JP2005313796A - 手押し車 - Google Patents

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Abstract

【課題】手押し車全体の上下長さが短くなり、コンパクトな大きさに縮小又は折畳むことができ、所望する形態に変形する操作が簡単且つ容易に行える手押し車を提供する。
【解決手段】操作レバー13を手で引下げ操作し、前後枠体3,4を前後方向に開角しながら、前部枠体3を背部枠体5に沿って前側斜め下方に引下げ、走行形態に組み立てる。且つ、座枠18は着座するときに前方に回動して使用する。一方、座枠18を前部枠体3に沿う状態に折畳んだ後、操作レバー13を把持する手で解除レバー15をロック解除操作し、操作レバー13を手で引上げ操作して、前後枠体3,4を所定角度に閉角しながら、前部枠体3の略全長を背部枠体5に沿う状態に引き寄せて折畳み形態に変形する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、例えば身障者や老人の歩行訓練、機能回復、買い物、散歩等に用いられるシルバーカーや老人車、或いは、ベビーカーやショッピングカー、荷物運搬用台車、車椅子等に用いられる手押し車に関する。
従来、上述の手押し車としては、例えば左右の後脚杆にわたり、その両端部で該後脚杆上をスライドするスライド部材と回動可能に取付けると共に、その中央部で折り曲げ自在な座杆支持杆及び左右の後脚杆にわたり、その両端部で該後脚杆と回動可能に取付けると共に、その中央部で折り曲げ自在であり、更にその下部において座杆支持杆と回動自在に連結されている座杆を有する前後方向及び左右方向に折畳み可能な特許文献1の老人車と、ハンドルフレームを前方フレームの上端部に設けた特許文献2の手押し車とがある。
しかし、上述の特許文献1の老人車は、前後方向及び左右方向に折畳み可能であるが、ハンドルを前脚杆上端に取付けているため、ハンドル及び前脚杆の上下長さを伸縮することが不可能である。且つ、特許文献2の手押し車は、前後方向に折畳み可能であるが、前方フレーム自体の長さを伸縮することが不可能であるり、長さ方向に嵩張るため、運搬及び保管するときに、細長い収容スペースが必要である。
特許第3080949号公報。 特開2004‐17736号公報。
この発明は上記問題に鑑み、車本体を構成する前後枠体を所定角度に閉角しながら、前部枠体の略全長を背部枠体に沿う状態に引き寄せて折畳むことにより、折畳み時における手押し車全体の上下長さが短くなり、コンパクトな大きさに縮小又は折畳むことができと共に、所望する形態に変形する操作が簡単且つ容易に行える手押し車の提供を目的とする。
この発明は、車本体を構成する左右一対の前部枠体及び後部枠体、背部枠体を連結し、該前後枠体の下端部に車輪を枢着し、背部枠体の上端部にハンドル部を設けた手押し車であって、上記後部枠体の上端部を、上記前部枠体の略中間部に連結し、上記背部枠体の下端部を、上記前部枠体の下端側に上下動可能に取付けた可動部材に連結し、上記前部枠体に取付けた可動部材と、上記後部枠体の略中間部とを連結杆で連結して、該前後枠体を前後方向に向けて所定角度に閉角可能又は開角可能に設け、上記前部枠体の上端部と、上記背部枠体の中間部とを可動部材で連結して、該前部枠体の略全長を上記背部枠体に沿う状態に引き寄せられる上昇位置と、前側斜め下方に引下げられる降下位置とに上下移動可能に設け、上記前部枠体を上記背部枠体に沿う方向に上下動する操作部を、該前部枠体の上端部に設けた手押し車であることを特徴とする。
上記前部枠体の下端側に取付けられる可動部材は、例えばスライドステイやスライダー等の摺動部材で構成することができる。また、前部枠体の上端部と背部枠体の中間部とを連結する可動部材は、例えば側面視略L字状形状の部材や杆、棒、枠等で構成することができるが、背部枠体に沿う方向に前部枠体の上下動が許容される形状であれば、側面視略L字状形状以外の形状を有する部材で連結することもできる。また、操作部は、例えば操作レバーや操作杆、操作棒、操作枠等で構成することができるが、左右一対の背部枠体の上端部間を連結して構成することもできる。
つまり、操作部を手で引下げ操作して、可動部材を前部枠体に沿って上方に移動させ、可動部材を下向きに回動させると共に、前後枠体を前後方向に開角しながら、前部枠体を背部枠体に沿って前側斜め下方に引下げて走行形態に変形する。一方、操作部のみを手で引上げ操作するか、車本体を持上げながら、操作部を手で引上げ操作する等して、可動部材を前部枠体に沿って下方に移動させ、可動部材を上向きに回動させると共に、前後枠体を所定角度に閉角しながら、前部枠体を背部枠体に沿ってハンドル部側に移動させ、前部枠体の略全長を背部枠体に沿う状態に引き寄せて折畳み形態に変形する。
実施の形態として、上記前部枠体の上端側前面部に取付けた座枠を、該座枠上に人の着座が可能な前向き状態と、該前部枠体に沿う状態に折畳み可能な上向き状態とに上下回動可能に設けることができる。つまり、走行形態に変形したとき、座枠を、前向き方向に回動して人の着座するのに使用する。折畳み形態に変形したとき、前部枠体に沿う上向き方向に回動する。
また、上記背部枠体に沿って前側斜め下方に引下げられた降下位置に上記前部枠体を固定する枠体固定手段を、該前部枠体と背部枠体との間に設けることができる。つまり、前後枠体を前後方向に向けて所定角度に開角し、前部枠体を背部枠体に沿って前側斜め下方に引下げられた降下位置に枠体固定手段で固定して、走行形態を維持する。上述の枠体固定手段は、例えばロック板及び凹部、軸部、フック及びピン、係止凹部及び係止凸部、或いは、カム機構やオルタネイト機構、その他の固定機構等で構成することができる。
また、上記枠体固定手段による各枠体の固定を解除する固定解除手段を、上記操作部近傍に設けることができる。つまり、操作部を把持する手で固定解除手段を解除操作することができる。その固定解除手段は、例えば解除レバーや解除杆、解除棒、解除枠、その他の解除機構等で構成することができる。
この発明によれば、操作部のみを手で引上げ操作するか、車本体を持上げながら、操作部を手で引上げ操作する等して、前後枠体を所定角度に閉角しながら、前部枠体の略全長を背部枠体に沿う状態に引き寄せて折畳み形態に変形するので、前後枠体を前後方向に折畳む動作と、前部枠体及び背部枠体を上下方向に縮める動作とが同時に行える。且つ、操作部を手で引下げ操作して、前後枠体を所定角度に開角しながら、前部枠体を背部枠体に沿って前側斜め下方に引下げて走行形態に変形するので、手押し車全体を走行形態及び折畳み形態の所望する形態に変形する操作が簡単且つ容易に行える。且つ、折畳み時において、前部枠体の略全長を背部枠体に沿う状態に引き寄せて、前部枠体及び背部枠体を互いに重ね合わせるので、従来例に比べて手押し車全体の上下長さが短くなり、コンパクトな大きさに縮小及び折畳むことができる。
この発明は、折畳み時における手押し車全体の上下長さが短くなり、コンパクトな大きさに縮小又は折畳むことができると共に、所望する形態に変形する操作が簡単且つ容易に行えるという目的を、車本体を構成する前後枠体を所定角度に閉角又は開角しながら、前部枠体の略全長を背部枠体に沿う状態に引き寄せるか前側斜め下方に引下げることで達成することができる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、老人が歩行するときに用いられる手押し車を示し、図1、図2、図3、図4に於いて、この手押し車1は、車本体2を構成する左右の前部枠体3,3と、後部枠体4,4と、背部枠体5,5とを連結して、車本体2全体を走行形態と折畳み形態とに変形可能に設けている。且つ、左右一対の前部車輪6,6(キャスター)を、後述する首振り機構25を介して前部枠体3,3の下端に軸支し、左右一対の後部車輪7,7を、後述する制動機構33を介して後部枠体4,4の下端に軸支している。
上述の後部枠体4,4の上端部又はその上端部に固定した支持部材8,8上端を、前部枠体3,3の略中間部よりも上位側に連結し、後部枠体4,4の略中間部(支持部材8,8下端)に枢着した連結杆9,9の端部を、前部枠体3,3の中間部よりも下端側外面に上下移動可能又は上下摺動可能に取付けたスライドステイ型の可動部材10,10に連結し、その支持部材8,8間及び可動部材10,10間を連結杆11でそれぞれ連結している。
且つ、側面視略く字状に形成した背部枠体5,5の下端を可動部材10,10に枢着し、側面視略L字状に形成した可動部材12,12の前端を前部枠体3,3の上端部に枢着し、可動部材12,12の後端を背部枠体5,5の中間部に枢着して、前部枠体3,3を背部枠体5,5に沿う状態に引き寄せられる上昇位置と、前側斜め下方に引下げられる降下位置とに上下移動可能に設けている。なお、可動部材12は、前部枠体3を前側斜め下方に引下げられた降下位置に規制する。
且つ、袋状のバッグA(又はカバン、ケース等)が着脱可能に取付けられるホルダー13a,13aを操作レバー13の両端中間部に取付け、前部枠体3を背部枠体5に沿う方向に引上げ操作する操作レバー13の両端中間部を前部枠体3,3の内側に固定し、その両端中間部間を連結杆13bで連結している。
且つ、折畳み機構を構成する可動部材12と操作レバー13との対向端部間に枢着したロック板14は、図5、図6にも示すように、操作レバー13の内側に取付けた解除レバー15の引上げ操作(図6中仮想線で示す)により、背部枠体5,5の内側に突出する軸部16,16に係止される係止角度と、その係止が解除される解除角度とに上下回動され、操作レバー13の両端部と解除レバー15の両端部との間に張架したコイルバネ17は、ロック板14の凹部14aを軸部16に対して係止される方向に回動付勢している。つまり、コイルバネ17の付勢力でロック板14の凹部14aを、背部枠体5,5の内側に突出する軸部16,16に係止して、手押し車1全体を走行形態に固定する。一方、解除レバー15の引上げ操作でロック板14の凹部14aを背部枠体5の軸部16から離脱させると、ロック固定が解除され、手押し車1全体を折畳み形態に変形することができる。
且つ、前部枠体3,3の前面側上端部に取付けた座枠18は、人の着座が可能な大きさ及び形状に形成され、その座枠18の両端を、前部枠体3,3の内側中間部に上下回動可能に枢着し、手で把持可能な形状を有するホルダー19,19を座枠18の前側両端に取付け、座枠18の起倒動作をガイドするアーム20,20の基端を、座枠18の外側中間部に枢着し、アーム20,20の他端に形成した長孔20a,20aに、座枠18両端よりも上位の前部枠体3,3の内側中間部に突設した軸部21,21を係止して、座枠18を、前部枠体3,3に沿う状態に折畳み可能な上向き状態と、人の着座が可能な前向き状態とに上下回動自在に設けている。
且つ、例えば布地や合成樹脂等で形成された柔軟性及び可撓性を有する着座シート18aを、操作レバー13の連結杆13bと座枠18の遊端側枠部との間に架設している。この着座シート18aは、座枠18を前向きに回動すると着座可能な大きさに展開され、座枠18を上向きに回動すると折畳まれる。なお、着座シート18aの代わりに、例えば複数の孔部を形成するか、ネット状に形成したシートを用いることもできる。
且つ、座枠18を前向き状態に回動したとき、アーム20,20の長孔20a,20a基端に形成した凹部20b,20bに、前部枠体3,3の内側に突出した軸部21,21が係止され、座枠18を前向き状態に回動規制する。その座枠18両端とアーム20,20基端との間に張架したコイルバネ22,22は、アーム20,20の凹部20b,20bを前部枠体3,3の軸部21,21に係止される方向及び上向き状態に復帰する方向に回動付勢している。且つ、アーム20,20基端に固定したレバー23,23は、アーム20,20の凹部20b,20bを前部枠体3,3の軸部21,21に係止するとき、アーム20,20の凹部20b,20bを前部枠体3,3の軸部21,21から離脱させるとき、コイルバネ22,22の付勢力に抗して回動操作され、アーム20,20の基端側近傍間は連結杆24で連結している。なお、座枠18下面には、袋状のバッグB(又はカバン、ケース等)が着脱可能に取付けられる。
前述の前部枠体3,3下端部に設けた首振り機構25は、左右対称に設けられているので一方の機構を図に基づいて詳述する。図7にも示すように、車輪6が枢着された下側支持部材26を、前部枠体3,3下端部に固定した上側支持部材27に対して水平回転可能に取付けている。また、左右車輪6,6の下側支持部材26,26を、図7中仮想線で示す連結杆28で一体的に首振り可能に連結してもよい。且つ、車輪6が首振り不可にロック固定されるロック部材29を、上側支持部材27の前側外面に対して上下回動可能に取付け、下側支持部材26の上端側前面に形成した突起26aと、上側支持部材27の下端側前面に形成した突起27aとが上下に略一致させたまま係止される孔部29aを、ロック部材29の下端側前面に形成している。
つまり、ロック部材29の上端側を引上げ操作して、下側支持部材26の突起26c及び上側支持部材27の突起27cを孔部29aに係止すると、左右車輪6,6が略正面向けた状態にロック固定され、首振り不可となる。一方、ロック部材29の上端側を押下げ操作して、下側支持部材26の突起26c及び上側支持部材27の突起27cをロック部材29の孔部29aから抜き取ると、前側車輪6,6のロック固定が解除され、所望する方向に首振り可能となる。
且つ、上側支持部材27及びロック部材29の内側対向面に形成した互いに係止される凹部30aと凸部30bとは、ロック部材29を、前側車輪6,6がロック固定される引上げ角度と、ロック固定が解除される押下げ角度とに回動停止する。
前述の後部枠体4,4下端部に設けた制動機構33は、左右対称に設けているので一方の機構を図に基づいて詳述する。図8、図9に示すように、車輪7の制動側内周面に対して圧接される制動部材34を後部枠体4下端部に対して上下移動可能に取付け、車輪7に対して制動力を付与する接触抵抗の大きい合成ゴム製のブレーキパッド34aを制動部材34の外端側上部に取付けている。且つ、後述するブレーキ操作機構41に連結した線条体35を、後部枠体4内部又は外部に沿って配線したチューブ36に挿入し、そのチューブ36下端を、制動部材34上部の後部枠体4下端部に固定した規制部材37に連結し、チューブ36下端から導出した線条体35下端を制動部材34の内端側上部に連結している。また、接触抵抗の大きい合成ゴム製のパッドを車輪7の制動側内周面に装着してもよい。
且つ、制動部材34と規制部材37との間に装填又はその間の線条体35に巻回したコイルバネ38は、車輪7の制動側内周面から制動部材34のブレーキパッド34aが離脱され、車輪7の固定側外周面に形成したリブ部7a…間に制動部材34の突起34bが係止される方向に付勢している。また、規制部材37の取付け位置を後部枠体4に沿った所望する位置に変更すると、線条体35の導出長さ及びコイルバネ38に蓄積される復元力を可変調節することができる。また、左右の規制部材37,37間を連結杆37aで連結しているが、手押し車1を手押し操作する利用者の足の前後動が妨げられるような場合、連結杆37aを足の前後動を妨げられない高さに架設するか、取り除く等してもよい。
且つ、制動部材34の外端側下部に形成した突起34bは、車輪7の固定側外周面(又は軸部外周面)に形成したリブ部7a…間に係止され、そのリブ部7a…は、車輪7の内側中心部を中心として円周方向に対して所定間隔に隔てて略放射状に形成している。また、前側車輪6を上述の制動機構33で制動することもできる。
前述の背部枠体5,5上端部に取付けたハンドル部39は、利用者の身体前面(胸や腹、腰等)に沿う形状で、正面から見て略アーチ形状又は略門形状となる曲面形状に形成すると共に、利用者が把持する部分を、接触抵抗の大きいゴム製の滑り止め部材で被覆するか、滑り止め抵抗が付与される凹凸面等に形成している。且つ、背部枠体5,5の上端部を、ハンドル部39の中空形状に形成した両端部に上下動可能に挿入し、ハンドル部39の両端部に取付けた調節ネジ40で締付け固定して、ハンドル部39を、利用者が把持するに適した高さに上下調節(伸縮調節)する。また、例えばラチットやピン等で高さ調節してもよい。
且つ、ハンドル部39両端部に設けたブレーキ操作機構41は、左右対称に設けているので一方の機構を図に基づいて詳述する。図10、図11にも示すように、上述のチューブ36上端を、ハンドル部39両端部に固定したケース42内部に挿入して、ケース42内部に上下移動可能に保持された牽引部材43に連結し、そのチューブ36上端から導出した線条体35上端を、ケース42内部に前後回転可能に軸支された牽引部材44に連結し、牽引部材43上端を、ケース42内部に斜め移動可能に保持された誘導部材45下端に連結している。
且つ、誘導部材45の上端両側部に突出した軸部45a,45aと、下端両側部に突出した軸部45b,45bとを、ケース42の両側内壁面に形成した溝部42a,42aに上下移動可能に係合し、ハンドル部39前面に取付けられるロックレバー46の両端部を、左右ケース42,42の誘導部材45,45上端に連結し、ロックレバー46の手前側に取付けられるブレーキレバー47の両端部を、左右ケース42,42の牽引部材44,44上端に連結している。なお、ブレーキレバー47は、例えばバネやゴム等の弾性体で制動解除方向に回動付勢している。
つまり、ブレーキ操作機構41のブレーキレバー47を、図10仮想線に示す制動方向に回動操作し、線条体35を介して制動機構33の制動部材34を上方に引上げ、図9仮想線に示す制動部材34のブレーキパッド34aを、コイルバネ38の付勢力に抗して車輪7の制動側内周面に圧接し、その圧接部分に生じる接触抵抗で制動(回転停止)する。一方、ブレーキレバー47を、図10実線に示す制動解除方向に回動操作すると、制動部材34は、コイルバネ38の付勢力で下方に押下げられ、図8実線に示す車輪7の制動側内周面から制動部材34のブレーキパッド34aが離間して制動解除されるので、車輪7が回転可能となる。
一方、ブレーキ操作機構41のロックレバー46を、図11実線に示すロック方向に回動操作して、牽引部材43及び誘導部材45を介して、線条体35が挿入されたチューブ36全体を上方に引上げ牽引して略湾曲状態から略直線状態に緊張させ、その緊張に対応する長さだけ線条体35を弛ませるか、線条体35を突出すると、制動機構33の制動部材34は、部材自体の自重又はコイルバネ38の付勢力で下方に押下げられ、図9実線に示す制動部材34の突起34bが車輪7の固定側外周面に形成したリブ部7a…間に係止され、車輪7が回転不可にロック固定される。
且つ、牽引部材43に連結した誘導部材45が傾き状態に回動しながら上方に移動し、ケース42の溝部42a上端に誘導部材45の軸部45aが係合し、ケース42の溝部42a中間に誘導部材45の軸部45bが係合して、ロックレバー46をロック固定状態に回動規制すると共に、牽引部材44の下端側係止部に誘導部材45上端が係止して、ブレーキレバー47を回動固定するので、牽引部材43が降下せず、チューブ36全体が上方に引上げた状態に維持され、車輪7のロック状態を維持する。
次に、ロックレバー46を、図10実線に示すロック解除方向に回動操作すると、牽引部材44の下端側係止部から誘導部材45上端が離脱し、ブレーキレバー47の回動固定が解除される。且つ、牽引部材43に連結した誘導部材45が起立状態に回動復帰しながら下方に移動し、ケース42の溝部42a中間に誘導部材45の軸部45aが係合し、ケース42の溝部42a下端に誘導部材45の軸部45bが係合して、ロックレバー46をロック解除状態に回動規制するので、牽引部材43の降下によりチューブ36全体が湾曲状態に復元し、線条体35がチューブ36内部に沿う状態に再び収容され、車輪7のリブ部7a…間から制動部材34の突起34bが抜き取られ、車輪7のロック固定が解除される。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、手押し車1を走行形態及び折畳み形態に変形する方法を説明する。
先ず、手押し車1を走行形態に変形する場合、一方の手でハンドル部39を把持し、他方の手で操作レバー13を引下げ操作し、可動部材12,12の前端側を下向きに回動させながら、前部枠体3,3を背部枠体5,5に沿って前側斜め下方に引下げ、可動部材10,10を前部枠体3,3に沿って上方に移動させながら、前部枠体3,3及び後部枠体4,4を前後方向に向けて所定角度に開角し、左右一対のロック板14の凹部14aを背部枠体5の軸部16に係止して、手押し車1全体を、図1に示す走行形態に組み立てる。且つ、図2に示す座枠18を前方に向けて手で引下げ回動し、着座シート18aを着座可能な大きさに展開すると共に、アーム20,20の凹部20b,20bを前部枠体3,3の軸部21,21に係止して、老人が着座するのに使用する。
次に、手押し車1を折畳み形態に変形する場合、座枠18のレバー23を手で引上げ回動し、アーム20,20の凹部20b,20bを前部枠体3,3の軸部21,21から離脱させながら上向きに回動して、座枠18及び着座シート18aを、図3に示す前部枠体3,3に沿う状態に折畳んだ後、操作レバー13を手で把持して、図3、図4に示すように上方に引上げ操作するか、車本体2を持上げながら、操作レバー13を手で引上げ操作する。且つ、操作レバー13を把持する手で解除レバー15を引上げ操作(図6中仮想線で示す)し、左右一対のロック板14の凹部14aを背部枠体5の軸部16から離脱させてロック解除(図5中仮想線で示す)し、可動部材12,12の前端側を上向きに回動させながら、前部枠体3,3を背部枠体5,5に沿ってハンドル部39側に移動させ、前部枠体3,3及び後部枠体4,4を所定角度に閉角する。同時に、可動部材10,10を前部枠体3,3に沿って下方に移動させながら、前部枠体3,3及び後部枠体4,4を互いに近接し、前部枠体3,3の略全長を背部枠体5,5に沿う状態に引き寄せて、手押し車1全体を、図3に示す折畳み形態に変形する。
以上のように、操作レバー13のみを手で引上げ操作するか、車本体2を持上げながら、操作レバー13を手で引上げ操作する等して、前部枠体3,3及び後部枠体4,4を所定角度に閉角しながら、前部枠体3,3を背部枠体5,5に沿う状態に引き寄せて折畳み形態に変形するので、前部枠体3,3及び後部枠体4,4を前後方向に折畳む動作と、前部枠体3,3及び背部枠体5,5を上下方向に縮める動作とが同時に行える。且つ、操作レバー13を手で引下げ操作して、前部枠体3,3及び後部枠体4,4を所定角度に開角しながら、前部枠体3,3を背部枠体5,5に沿って前側斜め下方に引下げて走行形態に変形するので、手押し車1全体を走行形態及び折畳み形態の所望する形態に変形する操作が簡単且つ容易に行え、操作性が向上する。
且つ、折畳み時において、前部枠体3,3の略全長を背部枠体5,5に沿う状態に引き寄せて、前部枠体3,3及び背部枠体5,5を互いに重ね合わせるので、従来例に比べて折畳み時における手押し車1全体の上下長さが短くなり、コンパクトな大きさに縮小及び折畳むことができる。且つ、操作レバー13を把持する手で解除レバー15を解除操作することができるので、手押し車1を折畳み形態に変形するとき、解除レバー15をロック解除する操作が簡単且つ容易に行える。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の操作部は、実施例の操作レバー13に対応し、
以下同様に、
枠体固定手段は、ロック板14と、凹部14aと、軸部16とに対応し、
固定解除手段は、解除レバー15に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
この発明の手押し車の構成は、例えばベビーカーやショッピングカー、荷物運搬用台車、車椅子等にも利用することができる。
走行形態の手押し車を示す側面図。 座枠の前方回動状態を示す側面図。 折畳み形態の手押し車を示す側面図。 バックが取り外された手押し車を示す正面図。 折畳み機構を示す側面図。 操作レバーの取付け状態を示す正面図。 前部車輪の首振り機構を示す側面図。 制動機構による後部車輪の制動解除状態を示す正面図。 制動機構による後部車輪のロック状態を示す正面図。 ブレーキ操作機構による制動解除状態を示す側面図。 ブレーキ操作機構によるロック状態を示す側面図。
符号の説明
1…手押し車
2…車本体
3…前部枠体
4…後部枠体
5…背部枠体
6,7…車輪
9…連結杆
10,12…可動部材
13…操作レバー
14…ロック板
14a…凹部
15…解除レバー
16…軸部
18…座枠
18a…着座シート
39…ハンドル部

Claims (4)

  1. 車本体を構成する左右一対の前部枠体及び後部枠体、背部枠体を連結し、該前後枠体の下端部に車輪を枢着し、背部枠体の上端部にハンドル部を設けた走行形態及び折畳み形態に変形可能な手押し車であって、
    上記後部枠体の上端部を、上記前部枠体の略中間部に連結し、
    上記背部枠体の下端部を、上記前部枠体の下端側に上下動可能に取付けた可動部材に連結し、
    上記前部枠体に取付けた可動部材と、上記後部枠体の略中間部とを連結杆で連結して、該前後枠体を前後方向に向けて所定角度に閉角可能又は開角可能に設け、
    上記前部枠体の上端部と、上記背部枠体の中間部とを可動部材で連結して、該前部枠体の略全長を上記背部枠体に沿う状態に引き寄せられる上昇位置と、前側斜め下方に引下げられる降下位置とに上下移動可能に設け、
    上記前部枠体を上記背部枠体に沿う方向に上下動する操作部を、該前部枠体の上端部に設けた
    手押し車。
  2. 上記前部枠体の上端側前面部に取付けた座枠を、該座枠上に人の着座が可能な前向き状態と、該前部枠体に沿う状態に折畳み可能な上向き状態とに上下回動可能に設けた
    請求項1記載の手押し車。
  3. 上記背部枠体に沿って前側斜め下方に引下げられた降下位置に上記前部枠体を固定する枠体固定手段を、該前部枠体と背部枠体との間に設けた
    請求項1記載の手押し車。
  4. 上記枠体固定手段による各枠体の固定を解除する固定解除手段を、上記操作部近傍に設けた
    請求項3記載の手押し車。
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