塵埃でもリブで堰き止めて吸引孔への空気流路に導くことができるので、より効果的である。
【0053】
さらに、前記リブを、当該リブにより形成される空気流路の断面積が掃除機本体への吸引孔に近づくほど大きく離れるほど小さくなるように傾斜して形成したことにより、吸引孔から離れるに従って弱くなる吸引力の低下を空気流路の断面積を小さくすることにより防ぐことができるので、本体への吸引孔から離れた位置で掻き上げられた塵埃でも吸引しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態を示すアップライト型掃除機の外観斜視図。
【図2】同じく、底面図。
【図3】上記実施形態における床用吸込具を形成する上ケース部分の裏面図。
【図4】同じく、床用吸込具の縦断面図で、(a)はA−A断面図、(b)はB−B断面図、(c)はC−C断面図である。
【図5】本願発明の他の実施形態を示すアップライト型掃除機の外観斜視図。
【図6】本願発明の更に他の実施形態を示す床用吸込具の上ケース部分の裏面図。
【図7】同じく、上記床用吸込具のB−B断面図。
【図8】本願発明の更に他の実施形態を示すアップライト型掃除機の底面図。
【図9】同じく、床用吸込具の縦断面図で、(a)はA−A断面図、(b)はB−B断面図、(c)はC−C断面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体
2 床用吸込具
2a 上ケース
2b 下ケース
4 吸込口
5 回転ブラシ
6 回転ブラシ収納室
6a 後壁
9 吸引孔
12,12a〜12d リブ
13 空気流路
14 開口
15 可撓性ホース
16 流入路
17 細溝
18 連通部

Claims (2)

  1. 下面に横長の吸込口が形成され、この吸込口に臨ませて回転ブラシを収納する回転ブラシ収納室を有し、この回転ブラシ収納室の後壁に掃除機本体への吸引孔が形成された床用吸込具を備えた電気掃除機において、
    前記回転ブラシ収納室に回転ブラシの長手方向に亘ってその回転軌跡に近接するリブを配設して、回転ブラシにより掻き上げられた塵埃を前記リブにより堰き止めて掃除機本体への吸引孔に吸い込ませる空気流路を形成し、更に、前記リブは、前記回転ブラシ収納室の後壁の吸引孔に近づくほどこの後壁との間隔が広くなって前記空気流路の断面積が大きくなるように、且つ前記回転ブラシ収納室の後壁の吸引孔から離れるほどこの後壁との間隔が狭くなって前記空気流路の断面積が小さくなるように、前記回転ブラシに対して傾斜していることを特徴とする電気掃除機。
  2. 下面に横長の吸込口が形成され、この吸込口に臨ませて回転ブラシを収納する回転ブラシ収納室を有し、この回転ブラシ収納室の後壁一端側に掃除機本体への吸引孔が形成された床用吸込具を備えたアップライト型の電気掃除機において、
    前記回転ブラシ収納室に回転ブラシの長手方向に亘ってその回転軌跡に近接するリブを配設して、回転ブラシにより掻き上げられた塵埃を前記リブにより堰き止めて掃除機本体への吸引孔に吸い込ませる空気流路を形成し、更に、前記リブは、前記回転ブラシ収納室の後壁の吸引孔に近づくほどこの後壁との間隔が広くなって前記空気流路の断面積が大きくなるように、且つ前記回転ブラシ収納室の後壁の吸引孔から離れるほどこの後壁との間隔が狭くなって前記空気流路の断面積が小さくなるように、前記回転ブラシに対して傾斜していることを特徴とする電気掃除機。
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