JP3570464B2 - 連続帯状包装袋の切断装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体や粘体等の内容物を密封状態で収容し横シールされてなる連続帯状包装袋を搬送し、前記横シール位置の中間部で切断し、前記連続帯状包装袋から分離して個々,あるいは複数個連なった包装品として形成する切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液体や粘体等の内容物を自動的に充填包装する充填包装機としては、例えば特開平2−46265号公報や特開平2−32929号公報などに示されているように、連続移送されるフイルムを折り返し、そのフイルムの両端縁部を重ねて縦シールし、この縦シールされたフイルム内に内容物を充填し、このフイルムを横シールするものが知られている。
【0003】
この一例を図9により説明すると、この充填包装機Jは、機台1の側部に保持枠2を設け、この保持枠2にフイルムFをロール状に巻回したフイルム原反Rが着脱自在に設けられ、機台1の上部にフイルム案内部3およびフイルム折り返し部4を配設し、機台1の前面部に上側から縦シール部5と第1,第2の横シール部6,7およびカッター部8が備えられ、一方のロール状のフイルム原反RよりフイルムFを引き出し、フイルム案内部3を介してフイルム折り返し部4に導出し、フイルム折り返し部4に設けられた折り返しガイド9によりフイルムFを長手方向に沿って二つ折りし、縦シール部5の対向する一対の縦ヒートシールロール10でフイルムFの折り返し端部同士を熱シールして送り出し、この縦シール箇所F1によりフイルムFを筒状に形成し、第1の横シール部6の対向する一対の横ヒートシールロール11,11でフイルムFを横方向に熱シールし、この横シール箇所F2により包装袋となる底部を形成し、これにより有底筒状に形成されたフイルムF内に充填機構12により、例えばソースやしょうゆ等の液体やマヨネーズ等の粘体からなる内容物Wを充填し、さらにフイルムFが送られて再び第1の横シール部6の横ヒートシールロール11,11によりフイルムFの袋口側を横シールして内容物Wを封止し、この横シール箇所F2を第2の横シール部7の横ヒートシールロール11,11によってさらに封着し、横シール箇所F2と、この横シール箇所F2により挟まれて内容物Wを密封状態で収容する袋状部F3とを交互に連続的に形成した図10に示すような連続帯状包装袋CPを生成するものであり、次いで横シール箇所F2の中間部をカッター部8で切断して包装品Pとして搬出するように構成している。
【0004】
ところで、上述した液体や粘体からなる内容物Wは、一般に包装作業を行う前に殺菌のために高温に加熱処理されており、この内容物WをフイルムF内に充填包装するものであるため、このままの状態にしておくと高温の内容物Wによってフイルムが変質したり変色を起こす恐れがある。また、内容物の自然冷却の過程において長時間放置することで充填された内容物W内で雑菌が繁殖して日持ちが悪くなるといった問題がある。
【0005】
そこで例えば充填包装機Jのカッター部8により横シール箇所F2で切り離した包装品Pをネットコンベア上に載置して水槽等からなる冷却装置の冷却媒体中を搬送することにより常温まで冷却するものが提案されているが、冷却媒体に接触する包装体Pの表面のみが冷却されるのみで中心部分は冷却されず充分な熱伝達をはかることができず冷却効率の向上をはかることができなかった。また、ネットコンベア等の特別な搬送手段を必要とするばかりでなく、重量の小さい包装品にあっては水槽の水面に浮かび上がってしまい採用できないといった欠点を有するものである。
【0006】
そこで図11に示すように、充填包装機Jのカッター部8による包装品Pの切断分離は行わずに、包装品Pを連続帯状包装袋CPとして連続搬送してそのまま冷却装置CLへ送り、この冷却装置CL内を搬送することにより内容物Wを冷却し、連続状態で引き出した後に切断装置CUへと搬送して、この切断装置CUのカッター機構によって、連続帯状包装袋CPから分離して個々,あるいは複数個連なった包装品Pとして形成することが行われている。
【0007】
つまり、冷却工程を伴う包装品Pの製造を行う場合には、充填包装機Jで生成される連続帯状包装袋CPに対し充填包装機Jでは個々の包装品Pを形成せずに、連続包装状態で冷却装置CLに搬送して冷却工程を済ませてから、個別の切断装置CUを設けて、この切断装置CUによって、連続帯状包装袋CPの横シール箇所F2の中央部を切断して連続帯状包装袋CPから単数,あるいは複数の袋状部F3を有する包装品Pに分離することが、生産効率及び冷却装置CLによる冷却効率の面からして最もよい方法であると考えられている。
【0008】
この切断装置CUは、図12に示すように、内容物Wを密封状態で収容する袋状部F3とこの袋状部F3の間を熱シールした横シール箇所F2とを交互に連続的に形成した連続帯状包装袋CPを搬送する例えば一対のローラ12からなる搬送装置13と、搬送される連続帯状包装袋CPの袋状部F3と横シール箇所F2との厚みの変位を検出する例えば厚み検出ローラ14等とを設け、この厚み検出ローラ14の信号に基づいてこの検出位置からカッター機構15までの距離により連続帯状包装袋CPの横シール箇所F2の中央部を切断するようカッター機構15のカッタを作動させて連続帯状包装袋CPから単数,あるいは複数の袋状部F3を有する包装品Pに分離するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、充填包装機Jによる包装過程にあっては、例えば前工程の供給側である充填包装機Jにて、フイルムFの交換や充填する内容物Wの交換のために充填包装機Jを停止させる場合がある。このとき充填包装機Jの後工程である冷却装置CL及び切断装置CUは前述した図11に示すような一連の連続した搬送システムにより構成されているため、連続帯状包装袋CPを途中で途切れること無く連続して供給する必要があり、作業者は充填包装機Jの停止によって発生する非包装箇所若しくは非充填箇所等の製品として適用できない箇所を横シール箇所F2で切り取り、製品として適用できる停止前の連続帯状包装袋CPの後端部の横シール箇所F2と、充填包装機Jの再起動後の連続包装袋CPの前端部の横シール箇所FSとを図13に示すように接着テープT等により接続して連続供給するようにしている。
【0010】
この際、従来の切断装置CUにあっては、接着テープTにより接続された継ぎ目箇所JOが切断装置CUに供給された場合、この継ぎ目箇所JOは他の通常の横シール箇所F2とは横シール箇所F2の長さ寸法が異なり、前記厚み検出ローラ14による信号に基づいてカッター機構15のカッタを作動させると切断位置にずれを生ずるおそれがあり、カッター機構15による横シール箇所F2の中央部での正確な切断ができず、最悪の場合内容物Wの充填された袋状部F3を切断して内容物Wを飛散させる事態が発生するおそれがある。
【0011】
そこで本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたもので、切断位置にズレの生じ易い連続帯状包装袋の継ぎ目箇所にあっては切断を行わず継ぎ目箇所を含む包装品として通常の包装品とは分離させて振り分け搬出することにより、内容物の充填された袋状部を切断して内容物を飛散させる事態を防止することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、充填包装機により高温に加熱された内容物を充填して包装され冷却装置により冷却された前記内容物を密封状態で収容する袋状部とこの袋状部の間を熱シールした横シール箇所とを交互に連続的に形成した連続帯状包装袋を搬送する搬送装置と、搬送される前記連続帯状包装袋の前記袋状部と前記横シール箇所の形成位置を厚み検出ローラの変位により検出する切断位置検出部と、前記切断位置検出部の信号に基づいて前記連続帯状包装袋の前記横シール箇所の中央部を切断して前記連続帯状包装袋から単数,あるいは複数の前記袋状部を有する包装品に分離するカッター機構と、前記切断位置検出部の配設位置に対して連続帯状包装袋の搬入側に設けられ前記連続帯状包装袋の継ぎ目箇所を検出する継ぎ目検出部と、前記カッター機構の配設位置に対して連続帯状包装袋の搬出側に設けられ前記継ぎ目検出部からの信号を受けて作動する振り分け板を有してなる振り分け搬出部と、を備えてなり、前記継ぎ目検出部によって前記継ぎ目箇所を検出した場合、前記継ぎ目箇所の前後の包装品が分離されず連続状態となるように前記搬送装置および前記カッター機構を作動させ、かつ前記継ぎ目箇所を含む連続状態の包装品を前記振り分け板によって振り分け搬出するように構成したことを特徴とするものである。
【0014】
また、前記継ぎ目検出部は電気導通式のセンサからなり、前記連続帯状包装袋の前記継ぎ目箇所には導電性シートが貼着されてなるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
充填包装機により高温に加熱された内容物を充填して包装され、冷却装置により常温近くまで冷却された内容物を密封状態で収容する袋状部と前記袋状部の間を熱シールした横シール箇所とを交互に連続的に形成した連続帯状包装袋を搬送する搬送装置と、搬送される前記連続帯状包装袋の前記袋状部と前記横シール箇所との厚みの違いに応じた厚み検出ローラの変位を検出する切断位置検出部と、前記切断位置検出部の信号に基づいて前記連続帯状包装袋の前記横シール箇所の中央部を切断して前記連続帯状包装袋から単数,あるいは複数の前記袋状部を有する包装品に分離するカッター機構とを備える。前記切断位置検出部の配設位置に対して連続帯状包装袋の搬入側には前記連続帯状包装袋の継ぎ目箇所を検出する電気導通式のセンサからなる継ぎ目検出部を設ける。
【0016】
連続帯状包装袋の継ぎ目箇所の近傍には導電性のシートが貼り付けられており、前記継ぎ目検出部により、通常の連続帯状包装袋箇所は電気導通しない部分,連続帯状包装袋箇所の継ぎ目箇所は電気導通する部分として判別し、連続帯状包装袋の継ぎ目箇所が切断装置に搬入されてくると、この導電性シートが継ぎ目検出部の検出面に接触し電気導通して信号を発生する。
【0017】
前記カッター機構の配設位置に対して連続帯状包装袋の搬出側には前記継ぎ目検出部からの信号を受けて作動する振り分け板を備えた振り分け搬出部を設けている。そしてこの連続帯状包装袋の継ぎ目箇所を含む包装品を前記振り分け搬出部に設けた前記振り分け板によって振り分け搬出するするよう構成している。
【0018】
このとき前記継ぎ目検出部によって前記連続帯状包装袋の継ぎ目箇所を検出したときに、前記継ぎ目検出部の信号に基づき、前記カッター機構の動作を停止し、前記継ぎ目箇所を含む前後の複数個の袋状部を前記振り分け板によって継ぎ目包装品収納部に連続状態で引き出した後前記カッター機構を作動して切断し、振り分け板を通常位置に戻すことにより、前記継ぎ目箇所を含む包装品のみを継ぎ目包装品収納部に振り分け搬出することができる。
【0019】
【実施例】
以下図面を基にして本発明の実施例を説明する。図1から図8は、本発明の一実施例を示すものである。なお、本発明の実施例は、図11に示すように、各包袋品Pが、充填包装機Jのカッター部8によって切断分離されずに、包装品Pを連続帯状包装袋CPとして連続搬送してそのまま冷却装置CLへ送り、この冷却装置CL内を搬送することにより内容物Wが冷却された連続帯状包装袋CPを冷却装置CLより引き出して搬入し、包装品P毎に切断分離するための切断装置CUについて説明するものであり、図1は切断装置CUの全体概要を示すものである。
【0020】
切断装置CUは、前工程である冷却装置CLから連続帯状包装袋CPを引き出し搬送して搬入する搬送装置16と、連続帯状包装袋CPの横シール箇所F2と袋状部F3との厚みの違いを検知する切断位置検出部17と、前記切断位置検出部17の信号に基づいて作動するカッター機構18とから構成される。
【0021】
搬送機構16は、内容物Wを密封状態で収容する袋状部F3と袋状部F3の間を熱シールした横シール箇所F2とを交互に連続的に形成した連続帯状包装袋CPを前工程である冷却装置CLより引き出して搬入するものであり、機台19の上方に設けられた回転ドラム20及び一対の対向するローラ21から構成される。
【0022】
この搬送装置16の回転ドラム20とローラ21の間には、切断位置検出部17を設けており、この切断位置検出部17は、厚み検出ローラ22からなり、厚み検出ローラ22を連続帯状包装袋CPの外形形状に沿わせて揺動させ、この揺動により光センサまたは近接スイッチをON,OFFさせることにより連続帯状包装袋CPの横シール箇所F2及び袋状部F3の厚みに応じた厚み検出ローラ22の変位を検出して図示しないマイクロコンピュータにより連続帯状包装袋CPの切断位置を演算するための信号を発生させるものである。
【0023】
搬送装置16であるローラ21の下方には、前記厚み検出ローラ22からなる切断位置検出部17の信号に基づいて連続帯状包装袋CPの横シール箇所F2の中間部を切断するカッター機構18が設けられている。このカッター機構18は、一方を固定支持した固定刃体23と、他方を回転可能に設けた回転刃体24とにより構成されている。固定刃体23は、回転刃体24に対して前進後退移動可能に設けられており、切断動作を行うときには固定刃体23を前進させた状態で回転刃体24が回転することにより固定刃体23と回転刃体24とが当接することにより切断が行われるものであり、切断動作を中止させるときには、固定刃体23を後退させて回転する回転刃体24から離反させることで切断が中止するようになっている。
【0024】
また、図示しないが固定刃体23は、回転刃体24に当接する切断刃を図示しない切り換え手段によって切り換えることで、切断とミシン目形成とを切り換えて行うことを可能に構成している。
【0025】
ところで、充填包装機Jによる包装過程にあっては、例えば前工程の供給側である充填包装機Jにて、フイルムFの交換や充填する内容物Wの交換のために充填包装機Jを停止させる場合がある。このとき充填包装機Jの後工程である冷却装置CL及び切断装置CUは一連の連続した搬送システムにより構成されているため、連続帯状包装袋CPを途中で途切れること無く連続して供給する必要があり、作業者は充填包装機Jの停止によって発生する非包装箇所若しくは非充填箇所等の製品として適用できない箇所を横シール箇所F2で切り取って廃棄し、製品として適用できる停止前の連続帯状包装袋CPの後端部の横シール箇所F2と、充填包装機Jの再起動後の連続包装袋CPの前端部の横シール箇所FSとを接着テープT等により接続して連続供給するようにしている。
【0026】
この際、このテープTで接続された連続帯状包装袋CPの継ぎ目箇所JOの近傍位置には例えばアルミ材料等で形成された導電性シートSが貼着されている。この導電性シートSは、厳密に言えばテープTで接続された連続帯状包装袋CPの横シール箇所F2に設けられるべきであるが、後述する電気導通式のセンサからなる継ぎ目検出部の検出面に対して、この横シール箇所は奥まった位置にあり検出面との接触が困難であることから、電気導通を良好に行うために前記検出面に接触可能に突状を為しかつ継ぎ目箇所JOの近傍の袋状部F3に、導電性シートSを設けるようにしている。そして、この導電性シートSの貼り付けられた位置の近傍を継ぎ目箇所JOとして判別可能に設けている。
【0027】
そして、本発明にあっては、搬送装置16の回転ドラム20の配設位置に対し連続帯状包装袋CPの搬入側には、連続帯状包装袋CPを切断装置CUに向けて案内する搬入案内板25が設けられており、連続帯状包装袋CPは、この搬入案内板25の上面に載置されつつ回転ドラム20に向けて傾斜状態で搬送されることになる。さらに、この搬入案内板25の搬送面には開口穴26が設けられており、この開口穴26内には電気導通式の継ぎ目検出部27が配設されている。
【0028】
この継ぎ目検出部27は、前述した連続帯状包装袋CPの袋状部に貼着された導電性シートSを電気的に検出して継ぎ目箇所JOとして判別する電気導通式のセンサからなるものであり、2つに分割された導電端子としての検出面28を有し、この検出面28を搬入案内板25に搬送される連続帯状包装袋CP側向けてステー29を介して取り付け固定されるものであり、この検出面28の上面は搬入案内板25の搬送面に対し開口穴26からわずかに突出して設けられている。
【0029】
こうすることによって、連続帯状包装袋CPの継ぎ目箇所JOの近傍に予め設けられた導電性シートSが、搬入案内板25に設けられた継ぎ目検出部27に搬入されてくると、継ぎ目検出部27の2分割された導電端子である検出面28間を導電性シートSによって短絡することにより、連続帯状包装袋CPの継ぎ目箇所JOが切断装置CUに搬入されてきたことを検出して信号を発生するものである。つまり、継ぎ目検出部27によりその導電端子である検出面28間が電気的に導通しない箇所は通常の連続帯状包装袋CP箇所と判断し、電気的に導通する箇所を連続帯状包装袋CPの継ぎ目箇所JOとして自動判別することができるようになっている。
切断装置CUにおいて継ぎ目箇所JOが目視や他のセンサでは見分けにくい場合にあっても、本発明による連続帯状包装袋CP側に設けられた導電性シートSと、切断装置CU側に設けられた電気導通式のセンサとにより安価でかつ簡単な構成によって容易に連続帯状包装袋CPの継ぎ目箇所JOを判別することができるものである。
【0030】
そして、カッター機構18の下方には継ぎ目検出部27からの信号を受けて作動する振り分け搬出部30を設けている。
【0031】
この振り分け搬出部30は、前記カッター機構18により切断された包装品を通常の包装品Pは通常の搬出位置Nへと搬送し、継ぎ目箇所JOを含む包装品PDは通常の搬出位置Nの上方に設けられた継ぎ目包装品収納部Bとに振り分ける振り分け板31を設けている。振り分け板31は上方の端部に支軸32を設け、この支軸32を基点として下端部を回動可能に設け、機台19に揺動可能に支持されたシリンダ33を設け、このシリンダ33のロッド34を振り分け板31の下端部に取り付け、往復移動するシリンダ33のロッド34の動作によって、振り分け板31を垂下状態若しくは傾動状態に保持することにより、この振り分け板31の垂下状態にあっては包装品Pを通常の搬出位置Nに搬送し、振り分け板31の傾動状態にあっては包装品PDが振り分け板31上を滑落して継ぎ目包装品収納部Bに搬送されるよう構成している。
【0032】
そして、この振り分け搬出部30の振り分け板31は、前述した継ぎ目検出部27によって連続帯状包装袋CPの継ぎ目箇所JOを検出すると、この継ぎ目箇所JOを含む包装品PDが振り分け搬出部30に搬送されたときに傾動して包装品収納部Bに連続状態で引き出し搬送した後、カッター機構15を作動して後続の連続帯状包装袋CPから分離切断し、振り分け板10を通常位置である垂下状態に戻すことにより、継ぎ目箇所JOを含む包装品PDのみを継ぎ目包装品収納部Bに振り分け搬出するものである。
【0033】
上述したように本実施例においては、充填包装機Jにより高温に加熱された内容物Wを充填して包装され、冷却装置CLにより常温近くまで冷却された内容物Wを密封状態で収容する袋状部F3とこの袋状部F3の間を熱シールした横シール箇所F2とを交互に連続的に形成した連続帯状包装袋CPを搬送装置16により切断装置CUに搬入すると、厚み検出ローラ22からなる切断位置検出部17によって横シール箇所と袋状部との形成位置が厚み検出ローラ22の変位により検出され、この信号に基づいて固定刃体23と回転刃体24とからなるカッター機構18によって連続帯状包装袋CPの横シール箇所F2の中間部を切断して連続帯状包装袋CPから単数,あるいは複数の袋状部F3を有する包装品Pに分離して、通常の搬出位置Nへと包装品Pを搬出して図示しない袋詰め装置や箱詰め装置へとコンベア35によって搬送される。
【0034】
また、連続帯状包装袋CP同士が接続された継ぎ目箇所JOを有した連続帯状包装袋CPが搬送されてきた場合、図5から図8の動作説明図に示すように、この継ぎ目箇所JOには導電性シートSが貼着されており、この連続帯状包装袋CPの移行とともに、継ぎ目検出部27が連続帯状包装袋CPの継ぎ目箇所JOの導電性シートSと接触することにより、継ぎ目検出部27の2分割された検出面28と導電性シートSとの接触により短絡して電気的に接続されて継ぎ目箇所JOであることが判別され、この判別によりこの継ぎ目箇所JOを含む連続帯状包装袋CPが順次搬送され切断位置検出部17及びカッター機構18へと送られて行くが、前記継ぎ目検出部27の信号に基づき、継ぎ目箇所JOの前後の複数個の袋状部F3を有する包装品を継ぎ目箇所JOを含む包装品PDとしてカッター機構15による切断を行わずに、継ぎ目箇所JOを含む前後の複数個の袋状部F3を連続状態で排出するものである。
【0035】
この際、前記継ぎ目検出部27からの信号を受けて振り分け搬出部30に設けた振り分け板31がシリンダ33の作動によって支軸32を基点として傾斜動し、落下してきた前記切断しない連続状態の包装品PDを傾斜状態に保持した振り分け板31上に滑落させ、この振り分け板31とほぼ同じ傾斜で配設された受け渡し板36上に沿って搬出させて箱状の継ぎ目包装品収納部Bへと搬出されるものである。その後、今まで切断動作を中止していたカッター機構18を再び作動させて、継ぎ目箇所JOから複数の袋状部F3を送った後側の横シール箇所F2にて切断し、シリンダ33を作動させて振り分け板31を通常位置である垂下状態に戻すことにより、前記継ぎ目箇所JOを含む包装品PDのみを継ぎ目包装品収納部Bに振り分け搬出することができるものである。つまり、切断位置にズレの生じ易い連続帯状包装袋CPの継ぎ目箇所JOにあってはカッター機構18による切断を行わず継ぎ目箇所JOを含む包装品PDとして継ぎ目包装品収納部Bへ振り分け搬出することにより、内容物Wの充填された袋状部F2を切断して内容物Wを飛散させる事態を防止することができる。
【0036】
なお、前述した実施例にあっては、連続帯状包装袋CPの継ぎ目箇所JOを検出する手段は、連続帯状包装袋CPの継ぎ目箇所JOの近傍に導電性シートSを設けるとともに切断装置CU側に電気導通式のセンサからなる継ぎ目検出部27を設けたものを例にして説明したが、継ぎ目検出部27はこれに限らず、例えば発光部と受光部とを備えた光電スイッチにより連続帯状包装袋CPの継ぎ目箇所JOの透過光量の変位等を検知して通常の連続帯状包装袋CP箇所と継ぎ目箇所JOとを判別するものであってもよい。
【0038】
また、前述した実施例にあっては、通常の包装品Pは下方の通常の搬出位置Nへ排出し、継ぎ目箇所JOを含む包装品PDは、通常の搬出位置Nの上方に配設された継ぎ目包装品収納部Bに搬出するように構成したが、これらの搬出位置の位置関係を逆にして構成したものであってもよく、また上下に振り分けるものでなく左右に振り分けるものであってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、切断位置にズレの生じ易い連続帯状包装袋の継ぎ目箇所にあっては切断を行わず継ぎ目箇所を含む包装品として通常の包装品とは分離させて振り分け搬出することにより、内容物の充填された袋状部を切断して内容物を飛散させる事態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施例の要部を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例の要部を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例を示す連続帯状包装袋の要部を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施例における動作説明図である。
【図6】本発明の一実施例における動作説明図である。
【図7】本発明の一実施例における動作説明図である。
【図8】本発明の一実施例における動作説明図である。
【図9】充填包装機の構成を示す図である。
【図10】充填包装機により生成される連続帯状包装袋示す斜視図である。
【図11】本発明が適用される一般的な搬送システムを示す図である。
【図12】従来の切断装置を示す図である。
【図13】連続帯状包装袋の継ぎ目箇所を示す図である。
【符号の説明】
16 搬送装置
17 切断位置検出部
18 カッター機構
27 継ぎ目検出部
30 振り分け搬出部
31 振り分け板
CU 切断装置
W 内容物
F2 横シール箇所
F3 袋状部
CP 連続帯状包装袋
P 包装品
PD 継ぎ目箇所を含む包装品
JO 継ぎ目箇所
N 通常の搬出位置
B 継ぎ目包装品収納部

Claims (2)

  1. 充填包装機により高温に加熱された内容物を充填して包装され冷却装置により冷却された前記内容物を密封状態で収容する袋状部とこの袋状部の間を熱シールした横シール箇所とを交互に連続的に形成した連続帯状包装袋を搬送する搬送装置と、搬送される前記連続帯状包装袋の前記袋状部と前記横シール箇所の形成位置を厚み検出ローラの変位により検出する切断位置検出部と、前記切断位置検出部の信号に基づいて前記連続帯状包装袋の前記横シール箇所の中央部を切断して前記連続帯状包装袋から単数,あるいは複数の前記袋状部を有する包装品に分離するカッター機構と、前記切断位置検出部の配設位置に対して連続帯状包装袋の搬入側に設けられ前記連続帯状包装袋の継ぎ目箇所を検出する継ぎ目検出部と、前記カッター機構の配設位置に対して連続帯状包装袋の搬出側に設けられ前記継ぎ目検出部からの信号を受けて作動する振り分け板を有してなる振り分け搬出部と、を備えてなり、
    前記継ぎ目検出部によって前記継ぎ目箇所を検出した場合、前記継ぎ目箇所の前後の包装品が分離されず連続状態となるように前記搬送装置および前記カッター機構を作動させ、かつ前記継ぎ目箇所を含む連続状態の包装品を前記振り分け板によって振り分け搬出するように構成したことを特徴とする連続帯状包装袋の切断装置。
  2. 前記継ぎ目検出部は電気導通式のセンサからなり、前記連続帯状包装袋の前記継ぎ目箇所には導電性シートが貼着されてなることを特徴とする請求項1記載の連続帯状包装袋の切断装置。
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