JP2000287894A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2000287894A
JP2000287894A JP11097387A JP9738799A JP2000287894A JP 2000287894 A JP2000287894 A JP 2000287894A JP 11097387 A JP11097387 A JP 11097387A JP 9738799 A JP9738799 A JP 9738799A JP 2000287894 A JP2000287894 A JP 2000287894A
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篤夫 ▲浜▼田
Atsuo Hamada
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Kazuyoshi Yoshimi
和好 吉見
Kazumasa Kamatani
和将 鎌谷
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直樹 末次
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床用吸込具の外観性を損なうことなく回転ブ
ラシで掻き上げられた塵埃を効率良く本体への吸引孔に
吸い込ませることができる電気掃除機(アップライト型
掃除機)を提供する。 【解決手段】 下面に横長の吸込口が形成され、この吸
込口に臨ませて回転ブラシを収納する回転ブラシ収納室
6を有し、その後壁6a一端側に掃除機本体への吸引孔
9が形成された床用吸込具を備えたアップライト型の電
気掃除機において、回転ブラシ収納室6上部に回転ブラ
シの長手方向に亘ってその回転軌跡に近接するリブ12
を配設して、回転ブラシにより掻き上げられた塵埃を前
記リブ12により堰き止めて掃除機本体への吸引孔9に
吸い込ませる空気流路13を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は電気掃除機に係わ
り、特に回転ブラシ付き床用吸込具を備えた電気掃除機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な電気掃除機(床移動型掃除機)
の床用吸込具は、下面に横長の吸込口が形成され、この
吸込口に臨ませて回転ブラシを収納する回転ブラシ収納
室を有し、その後壁中央部に掃除機本体への吸引孔が形
成されている。そして、絨毯などの掃除の際には、回転
ブラシにより絨毯面から掻き上げられた塵埃が中央部に
形成された本体への吸引孔に吸い込まれるようになって
いる。
【0003】また、所謂アップライト型掃除機において
は、吸込具は、上記一般的な電気掃除機の床用吸込具よ
り大型に形成され、下面に形成された横長の吸込口も掃
除むらを減少させるために、できるだけ吸込具の幅全体
にわたるように形成されている。また、アップライト型
掃除機がよく使用されるアメリカ,イギリスなどの地域
では、比較的絨毯の毛足が長いため、絨毯の奧に入り込
んだ塵埃等を効率良く掻き出すことができるよう,アッ
プライト型掃除機に用いられる回転ブラシは大径に形成
されており、従って、吸込口の前後方向の幅も大きく形
成されている。
【0004】さらに、アップライト型掃除機の床用吸込
具は、吸込具の中央部に掃除機本体が位置するため、回
転ブラシ収納室から掃除機本体への吸引孔を左右どちら
か一方に片寄せて形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、特にアッ
プライト型掃除機においては、吸込口が上述した一般的
な電気掃除機の床用吸込具の吸込口より大きくなるた
め、真空度が上がりにくく吸込風速も遅くなり、塵埃が
吸引しにくい問題があった。
【0006】即ち、回転ブラシ収納室内には、吸引孔に
吸い込まれる吸気流が生じると共に、回転ブラシの回転
により回転ブラシ収納室内壁との間隙に回転気流が発生
するが、上述した如く、特にアップライト型掃除機にお
いては、真空度が上がりにくく吸込風速も遅いため、回
転ブラシによって掻き上げられた塵埃が吸引孔へ吸い込
まれずに回転ブラシによる回転気流に乗って再び掃除面
(絨毯面)に戻されてしまい、吸い残しとなり、吸塵効
率が悪い欠点があった。
【0007】また、回転ブラシ収納室から掃除機本体へ
の吸引孔を一方に片寄せて形成しているため、他方側の
吸引力が弱くなり、他端側において、上述の吸い残しが
多く発生する欠点がある。
【0008】このような不具合を解消するため、米国特
許番号4,178,653号には、回転ブラシ収納室の
上部内壁に長手方向に亘って凹溝を形成したものが開示
されている。
【0009】しかし、回転ブラシと回転ブラシ収納室の
上部内壁との間には相変わらず間隙があるので、吸引孔
から離れたところでは掻き上げられた塵埃が回転ブラシ
による回転気流に乗って再び掃除面に戻されやすく、吸
い残しが生じるという不具合は余り解消されない。ま
た、回転ブラシ収納室の上部内壁に凹溝を形成するとい
うことは、その外面に凸部が形成されることになるの
で、回転ブラシ収納室の上壁を二重構造にでもしない限
り、床用吸込具の外観性が損なわれてしまう。
【0010】そこで、本願発明はこのような課題を解決
するためになされたものであり、床用吸込具の外観性を
損なうことなく回転ブラシで掻き上げられた塵埃を効率
良く本体への吸引孔に吸い込ませることができる電気掃
除機を提供することを目的とするものである。
【0011】また、本体への吸引孔から離れた位置で掻
き上げられた塵埃でも吸引しやすくすること等を目的と
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本願発明は、下面に横長の吸込口が形成さ
れ、この吸込口に臨ませて回転ブラシを収納する回転ブ
ラシ収納室を有し、その後壁に掃除機本体への吸引孔が
形成された床用吸込具を備えた電気掃除機において、前
記回転ブラシ収納室に回転ブラシの長手方向に亘ってそ
の回転軌跡に近接するリブを配設して、回転ブラシによ
り掻き上げられた塵埃を前記リブにより堰き止めて掃除
機本体への吸引孔に吸い込ませる空気流路を形成したこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、下面に横長の吸込口が形成され、こ
の吸込口に臨ませて回転ブラシを収納する回転ブラシ収
納室を有し、その後壁一端側に掃除機本体への吸引孔が
形成された床用吸込具を備えたアップライト型の電気掃
除機において、前記回転ブラシ収納室に回転ブラシの長
手方向に亘ってその回転軌跡に近接するリブを配設し
て、回転ブラシにより掻き上げられた塵埃を前記リブに
より堰き止めて掃除機本体への吸引孔に吸い込ませる空
気流路を形成したことを特徴とするものである。
【0014】さらに、前記リブを、当該リブにより形成
される空気流路の断面積が掃除機本体への吸引孔に近づ
くほど大きく離れるほど小さくなるように傾斜して形成
したことを特徴とするものである。
【0015】また、前記掃除機本体への吸引孔から離れ
た端部側に、前記空気流路に外気を取り込む開口を形成
したことを特徴とするものである。
【0016】また、前記掃除機本体への吸引孔から離れ
た端部側に、前記空気流路に掃除機本体からの排気を取
り込む開口を形成したことを特徴とするものである。
【0017】また、前記リブを複数に分割し、前記空気
流路への流入路を形成するように隣り合うリブの一部を
重複して配設したことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態を図
1〜図4を参照して詳細に説明する。
【0019】本実施形態は、本願発明をアップライト型
(縦型)掃除機に適用したもので、アップライト型掃除
機には、縦型の掃除機本体1の下部に床用吸込具2が、
上部に本体操作用ハンドル3が一体に備えられている。
掃除機本体1は床用吸込具2に対して後方に傾倒可能に
連結されており、掃除機本体1を後方に傾倒した状態で
本体操作用ハンドル3を持って前後に動かすことによ
り、絨毯や床面を掃除することができるようになってい
る。
【0020】上記床用吸込具2は外郭が上ケース2aと
下ケース2bで構成されており、その底面側前部に横長
の吸込口4が形成され、この吸込口4に臨ませて回転ブ
ラシ5を収納する回転ブラシ収納室6を有している。
【0021】上記回転ブラシ5はパワーブラシと呼ばれ
るもので、掃除機本体1の下方に内蔵された図示しない
電動送風機の回転軸にベルト等により連結されて、回転
ブラシ収納室6内の後壁6a側に塵埃を掻き上げる方向
(図4の矢印方向)に回転駆動されるようになってい
る。
【0022】また、上記床用吸込具2の底面側前方には
左右一対の前輪7,7が取り付けられており、掃除機本
体1の下部後方には左右一対の後輪8,8が取り付けら
れている。
【0023】上記床用吸込具2の背面一端側には、回転
ブラシ収納室6の後壁6a一端側に形成された本体1へ
の吸引孔9に連通するパイプ10が接続され、このパイ
プ10にホース11の先端部が着脱自在に接続されてい
る。このホース11は、掃除機本体1内の集塵室への吸
込筒(掃除機本体1背面側)に接続されている。
【0024】一方、上ケース2aには、図3,図4に示
すように、回転ブラシ収納室6上部に位置して回転ブラ
シ5の長手方向に亘ってその回転軌跡に近接するリブ1
2が形成されている。このリブ12により、回転ブラシ
5によって掻き上げられた塵埃を堰き止めて掃除機本体
1への吸引孔9に吸い込ませる空気流路13が形成され
ている。
【0025】また、上記リブ12は、当該リブ12によ
り形成される空気流路13の断面積が掃除機本体1への
吸引孔9に近づくほど大きく離れるほど小さくなるよう
に回転ブラシ5に対して傾斜して形成されている。
【0026】即ち、図3及び図4(a)〜(c)に示す
ように、リブ12は掃除機本体1への吸引孔9から離れ
るほど回転ブラシ収納室6の後壁6aとの間隔が狭くな
り、吸引孔9に近づくほど広くなるように形成されてい
る。また、このように形成することにより、回転ブラシ
5との位置関係が変わるので、回転ブラシ5の回転軌跡
との間隔が回転ブラシ5の長手方向いずれの地点でも近
接した僅かな間隔Sになるように、上ケース2aからの
垂下長が連続して変化している。
【0027】また、掃除機本体1への吸引孔9から最も
離れた他端側には、上ケース2aの上面に貫通して上記
空気流路13に外気を取り込む開口(小孔)14が形成
されている。
【0028】さて、上記のように構成されたアップライ
ト型掃除機を用いて、絨毯などを掃除するときは、掃除
機本体1下方に内蔵された電動送風機が駆動されること
により、本体1内集塵室からホース11、パイプ10を
介して回転ブラシ収納室6の後壁6a一端側に形成され
た吸引孔9から回転ブラシ収納室6内が吸引されると共
に、回転ブラシ5が図4に矢印で示す方向に高速で回転
される。
【0029】上記回転ブラシ5の回転によって絨毯面か
ら掻き上げられた塵埃は、吸引孔9の近くでは吸引力が
強い為そのまま吸引孔9に吸い込まれるが、吸引孔9か
ら離れるに従って吸引力が弱まるため、回転ブラシ5に
よる回転気流に引かれて回転ブラシ収納室6の上方を通
って前方側に回り込もうとする。
【0030】しかし、前述したように回転ブラシ収納室
6の上部には、上ケース2aから回転ブラシ5の回転軌
跡に近接する位置まで垂下形成されたリブ12があるの
で、このリブ12で塵埃が堰き止められ、回転ブラシ収
納室6の後壁6aとリブ12間に形成された空気流路1
3に集中する。これらの塵埃は、空気流路13を流れる
空気流に乗って本体1への吸引孔9へと吸い込まれてゆ
くので、回転ブラシ5で掻き上げられた塵埃を効率良く
本体1への吸引孔9に吸い込ませることができる。
【0031】特に、このようなアップライト型掃除機で
は、構造上、本体1への吸引孔9を中央部に設けにくく
一端側に設けてあるため、他端側にいくに従って吸引力
の低下が大きく回転ブラシ5による回転気流に流されや
すくなるが、このようなところで掻き上げられた塵埃で
もリブ12で堰き止めて空気流路13により吸引孔9に
導くことができるので、より効果的である。
【0032】また、上記リブ12は、当該リブ12によ
り形成される空気流路13の断面積が本体1への吸引孔
9に近づくほど大きく離れるほど小さくなるように傾斜
して形成されているので、吸引孔9から離れるに従って
弱くなる吸引力の低下を空気流路13の断面積を小さく
することにより防ぐように作用する。従って、本体1へ
の吸引孔9から離れた位置で掻き上げられた塵埃でも吸
引しやすくなる。
【0033】さらに、掃除機本体1への吸引孔9から最
も離れた端部側には、上記空気流路13に外気を取り込
む開口14が形成されているため、吸引孔9から離れた
端部側にあって空気流が得にくいところに外気の流入に
よる空気流が確保できるので、塵埃の吸い込み効率がさ
らに向上する。
【0034】これらも、本体1への吸引孔9を中央部に
設けにくく一端側に設けたアップライト型掃除機では他
端側での吸引力の低下が大きくなりやすく、空気流も得
にくくて弱くなりやすいので、特に有効である。
【0035】また、回転ブラシ収納室6内にリブ12が
形成されるので、外部に凸部等が現れず、床用吸込具2
の外観性も損なわれない。
【0036】図5は、本願発明の他の実施形態を示すア
ップライト型掃除機の外観斜視図であり、前記実施形態
と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
【0037】本実施形態では、前記実施形態で掃除機本
体1への吸引孔9から最も離れた端部側に形成した開口
(小孔)14と掃除機本体1内の排気室とを蛇腹状の可
撓性ホース15で接続して、前記実施形態で回転ブラシ
収納室6に形成した空気流路13に排気を供給するよう
にしたものである。
【0038】前記実施形態では外気をそのまま取り込む
ようにしたが、それに比べて本実施形態ではさらに排気
圧が加わるので、空気流が得にくい端部側に充分な空気
流を確保でき、塵埃の吸い込み効率がより向上する。
【0039】なお、上記可撓性ホース15は、掃除機本
体1を床用吸込具2に対して後方に最大限に倒しても充
分な長さを有するものである。
【0040】図6,図7は、更に他の実施形態を示す床
用吸込具の上ケース部分の裏面図とそのB−B断面図で
あり、前記実施形態と同一又は相当部分には同一符号を
用いている。
【0041】本実施形態では、前記実施形態で連続的に
形成されていたリブ12を複数(ここでは4片のリブ1
2a〜12d)に分割し、空気流路13への流入路16
を形成するように、隣り合うリブ12aと12b,12
bと12c,12cと12dの一部が流入路16幅の間
隔をおいて重なり合うように形成したものである。ま
た、各リブ12a〜12dの吸引孔9側端部は、空気流
路13側に向けられており、狭い流入路16から流入す
る空気が空気流路13全幅に広がるように構成されてい
る。
【0042】以上のように構成することにより、底面側
吸込口4の前方から回転ブラシ5の前側を通って吸引さ
れた空気も流入路16から吸気流路13に吸い込まれる
ので、空気流路13の空気流が増大して、塵埃の吸い込
み効率がさらに向上する。
【0043】図8,図9は、更に他の実施形態を示す底
面図とそのA−A,B−B,C−C断面図であり、一例
として、前記図1〜図5に示した実施形態のものに新た
な改良を加えたもので、それらと同一又は相当部分には
同一符号を用いている。
【0044】本実施形態においては、吸込口4が形成さ
れた床用吸込具2の底面側の前縁からコーナー部分に亘
って断面略三角形状の細溝17を形成し、両側に吸込口
4と細溝17間の底面部分を窪ませた連通部18,18
を形成したものである。
【0045】アップライト型掃除機は構造上、吸込口4
の開口も大きく、真空度が上がりにくく、吸込風速も余
り大きくならないため、砂等の重い塵埃は吸引しにくい
が、上記のような細溝17を形成することにより、細溝
17内を通る吸込風速が増大されて、砂等の重い塵埃で
も吸引しやすくなる。
【0046】また、上記細溝17は床用吸込具2の底面
側前縁からコーナー部分に亘って形成されているので、
床用吸込具2の構造上、回転ブラシ5の届かない壁際や
コーナー部分の塵埃も上記細溝17にて吸引することが
できる。
【0047】なお、上記実施形態では、細溝17を床用
吸込具2の底面側の前縁からコーナー部分に亘って形成
したが、吸込口4の後側にも設ければ更に効果的であ
る。
【0048】また、上記細溝17の断面積が連通部18
に近づくほど大きく離れるほど小さくなるように形成す
れば、前記リブ12により形成した空気流路13と同様
な作用で、砂等の重い塵埃の吸い込み効率を向上でき
る。
【0049】また、連通部18を両側の2箇所に形成し
たが、更に中央部にも形成するようにしてもよい。
【0050】ところで、上記各実施形態ではアップライ
ト型掃除機について説明したが、一般的な床移動型掃除
機に適用しても一定の効果が期待できる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、回転ブ
ラシ収納室に回転ブラシの長手方向に亘ってその回転軌
跡に近接するリブを配設して、回転ブラシにより掻き上
げられた塵埃を前記リブにより堰き止めて掃除機本体へ
の吸引孔に吸い込ませる空気流路を形成したことによ
り、回転ブラシにより掻き上げられた塵埃がリブで堰き
止められて吸引孔への空気流路に集中するため、塵埃の
吸い込み効率が向上する。また、回転ブラシ収納室内に
リブが形成されるので、外部に凸部等が現れず、床用吸
込具の外観性も損なわれない。
【0052】特に、構造上、本体への吸引孔を中央部に
設けにくく一端側に設けたアップライト型掃除機に適用
することにより、吸引孔とは反対側での吸引力の低下が
大きく回転ブラシによる回転気流に流されやすくなると
ころで掻き上げられた塵埃でもリブで堰き止めて吸引孔
への空気流路に導くことができるので、より効果的であ
る。
【0053】さらに、前記リブを、当該リブにより形成
される空気流路の断面積が掃除機本体への吸引孔に近づ
くほど大きく離れるほど小さくなるように傾斜して形成
したことにより、吸引孔から離れるに従って弱くなる吸
引力の低下を空気流路の断面積を小さくすることにより
防ぐことができるので、本体への吸引孔から離れた位置
で掻き上げられた塵埃でも吸引しやすくなる。
【0054】また、掃除機本体への吸引孔から離れた端
部側に、前記空気流路に外気を取り込む開口を形成した
ことにより、吸引孔から離れた端部側にあって空気流が
得にくいところに外気が流入するため、空気流を確保で
きて、吸い込み効率が向上する。
【0055】また、掃除機本体への吸引孔から離れた端
部側に、前記空気流路に掃除機本体からの排気を取り込
む開口を形成することにより、さらに排気圧が加わるの
で、空気流が得にくい端部側に充分な空気流を確保で
き、吸い込み効率がより向上する。
【0056】また、前記リブを複数に分割し、前記空気
流路への流入路を形成するように隣り合うリブの一部を
重複して配設することにより、空気流路を流れる空気流
が増大するため、吸い込み効率がさらに向上する。
【0057】これらも、本体への吸引孔を中央部に設け
にくく一端側に設けたアップライト型掃除機では他端側
での吸引力の低下が大きくなりやすく、空気流も得にく
く弱くなりやすいので、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態を示すアップライト型掃
除機の外観斜視図。
【図2】同じく、底面図。
【図3】上記実施形態における床用吸込具を形成する上
ケース部分の裏面図。
【図4】同じく、床用吸込具の縦断面図で、(a)はA
−A断面図、(b)はB−B断面図、(c)はC−C断
面図である。
【図5】本願発明の他の実施形態を示すアップライト型
掃除機の外観斜視図。
【図6】本願発明の更に他の実施形態を示す床用吸込具
の上ケース部分の裏面図。
【図7】同じく、上記床用吸込具のB−B断面図。
【図8】本願発明の更に他の実施形態を示すアップライ
ト型掃除機の底面図。
【図9】同じく、床用吸込具の縦断面図で、(a)はA
−A断面図、(b)はB−B断面図、(c)はC−C断
面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 2 床用吸込具 2a 上ケース 2b 下ケース 4 吸込口 5 回転ブラシ 6 回転ブラシ収納室 6a 後壁 9 吸引孔 12,12a〜12d リブ 13 空気流路 14 開口 15 可撓性ホース 16 流入路 17 細溝 18 連通部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 惣司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 吉見 和好 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 鎌谷 和将 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高橋 伸明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 植山 修三 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 末次 直樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B006 BA05 BA06 BA07 3B061 AA44 AD04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面に横長の吸込口が形成され、この吸
    込口に臨ませて回転ブラシを収納する回転ブラシ収納室
    を有し、その後壁に掃除機本体への吸引孔が形成された
    床用吸込具を備えた電気掃除機において、 前記回転ブラシ収納室に回転ブラシの長手方向に亘って
    その回転軌跡に近接するリブを配設して、回転ブラシに
    より掻き上げられた塵埃を前記リブにより堰き止めて掃
    除機本体への吸引孔に吸い込ませる空気流路を形成した
    ことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 下面に横長の吸込口が形成され、この吸
    込口に臨ませて回転ブラシを収納する回転ブラシ収納室
    を有し、その後壁一端側に掃除機本体への吸引孔が形成
    された床用吸込具を備えたアップライト型の電気掃除機
    において、前記回転ブラシ収納室に回転ブラシの長手方
    向に亘ってその回転軌跡に近接するリブを配設して、回
    転ブラシにより掻き上げられた塵埃を前記リブにより堰
    き止めて掃除機本体への吸引孔に吸い込ませる空気流路
    を形成したことを特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】 前記リブを、当該リブにより形成される
    空気流路の断面積が掃除機本体への吸引孔に近づくほど
    大きく離れるほど小さくなるように傾斜して形成したこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電気掃除
    機。
  4. 【請求項4】 前記掃除機本体への吸引孔から離れた端
    部側に、前記空気流路に外気を取り込む開口を形成した
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに
    記載の電気掃除機。
  5. 【請求項5】 前記掃除機本体への吸引孔から離れた端
    部側に、前記空気流路に掃除機本体からの排気を取り込
    む開口を形成したことを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれかに記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 前記リブを複数に分割し、前記空気流路
    への流入路を形成するように隣り合うリブの一部を重複
    して配設したことを特徴とする請求項1ないし請求項5
    のいずれかに記載の電気掃除機。
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