JP2503312B2 - 歩行補助器 - Google Patents

歩行補助器

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JP2503312B2
JP2503312B2 JP3024125A JP2412591A JP2503312B2 JP 2503312 B2 JP2503312 B2 JP 2503312B2 JP 3024125 A JP3024125 A JP 3024125A JP 2412591 A JP2412591 A JP 2412591A JP 2503312 B2 JP2503312 B2 JP 2503312B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下肢の不自由な身体障
害者や老齢者等の歩行補助に用いられる歩行補助器に関
する。
【0002】
【従来の技術】身体障害者等の歩行の補助を行うものと
して、従来より歩行補助器が用いられている。この歩行
補助器の例を図14及び図15に示す。図14に示す歩
行補助器は、主に病院等の室内で使用されるものであっ
て、U字状の上部横枠部材101及び下部横枠部材10
2と、両端部がそれぞれ横枠部材101,102に固着
された縦枠部材103と、上部横枠部材101の上方に
昇降自在に設けられたU字状の手摺104と、下部横枠
部材102の下方に設けられた車輪105とから構成さ
れている。
【0003】使用の際には、横枠部材101及び102
の開口内に使用者が入り、手摺104により垂直方向に
体を支えることによって歩行を行う。図15に示す歩行
補助器110は、主に屋外で使用されるものであって、
逆V字状に配置されそれぞれ矢印方向に回動自在な1対
の脚枠部材111a及び111bと、各脚枠部材の下端
に設けられた車輪112a及び112bと、脚枠部材1
11a上方に突出する縦枠部材113と、縦枠部材11
3上部に設けられ矢印方向に回動自在な逆U字状の手摺
114とから構成されている。また、各脚枠部材111
a,111bの上部には、使用者が腰掛けるためのシー
ト115が設けられている。
【0004】使用の際には、使用者が手摺114に一部
体重を支持させた状態で、手摺114を前方に押すこと
により歩行を行う。また、この歩行補助器110では、
各脚枠部材111a,111b及び手摺114をそれぞ
れ矢印方向に回動させることによって、折り畳み状態で
コンパクトに収容できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の歩行補助器
100は、折り畳み不能であるためにかさ張り、比較的
大きな収容スペースが必要になる。また、歩行補助器1
10では、単体でコンパクトに収容可能であるが、手摺
114が後側車輪112aのほぼ垂直上方に設けられて
いるため、使用時に後側車輪112aの車軸116が歩
行者の脚の運びの邪魔になるという問題がある。また、
手摺114に大きな荷重をかけた場合には、使用者の意
思に反して歩行補助器が勝手に前進してしまったり、極
端な場合には前側車輪112bが浮き上がるおそれがあ
る。
【0006】そこで、このような問題点を解消すべく、
本件出願に係る発明者による歩行補助器が提案されてい
る(特願平1−223786号)。この歩行補助器は、
図16に示すように、上下に延びる左右の側枠120
a,120bを有する前側枠対120と、前側枠対12
0の後方側に配置され上下に延びる左右の側枠121
a,121bを有する後側枠対121とを有している。
各側枠121a,121bの上部は、それぞれ前側枠対
120の対応する各側枠120a,120bに回動自在
に連結されている。また、前側枠対120及び後側枠対
121は、下端にそれぞれ車輪122及び123を有し
ている。また、前側枠対120の上部にはグリップ12
4が設けられている。
【0007】前側枠対120には、各側枠120a,1
20bを相互に接近・離反自在に連結する連結機構12
5が設けられている。この連結機構125は、X字状に
交差し交差角が変更自在な部材から構成されている。前
側枠対120及び後側枠対121の各左側枠120a,
121aの間、及び右側枠120b,121bの間に
は、各後側枠121a及び121bをそれぞれ対応する
前側枠120a,120bに対して相互に接近・離反自
在に連結する連結機構126a及び126bが設けられ
ている。また、これらの連結機構126a及び126b
の間には、操作杆127が設けられている。操作杆12
7は、図16の矢印方向に2つ折れ可能になっており、
図16に示す伸長状態で(この歩行補助器の展開状態
で)ロックし得るようになっている。また、この展開状
態において、後側枠対121の左右の側枠121a,1
21bの間に使用者を収容し得る空間が形成される。
【0008】このような歩行補助器では、上述のよう
に、歩行補助器内部に使用者を収容し得る空間が形成さ
れるのではあるが、操作杆27が連結機構126a,
126bに設けられているため、その空間をあまり大き
くとることはできない。本発明の目的は、折り畳み自在
で安全に使用でき、しかも使用者を収納し得る空間を充
分に確保できる歩行補助器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る歩行補助
器は、第1及び第2側枠対と、第1連結機構と、第2連
結機構と、規制機構と、手摺部とを備えている。前記第
1及び第2側枠対は、それぞれ下端に車輪を有する左右
の側枠からなり、第1側枠対の左右の側枠上部に第2側
枠対の左右の側枠上部がそれぞれ回動自在かつ摺動不能
に取り付けられている。前記第1連結機構は、第1側枠
対の左右の側枠間に設けられたX字状連結部材からな
り、第1側枠対の左右の側枠対にX字状連結部材の上端
が回動自在かつ摺動不能に連結され、下端が回動かつ摺
動自在に連結されている。前記第2連結機構は、一端が
X字状連結部材の下部両端に回動自在に連結されかつ他
端が第2側枠対の左右の側枠に回動自在にそれぞれ連結
された左右1対の側杆を有している。前記規制機構は、
第1連結機構のX字状連結部材に設けられ、第1連結機
構を展開状態で規制するためのものである。前記手摺部
は、第2側枠対間の空間内の使用者が使用するものであ
る。
【0010】請求項2に係る歩行補助器は、請求項1記
載の補助器において、一端が第2側枠対の一方の側枠に
回動自在に連結され、他端が規制機構に回動自在に連結
された第1補助部材と、一端が第2側枠対の他方の側枠
に回動自在に連結され、他端が規制機構に回動自在に連
結された第2補助部材とをさらに備えている。
【0011】
【作用】請求項1に係る歩行補助器を使用する際には、
第1および第2連結機構により第1及び第2側枠対の各
側枠を相互に離反させることによって、各側枠対を離反
した展開状態にする。この状態で規制機構により第1
結機構を規制する。これにより、第2側枠対の左右の側
枠間には、歩行者を収容し得る空間が形成される。使用
者は、この空間内に入り、手摺部で体を支持しながら歩
行補助器を使用する。
【0012】この場合には、規制機構が第1連結機構
X字状連結部材に設けられているため、左右の側枠間に
使用者を収容し得る充分大きな空間が確保できる。これ
により、特に狭い場所での使用が容易になる。また、使
用者が前記空間内に入って手摺部で体を支持することが
できるため、前後の車輪にほぼ均等に荷重がかかる。し
たがって、前車輪が浮き上がったりする等の不具合が解
消される。また、第1側枠対の左右の側枠上部に第2側
枠対の左右の側枠上部がそれぞれ回動自在かつ摺動不能
に取り付けられているので、規制機構で規制されない展
開途中の状態であっても手摺部に力が作用すると、それ
以上枠体が展開しにくくなり展開途中の状態でも充分に
歩行補助器としての機能を発揮できる。
【0013】非使用時には、第1および第2連結機構に
より第1及び第2側枠対の各側枠を接近させることによ
り、各側枠を折り畳んでコンパクトに収容できる。請求
項2に係る歩行補助器では、規制機構と第2側枠対の側
枠との間に2つの補助部材が斜めに配置されるので、展
開状態における歩行補助器の横剛性およじ捩じり剛性が
高くなり、使用時の左右のふらつきを抑えることができ
る。
【0014】
【実施例】図1ないし図5は本発明の一実施例による歩
行補助器を示している。なお、これらの図はいずれも使
用時における展開状態を示している。歩行補助器1は、
主に、上下に延びる左右の側枠2a,2bを有する前側
枠対(第1側枠対)2と、前側枠対2の後方に配置され
た上下に延びる左右の側枠3a,3bを有する後側枠対
(第2側枠対)3と、これらの各側枠対を相互に接近・
離反自在に連結する3つの連結機構11〜13と、連結
機構11を展開状態でロックするロック機構30とから
構成されている。
【0015】前側枠対2は、回転自在な前車輪4を下端
に有している。前側枠対2の上部は、後方に概ね90°
屈曲しており、この屈曲部分にグリップ5が取り付けら
れている。また、前側枠対2の上部には、フック6が設
けられている。フック6には、図5に示すように、小物
入れ用のバッグ6a等を吊り下げ得る。フック6の取付
部分には、歩行補助器1を折り畳んだ状態(図7参照)
において、前側枠対2a,2bを相互に固定するための
ストッパー7と、ストッパー7が係合するピン8とが設
けられている。ストッパー7の一端は、前側枠対2の側
枠2aに回動自在に取り付けられている。
【0016】後側枠対3は、同様に回転自在な後車輪9
を下端に有している。後側枠対3の各側枠3a,3bの
上部は前方側に屈曲しており、この屈曲部先端がそれぞ
れ対応する側枠2a,2bに回動自在に連結されてい
る。なお、図示していないが、各後車輪9にはブレーキ
が取り付けられており、このブレーキ作動用のブレーキ
レバー10がグリップ5の下部に設けられている。
【0017】前記連結機構11〜13は、前側枠対2の
左右の側枠2a,2bを相互に接近・離反自在に連結す
る連結機構11と、前側枠対2と後側枠対3の各左側枠
2a,3a及び各右側枠2b,3bそれぞれ相互に接
近・離反自在に連結する連結機構12,13とから構成
されている。連結機構11は、直線状部材11a,11
bを各々の中央部において交差させ各々回動自在に連結
してなるX字状連結部材から構成されている。各部材1
1a,11bの上端は前側枠対2の各側枠2a,2bの
上部に回動自在かつ摺動不能に連結されている。また各
部材11a,11bの下端は、それぞれ各側枠2a,2
b上をスライド自在なスライド部材15に回動自在に連
結されている。これにより、各スライド部材15が各側
枠2a,2b上をスライドして部材11a及び11bの
交差角が変化し、各側枠2a,2bが相互に接近・離反
し得るようになっている。
【0018】部材11aとスライド部材15との連結部
Aの詳細を図8及び図9に示す。なお、部材11b側の
連結部についても同様である。これらの図において、部
材11aは、その下端を挿通するピン16を介してスラ
イド部材15に取り付けられており,このピン16の回
りに回動自在となっている。また、側枠2aの長手方向
中央部には、ストッパーピン17が固定されている。一
方、スライド部材15の上部には切欠き15aが形成さ
れており、この切欠き15aがストッパーピン17に下
方から係合し得る。これにより、部材11a及び11b
の交差角が規制されるようになっている。
【0019】連結機構12,13は、前側枠対2及び後
側枠対3の間に配置された側杆20を有している。側杆
20の一端はスライド部材15の一端に回動自在に連結
されている。また側杆20の下端は、後側枠対3の各側
枠3a,3b上に固定された固定部材21に回動自在に
連結されている。側枠3a側の連結部Bの詳細を図10
及び図11に示す。なお、側枠3b側の連結部について
も同様である。これらの図において、固定部材21は、
前方側に突出するコ字状の突起部21aを有している。
突起部21aの凹部内に側杆20の後端部20aが嵌め
込まれている。突起部21a及び側杆20後端部をピン
22が挿通しており、側杆20はピン22の回りに回動
自在になっている。また、突起部21aの側部には、コ
字状部材23が設けられている。このコ字状部材23も
同様にピン22を介して突起部21aに取り付けられて
おり、ピン22の回りに回動自在になっている。コ字状
部材23内には、補助部材25の一端が回動自在に連結
されている。補助部材25の他端は、ロック機構30に
連結されている。
【0020】ロック機構30は、連結機構11の下部
(交点の下方)において各部材11a,11bの間に設
けられている。ロック機構30は、平板状部材30a,
30bを各々回動自在に連結して構成されており、各部
材30a,30bの他端はそれぞれ連結機構11の各部
材11a,11bに回動自在に連結されている。この構
成により、ロック機構30は、図1の矢印方向に2つ折
れ可能となっている(図6参照)。
【0021】各部材30a,30bの連結部の詳細を図
12に示す。なお、図12は、図6の矢視Cを示してい
る。部材30a,30bの先端には、それぞれ継手3
1,32が固定されている。継手31の先端部31aは
平面視コ字状に形成されており、先端部31aの凹部内
に継手32の先端部32aが嵌まり込んでいる。また、
先端部31aにはボス33が取り付けられている。ボス
33には、先端部31a及び32aを挿通するピン34
が設けられており、部材30bはこのピン34の回りに
回動自在になっている。また、先端部31aには長孔3
5が形成されている。一方、ボス33の基部を挿通して
爪部材36がスライド自在に設けられている。爪部材3
6の一端にはピン37が固定されている。ピン37は、
先端部31aの凹部内に配置されており、長孔35内を
スライド自在になっている。爪部材36の他端は概ね9
0°屈曲しており、この屈曲部とボス33との間にコイ
ルスプリング38が装着されている。コイルスプリング
38の一端は爪部材35の屈曲部に圧接し、また他端は
ボス33に圧接している。このコイルスプリング36の
バネ力により、爪部材36は常時上方(図12の下方)
に付勢されている。また、継手32の先端部32aに
は、ピン37が係止し得るL字状の切欠き39が形成さ
れている。この構成により、ロック機構30が図12に
示す2つ折れ状態から伸長状態(図1)になるにつれ、
ピン37が長孔35内を移動しつつ切欠き39内に係止
し、これにより、ロック機構30が伸長状態でロックさ
れるようになっている。
【0022】ロック機構30の各部材30a,30bに
は、図13に示すような自在継手40が取り付けられて
いる。なお、図13は部材30a側の自在継手40を示
しているが、部材30b側についても同様である。自在
継手40は、部材30aに固定されたコ字状継手41を
有しており、このコ字状継手41内に同様のコ字状継手
42が嵌め込まれている。継手42は、継手41及び4
2を挿通するピン43の回りに回動自在になっている。
継手42内には補助部材25の一端が嵌め込まれてお
り、補助部材25は継手42及び補助部材25を挿通す
るピン43の回りに回動自在になっている。この補助部
材25により、展開状態(図1)における歩行補助器1
が補強されている
【0023】連結機構11の上部において各部材11
a,11bの間には、チェーン45が取り付けられてい
る。チェーン45の両端はそれぞれ部材11a,11b
に固定されている。また、部材11a上にはピン46
(図4)が設けられている。この歩行補助器1の一部展
開状態(図6)においてチェーン45が弛んだ際に、こ
のピン46を利用してチェーン45を伸長状態とするこ
とにより、連結機構11の各部材11a,11bの開き
を規制することができる。
【0024】次に、歩行補助器1の開閉動作について説
明する。まず、図1に示す開状態から閉状態にする場合
について説明する。この場合には、まずロック機構30
の爪部材36を下方へ押してピン37によるロック状態
を解除し、各部材30a,30bを図1の矢印方向に回
動させる。これにより、各部材30a,30bは2つ折
れ状態となる。次に、グリップ5を掴んだ状態で内方へ
力を加え、内側枠対2の各側枠2a,2bを相互に接近
させる。すると、前側枠対2上のスライド部材15が下
降し、これにより、連結機構11,12及び13を介し
て前側枠対2の各側枠2a,2b及び後側枠対3の各側
枠3a,3bが相互に接近して(図6参照)、ついには
図7に示すように、各側枠2a,2b,3a,3bが互
いに平行状態となって折り畳み状態となる。
【0025】前記動作時において、補助部材25は左右
方向及び上下方向に同時に回動する必要がある。補助部
材25の前端は、上述のように、自在継手40を介して
連結機構11の各部材11a,11bに連結されている
ので、各方向に回動可能であり、開状態から閉状態への
動作がスムーズに行われる。この折り畳み状態(閉状
態)において、ストッパー7をピン8に係合させること
により、この閉状態を維持できる。また、この閉状態に
おいて各車輪4,9はそれぞれ同じ高さ位置にあり、歩
行補助器1は自立可能である。これにより、非常にコン
パクトな状態で収容することができる。また、この閉状
態において、歩行補助器1を杖として用いることもでき
る。
【0026】次に、図7に示す折り畳み状態から展開状
態(開状態)にする操作について説明する。この場合に
は、まずストッパー7をピン8から外し、グリッ5を
掴んだ状態で外方に力を加える。すると、前側枠対2上
の各スライド部材15が上昇し、各連結機構11,12
及び13により、後側枠対3の各側枠3a,3bがそれ
ぞれ対応する前側枠対2の各側枠2a,2bに対して回
動し、半展開状態となる(図6)。グリップ5に対して
さらに外方に力を加えると、スライド部材15がさらに
上昇し、スライド部材15の切欠き部15aにピン17
が係合したところで、スライド部材15の上昇が停止す
る。このように、ピン17にスライド部材15が当接す
ることによって、前側枠対2の開き幅と、後側枠対3の
対応する前側枠対2に対する回動角度とが規制される。
【0027】次に、ロック機構30のボス33を上方へ
押して、ロック機構30を拡開させ伸長状態にする。す
ると、死点効果により、連結機構11及び12,13を
介して各側枠対2,3が固定される。このようにして、
歩行補助器1が展開状態になる。次に、使用方法につい
て説明する。
【0028】上述のような操作で歩行補助器1を展開状
態にすると、図4に示すように、後側枠対3の左右の側
枠3a,3bの間には、使用者が入ることのできる空間
が形成される。使用者がこの空間内に入り、歩行補助器
1のグリップ5を掴み、あるいはグリップ5に腕を載せ
ることにより、体重の一部をグリップ5で支持する。す
ると、歩行補助器1に対して、図3の矢印D方向に荷重
が作用する。この斜め下方に作用する荷重によって、車
輪4及び9が回転し、歩行補助器1が前方に移動する。
【0029】この場合には、後側枠対3の各側枠3a,
3bの間に使用者が入り、前車輪4及び後車輪9のほぼ
中間位置上方に位置しているグリップ5に荷重が作用し
ているので、この荷重を各車輪4,10で概ね均等に受
けることができる。したがって、このような本実施例で
は、歩行補助器1が使用者の意思に反して急激に前進し
たり、また前車輪4が浮き上がってしまうのが抑制さ
れ、歩行時の安全性が確保される。さらに、使用者がゆ
っくりと歩行する場合においても、歩行補助器1を容易
に追随させて移動させることができる。
【0030】また、本実施例では、ロック機構30が連
結機構11に取り付けられているため、後側枠対3の各
側枠3a,3bの間には使用者を収容し得る充分に大き
な空間を確保できる。また、ロック機構30は上下方向
に2つ折れ可能となっているため、この歩行補助器1の
半展開状態(図6)においても各側枠3a,3bの間に
使用者が入り得る空間が形成される。 〔他の実施例〕 前記実施例では、前側枠対4の上部を後方側に屈曲させ
てグリップ5を設けたものを示したが、このグリップ5
は、前側枠対4の上部を前方側に屈曲させて設けるよう
にしてもよいし、あるいは前後方向に突出させてT字状
としてもよい。また、前側枠対4の上部は伸縮自在でも
良く、このように構成することにより、使用者の身長差
に応じたグリップ位置とすることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る歩行補助器では、折り畳み
状態とすることができるので、コンパクトに収容でき、
持ち運びにも便利である。また、規制機構が第1連結機
に設けられているため、左右の側枠間に使用者を収容
し得る空間を充分に確保でき、安全に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による歩行補助器の全体斜視
図。
【図2】その前面図。
【図3】その側面図。
【図4】その平面図。
【図5】使用状態の一例を示す図。
【図6】前記歩行補助器の半展開状態を示す図。
【図7】前記歩行補助器の折り畳み状態を示す図。
【図8】図1の連結部Aの拡大図。
【図9】そのIX−IX断面図。
【図10】図1の連結部Bの拡大図。
【図11】図10のXI−XI断面図。
【図12】図6のC矢視図。
【図13】補助部材の連結部の拡大図。
【図14】従来の歩行補助器の一例を示す図。
【図15】従来の歩行補助器の他の例を示す図。
【図16】従来の歩行補助器のさらに別の例を示す図。
【符号の説明】
1 歩行補助器 2 前側枠対 2a,2b 側枠 3 後側枠対 3a,3b 側枠 4,9 車輪 5 グリップ 11,12,13 連結機構 30 ロック機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ下端に車輪を有する左右の側枠か
    らなる第1側枠対と、 それぞれの上部が前記第1側枠対の左右の側枠上部に回
    動自在かつ摺動不能に取り付けられ、下端に車輪を有す
    る左右の側枠からなる第2側枠対と、 前記第1側枠対の左右の側枠間に設けられたX字状連結
    部材からなり、前記第1側枠対の左右の側枠対に前記X
    字状連結部材の上端が回動自在かつ摺動不能に連結さ
    れ、下端が回動かつ摺動自在に連結された第1連結機構
    と、 一端が前記X字状連結部材の下部両端に回動自在に連結
    されかつ他端が前記第2側枠対の左右の側枠に回動自在
    にそれぞれ連結された左右1対の側杆を有する第2連結
    機構と、 前記第1連結機構のX字状連結部材に設けられ、前記第
    連結機構を展開状態で規制するための規制機構と、 前記第2側枠対間の空間内の使用者が使用する手摺部
    と、を備えた歩行補助器。
  2. 【請求項2】一端が前記第2側枠対の一方の側枠に回動
    自在に連結され、他端が前記規制機構に回動自在に連結
    された第1補助部材と、一端が前記第2側枠対の他方の
    側枠に回動自在に連結され、他端が前記規制機構に回動
    自在に連結された第2補助部材とをさらに備える、請求
    項1記載の歩行補助器。
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