JP3566992B2 - 歩行補助器 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、老齢者や下肢の不自由な身体障害者の歩行補助に用いられる歩行補助器に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
主に老齢者等の歩行の補助を行うものとして、従来より歩行補助器が用いられている。この種の歩行補助器は、たとえば、上端に手摺部が形成され下端に前車輪を有する左右一対の前脚フレームと、その後方に配置され下端に後車輪を有する左右一対の後脚フレームと、前脚,後脚フレーム間に配置した横フレームに取り付けられた座席部とから主として構成されている。
使用の際には、使用者が、手摺部によって体の一部を支えた状態で、歩行補助器を押しながら歩行を行う。
【0003】
しかしながら、前記従来の歩行補助器は、一般に折り畳み不可能であるためにかさ張り、大きな収容スペースが必要になる。
【0004】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、折り畳み可能でコンパクトに収納でき、しかも開閉作業を老齢者でも簡単に行える歩行補助器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る歩行補助器は、上下端にそれぞれ手摺および車輪を有する左右一対の第1側枠と、前記各第1側枠にそれぞれ連結部を介して前後方向回動自在に連結されるとともに、それぞれ下端に車輪を有する左右一対の第2側枠と、前記各連結部に設けられ、前記第2側枠を前記第1側枠から離反させた展開状態でロックするとともに、該ロック状態の解除により、前記第2側枠を前記第1側枠に接近させた折り畳み状態にさせ得る開閉装置とを備え、前記開閉装置が、前記第2側枠に当接するロック位置と、前記第2側枠から離れたロック解除位置とをとり得る回動自在なロック部材を有しており、前記ロック部材が、前記連結部に回動自在に支持された第1の部材と、該第1の部材に摺動自在に設けられるとともに、前記第2側枠に当接し得る当接部を先端に有する第2の部材と、前記第1,第2の部材間に嵌装され、該第2の部材を突出方向に付勢する付勢部材とから構成されていることを特徴としている。
【0006】
請求項2の発明に係る歩行補助器は、請求項1において、前記第2の部材には、前記連結部の外方に露出する開閉操作用のつまみが取り付けられるとともに、前記連結部には、前記つまみの移動をガイドするためのガイド孔が形成されていることを特徴としている。
【0007】
請求項3の発明に係る歩行補助器は、請求項1において、前記ロック部材が弾性部材から構成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項4の発明に係る歩行補助器は、請求項1において、前記連結部に回動自在に取り付けられ、前後方向に張り出す使用位置と、前記第1側枠側に収納された収納位置とをとり得る座席部をさらに備えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】
請求項1の発明では、第1側枠と第2側枠との連結部に開閉装置を設けたので、歩行補助器を折り畳み可能に構成でき、コンパクトな収納が可能になる。また該開閉装置の作動により、歩行補助器の開閉が可能なので、老齢者でも簡単に開閉作業を行うことができる。
【0010】
また、請求項1の発明によれば、開閉装置が回動自在なロック部材を有しており、歩行補助器の開閉は、該ロック部材をロック位置とロック解除位置との間で回動させればよいだけなので、歩行補助器の開閉作業がより簡単になる。
【0011】
さらに、請求項1の発明では、ロック部材が、回動自在な第1の部材と、当接部を先端に有する第2の部材とを有し、該第2の部材が付勢部材により突出方向に付勢されているので、ロック位置で当接部を第2の側枠に強固に当接させてロック状態を維持できるとともに、ロック部材のロック解除位置への移動も容易に行え、開閉作業が容易になる。
【0012】
請求項2の発明によれば、開閉時には、つまみをガイド孔に沿って開方向または閉方向に移動させればよいだけなので、歩行補助器の開閉作業が一層簡単になる。
【0013】
請求項3の発明では、ロック部材がたとえば樹脂製またはゴム製等の弾性部材から構成されるので、ロック部材がロック位置で弾性変形して第2の側枠に当接することになり、ロック位置で当接部を第2の側枠対に強固に当接させてロック状態を維持できるとともに、ロック部材のロック解除位置への移動も容易に行え、開閉作業が容易になる。
【0014】
請求項4の発明では、使用位置(開位置)と収納位置(閉位置)とをとり得る開閉可能な座席部をさらに設けたので、歩行補助器全体をコンパクトに収納できるばかりでなく、歩行中に座席部を収納することで、歩行に必要なスペースを削減でき、狭い場所での歩行が容易になる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図12は本発明の一実施例による歩行補助器を説明するための図であり、図1は歩行補助器の全体斜視図、図2はその左側面図、図3は前面図、図4は背面図、図5は開閉装置の正面図、図6は図5の VI-VI線断面部分図、図7および図8は開閉装置の開閉動作を説明するための図、図9および図10は座席の開閉動作を説明するための図、図11および図12は歩行補助器の使用状態図である。
【0016】
歩行補助器1は、図1ないし図4に示すように、略上下方向に延びる左右一対の前脚フレーム(第1側枠)2と、該前脚フレーム2の後方(図2右方)に配置された略上下方向に延びる左右一対の後脚フレーム(第2側枠)3と、前脚フレーム2および後脚フレーム3の各連結部分に配置され、該歩行補助器を開閉するための左右の開閉装置4とから主として構成されている。
【0017】
前脚フレーム2の下部には回転自在な前車輪5が、上部には略逆L字状のハンドル6が設けられている。ハンドル6の下部6aは筒状に形成され、該下部6a内に前脚フレーム2の上部が挿入されている。前脚フレーム2の上部には長手方向に複数のねじ穴(図示せず)が形成されており、これらのねじ穴には、ハンドル下部6aに取り付けられたノブ7のねじ部が螺合するようになっている。これにより、ハンドル6の高さ位置を調節できる。またハンドル6の上部には、たとえばクッション材で構成されたグリップ(手摺)8が装着されている。
【0018】
前車輪5は二股状のキャスタヨーク10に支持され、該キャスタヨーク10は、前脚フレーム2の各下部に固定されたキャスタブラケット11により鉛直軸回りに回転自在に支持されている。左右の各キャスタブラケット11はフロントバー12によって互いに連結されている。またキャスタブラケット11には、前車輪5を直進状態で固定するためのキャスタロック部材13が設けられている。
【0019】
後脚フレーム3は回転自在な後車輪15を下端に有している。後脚フレーム3の上端は開閉装置4に前後方向回動自在に支持されており、これにより、後脚フレーム3は、前脚フレーム2から離れた開位置(図2実線位置)と、前脚フレーム2に接近した閉位置(同図一点鎖線位置)とをとり得る。また後脚フレーム3には該後脚フレーム上をスライド自在なスライド部材16が設けられており、左右の各スライド部材16はリアバー17によって互いに連結されている。その一方、前脚フレーム2上には固定部材18が固定されている。スライド部材16,固定部材18間にはサイドバー19が配置され、該サイドバー19の両端部がスライド部材16および固定部材18にピン連結されており、サイドバー19は該各ピン回りを回動自在になっている。
【0020】
図5に示すように、開閉装置4はケース20を有している。ケース20にはブラケット部21が形成されており、ケース20は、該ブラケット部21を挿通する前脚フレーム2上にねじ22により固定されている。またケース20には下方から後脚フレーム3の上部が挿入され、該後脚フレーム3はピン23を介してケース20に回動自在に連結されている。
【0021】
開閉装置4の内部には、図6ないし図8に示すように、後脚フレーム3を前脚フレーム2から離反させた展開状態でロックするためのロック部材30が設けられている。ロック部材30は、略円筒状に形成された例えば樹脂製の内筒部材(第1の部材)31と、同様に略円筒状に形成されかつ内筒部材31の外周に摺動自在に嵌合するとともに、その先端が後脚フレーム3に当接し得る例えば樹脂製の外筒部材(第2の部材)32と、内筒部材31および外筒部材32の各内部に嵌装されたコイルばね(付勢部材)33とから構成されている。
【0022】
内筒部材31下端の基部31aには貫通穴34が形成され、該貫通穴34内には、ピン23よりも下方位置においてケース20を挿通するねじ24が挿入されており、内筒部材31は該ねじ24の回りを回動自在になっている。これにより、ロック部材30は、後脚フレーム3を開位置でロックするロック位置(図7)と、後脚フレーム3を閉位置にし得るロック解除位置(図8)とをとり得る。
【0023】
外筒部材32の先端部(当接部)32aにはめねじ部35が形成されている。その一方、ケース20には、略上下方向に延びるガイド孔36が形成されている。ガイド孔36内には、開閉操作用のつまみ37のねじ部38が挿入されており、該ねじ部38は前記めねじ部35に螺合している。またガイド孔36の下端は、コイルばね33が最も縮退する位置よりも若干下方に配置されており、ガイド孔36は該下端から、開位置(図7)にある後脚フレーム3に沿いつつ上方に延びている。ガイド孔36の上部は、内筒部材基部31aの貫通孔34を挿通するねじ24から離れつつ斜め上方に延びている。
【0024】
この構成により、つまみ37をガイド孔36に沿って下方の開側に移動させると、外筒部材32の先端部32aが後脚フレーム3に当接し、外筒部材32がコイルばね33を縮退させつつ、ねじ24の回りを下方に回動する。そして、つまみ37がガイド孔36の下端に移動したとき、ロック部材30が後脚フレーム3およびねじ24間でロックされる。この結果、後脚フレーム3が開位置で、すなわち歩行補助器1が展開状態でロックされることになる(図7参照)。また、このとき、コイルばね33の反発力により、外筒部材先端部32aが後脚フレーム3に強固に当接することになってロック状態を維持できる。
【0025】
一方、つまみ37をガイド孔36に沿って上方の閉側に移動させると、外筒部材32がねじ24の回りを上方に回動して、その先端部32aが後脚フレーム3から離れる。なお、上述のように、外筒部材32が開側にあるとき、その先端部32aはコイルばね33の反発力によって後脚フレーム3に当接しているので、つまみ37の開側から閉側への移動は容易である。つまみ37がガイド孔36の上端に移動したとき、後脚フレーム3を前脚フレーム2に接近させて、ロック部材30と略平行状態におくことができる。これにより、後脚フレーム3が閉位置で、すなわち歩行補助器1が折り畳み状態におかれることになる(図8参照)。
【0026】
また歩行補助器1には、腰受け部9aを有する座席9が設けられている(図2および図5参照)。座席9内にはフレーム39が配設されている。一方、開閉装置4のケース20の内側方(図5紙面奥側)には、横フレーム40が配置されており、該横フレーム40はねじ24を介してケース20に回動自在に連結されている(図6参照)。そして横フレーム40は前記フレーム39に連結されている。これにより、座席9は、前後方向に張り出した使用位置(図2実線位置)と、前脚フレーム2側に収納された収納位置(同図一点鎖線位置)とをとり得る。
【0027】
横フレーム40の底部には切欠き40aが形成されている(図5および図6参照)。切欠き40aには、横フレーム40が略水平位置すなわち座席9が使用位置におかれたときに、後脚フレーム3に固定された係止ピン41が係止するようになっており、これにより、座席9に作用する使用者の体重が支えられる。またケース20の内側面には、図9および図10に示すように、テーパ状の突起部42がピン23により取り付けられている。突起部42は、前脚フレーム2側にいくほど突出量が増えており、これは、横フレーム40の上方への回動をスムーズに行わせるとともに、座席9が収納位置(図9一点鎖線位置参照)にあるときに横フレーム40が容易に倒れないようにするためである。
【0028】
また各ハンドル6にはそれぞれブレーキレバー45が設けられている(図1ないし図4参照)。各ブレーキレバー45には、後脚フレーム3および開閉装置4内に配設されたワイヤ46の一端が連結されており(図5参照)、該ワイヤ46の他端は、後車輪15に取り付けられたブレーキ装置50に連結されている。またワイヤ46は同時ブレーキ装置70を介してブレーキレバー45に連結されている。この同時ブレーキ装置70は、一方のブレーキレバー45を使用した際に左右両方のブレーキ装置50が作動するようにするためのものであり、各前脚フレーム2間に配設されたセンタバー47上に固定されている。なお、開閉装置4から上方のワイヤ46の外周にはアウタチューブ48が装着されている。
【0029】
各ハンドル6の下部にはサイドブレーキレバー49が設けられている。なお、図では明確に表れていないが、サイドブレーキレバー49の下端には、アウタチューブ48の端部が当接している。そして、サイドブレーキレバー49を下方に回動させると、アウタチューブ48の端部が押される結果、アウタチューブ48がたわみ、これにより内部のワイヤ46が上方に引っ張られて、ブレーキ装置50が作動するようになっている。
【0030】
さらに、センタバー47にはバッグ90が着脱自在に係止されている。バッグ90は、図2の一点鎖線に示すように、その上部が開くようになっている。
【0031】
次に、歩行補助器1の開閉動作について説明する。
まず、図2の一点鎖線に示す閉状態(折り畳み状態)から開状態(展開状態)にする場合について説明する。この閉状態では、開閉用の左右のつまみ37及び各開閉装置4内のロック部材30は図8に示すような位置にある。この状態から、使用者が左右のつまみ37をつかんで下方の開側に押し下げる。
【0032】
すると、つまみ37とともに、ロック部材30の外筒部材先端部32aがガイド孔36に沿って下方に移動して後脚フレーム3に当接し、外筒部材32がコイルばね33を縮退させつつ、ねじ24の回りを下方に回動する。そして、つまみ37がガイド孔36の下端に移動したとき、ロック部材30が後脚フレーム3およびねじ24間でロックされ、後脚フレーム3が開位置におかれる。このようにして、歩行補助器1が展開状態でロックされることになる(図2実線位置および図7参照)。
【0033】
次に、歩行補助器1を開状態から閉状態にする場合には、前記とは逆に、図7に示す状態から、使用者が左右のつまみ37をガイド孔36に沿って上方の閉側に押し上げる。すると、外筒部材32がねじ24の回りを上方に回動して、その先端部32aが後脚フレーム3から離れる。
【0034】
そして、つまみ37がガイド孔36の上端に移動したとき(図8参照)、使用者が左右のグリップ8をつかみ、歩行補助器1を前方に少し倒して後車輪15を浮かせると、後脚フレーム3が自重で前脚フレーム2に接近して前脚フレーム2と略平行状態におかれる。これにより、後脚フレーム3が閉位置に、すなわち歩行補助器1が折り畳み状態におかれることになり(図8参照)、この結果、コンパクトな収納が可能になる。
【0035】
次に、歩行補助器1の使用方法について説明する。
使用の際には、図11に示すように、歩行補助器1を展開状態にするとともに、座席9を前脚フレーム2側に収納した状態で、使用者Pがグリップ8をつかみ、あるいはグリップ8に腕を載せることにより、体重の一部をハンドル6で支える。そして、歩行補助器1を前方に押しながら歩行を行う。
【0036】
歩行の途中で使用者Pが休憩をする際には、まず左右のサイドブレーキ49を下ろして後車輪15にブレーキをかける。この状態から、図12に示すように、座席9を下ろして使用位置におくことにより、歩行の途中で座席9を使用して休憩をとることができる。
【0037】
このように本実施例では、開閉装置4を設けたことにより、歩行補助器1を折り畳み可能に構成でき、これによりコンパクトな収納が可能になる。しかも、歩行補助器1の開閉がつまみ37をガイド孔36に沿って開方向または閉方向に移動させるだけでよいので、老齢者でも簡単に開閉作業を行うことができる。
【0038】
さらに、座席9を開閉可能に設けたことにより、歩行補助器全体を一層コンパクトに収納できるばかりでなく、歩行中に座席9を収納することで、歩行に必要なスペースを削減でき、狭い場所での歩行が容易になる。
【0039】
なお、前記実施例では、ロック部材30が内筒部材31,外筒部材32およびコイルばね33の3つの部材から構成された例を示したが、本発明の適用はこれに限定されず、ロック部材30を硬質ゴム等の弾性部材を用いて一つの部材から構成するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る歩行補助器によれば、第1側枠と第2側枠との連結部に開閉装置を設けたので、歩行補助器を折り畳み可能に構成でき、コンパクトな収納が可能になる。また該開閉装置の作動により、歩行補助器の開閉が可能なので、老齢者でも簡単に開閉作業を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による歩行補助器の全体斜視図。
【図2】前記歩行補助器の左側面図。
【図3】前記歩行補助器の前面図(図2の III矢視図)。
【図4】前記歩行補助器の背面図(図2のIV矢視図)。
【図5】前記歩行補助器の開閉装置の正面図(図2の一部拡大図)。
【図6】図5の VI−VI線断面部分図。
【図7】前記開閉装置の開閉動作を説明するための図。
【図8】前記開閉装置の開閉動作を説明するための図。
【図9】前記歩行補助器の座席の開閉動作を説明するための図。
【図10】図9の X−X線断面図。
【図11】前記歩行補助器の使用状態図。
【図12】前記歩行補助器の使用状態図。
【符号の説明】
1 歩行補助器
2 前脚フレーム(第1側枠)
3 後脚フレーム(第2側枠)
4 開閉装置
5 前車輪
6 ハンドル
8 グリップ(手摺)
9 座席(座席部)
15 後車輪
30 ロック部材
31 内筒部材(第1の部材)
32 外筒部材(第2の部材)
32a 先端部(当接部)
33 コイルばね(付勢部材)
36 ガイド孔
37 つまみ
【産業上の利用分野】
本発明は、老齢者や下肢の不自由な身体障害者の歩行補助に用いられる歩行補助器に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
主に老齢者等の歩行の補助を行うものとして、従来より歩行補助器が用いられている。この種の歩行補助器は、たとえば、上端に手摺部が形成され下端に前車輪を有する左右一対の前脚フレームと、その後方に配置され下端に後車輪を有する左右一対の後脚フレームと、前脚,後脚フレーム間に配置した横フレームに取り付けられた座席部とから主として構成されている。
使用の際には、使用者が、手摺部によって体の一部を支えた状態で、歩行補助器を押しながら歩行を行う。
【0003】
しかしながら、前記従来の歩行補助器は、一般に折り畳み不可能であるためにかさ張り、大きな収容スペースが必要になる。
【0004】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、折り畳み可能でコンパクトに収納でき、しかも開閉作業を老齢者でも簡単に行える歩行補助器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る歩行補助器は、上下端にそれぞれ手摺および車輪を有する左右一対の第1側枠と、前記各第1側枠にそれぞれ連結部を介して前後方向回動自在に連結されるとともに、それぞれ下端に車輪を有する左右一対の第2側枠と、前記各連結部に設けられ、前記第2側枠を前記第1側枠から離反させた展開状態でロックするとともに、該ロック状態の解除により、前記第2側枠を前記第1側枠に接近させた折り畳み状態にさせ得る開閉装置とを備え、前記開閉装置が、前記第2側枠に当接するロック位置と、前記第2側枠から離れたロック解除位置とをとり得る回動自在なロック部材を有しており、前記ロック部材が、前記連結部に回動自在に支持された第1の部材と、該第1の部材に摺動自在に設けられるとともに、前記第2側枠に当接し得る当接部を先端に有する第2の部材と、前記第1,第2の部材間に嵌装され、該第2の部材を突出方向に付勢する付勢部材とから構成されていることを特徴としている。
【0006】
請求項2の発明に係る歩行補助器は、請求項1において、前記第2の部材には、前記連結部の外方に露出する開閉操作用のつまみが取り付けられるとともに、前記連結部には、前記つまみの移動をガイドするためのガイド孔が形成されていることを特徴としている。
【0007】
請求項3の発明に係る歩行補助器は、請求項1において、前記ロック部材が弾性部材から構成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項4の発明に係る歩行補助器は、請求項1において、前記連結部に回動自在に取り付けられ、前後方向に張り出す使用位置と、前記第1側枠側に収納された収納位置とをとり得る座席部をさらに備えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】
請求項1の発明では、第1側枠と第2側枠との連結部に開閉装置を設けたので、歩行補助器を折り畳み可能に構成でき、コンパクトな収納が可能になる。また該開閉装置の作動により、歩行補助器の開閉が可能なので、老齢者でも簡単に開閉作業を行うことができる。
【0010】
また、請求項1の発明によれば、開閉装置が回動自在なロック部材を有しており、歩行補助器の開閉は、該ロック部材をロック位置とロック解除位置との間で回動させればよいだけなので、歩行補助器の開閉作業がより簡単になる。
【0011】
さらに、請求項1の発明では、ロック部材が、回動自在な第1の部材と、当接部を先端に有する第2の部材とを有し、該第2の部材が付勢部材により突出方向に付勢されているので、ロック位置で当接部を第2の側枠に強固に当接させてロック状態を維持できるとともに、ロック部材のロック解除位置への移動も容易に行え、開閉作業が容易になる。
【0012】
請求項2の発明によれば、開閉時には、つまみをガイド孔に沿って開方向または閉方向に移動させればよいだけなので、歩行補助器の開閉作業が一層簡単になる。
【0013】
請求項3の発明では、ロック部材がたとえば樹脂製またはゴム製等の弾性部材から構成されるので、ロック部材がロック位置で弾性変形して第2の側枠に当接することになり、ロック位置で当接部を第2の側枠対に強固に当接させてロック状態を維持できるとともに、ロック部材のロック解除位置への移動も容易に行え、開閉作業が容易になる。
【0014】
請求項4の発明では、使用位置(開位置)と収納位置(閉位置)とをとり得る開閉可能な座席部をさらに設けたので、歩行補助器全体をコンパクトに収納できるばかりでなく、歩行中に座席部を収納することで、歩行に必要なスペースを削減でき、狭い場所での歩行が容易になる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図12は本発明の一実施例による歩行補助器を説明するための図であり、図1は歩行補助器の全体斜視図、図2はその左側面図、図3は前面図、図4は背面図、図5は開閉装置の正面図、図6は図5の VI-VI線断面部分図、図7および図8は開閉装置の開閉動作を説明するための図、図9および図10は座席の開閉動作を説明するための図、図11および図12は歩行補助器の使用状態図である。
【0016】
歩行補助器1は、図1ないし図4に示すように、略上下方向に延びる左右一対の前脚フレーム(第1側枠)2と、該前脚フレーム2の後方(図2右方)に配置された略上下方向に延びる左右一対の後脚フレーム(第2側枠)3と、前脚フレーム2および後脚フレーム3の各連結部分に配置され、該歩行補助器を開閉するための左右の開閉装置4とから主として構成されている。
【0017】
前脚フレーム2の下部には回転自在な前車輪5が、上部には略逆L字状のハンドル6が設けられている。ハンドル6の下部6aは筒状に形成され、該下部6a内に前脚フレーム2の上部が挿入されている。前脚フレーム2の上部には長手方向に複数のねじ穴(図示せず)が形成されており、これらのねじ穴には、ハンドル下部6aに取り付けられたノブ7のねじ部が螺合するようになっている。これにより、ハンドル6の高さ位置を調節できる。またハンドル6の上部には、たとえばクッション材で構成されたグリップ(手摺)8が装着されている。
【0018】
前車輪5は二股状のキャスタヨーク10に支持され、該キャスタヨーク10は、前脚フレーム2の各下部に固定されたキャスタブラケット11により鉛直軸回りに回転自在に支持されている。左右の各キャスタブラケット11はフロントバー12によって互いに連結されている。またキャスタブラケット11には、前車輪5を直進状態で固定するためのキャスタロック部材13が設けられている。
【0019】
後脚フレーム3は回転自在な後車輪15を下端に有している。後脚フレーム3の上端は開閉装置4に前後方向回動自在に支持されており、これにより、後脚フレーム3は、前脚フレーム2から離れた開位置(図2実線位置)と、前脚フレーム2に接近した閉位置(同図一点鎖線位置)とをとり得る。また後脚フレーム3には該後脚フレーム上をスライド自在なスライド部材16が設けられており、左右の各スライド部材16はリアバー17によって互いに連結されている。その一方、前脚フレーム2上には固定部材18が固定されている。スライド部材16,固定部材18間にはサイドバー19が配置され、該サイドバー19の両端部がスライド部材16および固定部材18にピン連結されており、サイドバー19は該各ピン回りを回動自在になっている。
【0020】
図5に示すように、開閉装置4はケース20を有している。ケース20にはブラケット部21が形成されており、ケース20は、該ブラケット部21を挿通する前脚フレーム2上にねじ22により固定されている。またケース20には下方から後脚フレーム3の上部が挿入され、該後脚フレーム3はピン23を介してケース20に回動自在に連結されている。
【0021】
開閉装置4の内部には、図6ないし図8に示すように、後脚フレーム3を前脚フレーム2から離反させた展開状態でロックするためのロック部材30が設けられている。ロック部材30は、略円筒状に形成された例えば樹脂製の内筒部材(第1の部材)31と、同様に略円筒状に形成されかつ内筒部材31の外周に摺動自在に嵌合するとともに、その先端が後脚フレーム3に当接し得る例えば樹脂製の外筒部材(第2の部材)32と、内筒部材31および外筒部材32の各内部に嵌装されたコイルばね(付勢部材)33とから構成されている。
【0022】
内筒部材31下端の基部31aには貫通穴34が形成され、該貫通穴34内には、ピン23よりも下方位置においてケース20を挿通するねじ24が挿入されており、内筒部材31は該ねじ24の回りを回動自在になっている。これにより、ロック部材30は、後脚フレーム3を開位置でロックするロック位置(図7)と、後脚フレーム3を閉位置にし得るロック解除位置(図8)とをとり得る。
【0023】
外筒部材32の先端部(当接部)32aにはめねじ部35が形成されている。その一方、ケース20には、略上下方向に延びるガイド孔36が形成されている。ガイド孔36内には、開閉操作用のつまみ37のねじ部38が挿入されており、該ねじ部38は前記めねじ部35に螺合している。またガイド孔36の下端は、コイルばね33が最も縮退する位置よりも若干下方に配置されており、ガイド孔36は該下端から、開位置(図7)にある後脚フレーム3に沿いつつ上方に延びている。ガイド孔36の上部は、内筒部材基部31aの貫通孔34を挿通するねじ24から離れつつ斜め上方に延びている。
【0024】
この構成により、つまみ37をガイド孔36に沿って下方の開側に移動させると、外筒部材32の先端部32aが後脚フレーム3に当接し、外筒部材32がコイルばね33を縮退させつつ、ねじ24の回りを下方に回動する。そして、つまみ37がガイド孔36の下端に移動したとき、ロック部材30が後脚フレーム3およびねじ24間でロックされる。この結果、後脚フレーム3が開位置で、すなわち歩行補助器1が展開状態でロックされることになる(図7参照)。また、このとき、コイルばね33の反発力により、外筒部材先端部32aが後脚フレーム3に強固に当接することになってロック状態を維持できる。
【0025】
一方、つまみ37をガイド孔36に沿って上方の閉側に移動させると、外筒部材32がねじ24の回りを上方に回動して、その先端部32aが後脚フレーム3から離れる。なお、上述のように、外筒部材32が開側にあるとき、その先端部32aはコイルばね33の反発力によって後脚フレーム3に当接しているので、つまみ37の開側から閉側への移動は容易である。つまみ37がガイド孔36の上端に移動したとき、後脚フレーム3を前脚フレーム2に接近させて、ロック部材30と略平行状態におくことができる。これにより、後脚フレーム3が閉位置で、すなわち歩行補助器1が折り畳み状態におかれることになる(図8参照)。
【0026】
また歩行補助器1には、腰受け部9aを有する座席9が設けられている(図2および図5参照)。座席9内にはフレーム39が配設されている。一方、開閉装置4のケース20の内側方(図5紙面奥側)には、横フレーム40が配置されており、該横フレーム40はねじ24を介してケース20に回動自在に連結されている(図6参照)。そして横フレーム40は前記フレーム39に連結されている。これにより、座席9は、前後方向に張り出した使用位置(図2実線位置)と、前脚フレーム2側に収納された収納位置(同図一点鎖線位置)とをとり得る。
【0027】
横フレーム40の底部には切欠き40aが形成されている(図5および図6参照)。切欠き40aには、横フレーム40が略水平位置すなわち座席9が使用位置におかれたときに、後脚フレーム3に固定された係止ピン41が係止するようになっており、これにより、座席9に作用する使用者の体重が支えられる。またケース20の内側面には、図9および図10に示すように、テーパ状の突起部42がピン23により取り付けられている。突起部42は、前脚フレーム2側にいくほど突出量が増えており、これは、横フレーム40の上方への回動をスムーズに行わせるとともに、座席9が収納位置(図9一点鎖線位置参照)にあるときに横フレーム40が容易に倒れないようにするためである。
【0028】
また各ハンドル6にはそれぞれブレーキレバー45が設けられている(図1ないし図4参照)。各ブレーキレバー45には、後脚フレーム3および開閉装置4内に配設されたワイヤ46の一端が連結されており(図5参照)、該ワイヤ46の他端は、後車輪15に取り付けられたブレーキ装置50に連結されている。またワイヤ46は同時ブレーキ装置70を介してブレーキレバー45に連結されている。この同時ブレーキ装置70は、一方のブレーキレバー45を使用した際に左右両方のブレーキ装置50が作動するようにするためのものであり、各前脚フレーム2間に配設されたセンタバー47上に固定されている。なお、開閉装置4から上方のワイヤ46の外周にはアウタチューブ48が装着されている。
【0029】
各ハンドル6の下部にはサイドブレーキレバー49が設けられている。なお、図では明確に表れていないが、サイドブレーキレバー49の下端には、アウタチューブ48の端部が当接している。そして、サイドブレーキレバー49を下方に回動させると、アウタチューブ48の端部が押される結果、アウタチューブ48がたわみ、これにより内部のワイヤ46が上方に引っ張られて、ブレーキ装置50が作動するようになっている。
【0030】
さらに、センタバー47にはバッグ90が着脱自在に係止されている。バッグ90は、図2の一点鎖線に示すように、その上部が開くようになっている。
【0031】
次に、歩行補助器1の開閉動作について説明する。
まず、図2の一点鎖線に示す閉状態(折り畳み状態)から開状態(展開状態)にする場合について説明する。この閉状態では、開閉用の左右のつまみ37及び各開閉装置4内のロック部材30は図8に示すような位置にある。この状態から、使用者が左右のつまみ37をつかんで下方の開側に押し下げる。
【0032】
すると、つまみ37とともに、ロック部材30の外筒部材先端部32aがガイド孔36に沿って下方に移動して後脚フレーム3に当接し、外筒部材32がコイルばね33を縮退させつつ、ねじ24の回りを下方に回動する。そして、つまみ37がガイド孔36の下端に移動したとき、ロック部材30が後脚フレーム3およびねじ24間でロックされ、後脚フレーム3が開位置におかれる。このようにして、歩行補助器1が展開状態でロックされることになる(図2実線位置および図7参照)。
【0033】
次に、歩行補助器1を開状態から閉状態にする場合には、前記とは逆に、図7に示す状態から、使用者が左右のつまみ37をガイド孔36に沿って上方の閉側に押し上げる。すると、外筒部材32がねじ24の回りを上方に回動して、その先端部32aが後脚フレーム3から離れる。
【0034】
そして、つまみ37がガイド孔36の上端に移動したとき(図8参照)、使用者が左右のグリップ8をつかみ、歩行補助器1を前方に少し倒して後車輪15を浮かせると、後脚フレーム3が自重で前脚フレーム2に接近して前脚フレーム2と略平行状態におかれる。これにより、後脚フレーム3が閉位置に、すなわち歩行補助器1が折り畳み状態におかれることになり(図8参照)、この結果、コンパクトな収納が可能になる。
【0035】
次に、歩行補助器1の使用方法について説明する。
使用の際には、図11に示すように、歩行補助器1を展開状態にするとともに、座席9を前脚フレーム2側に収納した状態で、使用者Pがグリップ8をつかみ、あるいはグリップ8に腕を載せることにより、体重の一部をハンドル6で支える。そして、歩行補助器1を前方に押しながら歩行を行う。
【0036】
歩行の途中で使用者Pが休憩をする際には、まず左右のサイドブレーキ49を下ろして後車輪15にブレーキをかける。この状態から、図12に示すように、座席9を下ろして使用位置におくことにより、歩行の途中で座席9を使用して休憩をとることができる。
【0037】
このように本実施例では、開閉装置4を設けたことにより、歩行補助器1を折り畳み可能に構成でき、これによりコンパクトな収納が可能になる。しかも、歩行補助器1の開閉がつまみ37をガイド孔36に沿って開方向または閉方向に移動させるだけでよいので、老齢者でも簡単に開閉作業を行うことができる。
【0038】
さらに、座席9を開閉可能に設けたことにより、歩行補助器全体を一層コンパクトに収納できるばかりでなく、歩行中に座席9を収納することで、歩行に必要なスペースを削減でき、狭い場所での歩行が容易になる。
【0039】
なお、前記実施例では、ロック部材30が内筒部材31,外筒部材32およびコイルばね33の3つの部材から構成された例を示したが、本発明の適用はこれに限定されず、ロック部材30を硬質ゴム等の弾性部材を用いて一つの部材から構成するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る歩行補助器によれば、第1側枠と第2側枠との連結部に開閉装置を設けたので、歩行補助器を折り畳み可能に構成でき、コンパクトな収納が可能になる。また該開閉装置の作動により、歩行補助器の開閉が可能なので、老齢者でも簡単に開閉作業を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による歩行補助器の全体斜視図。
【図2】前記歩行補助器の左側面図。
【図3】前記歩行補助器の前面図(図2の III矢視図)。
【図4】前記歩行補助器の背面図(図2のIV矢視図)。
【図5】前記歩行補助器の開閉装置の正面図(図2の一部拡大図)。
【図6】図5の VI−VI線断面部分図。
【図7】前記開閉装置の開閉動作を説明するための図。
【図8】前記開閉装置の開閉動作を説明するための図。
【図9】前記歩行補助器の座席の開閉動作を説明するための図。
【図10】図9の X−X線断面図。
【図11】前記歩行補助器の使用状態図。
【図12】前記歩行補助器の使用状態図。
【符号の説明】
1 歩行補助器
2 前脚フレーム(第1側枠)
3 後脚フレーム(第2側枠)
4 開閉装置
5 前車輪
6 ハンドル
8 グリップ(手摺)
9 座席(座席部)
15 後車輪
30 ロック部材
31 内筒部材(第1の部材)
32 外筒部材(第2の部材)
32a 先端部(当接部)
33 コイルばね(付勢部材)
36 ガイド孔
37 つまみ
Claims (4)
- 上下端にそれぞれ手摺および車輪を有する左右一対の第1側枠と、
前記各第1側枠にそれぞれ連結部を介して前後方向回動自在に連結されるとともに、それぞれ下端に車輪を有する左右一対の第2側枠と、
前記各連結部に設けられ、前記第2側枠を前記第1側枠から離反させた展開状態でロックするとともに、該ロック状態の解除により、前記第2側枠を前記第1側枠に接近させた折り畳み状態にさせ得る開閉装置とを備え、前記開閉装置が、前記第2側枠に当接するロック位置と、前記第2側枠から離れたロック解除位置とをとり得る回動自在なロック部材を有しており、前記ロック部材が、前記連結部に回動自在に支持された第1の部材と、該第1の部材に摺動自在に設けられるとともに、前記第2側枠に当接し得る当接部を先端に有する第2の部材と、前記第1,第2の部材間に嵌装され、該第2の部材を突出方向に付勢する付勢部材とから構成されている、
ことを特徴とする歩行補助器。 - 前記第2の部材には、前記連結部の外方に露出する開閉操作用のつまみが取り付けられるとともに、前記連結部には、前記つまみの移動をガイドするためのガイド孔が形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の歩行補助器。 - 前記ロック部材は弾性部材から構成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の歩行補助器。 - 前記連結部に回動自在に取り付けられ、前後方向に張り出す使用位置と、前記第1側枠側に収納された収納位置とをとり得る座席部をさらに備えた、
ことを特徴とする請求項1記載の歩行補助器。
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