JP2001149280A - 吸込口体及び電気掃除機 - Google Patents

吸込口体及び電気掃除機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転清掃体の回転力を向上させると同時に吸込
風路からの負圧の有効利用を図ることができる吸込口体
を提供することを目的とする。 【解決手段】回転清掃体２４が本体２１の底面３１に吸
込開口３２を形成した吸込室２３内に回転自在に設けら
れ、吸込風路６３の一端が吸込室２３に連通すると共に
他端が掃除機本体の集塵室側に連通され、外気に連通す
る外気側開口２５ａを本体２１の前方側底面近傍に配置
すると共に被清掃面Ｙから外気側開口２５ａの開口中心
までの高さを被清掃面Ｙから回転清掃体２４の回転中心
Ｐまでの高さよりも低く設定した吸込孔２５の他端が吸
込室２３に連通され、吸込風路６３に発生した負圧によ
って吸込孔２５から被清掃面Ｙ上の塵埃を外気と一緒に
吸い込むと同時にその外気を回転清掃体２４の回転中心
Ｐよりも上方に向けて吹き付けて被清掃面Ｙ上を本体２
１が前進したときの被清掃面Ｙの移動方向に対して回転
清掃体２４を逆方向に回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動送風機によ
って吸い込んだ空気を塵埃吸引用と回転清掃体駆動用と
に利用する吸込口体並びに吸込口体を接続した電気掃除
機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、電気掃除機の吸込口体には、図４
に示すように、本体１の底面１ａに吸込開口２を有する
吸込室３と、吸込室３に連通した吸込風路４と、吸込室
３に回転可能に設けられる回転清掃体５と、吸込室３に
連通する吸込孔６とを備え、図示を略する電気掃除機本
体の電動送風機の駆動に伴って負圧吸引ホース並びに吸
引管を経由して吸込風路４に発生した負圧によって吸込
開口２から塵埃を吸い込んでいる。
【０００３】また、吸込風路４に発生した負圧は吸込孔
６から外気を吸い込むと同時に、その外気を回転清掃体
５に吹き付けて回転清掃体５を回転させる。その回転清
掃体５の回転は被清掃面Ｙ上の塵埃を吸込室３内に掻き
込む（特開平１１−２０６６３７号公報参照）。
【０００４】吸込孔６は回転清掃体５を回転させるため
に本体１の正面壁１ｂの上方寄りに形成されており、吸
い込んだ外気を回転清掃体５の上部に吹き付けることに
よって回転清掃体５を所定方向（図示時計回り方向）に
回転させている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この吸
込口体は、吸込孔６が回転清掃体５の回転中心Ｐよりも
上方に位置していることから、吸込孔６の開口下端と回
転中心Ｐとを結ぶ線Ｌ１と回転中心Ｐと吸込風路４の風
路始端開口４ａの下端とを結ぶ線Ｌ２とでなす角度θ
１、即ち、回転清掃体５を回転させるための外気作用範
囲が１８０度以下と狭くなってしまい、回転清掃体５を
より強力に回転させることができないという問題が生じ
ていた。
【０００６】また、吸込孔６は、吸込孔６が回転清掃体
５の回転中心Ｐよりも上方に位置しているため、回転清
掃体５を単に回転させるだけに用いられ、吸込風路から
の負圧の有効利用を図ってはいなかった。
【０００７】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、回転清掃体の回転力を向上させると同時に吸込
風路からの負圧の有効利用を図ることができる吸込口体
を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の発明は、本体の底面に吸込開口を形成し
た吸込室内に回転自在に設けた回転清掃体と、前記吸込
室に一端が連通すると共に他端が掃除機本体の集塵室側
に連通した吸込風路と、外気に一端が連通すると共に他
端が前記吸込室に連通した吸込孔とを備え、前記吸込風
路に発生した負圧によって前記吸込孔から吸い込んだ外
気を前記回転清掃体に吹き付けて前記回転清掃体を回転
させる吸込口体であって、前記吸込孔の外気側開口を前
記本体の前方側底面近傍に配置して被清掃面から前記外
気側開口の開口中心までの高さを被清掃面から前記回転
清掃体の回転中心までの高さよりも低く設定し、前記吸
込孔から被清掃面上の塵埃を外気と一緒に吸い込み、こ
の吸い込んだ外気を前記回転清掃体の回転中心よりも上
方に向けて吹き付けて被清掃面上を前記本体が前進した
ときの被清掃面の移動方向に対して前記回転清掃体を逆
方向に回転させることを要旨とする。
【０００９】これにより、吸込風路からの負圧に伴って
吸込孔から吸い込んだ外気を回転清掃体の回転中心より
も下方から回転清掃体の回転中心よりも上方に跨る広い
範囲で吹き付けることができ、回転清掃体の回転力を増
すことができる。また、吸込孔を被清掃面側に接近させ
ることができ、吸込孔から外気を取り入れる際に被清掃
面上の塵埃を同時に吸い込むことができる。
【００１０】また、請求項２に記載の発明は、被清掃面
から前記外気側開口の開口中心までの高さをａ、被清掃
面から前記回転清掃体の回転中心までの高さをｂ、被清
掃面から前記吸込風路の吸込室側開口部の開口中心まで
の高さをｃとしたときに、その関係をａ＜ｂ＜ｃに設定
されていることを要旨とする。
【００１１】これにより、吸込孔から回転清掃体の回転
中心よりも上方を経由して吸込風路に至る回転清掃体回
転用の外気作用範囲を効率良く確保することができる。
【００１２】さらに、請求項３に記載の発明は、前記吸
込孔を奥行きを有するノズル状とすると共に奥側に向か
う程被清掃面からの高さが高くなるように傾斜させたこ
とを要旨とする。
【００１３】これにより、吸込孔から吸い込んだ外気を
回転清掃体の回転中心よりも上方に効率良く導くことが
できる。
【００１４】請求項４に記載の発明は、請求項１乃至請
求項３の何れかに記載の吸込口体を有することを要旨と
する。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる電気掃除
機の吸込口体の実施形態を図面に基づいて説明する。
【００１６】図３において、１０は掃除機本体１１と吸
込口体２０とを蛇腹状の吸込ホース１２，手元操作管１
３，伸縮可能な延長管１４の順（掃除機本体１１側か
ら）で着脱可能に接続した電気掃除機である。
【００１７】この掃除機本体１１内には、袋状の集塵フ
ィルタ１５を交換可能に設けた集塵室１６と、この集塵
室１６を負圧にする電動送風機１７とが設けられてい
る。
【００１８】手元操作管１３の把手部１８には電動送風
機１７のオンオフ操作等を行うスイッチ部１９が設けら
れている。手元操作管１３には延長管１４が着脱可能に
接続され、延長管１４の先端部には吸込口体２０が着脱
可能に接続されている。
【００１９】吸込口体２０は、本体２１と、延長管１４
に着脱自在に接続されると共に本体２１の後部に上下方
向に回動可能に設けられた接続管２２とを備えている。
【００２０】本体２１は、下ケース３０と、下ケース３
０の後方上部に取り付けられた上ケース４０と、下ケー
ス３０の前方上部に位置すると共に下ケース３０と上ケ
ース４０とで挟持されたバンパ５０と、下ケース３０と
上ケース４０とで挟み込まれた風路管６０と、風路管６
０の外周に回動自在に取り付けられた回転管７０と、回
転管７０に図示しないネジにより固定された断面略Ｕ字
形のカバー８０と、カバー８０と接続管２２との間に回
動可能に設けられたシャッタ９０等を有している。
【００２１】接続管２２は、その一端の上部に設けた軸
部２２ａが回転管７０の後部上方に枢支され、この軸部
２２ａを中心にして接続管２２が前後方向（図１では左
右方向）に回動可能となっている。
【００２２】本体２１内には、図１に示すように、吸込
室２３が形成されている。この吸込室２３には回転清掃
体２４が回転自在に設けられている。回転清掃体２４は
複数のブレード又は線状ブラシ（公知のため詳細構造省
略）を軸部の外周面に螺旋状若しくは放射状に有してい
る。
【００２３】下ケース３０は、底面３１に開放した吸込
開口３２の前後に位置して、吸込開口３２の幅方向に沿
って立ち上げられた前隔壁３３並びに後隔壁３４とを一
体に形成している。吸込室２３は、下ケース３０と、前
後隔壁３３，３４と、上ケース４０と、上ケース４０に
形成された隔壁４１と、バンパ５０とによって区画形成
されている。尚、下ケース３０の後隔壁３４と上ケース
４０の隔壁４１とは風路管６０の左右（本体２１の幅方
向）で互いに突き合わされている。また、下ケース３０
の前端の両側には前隔壁３３の上端から前方に斜め下向
きとされ且つ図２に示すように、左右方向に延びた一対
の傾斜面３５が形成されている。尚、各傾斜面３５の前
後方向の長さ、即ち、斜面の長さは下ケース３０の肉厚
よりも長く設定されている。また、左右の傾斜面３５の
間は中空の筒状壁３６で仕切られている。さらに、下ケ
ース３０には、吸込開口３２の前後にブレード３７及び
ブラシ３８が設けられている。
【００２４】このブレード３７とブラシ３８並びに上述
した回転清掃体２４は、被清掃面Ｙが硬い板床や畳の場
合には下ケース３０に設けられた前輪３９並びにカバー
８０に設けられた後輪８１とによって被清掃面Ｙから若
干離間しており、被清掃面Ｙが絨毯の場合には清掃作業
の加重による本体２１の沈み込みによって被清掃面Ｙに
表面と接触する。
【００２５】バンパ５０は、本体２１の前側を保護する
ように左右方向に延びた前ガード部５１と、この前ガー
ド部５１の両端から後方に延びて本体２１の側部を保護
する側ガード部５２，５２とを有している。
【００２６】前ガード部５１は、上ケース４０の前端に
沿って左右方向に延び且つ前方に向けて下方に傾斜した
帯状に形成されていると共に上ケース４０の前側の一部
を構成している。この前ガード部５１の前端５１ａは下
ケース３０の前端３０ａよりも前方に突出しており、前
ガード部５１の下面５１ｂは傾斜面３５よりもやや水平
に前方に向けて下方に傾斜している。また、前ガード部
５１の下面５１ｂの中央部には筒状壁５３が形成されて
いる。この筒状壁５３は下ケース３０の筒状壁３６の上
面に接合されている。
【００２７】風路管６０は、吸込室２３に臨むとともに
左右方向にラッパ状に広がった案内部６１とこの案内部
６１の後部に断面が円形の管路部６２とを有し、これら
案内部６１と管路部６２とによって吸込風路６３が形成
されている。管路部６２の外周には回転管７０の先端部
７０ａが回動自在に嵌合されている。そして、風路管６
０と回転管７０及びカバー８０を介して吸込室２３と接
続管２２とが吸込風路６３を中継して連通している。
【００２８】シャッタ９０は、接続管２２の軸部２２ａ
と同軸の回動軸９０ａで回動可能となっており、接続管
２２を起立させた際にはカバー８０の後端と接続管２２
の先端との間に形成される隙間を閉成し、接続管２２を
転倒させた際にはカバー８０内に入り込んで接続管２２
の前端開口２２ｂが回転管７０の風路を閉塞しないよう
になっている。
【００２９】一方、本体２１の前後方向に長さを有する
傾斜面３５、筒状壁３６，５３、下面５１ｂによって、
前端５１ａから本体２１の後方（奥行き方向）に伸びる
ノズル状の吸込孔２５が形成されている。この吸込孔２
５は、上述した傾斜面３５並びに下面５１ｂによって後
方に向けて上方に傾斜されると共に前後方向の長さが下
ケース３０や上ケース４０の肉厚よりも十分に長くなっ
ている。また、吸込孔２５は外気側開口２５ａの開口高
さに対して吸込室側開口２５ｂの開口高さは低くなって
おり、吸込孔２５の全体が上向き傾斜していることと相
俟って、後方に向かう程絞られた状態となっている。
【００３０】他方、吸込孔２５の外気側開口２５ａの中
心高さａは回転清掃体２４の回転中心Ｐの高さｂよりも
低い位置にあり、吸込風路６３の吸込室側開口６３ａの
中心高さｃは回転清掃体２４の回転中心Ｐの高さｂより
も高い位置にある。また、吸込室側開口２５ｂ並びに吸
込室側開口６３ａの各下端は回転中心Ｐの高さｂよりも
低い位置にある。従って、吸込室側開口２５ｂと回転中
心Ｐとを結ぶ線Ｌ３と吸込室側開口６３ａと回転中心Ｐ
とを結ぶ線Ｌ４とでなす角度θ２は１８０度以上の広い
角度となっている。
【００３１】次に、上記のように構成される吸込口体２
０および電気掃除機の動作について説明する。
【００３２】手元操作部１７Ａの強弱スイッチＳ２また
は自動スイッチＳ３を操作すると、電動送風機１１が駆
動されて集塵室１２が負圧になり、吸込ホース１２，手
元操作管１３，延長管１４，接続管２２，回転管７０及
び風路管６０を介して吸込室２３が負圧となる。この負
圧により、本体２１の吸込開口３２から外気とともに塵
埃が吸引され、この塵埃及び外気が吸込室２３，吸込風
路６３，風路管６０，回転管７０，接続管２２および延
長管１４等を介して本体１０の集塵室１２へと吸引さ
れ、塵埃が集塵フィルタ１３に集塵される。
【００３３】また、吸込室２３の負圧により吸込孔２５
から外気が吸気され、この外気が吸込孔２５を経由して
回転清掃体２４の上側のブレードに吹き付け、これによ
り、回転清掃体２４が図１の時計回り方向に回転して被
清掃面Ｙの塵埃を掻き上げていく。
【００３４】この際、吸込風路６３の負圧によって吸込
孔２５から吸い込んだ外気は回転清掃体２４の回転中心
Ｐよりも下方から回転清掃体２４の回転中心Ｐよりも上
方に跨って通過する。従って、回転清掃体２４を回転さ
せるために吹き付ける外気作用範囲としての角度θ２が
広いことから、回転清掃体２４を確実に高速回転させる
ことができる。この際、回転清掃体２４は、その被清掃
面Ｙと対向する部位が本体２１を前進（矢印Ｈ１方向）
させたときの被清掃面Ｙの移動方向（矢印Ｈ２方向）に
対して逆方向（矢印Ｈ３方向）に回転する。
【００３５】また、被清掃面Ｙから吸込孔２５の開口中
心までの高さａ、被清掃面Ｙから回転清掃体２４の回転
中心Ｐまでの高さｂ、被清掃面Ｙから吸込風路６３の開
口中心までの高さｃの関係が、ａ＜ｂ＜ｃに設定されて
いることから、吸込孔２５から回転清掃体２４の回転中
心Ｐよりも上方を経由して吸込風路６３に至る回転清掃
体回転用の外気作用範囲（角度θ２）を効率良く確保す
ることができる。
【００３６】さらに、吸込孔２５が奥行きを有するノズ
ル状とすると共に奥側に上向傾斜させたことにより、吸
込孔２５から吸い込んだ外気を回転清掃体２４の回転中
心Ｐよりも上方に効率良く導くことができる。
【００３７】また、吸込孔２５は、吸込開口３２よりも
上方に位置しているので、被清掃面Ｙが絨毯であった場
合のように吸込口体２０に全体的な沈み込みが発生して
も、絨毯によって吸込孔２５が塞がれることが防止され
る。
【００３８】さらに、吸込孔２５は吸込開口３２よりも
本体２１の前方に位置すると共に前方下向きに傾斜して
いることから、吸込孔２５が吸気する外気と一緒に吸込
開口３２よりも前方の被清掃面Ｙ上の塵埃を吸い込むこ
とができる。
【００３９】従って、吸込孔２５の上壁であるバンパ５
０の前端５１ａを立壁Ｋに当接させることにより、被清
掃面Ｙとで形成される壁際の塵埃を効率よく吸引するこ
とができる。この際、バンパ５０の前端５１ａが下ケー
ス３０よりも前方に突出していることにより、壁やその
他の家具等を傷付けてしまうことが防止されるばかりで
なく、吸込孔２５が立壁Ｋに塞がれることも防止され
る。
【００４０】ところで、吸込孔２５は下ケース３０とバ
ンパ５０とによって形成したものであるから、吸込孔２
５の前後方向の長さを十分に確保することができ、その
長さは上ケース４０や下ケース３０の肉厚よりも十分に
長くなっているので、回転清掃体２４に吹き付ける空気
を十分に整流して方向付けをすることができる。このた
め、回転清掃体２４は効率よく回転させることができ
る。
【００４１】また、吸込孔２５は下ケース３０とバンパ
５０とで形成したものであるから、成形金型にスライド
構成を設けずに吸込孔２５を形成することができ、その
成形金型の構造は簡単なものとなる。
【００４２】また、上記実施の形態では、吸込孔２５を
下ケース３０とバンパ５０とで形成したが、下ケース３
０と上ケース４０とで形成してもよい。
【００４３】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
発明によれば、吸込孔の外気側開口を本体の前方側底面
近傍に配置して被清掃面から外気側開口の開口中心まで
の高さを被清掃面から回転清掃体の回転中心までの高さ
よりも低く設定し、吸込孔から被清掃面上の塵埃を外気
と一緒に吸い込み、この吸い込んだ外気を回転清掃体の
回転中心よりも上方に向けて吹き付けて被清掃面上を本
体が前進したときの被清掃面の移動方向に対して回転清
掃体を逆方向に回転させることにより、吸込風路からの
負圧に伴って吸込孔から吸い込んだ外気を回転清掃体の
回転中心よりも下方から回転清掃体の回転中心よりも上
方に跨る広い範囲で吹き付けることができ、回転清掃体
の回転力を増すことができる。また、吸込孔が被清掃面
側に接近することができ、吸込孔から外気を取り入れる
際に被清掃面上の塵埃を同時に吸い込むことができる。
【００４４】また、請求項２に記載の発明によれば、被
清掃面から外気側開口の開口中心までの高さをａ、被清
掃面から前記回転清掃体の回転中心までの高さをｂ、被
清掃面から前記吸込風路の吸込室側開口部の開口中心ま
での高さをｃとしたときに、その関係をａ＜ｂ＜ｃに設
定されていることにより、吸込孔から回転清掃体の回転
中心よりも上方を経由して吸込風路に至る回転清掃体回
転用外気通過風路と吸込開口からの塵埃吸込用風路とを
効率良く確保することができる。
【００４５】さらに、請求項３に記載の発明によれば、
前記吸込孔を奥行きを有するノズル状とすると共に奥側
に向かう程被清掃面からの高さが高くなるように傾斜さ
せたことにより、吸込孔から吸い込んだ外気を回転清掃
体の回転中心よりも上方に効率良く導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係わる吸込口体の縦断面
図である。
【図２】（Ａ）は本発明の実施の形態に係わる吸込口体
の平面図、（Ｂ）は本発明の実施の形態に係わる吸込口
体の正面図である。
【図３】電気掃除機の概観斜視図である。
【図４】従来の吸込口体の縦断面図である。
【符号の説明】
１０…電気掃除機 ２０…吸込口体 ２１…本体 ２３…吸込室 ２４…回転清掃体 ２５…吸込孔 ２５ａ…外気側開口 ２５ｂ…吸込室側開口 ３１…底面 ３２…吸込開口 ６３…吸込風路 ６３ａ…吸込室側開口 Ｐ…回転中心

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】本体の底面に吸込開口を形成した吸込室内
    に回転自在に設けた回転清掃体と、前記吸込室に一端が
    連通すると共に他端が掃除機本体の集塵室側に連通した
    吸込風路と、外気に一端が連通すると共に他端が前記吸
    込室に連通した吸込孔とを備え、前記吸込風路に発生し
    た負圧によって前記吸込孔から吸い込んだ外気を前記回
    転清掃体に吹き付けて前記回転清掃体を回転させる吸込
    口体であって、 前記吸込孔の外気側開口を前記本体の前方側底面近傍に
    配置して被清掃面から前記外気側開口の開口中心までの
    高さを被清掃面から前記回転清掃体の回転中心までの高
    さよりも低く設定し、前記吸込孔から被清掃面上の塵埃
    を外気と一緒に吸い込み、この吸い込んだ外気を前記回
    転清掃体の回転中心よりも上方に向けて吹き付けて被清
    掃面上を前記本体が前進したときの被清掃面の移動方向
    に対して前記回転清掃体を逆方向に回転させることを特
    徴とする吸込口体。
  2. 【請求項２】被清掃面から前記外気側開口の開口中心ま
    での高さをａ、被清掃面から前記回転清掃体の回転中心
    までの高さをｂ、被清掃面から前記吸込風路の吸込室側
    開口部の開口中心までの高さをｃとしたときに、その関
    係をａ＜ｂ＜ｃに設定したことを特徴とする請求項１に
    記載の吸込口体。
  3. 【請求項３】前記吸込孔を奥行きを有するノズル状とす
    ると共に奥側に向かう程被清掃面からの高さが高くなる
    ように傾斜させたことを特徴とする請求項１又は請求項
    ２に記載の吸込口体。
  4. 【請求項４】請求項１乃至請求項３の何れかに記載の吸
    込口体を有することを特徴とする電気掃除機。
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