JP2943723B2 - 連続帯状包装袋の切断装置 - Google Patents

連続帯状包装袋の切断装置

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JP2943723B2
JP2943723B2 JP26219496A JP26219496A JP2943723B2 JP 2943723 B2 JP2943723 B2 JP 2943723B2 JP 26219496 A JP26219496 A JP 26219496A JP 26219496 A JP26219496 A JP 26219496A JP 2943723 B2 JP2943723 B2 JP 2943723B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体や粘稠物などの内
容物を封入してなる連続帯状包装袋を搬送し、この連続
帯状包装袋に開封用のノッチを形成するとともに、包装
袋を切断するようにした連続帯状包装袋における切断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体や粘稠物などの内容物を封入
してなる連続帯状包装袋は、充填包装機により帯状のフ
ィルムを連続的に送り出して製袋しつつ縦方向にヒート
シールした縦シール部と、この縦シール部に対して所定
間隔毎に横方向にヒートシールした横シール部とが施さ
れ、前記縦シール部と前記横シール部とに包囲されたフ
ィルム内に内容物を充填した袋状部が形成され、各袋状
部がこの横シール部に区画されつつ縦方向に連なった連
続帯状包装袋を、前記充填包装機に備え付けられたカッ
ター機構によって各包装袋の横シール部の中央部を切断
して単数あるいは複数の包装袋として搬出している。
【0003】ところで、前記内容物が食品など衛生面の
関係から一般的には包装作業を行う前に、あるいはその
包装作業後に殺菌のために高温に加熱処理することがあ
り、この際、加熱されたままの状態では内容物が変質し
てしまう虞もあり、また高熱の状態のままではその後の
工程である箱詰め工程などにおいての作業が困難となる
ことがある。
【0004】そこで、たとえば充填包装機のカッター機
構によって切り放された包装袋を搬入コンベアを介して
水槽などからなる冷却装置に備え付けられたネットコン
ベアへと送り込み、冷却装置の冷却媒体中を搬送するこ
とにより、その包装袋を急速的に冷却した後に搬出コン
ベアによって冷却装置の外部側へと搬送するものが提案
されているが、前述したように搬入コンベア,ネットコ
ンベアを備えた冷却装置,搬出コンベアなど装置構造が
大がかりになってしまうとともに、個々に切り放された
包装袋であるために、その包装袋に付着した冷却媒体を
除去する作業工程において高能率に行うことは困難であ
るなどの問題がある。
【0005】この問題を考慮する手段として、包装袋を
前記充填包装機に備え付けられたカッター機構によって
切断搬出することなく連続帯状の包装袋のまま搬出させ
て冷却装置へ搬送し、この冷却装置内を搬送することに
より内容物を冷却し、冷却処理後に冷却装置の後工程と
して設置した切断装置のカッター機構によって、連続帯
状包装袋から分離して単数、あるいは複数個に連なった
包装袋として形成することが行われている。
【0006】この切断装置としては、充填包装機により
帯状のフィルムを連続的に送り出して製袋しつつ縦方向
にヒートシールした縦シール部と、この縦シール部に対
して所定間隔毎に横方向にヒートシールした横シール部
とが施され、前記縦シール部と前記横シール部とに包囲
されたフィルム内に内容物を充填した袋状部が形成さ
れ、各袋状部がこの横シール部に区画されつつ縦方向に
連なった連続帯状包装袋を搬送する一対の搬出ローラあ
るいは一対の搬出ベルトからなる搬送機構と、搬送され
る連続帯状包装袋の袋状部と横シール部箇所との厚みの
変位を検出する対をなす厚み検出ローラからなる検出機
構と、この検出機構の検出信号に基づいて、この検出位
置からカッター機構までの距離により連続帯状包装袋の
横シール部箇所の中央部を切断するようにカッター機構
のカッターを作動させて連続帯状包装袋から単数、ある
いは複数個に連ねた包装袋に分離するようにしている。
【0007】また、前記切断装置には、前記検出機構の
検出信号に基づいて、前記連続帯状包装袋の前記縦シー
ル部の設定した箇所に開封用ノッチを切り込み形成する
ノッチ形成機構を備えているものもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述した
従来技術の切断装置における検出機構にあっては、連続
帯状包装袋の厚みの変化の検出、すなわち連続帯状包装
袋において、肉薄部である横シール部と、肉厚部である
内容物を充填して封入した袋状部との厚み寸法の差異を
対をなす厚み検出ローラ、たとえば回動自在な固定ロー
ラと、その固定ローラと対向して設けられ、バネ力によ
って押圧するように配設された揺動ローラの変位として
取り出し、この変位量が所定値を越えたことを検知して
前記カッター機構を作動するようにしている。
【0009】従って、前述したように、肉薄部である横
シール部と、肉厚部である内容物を充填して封入した袋
状部との厚さ寸法の差異を揺動ローラの変位として検出
しているため、たとえば袋状部に充填される内容物が少
量である場合には袋状部の膨らみが小さく揺動ローラの
変位が微少となって検出が困難となることがあり、ま
た、逆に袋状部に充填される内容物が大量である場合に
は袋状部の膨らみが大きく揺動ローラの変位が大きくな
るため、連続帯状包装袋の形状変化に揺動ローラの揺動
が追従できなくなることがあり、またこの場合、揺動ロ
ーラの変位が大きくなればなるほどチャタリングも生じ
やすく、いずれの場合においても正確な検知ができない
ことがある。
【0010】そこで本発明は、従来技術の有する問題点
を解決することをねらいとし、内容物の充填量に影響さ
れることなく、連続帯状包装袋の袋状部と横シール部箇
所との境目の読み取りを良好にして、ノッチ形成機構と
カッター機構との作動を安定に保つことのできる連続帯
状包装袋の切断装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、帯状のフィル
ムを連続的に送り出して製袋しつつ二つ折りに折り返さ
れた折返し部と、折り返して重ね合わされたフィルムの
重合端縁を縦方向にヒートシールされた縦シール部と、
フィルムの長手方向に沿って所定間隔毎に内容物を封入
しつつフィルムの横方向にヒートシールされた横シール
部と、前記縦シール部と前記横シール部とにより包囲さ
れたフィルム内に内容物を収容した袋状部とを設けた連
続帯状包装袋と、この連続帯状包装袋を連続状態で搬送
する搬送機構と、この搬送機構により搬送される連続帯
状包装袋の前記折返し部と前記横シール部との側縁を当
接するときの移動変位を検知して横シール部の位置を割
り出す検出子を設けた検出機構と、この検出機構により
検知された信号に基づき前記連続帯状包装袋の前記縦シ
ール部箇所に開封用ノッチを切り込み形成するノッチ形
成機構と、このノッチ形成機構と隣接して前記連続帯状
包装袋の縦シール部を位置規整しつつ連続帯状包装袋を
振れ止め案内するガイド部と、前記連続帯状包装袋の幅
寸法に応じて前記ノッチ形成機構と前記ガイド部とを
動調節可能に設定する位置調整機構と、前記検出機構に
より検知された信号に基づき前記横シール部箇所の中央
部を切断して前記連続帯状包装袋から単数,あるいは複
数の包装袋に分離するカッター機構とを備えたことを特
徴とする連続帯状包装袋の切断装置である。
【0012】
【作用】この発明の連続帯状包装袋の切断装置では、搬
送機構により搬送される連続帯状包装袋の前記折返し部
と前記横シール部との側縁を当接するときの移動変位を
検知して横シール部の位置を割り出す検出子を設けた検
出機構によって、検出精度を高めることができ、これに
より検出機構により検知された信号に基づき前記連続帯
状包装袋の前記縦シール部箇所に開封用ノッチを切り込
み形成するノッチ形成機構の作動位置をバラツキなく適
正に行うことができるとともに、前記検出機構により検
知された信号に基づき前記横シール部箇所の中央部を切
断して前記連続帯状包装袋から単数,あるいは複数の包
装袋に分離するカッター機構の作動位置を適正な横シー
ル部の中央部位置に安定に保つことが可能となり、切断
位置のずれによる包装袋の袋状部の切断による内容物の
洩れなどの最悪の事態を解消することができるものであ
り、また連続帯状包装袋の前記折返し部と前記横シール
部との側縁を当接するときの移動変位を検知して横シー
ル部の位置を割り出す検出子を設けた検出機構の取付位
置を基準にして、連続帯状包装袋の包装形態の変更、特
にフィルム幅の変更に伴い、前記連続帯状包装袋の前記
縦シール部の設定した箇所に開封用ノッチを切り込み形
成するノッチ形成機構を連続帯状包装袋の幅寸法に応じ
て移動調節可能に位置調整機構によって簡単に設定する
ことができるという効果がある。また、前記ノッチ形成
機構と隣接して前記連続帯状包装袋の縦シール部を位置
規整しつつ案内するガイド部を設け、このガイド部と前
記ノッチ機構とを前記位置調整機構によって移動調節可
能に設けたことによって、連続帯状包装袋の搬送時にお
ける包装袋の振れ止めを行うことができ、これにより開
封用ノッチの切り込み量の安定を計ることができるとい
う効果がある。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る連続帯状包装袋の切断装
置を添付図面を参照にして説明する。図1から図8は本
発明の一実施例を示すもので、たとえばホットパックと
称される高温の液体や粘稠物などからなるの液状物質を
内容物として包装する場合、その内容物を加熱殺菌しな
がら充填包装機Jによって連続帯状包装袋Pとして充填
包装し、その加熱された連続帯状包装袋Pを熱交換処理
装置である冷却装置Rへと供給して冷却するように構成
しており、この冷却装置Rによって冷やされた連続帯状
包装袋Pが切断装置Cへと供給案内される。
【0014】この場合、連続帯状包装袋Pは、図2に示
すように、充填包装機Jにより帯状のフィルムFを連続
的に送り出して製袋しつつ二つ折りに折り返された折返
し部F1と、折り返して重ね合わされたフィルムFの重
合端縁を縦方向にヒートシールした縦シール部F2と、
この縦シール部F2に対して所定間隔毎に横方向にヒー
トシールした横シール部F3とが施され、前記縦シール
部F2と前記横シール部F3とに包囲されたフィルムF
内に内容物を充填した袋状部F4とによって形成され、
各袋状部F4がこの横シール部F3に区画されつつ縦方
向に連なった連続帯状包装袋Pとして形成されている。
【0015】また前記切断装置Cとしては、前工程であ
る冷却装置Rから連続帯状包装袋Pを本体フレーム1の
上側から下側に向けて連続状態に搬送して供給する搬送
機構2と、この搬送機構2により搬送される連続帯状包
装袋Pの折返し部F2と横シール部F3箇所との側縁を
当接するときの移動変位を検知して横シール部F3の位
置を割り出す検出子3を設けた検出機構4と、この検出
機構4により検知された信号に基づき前記連続帯状包装
袋Pの前記縦シール部F2箇所に開封用ノッチNを切り
込み形成するノッチ形成機構5と、前記連続帯状包装袋
Pの幅寸法に応じて前記ノッチ形成機構5を移動調節可
能に設定する位置調整機構6と、前記検出機構4により
検知された信号に基づき前記横シール部F3箇所の中央
部を切断して前記連続帯状包装袋Pから単数,あるいは
複数の包装袋Pに分離するカッター機構7とから構成し
ている。
【0016】搬送機構2は、前工程である冷却装置Rか
ら搬出された連続帯状包装袋Pを、本体フレーム1の上
側から下側に向けて供給するものであり、本体フレーム
1の上方に設けられた回転供給ドラム8と連続帯状包装
袋Pを挟んで搬送する一対の対向する搬出ベルト9から
構成されている。
【0017】この搬送機構2の回転供給ドラム8と搬出
ベルト9の間には、搬送機構2により搬送される連続帯
状包装袋Pの袋状部F4の折返し部F1と横シール箇所
F3との側縁を当接する際に、前記袋状部F4の折返し
部F1と横シール箇所F3との側縁部分の柔軟度合いに
応じた移動変位を検知する前記検出子3を設けた前記検
出機構4を設けており、この検出機構4は、図5に示す
ようにL字形のアーム部材10を本体フレーム1側に回
動可能に軸支し、このアーム部材10の一端側に前記検
出子3を突き出し形成し、この検出子3が連続帯状包装
袋Pの折返し部F1側の側縁部分に当接するように構成
しており、また、前記アーム部材10の他端側には、こ
の他端側とこれと対向する本体フレーム1側にコイルス
プリングなどの弾性部材11によって引張力を作用さ
せ、検出子3を連続帯状包装袋Pの折返し部F1に常時
当接するように構成するとともに、その他端側に対向し
て近接スイッチや光電スイッチなどからなるスイッチ手
段12を配設している。
【0018】この場合、検出子3が連続帯状包装袋Pの
側縁部分を押し圧当接するように配設されているが、連
続帯状包装袋Pの袋状部F4の折返し部F1に押し圧当
接した場合にあっては、横シール部F3と比較して軟質
の1枚フィルムからなる袋状部F4においては折返し部
F1に食い込んだ位置となるが、1枚フィルムからなる
袋状部F4と比較して2枚重ねでヒートシールされた硬
質の横シール部F3においては、検出子3が前記弾性部
材11の力に抗して外方に押され、アーム部材10が前
記スイッチ手段12から離れることで検知作動して検知
信号を出力するように構成している。
【0019】搬送機構2である搬出ベルト9の下方に
は、前記検出機構4に設けたスイッチ手段12による信
号に基づいて連続帯状包装袋Pの縦シール部F2箇所の
適所に開封用ノッチNを切り込み形成するノッチ形成機
構5が設けられている。このノッチ形成機構5は、図6
と図7に示すように、連続帯状包装袋Pの縦シール部F
2に開封用ノッチNを形成する切り込み刃13が設けら
れるとともに、この切り込み刃13を取付板14に固定
しており、この取付板14の中央部に回転軸15を設
け、この回転軸15を取付台16に回転可能に軸支して
いる。
【0020】また前記取付台16には、前記切り込み刃
13の両面側を少許間隙を配して前記覆う上下の2枚か
らなるガイド板17が取り付けられ、このガイド板17
の側壁の一部に連続移送されてくる帯状包装袋Pの縦シ
ール部F2を受け入れる溝部18が形成され、この溝部
18の内壁部分によって前記切り込み刃13と対をなす
固定刃として形成しており、また取付台16には取付プ
レート19を介して前記切り込み刃13を回転駆動する
駆動手段となるモータ20が取り付けられている。
【0021】また連続帯状包装袋Pの前記折返し部F1
と前記横シール部F3との側縁を当接するときの移動変
位を検知して横シール部F3の位置を割り出す検出子3
を設けた検出機構4の取付位置を基準にして、連続帯状
包装袋Pの包装形態の変更、特にフィルム幅の変更に伴
い、前記連続帯状包装袋Pの前記縦シール部F2の設定
した箇所に開封用ノッチNを切り込み形成するノッチ形
成機構5を連続帯状包装袋Pの幅寸法に応じて移動調節
可能に設定する位置調整機構6が設けられている。
【0022】この位置調整機構6は、前記連続帯状包装
袋Pの縦シール部F2に開封用ノッチNを形成する切り
込み刃13側とこの切り込み刃13側を駆動するモータ
20側とを支持固定する取付台16を平板状のベース部
材21に固定し、このベース部材21は、本体フレーム
1に対して水平方向にスライド移動可能に支持するよう
に本体フレーム1に取り付けた枠状の案内用レール22
に沿って水平移動可能に設けており、本体フレーム1に
設けた取付ステー23に調整ノブ24の軸部25を回転
可能取り付けており、この軸部25の先端部分にネジ部
25Aが形成され、このネジ部25Aを前記ベース部材
21に設けた取付ステー26のネジ孔26Aに螺着して
構成している。
【0023】また、この実施例では、前記連続帯状包装
袋Pの縦シール部F2箇所の適所に開封用ノッチNを切
り込み形成するノッチ形成機構5が設けられており、こ
のノッチ形成機構5のガイド板17に設けた溝部18と
隣接してその上側と下側にそれぞれ連続帯状包装袋Pの
振れ止めを果たすガイド部27が配設され、このガイド
部27は前記ベース部材21に取付固定されている。
【0024】従って、前記位置調整機構6の一部を構成
する前記調整ノブ24の回転により前記軸部25に螺着
した取付ステー26がその回転に連れて移動し、この取
付ステー26を取り付けたベース部材21が前記案内用
レール22に沿って移行することとなり、これにより前
記取付台16に組み付けられた切り込み刃13を含むノ
ッチ形成機構5が移動調整されることとなり、たとえば
連続帯状包装袋Pの幅寸法が変更された場合に、その連
続帯状包装袋Pの縦シール部F2位置に合わせて簡単に
移動設定することができ、前記ガイド部27により連続
帯状包装袋Pの送りを安定にしつつ、縦シール部F2の
所定位置にノッチNを形成することができる。
【0025】また搬送機構2である搬出ベルト9の下方
には、前記検出機構4に設けたスイッチ手段12による
信号に基づいて連続帯状包装袋Pの横シール部F3箇所
の中間部を切断する前記カッター機構7が設けられてお
り、このカッター機構7は、図8に示すように、一方を
固定支持した固定刃体28と、他方を回転可能に設けた
回転刃体29とにより構成されている。固定刃体28
は、回転刃体29に対して前進後退移動可能に設けられ
ており、切断動作を行うときには、固定刃体28を前進
させた状態で回転刃体29が回転することにより固定刃
体28と回転刃体29とが当接されて切断が行われるも
のであり、切断動作を中止させるときには、固定刃体2
8を後退させて回転する回転刃体29から離反させるこ
とで切断が中止するようになっている。
【0026】また、図示しないが固定刃体28は、回転
刃体29に当接する切断刃を図示しない切り換え手段に
よって切り換えることで、切断とミシン目形成とを切り
換えて行うことを可能に構成している。
【0027】上述したように、この実施例においては、
たとえばホットパックと称される高温の液体や粘稠物な
どからなるの液状物質を内容物として包装する場合、そ
の内容物を加熱殺菌しながら充填包装機Jによって連続
帯状包装袋Pとして充填包装し、その加熱された内容物
を封入した連続帯状包装袋Pを冷却装置Rへと供給して
冷却し、この冷却装置Rによって冷やされた連続帯状包
装袋Pが切断装置Cへと供給案内される。この場合、連
続帯状包装袋Pは、帯状のフィルムFを連続的に送り出
して製袋しつつ二つ折りに折り返された折返し部F1
と、折り返して重ね合わされたフィルムFの重合端縁を
縦方向にヒートシールされた縦シール部F2と、フィル
ムFの長手方向に沿って所定間隔毎に内容物を封入しつ
つフィルムFの横方向にヒートシールされた横シール部
F3と、前記縦シール部F2と前記横シール部F3とに
より包囲されたフィルムF内に内容物を収容した袋状部
F4とを設けて形成され、この連続帯状包装袋Pを切断
装置Cの搬送機構2へと供給すると、この搬送機構2に
より搬送された連続帯状包装袋Pの前記折返し部F1と
前記横シール部F3との側縁とにを当接する検出子3を
設けた検出機構4によって、前記横シール部F3の位置
を検出子3の移動変位でスイッチ手段12が作動して検
知し、この検出機構4により検知された信号に基づいて
ノッチ形成機構5の切り込み刃13が作動して前記連続
帯状包装袋Pの前記縦シール部F2箇所に開封用ノッチ
Nが形成される。
【0028】また包装仕様によっては前記連続帯状包装
袋Pの幅寸法が異なるが、この連続帯状包装袋Pの幅寸
法に応じて前記ノッチ形成機構5を位置調整機構6に設
けた調整ノブ24を回転することにより、ノッチ形成機
構5の取付位置を移動調節して設定することができ、こ
れにより連続帯状包装袋Pの幅寸法が異なったとしても
縦シール部F2の位置に合わせてノッチ形成機構5の切
り込み刃13によるノッチNの切り込み量を適正状態に
設定できるものであり、またノッチ形成機構5のガイド
板17に設けた溝部18と隣接してその上側と下側にそ
れぞれ連続帯状包装袋Pの振れ止めを果たすガイド部2
7を設けることにより、連続帯状包装袋Pが横振れを起
こすことなく安定状態にして送り出すことができ、ノッ
チNの形成作動をより安定させて行うことができるもの
であり、この際、前記ガイド部27をノッチ形成機構5
を取り付けるベース部材21に取り付け固定すること
で、位置調整機構6の調整時にノッチ形成機構5とガイ
ド部27とを同時に位置合わせすることができるもので
ある
【0029】また、前記検出機構4により検知された信
号に基づいて固定刃体28と回転刃体29とからなるカ
ッター機構7によって、連続帯状包装袋Pの横シール箇
所F3の中間部を切断して連続帯状包装袋Pから単数,
あるいは複数の袋状部F4を有する包装袋Pに分離する
ことができる。
【0030】この場合、連続帯状包装袋Pの袋状部F4
毎にその間に位置した横シール部F3部分を順次切断処
理する際、前記検出機構4の検出子3が連続帯状包装袋
Pの側縁部分を押し圧当接するように配設されている
が、連続帯状包装袋Pの袋状部F4の折返し部F1に押
し圧当接した場合にあっては、横シール部F3と比較し
て軟質の1枚フィルムからなる袋状部F4においては折
返し部F1に食い込んだ位置となるが、1枚フィルムか
らなる袋状部F4と比較して2枚重ねでヒートシールさ
れた硬質の横シール部F3においては、検出子3が前記
弾性部材11の力に抗して外方に押され、アーム部材1
0が前記スイッチ手段12から離れることで検知作動し
て検知信号を出力するように構成しているため、袋状部
F4の中の内容物の量が変わって袋状部F4の膨らみが
変化しても、袋状部F4の折返し部F1の側縁を押し圧
当接する構造を採用することにより、検出子3の揺動作
動の領域をほぼ一定に保つことができ、これによりチャ
タリングも生じにくく高速搬送しても精度の高い検知作
動を行うことができ、この検知信号にK基づいて作動す
るノッチ形成機構5によるノッチNの切り込み位置やカ
ッター機構7による切断位置を良好にセッティングする
ことができる。
【0031】また本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能であり、たとえば前記検出機構4の検出子3
の形状,アーム部材10の形状などは適宜変更可能であ
り、スイッチ手段12として近接スイッチに変えて磁気
センサー等用いてもよく、またノッチ形成機構5の位置
調整機構6としてネジ込みによる調整を採用していた
が、ラックとピニオンからなる調整手段であってもよ
い。
【0032】
【発明の効果】本発明による連続帯状包装袋の切断装置
では、搬送機構により搬送される連続帯状包装袋の折返
し部と横シール部との側縁を当接するときの移動変位を
検知して横シール部の位置を割り出す検出子を設けた検
出機構によって、検出精度を高めることができ、これに
より検出機構により検知された信号に基づき前記連続帯
状包装袋の前記縦シール部箇所に開封用ノッチを切り込
み形成するノッチ形成機構の作動位置をバラツキなく適
正に行うことができるとともに、前記検出機構により検
知された信号に基づき前記横シール部箇所の中央部を切
断して前記連続帯状包装袋から単数,あるいは複数の包
装袋に分離するカッター機構の作動位置を適正な横シー
ル部の中央部位置に安定に保つことが可能となり、切断
位置のずれによる包装袋の袋状部の切断による内容物の
洩れなどの最悪の事態を解消することができるものであ
り、また連続帯状包装袋の前記折返し部と前記横シール
部との側縁を当接するときの移動変位を検知して横シー
ル部の位置を割り出す検出子を設けた検出機構の取付位
置を基準にして、連続帯状包装袋の包装形態の変更、特
にフィルム幅の変更に伴い、前記連続帯状包装袋の前記
縦シール部の設定した箇所に開封用ノッチを切り込み形
成するノッチ形成機構を連続帯状包装袋の幅寸法に応じ
て移動調節可能に位置調整機構によって簡単に設定する
ことができるという効果がある。また、前記ノッチ形成
機構と隣接して前記連続帯状包装袋の縦シール部を位置
規整しつつ案内するガイド部を設け、このガイド部と前
記ノッチ機構とを前記位置調整機構によって移動調節可
能に設けたことによって、連続帯状包装袋の搬送時にお
ける包装袋の振れ止めを行うことができ、これにより開
封用ノッチの切り込み量の安定を計ることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である包装システムの全体構
成を示す概要図である。
【図2】本発明の一実施例である帯状フィルムを製袋し
つつ連続帯状包装袋を成形するまでの包装袋の概要斜視
図である。
【図3】本発明の一実施例である開封用ノッチを形成し
た包装袋を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例である切断装置を示す主要部
の斜視図である。
【図5】本発明の一実施例である切断装置の検出機構を
示す要部の斜視図である。
【図6】本発明の一実施例である切断装置のノッチ形成
機構および位置調整機構を示す要部の斜視図である。
【図7】本発明の一実施例である切断装置のノッチ形成
機構および位置調整機構を示す要部の平面図である。
【図8】本発明の一実施例である切断装置のカット機構
を示す側面図である。
【符号の説明】
C 切断装置 F フィルム F1 折返し部 F2 縦シール部 F3 横シール部 F4 袋状部 J 充填包装機 N 開封用ノッチ P 連続帯状包装袋 R 冷却装置 1 本体フレーム 2 搬送機構 3 検出子 4 検出機構 5 ノッチ形成機構 6 位置調整機構 7 カッター機構 8 回転供給ドラム 9 搬送ベルト 10 アーム部材 11 弾性部材 12 スイッチ手段 13 切り込み刃 16 取付台 18 溝部 21 ベース部材 22 案内用レール 23 取付ステー 24 調整ノブ 25 軸部 25A ネジ部 26 取付ステー 26A ネジ孔 27 ガイド部 28 固定刃体 29 回転刃体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 59/00 - 65/08 B65B 9/00 - 9/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状のフィルムを連続的に送り出して製
    袋しつつ二つ折りに折り返された折返し部と、折り返し
    て重ね合わされたフィルムの重合端縁を縦方向にヒート
    シールされた縦シール部と、フィルムの長手方向に沿っ
    て所定間隔毎に内容物を封入しつつフィルムの横方向に
    ヒートシールされた横シール部と、前記縦シール部と前
    記横シール部とにより包囲されたフィルム内に内容物を
    収容した袋状部とを設けた連続帯状包装袋と、この連続
    帯状包装袋を連続状態で搬送する搬送機構と、この搬送
    機構により搬送される連続帯状包装袋の前記折返し部と
    前記横シール部との側縁を当接するときの移動変位を検
    知して横シール部の位置を割り出す検出子を設けた検出
    機構と、この検出機構により検知された信号に基づき前
    記連続帯状包装袋の前記縦シール部箇所に開封用ノッチ
    を切り込み形成するノッチ形成機構と、このノッチ形成
    機構と隣接して前記連続帯状包装袋の縦シール部を位置
    規整しつつ連続帯状包装袋を振れ止め案内するガイド部
    と、前記連続帯状包装袋の幅寸法に応じて前記ノッチ形
    成機構と前記ノッチ形成機構とを移動調節可能に設定す
    る位置調整機構と、前記検出機構により検知された信号
    に基づき前記横シール部箇所の中央部を切断して前記連
    続帯状包装袋から単数,あるいは複数の包装袋に分離す
    るカッター機構とを備えたことを特徴とする連続帯状包
    装袋の切断装置。
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