JP6729935B2 - 手押し車および手押し車用バッグ - Google Patents

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本発明は、フレームの一端に前輪および後輪を有すると共に、フレームの他端にハンドルを有する手押し車および手押し車用バッグに関する。
従来から、高齢者のための手押し車(「シルバーカー」とも呼称される。)が知られている。この手押し車は、主に、歩行は問題ないが、足腰が弱く、膝や腰に疲れや痛みを生じやすい高齢者が買い物などで外出する際に利用されている。このような手押し車の特徴は、使用者(高齢者)が、椅子として利用するための座面、および荷物を運ぶための収納部を有していることである。また、前輪には、進行方向を自由に変えるためにキャスタが採用されており、後輪には安全を確保するためにブレーキがかけられるように構成されている。さらに、椅子として利用する場合は、車輪の回転を止めるためのロック機構も備えている。
例えば、特許文献1記載の手押し車は、歩行を助ける手押し車としての基本的な機能のみならず、椅子としての機能、荷物を収納する機能、さらには折り畳んでコンパクト化する機能を兼ね備えている。この手押し車では、荷物を収納するために袋状のバッグを備え付けている。
登録実用新案第3078122号公報
しかしながら、特許文献1記載の手押し車では、段落[0014]に記載されている通り、バッグを手押し車に搭載する際に、バッグの背面側を支軸に固定する。具体的に、どのように固定するかについては説明されておらず、バッグの着脱をワンタッチで行なうことまでは想定されていない。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、荷物を収容するバッグが着脱可能であると共に、ワンタッチでバッグを着脱することができる手押し車および手押し車用バッグを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の手押し車は、フレームの一端に前輪および後輪を有すると共に、前記フレームの他端にハンドルを有する手押し車であって、前記ハンドルと前記前輪との間で前記フレームに挟持され、バッグ搭載面として機能するメインボードと、前記メインボードの車幅方向の両端部に設けられた一対の側面部と、前記各側面部のハンドル側の端部に設けられたバッグ固定孔と、前記メインボードの前輪側の端部に設けられた係合溝と、前記メインボードのバッグ搭載面に搭載されたバッグ本体と、前記バッグ本体の幅方向の両端部に進退可能に設けられた一対のロックピンと、前記バッグ本体の内側面に設けられ、前記各ロックピンを進出方向に付勢する一対の付勢部と、前記バッグ本体の内部に設けられ、前記バッグ本体を貫通する回転軸と前記各ロックピンの前記付勢部側の端部とをそれぞれ連結する一対の連結部材と、前記バッグ本体の外側面に設けられ、前記回転軸と連結した回転式解除レバーと、前記バッグ本体の外側面に設けられ、前記係合溝と係合する係合突起と、を備え、前記係合突起と前記係合溝とが係合すると共に、前記一対のロックピンが前記バッグ固定孔と係合することによって、前記バッグが前記メインボードに固定されることを特徴とする。
このように、バッグ本体に設けられた係合突起と、手押し車のメインボードに設けられた係合溝とが係合すると共に、バッグ本体に設けられた一対のロックピンが、手押し車のメインボードに設けられたバッグ固定孔と係合することによって、バッグがメインボードに固定されるので、使用者は手押し車にバッグを容易に搭載し、固定することが可能となる。
(2)また、本発明の手押し車において、前記回転式解除レバーが回転することにより前記回転軸が回転し、前記各連結部材が前記各ロックピンを前記バッグ本体の内側方向に牽引することによって、前記各ロックピンが、前記バッグ固定孔から退避することを特徴とする。
このように、回転式解除レバーが回転することにより回転軸が回転し、各連結部材が各ロックピンをバッグ本体の内側方向に牽引することによって、各ロックピンが、バッグ固定孔から退避するので、この状態でバッグを引き上げることによって、容易にバッグを手押し車から離脱させることが可能となる。
(3)また、本発明の手押し車用バッグは、フレームの一端に前輪および後輪を有し、前記フレームの他端にハンドルを有し、前記ハンドルと前記前輪との間で前記フレームに挟持され、バッグ搭載面として機能するメインボードを有する手押し車に適用される手押し車用バッグであって、荷物を収容するバッグ本体と、前記バッグ本体の幅方向の両端部に進退可能に設けられた一対のロックピンと、前記バッグ本体の内側面に設けられ、前記各ロックピンを進出方向に付勢する一対の付勢部と、前記バッグ本体の内部に設けられ、前記バッグ本体を貫通する回転軸と前記各ロックピンの前記付勢部側の端部とをそれぞれ連結する一対の連結部材と、前記バッグ本体の外側面に設けられ、前記回転軸と連結した回転式解除レバーと、前記バッグ本体の外側面に設けられた係合突起と、を備え、前記係合突起と前記メインボードに設けられた係合溝とが係合すると共に、前記一対のロックピンが前記メインボードに設けられたバッグ固定孔と係合することによって、前記メインボードに固定されることを特徴とする。
このように、バッグにロックピンを含むロック機構と係合突起が設けられているため、バッグ搭載面として機能するメインボードを有する手押し車に対して、容易に着脱することが可能となる。
本発明によれば、使用者は手押し車にバッグを容易に搭載し、固定することが可能となる。
手押し車の高さに対して、約半分の高さから斜めに見た場合の斜視図である。 手押し車の高さに対して、約半分の高さから斜めに見た場合の斜視図である。 手押し車1の車輪側から斜めに見た場合の斜視図である。 手押し車1の車輪側から斜めに見た場合の斜視図である。 バッグの荷物取り出し口側から見た斜視図である。 バッグの車輪側から見た斜視図である。 バッグの腹面側から見た斜視図である。 バッグを起立させた状態で腹面側から見た斜視図である。 バッグの一部であって、荷物取り出し口を開放した状態を持ち手側から示した斜視図である。 バッグの一部であって、荷物取り出し口を開放した状態を持ち手の裏側から示した斜視図である。 バッグ搭載面が鉛直上方を含む方向に面する姿勢で固定された状態を示す図である。 バッグ搭載面が鉛直上方を含む方向に面する状態でバッグを取り外した状態を示す。 バッグを手押し車から離脱させた状態を示す。 バッグにおいて、伸縮ロッドを伸ばした状態を示す。
本発明者らは、バッグを手押し車に容易に着脱するための具体的な構成が提案されていなかったことに着目し、バッグに進退可能に設けられたロックピンと、係合突起とを備え付けることによって、手押し車におけるバッグの着脱をワンタッチで行なうことができることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明の手押し車は、フレームの一端に前輪および後輪を有すると共に、前記フレームの他端にハンドルを有する手押し車であって、前記ハンドルと前記前輪との間で前記フレームに挟持され、バッグ搭載面として機能するメインボードと、前記メインボードの車幅方向の両端部に設けられた一対の側面部と、前記各側面部のハンドル側の端部に設けられたバッグ固定孔と、前記メインボードの前輪側の端部に設けられた係合溝と、前記メインボードのバッグ搭載面に搭載されたバッグ本体と、前記バッグ本体の幅方向の両端部に進退可能に設けられた一対のロックピンと、前記バッグ本体の内側面に設けられ、前記各ロックピンを進出方向に付勢する一対の付勢部と、前記バッグ本体の内部に設けられ、前記バッグ本体を貫通する回転軸と前記各ロックピンの前記付勢部側の端部とをそれぞれ連結する一対の連結部材と、前記バッグ本体の外側面に設けられ、前記回転軸と連結した回転式解除レバーと、前記バッグ本体の外側面に設けられ、前記係合溝と係合する係合突起と、を備え、前記係合突起と前記係合溝とが係合すると共に、前記一対のロックピンが前記バッグ固定孔と係合することによって、前記バッグが前記メインボードに固定されることを特徴とする。
これにより、本発明者らは、バッグを手押し車に容易に搭載し、固定することを可能とした。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1A、図1B、図2Aおよび図2Bは、本実施形態に係る手押し車の斜視図である。図1Aおよび図1Bは、手押し車1の高さに対して、約半分の高さから斜めに見た場合の斜視図であり、図2Aおよび図2Bは、手押し車1の車輪側から斜めに見た場合の斜視図である。この手押し車1は、フロントフレーム3、リアフレーム5およびアッパーフレーム7によって、基本的な骨組み(フレーム)が構成されている。フロントフレーム3は、前進方向の端部にフロントサブフレーム11を有しており、概略コ字状の形状を有している。リアフレーム5は、後進方向の端部にリアサブフレーム13を有しており、梯子状の形状を有している。また、アッパーフレーム7は、使用者の体重がかかる背もたれ部31の裏側に、アッパーサブフレーム15を有しており、梯子状の形状を有している。
また、フロントフレーム3、リアフレーム5およびアッパーフレーム7は、それぞれの一端で接続部9によって回転可能に接続されている。このため、フロントフレーム3、リアフレーム5およびアッパーフレーム7は、それぞれ接続部9を中心に回転することが可能となっている。
また、メインボード17は、板状に形成されており、車幅方向の両端に一対の側面部18aを有している。メインボード17は、フロントフレーム3によって、側面部18aに設けられた回転軸18bを中心に回転可能に挟持されている。このメインボード17は、二つの面を有しており、一方がバッグ搭載面17aとして機能し、他方が座面17bとして機能する。メインボード17は、回転することにより、バッグ搭載面17aが鉛直上方を含む方向に面する第1の姿勢、または座面17bが鉛直上方を含む方向に面する第2の姿勢を切り替えて、いずれか一方の姿勢でフロントフレーム3に固定される。バッグ搭載面17aには、バッグ19が着脱可能に搭載される。図1Aおよび図2Aは、バッグ19がバッグ搭載面17aに搭載されている状態を示し、図1Bおよび図2Bは、バッグ19をバッグ搭載面17aから離脱させた状態を示している。
リンク機構21は、連結点21aで3つの部材が連結し、フロントフレーム3とリアフレーム5とが離間する距離を規制する一方、アッパーフレーム7と連動してフロントフレーム3とリアフレーム5とを近接させる機能を有する。
一対の前輪23は、キャスタ方式でフロントフレーム3の接続部に対して反対側の端部に設けられており、一対の後輪25は、リアフレーム5の接続部に対して反対側の端部に設けられている。また、アッパーフレーム7は、接続部9においてフロントフレーム3およびリアフレーム5と接続されており、手押し車1の使用時に、フロントフレーム3と概略同一平面をなすように固定される。この構成により、使用者は、アッパーフレーム7の接続部9に対して反対側の端部に設けられたハンドル27を操作することによって、手押し車1の進行方向を容易に変えることが可能となる。また、ブレーキレバー29は、後輪25の回転を止めるブレーキに連結しており、手押し車1の速度を落としたり、後輪25をロックして手押し車1の停止状態を維持したりするために用いられる。
背もたれ部31は、座面17bが鉛直上方を含む方向に面する第2の姿勢に固定され、使用者が手押し車1を椅子として使用する場合に、使用者の背中を支持する。本体側把持部33は、使用者が手押し車1を椅子として使用する場合、座った状態から起立する際に支えとして機能したり、後述するように、手押し車1を折り畳んだ状態で運搬する際の取っ手として機能したりする。ロック解除ワイヤー35は、手押し車1を通常の状態から折り畳む場合や、折り畳んだ状態から通常の状態へ展開する場合に、それぞれの姿勢をロックするロック機構を解除するために用いられる。
図3A、図3B、図3C、図3Dおよび図3Eは、本実施形態に係るバッグの斜視図である。図3Aは、バッグ19の荷物取り出し口19b側から見た斜視図であり、図3Bは、バッグ19の車輪19d側から見た斜視図である。図3Cは、バッグ19の腹面19i側から見た斜視図であり、図3Dは、バッグ19を起立させた状態で腹面19i側から見た斜視図である。図3Eは、バッグ19を起立させ、さらに把持部19jを伸ばした状態で腹面19i側から見た斜視図である。
図3Aに示すように、バッグ19において、バッグ本体19aは、荷物を収容する空間を有し、ファスナー式で開閉が可能な荷物取り出し口19bを有している。荷物取り出し口19bを開閉させる仕組みは、ファスナー式に限定されるわけではなく、マジックテープ(登録商標)、ボタンまたはマグネットなどで構成しても良い。また、バッグ本体19aの一端部には、持ち手19cが設けられており、使用者がバッグ19を運搬する時に利用される。図3Aでは、持ち手19cは、バッグ本体19aにおいて、荷物取り出し口19b近傍の端部に設けられている。また、図3Bに示すように、バッグ本体19aの持ち手19cとは反対側の端部には、一対の車輪19dが設けられている。各車輪19dが接地することによって、バッグ19をキャリーバッグとして使用することが可能となっている。
また、図3Aおよび図3Bに示すように、一対の車輪19dの間に、スタンド19eが設けられている。バッグ19を持ち手19cが鉛直上方を向き、各車輪19dが接地するような姿勢を取った時に、スタンド19eを接地させることによって、バッグ19を自立させることが可能となる。また、バッグ本体19aの車輪19dの反対側の端部には、一対のロックピン19fが設けられている。ロックピン19fは、バッグ本体19aがメインボード17の側面部18aと対向する面(バッグ本体19aの側面)から進退可能に構成され、常に突出する方向に付勢されている。そして、ロックピン19fは、後述するメインボード17のバッグ固定孔17fに嵌め込まれ、バッグ19を手押し車1に固定する。また、持ち手19cの近傍で、一対のロックピン19fの中間の位置に、回転式解除レバー19gが設けられている。回転式解除レバー19gは、ロックピン19fと連結しており、回転することによって、ロックピン19fをバッグ本体19aの内部に退避させるように構成されている。なお、ロックピン19fを付勢する仕組みとして、プランジャーを用いることができるが、本発明はこれに限定されるわけではない。
また、図3Bおよび図3Cに示すように、バッグ本体19aの車輪19d側の端部に、係合突起19hが設けられている。係合突起19hは、後述するメインボード17に設けられた切欠き部と嵌合することによって、バッグ19をバッグ搭載面17aに搭載する際に、バッグ19の位置決めとして機能する共にバッグ19の固定をする機能を果たす。なお、本実施形態では、係合突起19hを、スタンド19eと一体化させ、一定の面積を有する板状に構成しているが、本発明は、これに限定されるわけではない。
また、図3Cおよび図3Dに示すように、バッグ本体19aは、荷物取り出し口19bの反対側に、概略平面の腹面19iを有している。腹面19iが概略平面であるため、腹面19iと手押し車1のバッグ搭載面17aとを良好に整合させることが可能となる。また、持ち手19cの腹面19i側に、把持部19jが設けられている。把持部19jの中央部には、操作ボタン19kが設けられており、使用者がこの操作ボタン19kを押すと、把持部19jを伸縮させることが可能となっている。
図3Eは、バッグの一部であって、荷物取り出し口を開放した状態を持ち手側から示した斜視図である。また、図3Fは、バッグの一部であって、荷物取り出し口を開放した状態を持ち手の裏側から示した斜視図である。図3Eおよび図3Fに示すように、バッグ本体19aは、バッグ本体19aの幅方向の両端部に、一対のロックピン19fを備えている。各ロックピン19fは、バッグ本体19aから進退可能に設けられている。また、バッグ本体19aの内側面には、各ロックピン19fを進出方向に付勢する一対の付勢部51が設けられており、固定部材53によってバッグ本体19aに固定されている。
また、バッグ本体19aの内部には、バッグ本体19aを貫通する回転軸59が設けられている。回転軸59の下端部、すなわち、回転軸59のバッグ本体19aの内側の端部には、円形の接続部材57が設けられており、一対の連結部材55が、接続部材57と各ロックピン19fの付勢部51側の端部とをそれぞれ連結するように構成されている。連結部材55は、例えば、ワイヤーで構成することができるが、本発明は、これに限定されるわけではない。回転軸59は、固定部材61によって、バッグ本体19aに固定されている。回転軸59は、回転操作を受けても常に中立位置に戻るように付勢されていても良い。また、バッグ本体19aの外側面には、回転軸59の上端部、すなわち、回転軸59のバッグ本体19aの外側の端部と連結した回転式解除レバー19gが設けられている。
次に、バッグ本体19aの形状について説明する。図3Aに示すように、持ち手19cからスタンド19eへ向かう方向を深さ方向とし、腹面19iからバッグ本体19aの荷物取り出し口19bを有する反対側の表面へ向かう方向を厚さ方向とすると、バッグ本体19aは、深さ方向に進むに従って、厚さが次第に大きくなる。そして、バッグ本体19aは、深さ方向のほぼ2/5のところで厚さが最大となる。その後は厚さが次第に小さくなり、車輪19dの付近で厚さが最小となる。
バッグ本体19aがこのような形状を有しているのは、メインボード17のバッグ搭載面17aにバッグ19を搭載した状態で、メインボード17を回転させた場合に、バッグ19の荷物取り出し口19bを有する面が、フロントサブフレーム11に当接することでメインボード17の回転が妨げられないようにするためである。この構成により、バッグ19の容量を必要以上に小さくすることなく、バッグ19をバッグ搭載面17aに搭載した状態でメインボード17を回転させ、座面17bを鉛直上方に向けることが可能となり、手押し車1を椅子として利用することが可能となる。
図4は、メインボード17をフロントフレーム3に固定させる概念を示す図であり、説明の都合のため、一部を透視図として示している。図4は、バッグ搭載面17aが鉛直上方を含む方向に面する姿勢で固定された状態を示す。一対のフロントフレーム3は、メインボード17側に、ロック機構17cを備えている。図4では、図面作成上の都合から、紙面に対して奥側に位置するフロントフレーム3のみを示している。ロック機構17cは、フロントフレーム3の軸方向にスライド可能なロック本体40、ロック本体40のスライド方向の両端部に設けられたロック用切欠き部41、およびロック本体40を中立位置に付勢する付勢部42から構成されている。
一方、図4に示すように、メインボード17は、一対のストッパ17dおよび一対のストッパ17eを備えている。一対のストッパ17dは、一対のロック用突起43aを備えている。メインボード17が図4の状態にある時に、一対のロック用突起43aがロック本体40の前輪23側のロック用切欠き部41と係合すると共に、一対のストッパ17dが、フロントフレーム3の鉛直下方を含む方向に面する表面と当接することによって、メインボード17が、回転軸18bを中心に、係合溝17gが上昇し、バッグ固定孔17fが下降する方向に回転することを妨げている。
また、図4において、各側面部18aのロック用突起43aから回転軸18bへ向かう方向の端部には、バッグ19のロックピン19fが係合する一対のバッグ固定孔17fが設けられている。また、メインボード17の回転軸18bからロック用突起43aへ向かう方向の端部には、バッグ19の係合突起19hが係合する係合溝17gが設けられている。この構成により、バッグ19をメインボード17のバッグ搭載面17aにワンタッチで搭載することが可能となる。
メインボード17およびバッグ19は、以上説明した構成を採るため、係合突起19hとメインボード17に設けられた係合溝17gとが係合すると共に、一対のロックピン19fがメインボード17に設けられたバッグ固定孔17fと係合することによって、メインボード17に固定される。一方、使用者が、回転式解除レバー19gを回転させることにより、回転軸59が回転し、各連結部材55が各ロックピン19fをバッグ本体19aの内側方向に牽引することによって、各ロックピン19fが、バッグ固定孔17fから退避する。その結果、バッグ19をメインボード17から離脱させることが可能となる。
次に、以上のように構成された手押し車1の使用態様について説明する。図5Aは、バッグ搭載面17aが鉛直上方を含む方向に面する状態でバッグ19を取り外した状態を示す。この状態で、使用者は、手押し車1を押しながら歩行することができる。図5Bは、バッグ19を手押し車1から離脱させた状態を示す。バッグ19は、車輪19dを有しているため、キャリーバッグとして使用することが可能となる。すなわち、使用者は、手押し車1から取り外したバッグ19を運搬する場合、手で抱える必要はない。図5Cは、バッグ19において、バッグ用伸縮ロッド19mを伸ばした状態を示す。このように、把持部19jがバッグ用伸縮ロッド19mによって、伸縮自在であるため、バッグ19をキャリーバッグとして使用することが可能となる。また、買い物などで荷物を入手した場合は、バッグ19に収納することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る手押し車によれば、使用者は手押し車にバッグを容易に搭載し、固定することが可能となる。
1 手押し車
3 フロントフレーム
5 リアフレーム
7 アッパーフレーム
9 接続部
11 フロントサブフレーム
13 リアサブフレーム
15 アッパーサブフレーム
17 メインボード
17a バッグ搭載面
17b 座面
17c ロック機構
17d ストッパ
17e ストッパ
17f バッグ固定孔
17g 係合溝
18a 側面部
18b 回転軸
19 バッグ
19a バッグ本体
19b 荷物取り出し口
19c 持ち手
19d 車輪
19e スタンド
19f ロックピン
19g 回転式解除レバー
19h 係合突起
19i 腹面
19j 把持部
19k 操作ボタン
19m バッグ用伸縮ロッド
21 リンク機構
21a 連結点
23 前輪
25 後輪
27 ハンドル
29 ブレーキレバー
31 背もたれ部
33 本体側把持部
35 ロック解除ワイヤー
40 ロック本体
41 ロック用切欠き部
42 付勢部
43a ロック用突起
43b ロック用突起
51 付勢部
53 固定部材
55 連結部材
57 接続部材
59 回転軸
61 固定部材

Claims (3)

  1. フレームの一端に前輪および後輪を有すると共に、前記フレームの他端にハンドルを有する手押し車であって、
    前記ハンドルと前記前輪との間で前記フレームに挟持され、バッグ搭載面として機能するメインボードと、
    前記メインボードの車幅方向の両端部に設けられた一対の側面部と、
    前記各側面部のハンドル側の端部に設けられたバッグ固定孔と、
    前記メインボードの前輪側の端部に設けられた係合溝と、
    前記メインボードのバッグ搭載面に搭載されたバッグ本体と、
    前記バッグ本体の幅方向の両端部に進退可能に設けられた一対のロックピンと、
    前記バッグ本体の内側面に設けられ、前記各ロックピンを進出方向に付勢する一対の付勢部と、
    前記バッグ本体の内部に設けられ、前記バッグ本体を貫通する回転軸と前記各ロックピンの前記付勢部側の端部とをそれぞれ連結する一対の連結部材と、
    前記バッグ本体の外側面に設けられ、前記回転軸と連結した回転式解除レバーと、
    前記バッグ本体の外側面に設けられ、前記係合溝と係合する係合突起と、を備え、
    前記係合突起と前記係合溝とが係合すると共に、前記一対のロックピンが前記バッグ固定孔と係合することによって、前記バッグが前記メインボードに固定されることを特徴とする手押し車。
  2. 前記回転式解除レバーが回転することにより前記回転軸が回転し、前記各連結部材が前記各ロックピンを前記バッグ本体の内側方向に牽引することによって、前記各ロックピンが、前記バッグ固定孔から退避することを特徴とする請求項1記載の手押し車。
  3. フレームの一端に前輪および後輪を有し、前記フレームの他端にハンドルを有し、前記ハンドルと前記前輪との間で前記フレームに挟持され、バッグ搭載面として機能するメインボードを有する手押し車に適用される手押し車用バッグであって、
    荷物を収容するバッグ本体と、
    前記バッグ本体の幅方向の両端部に進退可能に設けられた一対のロックピンと、
    前記バッグ本体の内側面に設けられ、前記各ロックピンを進出方向に付勢する一対の付勢部と、
    前記バッグ本体の内部に設けられ、前記バッグ本体を貫通する回転軸と前記各ロックピンの前記付勢部側の端部とをそれぞれ連結する一対の連結部材と、
    前記バッグ本体の外側面に設けられ、前記回転軸と連結した回転式解除レバーと、
    前記バッグ本体の外側面に設けられた係合突起と、を備え、
    前記係合突起と前記メインボードに設けられた係合溝とが係合すると共に、前記一対のロックピンが前記メインボードに設けられたバッグ固定孔と係合することによって、前記メインボードに固定されることを特徴とする手押し車用バッグ。
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