JP6711520B2 - 手押し車 - Google Patents

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Description

本発明は、フレームの一端に前輪および後輪を有すると共に、フレームの他端にハンドルを有する手押し車に関する。
従来から、高齢者のための手押し車(「シルバーカー」とも呼称される。)が知られている。この手押し車は、主に、歩行は問題ないが、足腰が弱く、膝や腰に疲れや痛みを生じやすい高齢者が買い物などで外出する際に利用されている。このような手押し車の特徴は、使用者(高齢者)が、椅子として利用するための座面、および荷物を運ぶための収納部を有していることである。また、前輪には、進行方向を自由に変えるためにキャスタが採用されており、後輪には安全を確保するためにブレーキがかけられるように構成されている。さらに、椅子として利用する場合は、車輪の回転を止めるためのロック機構も備えている。
例えば、特許文献1記載の手押し車は、歩行を助ける手押し車としての基本的な機能のみならず、椅子としての機能、荷物を収納する機能、さらには折り畳んでコンパクト化する機能を兼ね備えている。この手押し車では、荷物を収納するために袋状のバッグを備え付けている。
登録実用新案第3078122号公報
しかしながら、特許文献1記載の手押し車では、多くの荷物を運んだ後、バッグごと取り外して移動させる場合、荷物をすべて手で抱える必要があり、高齢者には酷である場合がある。バッグを取り外した後も使用者の負担を軽減させる構成が望まれる。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、荷物を収容するバッグが着脱可能であると共に、キャリーバッグとして利用することができる手押し車を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の手押し車は、フレームの一端に前輪および後輪を有すると共に、前記フレームの他端にハンドルを有する手押し車であって、前記フレームに挟持されたメインボードと、前記メインボードに着脱可能に搭載されたバッグと、を備え、前記バッグは、荷物を収容するバッグ本体と、前記バッグ本体に設けられ、伸縮自在に構成された把持部と、前記バッグ本体の端部に設けられた少なくとも2つの車輪と、を備えることを特徴とする。
このように、バッグは、荷物を収容するバッグ本体と、バッグ本体に設けられ、伸縮自在に構成された把持部と、バッグ本体の端部に設けられた少なくとも2つの車輪と、を備えるので、手押し車からバッグを取り外した後は、キャリーバッグとして使用することが可能となる。これにより、使用者は、バッグを抱える必要はなく、車輪を接地させ、把持部を牽引することによって、荷物を楽に運搬することが可能となる。
(2)また、本発明の手押し車において、前記メインボードは、フレームに回転可能に挟持され、一方がバッグ搭載面として機能し、他方が座面として機能し、回転することにより、前記バッグ搭載面が鉛直上方を含む方向に面する第1の姿勢または前記座面が鉛直上方を含む方向に面する第2の姿勢を切り替えて、いずれか一方の姿勢で前記フレームに固定されることを特徴とする。
このように、フレームに回転可能に挟持され、一方がバッグ搭載面として機能し、他方が座面として機能するメインボードと、メインボードのバッグ搭載面に着脱可能に搭載されたバッグと、を備え、メインボードは、回転することにより、バッグ搭載面が鉛直上方を含む方向に面する第1の姿勢または座面が鉛直上方を含む方向に面する第2の姿勢を切り替えて、いずれか一方の姿勢でフレームに固定されるので、メインボードのバッグ搭載面にバッグを搭載している状態であっても、その裏面である座面を鉛直上方に向けることが可能となる。その結果、使用者は、バッグを取り外すことなく、椅子として利用することが可能となる。
(3)また、本発明の手押し車は、前記バッグは、前記把持部を鉛直上方に向けた時に接地するスタンドをさらに備えることを特徴とする。
このように、バッグは、把持部を鉛直上方に向けた時に接地するスタンドをさらに備えるので、バッグを自立させることが可能となる。これにより、ユーザが両手を自由にするために把持部から手を放してもバッグを立てておくことが可能となる。
本発明によれば、手押し車からバッグを取り外した後は、キャリーバッグとして使用することが可能となる。これにより、使用者は、バッグを抱える必要はなく、車輪を接地させ、把持部を牽引することによって、荷物を楽に運搬することが可能となる。手押し車からバッグを取り外した後は、キャリーバッグとして使用することが可能となる。これにより、使用者は、バッグを抱える必要はなく、車輪を接地させ、把持部を牽引することによって、荷物を楽に運搬することが可能となる。
手押し車の高さに対して、約半分の高さから斜めに見た場合の斜視図である。 手押し車の高さに対して、約半分の高さから斜めに見た場合の斜視図である。 手押し車1の車輪側から斜めに見た場合の斜視図である。 手押し車1の車輪側から斜めに見た場合の斜視図である。 バッグの荷物取り出し口側から見た斜視図である。 バッグの車輪側から見た斜視図である。 バッグの腹面側から見た斜視図である。 バッグを起立させた状態で腹面側から見た斜視図である。 バッグを起立させ、さらに把持部を伸ばした状態で腹面側から見た斜視図である。 バッグ搭載面が鉛直上方を含む方向に面する姿勢で固定された状態を示す図である。 座面が鉛直上方を含む方向に面する姿勢で固定された状態を示す図である。 バッグ搭載面上にバッグが固定された状態で、メインボードが回転する様子を示した図である。 バッグ搭載面上にバッグが固定された状態で、メインボードが回転する様子を示した図である。 バッグ搭載面上にバッグが固定された状態で、メインボードが回転する様子を示した図である。 バッグ搭載面上にバッグが固定された状態で、メインボードが回転する様子を示した図である。 バッグ搭載面からバッグが取り外された状態で、メインボードが回転する様子を示した図である。 バッグ搭載面からバッグが取り外された状態で、メインボードが回転する様子を示した図である。 バッグ搭載面からバッグが取り外された状態で、メインボードが回転する様子を示した図である。 バッグ搭載面からバッグが取り外された状態で、メインボードが回転する様子を示した図である。 手押し車を背面側から見た場合の一部を示す斜視図である。 接続部の概略構成を示す図である。 手押し車を使用時の姿勢から折り畳み時の姿勢に変形する様子を示した図である。 手押し車を使用時の姿勢から折り畳み時の姿勢に変形する様子を示した図である。 手押し車を使用時の姿勢から折り畳み時の姿勢に変形する様子を示した図である。 手押し車を使用時の姿勢から折り畳み時の姿勢に変形する様子を示した図である。 バッグ搭載面が鉛直上方を含む方向に面する状態でバッグを搭載した状態を示す。 バッグを搭載した状態で、座面を、鉛直上方を含む方向に面するようにメインボードを回転させた状態を示す。 バッグ搭載面が鉛直上方を含む方向に面する状態でバッグを取り外した状態を示す。 バッグを手押し車から離脱させた状態を示す。 バッグにおいて、伸縮ロッドを伸ばした状態を示す。 バッグを外した状態で、座面を、鉛直上方を含む方向に面するようにメインボード17を回転させた状態を示す。 バッグを取り外した状態で手押し車を折り畳んだ状態を示す。 バッグを搭載した状態で手押し車を折り畳んだ状態を示す。
本発明者らは、従来、手押し車で多くの荷物を運んだ後、バッグごと取り外して移動させる場合、荷物をすべて手で抱える必要があったことに着目し、バッグを着脱可能として、キャリーバッグとして利用できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明の手押し車は、フレームの一端に前輪および後輪を有すると共に、前記フレームの他端にハンドルを有する手押し車であって、前記フレームに挟持されたメインボードと、前記メインボードに着脱可能に搭載されたバッグと、を備え、前記バッグは、荷物を収容するバッグ本体と、前記バッグ本体に設けられ、伸縮自在に構成された把持部と、前記バッグ本体の端部に設けられた少なくとも2つの車輪と、を備えることを特徴とする。
これにより、本発明者らは、手押し車からバッグを取り外した後は、キャリーバッグとして使用することを可能とした。その結果、使用者は、バッグを抱える必要はなく、車輪を接地させ、把持部を牽引することによって、荷物を楽に運搬することが可能となった。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1A、図1B、図2Aおよび図2Bは、本実施形態に係る手押し車の斜視図である。図1Aおよび図1Bは、手押し車1の高さに対して、約半分の高さから斜めに見た場合の斜視図であり、図2Aおよび図2Bは、手押し車1の車輪側から斜めに見た場合の斜視図である。この手押し車1は、フロントフレーム3、リアフレーム5およびアッパーフレーム7によって、基本的な骨組み(フレーム)が構成されている。フロントフレーム3は、前進方向の端部にフロントサブフレーム11を有しており、概略コ字状の形状を有している。リアフレーム5は、後進方向の端部にリアサブフレーム13を有しており、梯子状の形状を有している。また、アッパーフレーム7は、使用者の体重がかかる背もたれ部31の裏側に、アッパーサブフレーム15を有しており、梯子状の形状を有している。
また、フロントフレーム3、リアフレーム5およびアッパーフレーム7は、それぞれの一端で接続部9によって回転可能に接続されている。このため、フロントフレーム3、リアフレーム5およびアッパーフレーム7は、それぞれ接続部9を中心に回転することが可能となっている。
また、メインボード17は、板状に形成されており、車幅方向の両端に一対の側面部18aを有している。メインボード17は、フロントフレーム3によって、側面部18aに設けられた回転軸18bを中心に回転可能に挟持されている。このメインボード17は、2つの面を有しており、一方がバッグ搭載面17aとして機能し、他方が座面17bとして機能する。メインボード17は、回転することにより、バッグ搭載面17aが鉛直上方を含む方向に面する第1の姿勢、または座面17bが鉛直上方を含む方向に面する第2の姿勢を切り替えて、いずれか一方の姿勢でフロントフレーム3に固定される。バッグ搭載面17aには、バッグ19が着脱可能に搭載される。図1Aおよび図2Aは、バッグ19がバッグ搭載面17aに搭載されている状態を示し、図1Bおよび図2Bは、バッグ19をバッグ搭載面17aから離脱させた状態を示している。
リンク機構21は、連結点21aで3つの部材が連結し、フロントフレーム3とリアフレーム5とが離間する距離を規制する一方、アッパーフレーム7と連動してフロントフレーム3とリアフレーム5とを近接させる機能を有する。
一対の前輪23は、キャスタ方式でフロントフレーム3の接続部9に対して反対側の端部に設けられており、一対の後輪25は、リアフレーム5の接続部9に対して反対側の端部に設けられている。また、アッパーフレーム7は、接続部9においてフロントフレーム3およびリアフレーム5と接続されており、手押し車1の使用時に、フロントフレーム3と概略同一平面をなすように固定される。この構成により、使用者は、アッパーフレーム7の接続部9に対して反対側の端部に設けられたハンドル27を操作することによって、手押し車1の進行方向を容易に変えることが可能となる。また、ブレーキレバー29は、後輪25の回転を止めるブレーキに連結しており、手押し車1の速度を落としたり、後輪25をロックして手押し車1の停止状態を維持したりするために用いられる。
背もたれ部31は、座面17bが鉛直上方を含む方向に面する第2の姿勢に固定され、使用者が手押し車1を椅子として使用する場合に、使用者の背中を支持する。本体側把持部33は、使用者が手押し車1を椅子として使用する場合、座った状態から起立する際に支えとして機能したり、後述するように、手押し車1を折り畳んだ状態で運搬する際の取っ手として機能したりする。ロック解除ワイヤー35は、手押し車1を通常の状態から折り畳む場合や、折り畳んだ状態から通常の状態へ展開する場合に、それぞれの姿勢をロックするロック機構を解除するために用いられる。
図3A、図3B、図3C、図3Dおよび図3Eは、本実施形態に係るバッグの斜視図である。図3Aは、バッグ19の荷物取り出し口19b側から見た斜視図であり、図3Bは、バッグ19の車輪19d側から見た斜視図である。図3Cは、バッグ19の腹面19i側から見た斜視図であり、図3Dは、バッグ19を起立させた状態で腹面19i側から見た斜視図である。図3Eは、バッグ19を起立させ、さらに把持部19jを伸ばした状態で腹面19i側から見た斜視図である。
図3Aに示すように、バッグ19において、バッグ本体19aは、荷物を収容する空間を有し、ファスナー式で開閉が可能な荷物取り出し口19bを有している。荷物取り出し口19bを開閉させる仕組みは、ファスナー式に限定されるわけではなく、マジックテープ(登録商標)、ボタンまたはマグネットなどで構成してもよい。また、バッグ本体19aの一端部には、持ち手19cが設けられており、使用者がバッグ19を運搬するときに利用される。図3Aでは、持ち手19cは、バッグ本体19aにおいて、荷物取り出し口19b近傍の端部に設けられている。また、図3Bに示すように、バッグ本体19aの持ち手19cとは反対側の端部には、一対の車輪19dが設けられている。各車輪19dが接地することによって、バッグ19をキャリーバッグとして使用することが可能となっている。
また、図3Aおよび図3Bに示すように、一対の車輪19dの間に、スタンド19eが設けられている。バッグ19を持ち手19cが鉛直上方を向き、各車輪19dが接地するような姿勢を取った時に、スタンド19eを接地させることによって、バッグ19を自立させることが可能となる。また、バッグ本体19aの車輪19dの反対側の端部には、一対のロックピン19fが設けられている。ロックピン19fは、バッグ本体19aがメインボード17の側面部18aと対向する面(バッグ本体19aの側面)から進退可能に構成され、常に突出する方向に付勢されている。そして、ロックピン19fは、後述するメインボード17のバッグ固定孔17fに嵌め込まれ、バッグ19を手押し車1に固定する。また、持ち手19cの近傍で、一対のロックピン19fの中間の位置に、回転式解除レバー19gが設けられている。回転式解除レバー19gは、ロックピン19fと連結しており、回転することによって、ロックピン19fをバッグ本体19aの内部に退避させるように構成されている。
また、図3Bおよび図3Cに示すように、バッグ本体19aの車輪19d側の端部に、係合突起19hが設けられている。係合突起19hは、後述するメインボード17に設けられた切欠き部と嵌合することによって、バッグ19をバッグ搭載面17aに搭載する際に、バッグ19の位置決めとして機能する共にバッグ19の固定をする機能を果たす。なお、本実施形態では、係合突起19hを、スタンド19eと一体化させ、一定の面積を有する板状に構成しているが、本発明は、これに限定されるわけではない。
また、図3Cおよび図3Dに示すように、バッグ本体19aは、荷物取り出し口19bの反対側に、概略平面の腹面19iを有している。腹面19iが概略平面であるため、腹面19iと手押し車1のバッグ搭載面17aとを良好に整合させることが可能となる。また、持ち手19cの腹面19i側に、把持部19jが設けられている。把持部19jの中央部には、操作ボタン19kが設けられており、使用者がこの操作ボタン19kを押すと、把持部19jを伸縮させることが可能となっている。図3Eは、把持部19jを伸ばした状態を示す斜視図である。把持部19jは、伸縮自在に構成された一対のバッグ用伸縮ロッド19mを介してバッグ本体19aに接続されている。使用者が把持部19jを手で引くことによって、キャリーバッグとして使用することが可能となり、使用者はバッグ19を手で抱える必要が無くなる。
次に、バッグ本体19aの形状について説明する。図3Aに示すように、持ち手19cからスタンド19eへ向かう方向を深さ方向とし、腹面19iからバッグ本体19aの荷物取り出し口19bを有する反対側の表面へ向かう方向を厚さ方向とすると、バッグ本体19aは、深さ方向に進むに従って、厚さが次第に大きくなる。そして、バッグ本体19aは、深さ方向のほぼ2/5のところで厚さが最大となる。その後は厚さが次第に小さくなり、車輪19dの付近で厚さが最小となる。
バッグ本体19aがこのような形状を有しているのは、メインボード17のバッグ搭載面17aにバッグ19を搭載した状態で、メインボード17を回転させた場合に、バッグ19の荷物取り出し口19bを有する面が、フロントサブフレーム11に当接することでメインボード17の回転が妨げられないようにするためである。この構成により、バッグ19の容量を必要以上に小さくすることなく、バッグ19をバッグ搭載面17aに搭載した状態でメインボード17を回転させ、座面17bを鉛直上方に向けることが可能となり、手押し車1を椅子として利用することが可能となる。
図4Aおよび図4Bは、メインボード17をフロントフレーム3に固定させる概念を示す図であり、説明の都合のため、一部を透視図として示している。図4Aは、バッグ搭載面17aが鉛直上方を含む方向に面する姿勢で固定された状態を示し、図4Bは、座面17bが鉛直上方を含む方向に面する姿勢で固定された状態を示す。一対のフロントフレーム3は、メインボード17側に、ロック機構17cを備えている。図4Aおよび図4Bでは、図面作成上の都合から、紙面に対して奥側に位置するフロントフレーム3のみを示している。ロック機構17cは、フロントフレーム3の軸方向にスライド可能なロック本体40、ロック本体40のスライド方向の両端部に設けられたロック用切欠き部41、およびロック本体40を中立位置に付勢する付勢部42から構成されている。
一方、図4Aおよび図4Bに示すように、メインボード17は、一対のストッパ17dおよび一対のストッパ17eを備えている。一対のストッパ17dは、一対のロック用突起43aを備えている。メインボード17が図4Aの状態にあるときに、一対のロック用突起43aがロック本体40の前輪23側のロック用切欠き部41と係合すると共に、一対のストッパ17dが、フロントフレーム3の鉛直下方を含む方向に面する表面と当接することによって、メインボード17が、回転軸18bを中心に、係合溝17gが上昇し、バッグ固定孔17fが下降する方向に回転することを妨げている。
また、一対のストッパ17eは、一対のロック用突起43bを備えている。メインボード17が図4Bの状態にあるときに、一対のロック用突起43bがロック本体40の回転軸18b側のロック用切欠き部41と係合すると共に、一対のストッパ17eが、フロントフレーム3の鉛直上方を含む方向に面する表面に当接することによって、メインボード17が、回転軸18bを中心に、係合溝17gが上昇し、バッグ固定孔17fが下降する方向に回転することを妨げている。
このような構成を採っているため、図4Aおよび図4Bのいずれの状態においても、メインボード17をフロントフレーム3に固定することが可能となる。
また、図4Aにおいて、各側面部18aのロック用突起43aから回転軸18bへ向かう方向の端部には、バッグ19のロックピン19fが係合する一対のバッグ固定孔17fが設けられている。また、メインボード17の回転軸18bからロック用突起43aへ向かう方向の端部には、バッグ19の係合突起19hが係合する係合溝17gが設けられている。この構成により、バッグ19をメインボード17のバッグ搭載面17aにワンタッチで搭載することが可能となる。
以上のように、メインボード17をフロントフレーム3に固定させることができるため、本実施形態に係る手押し車1は、次のように変形することができる。図5A、図5B、図5C、および図5Dは、メインボード17のバッグ搭載面17a上にバッグ19が固定された状態で、メインボード17が回転する様子を順番に示した図である。図5Aに示すように、通常状態では、手押し車1は、バッグ搭載面17aが鉛直上方を含む方向に面する第1の姿勢を取っている。この場合、ロック機構17cとストッパ17dが機能し、メインボード17がフロントフレーム3に固定されている。
使用者がロック機構17cのロックを解除して、メインボード17を、回転軸18bを中心に、係合溝17gが上昇し、バッグ固定孔17fが下降する方向に回転させると、図5Bに示すように、バッグ19を搭載したまま、メインボード17を回転させることができる。さらに回転させると、図5Cに示すように、座面17bが鉛直上方を含む方向に面するようになる。最後に、座面17bが鉛直上方を含む方向に面する第2の姿勢で固定される。この場合、ロック機構17cが機能し、メインボード17がフロントフレーム3に固定されている。なお、メインボード17を元の姿勢に戻すためには、上記の説明と逆の手順で操作すればよい。
また、図6A、図6B、図6C、および図6Dは、メインボード17のバッグ搭載面17aからバッグ19が取り外された状態で、メインボード17が回転する様子を順番に示した図である。図6Aに示すように、通常状態では、手押し車1は、バッグ搭載面17aが鉛直上方を含む方向に面する第1の姿勢を取っている。この場合、ロック機構17cとストッパ17dが機能し、メインボード17がフロントフレーム3に固定されている。
使用者がロック機構17cのロックを解除して、メインボード17を、回転軸18bを中心に、係合溝17gが上昇し、バッグ固定孔17fが下降する方向に回転させると、図6Bに示すように、メインボード17を回転させることができる。さらに回転させると、図6Cに示すように、座面17bが鉛直上方を含む方向に面するようになる。最後に、座面17bが鉛直上方を含む方向に面する第2の姿勢で固定される。この場合、ロック機構17cが機能し、メインボード17がフロントフレーム3に固定されている。なお、メインボード17を元の姿勢に戻すためには、上記の説明と逆の手順で操作すればよい。
図7Aは、手押し車1を背面側から見た場合の一部を示す斜視図である。図7Aに示すように、フロントフレーム3、リアフレーム5およびアッパーフレーム7が接続部9において回転可能に接続されている。アッパーフレーム7は、使用者の身長に応じてハンドルの高さを変えられるように、伸縮機能を有している。すなわち、アッパーフレーム7の伸縮機構70は、調整孔71を有する伸縮ロッド72、および調整ねじ73、から構成されており、調整ねじ73を操作することで伸縮ロッド72を伸ばしたり縮めたりすることができ、好みの長さで固定することができる。
図7Bは、接続部9の概略構成を示す図であり、説明の都合上、一部を透視図として示している。接続部9は、手押し車1が使用時の姿勢を取るときのアッパーフレームの位置を決める第1の切欠き部9aと、手押し車1が折り畳み時の姿勢を取るときの第2の切欠き部9bとを有している。また、アッパーフレーム7の接続部9側の端部に、爪部35aが進退可能に設けられている。この爪部35aは、図示しないスプリングで常に進出する方向に付勢されている。また、爪部35aは、ロック解除ワイヤー35と連結され、ロック解除ワイヤー35が使用者に操作されると、退避するように構成されている。
爪部35aが第1の切欠き部9aに嵌合することによって、手押し車1は、使用時の姿勢に固定される。一方、爪部35aが第2の切欠き部9bに嵌合することによって、手押し車1は、折り畳み時の姿勢に固定される。
以上のように、アッパーフレーム7を第1の切欠き部9aまたは第2の切欠き部9bで固定させることができるため、本実施形態に係る手押し車1は、次のように変形することができる。図8A、図8B、図8C、および図8Dは、手押し車1を使用時の姿勢から折り畳み時の姿勢に変形する様子を順番に示した図である。図8Aに示す状態では、爪部35aが第1の切欠き部9aに嵌合しているため、手押し車1はこの姿勢に固定されている。この状態で、使用者がロック解除ワイヤー35を操作すると、爪部35aが退避し、アッパーフレーム7を、接続部9を中心としてリアフレーム5の方向に回転させることが可能となる。アッパーフレーム7が回転し始めると、アッパーフレーム7とリンク機構21が連動するため、リンク機構21の連結点21aが引き上げられる。その結果、リンク機構21が屈折し始め、フロントフレーム3とリアフレーム5が近接するように移動する。さらにアッパーフレーム7を回転させると、図8Cに示す状態となり、フロントフレーム3とリアフレーム5とが近接すると共に、リアフレーム5とアッパーフレーム7とが近接する。さらにアッパーフレーム7を回転させると、爪部35aが第2の切欠き部9bと嵌合し、アッパーフレーム7が固定され、図8Dに示す状態となる。これにより、手押し車1は、完全に折り畳まれた状態となる。このように、アッパーフレーム7がリアフレーム5に近接する状態となるため、手押し車1の高さを使用時の約半分にすることができ、折り畳み時の小型化を図ることが可能となる。折り畳まれた手押し車1を使用する場合は、上記の説明と逆の手順で展開すればよい。
次に、以上のように構成された手押し車1の使用態様について説明する。図9A、図9B、図9C、図9Dおよび図9Eは、手押し車1の使用態様を側面から示した図である。図9Aは、バッグ搭載面17aが鉛直上方を含む方向に面する状態でバッグ19を搭載した状態を示す。この状態で、使用者は、手押し車1を押しながら歩行することができ、また、買い物などで荷物を入手した場合は、バッグ19に収納することが可能となる。
図9Bは、バッグ19を搭載した状態で、座面17bを、鉛直上方を含む方向に面するようにメインボード17を回転させた状態を示す。このように、バッグ19を取り外すことなく、座面17bを、鉛直上方に向けることができるので、使用者は手押し車1をワンタッチで椅子として使用することが可能となる。
図9Cは、バッグ搭載面17aが鉛直上方を含む方向に面する状態でバッグ19を取り外した状態を示す。この状態で、使用者は、手押し車1を押しながら歩行することができる。図9Dは、バッグ19を手押し車1から離脱させた状態を示す。バッグ19は、車輪19dを有しているため、キャリーバッグとして使用することが可能となる。すなわち、使用者は、手押し車1から取り外したバッグ19を運搬する場合、手で抱える必要はない。図9Eは、バッグ19において、バッグ用伸縮ロッド19mを伸ばした状態を示す。このように、把持部19jがバッグ用伸縮ロッド19mによって、伸縮自在であるため、バッグ19をキャリーバッグとして使用することが可能となる。また、買い物などで荷物を入手した場合は、バッグ19に収納することが可能となる。
図9Fは、バッグ19を外した状態で、座面17bを、鉛直上方を含む方向に面するようにメインボード17を回転させた状態を示す。このように、座面17bを、鉛直上方に向けることができるので、使用者は手押し車1をワンタッチで椅子として使用することが可能となる。
図9Gは、バッグ19を取り外した状態で手押し車1を折り畳んだ状態を示し、図9Hは、バッグ19を搭載した状態で手押し車1を折り畳んだ状態を示す。このように、手押し車1を小さく折り畳むことができるので、収納スペースが限られていても、手押し車1を収納することができる。また、図9Hに示すように、バッグ19を搭載した状態でも折り畳むことができるので、タクシーに乗車する場合など、手押し車1を折り畳む場面において、バッグ19を取り外す必要がないため、迅速に手押し車1を小さく折り畳むことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る手押し車によれば、メインボード17のバッグ搭載面17aにバッグを搭載している状態であっても、その裏面である座面17bを鉛直上方に向けることが可能となる。その結果、使用者は、バッグを取り外すことなく、椅子として利用することが可能となる。
1 手押し車
3 フロントフレーム
5 リアフレーム
7 アッパーフレーム
9 接続部
9a 第1の切欠き部
9b 第2の切欠き部
11 フロントサブフレーム
13 リアサブフレーム
15 アッパーサブフレーム
17 メインボード
17a バッグ搭載面
17b 座面
17c ロック機構
17d ストッパ
17e ストッパ
17f バッグ固定孔
17g 係合溝
18a 側面部
18b 回転軸
19 バッグ
19a バッグ本体
19b 荷物取り出し口
19c 持ち手
19d 車輪
19e スタンド
19f ロックピン
19g 回転式解除レバー
19h 係合突起
19i 腹面
19j 把持部
19k 操作ボタン
19m バッグ用伸縮ロッド
21 リンク機構
21a 連結点
23 前輪
25 後輪
27 ハンドル
29 ブレーキレバー
31 背もたれ部
33 本体側把持部
35 ロック解除ワイヤー
35a 爪部
40 ロック本体
41 ロック用切欠き部
42 付勢部
43a ロック用突起
43b ロック用突起
70 伸縮機構
71 調整孔
72 伸縮ロッド
73 調整ねじ

Claims (3)

  1. フレームの一端に前輪および後輪を有すると共に、前記フレームの他端にハンドルを有する手押し車であって、
    前記フレームに挟持されたメインボードと、
    前記メインボードに着脱可能に搭載されたバッグと、を備え、
    前記バッグは、
    荷物を収容するバッグ本体と、
    前記バッグ本体に設けられ、伸縮自在に構成された把持部と、
    前記バッグ本体の端部に設けられた少なくとも2つの車輪と、を備えることを特徴とする手押し車。
  2. 前記メインボードは、フレームに回転可能に挟持され、一方がバッグ搭載面として機能し、他方が座面として機能し、回転することにより、前記バッグ搭載面が鉛直上方を含む方向に面する第1の姿勢または前記座面が鉛直上方を含む方向に面する第2の姿勢を切り替えて、いずれか一方の姿勢で前記フレームに固定されることを特徴とする請求項1記載の手押し車。
  3. 前記バッグは、前記把持部を鉛直上方に向けた時に接地するスタンドをさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の手押し車。

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